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チャリティーに対する考え方は完全に間違っている

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    今日は 社会のための革新と
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    社会的起業家精神の話をします
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    私には三つ子がいまして
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    まだ幼くて5歳です
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    三つ子と言うと
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    「本当?それって何人?」と言われます
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    子供の写真です
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    セージとアナリサと
    ライダーです
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    さて 私はたまたまゲイでもあります
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    ゲイで三つ子の親という点は
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    私にとっては
    最も社会的に革新的で
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    社会的起業精神に
    あふれたところです
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    (笑)(拍手)
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    本当に社会のための革新を
    もたらす今日のこの話は
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    慈善事業に関することです
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    私が話したいのは
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    寄付や慈善活動や非営利事業について
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    これまで 教えられてきた考え方のせいで
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    世界を変えたいという熱い思いと
    大事な信念が
  • 0:55 - 0:59
    台無しにされている
    ということです
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    でもその前に 疑問に思うのは
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    非営利セクターは世界を変えるのに
    大きく貢献していると
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    私たちが
    信じているのかということです
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    「ビジネスが途上国の経済を成長させたら
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    社会事業が残りの問題を解決する」と
    多くの人が思っています
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    もちろん 経済が成長することで
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    人類を大きく進歩させると
    私は信じています
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    しかし常に1割
    いえ それ以上の恵まれない人や
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    不運な人たちを
    置き去りにするものなのです
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    社会事業には市場が
  • 1:29 - 1:32
    必要ですが
    市場化するためには
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    簡単には数値化する
    指標を作れないという問題があります
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    私は発達障害者施設の
    役員をしていますが
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    彼らが望むものは
  • 1:41 - 1:45
    笑いと思いやりで
    さらには愛を求めています
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    それを金銭に変えることなど
    できるでしょうか?
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    そこで非営利セクターや
  • 1:51 - 1:53
    慈善活動の出番です
  • 1:53 - 1:57
    慈善活動は愛のための市場といえます
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    他の市場では
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    無視されている人たちのための市場です
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    バックミンスター・フラーが言ったような
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    誰も取り残されない
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    万人のための世界を望むなら
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    非営利セクターについて
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    真剣に話し合うべきです
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    だが現実は そう上手くは
    いってないようです
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    なぜ乳癌の慈善金が
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    乳がんの治療法を発見するには
    遠く及ばず
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    ホームレス慈善活動を行っても
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    主要都市のホームレス解消には
    ほど遠いのでしょうか?
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    なぜ米国の貧困率は
    40年間もずっと
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    人口の12%で
    改善しないのでしょうか?
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    そのわけは
    社会問題はとても規模が大きいのに
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    解決しようとする
    私達の組織が
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    あまりにも小さいからです
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    また 私たちの考え方のせいで
    規模を大きくできていません
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    2種類のルールがあります
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    一つは非営利セクター用で
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    もう一つは残りの経済全般用です
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    まるでアパルトヘイトです
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    5つの分野で
    非営利セクターが差別されています
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    1つ目は給与待遇です
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    営利セクターだと
    良い仕事をすれば
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    賃金が上がりますが
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    非営利団体が
    お金でスタッフの
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    やる気を起こさせ
    福祉サービスを向上させるのは好まれません
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    私たちは
    人助けをすることで
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    お金を稼ぐという考えに
    不快感を持っています
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    人助けをせず大金を稼ぐという
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    考えには不快感を持たない
    というのは面白いですよね
  • 3:22 - 3:24
    例えば 暴力的なゲームを
    子供に売って
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    50億円儲けたいなら
    頑張れと応援して
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    WIRED 誌の表紙に
    載せるんです
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    だがマラリアの子供のために
    5千万円を
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    集めようとすると
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    寄生虫のように扱われます
    (拍手)
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    こう考えるのを
    私達の倫理体系と捉えていますが
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    私たちが気付いていないことで
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    この考え方には
    ひどい副作用があるんです
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    この考えのせいで 有名大学の
    聡明な卒業生たちは選択を迫られます
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    自分とその家族のために
    たくさんお金を儲けるか
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    世界のために貢献するか
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    そんな殺伐とした二者択一の
    選択を迫られるのです
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    そうして
    毎年何万人もの―
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    非営利セクターにも
    大きく貢献できる人材が
  • 4:05 - 4:08
    次々と営利企業への道を
    迷わず選びます
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    というのも 自分の一生を経済的に
    犠牲にして過ごしたくはないからです
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    ビジネスウィーク誌が
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    MBA取得10年後の
    年収の調査をしました
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    スタンフォード大のMBA卒の
    中央値は
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    38歳でボーナスを含めて
    4千万円でした
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    一方 米国で5億円規模の
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    医療慈善団体のCEOだと
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    平均給与額は2,300万円で
    飢餓対策活動だと840万円でした
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    さて 年収4千万円を
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    稼げる人たちに
    毎年3,160万円を犠牲にして
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    飢餓対策団体のCEO に
    なってもらうのは非常に困難です
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    「MBAを取る人は欲張りだからねぇ」
    という人もいますが
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    そうとも限らず
    利口なのかもしれません
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    彼らにとっては
    毎年1千万円を
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    飢餓対策に
    寄付する方が安上がりなんです
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    500万円税金が減らせて
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    まだ年に2700万円分も
    飢餓対策団体に行くより有利です
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    しかも1千万円の寄付をすることで
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    慈善家と呼ばれて
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    さらに飢餓対策団体の
    役員にもなり
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    CEO の道を選んだ
    あわれなソイツを
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    管理する側に
    回ることになるでしょう
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    生涯に渡る権力と影響力をもち
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    この先ずっと称賛され続けるのです
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    差別されている分野の
    2つ目は広告とマーケティングです
  • 5:29 - 5:33
    営利事業なら
    「販売効果が出せる最後の1ドルまで
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    広告に使って使って
    使いまくれ」と言うのに
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    慈善活動となると寄付したお金を
    広告に使われたくないのです
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    私たちの姿勢は 「誰かが広告枠自体を
    団体に寄付してくれるなら
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    まぁ朝4時の枠くらいだろうけど
    特に構いませんが
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    寄付金が広告費に流れるのはお断りです
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    必要な人に 渡してくれ」
    と思っています
  • 5:51 - 5:53
    これはまるで
    広告へ投資しても
  • 5:53 - 5:56
    貧しい人の為に
    衝撃的な程の大金が集まる事なんて
  • 5:56 - 5:58
    ありえない
    とでも言うようです
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    90年代に私の会社が
  • 6:00 - 6:03
    AIDSRide (エイズライド) という
    長距離自転車旅行と
  • 6:03 - 6:08
    約100キロを歩く
    3日間に渡る乳癌ウォークを企画しました
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    9年間実施していくうちに
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    18万2千人の一般人が参加し
    人々を助け
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    581億円を集めました
  • 6:20 - 6:25
    同じテーマの過去のどんなイベントよりも
    もっと早く もっとたくさんの
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    寄付金が集まりました
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    ポイントはこうです
    人は 到底ムリだと思っていることを
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    頼まれるのは
    勘弁してほしいと思っていますが
  • 6:33 - 6:35
    大切な理念のために
  • 6:35 - 6:37
    自分がどこまで頑張れるか
  • 6:37 - 6:41
    試してみたいという気持ちはあります
  • 6:41 - 6:44
    でも
    誘われないと駄目なのです
  • 6:44 - 6:45
    私は広告を
    ニューヨーク・タイムズや
  • 6:45 - 6:48
    ボストン・グローブの見開き広告
    さらには
  • 6:48 - 6:51
    ゴールデンタイムのラジオやTVで行い
    多くの参加者を集めました
  • 6:51 - 6:53
    そこら辺にチラシを貼るだけだったら
  • 6:53 - 6:56
    何人が集まったと
    思いますか?
  • 6:56 - 7:00
    米国での
    慈善事業への寄付は
  • 7:00 - 7:04
    70年代の調査開始以来
    GDPの2%で停滞しています
  • 7:04 - 7:06
    これは重要な事実です
  • 7:06 - 7:09
    この40年間 非営利セクターが
  • 7:09 - 7:12
    営利企業から全くシェアを
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    もぎ取れなかったということだからです
  • 7:15 - 7:17
    考えてみてください
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    売り込まずに
    どうやって他のセクターから
  • 7:20 - 7:23
    シェアをとれる
    って言うのでしょうか?
  • 7:23 - 7:25
    もし消費者ブランドには
  • 7:25 - 7:28
    「自社商品の良さを
    宣伝しても良い」と伝えて
  • 7:28 - 7:31
    慈善活動には
    「善行を宣伝するな」と言ったとしたら
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    消費者のお金は
    どっちへ流れていくと思いますか?
  • 7:35 - 7:38
    差別されている分野の
    3つ目は 収益を上げるための
  • 7:38 - 7:42
    新しいアイデアを追求することに
    どのくらいのリスクを取れるかです
  • 7:42 - 7:46
    例えば 200億円かけた
    ディズニー映画がこけても
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    政府に訴えたりしませんが
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    貧しい人のために
    地域で1億円の資金を集めた時は
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    最初の一年以内に
    目的に対して
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    75%ぐらいは支援に使われないと
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    あなたは人格を
    疑われます
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    そのせいで
    非営利は大胆かつ果敢に
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    大規模な資金集めに
    乗り出すのに消極的です
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    失敗して評判が
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    地に落ちるのが怖いのです
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    皆さんご存知のように
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    失敗を禁じては革新は起こせません
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    資金集めの革新を止めてしまうと
    収益金は増やせません
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    収益金を増やさないと
    成長はありません
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    成長なしに
    大きな社会問題の解決は無理です
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    差別されている分野の
    4つ目は時間です
  • 8:26 - 8:30
    アマゾンは投資家に利益を分配することなく
    6年間が過ぎましたが
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    みんな待てました
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    いずれ市場を支配するという目標のことを
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    理解していたからです
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    でも これがもし非営利団体だったら
  • 8:39 - 8:43
    団体が 実現に6年を
    要するような壮大な夢を持ち
  • 8:43 - 8:45
    全てのお金を規模拡大に投資し
  • 8:45 - 8:47
    必要な人にお金が
    渡らないような
  • 8:47 - 8:50
    運営をすると
    やり玉に上げられます
  • 8:50 - 8:52
    最後の差別分野は
    利益そのものです
  • 8:52 - 8:55
    営利企業ではアイデア実現用の
    資金集めの方法として
  • 8:55 - 8:57
    後で利益を還元する仕組みを使えます
  • 8:57 - 9:00
    非営利セクターでは
    収益金を還元することができません
  • 9:00 - 9:05
    このため 営利企業が数百兆円の
    資金調達市場を独り占めしていて
  • 9:05 - 9:07
    非営利セクターは
    成長やリスク耐性や
  • 9:07 - 9:10
    アイデアを育む資金に
    飢えています
  • 9:10 - 9:14
    この5つの違いを
    まとめると
  • 9:14 - 9:16
    営利企業のように
    人材獲得にお金を使えませんし
  • 9:16 - 9:18
    営利企業が行うような
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    新規顧客目的の
    大規模な広告は行えず
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    顧客を獲得するのに
    営利企業のような
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    リスクも冒せませんし
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    営利企業なら許される
    実現までの
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    時間もない上
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    資金を集めることができる様な
    株式市場もありません
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    もし仮に株式市場で行うとしても
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    あらゆる面において
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    非営利セクターは営利企業に比べて
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    圧倒的に不利な状況に
    追いやられているのです
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    この別のルールがあることによる
    悪影響を疑うなら
  • 9:45 - 9:47
    この驚くような統計を見て下さい
  • 9:47 - 9:49
    1970年から2009年の間に
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    年間収入50億円の大台を
  • 9:51 - 9:55
    超えて成長した
    非営利団体の数は
  • 9:55 - 9:57
    144 です
  • 9:57 - 9:59
    同期間に この大台を超えた
    営利企業の数は
  • 9:59 - 10:03
    46,136 です
  • 10:03 - 10:06
    わたしたちは
    大規模な社会問題を扱っているのに
  • 10:06 - 10:09
    非営利の組織は
    必要な規模に成長していません
  • 10:09 - 10:13
    大きくなれるのは
    コカ・コーラやバーガーキングだ
  • 10:13 - 10:16
    私達がそう考えるのはなぜでしょう?
  • 10:16 - 10:20
    ほとんどのアメリカの奇妙な教義と同様に
  • 10:20 - 10:23
    古くからの清教徒の考えが
    起源になっています
  • 10:23 - 10:26
    ピューリタンは宗教上の理由で
    アメリカに渡ったとされていますが
  • 10:26 - 10:30
    しかし 金儲けのためでもありました
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    彼らは信心深い人達でしたが
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    同時に熱心な
    資本主義者だったのです
  • 10:34 - 10:38
    他の入植者よりも
    過激に利益を追求する傾向を
  • 10:38 - 10:40
    非難されていました
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    ピューリタンは同時に
    カルヴァン主義でもあったので
  • 10:43 - 10:46
    文字通り己を嫌悪するように
    導かれていました
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    利己心は人を飲み込む
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    永遠の破滅への道だと教えられていました
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    こんなことだと
    信者には大問題でしょう?
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    わざわざ大西洋を越えて
    金儲けに来たのに
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    お金を稼ぐと
    まっすぐ地獄行きです
  • 11:01 - 11:03
    彼らはどうしたでしょう?
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    慈善活動が彼らの答えでした
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    慈善活動は彼らの経済活動の聖域となり
  • 11:07 - 11:11
    利益を追求しながらも
    利益の5%を寄付する事によって
  • 11:11 - 11:14
    罪滅ぼしとするようにしました
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    慈善活動が
    金儲けの罪滅ぼしなら
  • 11:16 - 11:19
    もちろん慈善活動では
    お金を稼いだりできません
  • 11:19 - 11:23
    人助けの領域から排除された
    金銭的な動機というものは
  • 11:23 - 11:26
    利己の領域だけで
    大いに追及されることになりました
  • 11:26 - 11:29
    この400年間
    このことが「非生産的で不公平だ」
  • 11:29 - 11:35
    などと言って止めさせようとする動きは
    全くありませんでした
  • 11:35 - 11:39
    このイデオロギーは
    この非常に危険な質問に守られています
  • 11:39 - 11:43
    「私の寄付の何%が本来の目的ではなく
    運営費に使われますか?」
  • 11:43 - 11:45
    この質問は問題だらけですが
  • 11:45 - 11:47
    2つの問題点に注目します
  • 11:47 - 11:51
    まず1つ目は
    運営費が目的には関係なくて
  • 11:51 - 11:55
    ネガティブなものだと思わせることです
  • 11:55 - 12:00
    しかし実際には目的を担っていて
    特に成長のために使われるならなおさらです
  • 12:00 - 12:02
    運営費が本来の目的の敵だという
  • 12:02 - 12:04
    考え方が
  • 12:04 - 12:07
    2つ目のさらに大きな問題を
    生みます
  • 12:07 - 12:10
    組織は成長のために本来必要な
    経費を使わないような運営を
  • 12:10 - 12:12
    強いられてしまうのです
  • 12:12 - 12:15
    運営費を低く保つには
    組織を大きくする必要があるのにです
  • 12:15 - 12:17
    このように
    資金集めなどの経費は
  • 12:17 - 12:20
    最小限に留めるべきだと
    教わってきました
  • 12:20 - 12:24
    ただこれは 資金集めに
    使う額を減らせば
  • 12:24 - 12:27
    目的に使える額が増えるという
    理屈からきています
  • 12:27 - 12:30
    もちろん
    寄付金総額のパイが増やせないような
  • 12:30 - 12:33
    暗い世界なら
    それは真実でしょう
  • 12:33 - 12:37
    しかし 資金集めに投資することで
    寄付金総額のパイを増やせて
  • 12:37 - 12:40
    もっと資金を集められるという
    当然のことが起こる世界なら
  • 12:40 - 12:42
    真逆の理解をしていたことになります
  • 12:42 - 12:45
    資金集めの投資を減らすのではなく
    増やすべきです
  • 12:45 - 12:47
    なぜなら 資金集めは
  • 12:47 - 12:50
    私たちが深く気にかけている
    本来の目的に
  • 12:50 - 12:54
    使える金額を何倍にもする
    非常に有望な方法だからです
  • 12:54 - 12:57
    2つ例を挙げましょう
    エイズライドは
  • 12:57 - 13:00
    リスク市場から500万円の初期投資を受けて
    立ち上げました
  • 13:00 - 13:05
    わずか9年間で
    この資金を1,982倍に増やし
  • 13:05 - 13:11
    諸経費を除いて 108億円が
    エイズ関連活動の資金となりました
  • 13:11 - 13:13
    3日間の乳癌のイベントでは
  • 13:13 - 13:17
    リスク市場から
    3,500万円の初期投資を受けて
  • 13:17 - 13:21
    5年で554倍に増やし
  • 13:21 - 13:25
    諸経費を除いて194億円が
  • 13:25 - 13:27
    乳癌研究にあてられました
  • 13:27 - 13:30
    さて みなさんが乳癌に関心がある
    慈善家だとしたら
  • 13:30 - 13:31
    どうしますか?
  • 13:31 - 13:35
    例えば世界で最も革新的な
    研究者を見つけ
  • 13:35 - 13:38
    研究用に3,500万円を渡すでしょうか
    それとも
  • 13:38 - 13:42
    彼女の資金集め担当に
    3,500万円を渡して研究資金を194億円に
  • 13:42 - 13:47
    増やしてもらうでしょうか
    どちらが良いか分かりますよね?
  • 13:47 - 13:51
    2002年は最も成功した年でした
  • 13:51 - 13:54
    その年だけで
    乳癌だけのために
  • 13:54 - 13:58
    経費を除いて71億円を得ました
  • 13:58 - 14:00
    そして倒産しました
  • 14:00 - 14:03
    突然 ひどい形での倒産でした
  • 14:03 - 14:08
    なぜ?と思いますよね?
    短く言えば スポンサーが私達と違う意見だったのです
  • 14:08 - 14:10
    スポンサーが離れて行った理由は
  • 14:10 - 14:13
    メディアによって
    やり玉に上げられたからでした
  • 14:13 - 14:16
    私たちが総収益の40%を
    参加者募集や顧客サービス
  • 14:16 - 14:19
    参加者の思い出づくりに
    使ったことが責められたのです
  • 14:19 - 14:23
    このような成長と
    将来のための投資を
  • 14:23 - 14:25
    表す会計用語がなく
  • 14:25 - 14:30
    あるのは運営コストという
    悪魔のようなレッテルだけでした
  • 14:30 - 14:36
    350人の
    すばらしい職員たちが
  • 14:36 - 14:40
    全員そろって解雇されました
  • 14:40 - 14:44
    運営コストだと
    レッテルを貼られたからです
  • 14:44 - 14:46
    その後スポンサーは
    独自にイベントを実施し
  • 14:46 - 14:47
    彼らの運営費も増えました
  • 14:47 - 14:50
    たった1年で
    乳癌研究のための収益金が
  • 14:50 - 14:56
    84%減に当たる
    60億円減ってしまいました
  • 14:56 - 14:59
    倫理的であることと
  • 14:59 - 15:03
    倹約することを混同すると
    こうなります
  • 15:03 - 15:06
    私たちは 運営費5%の
    手作り品のバザーの方が
  • 15:06 - 15:11
    プロを使って運営費40%になる資金集めより
    倫理的に良いと教わってきましたが
  • 15:11 - 15:14
    最も大切な情報が欠けています
  • 15:14 - 15:18
    実際の収益総額は
    どのくらいなのかという点です
  • 15:18 - 15:22
    バザーなら運営費がたったの5%でも
    収益金もちっぽけなら 何の意味もありません
  • 15:22 - 15:25
    バザーは
    規模拡大の投資がないから
  • 15:25 - 15:27
    7,100円の収益金しかなく
  • 15:27 - 15:29
    プロが
    規模拡大投資をすると
  • 15:29 - 15:32
    71億円の収益金が出るとしたら
    どうでしょうか?
  • 15:32 - 15:34
    さて どちらの総額が
    良いですか?
  • 15:34 - 15:38
    飢えている人だったら
    どちらの総額の方がいいでしょうか?
  • 15:38 - 15:42
    全体にどんな影響があるのか
    お話ししましょう
  • 15:42 - 15:45
    アメリカでの寄付総額は
    GDPの2%だと言いました
  • 15:45 - 15:48
    これは
    年間約30兆円にあたります
  • 15:48 - 15:52
    でも このうち
    たった20%の6兆円しか
  • 15:52 - 15:54
    健康や人道奉仕に使われません
  • 15:54 - 15:57
    残りは宗教 高等教育 病院に
    使われています
  • 15:57 - 16:00
    6兆円では
    これらの問題の解決には
  • 16:00 - 16:02
    全然足りません
  • 16:02 - 16:04
    しかし 成長に投資する事で
  • 16:04 - 16:10
    慈善活動への寄付を1段階だけ推進して
    GDPに占める割合を
  • 16:10 - 16:13
    2%から3%に
    上げることができたら
  • 16:13 - 16:17
    さらに年15兆円の寄付金が
    増やせることになります
  • 16:17 - 16:20
    そのお金が
    健康や人道奉仕だけに
  • 16:20 - 16:22
    使われたとしたら
  • 16:22 - 16:25
    この分野は私たちが
    成長拡大を特に勧めている分野ですが
  • 16:25 - 16:29
    そのセクターへの寄付額が
    3倍増しになります
  • 16:29 - 16:31
    そうです
    規模があれば
  • 16:31 - 16:34
    本当の変化を起こせる
    可能性が出て来ます
  • 16:34 - 16:37
    でも運営コストを低く保てという
  • 16:37 - 16:39
    士気が下がるような目的を掲げ
  • 16:39 - 16:45
    組織の視野を狭めているようでは
    変化は起こせません
  • 16:45 - 16:48
    私たちの世代の墓碑銘に
    「慈善活動の運営費を節約した」
  • 16:48 - 16:51
    なんて記録されるのは
    イヤでしょう?
  • 16:51 - 16:59
    (笑)(拍手)
  • 16:59 - 17:01
    「世界を変えた」
    と書いてほしいですよね
  • 17:01 - 17:03
    そして「そのことを
  • 17:03 - 17:06
    運営費に対する考えを変えて成し遂げた」
    と続きます
  • 17:06 - 17:08
    こうなるために
    慈善活動を選ぶ時は
  • 17:08 - 17:10
    今後は運営費の割合を
    聞くのではなく
  • 17:10 - 17:12
    夢の規模を聞いて下さい
  • 17:12 - 17:16
    アップル グーグル アマゾン級の
    夢を持っているかを聞いて
  • 17:16 - 17:18
    夢実現の進捗をどう測り
  • 17:18 - 17:21
    運営費にはとやかく言わず
    何が夢の実現に必要かを
  • 17:21 - 17:23
    聞いて下さい
  • 17:23 - 17:28
    問題が実際に解決されるのだったら
    運営費をなんてどうでもいいですよね?
  • 17:28 - 17:31
    みなさんがそのような寛大さを持てるなら
  • 17:31 - 17:35
    考え方への寛大さを持てるなら
    非営利セクターは
  • 17:35 - 17:39
    世界が変わることを
    切に必要としている人のために
  • 17:39 - 17:45
    世界を変えるという
    大きな役割を果たせます
  • 17:45 - 17:50
    それが私達の世代の
    不朽の遺産となるなら
  • 17:50 - 17:53
    私達に引き継がれてきてしまった考えの
  • 17:53 - 17:56
    責任をとり
  • 17:56 - 17:59
    それを再考し
    そして訂正し
  • 17:59 - 18:03
    変化を起こす事に対する人類の考え方を
  • 18:03 - 18:06
    永遠に改革するのだとしたら
  • 18:06 - 18:11
    これがどういうことなのか
    子ども達に まとめてもらおうと思います
  • 18:11 - 18:13
    (アナリサ) それは
  • 18:13 - 18:15
    (セージ) 本物の社会のための
  • 18:15 - 18:17
    (ライダー) 改革です
  • 18:17 - 18:20
    ありがとうございました
  • 18:20 - 18:30
    (拍手)
  • 18:30 - 18:34
    ありがとう
    (拍手)
Title:
チャリティーに対する考え方は完全に間違っている
Speaker:
ダン・パロッタ
Description:

資金調達の経験が豊富な活動家であるダン・パロッタは、私たちが慈善活動と上手く関われない理由はダブルスタンダードだと指摘しています。非営利団体の評価において、成果ではなく、どれだけ節約したかということでばかりが注目されると言います。節約と倫理性を混同するのはやめよう、慈善活動をゴールの大きさと達成度で評価しよう、(そのために経費が増えたとしても)と彼は呼びかけます。この大胆なトークで彼はこう言います。「世界を変えるための考え方を変えよう」

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
18:54
  • 何カ所か「関節費」となっている部分があります。「間接費」に修正をお願いします。

Japanese subtitles

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