cdn.media.ccc.de/.../wikidatacon2019-15-eng-Keynote_Questioning_Wikidata_hd.mp4
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0:01 - 0:03[基調講演 : ウィキデータに問う]
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0:03 - 0:06[オス・キーズ]
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0:06 - 0:08テスト中です
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0:08 - 0:10聞こえますか?
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0:10 - 0:12良かった
どうしてスピーチの時 -
0:12 - 0:14最初に聞こえるかって
尋ねるんでしょうか -
0:14 - 0:16聞こえなかったら
返事のしようがないですよね -
0:16 - 0:18(笑)
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0:18 - 0:21オスです
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0:21 - 0:24ワシントン大学の
博士課程の学生です -
0:24 - 0:26このスライドによると
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0:26 - 0:30ジェンダー、インフラ、カウンター・パワー
について研究しています -
0:30 - 0:37この説明が 明示的かつ繊細な
思慮深い学術的な表記であり -
0:37 - 0:40総花的な表現ではないと
思い込んでください -
0:40 - 0:42なぜなら 私は
種々雑多なことを研究しており -
0:42 - 0:46数語で全てを説明することは
難しいんです -
0:47 - 0:48でも 私が研究しているものは主に
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0:48 - 0:52知識のシステムが
世界の仕組みについて -
0:52 - 0:54特定のアイディアを強制すること
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0:54 - 0:56それから ジェンダーに着目した
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0:56 - 0:58権力の特別な関係です
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0:59 - 1:01また 私は元ウィキペディア人です
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1:01 - 1:0315年間エディターとして働きました
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1:03 - 1:06多分そこで知識の性質についての
関心が始まりました -
1:07 - 1:10ここに招待されて本当に嬉しく
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1:10 - 1:13皆さんと一緒にいることに感謝してます
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1:13 - 1:15特にジェームズ・フォレスターさん
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1:15 - 1:17私のパスポート更新申請書に
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1:17 - 1:20副署名する資格を持っている唯一の人物です
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1:21 - 1:23パスポート期限は迫ってて
焦ってるんです -
1:23 - 1:24(笑)
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1:24 - 1:26シアトルに引っ越し
全て上手く行ってたのに -
1:26 - 1:28そこに英国政府が
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1:28 - 1:32元神父か
公僕または議員で -
1:32 - 1:33私を最低2年間知っている人物に
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1:33 - 1:35書類を送れと言ってるんです
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1:35 - 1:37簡単ですよね
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1:37 - 1:38(笑)
-
1:38 - 1:40とにかく
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1:40 - 1:44私は多くの時をー
-
1:45 - 1:46年月をー
-
1:46 - 1:49と言うと年取った気がするので
嫌なんですがー -
1:49 - 1:52知識の性質と
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1:52 - 1:53知識の概念に
費やして来ました -
1:53 - 1:55それに基づきここで
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1:55 - 1:57ウィキデータというものが
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1:57 - 2:01私のような経歴と研究課題を持つ人物にとり
どのように見えるかご説明します -
2:02 - 2:05ウィキデータそのものについては
余り時間は費やしません -
2:05 - 2:08皆さんはすでに
ここで24時間にわたり -
2:08 - 2:10脳みそに大量に注入されて
-
2:10 - 2:12十分ご理解されているでしょう
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2:12 - 2:13巨大な語義データの格納場所で
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2:13 - 2:15機械が読み込める知識を
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2:15 - 2:17一元化して提供するものです
-
2:17 - 2:19どのように見えるかと言うと
-
2:19 - 2:24プロパティと文に関連した
項目のシリーズの形になります -
2:24 - 2:27「リンゴ」という項目は
「果物」というプロパティを持ちます -
2:27 - 2:28だと思います
-
2:28 - 2:30というのは
ウィキですから -
2:30 - 2:33リンゴが果物か否か
編集争いが続いているでしょう -
2:33 - 2:3650人が合計300アカウントを持ってて
-
2:36 - 2:38長年争ってるかも知れません
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2:38 - 2:41この時点で ウィキデータで
リンゴという言葉を使うと -
2:41 - 2:44あなたは即座に締め出されます
-
2:44 - 2:46あなたは実は
多重アカウントホルダーで -
2:46 - 2:49論争のどちらか側のアカウントを
運営していると疑われるからです -
2:50 - 2:52その結果
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2:52 - 2:54ウィキデータは
分類システムでもあるわけです -
2:54 - 2:57世界を分類して整理する方法です
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2:57 - 3:00モノや人物や概念は
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3:00 - 3:04ウィキデータの項目を持つ価値が
あるかどうかにより分類されます -
3:04 - 3:05それか果物か否か
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3:06 - 3:07それぞれのケースで
-
3:07 - 3:08一連の基準が適用され
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3:08 - 3:11そのモノが持つべきプロパティと
-
3:11 - 3:13そのプロパティの値
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3:13 - 3:15そして そのモノ同士の
関連性が決定されます -
3:15 - 3:18だからウィキデータは実際は
-
3:18 - 3:20普遍的な分類システムを構築する試みなんです
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3:22 - 3:26分類システムは
結構詳しく研究されています -
3:26 - 3:29興味があれば是非読むようお勧めする
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3:29 - 3:32重要な研究として
「モノの分類法」という本があります -
3:32 - 3:36ジェフ・バウカーと
スーザン・リー・スターの共著で -
3:36 - 3:39理想的な世界では
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3:39 - 3:41分類システムは
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3:41 - 3:44普遍的なものであれ
特定の分野のものであれ -
3:44 - 3:463つの特性があります
-
3:46 - 3:501つ目の特性は 一貫した特定の原理に
従い運営されていることです -
3:50 - 3:52一貫したパターンで
-
3:52 - 3:55それぞれの分類項目に何が
なぜ入るべきか決まっています -
3:56 - 3:592つ目としては 全ての分類項目は
お互いに排他的であるということ -
3:59 - 4:023つ目は
そのシステムは完全であること -
4:02 - 4:05表わしているものを全て
含んでいる必要があります -
4:05 - 4:07でも システムにフィットする
全てのモノが -
4:07 - 4:09分類されている必要はありません
-
4:09 - 4:13まだ分類されていないモノが
-
4:13 - 4:15登場した場合に
-
4:15 - 4:16一貫したメカニズムに基づき
-
4:16 - 4:19データベースに追加されるべきか否か
-
4:19 - 4:21どのように表現されるべきか等
-
4:21 - 4:22決まっていればいいんです
-
4:23 - 4:26ただし1つ
小さいながら問題があります -
4:27 - 4:29「これらの簡単な要件を満たす
-
4:29 - 4:32実際の分類システムは存在せず
-
4:32 - 4:34将来的にもあり得ないだろう」
と言ってます -
4:34 - 4:35別の言い方をすれば
-
4:35 - 4:37全ての分類システムは
失敗するということです -
4:38 - 4:41全ての分類システムには
ギャップや例外が存在します -
4:42 - 4:45全てのシステムについて当然
同様のことが言えます -
4:45 - 4:47コーディングや
-
4:47 - 4:49何らかの環境のもとで働いたり
-
4:49 - 4:52勉強したり
現実世界で生活をしていれば -
4:52 - 4:54最後まできちんと考え抜いて
-
4:54 - 4:58デザインされたものは
何一つないことを良く知っています -
4:58 - 5:02問題は 例えば分類やその他のシステムを
-
5:02 - 5:03世に紹介し
-
5:03 - 5:07力と権威を与え
既に力と権威を持つ -
5:07 - 5:09他のシステムと統合すると
-
5:09 - 5:14そのシステムもいずれ崩壊する訳ですが
その結果に影響を受けます -
5:14 - 5:20既存の権力関係を強めたり弱めたり
-
5:20 - 5:22人を傷つけたりするという影響です
-
5:22 - 5:25要するに普遍的な分類システムは
-
5:25 - 5:29いずれ失敗が約束されているだけでなく
人を必ず傷つける運命にあるのです -
5:30 - 5:32だから その構造は
-
5:32 - 5:37結局は倫理的 そして政治的な
選択により決まりますー -
5:38 - 5:39誰が傷つくか?
どれくらい? -
5:39 - 5:42人が怪我をしたらどうするか?
-
5:42 - 5:45これらの選択は
現実的な結果を伴います -
5:48 - 5:52だから 選択をする際には得てして
直面する事実は -
5:52 - 5:54歴史上全ての人々にとり真実である
-
5:54 - 5:56機械で簡単に読み込み可能な
-
5:56 - 5:59唯一の解釈が存在することは
極めて稀であるということです -
5:59 - 6:00世界の全てのものは
-
6:00 - 6:03色々な時代の 色々な人にとり
色々な文脈のもとで -
6:03 - 6:07複数の意味と象徴
そしてニュアンスを持ちます -
6:07 - 6:10でも 分類システムをデザインし
実装することー -
6:10 - 6:12一貫した原理を持ち
-
6:12 - 6:15話題にのぼるもの全てを網羅していると
-
6:15 - 6:17主張できるシステムをデザインするには
-
6:17 - 6:21その複雑さを減らすことが必要です
-
6:21 - 6:25そのモノの意味が何であるか決断したり
-
6:25 - 6:27可能な意味の選択肢が
-
6:27 - 6:30どんな順序で提示されるべきか
決断する必要があります -
6:31 - 6:32その結果
-
6:32 - 6:36どうしても ある声を静めたり
ある声を高めたりすることになります -
6:36 - 6:38これも何らかの結果を伴います
-
6:38 - 6:40この複雑さと文脈
-
6:40 - 6:44その削減と結果が何を意味するか
ご理解いただくため -
6:44 - 6:47ウィキデータそのものから
幾つか例をお見せします -
6:48 - 6:50私が選んだ例は
ジェンダー関係のものです -
6:50 - 6:54ジェンダーは仕事上 そして
個人的にも大変興味あるトピックなので -
6:55 - 6:59まず最初に 性転換症から説明します
-
6:59 - 7:01次のように定義されています
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7:01 - 7:03「個人が自身の生理的な性と不一致な
-
7:03 - 7:07または文化的に関連づけられない
ジェンダーと自身を同一視する状態」 -
7:08 - 7:10反論の余地はないでしょうねー
-
7:10 - 7:12いま待てよ
病気として分類されている -
7:12 - 7:15しかも精神病とされている
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7:16 - 7:19皆さんもひどいと思われるでしょうが
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7:19 - 7:20この記述が正しいか正しくないか
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7:20 - 7:24という単純な問題じゃないですね
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7:25 - 7:29「正しいけど でも...」
という分類に入るでしょう -
7:29 - 7:33性転換症というは病気の一種でしょうか
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7:33 - 7:36技術的に言えば正しいです
-
7:36 - 7:39性転換症が
国際疾病分類法(ICD)バージョン10の -
7:39 - 7:42項目名であるという観点からは
そうなります -
7:43 - 7:46でも 我々は複雑性とニュアンスを
付加するべきです -
7:46 - 7:51ICDは文字通り
-
7:51 - 7:54人間の怪我や死に
何等かの形で関与する -
7:54 - 7:58世界中の病気全てを分類したものです
-
7:58 - 8:03実際 ICDに項目のない原因で
死ぬことは違法なんです -
8:03 - 8:05(笑)
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8:05 - 8:07多くのことが掲載されていますが
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8:07 - 8:09性転換症も載っているので
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8:09 - 8:11病気として分類するわけです
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8:11 - 8:14病気の分類に含まれているのですから
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8:14 - 8:17ICDが病気として項目として
掲載しているものには -
8:17 - 8:19他にはこんなものがあります
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8:20 - 8:23PA80 間違って銃に打たれた
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8:24 - 8:28PA40.0 船から落ちて溺れて死亡
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8:28 - 8:30(笑)
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8:30 - 8:35PA41.1 船から落ちて
船に被害を与えてから溺れて死亡 -
8:35 - 8:37(笑)
-
8:37 - 8:40PA40.1 船から落ちて
-
8:40 - 8:41船に被害は与えず
-
8:41 - 8:43溺れなかったが
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8:43 - 8:44何かが原因で死亡
-
8:44 - 8:45(笑)
-
8:46 - 8:49最後にQD50 貧困
-
8:49 - 8:50(笑)
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8:50 - 8:54皆さんの中で
船から落ちたことがある方は -
8:54 - 8:57残念ながら病気を持ってることになるので
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8:57 - 8:59医者に相談した方が良いでしょう
-
8:59 - 9:01何科の先生かは分かりませんが
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9:01 - 9:04精神科医かも知れませんが
どうでしょう -
9:06 - 9:08病気だと分かりました
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9:08 - 9:11専門は精神科でしょうか?
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9:11 - 9:14ある意味合ってます
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9:14 - 9:16精神科医とは
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9:16 - 9:19性別違和症候群を診断することができます
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9:19 - 9:21自身の性別感覚と
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9:21 - 9:24身体的または他者が認識する性別が
一致しない状態を指します -
9:25 - 9:26ここでも文脈が大切です
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9:26 - 9:29例えば 精神科医が診断はしますが
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9:29 - 9:31その治療法はまったく
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9:31 - 9:32精神医学的ではないんです
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9:32 - 9:34専門はむしろ
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9:34 - 9:38ホルモン治療とか
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9:38 - 9:42整形外科またはパーソナル・ショッパーと
した方が近いかも知れません -
9:42 - 9:46これらはいずれも患者の人生の方向性に
何らかの影響を与えるものです -
9:46 - 9:48でも分類上掲載されていません
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9:50 - 9:52もう1つ便利そうな知識があります
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9:52 - 9:54実はICD10は
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9:54 - 9:57古い国際疾病分類法であり
-
9:57 - 10:01今のICD11には
性転換症は掲載されておらず -
10:01 - 10:04病気として分類されていません
-
10:04 - 10:08ここで私が言いたいことは
ウィキデータが古い情報を含んでいるとが -
10:08 - 10:11誤った情報も含んでいることではなく
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10:11 - 10:14情報に基づき構築されたステートメントは
-
10:14 - 10:17必然的に除外した情報も反映しており
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10:17 - 10:18その結果除外されたものが
-
10:18 - 10:21リスクとなり得るということです
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10:21 - 10:25この項目に含まれていた情報を
ひとつ構文にしてみると -
10:25 - 10:30「性転換症は精神的な疾病である」となります
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10:30 - 10:34今まで述べたような色々な複雑性を
排除しています -
10:34 - 10:36しかし より大きな問題は
それが既存の説明や情報と -
10:36 - 10:40いかに絡み合い
共鳴するかという点です -
10:40 - 10:43例えば 性転換症が病気であるという考えです
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10:43 - 10:49ICDがなぜ 性転換症を病気として
掲載しなくなったか分かりますか? -
10:50 - 10:512つ理由があるんです
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10:51 - 10:561つ目は 性転換症を病気と呼ぶことが
正確ではないからです -
10:56 - 10:59病気であることの定義を満たさないのです
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11:00 - 11:03実際 性転換症に関連した項目が
-
11:03 - 11:07ICDに残っているとしたら
その唯一の理由は -
11:07 - 11:12生理学的または精神医学的な観点ではなく
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11:12 - 11:14純粋なプラグマティズムによるものです
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11:14 - 11:16掲載をやめてしまうと
-
11:16 - 11:18米国みたいな国の保険会社は
-
11:18 - 11:21性転換症に関する治療費用を
-
11:21 - 11:24保障しなくなるからです
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11:24 - 11:262つ目の理由は
-
11:27 - 11:30病気として分類されるものを
-
11:30 - 11:33患うことに伴う偏見は深刻なもので
-
11:33 - 11:36性転換症を病気として分類することにより
-
11:36 - 11:37しかも精神病とすることにより
-
11:37 - 11:39性転換症の人に対し
長年持たれて来た -
11:39 - 11:42憶測や誤った思い込みが
増幅されてしまうのです -
11:42 - 11:44憶測や思い込みは強力なものです
-
11:44 - 11:47病気なんだから性転換症の人は
何かおかしいんだろう -
11:47 - 11:50治す必要があるだろうとか
-
11:50 - 11:51精神的な症状なら
-
11:51 - 11:55性転換症の人は症状がなくなるよう
セラピーを受けるべきだとか -
11:55 - 11:59すなわち ステートメントが真実であっても
謝りであっても -
11:59 - 12:02その複雑性と文脈性を剥ぎ取ることにより
-
12:02 - 12:05人々は自分が認識する定義に
当てはめてしまうんです -
12:07 - 12:10その結果 中立的で客観的な
分類システムには至りません -
12:10 - 12:13転向療法みたいなものに
繋がってしまうんです -
12:13 - 12:17性行為をした後に相手が
性転換症と知って -
12:17 - 12:20相手を撲殺しても違法行為ではない
-
12:20 - 12:22なぜなら相手は何かが
おかしかったからだとか -
12:22 - 12:27こんな行為をしても
道理があったからだとなるのです -
12:30 - 12:33この問題をもっと正確に説明してみます
-
12:33 - 12:37ウィキデータの枠にはめるのが
難しいのです -
12:38 - 12:41ウィキデータに入れられないため
-
12:41 - 12:43情報をそぎ落とすことにより
複雑性を失ってしまい -
12:43 - 12:48非常に危険な概念が再び補強される
リスクが高まるのです -
12:50 - 12:52別の例を
やはりジェンダーの観点で見てみましょう -
12:52 - 12:54ノンバイナリーの項目の問題です
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12:56 - 12:58ウィキデータによると
-
12:58 - 13:00ノンバイナリーとは
-
13:00 - 13:03男性にも女にも限定されない範囲に
存在するジェンダーです -
13:03 - 13:07「何々としても知られる」としていることも
問題があると感じてますが -
13:07 - 13:09それが一番重要な問題ではなく
-
13:09 - 13:10ここで重要な点は
-
13:10 - 13:15このページのどこにも
性転換症についても記述がないのです -
13:15 - 13:19性転換症の女性についての項目を見ると
-
13:19 - 13:22「性転換症の男性の反対」と書いてあります
-
13:22 - 13:24そして性転換症の男性の項目を見ると
-
13:24 - 13:27「性転換症の女性の反対」と書いてあるんです
-
13:27 - 13:29この項目には
-
13:29 - 13:33性転換症の人に関する記述は
一切ないのです -
13:33 - 13:36ノンバイナリーな人と性転換症の人が
-
13:36 - 13:39完全に切り離されて区別されて
しまっているんです -
13:40 - 13:44こんなことにこだわるのは
衒学的と思われるかも知れませんが -
13:44 - 13:48とても有用な例なんです
2つの理由があります -
13:48 - 13:531つ目は ノンバイナリーな人が
性転換症についてどう感じているかについて -
13:53 - 13:55大いに議論があるということです
-
13:56 - 14:00ノンバイナリーの人は性転換症であると
自覚する場合もあればない場合もあります -
14:02 - 14:04だから この人々を一括りにして
-
14:04 - 14:07分類上の判断するのは難しいのです
-
14:09 - 14:13他の人は 理由はまちまちですが
ノンバイナリーは性転換症ではないと言います -
14:13 - 14:16あるいは
逆にノンバイナリーは性転換症だと言います -
14:18 - 14:20どこかの時点で決断する必要があります
-
14:20 - 14:22この項目はどう分類すれば良いでしょうか?
-
14:22 - 14:24どんな属性と関連付ければ良いのでしょうか?
-
14:26 - 14:28でもウィキデータでそれをするのは大変です
-
14:28 - 14:31必然的にプラットフォームの構造が
-
14:31 - 14:33カテゴリー型で硬直的なので
-
14:33 - 14:37ある人には関連しているが
他の人には関連しておらず -
14:37 - 14:41政治的にも紛糾しており
良く考える必要があるとは言えないのです -
14:42 - 14:45頼るべき客観的事実がないんです
-
14:45 - 14:48とても文脈的で複雑で
議論が紛糾しています -
14:50 - 14:54では どうやって
これをウィキデータにはめ込みますか? -
14:54 - 14:55誰か?
-
14:58 - 14:59この単純化は
-
14:59 - 15:03「情報が全部フィットしなかったから
完璧じゃないのも仕方がない」 -
15:03 - 15:04という問題だけでなく
-
15:04 - 15:09既存の議論や既存の世界と合致することにより
-
15:09 - 15:11深刻な被害を及ぼす可能性があるのです
-
15:13 - 15:14過去からずっと
-
15:14 - 15:18ノンバイナリーの人は性転換症ではないと
みなされてきた歴史があります -
15:18 - 15:24性転換症とは何かということ
また性転換症の人の扱い方に関する -
15:24 - 15:29全ての基礎となる
権威ある医療や学術研究も同様でした -
15:30 - 15:36その結果 ノンバイナリーな人々は
医療・地域社会への参加など -
15:37 - 15:41さまざまなサポートへの
アクセスが断続されて来ました -
15:41 - 15:44実際 2013年までは
-
15:44 - 15:47ノンバイナリーは絶対になることはないと
されていたにも関わらず -
15:47 - 15:51性転換症の薬物治療を受けることはできました
-
15:51 - 15:55薬物治療が欲しければ
担当医に対し常に嘘をつき -
15:55 - 15:58ばれないことを祈るしかありませんでした
-
16:00 - 16:03希望通りの診断が得られ
-
16:03 - 16:06健康保険で費用をカバーしたり
-
16:06 - 16:09国民健保でカバーできるようにするためは
-
16:09 - 16:11男性か女性のどちらかになる必要があり
-
16:11 - 16:13それ以外の選択肢はありませんでした
-
16:14 - 16:18そして今 ノンバイナリーな存在に対する
バッシングが増えています -
16:18 - 16:23私たちを脅威に感じたり
奇異なものとみなすのです -
16:23 - 16:27性転換症の人たちと
同じくらいの間存在してきたが -
16:27 - 16:30話題に上らなかっただけなのです
-
16:31 - 16:32この結果何が起きるかと言うと
-
16:32 - 16:37静寂が既存の概念を補強しているのです
-
16:37 - 16:42例えばノンバイナリーは性転換症とは
一切関係ないという思い込みです -
16:42 - 16:47そこから生まれ補強される議論は
人々を治療から切り離し -
16:47 - 16:50人々を地域社会から隔絶します
-
16:51 - 16:56ジェンダーについて
まくしたてるのをやめる前に -
16:56 - 16:58ヒジュラについて話します
-
16:58 - 16:59ウィキデータによると
-
16:59 - 17:02ヒジュラは南アジアの文化圏の
第3のジェンダーで -
17:02 - 17:05ノンバイナリーの派生クラスです
-
17:06 - 17:07こういうことです
-
17:07 - 17:12ヒジュラの人たちは 単純な男性・女性の
バイナリーの範疇の外に存在してますが -
17:13 - 17:16ヒジュラで自分のことをノンバイナリーと
定義する人は絶対いません -
17:16 - 17:19全然意味をなさないからです
-
17:19 - 17:23西洋文化の文脈では
ノンバイナリーな人は定義上 -
17:23 - 17:24男でも女でもなく
-
17:24 - 17:28その結果 性転換症の男性でもなく
性転換症の女性でもないわけです -
17:29 - 17:31ヒジュラは性転換症の女性も含むし
-
17:31 - 17:34インターセックスの人も皆含み
-
17:34 - 17:38不妊症の人や
ゲイの人々の多くを含みます -
17:38 - 17:41一方で性転換症の男性は含まず
-
17:41 - 17:46ノンバイナリーで生まれた時に
女性とされた人も含まれません -
17:47 - 17:48これはとても複雑で
-
17:48 - 17:50このジェンダーの構造について説明する
-
17:50 - 17:55本が出版されています
-
17:55 - 17:56大事な点は
-
17:56 - 17:59西洋のジェンダーに対する考え方を簡単に
-
17:59 - 18:02他国ののジェンダーの概念に
マッピングする方法はない点です -
18:02 - 18:05ヒジュラの人々を分類し
-
18:05 - 18:10ノンバイナリーの派生クラスとするのは
-
18:10 - 18:15多くのヒジュラが自分のことを
そう見ていないという事実を無視しています -
18:16 - 18:19そして ヒジュラとノンバイナリーの定義は
-
18:19 - 18:21全く相容れません
-
18:23 - 18:24ここにも 悪影響が発生する
-
18:24 - 18:27リスクがあります
-
18:27 - 18:30なぜなら 西洋のジェンダーの概念は
-
18:30 - 18:37頻繁にしかも長期にわたり世界に広まり
多くの場合 暴力を伴って来ました -
18:37 - 18:40私たちには情報システムがあり
-
18:40 - 18:43分類システムがあります
-
18:43 - 18:44基準があります
-
18:44 - 18:47歴史上も現在も戦争があります
-
18:47 - 18:49西洋のやり方が
-
18:49 - 18:52唯一優れたやり方だという考えや
-
18:52 - 18:54最良で標準とされるべき方法で
-
18:54 - 18:57皆が従うべきだという
考え方が中心となってます -
18:57 - 19:01だから皆が仕方がなく
世界を西洋的な知識の概念に -
19:01 - 19:04押し込めようとする
大規模なプロジェクトに取り組む時ー -
19:04 - 19:08分類システムは
普遍的にそう機能しますからー -
19:08 - 19:11全てが1つの一貫性のある
スキーマにフィットする必要があります -
19:11 - 19:14それが暴力を誘発しているのです
-
19:17 - 19:21私が延々と話して来た懸念や例に対し
-
19:21 - 19:23こう反応されるかも知れません
-
19:23 - 19:25「それがどうして重要な問題なのか」と
-
19:25 - 19:29「ウィキデータが特定の議論に参加し
承認したり否認したりすることが -
19:29 - 19:33どうして世界に影響を及ぼすのか?」と
-
19:33 - 19:36第一の答えは
重要じゃないというものです -
19:36 - 19:39重要だとすれば
それは あなたがそう認めるからです -
19:39 - 19:42現在ウィキデータの
標準的なアプローチは -
19:42 - 19:45機械で読み込み可能な形で
知識を集めているというものですが -
19:45 - 19:46実は違うんです
-
19:46 - 19:48それと同時に
-
19:48 - 19:50何が含まれ何が含まれるべきでないか
-
19:50 - 19:53知識がどう提示されるべきか
判断しているのです -
19:53 - 19:56どの複雑さに掲載する価値があり
どれはないか判断しています -
19:57 - 19:59その判断は倫理的でも政治的でもあり
-
19:59 - 20:02プロジェクトを単に
-
20:02 - 20:05百万の匿名のサルたちが
-
20:05 - 20:07タイプライターを使って
結果が得られると考えると -
20:07 - 20:09それについて会話することを不可能にします
-
20:10 - 20:13ウィキデータの運営者とユーザー
そして出資者たちは -
20:13 - 20:17中立でも客観的でもなく
悪ではないが危険な -
20:17 - 20:20根本的に大切な判断を
-
20:20 - 20:24していることを自覚する必要があります
-
20:26 - 20:28もしこれらが倫理的で
-
20:28 - 20:30政治的な判断だと認めた場合あなたは
-
20:30 - 20:33「掲載されるものに意見がしたければ
-
20:33 - 20:35貢献すればいいだろう」と言うかも知れません
-
20:35 - 20:39周辺に追いやられたコミュニティーこそ
多くを貢献します -
20:39 - 20:41クィアのコミュニティーは特に
-
20:41 - 20:44すっと昔からテクノロジーの
初期の採用者でありました -
20:44 - 20:48人々はただ
ウィキデータに貢献すればいいんです -
20:48 - 20:52ヒジュラの人たちも
アカウントを作成して -
20:52 - 20:56自分たちに関する項目が
ノンバイナリーの派生クラスなのは -
20:56 - 20:58間違っていると主張すれば良いのです
-
20:59 - 21:02でも 上手く行かないでしょう
-
21:02 - 21:04ヒジュラはマイノリティーだからです
-
21:04 - 21:06政治的・倫理的な判断が下される場合
-
21:06 - 21:10その声や意見が抹殺されるのは
-
21:10 - 21:12マイノリティーのものなんです
-
21:12 - 21:14統計値を調べてみました
-
21:14 - 21:17ウィキデータは2万人の
エディターが活動してます -
21:17 - 21:21世界の人口は70憶ぐらいですね
-
21:21 - 21:24その計算が嘘で
-
21:24 - 21:28北極圏の下に潜むトカゲに支配された
各国政府が -
21:28 - 21:31でっちあげていると
信じてる場合は別でしょうが -
21:31 - 21:33だから今 大体
-
21:33 - 21:34(聴衆1)違うんですか?
-
21:34 - 21:36(笑)
-
21:36 - 21:37正直に言います
-
21:37 - 21:39ここ5年間米国に住んでて
-
21:39 - 21:40学んだことがあれば
-
21:40 - 21:45それは 人類の大部分を
コントロールしようと考えるほど -
21:45 - 21:46大きな政府の集合体であれば
-
21:46 - 21:51その事実を隠匿できるほどの
能力は持っていないはずです -
21:51 - 21:52(笑)
-
21:52 - 21:53多分3ヶ月でバレてしまうでしょう
-
21:53 - 21:57どこかの勇敢な
調査記者の発見によるものではなく -
21:57 - 21:59ある日 トカゲが一匹
-
21:59 - 22:01人間の背広を着るのを忘れたまま
-
22:01 - 22:03牛乳を1パック買いに
お店に行ってしまうんです -
22:03 - 22:04(笑)
-
22:04 - 22:08TikTokに動画撮影されて
バレちゃうんです -
22:08 - 22:10(笑)
-
22:11 - 22:14ウィキデータでは
2万人のエディターが活動してますが -
22:14 - 22:17背広を来ていようがいまいが
-
22:17 - 22:18トカゲは含まれていないでしょう
-
22:19 - 22:21世界人口70億人のうち
-
22:22 - 22:25ヒジュラの人々は百万人くらいいます
-
22:25 - 22:27同じ比率と想定するとー
-
22:27 - 22:31ヒジュラの人々は貧困に喘いでおり
-
22:31 - 22:33信頼できるイーンターネット接続など
-
22:33 - 22:36アクセス力への貧困の影響は
ここでは無視するとしてー -
22:36 - 22:412万人のウィキデータ・エディター
全体の行為を -
22:41 - 22:442.85人が翻す必要がある計算になります
-
22:46 - 22:49余りありそうな話ではないですね
-
22:52 - 22:54そこで皆さんはこう言うかも知れません
-
22:54 - 22:57「じゃあ 他のウィキベース・インスタンスが
あれば良いじゃないか -
22:57 - 23:00そういうものを作ることを
目指してるんでしょ?」と -
23:00 - 23:03自分自身のウィキベースを
自分の意見と -
23:03 - 23:06物事の分類法や
優先順序 禁止事項などについて -
23:06 - 23:08自分の判断に基づいて設定することができます
-
23:08 - 23:11何が知識であり どの情報が重要かという
自分の基準に基づき -
23:11 - 23:13自分のサイトを構築することができるのです
-
23:13 - 23:16人々は まさにそうするかも知れません
-
23:16 - 23:19問題はウィキデータが結構重要視されていて
-
23:19 - 23:24ウィキデータが下す判断が
大きな影響力を持ってしまうことです -
23:24 - 23:26既に存在しているという事実があります
-
23:26 - 23:29先行者利益があります
-
23:29 - 23:31ウィキメディアのブランド力があります
-
23:31 - 23:34Googleなどからの資金力もあります
-
23:34 - 23:37他の機関とのリレーションを持ってます
-
23:37 - 23:39ウィキデータの戦略が
-
23:39 - 23:42博物館とのエンゲージメントと
統合を計画すれば -
23:42 - 23:45ウィキデータにもっと
データが集まるだけではなく -
23:45 - 23:49ウィキデータと
そのユーザーの判断が -
23:49 - 23:52現実世界にもっと浸透し
-
23:52 - 23:58データシステムの仕組みの標準と化し
-
23:58 - 24:02他の領域を満たすための
情報源となって行くのです -
24:04 - 24:07だから私は「悪じゃないけど危険」と
-
24:07 - 24:10ウィキデータの分類システムを表現するのです
-
24:11 - 24:12強調したいのは
-
24:12 - 24:15ウィキデータそのものが
悪とは思っていないということです -
24:16 - 24:19でも その危険性は広範囲に及び
-
24:19 - 24:21きちんと対応されていないと思ってます
-
24:21 - 24:23ジェンダーについてだけでも
-
24:23 - 24:273つの非常に簡単な事例をお見せしましたが
-
24:27 - 24:32ウィキデータの項目に含まれる情報の
-
24:32 - 24:39客観的な正確性のことは
さて置いても -
24:39 - 24:43どの情報を掲載するかとか
優先するかという判断が -
24:43 - 24:47世界の他の地域では重要な特定の議論や意見を
-
24:47 - 24:52拡散したり封じ込めることにより
世界中に被害を及ぼし得るのです -
24:53 - 24:54私がこれらの例を選んだのは
-
24:54 - 24:58びっくりさせるためでも
-
24:58 - 25:00特別だからではなく
-
25:00 - 25:04単に あんなに狭い範囲のコンテンツで
-
25:04 - 25:09幅広い暴力的システムへの示唆がある問題を
たくさん見つけられるとすれば -
25:09 - 25:12他にどれくらい潜んでいるか
考えて欲しかったんです -
25:14 - 25:17ウィキデータのゴールは
-
25:17 - 25:19普遍的な分類システムですが
-
25:19 - 25:22これらの危険性に対応しないと
-
25:22 - 25:24最終的には多分ーいや絶対
-
25:24 - 25:28中立な分類ではなく
-
25:28 - 25:29強制に至るでしょう
-
25:29 - 25:32「世界の仕組みはこうなってる
-
25:32 - 25:33気に入らなかったとしても
-
25:33 - 25:37我々の世界に順応せよ」となるのです
-
25:39 - 25:42簡単な答えがあればいいんですが
-
25:42 - 25:44持っていません
-
25:44 - 25:45エンジニアリングから
-
25:45 - 25:46学術部門に移ったことの
-
25:46 - 25:48プラス面の1つでしょうね
-
25:48 - 25:49色んなところに登壇して
-
25:49 - 25:52「何もかもが複雑だ
-
25:52 - 25:54誰か何とかしなければ
-
25:55 - 25:57助成金頂けますか?」
と言えばいいんです -
25:57 - 25:58(笑)
-
25:58 - 26:00私が唯一できることは
-
26:00 - 26:03バウカー博士とスター博士の
結論を再度繰り返すのみです -
26:03 - 26:07結局はウィキデータ自身のことではなく
-
26:07 - 26:08ウィキデータの問題ではないのです
-
26:08 - 26:11ウィキデータもその一部である
システムのクラスが -
26:11 - 26:14安全に運営されて来ておらず
-
26:14 - 26:17今後安全になると考える
理由はないということです -
26:18 - 26:20だから私からのメッセージは
-
26:20 - 26:22特定の変化を求めるものではなく
-
26:22 - 26:25皆さんに諦めて家に帰れという
ものでもありません -
26:25 - 26:27プロジェクト全体として
-
26:27 - 26:29そして 皆さんそれぞれ個人として
-
26:29 - 26:32平穏でいられるかということですー
-
26:32 - 26:36普遍化を目指し
-
26:36 - 26:39データの中立性と真実性を主張する
-
26:39 - 26:43システムの構築に本当に参画したいですか?
-
26:44 - 26:47それが不可能なことであり
-
26:47 - 26:50失敗した場合は害があると知っていても?
-
26:50 - 26:52平穏でいられない場合は
-
26:52 - 26:55他にあり得る方法を模索するべく
発言して欲しいのです -
26:56 - 26:59その方法とは例えば
-
27:00 - 27:04ローカルなウィキベース・インストールに
優先権を与えることです -
27:04 - 27:06個々のコミュニティーと
-
27:06 - 27:08個々の文脈と領域に
-
27:08 - 27:11それぞれが大事だと思うことを定義し
-
27:11 - 27:13どのように定義されたいか
-
27:13 - 27:15優先権を与えるべきなのです
-
27:15 - 27:19中核のリポジトリに
-
27:19 - 27:22どの意見が含まれるべきかという議論は
-
27:22 - 27:25全ての意見が集積されるまで
待つべきだと思います -
27:27 - 27:29以上が私からの話でした
-
27:29 - 27:32我慢して座って聞いて頂き
有難うございました -
27:32 - 27:3520分から25分くらい残ってますか
-
27:35 - 27:39(司会者)25分ありますから
質問をどんどんどうぞ -
27:40 - 27:41有難うございます
-
27:41 - 27:45(拍手)
-
27:47 - 27:50(聴衆2)素晴らしい
プレゼン有難うございます -
27:50 - 27:52分類システムの問題について
良く分かりました -
27:52 - 27:551つ示された事例は
-
27:55 - 27:56数学的観点から面白かったです
-
27:56 - 27:59性転換症の男性を
-
27:59 - 28:01性転換症の女性と反対のものと示され
-
28:01 - 28:04性転換症の女性が性転換症の男性の反対で
-
28:04 - 28:07シスジェンダーの女性の反対と
示されたものです -
28:07 - 28:12それだと シスジェンダーの女性が
性転換症の男性と同一になってしまいます -
28:12 - 28:13反対同士が一致しますから
-
28:13 - 28:17確かにAがBの反対で
CもBの反対なら -
28:17 - 28:18AとCは同一です
-
28:18 - 28:21だから ここでは「反対」ではなく
-
28:21 - 28:23「異なる」とすべきですね
-
28:23 - 28:26実際にデータベースにクエリーする際に
-
28:26 - 28:29色々な数学的な問題が発生する部分なので
-
28:29 - 28:32指摘する必要があると考えました
-
28:32 - 28:34もう1つ面白かったのは
-
28:34 - 28:40もっと後の箇所で 性転換性の定義を
含みたかったのですが -
28:40 - 28:42フローの中にフィットさせることが
できなかったんです -
28:42 - 28:46性転換手術にしてもそうです
-
28:47 - 28:48意図したものではないけど笑えます
-
28:48 - 28:51だって 性転換症の診断は
-
28:51 - 28:55昔は性転換手術の前提条件でしたから
-
28:55 - 28:58鶏と卵の問題ではありませんが
-
28:58 - 29:00鶏が卵を抱えているようなものです
-
29:00 - 29:01(笑)
-
29:02 - 29:04だから そうですね
-
29:04 - 29:08ウィキデータでは数学的
-
29:08 - 29:12または擬似数学的言語ー
-
29:12 - 29:17「反対」「 独立した」「集合内」
等の言葉を多く使用していますが -
29:17 - 29:22表現するため使っている数学よりも
現実はもっと複雑なんです -
29:23 - 29:25良い答えはないんですが
-
29:25 - 29:27以前は定量的な研究をしていましたが
-
29:27 - 29:31それを辞めたには
理由があったとだけ言っておきます -
29:33 - 29:34(司会者)次の質問
-
29:34 - 29:36さっき手を挙げた方
-
29:36 - 29:37そこにいますね
-
29:46 - 29:47(聴衆3)こんにちは
-
29:48 - 29:50プレゼン有難うございました
-
29:50 - 29:51とても勉強になりました
-
29:53 - 29:56まず第一に
-
29:56 - 29:58ご存知でしょうか?
ウィキメディアにある -
29:58 - 30:01LGBT+ユーザーグループという
コミュニティですが -
30:01 - 30:04このユーザーグループには
メーリングリストがあって -
30:04 - 30:08ウィキデータにおける性と
ジェンダーの問題について議論しています -
30:08 - 30:09そしてLGBT+の人々から
-
30:09 - 30:12幾つか改善のための提案もされています
-
30:12 - 30:15まだ完了していませんが
-
30:15 - 30:18幾つかの改善案では作業も進んでいます
-
30:18 - 30:20もし意見があれば
-
30:20 - 30:22教えて下さい
-
30:22 - 30:24この中であなたが一番
良くご存知でしょうから -
30:25 - 30:28でも あなたが先ほど
-
30:28 - 30:30ヒジュラについて述べられたことに
異論があります -
30:30 - 30:34ウィキデータのエディター2万人のうち
-
30:34 - 30:372.8人と仮定されるヒジュラが
-
30:37 - 30:402万人全体を凌駕する必要があると
おっしゃいましたが -
30:40 - 30:41間違っています
-
30:41 - 30:45多くの人がー
多分2万人が -
30:45 - 30:48その問題のことを
認識していないだけです -
30:48 - 30:50偏見を持ってるわけではありませんし
-
30:50 - 30:52ヒジュラがしたいことを
-
30:52 - 30:54意図的に邪魔することはありません
-
30:54 - 30:57多くの人はお願いすれば助けてくれます
-
30:57 - 31:00皆さんもウィキデータの編集者であれば
同様でしょうが -
31:00 - 31:02私もこの問題について知りませんでした
-
31:02 - 31:04もし知っていたら直してました
-
31:06 - 31:08おっしゃることは良く分かります
-
31:09 - 31:11はっきり申し上げたいことは
-
31:11 - 31:132万人のエディターのうちー
-
31:13 - 31:14ここにも何人もおられるでしょうがー
-
31:14 - 31:16熱狂的な偏見をもつ人物や
-
31:16 - 31:20文化的帝国主義者は
ほんの一握りでしょう -
31:20 - 31:22私が本当に伝えたかった事実は
-
31:22 - 31:27ウィキプロジェクトの基礎となっている
-
31:27 - 31:31コンセンサスや議論に基づいたモデルには
-
31:31 - 31:33欠点があるということです
-
31:33 - 31:34最大の欠点の1つは
-
31:34 - 31:39掲載すべき意見は目の前に並んでて
-
31:39 - 31:42比率で代表されているという思い込みです
-
31:42 - 31:46コンセンサスのモデルは
クエーカーのコミュニティで始まりました -
31:46 - 31:49判断により影響を受ける人たちは皆
部屋におさまることができたので -
31:49 - 31:53判断により影響を受ける人たちは皆
文字通り同じ部屋にいたのです -
31:54 - 31:59私が2.85という数字で言いたかったのは
-
31:59 - 32:01判断を下すたびに
ウィキデータ全体の人々と -
32:01 - 32:03議論しなければならない
ということではなく -
32:03 - 32:08どの知識が掲載されるべきかということに関し
-
32:08 - 32:11コンセンサス・モデルと多数決モデルは
-
32:11 - 32:14十分に代表されていない人々が
-
32:14 - 32:19データベースでも
十分に代表されていない場合 -
32:19 - 32:23根本的な問題に直面するという点なのです
-
32:24 - 32:26もう1つの実例が
-
32:28 - 32:30国としてのミャンマーです
-
32:30 - 32:35英語のウィキペディアは
2年くらい前まで -
32:35 - 32:37国名はビルマだとしていました
-
32:39 - 32:41理由は単純なことでした
-
32:43 - 32:45BBCがミャンマーと
呼びたくなかったんです -
32:45 - 32:48そして多くのエディターが...
-
32:48 - 32:49(聴衆4)完全に間違ってます
-
32:49 - 32:50すみません
-
32:50 - 32:52(笑)
-
32:53 - 32:56こういった問題は
-
32:56 - 32:58厳密ではないが...
-
32:59 - 33:02(司会者)マイクでお願いします
-
33:02 - 33:05(聴衆4)すみません
それは事実を全く無視してます -
33:05 - 33:08それじゃあ どうぞ
-
33:08 - 33:10(聴衆4)ミャンマーの政治的状況を
ひどく曲解した発言です -
33:11 - 33:12分かりました どうぞ
-
33:12 - 33:15(聴衆4)ビルマ語では
-
33:15 - 33:17その国は
-
33:17 - 33:20ミャンマーまたはバマーと
表現されます -
33:20 - 33:23ミャンマーがフォーマルな
登録名である場合が多く -
33:23 - 33:25バマーはもっと
インフォーマルな場合が多いです -
33:25 - 33:28でも どちらも国名として
受け入れられています -
33:31 - 33:35ビルマは明らかにバマーから由来してますが
-
33:36 - 33:38何が起きたかというと
-
33:39 - 33:48英語ではずっと
ビルマが正式名とされていましたが -
33:48 - 33:54軍事政権が1988年
いや1989年に -
33:54 - 33:59国名はミャンマーにするべきだと
決定したのです -
33:59 - 34:05表向きには
国内の少数民族にも -
34:05 - 34:08受け入れられる国名にするための
ものとされました -
34:08 - 34:10でも その論理は
歴史修正主義的なものです -
34:10 - 34:13なぜならば ミャンマーもバマーも
-
34:13 - 34:15その国の多数派人種のことを
指している言葉だからです -
34:15 - 34:20だから 当時のビルマ政府は
-
34:20 - 34:24人々を国と同義にすることにより言外に...
-
34:24 - 34:26(聴衆4)反対に近いことを
-
34:26 - 34:27奇妙な方法で言ってたことになります
-
34:27 - 34:30政府はバマーが人種を指しており
-
34:30 - 34:33ミャンマーは国を指していると宣言しましたが
-
34:33 - 34:34歴史的には どちらの言葉も
-
34:34 - 34:36人種と国の両方を指していました
-
34:36 - 34:37なるほど
-
34:37 - 34:44(聴衆4)ところが
国内の民主派の推進者が -
34:44 - 34:49軍事政権には
国名を変える力はないはずと主張しました -
34:49 - 34:52国民から権限を与えられてないと
考えたからです -
34:52 - 34:58明らかに軍事政権ですから
-
34:58 - 35:02そこで国名は 英語ではビルマと
呼び続けるべきと考えたのです -
35:02 - 35:06なぜなら ミャンマーと呼ぶことは
-
35:06 - 35:10当時のビルマそしてミャンマーの政府が
正当なものと認めることでもあったからです -
35:10 - 35:13そして2014年に 軍事政権が崩壊しー
-
35:13 - 35:17崩壊したというよりは
半分文民政権に戻ったとき -
35:18 - 35:20問題となったのです
-
35:20 - 35:22「国名は英語でビルマにすべきか
ミャンマーとすべきか?」と -
35:22 - 35:25事実上の国のリーダーであった
-
35:25 - 35:26アウンサンスーチーが
-
35:26 - 35:29ビルマ憲法には
-
35:29 - 35:31英語の国名など規定してないのだから
-
35:31 - 35:33好きにすれば良いと言ったのです
-
35:33 - 35:34正式な国名はビルマ語では
-
35:34 - 35:39ミャンマー連邦共和国ですが
-
35:39 - 35:41英語では
何と呼んでも良いのです -
35:41 - 35:46ただ 一般的には
ビルマに文民政権が戻るまでは -
35:46 - 35:48ミャンマーと呼ぶことは
-
35:48 - 35:52軍事政権を正当化することを
意味していたのです -
35:52 - 35:57よって ビルマと呼ぶことは
軍事政権を正当化しないための -
35:57 - 35:59政治的な行為とみなされたのです
-
35:59 - 36:03それが根拠ではなかったと言ってる
わけではないんです -
36:03 - 36:06ただ 英語のウィキペディアに限れば
-
36:06 - 36:124年間にわたり
ページは7度の変更申請の協議を経て -
36:12 - 36:15調停同人会による決定があり
-
36:15 - 36:17組織上の調停が試みられ
-
36:17 - 36:21変更協議の終了に関する再調査もあり
-
36:21 - 36:24議論の内容を見てみると
-
36:24 - 36:27論争の双方の主張は
-
36:27 - 36:30その国の微妙な政治的状況というより
-
36:30 - 36:34むしろ メディアソースの一般的な使用例や
-
36:34 - 36:36各機関が何と呼んでいるかという
ことに終始していたのです -
36:36 - 36:38その議論の内容を見ると
-
36:38 - 36:41BBC以外の
英語を言語とする -
36:41 - 36:47西洋の主要な報道機関はほとんどが
-
36:47 - 36:51言語のソースをスイッチした時点が
はっきりとわかります -
36:51 - 36:57そこで議論は「我々が聞くべきは
ウォールストリート・ジャーナルなのか -
36:57 - 36:58BBCなのか?」という感じになります
-
36:59 - 37:01だから私が伝えたかったのは
-
37:01 - 37:04特定の政治的な状況のことではなく
-
37:04 - 37:08その判断が実際には
BBCのことをどれくらい愛してるかという -
37:08 - 37:13代理論争のようなものなってしまった
ということです -
37:15 - 37:18議論では得てして内部の者しか分からない
微妙な観点から -
37:18 - 37:22そのような協議を持つ場合の
-
37:22 - 37:26良いケーススタディであり
-
37:26 - 37:29大方の議論の中心は
-
37:29 - 37:30BBCをどれくらい愛しているかで
-
37:30 - 37:34文脈を理解していない人の意見である
ということが分かります -
37:36 - 37:37私が言いたかったことは
-
37:37 - 37:412万人と戦っているわけではなくて
-
37:42 - 37:4520人と議論している場合でも
-
37:45 - 37:47確率的には
そのうち19人が -
37:47 - 37:51とても強い意見を持っていて
-
37:51 - 37:53どちらに変更がされたとしても
-
37:53 - 37:56マイナスの影響を被るわけでもない人たちで
-
37:56 - 38:00自分が持つ特定の世界観に
こだわることを既に決めているんです -
38:00 - 38:03ウィキデータのクライテリアを変えるという
-
38:03 - 38:06LGBTQ+グループの提言は
素晴らしいことかも知れませんが -
38:06 - 38:09まだ読んでいないので
私自身が気に入るか -
38:09 - 38:11気に入らないかはわかりませんが
-
38:12 - 38:15ここでの基本的な前提は
-
38:15 - 38:18もしウィキデータの人々が今ここにいて
-
38:18 - 38:22そこにクィアの人全体の代表者たちがいて
-
38:22 - 38:25全てのクィアの人々のコンテンツに関し
-
38:25 - 38:28こうするべきだという
普遍的なルールを決めるなんてことは -
38:28 - 38:31同じ問題の小宇宙みたいなものです
-
38:32 - 38:34(司会者)もう1つ質問です
-
38:34 - 38:36(聴衆5)こんにちは
-
38:36 - 38:38コンセンサス・ベースのアプローチには
-
38:38 - 38:43もう1つ問題があると思います
-
38:43 - 38:46時にとても難しい問題に関し
どう対応したら良いか -
38:46 - 38:49コンセンサスに至ることがありますが
-
38:49 - 38:53ウィキデータで[聞き取り不能]
誰も議論を見ていないんです -
38:54 - 38:56Names プロジェクトは
-
38:56 - 39:01ウィキデータ上の古くからある
ウィキプロジェクトですが -
39:01 - 39:05名前というのは
世の中で難しい問題が発生しています -
39:05 - 39:08世界の全ての人が名前を持っている訳ではなく
-
39:08 - 39:12全ての人が姓を持っている訳ではありません
-
39:12 - 39:15世界にはたくさんの書記体系があり
-
39:15 - 39:18私たちは 実際に体系を持ってます
-
39:18 - 39:22それは世界中で多くのケースで
機能して来たもので -
39:22 - 39:24プロパティの使い方
-
39:24 - 39:26項目がどう見えるべきか
-
39:26 - 39:28これらのリンクの仕方等に関するものです
-
39:28 - 39:30我々はページを8つ持ってますが
-
39:30 - 39:32誰も読んでいません
-
39:32 - 39:40でも最近誰かが 中国人の研究者の姓に
ラテン文字を当ててしまいました -
39:40 - 39:44この研究者たちの名前は知りませんが
-
39:44 - 39:49追加された値は間違っていることは確かです
-
39:49 - 39:50正しい値は持っていませんが
-
39:50 - 39:52その値が正しくないことは分かります
-
39:53 - 39:57そして 問題について議論する
だけではないのです -
39:57 - 39:59大いに議論することはありますが
-
39:59 - 40:01取り組むべき課題を特定したり
-
40:01 - 40:08もっと複雑なケースに
どう対応するか決定する -
40:08 - 40:10モデルもあります
-
40:10 - 40:13でも人々はただ
「名前はプロパティを示唆してるから -
40:13 - 40:15それを追加しよう」という感じなんです
-
40:16 - 40:18- ノー!
- そうですね -
40:18 - 40:21モデルの仕方の問題だけじゃなくて
-
40:21 - 40:25人々にそのモデルをどう説明するか
という問題なんだと思います -
40:25 - 40:31技術的な部分についても
提案付きのツールがあれば良いかも知れません -
40:31 - 40:35昨年ライブになった制約に関するものも
-
40:35 - 40:36良いツールだと思います
-
40:36 - 40:40モデルの仕方が分かったとしても
-
40:40 - 40:45人々にそのモデルを
どう知らせるかという問題もあります -
40:45 - 40:49どうしたらもっと上手くできるかというのは
結構技術的な問題です -
40:54 - 40:55(司会者)今のはコメントだけで
-
40:55 - 40:58質問はありませんでしたか?
-
40:58 - 41:00それとも今のが質問ですか?
-
41:00 - 41:02(聴衆5)質問です
-
41:03 - 41:06(聴衆5)すみません
協議をした場合でも... -
41:06 - 41:07(司会者)どうぞ
-
41:08 - 41:11(聴衆5)質問がクリアでなかったならばー
-
41:11 - 41:13複雑なケースをどうやってモデルするか
-
41:13 - 41:15全員が合意している場合でも
-
41:15 - 41:20ウィキデータのプロジェクト内で
-
41:20 - 41:22技術的にそのモデルを人々に周知して
-
41:22 - 41:27善意ながら誤った値を追加しないように
するにはどうすれば良いでしょうか -
41:27 - 41:30我々は両方の問題で悩んでます
-
41:30 - 41:34複雑な現実をモデルするのも大変ですし
-
41:34 - 41:37我々のモデルを正しく使う方法を
-
41:37 - 41:41ユーザーに説明するのも苦労しています
-
41:41 - 41:42なるほど
-
41:43 - 41:46もし私がその問題を解決できるとしたら
-
41:46 - 41:48まず角度を変えてみます
-
41:48 - 41:53プロジェクトの領域を理解し
見方を共有できるよう -
41:53 - 41:57新規ユーザーを確実に一貫して
-
41:57 - 42:00学習させる方法を考えます
-
42:00 - 42:02成功すれば私も大学を卒業でき
-
42:02 - 42:03仕事ももらえるかも知れません
-
42:03 - 42:09その方法はインターネットの世界で
2番目に古い問題です -
42:09 - 42:111番古い問題は
-
42:11 - 42:14自動的に中傷を感知するシステムを
プログラムすることです -
42:19 - 42:21ウィキペディアを振り返ることもできます
-
42:21 - 42:27その前であれば Usenet の
永遠の9月という現象がありました -
42:27 - 42:30AOLのディスクがあちこちに配られ
-
42:30 - 42:34インターネットの仕組みも知らない
新参者がどんどん流入して -
42:34 - 42:38皆が「全員返信」ボタンを押して
何もかもが溢れてしまった状態です -
42:40 - 42:42一般的に
私がそれを探す場所は -
42:42 - 42:48「コンピュータにサポートされた協調作業」
という分野です -
42:48 - 42:50その大きな質問の1つは
-
42:50 - 42:54新参者の受け入れプロセス
-
42:55 - 42:58そして人々にカルチャーを
知ってもらう方法です -
42:58 - 43:01でもそれは 直接解決できるものでは
ないかも知れず -
43:01 - 43:03直接解決したくないものかも知れません
-
43:03 - 43:07「モノの分類法」を書いた
スーザン・リー・スターの -
43:07 - 43:08他の貢献の1つに
-
43:08 - 43:13インフラの一般的な研究があります
-
43:13 - 43:16ウィキデータはそんなインフラと思いますが
-
43:16 - 43:19彼女が主張したのは
-
43:19 - 43:21インフラは使用されることによって
-
43:21 - 43:23知られるようになるということです
-
43:23 - 43:28基本的にシステムの仕組みを理解するには
-
43:28 - 43:32それを使って大失敗して
-
43:32 - 43:35再び同じ失敗しないことを学ぶしかありません
-
43:35 - 43:41新規ユーザーも含め誰もがどこでも
-
43:41 - 43:43他のプロジェクトから
移って来た人も含め -
43:43 - 43:49失敗しないで済む方法を求めています
-
43:49 - 43:51そんな方法が存在するとは思えません
-
43:51 - 43:56より良い方法としては
-
43:56 - 43:59人が失敗した場合の影響について尋ね
-
43:59 - 44:03失敗自体が理解でき
ユーザー体験の -
44:03 - 44:07予想されるコンポーネントとするには
どうしたら良いか考えることでしょう -
44:08 - 44:10(司会者)有難うございます
次の質問どうぞ -
44:11 - 44:12(聴衆6)有難うございます
-
44:13 - 44:15まず プレゼン有難うございます
-
44:15 - 44:18誰かも言ったように勉強になりました
-
44:18 - 44:23性転換症の項目を見ていて
-
44:24 - 44:27もっと興味深いことに気づきました
-
44:27 - 44:29異なるウィキペディアが
-
44:29 - 44:32その問題をどう扱ってるか見てみたんです
-
44:32 - 44:353つ確認したんですが
-
44:35 - 44:38どうやらウィキデータで見えることは
-
44:38 - 44:42実際 ある程度
-
44:42 - 44:47英語のウィキペディアで起きたことであり
-
44:47 - 44:51ポルトガル語のウィキペディアを見ると
-
44:51 - 44:55その項目はトランスジェンダーに繋がっており
-
44:56 - 45:03フランス語のウィキペディアでは
トランスアイデンティティに繋がっています -
45:03 - 45:08そして性転換症はポルトガル語でも
フランス語でもリダイレクトになってます -
45:09 - 45:15ウィキデータ項目の編集履歴を見たら
-
45:15 - 45:19幾つかの戦いがあったことが分かります
-
45:19 - 45:22ディスカッションのページは
1行しかありませんが -
45:23 - 45:26エディター間で幾つかの対立があり
-
45:26 - 45:28特にフランス人で
-
45:28 - 45:32性転換症という言葉の使用に
反対している人が争っていました -
45:32 - 45:36それぞれの言語の項目名を見ると
-
45:36 - 45:39性転換症がないのは唯一
-
45:39 - 45:41フランス語のトランスアイデンティティで
-
45:41 - 45:45誰かが来て
先ほど話題に出た -
45:45 - 45:49トランスアイデンティティの反対は
[聞き取り不能]と主張して -
45:49 - 45:51また別の項目がありー
-
45:51 - 45:52そうですか
-
45:52 - 45:56(聴衆6)まさにグローバルな戦いになってて
-
45:56 - 46:00争いが反響しているようで
-
46:00 - 46:08それぞれのウィキペディアで
噴出しているようです -
46:08 - 46:12それは世界各地の地元文化における
-
46:12 - 46:14対立も反映しているようです
-
46:15 - 46:18私の場合
自分は英国人なので -
46:18 - 46:22「待てよ フランスと戦うって?
是非やって!」となりますね -
46:22 - 46:23(笑)
-
46:23 - 46:27それよりも根本的なものがあると思いますが
-
46:27 - 46:29その反対方向の主張をすることも可能です
-
46:29 - 46:33自分はトランスであることにより
逆方向の主張をして -
46:33 - 46:36「フランス人とポルトガル人が
間違ってるんだ」と言うことができます -
46:36 - 46:38何故ならば 実際の質問は
-
46:38 - 46:43性転換症の項目は
医療上の分類なのか -
46:43 - 46:45人の状態の分類か
-
46:45 - 46:48それとも歴史的な医療分類か
-
46:48 - 46:51または人の状態の歴史的用語なのか
-
46:51 - 46:54これらは異なる項目なのか同じなのか?
-
46:54 - 46:56物事はどれくらい異なれば
違う対象物とみなせるのか -
46:56 - 46:59医療的状態とアイデンティティは
同じと考える人と -
46:59 - 47:02違うと考える人との間の
-
47:02 - 47:04戦いをどのように調整したら良いのか?
-
47:05 - 47:08ええ 簡単な答えはありませんが
-
47:08 - 47:10事例をたくさん見れば
-
47:10 - 47:13そしてたくさんの論争を見れば
-
47:13 - 47:14ウィキデータでは
-
47:14 - 47:18これらの戦いは実は
-
47:18 - 47:19折衝のようなものですが
-
47:19 - 47:21地元コミュニティの規範
-
47:21 - 47:24それを超える場合は文化的規範
について争っているのです -
47:24 - 47:26これはやはり問題で
-
47:26 - 47:29社会的に排除されたり少数派である
グループについて考える場合 -
47:29 - 47:34私たちは彼らがウィキ・コミュニティでも
排除されるだろうと考えます -
47:34 - 47:37そしてウィキデータ内でも同様です
-
47:37 - 47:38ウィキデータはそのように
-
47:40 - 47:43誰の知識がどういう場合
どういう形で重要かという -
47:43 - 47:45既に存在する優先順序に基づいて
-
47:45 - 47:47積み上げられているのです
-
47:48 - 47:51(聴衆7)先ほどおっしゃたことについて
話します -
47:52 - 47:58全てのものが複雑ですから
それを正しくモデルして -
47:58 - 48:00ウィキデータに正しく掲載することが
-
48:00 - 48:03問題の全てではないと思います
-
48:03 - 48:05おっしゃった通り
ウィキデータはインフラです -
48:05 - 48:09そして[聞き取り不能]が言ったように
-
48:09 - 48:13我々は幾つかのことは正しくできたものの
-
48:13 - 48:15他のトピックでは まだ正しくできていません
-
48:15 - 48:16そうですね
-
48:16 - 48:18(聴衆7)私が思うのは
-
48:18 - 48:22これが人類に蔓延した症状
なんだろうということです -
48:23 - 48:26いかに何かを上手くモデルしても
-
48:26 - 48:33例えばジェンダを現在よりも10倍も
詳細にモデルできたとしても -
48:33 - 48:38大抵のジェンダーに関するSPARQLクエリーは
細かい形容は無視するでしょう -
48:38 - 48:42結果的に依然としてとてもフラットで
単純な結果しか得られないでしょう -
48:42 - 48:47Googleの悪名高いinfoboxにおける
我々のデータの利用も -
48:47 - 48:50データをフラットにし形容を無視します
-
48:50 - 48:52これは変わらないでしょう
-
48:52 - 48:55ウィキデータは単純な方法で
利用され続けるのです -
48:56 - 48:57大多数の利用が
-
48:57 - 48:59至極単純なものに止まるでしょう
-
49:00 - 49:02私が言いたいことは
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49:02 - 49:05直すことはできないが
努力は続けるべきということです -
49:07 - 49:09正しくできるよう努力するべきで
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49:09 - 49:13精一杯の努力にも関わらず
ほとんどの利用目的は単純で -
49:13 - 49:15間違っていることを
理解するべきです -
49:15 - 49:16ええ 同感です
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49:20 - 49:241つのとんでもなく複雑な
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49:24 - 49:26真の解答がある訳ではないんです
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49:28 - 49:30どこかの時点で私は諦めました
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49:30 - 49:37トランス状態とトランス状態を定義する
テクノロジーについての -
49:37 - 49:39論文も諦めたんです
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49:40 - 49:45その代わり
現実主義者の見方をとりました -
49:45 - 49:47自分が研究している人々が置かれた状況の中で
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49:47 - 49:49信じていることであれば
それが正しく -
49:49 - 49:53その人々が世界をいかに構築しようとも
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49:56 - 49:59全てのものが十分に複雑であれば
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49:59 - 50:05何らかの普遍的な定義ができる
ということではなく -
50:05 - 50:09むしろ 規模が問題であり
-
50:09 - 50:11普遍性が問題だということです
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50:13 - 50:15努力を続けるべきかも知れませんし
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50:15 - 50:16止めるべきなのかも知れません
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50:16 - 50:19もしかすると
全ての自らを定義するコミュニティで -
50:19 - 50:24希望するものにはウィキベースの
インストールを提供して -
50:24 - 50:28自ら物事を定義できるようにしてやり
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50:28 - 50:31好きなだけ物事を表現させてあげる
べきなのかも知れません -
50:31 - 50:33でもそうすると改革派対過激行動派の議論が
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50:33 - 50:37より政治的でより緊迫したものになり
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50:37 - 50:40箱の中にあるかなてこを使って
どうやってその箱を開けるかという議論や -
50:40 - 50:42フーコーの引用を1時間も続けてしまい
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50:42 - 50:44皆を悲しませてしまいます
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50:45 - 50:47私もフーコーが嫌いなので悲しくなります
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50:47 - 50:49これは別の場所でする議論でしょうね
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50:49 - 50:52全体的には同感です
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50:52 - 50:54ただし より優れた普遍性に向けた
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50:54 - 50:56努力を続けるべきかという点について
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50:56 - 51:00また 問題が普遍性自体にあるのか
という疑問を呈します -
51:01 - 51:03もう1つだけ質問受けられますね
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51:04 - 51:08(聴衆8)短い質問ですが
回答は複雑かも知れません -
51:08 - 51:10ウィキデータで最も人気があり
-
51:10 - 51:15使われているプロパティに
性やジェンダーがあります -
51:16 - 51:21あなたは統合は有益か
-
51:21 - 51:25生産的か それとも問題があると
お考えですか? -
51:26 - 51:28統合であるが故に
-
51:28 - 51:30必ず還元的であると思います
-
51:31 - 51:36それと同時に 非常に疲れます
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51:37 - 51:40何故なら ウィキデータの限界を
明らかにするという点で -
51:40 - 51:42ちょっと興味深いからです
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51:42 - 51:44ウィキデータ自身は大きな客観的な
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51:44 - 51:47知識のセットを構築していると
主張していますが -
51:47 - 51:49結局これらを一緒に押しつぶしています
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51:49 - 51:53だってウィキデータは項目を持つ人たちに
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51:53 - 51:56ジェンダーを尋ねていないし
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51:56 - 51:57性が何だか聞いていないので
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51:57 - 51:59推論がしやすいように
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51:59 - 52:02統合しちゃったんです
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52:02 - 52:04一般論として
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52:04 - 52:09両方を統合することは
還元的であり危険だと思います -
52:14 - 52:15上手い方法はありません
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52:15 - 52:18両者を交換可能なものとして扱い
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52:18 - 52:23永遠にリンクしたものとして扱うのは
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52:23 - 52:26特に悪い方法だと思いますが
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52:28 - 52:32より良い方法を提案することもできません
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52:32 - 52:34ウィキデータがこの情報を
トラックし続ける -
52:34 - 52:38または情報が含まれている限り
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52:39 - 52:41(司会者)オッケー
ここで終了させて頂きます -
52:41 - 52:42まだ挙手が見えますので
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52:42 - 52:44残っててください
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52:44 - 52:46私は大学院生です
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52:46 - 52:47だから機能的に人生はありません
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52:47 - 52:48(笑)
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52:48 - 52:52(司会者)オッケー
こちらに来てお話し下さい -
52:52 - 52:54有難うございました
-
52:54 - 52:56(拍手)
- Title:
- cdn.media.ccc.de/.../wikidatacon2019-15-eng-Keynote_Questioning_Wikidata_hd.mp4
- Video Language:
- English
- Duration:
- 53:02