宗教は良いものか 悪いものか?(これは引っかけ問題です)
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0:01 - 0:05人々は絶えず宗教について語ります
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0:05 - 0:07(笑)
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0:07 - 0:09今は亡き 偉大なるC・ヒッチンスの著書
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0:09 - 0:10『神は偉大ではない』の副題は
-
0:10 - 0:14「宗教がすべてを毒す」です
-
0:14 - 0:15(笑)
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0:15 - 0:19しかし 先月のタイム誌で
「アメリカのラビ」と呼ばれているという -
0:19 - 0:23デビッド・ウォルピ師が
その否定的なイメージと -
0:23 - 0:28バランスをとるために
こう述べています -
0:28 - 0:31「組織化された宗教以外に
-
0:31 - 0:35社会的に大きな変革は成し得ない」
-
0:35 - 0:37こういった善し悪しに関する説明は
-
0:37 - 0:40かなり昔からあります
-
0:40 - 0:42ここに1つ持ってきました
-
0:42 - 0:48紀元前1世紀
『物の本質について』の著者 -
0:48 - 0:51ルクレティウスは こう言いました
-
0:51 - 0:56"Tantum religio potuit suadere malorum ..."
(ラテン語) -
0:56 - 0:58暗記できていないのですが
-
0:58 - 1:01要は 宗教が人々を促して
-
1:01 - 1:03どれほど邪悪なことをさせるかを説明し
-
1:03 - 1:05その例として
-
1:05 - 1:08アガメムノンが
自軍の進軍を続けられるように -
1:08 - 1:10娘のイーピゲネイアを
-
1:10 - 1:14生贄の祭壇に捧げようと
決意したことをあげました -
1:14 - 1:16つまり 宗教に対する議論は
-
1:16 - 1:18数世紀 あるいは
-
1:18 - 1:20千年紀をまたいで続いています
-
1:20 - 1:22人々は たびたび宗教について―
-
1:22 - 1:24「良い」「悪い」 あるいは
-
1:24 - 1:27「どうでもよい」といった事を話します
-
1:27 - 1:29私が今日 主張したいことは
-
1:29 - 1:30とても単純な事で
-
1:30 - 1:33この様な議論は ある意味で
-
1:33 - 1:35不合理なものです
-
1:35 - 1:39なぜなら そもそも
そんな主張の対象である -
1:39 - 1:41宗教など存在しないのです
-
1:41 - 1:42宗教がなければ
-
1:42 - 1:46良いも悪いもありません
-
1:46 - 1:48「無関心」になる事すらできません
-
1:48 - 1:50「物事が存在しない」ということを
-
1:50 - 1:54主張しようとする場合
-
1:54 - 1:56存在するとされる物事が
存在しないことを -
1:56 - 1:59立証する明確な方法とは
-
1:59 - 2:01そのものの定義を示し
-
2:01 - 2:04その定義を満たすものがあるか
調べることです -
2:04 - 2:07まず この方法から
-
2:07 - 2:08始めようと思います
-
2:08 - 2:11辞書を引いたり
-
2:11 - 2:12自分で考えたりした場合
-
2:12 - 2:15宗教の自然な定義とは
-
2:15 - 2:20神や神聖なものへの信仰に関するものです
-
2:20 - 2:22この定義は多くの辞書に載っていますが
-
2:22 - 2:25オックスフォード初の人類学教授で
-
2:25 - 2:26現代の人類学者の草分けである
-
2:26 - 2:28エドワード・タイラー卿の
-
2:28 - 2:30著書にも書いてあります
-
2:30 - 2:33原始文化に関する本の中で
-
2:33 - 2:36彼は宗教の核心とは
「アニミズム」 すなわち -
2:36 - 2:37霊的な力や
-
2:37 - 2:40霊的存在に対する信仰だと言うのです
-
2:40 - 2:42この定義の1つ目の問題は
-
2:42 - 2:45ポール・ビーティの
最近の小説『タフ』に見られます -
2:45 - 2:46ある男がラビと話しています
-
2:46 - 2:48そのラビは 神を信じないと言います
-
2:48 - 2:51男は言います
「神を信じないラビなんているのか?」 -
2:51 - 2:54ラビが答えます 「そこが
ユダヤ人のすごいところなんだ -
2:54 - 2:56神自体を信じる必要はなく
-
2:56 - 2:59ただユダヤ人であることを信じればいい」
(笑) -
2:59 - 3:02さて もしこの男がラビ
しかもユダヤ人ラビであり -
3:02 - 3:05もし敬虔であるには
神を信じなければならないとしたら -
3:05 - 3:08常識的には理解しにくい結論に達します
-
3:08 - 3:10すなわち 神を信じなくても
-
3:10 - 3:12ユダヤ教のラビになれるのなら
-
3:12 - 3:15ユダヤ教は宗教でないということです
-
3:15 - 3:18これは直感に反する考え方だと思います
-
3:18 - 3:21この見方に反対する議論が
もう1つあります -
3:21 - 3:23私のインド人の友達が
-
3:23 - 3:26まだ幼い子どもの頃
-
3:26 - 3:27祖父に言いました
-
3:27 - 3:29「宗教のことを話したいんだよ」
-
3:29 - 3:30すると祖父は「まだ幼すぎる
-
3:30 - 3:3210代になったら またおいで」と言いました
-
3:32 - 3:33そこで 10代になると
-
3:33 - 3:35祖父のところへ行って言いました
-
3:35 - 3:36「もう手遅れかもしれないよ
-
3:36 - 3:40ぼくは神を信じていないって
わかったんだ」 -
3:40 - 3:42すると賢明な彼の祖父はこう言いました
-
3:42 - 3:44「じゃあ お前はヒンドゥーの中でも
-
3:44 - 3:48無神論派だな」(笑)
-
3:48 - 3:51最後にもう一人
-
3:51 - 3:54神を信じないことで有名な人がいます
-
3:54 - 3:56彼の名前はダライ・ラマです
-
3:56 - 3:58彼はよく冗談で 自分は世界で
トップクラスの無神論者だと言いますが -
3:58 - 4:01それは本当です
彼の宗教には -
4:01 - 4:04神への信仰を含まないからです
-
4:04 - 4:06さて皆さんは
こう考えるかもしれません -
4:06 - 4:09私が単に誤った定義をしているだけなので
-
4:09 - 4:11別の定義を考えて
-
4:11 - 4:12これらの例に当てはめて検証し
-
4:12 - 4:15無神論的なユダヤ教や
ヒンドゥー教や 仏教を -
4:15 - 4:18宗教の形態として
-
4:18 - 4:21説明できるようにすべきではないかと
-
4:21 - 4:23ただ これはだめな考え方だと思います
-
4:23 - 4:25なぜ だめかというと
-
4:25 - 4:27宗教の概念は そんな風に
-
4:27 - 4:29成り立っているとは思えないからです
-
4:29 - 4:30宗教の概念が成立するということは
-
4:30 - 4:33私たちが典型的な宗教と
-
4:33 - 4:35その分派のリストを
-
4:35 - 4:38持っているということです
-
4:38 - 4:41そして 何か宗教のような
-
4:41 - 4:42新しいものに遭遇したら
-
4:42 - 4:45リストの中で
どれかに似ているかを考えます -
4:45 - 4:47そうでしょう?
-
4:47 - 4:50でも私たちの宗教に対する考えは
これだけではないと思います -
4:50 - 4:51それはいわば
-
4:51 - 4:53私たちの視点からすれば
-
4:53 - 4:55そのリストにあるものは宗教であるべきなんです
-
4:55 - 4:57だから 仏教やユダヤ教を除いて
-
4:57 - 4:59宗教を説明したとしても
-
4:59 - 5:01有効な手がかりになるとは思えません
-
5:01 - 5:04仏教もユダヤ教も
リストに載っているのですから -
5:04 - 5:06でもなぜ こんなリストがあるのでしょう?
-
5:06 - 5:08いったいどうなっているのでしょう?
-
5:08 - 5:10なぜ このリストを
持つことになったのでしょう? -
5:10 - 5:13その答えはとても単純で
-
5:13 - 5:16だからこそ大雑把で異議を呼ぶと思います
-
5:16 - 5:17賛成しない人も多いでしょうが
-
5:17 - 5:19私の考えは こうです
-
5:19 - 5:21正しいかどうかは別として
-
5:21 - 5:24リストが現れるまでの
-
5:24 - 5:25雰囲気がわかるので
-
5:25 - 5:27リストが どう役に立つのか
-
5:27 - 5:28考える手がかりになるでしょう
-
5:28 - 5:31その答えは
ヨーロッパの探検家たちが -
5:31 - 5:33コロンブスの時代あたりから
-
5:33 - 5:35世界中を航海し始めたことにあります
-
5:35 - 5:37彼らはキリスト教文化出身なので
-
5:37 - 5:39新たな土地に着いた時
-
5:39 - 5:42キリスト教の信仰を持たない人々が
いることに気づいて -
5:42 - 5:44こんな疑問を持ちました
-
5:44 - 5:47彼らはキリスト教の代わりに
何を持っているのだろう? -
5:47 - 5:51それで あのリストを作り出したのです
-
5:51 - 5:53リストには非西欧人がキリスト教の代わりに
-
5:53 - 5:55持っていたものが載っているのです
-
5:55 - 5:59ただ この方法に従い続けるのは
問題があります -
5:59 - 6:01リストの中でも キリスト教は
-
6:01 - 6:06極端に独特な伝統だからです
-
6:06 - 6:07キリスト教の特殊性は
-
6:07 - 6:09ありとあらゆる面に渡っていて
-
6:09 - 6:12それは キリスト教の歴史に
-
6:12 - 6:14特有なものの結果です
-
6:14 - 6:16そして その中心にあるもの
-
6:16 - 6:19キリスト教を理解する時 中心にあって
-
6:19 - 6:21キリスト教 特有の歴史の
結果であるものとは -
6:21 - 6:24この宗教が極めて
信条主義的だということです -
6:24 - 6:27つまり 人が正しいことを信じているかを
-
6:27 - 6:30とても気にする宗教なのです
-
6:30 - 6:32キリスト教内部の歴史とは
-
6:32 - 6:34主に殺し合いの歴史ですが その理由は
-
6:34 - 6:36彼らが間違ったことを信じたからです
-
6:36 - 6:38それは他宗教との争いにも
-
6:38 - 6:40関係します
-
6:40 - 6:43争いが始まったのは
言うまでもなく中世からですが -
6:43 - 6:45イスラムとの争いでも
-
6:45 - 6:48不信心 つまりイスラム教徒が
-
6:48 - 6:50正しいことを信じていないという点が
-
6:50 - 6:53キリスト教世界にとって
不快だったようです -
6:53 - 6:56これはキリスト教の
-
6:56 - 6:58独特で特殊な歴史です
-
6:58 - 7:01それに これまで
このようなリストに載ったものが全部 -
7:01 - 7:05どこにでも あるわけではありません
-
7:05 - 7:07さらに 別の問題があると思います
-
7:07 - 7:08非常に特殊なことが起こったのです
-
7:08 - 7:10以前には回避されていましたが
-
7:10 - 7:11主に現在 アメリカの
-
7:11 - 7:13私たちの身近にある
-
7:13 - 7:15キリスト教の歴史の中で
-
7:15 - 7:17とても特別なことが起こったのです
-
7:17 - 7:2019世紀後半のことです
-
7:20 - 7:22そして この時に起こった
-
7:22 - 7:23特別なこととは
-
7:23 - 7:25知的権威を組織する
科学という新たな方法と -
7:25 - 7:28宗教との間の
-
7:28 - 7:34ある種の取決めのようなものでした
-
7:34 - 7:35ある種の取決めのようなものでした
-
7:35 - 7:37たとえば18世紀について考えてみましょう
-
7:37 - 7:3819世紀後半より前の
-
7:38 - 7:41知的生活について考えてみると
-
7:41 - 7:44人の振る舞いも考えることも
-
7:44 - 7:46それが物理的な世界だろうと
-
7:46 - 7:48人間世界だろうと
-
7:48 - 7:50人間を除いた自然界のことだろうと
-
7:50 - 7:52道徳のことだろうと あらゆることが
-
7:52 - 7:54宗教的 あるいは
-
7:54 - 7:56キリスト教的な一連の前提に
-
7:56 - 7:58沿ったものであったでしょう
-
7:58 - 7:59たとえば自然界について
-
7:59 - 8:01説明しようとするなら
-
8:01 - 8:04キリスト教 ユダヤ教 イスラム教の
伝統における創世神話 ― -
8:04 - 8:06すなわち モーセ五書の創世記の
-
8:06 - 8:07内容との関係を
-
8:07 - 8:10説明する必要がありました
-
8:10 - 8:14すべては このように
形作られていました -
8:14 - 8:16ところが19世紀後半の この変化により
-
8:16 - 8:18人は初めて ダーウィンのように
-
8:18 - 8:21博物学者という知的職業の道に
-
8:21 - 8:23本格的に進めるようになったのです
-
8:23 - 8:25ダーウィンは自分の主張と
-
8:25 - 8:27宗教における真理との関係を
気にかけてはいましたが -
8:27 - 8:29宗教が主張することとの
-
8:29 - 8:31関係について述べることなく
-
8:31 - 8:34自分のテーマについて
研究を続け 本を書くことが -
8:34 - 8:35可能になったのです
-
8:35 - 8:38また地質学者も次第に
議論ができるようになりました -
8:38 - 8:4019世紀前半の地質学者が
-
8:40 - 8:41地球の歴史について説を唱える場合
-
8:41 - 8:43創世記の記述に示された歴史と
-
8:43 - 8:45一致しているか あるいは
-
8:45 - 8:46一致する点と矛盾する点を
-
8:46 - 8:47説明する必要がありました
-
8:47 - 8:4919世紀末には
-
8:49 - 8:50単に地球の歴史を論じる
-
8:50 - 8:53地質学の本を書くことができました
-
8:53 - 8:55つまり大きな変化が起こり
-
8:55 - 8:58私が述べるような
知的な分業が生じたのでしょう -
8:58 - 9:00それが ある意味で確立していって
-
9:00 - 9:04ヨーロッパでは19世紀末には
-
9:04 - 9:06本格的な知的分業が存在し
-
9:06 - 9:08さまざまな研究が本格的に
-
9:08 - 9:11哲学さえ巻き込みながら
可能になっていきました -
9:11 - 9:14そして このような研究は
-
9:14 - 9:17「宗教的伝統が示す深遠な真理と
-
9:17 - 9:19一致する主張をすべき」という
-
9:19 - 9:22考えに縛られなくなったのです
-
9:22 - 9:24想像してみてください
-
9:24 - 9:2819世紀後半の世界の住人が
-
9:28 - 9:3120世紀末 私の故郷ガーナの
-
9:31 - 9:34アサンテの社会に
-
9:34 - 9:35姿を現したとしましょう
-
9:35 - 9:37その人は 例のリストを生んだ
-
9:37 - 9:39疑問を持っています
-
9:39 - 9:43「そこにはキリスト教の代わりに
何があるのか?」という疑問です -
9:43 - 9:46その人は あることに気づくでしょう
-
9:46 - 9:48実際に 気づいた人がいました
-
9:48 - 9:49名前はキャプテン・ラトレイ
-
9:49 - 9:52イギリス政府が派遣した人類学者で
-
9:52 - 9:53アサンテの宗教について書きました
-
9:53 - 9:56これはソウルディスクです
-
9:56 - 9:58大英博物館には これがたくさんあります
-
9:58 - 10:00私の社会にあったものが
-
10:00 - 10:02大英博物館に大量にある理由について
-
10:02 - 10:05面白い歴史の話も
本当はできたのですが -
10:05 - 10:07その時間はありませんね
-
10:07 - 10:08とにかく これがソウルディスクです
-
10:08 - 10:10ソウルディスクとは何か?
-
10:10 - 10:11アサンテの王の魂を洗う人が
-
10:11 - 10:14これを首につけます
-
10:14 - 10:18彼らの仕事はなんでしょう?
王の魂を洗うことです -
10:18 - 10:19いったいどうやったら
-
10:19 - 10:22魂が洗えるかを説明するには
-
10:22 - 10:23時間がかかるでしょうが
-
10:23 - 10:26ラトレイには
これが宗教だとわかりました -
10:26 - 10:29魂が関係していたからです
-
10:29 - 10:31さらに似たようなことや
-
10:31 - 10:33似たような慣習が たくさんあります
-
10:33 - 10:36たとえば 多かれ少なかれ
酒を飲むたびに -
10:36 - 10:38誰もが「献酒」として
-
10:38 - 10:39酒を地面に注ぎ
-
10:39 - 10:41先祖への分け前にしました
-
10:41 - 10:43父はやっていました
ウイスキーを開けるたび ― -
10:43 - 10:45これが よく開けていたんですが
-
10:45 - 10:49いつも蓋を取って少し地面にかけていました
-
10:49 - 10:50そして父は
-
10:50 - 10:54家の家系の始祖であるアクロマ=アンピムや
-
10:54 - 10:55大叔父のヤオ・アントニーに
-
10:55 - 10:57話しかけながら
-
10:57 - 10:59酒を捧げていたものです
-
10:59 - 11:02そして最後に
大規模な公の儀式があります -
11:02 - 11:04これは19世紀初頭のスケッチで
-
11:04 - 11:05あるイギリスの陸軍士官が
-
11:05 - 11:07そんな儀式を描いたものです
-
11:07 - 11:09儀式には王が参加しました
-
11:09 - 11:11王の仕事の中でも
-
11:11 - 11:12とりわけ重要なことは
-
11:12 - 11:15戦争を率いる類のことを除けば
-
11:15 - 11:18先祖の墓を守ることでした
-
11:18 - 11:20そして王が死んだら
-
11:20 - 11:22彼の座っていた腰掛けは黒くされ
-
11:22 - 11:24王家代々の寺院に入れられます
-
11:24 - 11:27そして40日ごとに
-
11:27 - 11:28アサンテ族の王はそこに行って
先祖のために -
11:28 - 11:30儀式をしなければなりません
-
11:30 - 11:31これは大切な仕事で
-
11:31 - 11:33民衆は 王がこの仕事を怠れば
-
11:33 - 11:35すべてが崩壊すると信じています
-
11:35 - 11:37つまり 王は政治的存在であるだけでなく
-
11:37 - 11:39ラトレイ風に言えば
-
11:39 - 11:41宗教的存在であったのです
-
11:41 - 11:46ラトレイにとって これらはすべて
宗教に見えたでしょう -
11:46 - 11:48ただ私が強調したいのは
-
11:48 - 11:49彼らの生活を調べてみると
-
11:49 - 11:52何をする時にも 常に
-
11:52 - 11:54先祖を意識しているということです
-
11:54 - 11:56毎朝 朝食を食べる時
-
11:56 - 11:58家の前に出て
-
11:58 - 12:01外にあるニヤミデュア
すなわち神の木に捧げ物をします -
12:01 - 12:02外にあるニヤミデュア
すなわち神の木に捧げ物をします -
12:02 - 12:03そして天の神々や地の神々や
-
12:03 - 12:04そして天の神々や地の神々や
-
12:04 - 12:06先祖などにも話しかけます
-
12:06 - 12:08このような世界では
-
12:08 - 12:11宗教と科学が
-
12:11 - 12:12まだ分離していません
-
12:12 - 12:14宗教は 生活の他の領域から
-
12:14 - 12:15切り離されていません
-
12:15 - 12:17そして特に この世界を理解するために
-
12:17 - 12:19不可欠なことがあります
-
12:19 - 12:20私たちの社会で
科学が果たしている役割を -
12:20 - 12:21ラトレイなら
-
12:21 - 12:24宗教と呼ぶであろうものが
果たしているという点です -
12:24 - 12:26彼らが何かについて説明が必要な時
-
12:26 - 12:28作物の出来が悪い理由や
-
12:28 - 12:29雨が降る理由や
-
12:29 - 12:32降らない理由が知りたい時
また 雨が必要な時 -
12:32 - 12:34自分の祖父が死んだ理由を
-
12:34 - 12:36知りたいと思った時
-
12:36 - 12:39そんな時 彼らは
いつも同じ存在 同じ言葉を使って -
12:39 - 12:41そんな時 彼らは
いつも同じ存在 同じ言葉を使って -
12:41 - 12:43いつも同じ神々に話しかけるのです
-
12:43 - 12:45大きな分離
すなわち宗教と科学の分離は -
12:45 - 12:47まだ起こっていないのです
-
12:47 - 12:52これは歴史的に
珍しい例なのかもしれません -
12:52 - 12:55ただ 世界中のほとんどの場所では
-
12:55 - 12:58今でも これが真実なのです
-
12:58 - 13:00私は先日 ナミビア北部
-
13:00 - 13:02アンゴラとの国境から30キロほど離れた
-
13:02 - 13:04住民200人の村の結婚式に
-
13:04 - 13:06行く機会がありました
-
13:06 - 13:07みんな現代人です
-
13:07 - 13:09ウーナ・チャップリンも一緒でした
-
13:09 - 13:11ご存知の方もいるでしょう
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13:11 - 13:13村人が彼女のところに来て言いました
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13:13 - 13:15「『ゲーム・オブ・スローンズ』で
あなたを見たよ」 -
13:15 - 13:19彼らは 私たちの世界から
隔離された人々ではありません -
13:19 - 13:21ただそれでも 彼らにとって
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13:21 - 13:23神と霊は今でも重要です
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13:23 - 13:25私たちが 儀式の間じゅう
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13:25 - 13:27バスで行ったり来たりしている時に
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13:27 - 13:29みんな ただの一般的な祈り方ではなく
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13:29 - 13:31本気で旅の安全を
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13:31 - 13:32祈るのです
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13:32 - 13:35また 花婿の祖母に当たる
私の母が その場所にいると -
13:35 - 13:37みんな言うのですが
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13:37 - 13:39それは たとえ話などでは
ありませんでした -
13:39 - 13:42母が亡くなっているとしても
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13:42 - 13:45近くにいると 本気で考えていました
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13:45 - 13:47このように 現在の世界でも
多くの場所で -
13:47 - 13:49科学と宗教の分離は
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13:49 - 13:51起こっていないのです
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13:51 - 13:55そして 私が言う通り・・・
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13:55 - 13:59この男性はチェースと
世界銀行で働いていました -
13:59 - 14:02彼らは皆さんと
同じ世界の住人ですが -
14:02 - 14:04彼らの住む所では 宗教が
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14:04 - 14:06まったく違う役割を果たしています
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14:06 - 14:08ですから 宗教を
一括りにする人がいたら -
14:08 - 14:10こう考えてください
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14:10 - 14:13宗教は1種類ではないかもしれない
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14:13 - 14:16宗教など存在しないかもしれない
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14:16 - 14:18だから そんな人たちが言うことは
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14:18 - 14:20正しいはずがないのだ と
-
14:20 - 14:24(拍手)
- Title:
- 宗教は良いものか 悪いものか?(これは引っかけ問題です)
- Speaker:
- クワメ・アンソニー・アッピア
- Description:
-
宗教の名の下に良いことがたくさん行われていますが、悪いこともたくさん行われています。ただ、正確なところ、宗教とは何でしょうか?それ自体が良いものだったり、悪いものだったりするのでしょうか?哲学者クワメ・アンソニー・アッピアが披露するのは、寛容でびっくりするような見方です。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 14:40
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