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竹から学ぶ日本の心 | ガー・レイノルズ | TEDxTokyo

  • 0:09 - 0:11
    おはようございます
  • 0:11 - 0:13
    元気ですか?
  • 0:13 - 0:14
    じゃ もう一度
  • 0:14 - 0:15
    元気ですか?
  • 0:15 - 0:18
    はい 皆さん日本人ですね
    (笑)
  • 0:18 - 0:20
    皆さんにお尋ねしたい
  • 0:20 - 0:22
    質問があります
  • 0:22 - 0:24
    あなたをインスパイアするのは
    なんですか?
  • 0:24 - 0:25
    あるいは
  • 0:25 - 0:29
    日本の文化で 何があなたを
    インスパイアしますか?
  • 0:29 - 0:31
    あなたが日本人でも
    そうでなくても
  • 0:31 - 0:33
    きっと答えられるでしょう
  • 0:33 - 0:34
    ドバイからの方 どうですか?
  • 0:34 - 0:35
    まずは 遠路をようこそ
  • 0:35 - 0:39
    何があなたをインスパイアしますか?
    何を日本に感じますか?
  • 0:39 - 0:40
    (観衆)話せば長くなります
  • 0:40 - 0:43
    長いお話 ―
    TEDxでは時間がありませんので
  • 0:43 - 0:46
    私のストーリーをお話ししましょう
  • 0:46 - 0:48
    私にとってまずは自然です
    沢山のことの中で
  • 0:48 - 0:50
    もちろん 家族は一番大切です
  • 0:50 - 0:53
    でも僅差の二位は日本の自然です
    すばらしいものです
  • 0:53 - 0:57
    日本を離れた日本人でも
    よく言うのが
  • 0:57 - 0:59
    「日本の自然が恋しい」
  • 0:59 - 1:02
    そしてこうも言います
    「温泉が恋しい」
  • 1:02 - 1:05
    温泉は自然そのものではありませんが
  • 1:05 - 1:08
    何百年も日本人が前からはぐくんできた
    自然との特別な繋がりです
  • 1:08 - 1:11
    この写真を見れば分かるでしょう
  • 1:11 - 1:13
    もちろん歴史的に
    伝統文化は
  • 1:13 - 1:16
    第2次世界大戦以降
    すっかり変わりました
  • 1:16 - 1:17
    今は戻ってきたようです
  • 1:17 - 1:21
    伝統建築は自然を
    否定しません
  • 1:21 - 1:22
    内に取り込むのです
  • 1:22 - 1:24
    すなわち「私たちは皆
    自然と繋がっている」
  • 1:24 - 1:25
    素材は自然由来で
  • 1:25 - 1:27
    自然を眺めようとか
    取り込もうとします
  • 1:27 - 1:30
    もちろん伝統的な禅や
  • 1:30 - 1:33
    茶道や墨絵
  • 1:33 - 1:35
    生花など
  • 1:35 - 1:38
    すべて自然と深く
    関連しています
  • 1:38 - 1:40
    その多くのテーマは自然なのです
  • 1:41 - 1:43
    武道も同様です
  • 1:43 - 1:45
    何かしらの武道の
    経験者もいるでしょう
  • 1:45 - 1:48
    私にとっては合気道が
    もっとも身近な武道の一つです
  • 1:48 - 1:52
    合気道を習う際は
    師範は必ず自然について触れます
  • 1:52 - 1:56
    自然からいかに学ぶか
    自然は常に語りかけているのです
  • 1:56 - 1:58
    これは私の言葉ではなく
  • 1:58 - 2:03
    有名な植芝先生の言葉です
  • 2:03 - 2:05
    合気道の創始者の大先生で
  • 2:05 - 2:08
    こう言いました
    "自然は常に語りかける"
  • 2:08 - 2:10
    例えば
  • 2:10 - 2:13
    "山も川も植物も木々も
  • 2:13 - 2:15
    みな全て先生です" と言いました
  • 2:15 - 2:19
    例えば山の中の水流についても
    触れています
  • 2:19 - 2:22
    自由に岩々をすり抜けて
    流れを作ります
  • 2:22 - 2:24
    形はなく
  • 2:24 - 2:25
    不満を言わず
  • 2:25 - 2:28
    どうにか 流れを定めて
    山を下っていきます
  • 2:28 - 2:31
    "水のようになりなさい"と
    言ったのはブルースリーでした
  • 2:31 - 2:33
    "友よ 水のようになりなさい"
  • 2:33 - 2:35
    これもわたしのお気に入りです
  • 2:35 - 2:37
    彼は言いました
    "ヤシの木から学びなさい"
  • 2:37 - 2:39
    おっと間違えました
    ヤシではありません
  • 2:39 - 2:42
    失礼 昔ハワイに住んでたので
    ヤシの木もいいものですが
  • 2:42 - 2:45
    松の木 そして竹です
    リハーサルに来るべきでした
  • 2:45 - 2:46
    あと梅の花です
  • 2:46 - 2:48
    これらは歳寒の三友といわれます
  • 2:48 - 2:50
    聞いたことあるでしょう
  • 2:50 - 2:53
    例えば梅は寒さに強く
    優雅に咲きます
  • 2:53 - 2:55
    開花の時期は早く
    春がくる前に
  • 2:55 - 2:56
    既に咲いているのです
  • 2:56 - 2:59
    "すぐに春は来る 心配するな"と
    述べるリーダーのようです
  • 2:59 - 3:01
    "私はここにいる 私は美しい"
  • 3:01 - 3:04
    また松の木は一年中 青々として
  • 3:04 - 3:06
    信頼する友人のようです
  • 3:06 - 3:09
    頑丈でずっとそこにあります
  • 3:09 - 3:12
    だから自然は偉大な先生だと思います
  • 3:12 - 3:15
    実に最高の先生だと気付きました
  • 3:15 - 3:17
    これは日本の文化から学びました
  • 3:17 - 3:21
    さっきしくじった
    スライドに戻すと
  • 3:21 - 3:25
    日本の要素の中で
    私にとって 竹こそが
  • 3:25 - 3:29
    日本の心とは何かを表し
  • 3:29 - 3:33
    芸術などを通して 私が学んだ
    日本の心を表す要素です
  • 3:33 - 3:36
    ではなぜそう思ったか?
    かつて私は大阪に住んでいました
  • 3:36 - 3:39
    関西の方いますか?
    関西人は?
  • 3:39 - 3:41
    ぼちぼちやな
    (笑)
  • 3:41 - 3:43
    私は大都市 大阪から来ました
    言うまでもなく
  • 3:43 - 3:46
    世界の大都市のひとつで
    ニューヨークよりも大きい
  • 3:46 - 3:47
    巨大な街です
  • 3:47 - 3:48
    みんなこう言います
  • 3:48 - 3:50
    "汚い街やけど"
  • 3:50 - 3:52
    でもとてもいい所です
    今はもう引っ越して
  • 3:52 - 3:55
    奈良の山中に家を建てました
  • 3:55 - 3:58
    いわばマンハッタンから
    コネチカットへの引越しみたいです
  • 3:58 - 4:01
    こちらの方が竹はもっと多くて
    ボルボの車は少ないですが
  • 4:01 - 4:04
    鹿も沢山います
    その話は別の機会にします
  • 4:04 - 4:05
    来週にでもしましょうか
  • 4:05 - 4:07
    今日は鹿の話ではなくて
  • 4:07 - 4:08
    竹についてお話しします
  • 4:08 - 4:11
    自宅の仕事場から何年もの間
    こんな景色を眺めていました
  • 4:11 - 4:14
    多くの時間 自宅で仕事しました
    これはこれでインスピレーションです
  • 4:14 - 4:17
    人の多い場所でした
    そこから ここに移りました
  • 4:17 - 4:20
    これはその家を建てているときの様子ですが
  • 4:20 - 4:22
    仕事場からは
    今もこの景色が見えるのです
  • 4:22 - 4:27
    人はいなくて 竹ばかり
    ここ数年のことです
  • 4:27 - 4:29
    いつも竹に興味をもっていました
  • 4:29 - 4:32
    ここ数年は竹に話しかける
    ようになりました
  • 4:32 - 4:35
    家の周りはこんな感じで
  • 4:35 - 4:38
    ここを通ってジョギングや
    ハイキングに行ったり
  • 4:38 - 4:40
    立ち止まって 竹と話したりします
  • 4:40 - 4:44
    さて竹から学んだ10の教えがあります
  • 4:44 - 4:47
    今日はTEDxなので時間がないため
    9つだけお話しします
  • 4:47 - 4:49
    残りは休憩時間に聞いてください
    (笑)
  • 4:49 - 4:53
    さてまず最初に覚えてください
    「見た目は弱くても実は強い」
  • 4:53 - 4:54
    竹は信じられないくらい強いのです
  • 4:54 - 4:58
    重量当たりで比較すれば
    引っ張り強度は鉄より強く
  • 4:58 - 5:00
    多くの点でコンクリートよりも丈夫
  • 5:00 - 5:03
    この写真は日本ではありませんが
    アジア諸国でよく
  • 5:03 - 5:04
    足場に使われています
  • 5:04 - 5:05
    驚くほど強いのです
  • 5:05 - 5:09
    これはうちの裏で撮った
    短いビデオです
  • 5:09 - 5:11
    小さい竹ですが とても硬くて
  • 5:11 - 5:14
    なおかつ しなやかです
    空洞があることもわかります
  • 5:14 - 5:17
    一方 西洋や 少なくとも
    私の育った国では
  • 5:17 - 5:19
    強くなるには大きく
    ならなくてはなりません
  • 5:19 - 5:22
    大木のように
    「大きく強く たくましく」
  • 5:22 - 5:25
    でも覚えていますか?
    1980年に学びましたね
  • 5:25 - 5:28
    ヨーダ曰く「大きさは重要でない」
  • 5:28 - 5:29
    (笑)
  • 5:29 - 5:33
    「私を見て サイズで判断するのか」
  • 5:33 - 5:36
    「ん? 」(ヨーダの口調)
    (笑)
  • 5:36 - 5:39
    「そうすべきでないだろ?」(ヨーダの口調)
    これは1980年でしたね
  • 5:39 - 5:42
    私はアメリカのオレゴンで育ちましたが
  • 5:42 - 5:46
    樹木には何かの縁があります
    森はすばらしいです
  • 5:46 - 5:49
    しかし森は同時に
    暗くて怖い場所でもありますね
  • 5:49 - 5:51
    恐ろしいことが起こる場所です
  • 5:51 - 5:53
    親はこう言います
    「森では気をつけなさい」
  • 5:53 - 5:56
    でも竹林は違います
    日光を取り込みます
  • 5:56 - 6:01
    こんな風に考えられます
    「光の中で強さを見いだす」
  • 6:01 - 6:04
    だから強さと優しさ
    思いやりと協調があります
  • 6:04 - 6:09
    これは東洋的な考え方で
    特に日本人のアイデアだと思います
  • 6:09 - 6:12
    強くなって 協力しなければならないのです
  • 6:12 - 6:15
    2つ目の教訓は
    「竹は曲がるが 折れることはない」
  • 6:15 - 6:18
    私たちもこうあるべきですね
  • 6:18 - 6:21
    これも私が撮ったビデオですが
    ご覧のように
  • 6:21 - 6:24
    そんなに風が強くない日も
    強風の日でも
  • 6:24 - 6:27
    竹は風を受け流します
    私たちもそうあるべきですね
  • 6:27 - 6:31
    一年を通して日本の文化が
    私に教えてくれた事があります
  • 6:31 - 6:33
    もし何かに打ち勝つために
    抵抗するなら
  • 6:33 - 6:36
    いつもいい結果ばかりとは限りません
  • 6:36 - 6:39
    第3の教訓は
    「深く根を張り 柔軟であれ」
  • 6:39 - 6:41
    これは話せば長くなりますが
    若い竹を見れば分かります
  • 6:41 - 6:45
    すでに とても深く広く
    根を張っています
  • 6:45 - 6:48
    私の近所は 竹に囲まれていて
  • 6:48 - 6:50
    どこにでも竹があり
    とても柔軟です
  • 6:50 - 6:55
    まるで私たちの社会に必要な
    根を張る必要性を象徴しています
  • 6:55 - 6:56
    これを私たちは失いつつあります
  • 6:56 - 7:00
    昔は― 学校制度が整う前でさえ
    教わっていたことです
  • 7:00 - 7:01
    それは社会の役割でした
  • 7:01 - 7:04
    竹が教えてくれて何かが
  • 7:04 - 7:05
    社会に深く 根付いていたのです
  • 7:05 - 7:10
    しかもそれでいて柔軟で
    創造的で国際的でいられるのです
  • 7:10 - 7:12
    竹林の中へ行っても
  • 7:12 - 7:14
    せわしい心が落ち着くのが
    分かると思います
  • 7:14 - 7:18
    情報があふれる現代だからこそ
    これまで以上に重要です
  • 7:18 - 7:23
    道教の教えでは「流れる水面には
    自分の姿は映らないが
  • 7:23 - 7:26
    静かな水面だけが 姿を
    映すことができる」といいます
  • 7:26 - 7:30
    竹林に入れば あなたも
  • 7:30 - 7:31
    何か閃くでしょう
  • 7:31 - 7:33
    すばらしいアイデアは
    こうして生まれるのです
  • 7:33 - 7:36
    ジョン・クリーズは言いました
    「アイデアはどこから来るか分からないが
  • 7:36 - 7:38
    少なくともノートパソコンでない」
  • 7:38 - 7:40
    嬉しいことに今日は誰も
    パソコンを開いてませんね
  • 7:40 - 7:43
    これは驚きです
    誰も気付かなかったでしょう
  • 7:43 - 7:45
    もしこれが どこかの会社だったらー
  • 7:45 - 7:47
    特にグーグルとか 社名はいいませんがー
  • 7:47 - 7:50
    みんなパソコンを開いていたでしょうね
  • 7:50 - 7:52
    こんなTEDスピリットは素晴らしいですね
  • 7:52 - 7:54
    今はここにいて 他のことは後で
  • 7:54 - 7:56
    そんなことを竹は教えてくれます
  • 7:56 - 7:58
    ごめん グーグル (笑)
  • 7:58 - 8:01
    第5の教訓は いつでも覚悟を持てと
    竹は教えてくれます
  • 8:01 - 8:03
    偉大な合気道の達人だった
  • 8:03 - 8:08
    ロサンゼルスの古屋先生が
    既に故人ですが こう言いました
  • 8:08 - 8:11
    「戦士とは平和のために戦うもの」
  • 8:11 - 8:13
    「竹のように常に準備万全であれ」
  • 8:13 - 8:17
    私たちは訓練や教育を通じて
  • 8:17 - 8:19
    あらゆる状況に
    対処できるようになれます
  • 8:19 - 8:22
    第6の教訓は 空虚の中に
    知恵を見つけること
  • 8:22 - 8:24
    さて禅はすべて空虚なのです
  • 8:24 - 8:27
    空虚のお話を
    ずっと続けることも可能です
  • 8:27 - 8:31
    ブルース・リーの格言によって
    ある一面を示しましょう
  • 8:31 - 8:33
    「コップを空にせよ
    次を受け入れられるように」
  • 8:33 - 8:35
    私たちはみな
  • 8:35 - 8:38
    すでに先入観と偏見に
    満ちています
  • 8:38 - 8:41
    心を空にしないと
    新しいことは学べません
  • 8:41 - 8:47
    もちろん私のお気に入りの
    マスターヨーダも同じことを言いました
  • 8:47 - 8:50
    ではヨーダのものまねで
    言いましょう せーの
  • 8:50 - 8:55
    「学んだことは忘れなさい」
  • 8:55 - 8:58
    よくできました
    (笑)
  • 8:58 - 9:00
    第7の教訓
  • 9:00 - 9:03
    これは幼少期に学ぶ
    日本の文化ですが
  • 9:03 - 9:09
    人は常に成長し続け
    自身も改善し続けるという考えです
  • 9:09 - 9:14
    例えば竹を見れば
    1日で1メートルも成長します
  • 9:14 - 9:16
    ある種の竹は
    信じられないほど高く―
  • 9:16 - 9:19
    100フィート 35メートル以上も
    成長します
  • 9:19 - 9:22
    これは日本ではなく
    中国のことわざです
  • 9:22 - 9:25
    でも漢字だから理解できるでしょう
  • 9:25 - 9:28
    「竹は100フィートに到達しても
    さらに成長できる」
  • 9:28 - 9:32
    日本ではこう言います
    「人は達成したと感じたときには
  • 9:32 - 9:35
    衰退が始まる」
  • 9:35 - 9:36
    満足してはいけません
  • 9:36 - 9:40
    偉大な禅や合気道の達人は
    常にこう言います
  • 9:40 - 9:43
    「あなたは素晴らしいですね」
    「いや まだまだです」
  • 9:43 - 9:46
    西洋出身の多くの人はおそらく
    ここから力強い教訓を得られるでしょう
  • 9:46 - 9:49
    決して満足せず
    わずかでも向上を忘れないこと
  • 9:49 - 9:52
    さて 竹の有用性が
    簡潔さをもって示されているのも
  • 9:52 - 9:55
    素晴らしい点です
  • 9:55 - 9:57
    古屋先生も同じく言っています
  • 9:57 - 10:00
    私たちもそんな竹のようにあるべきです
    世間は複雑ですから
  • 10:00 - 10:05
    もっと単純に考えれば
    自分自身を見極めて役に立てるようになります
  • 10:05 - 10:06
    簡単ではありませんが
  • 10:06 - 10:08
    この漢字を知っていますか?
  • 10:08 - 10:09
    簡素です
  • 10:09 - 10:13
    竹が一番上にありますね
  • 10:13 - 10:15
    実は竹を含む漢字は
  • 10:15 - 10:18
    何百個もあります
  • 10:18 - 10:19
    この竹という要素は
  • 10:19 - 10:22
    簡素に関連しています
  • 10:22 - 10:25
    この茶道の茶筅とマットも竹です
  • 10:25 - 10:28
    竹は日本文化の至る所にあり
  • 10:28 - 10:30
    アジアでもよくあります
  • 10:30 - 10:33
    数日前に撮影した
    友人のスカーフです
  • 10:33 - 10:34
    竹について話していたときに
  • 10:34 - 10:36
    彼女が身につけていたスカーフです
  • 10:36 - 10:39
    「イタリア製 竹100%」
    まさに竹はどこでもあります
  • 10:39 - 10:41
    そしてもちろん私の自宅の隣にも
  • 10:41 - 10:43
    どこから合法的に取って来たか
    知りませんが
  • 10:43 - 10:46
    とにかく竹で囲いを作っています
    (笑)
  • 10:46 - 10:47
    何か無くなっているなと思ってました
  • 10:47 - 10:51
    たとえ囲いを作っても
    竹はとても有用で美しいのです
  • 10:51 - 10:52
    私たちも そうあるべきです
  • 10:52 - 10:58
    最後に竹が教えてくれるのは
    力を跳ね返すことです
  • 10:58 - 11:01
    これは 最近では以前より
    もっと重要です
  • 11:01 - 11:02
    この写真では
  • 11:02 - 11:04
    前景にある竹は
  • 11:04 - 11:09
    たくさんの雪に覆われ
    雪の重みで曲がっています
  • 11:09 - 11:13
    時に先端が地面まで
    届いてしまいますが
  • 11:13 - 11:16
    春になると 跳ね返ります
  • 11:16 - 11:17
    私たちもこうあるべきです
  • 11:17 - 11:21
    今は多くの人が自分なりの冬を
    過ごしています
  • 11:21 - 11:24
    まるでこんなことわざを思い出します
    皆さんこれ知っていますか?
  • 11:24 - 11:26
    何人ぐらい読めるでしょうか?
  • 11:26 - 11:29
    せーの 「七転び八起き」
    (観客と復唱)
  • 11:29 - 11:31
    皆さん素晴らしいですね
    パリではうまくいきませんでした
  • 11:31 - 11:33
    (笑)
  • 11:33 - 11:35
    でもこれがまさに竹の本質です
  • 11:35 - 11:38
    日本文化が教えてくれている本質です
  • 11:38 - 11:42
    私にはアメリカの偉大な
    哲学者を思い出させます
  • 11:42 - 11:45
    ロッキー・バルボア
    (笑)
  • 11:45 - 11:48
    (音楽:ロッキーのテーマ)
  • 11:48 - 11:51
    さあ両手をだして
    いいですか
  • 11:51 - 11:55
    (手拍子)
  • 11:55 - 11:56
    オーライ
  • 11:56 - 12:01
    確かロッキーがシリーズ最新作の
    ロッキー37かなんかで言ってました
  • 12:01 - 12:02
    (笑)
  • 12:02 - 12:04
    「大事なのはどれだけ強く打つかではなくー
  • 12:04 - 12:06
    どれだけ強く打たれたときにもー
  • 12:06 - 12:07
    前進し続けることだ
  • 12:07 - 12:09
    どれだけ打たれても 前進し続けること
  • 12:09 - 12:12
    勝利とはこうして得るのだ」
  • 12:12 - 12:14
    これは禅にも通じます
  • 12:14 - 12:15
    アメリカ版の
  • 12:15 - 12:19
    「千回倒れても 千一回起きあがれ
  • 12:19 - 12:21
    決して諦めるな」です
  • 12:21 - 12:24
    さて では竹から学ぶ教訓は?
  • 12:24 - 12:27
    まず柔軟性と適応性です
  • 12:27 - 12:30
    私は日本人の性格について聞かれたら
  • 12:30 - 12:32
    こんな言葉を思い浮かべます
  • 12:32 - 12:34
    ぴったりの言葉があります
  • 12:34 - 12:38
    竹や日本人の性質を
    よく表しています
  • 12:38 - 12:41
    それは 復元する柔軟性や
    困難に打ち勝つ心なのです
  • 12:41 - 12:44
    友よ 竹のようになりなさい
  • 12:44 - 12:46
    竹のように
  • 12:46 - 12:48
    ありがとうございました
  • 12:48 - 12:51
    (拍手)
  • 12:51 - 12:52
    ありがとう
Title:
竹から学ぶ日本の心 | ガー・レイノルズ | TEDxTokyo
Description:

多数の受賞歴を誇るライターでデザイナー、ミュージシャンのガー・レイノルズは、大阪にある関西学院大学の准教授です。彼は竹に囲まれた奈良の静かな田舎に在住し、日本文化から学んだ節度、洗練、自然との調和といった禅の教えをプレゼンテーションに取り入れ、国際的なベストセラーとなった「プレゼンテーションzen」として発信しています。彼が竹から学ぶ日本の心を語ります。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
12:55

Japanese subtitles

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