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【16分解説】五輪書|宮本武蔵 ~心の迷いや不安を断ち切る、最強の人生攻略マニュアル~

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    はい!どうもアバタローです。
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    本日は、宮本武蔵の[五輪書]
    こちらをご紹介いたします。
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    どんな本かと言いますと、
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    生涯、無敗と言われる最強の剣豪が残した
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    戦いの極意書でございます。
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    まず、どういった方にお役に立ちそうな
    内容なのかをお伝えいたします。
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    [物怖じしない、強い自分を作りたい]
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    [仕事が出来るようになりたい]
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    [勝負ごとに強くなりたい]
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    [我が道を進み、夢を叶えたい]
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    これに、ひとつでも当て嵌まるのであれば
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    [五輪書]は間違いなく、そのニーズに嵌る
    作品であると思います。
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    と言いますのも、本書はただ「剣術」について
    指南しているだけの本ではないのです。
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    「就職活動」「ビジネス」「スポーツ」といった
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    あらゆる勝負所で負けないための
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    原理原則が書かれた人生の攻略本。
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    それが[五輪書]というわけでございます。
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    因みに、ハーバードビジネススクールでは
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    [五輪書]を経営学のテキストとして
    採用していたこともあり、
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    誕生から400年近い年月が経った今でも、
    現代ビジネスにも通じる書籍として
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    世界的にも高い評価を得ているのです。
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    更に、孤独の中で己の剣を磨き、
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    我が道を突き進んだ宮本武蔵の生き方は、
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    個人の力を高め、より高く羽ばたこうと
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    志をもって努力されている方にとっても、
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    大いにご参考いただけるものと
    確信しております。
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    そこで、この動画では
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    [五輪書]を誰でもしっかり
    楽しんでいただけるよう、
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    難しい表現を避け
    カジュアルにご紹介をして参ります。
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    最強の侍が残したパワフルで刺激的な
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    戦闘哲学の世界を
    ぜひ最後までお楽しみください。
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    それでは参りましょう。
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    宮本武蔵(みやもと むさし)
    [五輪書]
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    では、まず中身に入る前に
    「宮本武蔵」という人物と
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    [五輪書]の構成について、
    サラっと触れさせてください。
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    [宮本武蔵(みやもとむさし)]
    彼の生涯については諸説ありますが、
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    [宮本武蔵について]
    1584年、播磨の国。
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    [宮本武蔵について]
    今の兵庫県に生まれ、
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    [宮本武蔵について]
    1645年に「没した」とされています。
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    [宮本武蔵について]
    ですから活躍した時期としては、
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    [宮本武蔵について]
    安土桃山時代の終わりから
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    [宮本武蔵について]
    江戸時代の初期に当たります。
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    [宮本武蔵について]
    宮本武蔵は凄まじい鍛錬の末、
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    最強の武士になったわけですが、
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    [宮本武蔵について]
    実は幼少期から
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    [宮本武蔵について]
    天才的な才能があったと言われています。
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    [宮本武蔵について]
    はじめての真剣勝負は、なんと13歳の時。
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    [宮本武蔵について]
    名のある剣士が相手だったにも関わらず、
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    [宮本武蔵について]
    見事勝利を収め、そこから20代後半まで、
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    [宮本武蔵について]
    実に60回以上の真剣勝負において、
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    [宮本武蔵について]
    一度たりとも負けることがなかったそうです。
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    [宮本武蔵について]
    しかし彼は、
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    [宮本武蔵について]
    ただ強いだけの人物ではありませんでした。
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    歌を詠んだり、水墨画を描いたり、
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    [宮本武蔵について]
    文化面、芸術面においても
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    [宮本武蔵について]
    マルチな才能を発揮しました。
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    [宮本武蔵について]
    そして60歳を過ぎた頃、熊本県の
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    [宮本武蔵について]
    霊巌洞(れいがんどう)という洞窟に籠り、
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    [宮本武蔵について]
    自分の人生の集大成として[五輪書]を残し、
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    この世を去ったというわけです。
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    この「五輪」という言葉は、
    もともと仏教用語でして、
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    宇宙を構成している5つの要素、
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    [地][水][火][風][空]を
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    表していると言われています。
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    宮本武蔵は、その仏教的宇宙観に基づき
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    [五輪書]を
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    [地の巻]
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    [水の巻]
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    [火の巻]
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    [風の巻]
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    [空の巻]
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    という5つの章に区分し、
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    戦いの極意を解いたのです。
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    では、以上の点を踏まえて、
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    早速ひとつ目
    [地の巻]から見ていきましょう。
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    [地の巻]
    戦いの道を究めた!
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    [地の巻]
    私がそう確信するに至ったのは、
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    [地の巻]
    50の歳になってからだ。
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    [地の巻]
    しかし、私はなにも
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    [地の巻]
    剣の技術だけを追求し
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    [地の巻]
    生きてきたわけではない。
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    「書道」「彫刻」「絵画」そういった
    様々な文芸についても
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    [地の巻]
    独学でマスターしている。
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    [地の巻]
    何故そんな器用なことができるかと思うだろう。
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    [地の巻]
    理由は一つしかない。
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    [地の巻]
    何かひとつの物事を究めた人間は、
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    [地の巻]
    その経験を他の物事にも
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    [地の巻]
    応用できるのだ。
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    [一をもって、万を知れ]
    つまり、一をもって万を知ることは
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    [一をもって、万を知れ]
    可能なのである。
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    [地の巻]
    また、人間生きていれば、
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    [地の巻]
    己の人生を賭けた戦いに
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    [地の巻]
    臨むときがあるだろう。
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    [地の巻]
    その時に、あなたが何を
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    [地の巻]
    心掛けるべきなのかを伝えておく。
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    [道具は全て使いきれ]
    それは、自分の持てる道具を
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    [道具は全て使いきれ]
    全て使い切ることだ。
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    [地の巻]
    本来、使えるはずの武器や道具を
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    [地の巻]
    何の役にも立てることなく、
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    [地の巻]
    ただ、腰に収めたまま敗れ去る。
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    [地の巻]
    そんなことは、
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    [地の巻]
    真剣勝負の世界では許されない。
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    [地の巻]
    ただ、注意しなければならないのは、
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    [地の巻]
    それらの道具が、常に有効に働くわけでは
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    [地の巻]
    ないということだ。
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    [地の巻]
    どんな物事にも必ず「今しかない」という
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    [地の巻]
    タイミングが存在する。
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    [適した瞬間に道具を使え]
    道具とは、最も適した瞬間に使われてこそ、
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    [適した瞬間に道具を使え]
    その意味を成すのだ。
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    はい!いかがでしょうか。
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    [地の巻は総論です]
    《地の巻》は
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    [地の巻は総論です]
    [五輪書]の総論的なパートであり、
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    [地の巻は総論です]
    武士として正しい道の地盤を固める為の
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    [地の巻は総論です]
    原則について説かれています。
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    [地の巻は総論です]
    整理しますと、
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    [・1つの道を究めると、横展開しやすい]
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    [・勝利のためには、使えるものは全て使う]
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    [・何事もタイミングが肝である]
    ということでした。
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    宮本武蔵と言えば「二刀流」
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    そういったイメージを
    お持ちの方も多いと思いますが、
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    彼は、いつ如何なる時でも二刀流であったか
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    というと、実はそうではありません。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    戦う相手の力量や人数、場所などを考えながら
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    一刀で戦ったり、二刀で戦ったり
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    刀の「長さ」や「種類」を変えたりして、
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    臨機応変に対応することで
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    全ての戦いに勝利してきたのです。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    何が言いたいかといいますと、宮本武蔵は
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    自分の手札が100あるなら、100使えと。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    精神論を振りかざしているわけではないのです。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    まずは今、自分が持っている
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    全てのカードを整理する。
  • 4:57 - 4:59
    [ツールは柔軟に使うべし]
    次に必要な切り札を絞り込む。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    最後に適切なタイミングで
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    切り札を全て出し切り、
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    そして勝利をする。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    このように合理的に勝ち筋を頭の中で
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    描き切ることの重要性を説いているんです。
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    だからこそ彼は、刃物を持った人間と
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    60回以上、死闘を繰りひろげても
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    [ツールは柔軟に使うべし]
    最後まで命を奪われなかったというわけです。
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    では、次行きましょう。
    [水の巻]です。
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    [水の巻]
    この書に記された一文一句は、
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    [水の巻]
    私が命を懸けて書いたものである。
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    [水の巻]
    それ故、決して適当な気持ちで読んではいけない。
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    [水の巻]
    習おう といった気持ちを捨て、
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    [水の巻]
    今の自分の仕事や、
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    [水の巻]
    生活に当て嵌め、頭をよく使い、
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    [水の巻]
    よく考えを巡らしながら読むのだ。
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    [水の巻]
    まず、兵法の道 において大切なこと。
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    [水の巻]
    それは、「心の在り方」なんだ。
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    [水の巻]
    特に戦いの場において、
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    [水の巻]
    持てる力を十分に発揮するには、
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    [水の巻]
    どんな状況でも動じない
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    [水の巻]
    平常心が求められる。
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    [水の巻]
    例えば、いま自分の目の前に
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    [水の巻]
    大勢の敵が居たとしよう。
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    [水の巻]
    その際、相手の数に圧倒されてはいけない。
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    [水の巻]
    たくさんの問題を抱えてしまった時は、
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    [水の巻]
    一遍に全てを片付けようとするのではなく、
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    [水の巻]
    似たような種類のものを一塊にして、
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    [「塊」に分けて確実に潰せ]
    一つ一つ倒して行けば
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    [「塊」に分けて確実に潰せ]
    必ず活路を切り開くことが出来るはずだ。
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    [水の巻]
    また、人生という戦場において、
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    [水の巻]
    自分より遥かに能力が勝る者と
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    [水の巻]
    刃を交わえなければならない時がある。
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    [水の巻]
    このとき多くの者は、
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    [水の巻]
    気持ちが一歩も二歩も引いてしまい、
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    [水の巻]
    自分の負けを覚悟するだろう。
  • 6:17 - 6:18
    [水の巻]
    だが、逆に考えて欲しい。
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    [水の巻]
    能力において格上の者は、
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    [水の巻]
    自分よりも格下の者を見た時、
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    [水の巻]
    コイツは自分よりも劣った人間だと侮り、
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    [水の巻]
    油断し、隙が生まれるものなのだ。
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    [水の巻]
    つまり、自分や相手の表面だけを見比べて、
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    [水の巻]
    どっちが優れ、どっちが劣っているとか
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    [水の巻]
    先入観を持ってしまうことは、
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    [水の巻]
    非常に危険な考え方なんだ。
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    [水の巻]
    食うか食われるかの世界では、
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    [先入観で心を濁らすな]
    如何なる時も心は濁らせない。
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    [水の巻]
    これが鉄則なんだ!
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    [水の巻]
    また、自分の進むべき道が定まった時も同様だ。
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    [水の巻]
    やる!と決めたからには、雑念を取り払い、
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    [水の巻]
    あれこれ余計なこと考えず、
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    [水の巻]
    無心で取り組むといいだろう。
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    [水の巻]
    「千里の道も一歩から」 と言うように、
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    [水の巻]
    どんな物事だろうと
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    [水の巻]
    直ぐには成果は出ない。
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    [水の巻]
    地道な鍛錬がかならず必要になる。
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    [勝つべきは昨日の自分だ]
    あなたが今日やるべきことは、
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    [勝つべきは昨日の自分だ]
    昨日のあなたに勝つことなんだ。
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    [水の巻]
    それを何日も何年も積み重ねていく。
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    [水の巻]
    鍛錬とは、そういうものなんだ。
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    [地道な鍛錬が必要]
    はい!いかがでしょうか。
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    [地道な鍛錬が必要]
    この《水の巻》では、地道な鍛錬によって
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    [地道な鍛錬が必要]
    精神と肉体をコントロールすることの
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    [地道な鍛錬が必要]
    重要性について説いています。
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    [地道な鍛錬が必要]
    まず、何においても重要なのは、
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    [心の在り方が重要だ]
    「心の在り方」であると、いうお話でしたが
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    [心の在り方が重要だ]
    これは、色々な場面に当て嵌まりそうです。
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    [心の在り方が重要だ]
    「大学受験」「大事な試合」「重要な商談」
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    [心の在り方が重要だ]
    緊張したせいで実力の半分も出せなかったぁ、
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    [心の在り方が重要だ]
    なんてことは、実際によくあります。
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    [心の在り方が重要だ]
    いつも通り自然体でやればいいよぉ
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    [心の在り方が重要だ]
    といったアドバイスを貰っても
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    [心の在り方が重要だ]
    逆に緊張してしまうことだって
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    [心の在り方が重要だ]
    決して珍しくはありません。
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    [心の在り方が重要だ]
    そもそも、自然体とは何かと言えば、
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    [心の在り方が重要だ]
    不必要な力を抜き、
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    [心の在り方が重要だ]
    必要な力だけが
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    [心の在り方が重要だ]
    入っている状態のことを指します。
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    [心の在り方が重要だ]
    つまり、心と体を微調整するわけですから、
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    [心の在り方が重要だ]
    ある程度、経験を積んだ人でないと
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    [心の在り方が重要だ]
    身に付けることが
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    [心の在り方が重要だ]
    困難な技術であると言えます。
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    [心の在り方が重要だ]
    では、どうやって身に付ければいいのかというと、
  • 7:54 - 7:56
    [心の在り方が重要だ]
    とにかく場数をこなし、
  • 7:56 - 7:57
    [心の在り方が重要だ]
    日々、鍛錬をするしかない。
  • 7:57 - 7:59
    [心の在り方が重要だ]
    それが、ここでの回答となります。
  • 7:59 - 8:02
    [心の在り方が重要だ]
    非常に地味で、遠回りのようですが、
  • 8:02 - 8:05
    [心の在り方が重要だ]
    これが自然体をマスターするための王道なのです。
  • 8:05 - 8:07
    [心の在り方が重要だ]
    これを体得することによって、人は高い
  • 8:07 - 8:09
    [自然体が高い集中力を生む]
    集中状態に入ることができ、
  • 8:09 - 8:11
    [自然体が高い集中力を生む]
    結果として高いパフォーマンスを
  • 8:11 - 8:13
    [自然体が高い集中力を生む]
    発揮することができるというわけです。
  • 8:13 - 8:15
    [自然体が高い集中力を生む]
    因みに、宮本武蔵は、
  • 8:15 - 8:18
    [自然体が高い集中力を生む]
    心の中に一切の雑念が無い状態を
  • 8:18 - 8:19
    [自然体が高い集中力を生む]
    「無念無想」と呼び、
  • 8:19 - 8:22
    [自然体が高い集中力を生む]
    この状態に自分をもっていった上で
  • 8:22 - 8:24
    [自然体が高い集中力を生む]
    強烈な一撃を相手に放つそうです。
  • 8:24 - 8:27
    [自然体が高い集中力を生む]
    まるで、全集中の呼吸みたいな話ですが、
  • 8:27 - 8:30
    [自然体が高い集中力を生む]
    何かしらで高いパフォーマンスを発揮されたい方は、
  • 8:30 - 8:32
    [自然体が高い集中力を生む]
    ご参考にされてみてはいかがでしょうか。
  • 8:32 - 8:34
    はい!それでは次、
    [火の巻]について見ていきます。
  • 8:34 - 8:36
    [火の巻]
    まず戦いにおいて重要なのは、
  • 8:36 - 8:38
    [火の巻]
    「先手」を取るということだ。
  • 8:38 - 8:40
    [火の巻]
    この先手の取り方は3種類ある。
  • 8:40 - 8:42
    [火の巻]
    まずひとつが、自分から仕掛けに行き、
  • 8:42 - 8:43
    [火の巻]
    先手を取る。
  • 8:43 - 8:45
    [火の巻]
    2つ目が、相手が攻めて来た時に
  • 8:45 - 8:46
    [火の巻]
    先手を取る。
  • 8:46 - 8:48
    [火の巻]
    最期3つ目が、自分と相手が
  • 8:48 - 8:50
    [火の巻]
    同じタイミングでぶつかった時に
  • 8:50 - 8:52
    [火の巻]
    先手を取るというものだ。
  • 8:52 - 8:53
    [火の巻]
    どんな戦いだろうが、
  • 8:53 - 8:55
    [火の巻]
    先手の取り方はこれ以外にない。
  • 8:55 - 8:58
    [火の巻]
    常に自分から仕掛けることだけが先手ではないが、
  • 8:58 - 9:00
    [先手必勝である]
    出来ることならば、自分から仕掛け、
  • 9:00 - 9:02
    [先手必勝である]
    相手を翻弄し優位に立ちたいものだ。
  • 9:02 - 9:04
    [火の巻]
    また、戦いの世界においては、
  • 9:04 - 9:07
    先手ではないが、
    何処で戦うのかも、非常に重要になって来る。
  • 9:07 - 9:09
    [自分の土俵で戦え]
    自分にとって有利な場所。
  • 9:09 - 9:11
    [自分の土俵で戦え]
    相手にとって不利な場所とは何処だろうか。
  • 9:11 - 9:12
    [火の巻]
    そういったことを考え、
  • 9:12 - 9:14
    [火の巻]
    徹底的にリサーチを済ませた上で、
  • 9:14 - 9:16
    [火の巻]
    本番に臨むことだ。
  • 9:16 - 9:17
    [火の巻]
    そして、自分自身の身を
  • 9:17 - 9:19
    [火の巻]
    相手の立場に置き換えて、
  • 9:19 - 9:21
    [競合の身になり想像せよ]
    向こうは一体どんな手を使ってくるのか
  • 9:21 - 9:22
    [競合の身になり想像せよ]
    想像力を働かせながら
  • 9:22 - 9:24
    [競合の身になり想像せよ]
    シュミレーションを行っておくことだ。
  • 9:24 - 9:26
    [火の巻]
    また、勝負ごとの世界での
  • 9:26 - 9:28
    [火の巻]
    チャンスの掴み方についてもコツを伝えておこう。
  • 9:28 - 9:31
    [火の巻]
    結論から言えば、「崩れ」によく注目するのだ。
  • 9:31 - 9:33
    [火の巻]
    どのような物事においても、
  • 9:33 - 9:36
    [火の巻]
    必ずどこかで、崩れが生じる瞬間がある。
  • 9:36 - 9:38
    [火の巻]
    例えば、家が崩れ、荷が持崩れ、
  • 9:38 - 9:40
    [火の巻]
    相手陣営が崩れる。
  • 9:40 - 9:42
    [「崩れ」の瞬間を狙え]
    チャンスとは正に、こういった
  • 9:42 - 9:44
    [「崩れ」の瞬間を狙え]
    崩れの瞬間にこそ訪れるものなのだ。
  • 9:44 - 9:47
    [火の巻]
    それを捉え行動をし、イケると思ったら
  • 9:47 - 9:49
    [火の巻]
    一気に畳みかけ、勝利を掴むと良い。
  • 9:49 - 9:50
    [戦略・戦術について]
    はい!ここで止めましょう。
  • 9:50 - 9:52
    [戦略・戦術について]
    この《火の巻》では、
  • 9:52 - 9:54
    [戦略・戦術について]
    敵と戦うの際の具体的な戦術、
  • 9:54 - 9:56
    [戦略・戦術について]
    駆け引きなどについて、説いている章になります。
  • 9:56 - 9:58
    [戦略・戦術について]
    簡単にまとめますと、
  • 9:58 - 10:01
    [・戦いは、まず「先手」をとれ]
    先手を取り、自分の有利な環境で戦い
  • 10:01 - 10:03
    [・「崩れ」のタイミングが勝機である]
    更に崩れたタイミングを狙いましょう
  • 10:03 - 10:04
    というお話でした。
  • 10:04 - 10:06
    [環境は自分で作れ]
    要するに、スポーツマンシップに乗っ取って
  • 10:06 - 10:07
    [環境は自分で作れ]
    フェアーに戦うのではなく、
  • 10:07 - 10:09
    [環境は自分で作れ]
    自分の土俵に乗っかって、自分にとって
  • 10:09 - 10:11
    [環境は自分で作れ]
    有利に戦いましょう、というわけです。
  • 10:11 - 10:13
    [環境は自分で作れ]
    例えば、宮本武蔵の場合、
  • 10:13 - 10:16
    [環境は自分で作れ]
    太陽の向き、視点の高さ、足場の高さなどを
  • 10:16 - 10:18
    [環境は自分で作れ]
    自分が有利で、相手が不利な環境を
  • 10:18 - 10:21
    [環境は自分で作れ]
    事前に現場調査をし、そこに相手を誘導した上で、
  • 10:21 - 10:23
    [環境は自分で作れ]
    敵を叩きのめしていたと言います。
  • 10:23 - 10:26
    [環境は自分で作れ]
    つまり、仕事でも何でも成功を納める為には、
  • 10:26 - 10:28
    [環境は自分で作れ]
    そのための環境をまずもって、
  • 10:28 - 10:29
    [環境は自分で作れ]
    作る必要があるというわけです。
  • 10:29 - 10:34
    因みに以前紹介した[銃・病原菌・鉄]でも
    似たような話がありましたが
  • 10:34 - 10:35
    覚えていますでしょうか。
  • 10:35 - 10:39
    簡単に言いますと、
    西洋諸国は、多くの国々を植民地化し、
  • 10:39 - 10:44
    歴史的勝者とはなったが、それは彼らが
    優れた人種だったからではなくて
  • 10:44 - 10:48
    ただ単に、有利な環境が
    そうさせただけだと
  • 10:48 - 10:49
    主張をしている作品です。
  • 10:49 - 10:51
    [今の環境を再確認しよう]
    つまり、どんな勝負ごとに臨む時でも
  • 10:51 - 10:54
    [今の環境を再確認しよう]
    自分が今いる環境が、そもそも
  • 10:54 - 10:55
    [今の環境を再確認しよう]
    勝てる土俵なのかを
  • 10:55 - 10:58
    [今の環境を再確認しよう]
    客観的に見つめることが重要だと言えそうです。
  • 10:58 - 11:01
    それでは次、
    [風の巻]について見ていきましょう。
  • 11:01 - 11:03
    [風の巻]
    我が流派は、勝つことを第一とする
  • 11:03 - 11:05
    [風の巻]
    「二天一流」である。
  • 11:05 - 11:08
    [風の巻]
    しかし私は、ただ自分の流派だけを
  • 11:08 - 11:09
    [風の巻]
    知っていればいいとは思わない。
  • 11:09 - 11:11
    [風の巻]
    他の流派の考え、やり方を知り、
  • 11:11 - 11:13
    [風の巻]
    その違いを知ることもまた、
  • 11:13 - 11:15
    [風の巻]
    自分の道を究める上で
  • 11:15 - 11:16
    [風の巻]
    大切なことなのだ。
  • 11:16 - 11:18
    [風の巻]
    例えば、長い刀であるほど、
  • 11:18 - 11:20
    [風の巻]
    リーチが長い分、有利だと説く流派がある。
  • 11:20 - 11:22
    [風の巻]
    これについては一理あるが、
  • 11:22 - 11:25
    [風の巻]
    明らかに兵法の原理原則を理解していないと言える。
  • 11:25 - 11:27
    [風の巻]
    まず、ひとつの手段を絶対的なものと
  • 11:27 - 11:29
    [風の巻]
    信じ込んでしまっている時点で、
  • 11:29 - 11:32
    [風の巻]
    その人物の自信のなさ、心の弱さが伺える。
  • 11:32 - 11:34
    [風の巻]
    そもそも、何が起こるか分からない
  • 11:34 - 11:37
    [風の巻]
    真剣勝負の世界において、
  • 11:37 - 11:38
    [風の巻]
    この道具を使えば間違いないなんてはずはない。
  • 11:38 - 11:41
    [「偏り」は危険と心得よ]
    そういった偏った発想は、命取りになるだろう。
  • 11:41 - 11:44
    [風の巻]
    また、刀は強く振るべきであるだとか、
  • 11:44 - 11:45
    [風の巻]
    早く振るべきであるだとか、
  • 11:45 - 11:48
    [風の巻]
    こういった、型に嵌まった考え方もよくない。
  • 11:48 - 11:50
    [風の巻]
    そもそも、命の取り合いをしている最中に、
  • 11:50 - 11:51
    [風の巻]
    弱く切るとか、
  • 11:51 - 11:52
    [風の巻]
    強く切るとか、
  • 11:52 - 11:53
    [風の巻]
    力の入れ具合を、
  • 11:53 - 11:55
    [風の巻]
    呑気に調整している暇など、ないのだ。
  • 11:55 - 11:57
    [風の巻]
    本当に考えるべきことは、
  • 11:57 - 12:00
    [風の巻]
    今、自分の目の前にいる敵をなぎ倒す!という、
  • 12:00 - 12:02
    [風の巻]
    ただ、その目的だけだろう。
  • 12:02 - 12:04
    [風の巻]
    また、我が二天一流は、構えがあって
  • 12:04 - 12:06
    [風の巻]
    構えが無いことを極意とする。
  • 12:06 - 12:08
    [風の巻]
    「構え」とは、本来自分の身を守る上で、
  • 12:08 - 12:11
    [風の巻]
    最も大切な基本の型だ。
  • 12:11 - 12:13
    [風の巻]
    ただ、なんでもかんでも構えに縛られ過ぎて、
  • 12:13 - 12:15
    [風の巻]
    本来の目的を果たせないようでは、
  • 12:15 - 12:17
    [風の巻]
    本末転倒だ。
  • 12:17 - 12:19
    [風の巻]
    目の前の敵が構える暇もないうちに
  • 12:19 - 12:20
    [風の巻]
    先手を打ち
  • 12:20 - 12:23
    [風の巻]
    相手の構やリズムを崩してやった方が
  • 12:23 - 12:25
    [風の巻]
    よっぽど効果的な場面など幾らでもある。
  • 12:25 - 12:27
    [本来の目的を見失うな]
    何のための基本動作なのか。
  • 12:27 - 12:29
    [本来の目的を見失うな]
    何のための道具なのか。
  • 12:29 - 12:31
    [本来の目的を見失うな]
    その目的、その本質を
  • 12:31 - 12:32
    [本来の目的を見失うな]
    忘れてしまってはいけない。
  • 12:32 - 12:33
    [風の巻]
    また、剣術には、
  • 12:33 - 12:35
    [風の巻]
    様々なテクニックが存在するが、
  • 12:35 - 12:36
    [風の巻]
    何事においても、
  • 12:36 - 12:38
    [風の巻]
    ただ、小手先ばかりに捕らわれるのは、
  • 12:38 - 12:40
    [風の巻]
    あまり良い傾向とは言えない。
  • 12:40 - 12:42
    [風の巻]
    本来の目的とは外れた
  • 12:42 - 12:44
    [風の巻]
    些末なことに気を取られている間に、
  • 12:44 - 12:47
    [風の巻]
    敵から先に一本取られてしまうのがオチだ。
  • 12:47 - 12:48
    [何事も基本が肝要だ]
    まずは何をするにしても、
  • 12:48 - 12:51
    [何事も基本が肝要だ]
    基本となる土台をしっかりと学ぶといいだろう。
  • 12:51 - 12:52
    [他者を知り己を知り]
    はい、いかがでしょうか。
  • 12:52 - 12:54
    [他者を知り己を知り]
    《風の巻》では、他者と比較することで、
  • 12:54 - 12:57
    [他者を知り己を知り]
    自分の道を広く、客観的に見つめる
  • 12:57 - 12:58
    [他者を知り己を知り]
    大切さを説いています。
  • 12:58 - 12:59
    [他者を知り己を知り]
    整理しますと、
  • 12:59 - 13:02
    [・偏った考えや、思い込みを捨てよ]
    偏った考えや、思い込みを捨てること。
  • 13:02 - 13:04
    [・本来の目的を忘れてはいけない]
    本来の目的を忘れないこと。
  • 13:04 - 13:07
    [・小手先ではなく、基本を磨くべし]
    ノウハウやテクニックばかりに囚われず、
  • 13:07 - 13:09
    [・小手先ではなく、基本を磨くべし]
    基本を磨くこと、といったお話でした。
  • 13:09 - 13:13
    [他者を知り己を知り]
    江戸時代には、宮本武蔵の「二天一流」以外に
  • 13:13 - 13:15
    [他者を知り己を知り]
    「柳生新陰流」とか、「一刀流」とか、
  • 13:15 - 13:18
    [他者を知り己を知り]
    様々な流派があったことで知られています。
  • 13:18 - 13:19
    [他者を知り己を知り]
    ただ、どの流派も
  • 13:19 - 13:21
    [他者を知り己を知り]
    華やかな技巧を凝らすことで
  • 13:21 - 13:22
    [他者を知り己を知り]
    商売にしていたこともあり、
  • 13:22 - 13:24
    [他者を知り己を知り]
    武蔵としては、本来の道から
  • 13:24 - 13:25
    [他者を知り己を知り]
    外れているのではないかと、
  • 13:25 - 13:27
    [他者を知り己を知り]
    批判的な気持ちもあったようです。
  • 13:27 - 13:30
    [他者を知り己を知り]
    あと、長い刀に関する言及がありましたが、
  • 13:30 - 13:33
    [小次郎 vs 武蔵]
    武蔵のライバルとしてよく描かれる佐々木小次郎は、
  • 13:33 - 13:36
    [小次郎 vs 武蔵]
    長い刀を使う剣豪として知られています。
  • 13:36 - 13:38
    [小次郎 vs 武蔵]
    江戸時代の一般的な刀の長さが
  • 13:38 - 13:40
    [小次郎 vs 武蔵]
    約70センチであったのに対し、
  • 13:40 - 13:43
    [小次郎 vs 武蔵]
    小次郎の刀は、約94センチと非常に長く、
  • 13:43 - 13:44
    [小次郎 vs 武蔵]
    それを扱うのには、
  • 13:44 - 13:47
    [小次郎 vs 武蔵]
    相当な技術が必要であったと、言われています。
  • 13:47 - 13:48
    [小次郎 vs 武蔵]
    彼の刀は、
  • 13:48 - 13:50
    [小次郎 vs 武蔵]
    備前長船長光(びぜんおさふねながみつ)という
  • 13:50 - 13:51
    [小次郎 vs 武蔵]
    名刀なんですが、
  • 13:51 - 13:53
    [小次郎 vs 武蔵]
    そのあまりの長さから、
  • 13:53 - 13:54
    [小次郎 vs 武蔵]
    「物干し竿」という名前で呼ばれ、
  • 13:54 - 13:56
    [小次郎 vs 武蔵]
    恐れられていたそうです。
  • 13:56 - 13:58
    [小次郎 vs 武蔵]
    そして、小次郎自慢の物干し竿に対し、
  • 13:58 - 14:01
    [小次郎 vs 武蔵]
    武蔵はどういった手段で対抗したかと言いますと、
  • 14:01 - 14:03
    [小次郎 vs 武蔵]
    なんと彼は、「俺のはもっと長いぞ!」と言って
  • 14:03 - 14:07
    [小次郎 vs 武蔵]
    1メートル39センチの木刀を用意して、
  • 14:07 - 14:08
    [小次郎 vs 武蔵]
    戦いに挑んだと言います。
  • 14:08 - 14:12
    [小次郎 vs 武蔵]
    つまり、彼は事前に対戦相手の情報をリサーチし、
  • 14:12 - 14:14
    [小次郎 vs 武蔵]
    真っ先にその強みを消しにいったわけです。
  • 14:15 - 14:17
    では次、最後です。
    [空の巻]を見ていきましょう。
  • 14:17 - 14:20
    [空の巻]
    我が「二天一流」の究極の断りについて、
  • 14:20 - 14:23
    [空の巻]
    この《空の巻》に書き表すことにする。
  • 14:23 - 14:25
    [空の巻]
    武士たるものは兵法の道を身に付け、
  • 14:25 - 14:27
    [空の巻]
    更にその他の文芸についても
  • 14:27 - 14:29
    [空の巻]
    よく稽古を続けるべきだ。
  • 14:29 - 14:31
    [真の自由を手に入れよ]
    それによって人は心を磨き、
  • 14:31 - 14:32
    [真の自由を手に入れよ]
    一点の曇りもない
  • 14:32 - 14:34
    [真の自由を手に入れよ]
    晴れ渡った境地に至る。
  • 14:34 - 14:36
    [宮本武蔵の哲学]
    それこそが「空」の教えなのだ。
  • 14:36 - 14:37
    [宮本武蔵の哲学]
    だいぶ短いですが
  • 14:37 - 14:39
    [宮本武蔵の哲学]
    《空の巻》はこれでお終いです。
  • 14:39 - 14:42
    [宮本武蔵の哲学]
    この書は極めて短い、エピローグ的なところでして、
  • 14:42 - 14:45
    [宮本武蔵の哲学]
    宮本武蔵が武士としての人生から導きだした
  • 14:45 - 14:47
    [宮本武蔵の哲学]
    哲学を説く章になります。
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    [宮本武蔵の哲学]
    因みにここは、《空の巻》よりも前に見て来た、
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    [宮本武蔵の哲学]
    他の4巻を全て体得することによって、
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    [宮本武蔵の哲学]
    初めて到達できる領域であると言われています。
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    [宮本武蔵の哲学]
    すごく簡単に言いますと、
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    [宮本武蔵の哲学]
    宮本武蔵が剣の道を追求したように、
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    [我が道の先に自由がある]
    自分の道をひたすら突き進んだ先に、
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    [我が道の先に自由がある]
    真の自由が待っている。
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    [我が道の先に自由がある]
    これが「空」と呼ばれる
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    [我が道の先に自由がある]
    最終境地なのだというお話です。
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    [我が道の先に自由がある]
    実際はもっと、遥かに奥深いところなので
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    [我が道の先に自由がある]
    ご興味のある方は原点を
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    [我が道の先に自由がある]
    当たってみていただければと思います。
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    というわけで、5つの巻物に関しては
    ここでお終いです。
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    仕事や日々の生活など、色んなことに当て嵌めて
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    取り入れられそうなものを
    見つけていただけましたでしょうか。
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    この変化の激しい時代において、
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    ひとつの道をまっすぐ進んで行くことは
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    決して、簡単なことではありません。
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    もしかしたら、この道は行き止まりかもしれない。
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    進んでいる途中で、
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    閉ざされてしまうかもしれない。
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    そういった不安や恐怖が
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    常に付きまとって来ます。
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    しかし、一つの道を究めることは、
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    あらゆる可能性の扉を開く
    「鍵」になるのだ、と
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    宮本武蔵は、その生き方によって
    示してくれました。
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    もし、今やりたいことがあるのに
    躊躇しているのであれば、
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    彼の言葉と、そして自分を信じて
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    とにかく無心になって、
    我が道を進んでみてはいかがでしょうか。
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    その道の先には、
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    真の自由が
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    あなたを待っているかもしれません。
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    というわけで、宮本武蔵[五輪書]
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    以上でございます。
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    いかがでしたでしょうか。
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    日本の古典は主に、
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    人間同士の絡みや、その中で生まれる
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    心の繊細な動きに注目した作品が多いのですが、
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    [五輪書]のように、ただ勝つことのみを追求した
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    ひとりの人間の「生き方」
    「考え方」が解かれた古典は極めて珍しく
  • 16:23 - 16:25
    貴重な作品だと言われています。
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    ご興味を持たれた方は
    是非チェックしてみてください。
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    また、途中で紹介しました
    [銃・病原菌・鉄]については、
  • 16:31 - 16:33
    動画概要欄に貼っておきます。
  • 16:33 - 16:35
    是非、こちらも併せて
    ご覧いただければと思います。
  • 16:35 - 16:37
    面白かった、参考になったという方は、
  • 16:37 - 16:40
    高評価・コメントなどいただけますと嬉しいです。
  • 16:40 - 16:42
    また、チャンネル登録も
    よろしくお願い致します。
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    それでは、また次の動画で
    お会いしましょう。
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    ありがとうございました。
Title:
【16分解説】五輪書|宮本武蔵 ~心の迷いや不安を断ち切る、最強の人生攻略マニュアル~
Description:

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Video Language:
Japanese
Duration:
16:46

Japanese subtitles

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