退屈な時に優れたアイデアが思いつく仕組み
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0:01 - 0:05私の息子とiPhoneは
3週間差で生まれました -
0:05 - 0:072007年6月のことです
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0:08 - 0:11新商品をすぐ使いたいタイプの人たちが
外に行列を作り -
0:11 - 0:14この素晴らしい新ガジェットを
手にするのを待っている頃 -
0:14 - 0:18私は家に足止めされて
別のモノの相手で手一杯でした -
0:18 - 0:20常時 通知を発信し続けるモノです
-
0:20 - 0:22(笑)
-
0:22 - 0:25可哀そうに 泣き止まない赤ん坊
-
0:25 - 0:30動いているベビーカーの中でしか眠らない
しかも完全な静寂の中でないとダメ -
0:30 - 0:33実際に私は一日に
15~25km位 歩いていました -
0:33 - 0:35産後太りは解消されました
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0:35 - 0:37この点は ラッキーでした
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0:37 - 0:39でも! 私は退屈でした
-
0:39 - 0:42母親になる前
私はジャーナリストでした -
0:42 - 0:44コンコルド機が墜落した時には駆けつけ
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0:44 - 0:47セルビアで革命が起きた時には
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0:47 - 0:49ベオグラードに一番のりした一人です
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0:49 - 0:52その私が今 疲れ果てていました
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0:52 - 0:55この歩き回る生活は
何週間も続きました -
0:55 - 1:01しかし3か月ほどして
何かが変わりました -
1:01 - 1:03重い足取りで歩きながら
-
1:03 - 1:06私の心も あちこちへ
さまよい出していました -
1:06 - 1:10睡眠らしい睡眠を取れるようになった暁には
何をしようかと想像し始めました -
1:10 - 1:12息子の泣きも落ち着いてきて
-
1:12 - 1:15ようやく私はiPhoneを手に入れ
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1:15 - 1:18ずっと想像してきたことを
実行に移しました -
1:18 - 1:22夢を自分の手で叶えたんです
公共のラジオ番組での司会です -
1:22 - 1:24もう戦場に駆けつけたりしなくても
-
1:24 - 1:26新しいスマホのおかげで
-
1:26 - 1:28母親とジャーナリストを
兼業できるんです -
1:28 - 1:33公園にいながらTwitterを
見られるんです 同時にですよ -
1:34 - 1:35と 思ったその時
-
1:35 - 1:38スマホが生活の中心を
占めるようになって -
1:38 - 1:40私は壁にぶつかったんです
-
1:40 - 1:43想像してみてください
-
1:43 - 1:45ポッドキャスト番組の司会になるには
-
1:45 - 1:48公共のラジオが貴重なお金を
投資するだけの価値が自分にあることを -
1:48 - 1:49証明する必要があります
-
1:50 - 1:54私の目標は 視聴者数を
10倍に増やすことでした -
1:54 - 1:56ある日 座りこんで
ブレイン・ストーミングをしました -
1:56 - 1:58皆さんもするでしょう
-
1:58 - 2:00でも 私には何もアイデアが
浮かびませんでした -
2:00 - 2:02これは作家の行き詰まりとは
違いますね? -
2:02 - 2:05発掘されるのを待っている
何かがあった訳ではありません -
2:05 - 2:06まさに空っぽだったんです
-
2:06 - 2:08それで振り返ってみました
-
2:08 - 2:11私が最後に 良いアイデアを
思い付いたのはいつだったか? -
2:11 - 2:13そう あのベビーカーと
悪戦苦闘していた時でした -
2:14 - 2:17今や 私のあらゆる隙間時間は
目一杯スマホ・タイムでした -
2:17 - 2:21ラテを待っている間は
ニュースのヘッドラインをチェックし -
2:21 - 2:25カウチに腰を下ろしている間に
カレンダーを更新 -
2:25 - 2:28暇さえあれば
メッセージを打って -
2:28 - 2:31同僚や最愛の夫には
私がいかに返信の早い人間か -
2:31 - 2:33示したりとか
-
2:34 - 2:36そうでなくても Pinterestの
マイページに集めている -
2:36 - 2:38理想のカウチの画像を探したりとか
-
2:39 - 2:42退屈でなんか
全くありませんでした -
2:42 - 2:45どのみち 退屈だなんて言うのは
つまらない人たちだけでは? -
2:45 - 2:47でもこんな疑問を感じ始めました
-
2:47 - 2:49退屈している時 実際
何が自分に起きているんだろう? -
2:49 - 2:53それよりも 退屈することが
なかったら どうなるのか? -
2:53 - 2:58そして この人間らしい感情を
完全に取り除いたらどうなるのか? -
2:58 - 3:02私は神経科学者や認知心理学者と
話をするようになり -
3:02 - 3:05とても面白い話を聞きました
-
3:05 - 3:07人が退屈している時
-
3:07 - 3:11脳内の「デフォルト・モード」と呼ばれる
ネットワークのスイッチが入るのです -
3:11 - 3:16身体は 洗濯物をたたんでいる間や
歩いて会社に向かっている間は -
3:16 - 3:17自動操縦状態なのですが
-
3:17 - 3:20実際はこの時
脳はとても忙しく活動しています -
3:20 - 3:23退屈について研究している
サンディ・マン博士はこう言っています -
3:24 - 3:27(音声)マン博士:
ぼんやり空想にふけって -
3:27 - 3:28心を自由にさまよわせてあげると
-
3:28 - 3:31意識を少し越えた思考が始まります
-
3:31 - 3:33少し前意識に踏み込むのです
-
3:33 - 3:36そこではある種
異なった結合が起こります -
3:36 - 3:37これは実にスゴイことです
-
3:38 - 3:40マヌーシュ:
なんともスゴイですね! -
3:40 - 3:42これが fMRI で見た私の脳ですが
-
3:42 - 3:46デフォルト・モードの時 私たちは
バラバラのアイデアを結びつけ -
3:46 - 3:49殊更に厄介な問題を解決できます
-
3:49 - 3:52また「自伝的プランニング」と
呼ばれることも行います -
3:52 - 3:54これは自分の人生を振り返り
-
3:54 - 3:57大事な瞬間を記録し
自分なりの物語を作り出して -
3:57 - 3:58それから目標を設定し
-
3:59 - 4:02それに達するために必要な
ステップを見出すことです -
4:02 - 4:06でも今私たちは カウチでくつろぎながら
Googleドキュメントを更新したり -
4:06 - 4:08電子メールに返信したりもします
-
4:08 - 4:11やることを「片っ端から始末する」訳です
-
4:11 - 4:14でも神経科学者ダニエル・レヴィティンは
私たちが実際にしているのは -
4:14 - 4:15こういうことだと言います
-
4:16 - 4:20(音声)レヴィティン博士:
注意を他の事に移す度に -
4:20 - 4:23脳は神経化学的スイッチを
使う必要があり -
4:23 - 4:26その注意を移す作業で
脳の栄養を使い切ってしまうんです -
4:26 - 4:29マルチタスクを試みている時
-
4:29 - 4:31つまり一度に
4つ5つのことをしている時 -
4:31 - 4:33実際には同時に4つも5つも
している訳ではありません -
4:33 - 4:35脳はそんなふうには
働かないからです -
4:35 - 4:38ある事から次の事へと
短時間で移行しているのであって -
4:38 - 4:40それに伴い神経の資源は
使い尽くされていきます -
4:40 - 4:44(音声)マヌーシュ:移行ばかりだと
グルコースをどんどん使ってしまうんですね -
4:44 - 4:47(音声)レヴィティン博士:大正解
そしてグルコースには限りがあります -
4:48 - 4:50マヌーシュ:10年前は
仕事中に注意を他に移すのは -
4:50 - 4:513分毎でした
-
4:51 - 4:54今は45秒毎です
-
4:54 - 4:56しかも一日中そうやっているんです
-
4:56 - 4:59平均して 人は一日に
74回メールチェックをし -
4:59 - 5:02コンピュータ上のタスクを
-
5:02 - 5:06一日に566回切り替えています
-
5:06 - 5:09私がこういったことを知ったのは
情報学教授の -
5:09 - 5:11グロリア・マーク博士との
話を通じてです -
5:11 - 5:15(音声)マーク博士:
私たちは 人間はストレス下にあると -
5:15 - 5:18より短時間で注意を他に移すという
傾向を見出しました -
5:18 - 5:20さらに これは奇妙な発見ですが
-
5:20 - 5:23睡眠時間が短いほど
-
5:23 - 5:28Facebookを多くチェックする
傾向があります -
5:28 - 5:32この生活習慣の悪循環に
私たちは陥っている訳ですね -
5:32 - 5:34マヌーシュ:でもこのサイクルは
断ち切れないのでしょうか? -
5:34 - 5:38この悪循環を断ち切ったら
どうなるでしょうか? -
5:39 - 5:42ラジオの視聴者が 答え探しを
手伝ってくれるかもしれません -
5:43 - 5:46もし日中の隙間時間を取り戻したら
どうなるでしょうか? -
5:47 - 5:50私たちの創造性を
一気に引き出してくれるでしょうか? -
5:51 - 5:55私たちはこの企画をこう呼びました
「退屈すれば脳はひらめく」 -
5:56 - 5:59参加してくれるのは
2、3百人位だと予想していたところ -
5:59 - 6:02何千にも及ぶ人たちが
登録を始めました -
6:02 - 6:05そして彼らが教えてくれた
登録の理由は -
6:05 - 6:07スマホとの関係が
-
6:07 - 6:12ある種の「共依存」と言うべき状態に
陥っているのではという心配でした -
6:12 - 6:16(音声)男性:赤ん坊とテディベアや
-
6:16 - 6:18赤ん坊とおしゃぶり
-
6:18 - 6:21あるいは赤ん坊が
知らない人に抱っこされた後で -
6:21 - 6:24母親の腕に
戻りたがるような関係― -
6:24 - 6:25(笑)
-
6:25 - 6:28私とスマホの関係もそうです
-
6:28 - 6:31(音声)女性:私のスマホは
電動工具のようだと思います -
6:31 - 6:35すごく便利なんですけど
適切に扱わないと危険なの -
6:35 - 6:37(音声)女性2:
よく注意していなかったら -
6:37 - 6:42何も考えずに1時間も無駄にしたと
はっと気づく羽目になるでしょう -
6:42 - 6:44マヌーシュ:OK
改善の度合いを実際に測定するには -
6:44 - 6:45データが必要ですよね?
-
6:45 - 6:48それが今どきのやり方ですからね
-
6:48 - 6:51そこで 毎日どれくらいの時間を
スマホに費やしているか -
6:51 - 6:53測定してくれるアプリと
提携しました -
6:53 - 6:54皮肉だと思われるかもしれません
-
6:54 - 6:57新たなアプリを
スマホにダウンロードしてもらい -
6:57 - 6:59そのアプリを使って
スマホに費やす時間を減らそうなんて -
6:59 - 7:01ええ でも現状に合わせて
始めるべきですしね -
7:01 - 7:03(笑)
-
7:03 - 7:05チャレンジ・ウィーク以前
-
7:05 - 7:08私たちがスマホに触れるのは
平均して一日あたり2時間で -
7:08 - 7:09手に取るのは60回
-
7:09 - 7:12チラッとチェックする訳です
新着メールはあるかな?とか -
7:12 - 7:14バード大学の学生 ティナには
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7:14 - 7:16自分に関する発見がありました
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7:17 - 7:19(音声)ティナ:今のところ私が
-
7:19 - 7:22スマホに費やしている時間は
一日あたり150~200分です -
7:22 - 7:26そしてチェックするのは
一日あたり70~100回です -
7:26 - 7:28本当に困るわ
-
7:28 - 7:31だって これだけの時間があるなら
-
7:31 - 7:34もっと生産的で創造的なことに使ったり
自分のために使えたはずですし -
7:34 - 7:37スマホをいじっている時は
大事なことを何もしていませんから -
7:37 - 7:41マヌーシュ:ティナのように
参加者は 自分の行動を観察し始め -
7:41 - 7:43チャレンジ・ウィークに向けての
準備が整ってきました -
7:43 - 7:45そしてその週の月曜日
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7:45 - 7:48朝起きたら受信箱の中の指示を読む
という生活が始まりました -
7:48 - 7:50そこに書いてあることを試すのです
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7:50 - 7:521日目:
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7:52 - 7:53「スマホをポケットに入れなさい」
-
7:53 - 7:56スマホを手から離し
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7:56 - 7:59一日中反射的にチェックしていたのを
止められるか見てみます -
7:59 - 8:00たった一日だけです
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8:00 - 8:02そしてこれが簡単だと思うのは
-
8:02 - 8:03試したことがない人でしょう
-
8:03 - 8:05視聴者のアマンダ・イツコは
こう言いました -
8:05 - 8:09(音声)アマンダ:
すごく うずうずします -
8:09 - 8:11なんか変な感じです
-
8:11 - 8:16だって気づいたんですけど
私はちょっとした時でもチェックしてるんです -
8:16 - 8:20他の部屋に歩いて移動する時や
-
8:20 - 8:21エレベーターに乗った時にも
-
8:21 - 8:27しかもこれは
本当に言いにくいんですが― -
8:27 - 8:28車の中でもです
-
8:28 - 8:30マヌーシュ:あちゃー!
-
8:30 - 8:31ええ でもアマンダが学んだように
-
8:31 - 8:35この うずうずする感情は
実は彼女のせいではありません -
8:35 - 8:39まさにこの行動を引き出すために
科学技術は作られているのです -
8:39 - 8:42(笑)
-
8:44 - 8:46そうでしょう?
-
8:46 - 8:49元Googleデザイナーの
トリスタン・ハリスは言っています -
8:49 - 8:53(音声)トリスタン:Facebookも
NetflixやSnapchatも -
8:53 - 8:55あなたの注意をもっと
引きつけることを -
8:55 - 8:57仕事とする技術者を
実に千人は抱えています -
8:57 - 8:59人の注意を引くのに長けており
-
8:59 - 9:00逃さないために必死です
-
9:00 - 9:03NetflixのCEOが
最近言っていたんですが -
9:03 - 9:06「我々の最大の競争相手は
Facebook と Youtube そして睡眠」 -
9:06 - 9:09つまり 皆さんの注意を引きつける場は
山のようにあって -
9:09 - 9:11我先にと争っているのです
-
9:11 - 9:13マヌーシュ:
身に覚えがあるでしょう -
9:13 - 9:15ドラマ『トランスペアレント』の
感動的な回を観終わり -
9:15 - 9:17次の回が流れ始めて
-
9:17 - 9:20よしこれも見よう とか
-
9:20 - 9:23あるいは LinkedIn の
プログレス・バーが -
9:23 - 9:25完璧なプロフィールに
近づいていると知らせてくると -
9:25 - 9:28またちょっと個人情報を
足してしまいます -
9:28 - 9:30ユーザー・エクスペリエンスの
ある設計者によると -
9:30 - 9:34顧客のことを「ユーザー」と呼ぶのは
-
9:34 - 9:36ドラッグの売人と技術者だけだそうです
-
9:36 - 9:37(笑)
-
9:37 - 9:40(拍手)
-
9:43 - 9:47そしてご存知のとおり
ユーザーは大金に値するのです -
9:47 - 9:50元Facebookのプロダクト・マネージャーで
著書もある― -
9:50 - 9:53アントニオ・ガルシア・マルティネスは
こう言っています -
9:54 - 9:57(音声)アントニオ:よく言われるように
商品が無料ということは -
9:57 - 9:59皆さん自身が商品なんです
皆さんの注目が商品ということです -
10:00 - 10:01でも どれだけの価値でしょう?
-
10:01 - 10:03Facebook等のアプリ上だけでなく
-
10:03 - 10:05皆さんがページを開く度に
-
10:05 - 10:08一日に何十億回ものオークションが
即座に行われる程の価値です -
10:08 - 10:101つの広告の表示にかかるコストが
これで決まるんです -
10:10 - 10:14マヌーシュ:ちなみに 平均的な人は
人生のうち2年間を -
10:14 - 10:15Facebookに費やします
-
10:15 - 10:17チャレンジ・ウィークの
話に戻りましょう -
10:17 - 10:20すぐに創造性が
働き出すのが分かりました -
10:20 - 10:22ニューヨーカーの
リサ・アルパートによると -
10:23 - 10:25(音声)リサ:
退屈だったと思います -
10:25 - 10:30それで駅の最上階まで続く階段に
突然目をとめて -
10:30 - 10:31こんなことを思いました
-
10:31 - 10:34今あの階段を下りてきたけど
また上がってみてもいいわね -
10:34 - 10:37そしてまた下りてきたら
ちょっとした有酸素運動ね -
10:37 - 10:38それでやってみました
-
10:38 - 10:42もうちょっとだけ時間があったので
何度もやって -
10:42 - 10:44結局10回やりました
-
10:44 - 10:46ばっちり有酸素運動ができました
-
10:46 - 10:49地下鉄の電車にでもなったような
クタクタ感でしたけど -
10:49 - 10:51そんなこと
経験したことなかったんです -
10:51 - 10:53一体何であんなことしたんだか
-
10:53 - 10:54(笑)
-
10:54 - 10:58マヌーシュ:こうして創造性は
表れ方に個人差があることも分かりました -
10:58 - 10:59(笑)
-
10:59 - 11:02でも全員の意見が一致したのは
3日目の課題が最もハードだということでした -
11:03 - 11:05「あのアプリを削除」というものです
-
11:05 - 11:07あのアプリを削除するんです
分かるでしょ? -
11:07 - 11:09いつもあなたを夢中にさせる―
-
11:09 - 11:11そのアプリを削除します
-
11:11 - 11:12その日だけでもいいから
-
11:12 - 11:15私はゲーム『Two Dots』を削除しました
泣きそうになりました -
11:15 - 11:16(笑)
-
11:16 - 11:19そう やったことのある人なら
分かるでしょ -
11:19 - 11:21でも私の悲劇には
格好の仲間がいました -
11:24 - 11:27(音声)男性2:
ロサンゼルスのリアムです -
11:27 - 11:31Twitter、Facebook、Instagram、
Tumblr、Snapchat、それからVineを -
11:32 - 11:33スマホから削除しました
-
11:33 - 11:34一網打尽です
-
11:34 - 11:39はじめは何だか気恥ずかしいほど
感情的になりました -
11:39 - 11:43ロック画面に
新たな通知が来ないのを見ると -
11:43 - 11:45妙な寂しさを感じました
-
11:45 - 11:48でも本当に気に入ったのは
-
11:48 - 11:52自分の対人ネットワークについて
いつ考えアクセスするかを -
11:52 - 11:55スマホに委ねるのではなく
自分で決めることです -
11:56 - 11:57だから感謝しています
-
11:57 - 12:00(音声)女性3:Twitterの削除は
悲しかったわ -
12:00 - 12:03去年ずっとTwitterをしていて
-
12:03 - 12:05依存症気味に
なっていたのかも -
12:05 - 12:08「退屈すれば脳はひらめく」企画の
おかげで気づきました -
12:08 - 12:11短期間 気持ちの上で
非常につらい離脱症状がありましたが -
12:11 - 12:13カフェインが切れた時の
頭痛みたいなもので -
12:13 - 12:15今はとても素敵な気分です
-
12:15 - 12:17家族と素敵な夕食の時間を過ごしました
-
12:17 - 12:22スマホみたいな強力なツールは 引き続き
ルールを決めて使いたいと思います -
12:22 - 12:24(音声)女性4:スマホで
時間を無駄にしていると -
12:24 - 12:26実感するまで
心底からの罪悪感がありません -
12:26 - 12:30たぶんこんなふうに挑戦し
思い出す必要があるでしょう -
12:30 - 12:31毎朝ね
-
12:31 - 12:33マヌーシュ:
よし 進歩している と -
12:33 - 12:35週の終わりに
数値にどう出ているか見るのが -
12:35 - 12:37待ちきれませんでした
-
12:38 - 12:40でもデータを見てみると
-
12:40 - 12:42私たちがカットできたのは
-
12:42 - 12:44平均して
-
12:44 - 12:46たった6分間だと判明しました
-
12:46 - 12:49スマホの使用時間が
一日120分だったところ -
12:49 - 12:51114分になりました
-
12:52 - 12:53いやはや・・・
-
12:53 - 12:57こうして 落ち込んだ私が
科学者たちの元に戻ると -
12:57 - 12:59笑い飛ばされ
-
12:59 - 13:01こう言われました
人の行動を変えるなんて -
13:01 - 13:03こんな短期間では
-
13:03 - 13:05馬鹿馬鹿しいほど野心的すぎると
-
13:05 - 13:10でも参加者が達成したことは
私たちの予想をはるかに超えていました -
13:10 - 13:14なぜなら 時間の短縮よりも重要なのは
人々のストーリーだからです -
13:14 - 13:16彼らは力づけられました
-
13:16 - 13:18彼らのスマホは
-
13:18 - 13:20タスクを司る存在ではなくなり
-
13:20 - 13:22ただのツールに戻ったんです
-
13:23 - 13:27実際 一番面白いと思ったのは
若者の感想です -
13:27 - 13:28何人かが言うには
-
13:28 - 13:30チャレンジ・ウィークの間に
抱いた感情のいくつかは -
13:30 - 13:32そうとは分からなかったそうです
-
13:32 - 13:33だって 考えてみてください
-
13:33 - 13:36誰かとつながっていない人生を
全く知らなかったなら -
13:36 - 13:39退屈を経験したことも
なかったのかもしれないのです -
13:39 - 13:42これは将来に影響するかもしれません
-
13:42 - 13:45南カリフォルニア大学の研究者が
あることを見出しました -
13:45 - 13:48彼らの研究対象は
ソーシャルメディアにアクセスしながら -
13:48 - 13:49友達との会話や宿題をする10代で
-
13:49 - 13:532年たつと
彼らが創造力と想像力を使って -
13:53 - 13:55自分自身の将来についてや
-
13:55 - 13:59近隣での暴力等 社会問題の解決について
考える力は低下していました -
14:00 - 14:02私たちは本当に
この次世代の人たちに -
14:02 - 14:05大きな問題に
注目してもらう必要があります -
14:05 - 14:07気候変動や経済の不均衡
-
14:07 - 14:09大規模な文化差といったものです
-
14:10 - 14:12IBMの調査でCEOたちが
-
14:12 - 14:17創造性を リーダーシップ能力の
第1位に据えたのも当然です -
14:18 - 14:20OK でも良い知らせがあります
-
14:20 - 14:24最終的にその週 2万人が
「退屈すれば脳はひらめく」企画に取り組み -
14:24 - 14:2690%の人たちは
使用時間を減らしました -
14:26 - 14:2970%の人たちは
考える時間が増えました -
14:29 - 14:31今までより良く眠れたそうです
-
14:31 - 14:33参加者の幸福感は増しました
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14:33 - 14:36私のお気に入りの感想は
ある男性からのものです -
14:36 - 14:38こころが冬眠から醒めたみたいだと
-
14:40 - 14:43個人のデータや
神経科学的知見のおかげで -
14:43 - 14:46もう少しオフラインに留まることが
許されるようになりました -
14:46 - 14:49そして少々の退屈は
私たちに明晰さを与え -
14:49 - 14:51一部の人にとっては
目標設定の手助けにもなりました -
14:52 - 14:54常に誰かと つながっていることは
数年のうちに -
14:54 - 14:57そんなに素敵なことでは
なくなるかもしれません -
14:58 - 15:02でもその間に 人々―
とくに子供に -
15:02 - 15:05生活を良くしたり
自分を制御したりできるように -
15:05 - 15:06科学技術の使い方を教えることを
-
15:06 - 15:09デジタル・リテラシーに
組み入れることが必要です -
15:11 - 15:13ですから次にスマホを
チェックする時は -
15:14 - 15:18思い出してください
科学技術をどう使うか 自分で決めないと -
15:18 - 15:20プラットフォームが
代わりに決めてしまう ということを -
15:21 - 15:23自分に尋ねてください
-
15:23 - 15:24「自分は今 本当は
何をしようとしてる?」 -
15:24 - 15:28もしメールチェックなら
それでいい やっちゃいましょう -
15:28 - 15:30でももし それによって
-
15:30 - 15:33もっと熟慮すべき
困難な仕事から逃れているのなら -
15:33 - 15:35休憩をとり
-
15:35 - 15:36窓の外をじっと見て
-
15:37 - 15:40何もしないことによって
-
15:40 - 15:44実は最も生産的で創造的に
なれるのだと気づきましょう -
15:44 - 15:47はじめは奇妙に思え
落ち着かないかもしれません -
15:47 - 15:50でも退屈な時 脳は本当に
優れたアイデアを導くのです -
15:50 - 15:52ありがとうございました
-
15:52 - 15:55(拍手)
- Title:
- 退屈な時に優れたアイデアが思いつく仕組み
- Speaker:
- マヌーシュ・ゾモロディ
- Description:
-
洗濯物をたたんでいる時やお皿を洗っている時、あるいは特段何もしていない時に際立って優れたアイデアを思いつくことが時々ありませんか?それはなぜなら、あなたの身体が自動操縦の状態になっている時、脳は忙しく活動し、アイデアをつなぎ合わせ問題解決するための神経結合を新たに形成しているからなのです。マヌーシュ・ゾモロディによる、何もしない時間を作ることと創造性の関係についての説明を聴いて、退屈することを愛おしく思えるようになりましょう。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:13
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Misaki Sato accepted Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Misaki Sato edited Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas | ||
Riaki Ponist rejected Japanese subtitles for How boredom can lead to your most brilliant ideas |