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【16分解説】五輪書|宮本武蔵 ~心の迷いや不安を断ち切る、最強の人生攻略マニュアル~

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    はい!どうもアバタローです。
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    本日は、宮本武蔵の[五輪書]
    こちらをご紹介いたします。
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    どんな本かと言いますと、
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    生涯、無敗と言われる
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    最強の剣豪が残した
    戦いの極意書でございます。
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    まず、どういった方にお役に立ちそうな
    内容なのかをお伝えいたします。
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    [物怖じしない、強い自分を作りたい]
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    [仕事が出来るようになりたい]
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    [勝負ごとに強くなりたい]
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    [我が道を進み、夢を叶えたい]
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    これに、ひとつでも当て嵌まるのであれば
    [五輪書]は間違いなく
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    そのニーズに嵌る作品であると思います。
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    と言いますのも、
    本書はただ「剣術」について
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    指南しているだけの本ではないのです。
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    「就職活動」「ビジネス」「スポーツ」といった
    あらゆる勝負所で負けないための
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    原理原則が書かれた「人生の攻略本」
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    それが[五輪書]というわけでございます。
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    因みに、ハーバード
    ビジネススクールでは[五輪書]を
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    経営学のテキストとして採用していたこともあり、
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    誕生から400年近い年月が経った今でも
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    現代ビジネスにも通じる書籍として
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    世界的にも高い評価を得ているのです。
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    更に、孤独の中で己の剣を磨き、
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    我が道を突き進んだ宮本武蔵の生き方は、
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    個人の力を高め、
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    より高く、羽ばたこうと志をもって
    努力されている方にとっても、
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    大いにご参考いただけるものと
    確信しております。
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    そこで、この動画では
    [五輪書]を
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    誰でもしっかり楽しんでいただけるよう、
    難しい表現を避け
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    カジュアルにご紹介をして参ります。
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    最強の侍が残した、パワフルで
    刺激的な戦闘哲学の世界を
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    ぜひ最後まで、お楽しみください。
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    それでは参りましょう。
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    宮本武蔵(みやもと むさし)
    [五輪書]
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    では、まず中身に入る前に
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    「宮本武蔵」という人物と
    [五輪書]の構成について、
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    サラっと触れさせてください。
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    [宮本武蔵(みやもとむさし)]
    彼の生涯については諸説ありますが、
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    1584年、播磨の国、
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    今の兵庫県に生まれ
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    1645年に「没した」とされています。
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    ですから、活躍した時期としては、
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    安土桃山時代の終わりから
    江戸時代の初期に当たります。
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    宮本武蔵は、
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    凄まじい鍛錬の末、
    最強の武士になったわけですが、
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    実は、幼少期から、天才的な才能が
    あったと言われています。
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    はじめての真剣勝負は、なんと13歳の時。
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    名のある剣士が相手だったにも関わらず、
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    見事、勝利を収め、そこから20代後半まで、
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    実に、60回以上の真剣勝負において、
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    一度たりとも負けることがなかったそうです。
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    しかし彼は、ただ強いだけの
    人物ではありませんでした。
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    歌を詠んだり、水墨画を描いたり、
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    文化面、芸術面においても
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    マルチな才能を発揮しました。
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    そして、60歳を過ぎた頃、
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    熊本県の 「霊巌洞(れいがんどう)」
    という洞窟に籠り、
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    自分の人生の集大成として
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    [五輪書]を残し、
    この世を去ったというわけです。
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    この「五輪」という言葉は、
    もともと仏教用語でして、
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    宇宙を構成している5つの要素、
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    [地][水][火][風][空]
    を表していると言われています。
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    宮本武蔵は、その
    仏教的宇宙観に基づき[五輪書]を
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    [地の巻]
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    [水の巻]
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    [火の巻]
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    [風の巻]
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    [空の巻]
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    という、5つの章に区分し、
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    戦いの極意を解いたのです。
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    では、以上の点を踏まえて
    早速ひとつ目
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    [地の巻]から見ていきましょう。
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    戦いの道を究めた!
    [地の巻]
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    私がそう確信するに至ったのは、
    [地の巻]
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    50の歳になってからだ。
    [地の巻]
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    しかし私はなにも剣の技術だけを追求し、
    [地の巻]
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    生きてきたわけではない。
    [地の巻]
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    「書道」「彫刻」「絵画」
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    そういった様々な文芸についても
    独学でマスターしている。
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    何故そんな器用なことができるかと思うだろう。
    [地の巻]
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    理由は一つしかない。
    [地の巻]
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    何かひとつの物事を究めた人間は、
    [地の巻]
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    その経験を他の物事にも応用できるのだ。
    [地の巻]
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    つまり
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    一をもって万を知ることは可能なのである。
    [一をもって、万を知れ]
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    また人間生きていれば、己の人生を賭けた戦いに
    [地の巻]
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    臨むときがあるだろう。
    [地の巻]
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    その時に、あなたが
    [地の巻]
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    何を心掛けるべきなのかを伝えておく。
    [地の巻]
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    それは
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    自分の持てる道具を全て使い切ることだ。
    [道具は全て使いきれ]
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    本来、使えるはずの武器や道具を
    [地の巻]
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    何の役にも立てることなく、
    [地の巻]
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    ただ、腰に収めたまま敗れ去る。
    [地の巻]
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    そんなことは真剣勝負の世界では許されない。
    [地の巻]
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    ただ、注意しなければならないのは、
    [地の巻]
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    それらの道具が、常に有効に
    [地の巻]
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    働くわけでは「ない」ということだ。
    [地の巻]
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    どんな物事にも必ず「今しかない」
    [地の巻]
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    というタイミングが存在する。
    [地の巻]
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    道具とは、最も適した瞬間に使われてこそ、
    [適した瞬間に道具を使え]
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    その意味を成すのだ。
    [適した瞬間に道具を使え]
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    はい!いかがでしょうか。
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    《地の巻》は[五輪書]の総論的なパートであり、
    [地の巻は総論です]
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    武士として、正しい道の地盤を固める為の
    [地の巻は総論です]
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    原則について説かれています。
    [地の巻は総論です]
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    整理しますと、
    [地の巻は総論です]
  • 4:17 - 4:20
    [・1つの道を究めると、横展開しやすい]
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    [・勝利のためには、使えるものは全て使う]
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    [・何事もタイミングが肝である]
    ということでした。
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    宮本武蔵と言えば「二刀流」
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    そういったイメージを
    お持ちの方も多いと思いますが、
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    彼はいつ如何なる時でも二刀流であったかというと
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:32 - 4:34
    実はそうではありません。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:34 - 4:35
    戦う相手の力量や人数、
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:35 - 4:38
    場所などを考えながら一刀で戦ったり、
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:38 - 4:40
    二刀で戦ったり刀の「長さ」や
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:40 - 4:42
    「種類」を変えたりして、臨機応変に
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:42 - 4:45
    対応することで全ての戦いに勝利してきたのです。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:45 - 4:46
    何が言いたいかといいますと、
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:46 - 4:47
    宮本武蔵は
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    自分の手札が100あるなら100使えと
    [ツールは柔軟に使うべし]
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    精神論を振りかざしているわけではないのです。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:53 - 4:55
    まずは今、自分が持っている
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:55 - 4:57
    全てのカードを整理する。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:57 - 4:59
    次に必要な切り札を絞り込む。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 4:59 - 5:02
    最後に適切なタイミングで切り札を
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 5:02 - 5:04
    全て出し切り、そして勝利をする。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 5:04 - 5:07
    このように合理的に勝ち筋を頭の中で
    [ツールは柔軟に使うべし]
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    描き切ることの重要性を説いているんです。
    [ツールは柔軟に使うべし]
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    だからこそ彼は、刃物を持った人間と
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 5:12 - 5:14
    60回以上死闘を繰りひろげても
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 5:14 - 5:17
    最後まで命を奪われなかったというわけです。
    [ツールは柔軟に使うべし]
  • 5:17 - 5:18
    では、次行きましょう。
  • 5:18 - 5:19
    [水の巻]です。
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    この書に記された一文一句は、
    [水の巻]
  • 5:21 - 5:23
    私が命を懸けて書いたものである。
    [水の巻]
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    それ故、決して適当な気持ちで読んではいけない。
    [水の巻]
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    「習おう」 といった気持ちを捨て、
    [水の巻]
  • 5:29 - 5:31
    今の自分の仕事や生活に当て嵌め、
    [水の巻]
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    頭をよく使い、
    [水の巻]
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    よく考えを巡らしながら読むのだ。
    [水の巻]
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    まず、兵法の道 において大切なこと。
    [水の巻]
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    それは、「心の在り方」なんだ。
    [水の巻]
  • 5:39 - 5:41
    特に戦いの場において
    [水の巻]
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    持てる力を十分に発揮するには、
    [水の巻]
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    どんな状況でも動じない
    [水の巻]
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    平常心が求められる。
    [水の巻]
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    例えば、いま自分の目の前に
    [水の巻]
  • 5:48 - 5:50
    大勢の敵が居たとしよう。
    [水の巻]
  • 5:50 - 5:52
    その際、相手の数に圧倒されてはいけない。
    [水の巻]
  • 5:52 - 5:54
    たくさんの問題を抱えてしまった時は、
    [水の巻]
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    一遍に全てを片付けようとするのではなく、
    [水の巻]
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    似たような種類のものを一塊にして、
    [水の巻]
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    一つ一つ倒して行けば
    [「塊」に分けて確実に潰せ]
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    必ず活路を切り開くことが出来るはずだ。
    [「塊」に分けて確実に潰せ]
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    また人生という戦場において、
    [水の巻]
  • 6:06 - 6:09
    自分より遥かに能力が勝る者と
    [水の巻]
  • 6:09 - 6:11
    刃を交わえなければならない時がある。
    [水の巻]
  • 6:11 - 6:13
    このとき多くの者は、
    [水の巻]
  • 6:13 - 6:15
    気持ちが一歩も二歩も引いてしまい、
    [水の巻]
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    自分の負けを覚悟するだろう。
    [水の巻]
  • 6:17 - 6:18
    だが、逆に考えて欲しい。
    [水の巻]
  • 6:18 - 6:20
    能力において格上の者は、
    [水の巻]
  • 6:20 - 6:22
    自分よりも格下の者を見た時、
    [水の巻]
  • 6:22 - 6:26
    コイツは自分よりも劣った人間だと侮り、油断し、
    [水の巻]
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    隙が生まれるものなのだ。
    [水の巻]
  • 6:28 - 6:30
    つまり、自分や相手の表面だけを見比べて、
    [水の巻]
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    どっちが優れ、どっちが劣っているとか
    [水の巻]
  • 6:33 - 6:35
    先入観を持ってしまうことは、
    [水の巻]
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    非常に危険な考え方なんだ。
    [水の巻]
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    食うか、食われるかの世界では、
    [水の巻]
  • 6:38 - 6:40
    如何なる時も心は濁らせない。
    [先入観で心を濁らすな]
  • 6:40 - 6:41
    これが鉄則なんだ!
    [水の巻]
  • 6:41 - 6:45
    また、自分の進むべき道が定まった時も同様だ。
    [水の巻]
  • 6:45 - 6:48
    やる!と決めたからには、雑念を取り払い、
    [水の巻]
  • 6:48 - 6:50
    あれこれ余計なこと考えず、
    [水の巻]
  • 6:50 - 6:51
    無心で取り組むといいだろう。
    [水の巻]
  • 6:51 - 6:54
    「千里の道も一歩から」 と言うように、
    [水の巻]
  • 6:54 - 6:57
    どんな物事だろうと、直ぐには成果は出ない。
    [水の巻]
  • 6:57 - 6:59
    地道な鍛錬がかならず必要になる。
    [水の巻]
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    あなたが今日やるべきことは、
    [勝つべきは昨日の自分だ]
  • 7:01 - 7:02
    昨日のあなたに勝つことなんだ。
    [勝つべきは昨日の自分だ]
  • 7:02 - 7:05
    それを何日も何年も積み重ねていく。
    [水の巻]
  • 7:05 - 7:07
    鍛錬とは、そういうものなんだ。
    [水の巻]
  • 7:07 - 7:08
    はい!いかがでしょうか。
    [地道な鍛錬が必要]
  • 7:08 - 7:11
    この《水の巻》では、地道な鍛錬によって
    [地道な鍛錬が必要]
  • 7:11 - 7:13
    精神と肉体をコントロールすることの
    [地道な鍛錬が必要]
  • 7:13 - 7:15
    重要性について説いています。
    [地道な鍛錬が必要]
  • 7:15 - 7:17
    まず、何においても重要なのは、
    [地道な鍛錬が必要]
  • 7:17 - 7:20
    「心の在り方」であると、いうお話でしたが
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:20 - 7:22
    これは色々な場面に当て嵌まりそうです。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:22 - 7:26
    「大学受験」「大事な試合」「重要な商談」
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:26 - 7:26
    緊張したせいで、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:26 - 7:29
    実力の半分も出せなかったぁ、なんてことは、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:29 - 7:30
    実際によくあります。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:30 - 7:32
    「いつも通り自然体でやればいいよ」といった、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:32 - 7:33
    アドバイスを貰っても
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:33 - 7:35
    逆に緊張してしまうことだって
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:35 - 7:37
    決して珍しくはありません。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:37 - 7:39
    そもそも、自然体とは何かと言えば、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:39 - 7:40
    不必要な力を抜き、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:40 - 7:43
    必要な力だけが入っている状態のことを指します。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:43 - 7:46
    つまり、心と体を微調整するわけですから、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:46 - 7:49
    ある程度、経験を積んだ人でないと
    [心の在り方が重要だ]
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    身に付けることが困難な技術であると言えます。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:51 - 7:54
    では、どうやって身に付ければいいのかというと、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:54 - 7:56
    とにかく場数をこなし、
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:56 - 7:57
    日々、鍛錬をするしかない。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:57 - 7:59
    それが、ここでの回答となります。
    [心の在り方が重要だ]
  • 7:59 - 8:02
    非常に地味で遠回りのようですが、
    [心の在り方が重要だ]
  • 8:02 - 8:04
    これが、自然体をマスターするための
    [心の在り方が重要だ]
  • 8:04 - 8:05
    王道なのです。
    [心の在り方が重要だ]
  • 8:05 - 8:06
    これを体得することによって、
    [心の在り方が重要だ]
  • 8:06 - 8:09
    人は高い集中状態に入ることができ、
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:09 - 8:11
    結果として高いパフォーマンスを発揮することが
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:11 - 8:13
    できるというわけです。
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:13 - 8:15
    因みに宮本武蔵は、
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:15 - 8:18
    心の中に一切の雑念が無い状態を
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:18 - 8:19
    「無念無想」と呼び、
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:19 - 8:22
    この状態に自分をもっていった上で
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:22 - 8:25
    強烈な一撃を相手に放つそうです。
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:25 - 8:27
    まるで、全集中の呼吸みたいな話ですが
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:27 - 8:29
    何かしらで高いパフォーマンスを発揮されたい方は、
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:29 - 8:32
    ご参考にされてみてはいかがでしょうか。
    [自然体が高い集中力を生む]
  • 8:32 - 8:33
    はい!それでは次、
  • 8:33 - 8:34
    [火の巻]について見ていきます。
    [火の巻]
  • 8:34 - 8:36
    まず戦いにおいて重要なのは、
    [火の巻]
  • 8:36 - 8:38
    「先手」を取るということだ。
    [火の巻]
  • 8:38 - 8:40
    この先手の取り方は、3種類ある。
    [火の巻]
  • 8:40 - 8:42
    まずひとつが、自分から仕掛けに行き、
    [火の巻]
  • 8:42 - 8:43
    「先手」を取る。
    [火の巻]
  • 8:43 - 8:45
    2つ目が相手が攻めて来た時に
    [火の巻]
  • 8:45 - 8:46
    「先手」を取る。
    [火の巻]
  • 8:46 - 8:47
    最期3つ目が、
    [火の巻]
  • 8:47 - 8:50
    自分と相手が同じタイミングでぶつかった時に
    [火の巻]
  • 8:50 - 8:52
    「先手」を取るというものだ。
    [火の巻]
  • 8:52 - 8:53
    どんな戦いだろうが
    [火の巻]
  • 8:53 - 8:55
    先手の取り方は、これ以外にない。
    [火の巻]
  • 8:55 - 8:57
    常に、自分から仕掛けることだけが
    [火の巻]
  • 8:57 - 8:59
    先手ではないが、出来ることならば
    [火の巻]
  • 8:59 - 9:00
    自分から仕掛け、
    [火の巻]
  • 9:00 - 9:01
    相手を翻弄し、
  • 9:01 - 9:02
    優位に立ちたいものだ。
    [火の巻]
  • 9:02 - 9:04
    また、戦いの世界においては、
    [火の巻]
  • 9:04 - 9:07
    何処で戦うのかも、非常に重要になって来る。
    [火の巻]
  • 9:07 - 9:09
    自分にとって「有利な場所」
    [火の巻]
  • 9:09 - 9:11
    相手にとって「不利な場所」とは何処だろうか。
    [火の巻]
  • 9:11 - 9:12
    そういったことを考え、
    [火の巻]
  • 9:12 - 9:14
    徹底的にリサーチを済ませた上で、
    [火の巻]
  • 9:14 - 9:16
    本番に臨むことだ。
    [火の巻]
  • 9:16 - 9:17
    そして、自分自身の身を
    [火の巻]
  • 9:17 - 9:19
    相手の立場に置き換えて、
    [火の巻]
  • 9:19 - 9:21
    向こうは一体どんな手を使ってくるのか
    [競合の身になり想像せよ]
  • 9:21 - 9:22
    想像力を働かせながら
    [競合の身になり想像せよ]
  • 9:22 - 9:24
    シュミレーションを行っておくことだ。
    [競合の身になり想像せよ]
  • 9:24 - 9:26
    また、勝負ごとの世界での
    [火の巻]
  • 9:26 - 9:28
    チャンスの掴み方についてもコツを伝えておこう。
    [火の巻]
  • 9:28 - 9:31
    結論から言えば、「崩れ」によく注目するのだ。
    [火の巻]
  • 9:31 - 9:34
    どのような物事においても、必ずどこかで
    [火の巻]
  • 9:34 - 9:36
    「崩れ」が生じる瞬間がある。
    [火の巻]
  • 9:36 - 9:37
    例えば家が崩れ、
    [火の巻]
  • 9:37 - 9:38
    荷が持崩れ、
    [火の巻]
  • 9:38 - 9:40
    相手陣営が崩れる。
    [火の巻]
  • 9:40 - 9:41
    チャンスとは正に、
    [「崩れ」の瞬間を狙え]
  • 9:41 - 9:44
    こういった崩れの瞬間にこそ訪れるものなのだ。
    [「崩れ」の瞬間を狙え]
  • 9:44 - 9:47
    それを捉え行動をし、イケると思ったら
    [火の巻]
  • 9:47 - 9:49
    一気に畳みかけ、勝利を掴むと良い。
    [火の巻]
  • 9:49 - 9:50
    はい!ここで止めましょう。
    [戦略・戦術について]
  • 9:50 - 9:52
    この《火の巻》では、
    [戦略・戦術について]
  • 9:52 - 9:53
    敵と戦うの際の
    [戦略・戦術について]
  • 9:53 - 9:55
    具体的な戦術、駆け引きなどについて
    [戦略・戦術について]
  • 9:55 - 9:56
    説いている章になります。
    [戦略・戦術について]
  • 9:56 - 9:58
    簡単にまとめますと、
  • 9:58 - 10:01
    先手を取り、[戦略・戦術について]
    [・戦いは、まず「先手」をとれ]
  • 10:01 - 10:03
    更に崩れたタイミングを狙いましょう
    [・「崩れ」のタイミングが勝機である]
  • 10:03 - 10:04
    というお話でした。
  • 10:04 - 10:06
    要するに、スポーツマンシップに乗っ取って
    [環境は自分で作れ]
  • 10:06 - 10:07
    フェアーに戦うのではなく、
    [環境は自分で作れ]
  • 10:07 - 10:10
    自分の土俵に乗っかって、自分にとって
    [環境は自分で作れ]
  • 10:10 - 10:11
    有利に戦いましょう、というわけです。
    [環境は自分で作れ]
  • 10:11 - 10:13
    例えば宮本武蔵の場合、
    [環境は自分で作れ]
  • 10:13 - 10:16
    太陽の向き、視点の高さ、足場の高さなど
    [環境は自分で作れ]
  • 10:16 - 10:18
    自分が有利で、相手が不利な環境を
    [環境は自分で作れ]
  • 10:18 - 10:21
    事前に現場調査をし、そこに相手を誘導した上で、
    [環境は自分で作れ]
  • 10:21 - 10:23
    敵を叩きのめしていたと言います。
    [環境は自分で作れ]
  • 10:23 - 10:26
    つまり、仕事でも何でも成功を納める為には、
    [環境は自分で作れ]
  • 10:26 - 10:28
    そのための環境をまずもって、
    [環境は自分で作れ]
  • 10:28 - 10:29
    作る必要がある、というわけです。
    [環境は自分で作れ]
  • 10:29 - 10:32
    因みに以前紹介した[銃・病原菌・鉄]でも
  • 10:32 - 10:35
    似たような話がありましたが
    覚えていますでしょうか。
  • 10:35 - 10:39
    簡単に言いますと、
    西洋諸国は多くの国々を植民地化し、
  • 10:39 - 10:44
    歴史的勝者とはなったが、それは彼らが
    優れた人種だったからではなくて
  • 10:44 - 10:48
    ただ単に、有利な環境がそうさせただけだと
  • 10:48 - 10:49
    主張をしている作品です。
  • 10:49 - 10:51
    つまり、どんな勝負ごとに臨む時でも
    [今の環境を再確認しよう]
  • 10:51 - 10:53
    自分が今いる環境が
    [今の環境を再確認しよう]
  • 10:53 - 10:55
    そもそも勝てる土俵なのかを
    [今の環境を再確認しよう]
  • 10:55 - 10:58
    客観的に見つめることが重要だと言えそうです。
    [今の環境を再確認しよう]
  • 10:58 - 11:01
    それでは次、
    [風の巻]について見ていきましょう。
  • 11:01 - 11:03
    我が流派は、勝つことを第一とする
    [風の巻]
  • 11:03 - 11:05
    「二天一流」である。
    [風の巻]
  • 11:05 - 11:08
    しかし私は、ただ自分の流派だけを
    [風の巻]
  • 11:08 - 11:09
    知っていれば良いとは思わない。
    [風の巻]
  • 11:09 - 11:11
    他の流派の考え、やり方を知り、
    [風の巻]
  • 11:11 - 11:13
    その違いを知ることもまた、
    [風の巻]
  • 11:13 - 11:16
    自分の道を究める上で大切なことなのだ。
    [風の巻]
  • 11:16 - 11:18
    例えば、長い刀であるほど、
    [風の巻]
  • 11:18 - 11:20
    リーチが長い分、有利だと説く流派がある。
    [風の巻]
  • 11:20 - 11:22
    これについては一理あるが、明らかに
    [風の巻]
  • 11:22 - 11:25
    兵法の原理原則を理解していないと言える。
    [風の巻]
  • 11:25 - 11:27
    まず、ひとつの手段を絶対的なものと
    [風の巻]
  • 11:27 - 11:29
    信じ込んでしまっている時点で、
    [風の巻]
  • 11:29 - 11:32
    その人物の自信のなさ、心の弱さが伺える。
    [風の巻]
  • 11:32 - 11:34
    そもそも何が起こるか分からない
    [風の巻]
  • 11:34 - 11:35
    真剣勝負の世界において、
    [風の巻]
  • 11:35 - 11:38
    この道具を使えば間違いないなんてはずはない。
    [風の巻]
  • 11:38 - 11:40
    そういった偏った発想は、
    [「偏り」は危険と心得よ]
  • 11:40 - 11:41
    命取りになるだろう。
    [「偏り」は危険と心得よ]
  • 11:41 - 11:44
    また、刀は強く振るべきであるだとか、
    [風の巻]
  • 11:44 - 11:45
    早く振るべきであるだとか、
    [風の巻]
  • 11:45 - 11:48
    こういった型に嵌まった考え方もよくない。
    [風の巻]
  • 11:48 - 11:50
    そもそも、命の取り合いをしている最中に
    [風の巻]
  • 11:50 - 11:53
    弱く切るとか、強く切るとか、力の入れ具合を、
    [風の巻]
  • 11:53 - 11:55
    呑気に調整している暇などないのだ。
    [風の巻]
  • 11:55 - 11:57
    本当に考えるべきことは、
    [風の巻]
  • 11:57 - 12:00
    今、自分の目の前にいる敵を「なぎ倒す!」という
    [風の巻]
  • 12:00 - 12:02
    ただ、その目的だけだろう。
    [風の巻]
  • 12:02 - 12:03
    また、我が二天一流は、
    [風の巻]
  • 12:03 - 12:06
    構えがあって、構えが無いことを極意とする。
    [風の巻]
  • 12:06 - 12:08
    「構え」とは、本来自分の身を守る上で、
    [風の巻]
  • 12:08 - 12:11
    最も大切な基本の型だ。
    [風の巻]
  • 12:11 - 12:13
    ただ、なんでもかんでも構えに縛られ過ぎて、
    [風の巻]
  • 12:13 - 12:16
    本来の目的を果たせないようでは、
    [風の巻]
  • 12:16 - 12:17
    本末転倒だ。
    [風の巻]
  • 12:17 - 12:19
    目の前の敵が構える暇もないうちに
    [風の巻]
  • 12:19 - 12:22
    先手を打ち相手の構やリズムを崩してやった方が
    [風の巻]
  • 12:22 - 12:25
    よっぽど効果的な場面など幾らでもある。
    [風の巻]
  • 12:25 - 12:27
    何のための基本動作なのか。
    [本来の目的を見失うな]
  • 12:27 - 12:29
    何のための道具なのか。
    [本来の目的を見失うな]
  • 12:29 - 12:30
    その「目的」
    [本来の目的を見失うな]
  • 12:30 - 12:32
    その「本質」を忘れてしまってはいけない。
    [本来の目的を見失うな]
  • 12:32 - 12:35
    また剣術には、様々なテクニックが存在するが、
    [風の巻]
  • 12:35 - 12:36
    何事においても、
    [風の巻]
  • 12:36 - 12:38
    ただ、小手先ばかりに捕らわれるのは
    [風の巻]
  • 12:38 - 12:40
    あまり良い傾向とは言えない。
    [風の巻]
  • 12:40 - 12:43
    本来の目的とは外れた些末なことに
    [風の巻]
  • 12:43 - 12:45
    気を取られている間に、敵から先に、
    [風の巻]
  • 12:45 - 12:47
    一本取られてしまうのがオチだ。
    [風の巻]
  • 12:47 - 12:48
    まずは何をするにしても、
    [何事も基本が肝要だ]
  • 12:48 - 12:51
    基本となる土台をしっかりと学ぶといいだろう。
    [何事も基本が肝要だ]
  • 12:51 - 12:52
    いかがでしょうか。
    [他者を知り己を知り]
  • 12:52 - 12:53
    《風の巻》では、
  • 12:53 - 12:56
    他者と比較することで自分の道を広く、
  • 12:56 - 12:58
    客観的に見つめる大切さを説いています。
  • 12:58 - 12:59
    整理しますと、
  • 12:59 - 13:02
    偏った考えや思い込みを捨てること。
    [・偏った考えや、思い込みを捨てよ]
  • 13:02 - 13:04
    本来の目的を忘れないこと。
    [・本来の目的を忘れてはいけない]
  • 13:04 - 13:07
    ノウハウやテクニックばかりに捕らわれず
    [・小手先ではなく、基本を磨くべし]
  • 13:07 - 13:09
    基本を磨くこと、といったお話でした。
    [・小手先ではなく、基本を磨くべし]
  • 13:09 - 13:10
    江戸時代には、
  • 13:10 - 13:13
    宮本武蔵の「二天一流」以外に
  • 13:13 - 13:15
    「柳生新陰流」とか、「一刀流」とか
  • 13:15 - 13:18
    様々な流派があったことで知られています。
  • 13:18 - 13:19
    ただ、どの流派も
  • 13:19 - 13:22
    華やかな技巧を凝らすことで
    商売にしていたこともあり、
  • 13:22 - 13:25
    武蔵としては、本来の道から
    外れているのではないか、と
  • 13:25 - 13:27
    批判的な気持ちもあったようです。
  • 13:27 - 13:30
    あと、長い刀に関する言及がありましたが、
  • 13:30 - 13:33
    武蔵のライバルとして
    よく描かれる「佐々木小次郎」は、
  • 13:33 - 13:36
    長い刀を使う剣豪として知られています。
  • 13:36 - 13:40
    江戸時代の一般的な刀の長さが
    約70センチであったのに対し、
  • 13:40 - 13:43
    小次郎の刀は、約94センチと非常に長く、
  • 13:43 - 13:47
    それを扱うのには、相当な技術が
    必要であったと、言われています。
  • 13:47 - 13:49
    彼の刀は、
  • 13:49 - 13:51
    「備前長船長光(びぜんおさふねながみつ)」
    という名刀なんですが
  • 13:51 - 13:53
    その、あまりの長さから、
  • 13:53 - 13:56
    「物干し竿」という名前で呼ばれ、
    恐れられていたそうです。
  • 13:56 - 13:58
    そして、小次郎自慢の物干し竿に対し、
  • 13:58 - 14:01
    武蔵はどういった手段で対抗したかと言いますと、
  • 14:01 - 14:03
    なんと!彼は
    「俺のは、もっと長いぞ!」と言って
  • 14:03 - 14:06
    1メートル39センチの「木刀」を用意して、
  • 14:06 - 14:08
    戦いに挑んだと言います。
  • 14:08 - 14:11
    つまり、彼は事前に
    対戦相手の情報をリサーチし、
  • 14:11 - 14:14
    真っ先にその強みを消しにいったわけです。
  • 14:15 - 14:16
    では次、最後です。
  • 14:16 - 14:17
    [空の巻]を見ていきましょう。
  • 14:17 - 14:20
    我が「二天一流」の究極の断りについて、
  • 14:20 - 14:23
    この《空の巻》に書き表すことにする。
  • 14:23 - 14:25
    武士たるものは、兵法の道を身に付け、
  • 14:25 - 14:29
    更に、その他の文芸についても
    よく稽古を続けるべきだ。
  • 14:29 - 14:31
    それによって人は心を磨き、
    [真の自由を手に入れよ]
  • 14:31 - 14:34
    一点の曇りもない晴れ渡った境地に至る。
    [真の自由を手に入れよ]
  • 14:34 - 14:36
    それこそが「空」の教えなのだ。
  • 14:36 - 14:39
    だいぶ短いですが《空の巻》は
    これでお終いです。
  • 14:39 - 14:42
    この書は、極めて短いエピローグ的なところでして、
  • 14:42 - 14:45
    宮本武蔵が武士としての
    人生から導きだした
  • 14:45 - 14:47
    「哲学」を説く章になります。
  • 14:47 - 14:50
    因みにここは、《空の巻》よりも前に見て来た
  • 14:50 - 14:52
    他の4巻を全て体得することによって
  • 14:52 - 14:55
    初めて到達できる領域であると、
    言われています。
  • 14:55 - 14:57
    すごく簡単に言いますと、
  • 14:57 - 14:59
    宮本武蔵が剣の道を追求したように、
  • 14:59 - 15:02
    自分の道をひたすら突き進んだ先に
  • 15:02 - 15:04
    「真の自由」が待っている。
  • 15:04 - 15:07
    これが「空」と呼ばれる最終境地なのだ
    というお話です。
  • 15:07 - 15:10
    実際は、もっと遥かに奥深いところなので
  • 15:10 - 15:13
    ご興味のある方は原点を
    当たってみていただければと思います。
  • 15:13 - 15:16
    というわけで、5つの巻物に関しては、
    ここでお終いです。
  • 15:16 - 15:19
    仕事や日々の生活など、色んなことに当て嵌めて
  • 15:19 - 15:23
    取り入れられそうなものを
    見つけていただけましたでしょうか。
  • 15:23 - 15:25
    この変化の激しい時代において、
  • 15:25 - 15:27
    ひとつの道をまっすぐ進んで行くことは
  • 15:27 - 15:29
    決して、簡単なことではありません。
  • 15:29 - 15:32
    もしかしたら、
    この道は行き止まりかもしれない。
  • 15:32 - 15:35
    進んでいる途中で、
    閉ざされてしまうかもしれない。
  • 15:35 - 15:38
    そういった不安や恐怖が
  • 15:38 - 15:39
    常に付きまとって来ます。
  • 15:39 - 15:41
    しかし、一つの道を究めることは
  • 15:41 - 15:45
    あらゆる可能性の扉を開く鍵になるのだ、と
  • 15:45 - 15:48
    宮本武蔵はその生き方によって
    示してくれました。
  • 15:48 - 15:51
    もし、今やりたいことがあるのに
    躊躇しているのであれば
  • 15:51 - 15:52
    彼の言葉と、
  • 15:52 - 15:54
    そして、自分を信じて
  • 15:54 - 15:57
    とにかく無心になって、
    我が道を進んでみてはいかがでしょうか。
  • 15:57 - 16:00
    その道の先には真の自由が
  • 16:00 - 16:02
    あなたを待っているかもしれません。
  • 16:02 - 16:06
    というわけで、宮本武蔵
    [五輪書]以上でございます。
  • 16:06 - 16:07
    いかがでしたでしょうか。
  • 16:07 - 16:08
    日本の古典は主に
  • 16:08 - 16:10
    「人間同士の絡み」や
  • 16:10 - 16:13
    その中で生まれる
    心の「繊細な動き」に
  • 16:13 - 16:16
    注目した作品が多いのですが、
    [五輪書]のように
  • 16:16 - 16:19
    ただ、勝つことのみを追求した
    ひとりの人間の
  • 16:19 - 16:23
    生き方・考え方が解かれた古典は
    極めて珍しく
  • 16:23 - 16:25
    貴重な作品だと言われています。
  • 16:25 - 16:28
    ご興味を持たれた方は
    是非チェックしてみてください。
  • 16:28 - 16:29
    また、途中で紹介しました
  • 16:29 - 16:33
    [銃・病原菌・鉄]については、
    動画概要欄に貼っておきます。
  • 16:33 - 16:35
    是非こちらも、併せて
    ご覧いただければと思います。
  • 16:35 - 16:37
    面白かった、参考になったという方は、
  • 16:37 - 16:40
    高評価・コメントなどいただけますと嬉しいです。
  • 16:40 - 16:42
    また、チャンネル登録も
    よろしくお願い致します。
  • 16:42 - 16:44
    それでは、また次の動画で
    お会いしましょう。
  • 16:44 - 16:45
    ありがとうございました。
Title:
【16分解説】五輪書|宮本武蔵 ~心の迷いや不安を断ち切る、最強の人生攻略マニュアル~
Description:

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Video Language:
Japanese
Duration:
16:46

Japanese subtitles

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