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はい!どうもアバタローです。
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本日は、宮本武蔵の[五輪書]
こちらをご紹介いたします。
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どんな本かと言いますと、
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生涯、無敗と言われる
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最強の剣豪が残した
戦いの極意書でございます。
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まず、どういった方にお役に立ちそうな
内容なのかをお伝えいたします。
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[物怖じしない、強い自分を作りたい]
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[仕事が出来るようになりたい]
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[勝負ごとに強くなりたい]
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[我が道を進み、夢を叶えたい]
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これに、ひとつでも当て嵌まるのであれば
[五輪書]は間違いなく
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そのニーズに嵌る作品であると思います。
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と言いますのも、
本書はただ「剣術」について
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指南しているだけの本ではないのです。
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「就職活動」「ビジネス」「スポーツ」といった
あらゆる勝負所で負けないための
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原理原則が書かれた「人生の攻略本」
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それが[五輪書]というわけでございます。
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因みに、ハーバード
ビジネススクールでは[五輪書]を
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経営学のテキストとして採用していたこともあり、
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誕生から400年近い年月が経った今でも
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現代ビジネスにも通じる書籍として
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世界的にも高い評価を得ているのです。
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更に、孤独の中で己の剣を磨き、
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我が道を突き進んだ宮本武蔵の生き方は、
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個人の力を高め、
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より高く、羽ばたこうと志をもって
努力されている方にとっても、
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大いにご参考いただけるものと
確信しております。
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そこで、この動画では
[五輪書]を
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誰でもしっかり楽しんでいただけるよう、
難しい表現を避け
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カジュアルにご紹介をして参ります。
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最強の侍が残した、パワフルで
刺激的な戦闘哲学の世界を
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ぜひ最後まで、お楽しみください。
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それでは参りましょう。
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宮本武蔵(みやもと むさし)
[五輪書]
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では、まず中身に入る前に
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「宮本武蔵」という人物と
[五輪書]の構成について、
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サラっと触れさせてください。
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[宮本武蔵(みやもとむさし)]
彼の生涯については諸説ありますが、
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1584年、播磨の国、
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今の兵庫県に生まれ
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1645年に「没した」とされています。
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ですから、活躍した時期としては、
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安土桃山時代の終わりから
江戸時代の初期に当たります。
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宮本武蔵は、
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凄まじい鍛錬の末、
最強の武士になったわけですが、
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実は、幼少期から、天才的な才能が
あったと言われています。
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はじめての真剣勝負は、なんと13歳の時。
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名のある剣士が相手だったにも関わらず、
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見事、勝利を収め、そこから20代後半まで、
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実に、60回以上の真剣勝負において、
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一度たりとも負けることがなかったそうです。
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しかし彼は、ただ強いだけの
人物ではありませんでした。
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歌を詠んだり、水墨画を描いたり、
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文化面、芸術面においても
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マルチな才能を発揮しました。
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そして、60歳を過ぎた頃、
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熊本県の 「霊巌洞(れいがんどう)」
という洞窟に籠り、
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自分の人生の集大成として
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[五輪書]を残し、
この世を去ったというわけです。
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この「五輪」という言葉は、
もともと仏教用語でして、
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宇宙を構成している5つの要素、
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[地][水][火][風][空]
を表していると言われています。
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宮本武蔵は、その
仏教的宇宙観に基づき[五輪書]を
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[地の巻]
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[水の巻]
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[火の巻]
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[風の巻]
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[空の巻]
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という、5つの章に区分し、
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戦いの極意を解いたのです。
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では、以上の点を踏まえて
早速ひとつ目
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[地の巻]から見ていきましょう。
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戦いの道を究めた!
[地の巻]
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私がそう確信するに至ったのは、
[地の巻]
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50の歳になってからだ。
[地の巻]
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しかし私はなにも剣の技術だけを追求し、
[地の巻]
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生きてきたわけではない。
[地の巻]
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「書道」「彫刻」「絵画」
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そういった様々な文芸についても
独学でマスターしている。
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何故そんな器用なことができるかと思うだろう。
[地の巻]
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理由は一つしかない。
[地の巻]
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何かひとつの物事を究めた人間は、
[地の巻]
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その経験を他の物事にも応用できるのだ。
[地の巻]
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つまり
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一をもって万を知ることは可能なのである。
[一をもって、万を知れ]
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また人間生きていれば、己の人生を賭けた戦いに
[地の巻]
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臨むときがあるだろう。
[地の巻]
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その時に、あなたが
[地の巻]
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何を心掛けるべきなのかを伝えておく。
[地の巻]
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それは
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自分の持てる道具を全て使い切ることだ。
[道具は全て使いきれ]
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本来、使えるはずの武器や道具を
[地の巻]
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何の役にも立てることなく、
[地の巻]
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ただ、腰に収めたまま敗れ去る。
[地の巻]
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そんなことは真剣勝負の世界では許されない。
[地の巻]
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ただ、注意しなければならないのは、
[地の巻]
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それらの道具が、常に有効に
[地の巻]
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働くわけでは「ない」ということだ。
[地の巻]
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どんな物事にも必ず「今しかない」
[地の巻]
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というタイミングが存在する。
[地の巻]
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道具とは、最も適した瞬間に使われてこそ、
[適した瞬間に道具を使え]
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その意味を成すのだ。
[適した瞬間に道具を使え]
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はい!いかがでしょうか。
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《地の巻》は[五輪書]の総論的なパートであり、
[地の巻は総論です]
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武士として、正しい道の地盤を固める為の
[地の巻は総論です]
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原則について説かれています。
[地の巻は総論です]
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整理しますと、
[地の巻は総論です]
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[・1つの道を究めると、横展開しやすい]
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[・勝利のためには、使えるものは全て使う]
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[・何事もタイミングが肝である]
ということでした。
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宮本武蔵と言えば「二刀流」
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そういったイメージを
お持ちの方も多いと思いますが、
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彼はいつ如何なる時でも二刀流であったかというと
[ツールは柔軟に使うべし]
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実はそうではありません。
[ツールは柔軟に使うべし]
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戦う相手の力量や人数、
[ツールは柔軟に使うべし]
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場所などを考えながら一刀で戦ったり、
[ツールは柔軟に使うべし]
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二刀で戦ったり刀の「長さ」や
[ツールは柔軟に使うべし]
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「種類」を変えたりして、臨機応変に
[ツールは柔軟に使うべし]
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対応することで全ての戦いに勝利してきたのです。
[ツールは柔軟に使うべし]
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何が言いたいかといいますと、
[ツールは柔軟に使うべし]
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宮本武蔵は
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自分の手札が100あるなら100使えと
[ツールは柔軟に使うべし]
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精神論を振りかざしているわけではないのです。
[ツールは柔軟に使うべし]
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まずは今、自分が持っている
[ツールは柔軟に使うべし]
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全てのカードを整理する。
[ツールは柔軟に使うべし]
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次に必要な切り札を絞り込む。
[ツールは柔軟に使うべし]
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最後に適切なタイミングで切り札を
[ツールは柔軟に使うべし]
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全て出し切り、そして勝利をする。
[ツールは柔軟に使うべし]
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このように合理的に勝ち筋を頭の中で
[ツールは柔軟に使うべし]
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描き切ることの重要性を説いているんです。
[ツールは柔軟に使うべし]
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だからこそ彼は、刃物を持った人間と
[ツールは柔軟に使うべし]
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60回以上死闘を繰りひろげても
[ツールは柔軟に使うべし]
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最後まで命を奪われなかったというわけです。
[ツールは柔軟に使うべし]
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では、次行きましょう。
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[水の巻]です。
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この書に記された一文一句は、
[水の巻]
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私が命を懸けて書いたものである。
[水の巻]
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それ故、決して適当な気持ちで読んではいけない。
[水の巻]
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「習おう」 といった気持ちを捨て、
[水の巻]
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今の自分の仕事や生活に当て嵌め、
[水の巻]
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頭をよく使い、
[水の巻]
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よく考えを巡らしながら読むのだ。
[水の巻]
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まず、兵法の道 において大切なこと。
[水の巻]
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それは、「心の在り方」なんだ。
[水の巻]
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特に戦いの場において
[水の巻]
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持てる力を十分に発揮するには、
[水の巻]
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どんな状況でも動じない
[水の巻]
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平常心が求められる。
[水の巻]
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例えば、いま自分の目の前に
[水の巻]
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大勢の敵が居たとしよう。
[水の巻]
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その際、相手の数に圧倒されてはいけない。
[水の巻]
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たくさんの問題を抱えてしまった時は、
[水の巻]
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一遍に全てを片付けようとするのではなく、
[水の巻]
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似たような種類のものを一塊にして、
[水の巻]
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一つ一つ倒して行けば
[「塊」に分けて確実に潰せ]
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必ず活路を切り開くことが出来るはずだ。
[「塊」に分けて確実に潰せ]
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また人生という戦場において、
[水の巻]
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自分より遥かに能力が勝る者と
[水の巻]
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刃を交わえなければならない時がある。
[水の巻]
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このとき多くの者は、
[水の巻]
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気持ちが一歩も二歩も引いてしまい、
[水の巻]
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自分の負けを覚悟するだろう。
[水の巻]
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だが、逆に考えて欲しい。
[水の巻]
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能力において格上の者は、
[水の巻]
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自分よりも格下の者を見た時、
[水の巻]
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コイツは自分よりも劣った人間だと侮り、油断し、
[水の巻]
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隙が生まれるものなのだ。
[水の巻]
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つまり、自分や相手の表面だけを見比べて、
[水の巻]
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どっちが優れ、どっちが劣っているとか
[水の巻]
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先入観を持ってしまうことは、
[水の巻]
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非常に危険な考え方なんだ。
[水の巻]
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食うか、食われるかの世界では、
[水の巻]
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如何なる時も心は濁らせない。
[先入観で心を濁らすな]
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これが鉄則なんだ!
[水の巻]
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また、自分の進むべき道が定まった時も同様だ。
[水の巻]
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やる!と決めたからには、雑念を取り払い、
[水の巻]
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あれこれ余計なこと考えず、
[水の巻]
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無心で取り組むといいだろう。
[水の巻]
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「千里の道も一歩から」 と言うように、
[水の巻]
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どんな物事だろうと、直ぐには成果は出ない。
[水の巻]
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地道な鍛錬がかならず必要になる。
[水の巻]
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あなたが今日やるべきことは、
[勝つべきは昨日の自分だ]
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昨日のあなたに勝つことなんだ。
[勝つべきは昨日の自分だ]
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それを何日も何年も積み重ねていく。
[水の巻]
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鍛錬とは、そういうものなんだ。
[水の巻]
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はい!いかがでしょうか。
[地道な鍛錬が必要]
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この《水の巻》では、地道な鍛錬によって
[地道な鍛錬が必要]
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精神と肉体をコントロールすることの
[地道な鍛錬が必要]
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重要性について説いています。
[地道な鍛錬が必要]
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まず、何においても重要なのは、
[地道な鍛錬が必要]
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「心の在り方」であると、いうお話でしたが
[心の在り方が重要だ]
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これは色々な場面に当て嵌まりそうです。
[心の在り方が重要だ]
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「大学受験」「大事な試合」「重要な商談」
[心の在り方が重要だ]
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緊張したせいで、
[心の在り方が重要だ]
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実力の半分も出せなかったぁ、なんてことは、
[心の在り方が重要だ]
-
実際によくあります。
[心の在り方が重要だ]
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「いつも通り自然体でやればいいよ」といった、
[心の在り方が重要だ]
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アドバイスを貰っても
[心の在り方が重要だ]
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逆に緊張してしまうことだって
[心の在り方が重要だ]
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決して珍しくはありません。
[心の在り方が重要だ]
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そもそも、自然体とは何かと言えば、
[心の在り方が重要だ]
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不必要な力を抜き、
[心の在り方が重要だ]
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必要な力だけが入っている状態のことを指します。
[心の在り方が重要だ]
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つまり、心と体を微調整するわけですから、
[心の在り方が重要だ]
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ある程度、経験を積んだ人でないと
[心の在り方が重要だ]
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身に付けることが困難な技術であると言えます。
[心の在り方が重要だ]
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では、どうやって身に付ければいいのかというと、
[心の在り方が重要だ]
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とにかく場数をこなし、
[心の在り方が重要だ]
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日々、鍛錬をするしかない。
[心の在り方が重要だ]
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それが、ここでの回答となります。
[心の在り方が重要だ]
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非常に地味で遠回りのようですが、
[心の在り方が重要だ]
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これが、自然体をマスターするための
[心の在り方が重要だ]
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王道なのです。
[心の在り方が重要だ]
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これを体得することによって、
[心の在り方が重要だ]
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人は高い集中状態に入ることができ、
[自然体が高い集中力を生む]
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結果として高いパフォーマンスを発揮することが
[自然体が高い集中力を生む]
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できるというわけです。
[自然体が高い集中力を生む]
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因みに宮本武蔵は、
[自然体が高い集中力を生む]
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心の中に一切の雑念が無い状態を
[自然体が高い集中力を生む]
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「無念無想」と呼び、
[自然体が高い集中力を生む]
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この状態に自分をもっていった上で
[自然体が高い集中力を生む]
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強烈な一撃を相手に放つそうです。
[自然体が高い集中力を生む]
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まるで、全集中の呼吸みたいな話ですが
[自然体が高い集中力を生む]
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何かしらで高いパフォーマンスを発揮されたい方は、
[自然体が高い集中力を生む]
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ご参考にされてみてはいかがでしょうか。
[自然体が高い集中力を生む]
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はい!それでは次、
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[火の巻]について見ていきます。
[火の巻]
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まず戦いにおいて重要なのは、
[火の巻]
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「先手」を取るということだ。
[火の巻]
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この先手の取り方は、3種類ある。
[火の巻]
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まずひとつが、自分から仕掛けに行き、
[火の巻]
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「先手」を取る。
[火の巻]
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2つ目が相手が攻めて来た時に
[火の巻]
-
「先手」を取る。
[火の巻]
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最期3つ目が、
[火の巻]
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自分と相手が同じタイミングでぶつかった時に
[火の巻]
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「先手」を取るというものだ。
[火の巻]
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どんな戦いだろうが
[火の巻]
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先手の取り方は、これ以外にない。
[火の巻]
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常に、自分から仕掛けることだけが
[火の巻]
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先手ではないが、出来ることならば
[火の巻]
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自分から仕掛け、
[火の巻]
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相手を翻弄し、
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優位に立ちたいものだ。
[火の巻]
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また、戦いの世界においては、
[火の巻]
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何処で戦うのかも、非常に重要になって来る。
[火の巻]
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自分にとって「有利な場所」
[火の巻]
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相手にとって「不利な場所」とは何処だろうか。
[火の巻]
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そういったことを考え、
[火の巻]
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徹底的にリサーチを済ませた上で、
[火の巻]
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本番に臨むことだ。
[火の巻]
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そして、自分自身の身を
[火の巻]
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相手の立場に置き換えて、
[火の巻]
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向こうは一体どんな手を使ってくるのか
[競合の身になり想像せよ]
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想像力を働かせながら
[競合の身になり想像せよ]
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シュミレーションを行っておくことだ。
[競合の身になり想像せよ]
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また、勝負ごとの世界での
[火の巻]
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チャンスの掴み方についてもコツを伝えておこう。
[火の巻]
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結論から言えば、「崩れ」によく注目するのだ。
[火の巻]
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どのような物事においても、必ずどこかで
[火の巻]
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「崩れ」が生じる瞬間がある。
[火の巻]
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例えば家が崩れ、
[火の巻]
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荷が持崩れ、
[火の巻]
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相手陣営が崩れる。
[火の巻]
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チャンスとは正に、
[「崩れ」の瞬間を狙え]
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こういった崩れの瞬間にこそ訪れるものなのだ。
[「崩れ」の瞬間を狙え]
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それを捉え行動をし、イケると思ったら
[火の巻]
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一気に畳みかけ、勝利を掴むと良い。
[火の巻]
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はい!ここで止めましょう。
[戦略・戦術について]
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この《火の巻》では、
[戦略・戦術について]
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敵と戦うの際の
[戦略・戦術について]
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具体的な戦術、駆け引きなどについて
[戦略・戦術について]
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説いている章になります。
[戦略・戦術について]
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簡単にまとめますと、
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先手を取り、[戦略・戦術について]
[・戦いは、まず「先手」をとれ]
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更に崩れたタイミングを狙いましょう
[・「崩れ」のタイミングが勝機である]
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というお話でした。
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要するに、スポーツマンシップに乗っ取って
[環境は自分で作れ]
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フェアーに戦うのではなく、
[環境は自分で作れ]
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自分の土俵に乗っかって、自分にとって
[環境は自分で作れ]
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有利に戦いましょう、というわけです。
[環境は自分で作れ]
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例えば宮本武蔵の場合、
[環境は自分で作れ]
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太陽の向き、視点の高さ、足場の高さなど
[環境は自分で作れ]
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自分が有利で、相手が不利な環境を
[環境は自分で作れ]
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事前に現場調査をし、そこに相手を誘導した上で、
[環境は自分で作れ]
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敵を叩きのめしていたと言います。
[環境は自分で作れ]
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つまり、仕事でも何でも成功を納める為には、
[環境は自分で作れ]
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そのための環境をまずもって、
[環境は自分で作れ]
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作る必要がある、というわけです。
[環境は自分で作れ]
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因みに以前紹介した[銃・病原菌・鉄]でも
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似たような話がありましたが
覚えていますでしょうか。
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簡単に言いますと、
西洋諸国は多くの国々を植民地化し、
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歴史的勝者とはなったが、それは彼らが
優れた人種だったからではなくて
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ただ単に、有利な環境がそうさせただけだと
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主張をしている作品です。
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つまり、どんな勝負ごとに臨む時でも
[今の環境を再確認しよう]
-
自分が今いる環境が
[今の環境を再確認しよう]
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そもそも勝てる土俵なのかを
[今の環境を再確認しよう]
-
客観的に見つめることが重要だと言えそうです。
[今の環境を再確認しよう]
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それでは次、
[風の巻]について見ていきましょう。
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我が流派は、勝つことを第一とする
[風の巻]
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「二天一流」である。
[風の巻]
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しかし私は、ただ自分の流派だけを
[風の巻]
-
知っていれば良いとは思わない。
[風の巻]
-
他の流派の考え、やり方を知り、
[風の巻]
-
その違いを知ることもまた、
[風の巻]
-
自分の道を究める上で大切なことなのだ。
[風の巻]
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例えば、長い刀であるほど、
[風の巻]
-
リーチが長い分、有利だと説く流派がある。
[風の巻]
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これについては一理あるが、明らかに
[風の巻]
-
兵法の原理原則を理解していないと言える。
[風の巻]
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まず、ひとつの手段を絶対的なものと
[風の巻]
-
信じ込んでしまっている時点で、
[風の巻]
-
その人物の自信のなさ、心の弱さが伺える。
[風の巻]
-
そもそも何が起こるか分からない
[風の巻]
-
真剣勝負の世界において、
[風の巻]
-
この道具を使えば間違いないなんてはずはない。
[風の巻]
-
そういった偏った発想は、
[「偏り」は危険と心得よ]
-
命取りになるだろう。
[「偏り」は危険と心得よ]
-
また、刀は強く振るべきであるだとか、
[風の巻]
-
早く振るべきであるだとか、
[風の巻]
-
こういった型に嵌まった考え方もよくない。
[風の巻]
-
そもそも、命の取り合いをしている最中に
[風の巻]
-
弱く切るとか、強く切るとか、力の入れ具合を、
[風の巻]
-
呑気に調整している暇などないのだ。
[風の巻]
-
本当に考えるべきことは、
[風の巻]
-
今、自分の目の前にいる敵を「なぎ倒す!」という
[風の巻]
-
ただ、その目的だけだろう。
[風の巻]
-
また、我が二天一流は、
[風の巻]
-
構えがあって、構えが無いことを極意とする。
[風の巻]
-
「構え」とは、本来自分の身を守る上で、
[風の巻]
-
最も大切な基本の型だ。
[風の巻]
-
ただ、なんでもかんでも構えに縛られ過ぎて、
[風の巻]
-
本来の目的を果たせないようでは、
[風の巻]
-
本末転倒だ。
[風の巻]
-
目の前の敵が構える暇もないうちに
[風の巻]
-
先手を打ち相手の構やリズムを崩してやった方が
[風の巻]
-
よっぽど効果的な場面など幾らでもある。
[風の巻]
-
何のための基本動作なのか。
[本来の目的を見失うな]
-
何のための道具なのか。
[本来の目的を見失うな]
-
その「目的」
[本来の目的を見失うな]
-
その「本質」を忘れてしまってはいけない。
[本来の目的を見失うな]
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また剣術には、様々なテクニックが存在するが、
[風の巻]
-
何事においても、
[風の巻]
-
ただ、小手先ばかりに捕らわれるのは
[風の巻]
-
あまり良い傾向とは言えない。
[風の巻]
-
本来の目的とは外れた些末なことに
[風の巻]
-
気を取られている間に、敵から先に、
[風の巻]
-
一本取られてしまうのがオチだ。
[風の巻]
-
まずは何をするにしても、
[何事も基本が肝要だ]
-
基本となる土台をしっかりと学ぶといいだろう。
[何事も基本が肝要だ]
-
いかがでしょうか。
[他者を知り己を知り]
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《風の巻》では、
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他者と比較することで自分の道を広く、
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客観的に見つめる大切さを説いています。
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整理しますと、
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偏った考えや思い込みを捨てること。
[・偏った考えや、思い込みを捨てよ]
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本来の目的を忘れないこと。
[・本来の目的を忘れてはいけない]
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ノウハウやテクニックばかりに捕らわれず
[・小手先ではなく、基本を磨くべし]
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基本を磨くこと、といったお話でした。
[・小手先ではなく、基本を磨くべし]
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江戸時代には、
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宮本武蔵の「二天一流」以外に
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「柳生新陰流」とか、「一刀流」とか
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様々な流派があったことで知られています。
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ただ、どの流派も
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華やかな技巧を凝らすことで
商売にしていたこともあり、
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武蔵としては、本来の道から
外れているのではないか、と
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批判的な気持ちもあったようです。
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あと、長い刀に関する言及がありましたが、
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武蔵のライバルとして
よく描かれる「佐々木小次郎」は、
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長い刀を使う剣豪として知られています。
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江戸時代の一般的な刀の長さが
約70センチであったのに対し、
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小次郎の刀は、約94センチと非常に長く、
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それを扱うのには、相当な技術が
必要であったと、言われています。
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彼の刀は、
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「備前長船長光(びぜんおさふねながみつ)」
という名刀なんですが
-
その、あまりの長さから、
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「物干し竿」という名前で呼ばれ、
恐れられていたそうです。
-
そして、小次郎自慢の物干し竿に対し、
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武蔵はどういった手段で対抗したかと言いますと、
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なんと!彼は
「俺のは、もっと長いぞ!」と言って
-
1メートル39センチの「木刀」を用意して、
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戦いに挑んだと言います。
-
つまり、彼は事前に
対戦相手の情報をリサーチし、
-
真っ先にその強みを消しにいったわけです。
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では次、最後です。
-
[空の巻]を見ていきましょう。
-
我が「二天一流」の究極の断りについて、
-
この《空の巻》に書き表すことにする。
-
武士たるものは、兵法の道を身に付け、
-
更に、その他の文芸についても
よく稽古を続けるべきだ。
-
それによって人は心を磨き、
[真の自由を手に入れよ]
-
一点の曇りもない晴れ渡った境地に至る。
[真の自由を手に入れよ]
-
それこそが「空」の教えなのだ。
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だいぶ短いですが《空の巻》は
これでお終いです。
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この書は、極めて短いエピローグ的なところでして、
-
宮本武蔵が武士としての
人生から導きだした
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「哲学」を説く章になります。
-
因みにここは、《空の巻》よりも前に見て来た
-
他の4巻を全て体得することによって
-
初めて到達できる領域であると、
言われています。
-
すごく簡単に言いますと、
-
宮本武蔵が剣の道を追求したように、
-
自分の道をひたすら突き進んだ先に
-
「真の自由」が待っている。
-
これが「空」と呼ばれる最終境地なのだ
というお話です。
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実際は、もっと遥かに奥深いところなので
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ご興味のある方は原点を
当たってみていただければと思います。
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というわけで、5つの巻物に関しては、
ここでお終いです。
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仕事や日々の生活など、色んなことに当て嵌めて
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取り入れられそうなものを
見つけていただけましたでしょうか。
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この変化の激しい時代において、
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ひとつの道をまっすぐ進んで行くことは
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決して、簡単なことではありません。
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もしかしたら、
この道は行き止まりかもしれない。
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進んでいる途中で、
閉ざされてしまうかもしれない。
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そういった不安や恐怖が
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常に付きまとって来ます。
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しかし、一つの道を究めることは
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あらゆる可能性の扉を開く鍵になるのだ、と
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宮本武蔵はその生き方によって
示してくれました。
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もし、今やりたいことがあるのに
躊躇しているのであれば
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彼の言葉と、
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そして、自分を信じて
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とにかく無心になって、
我が道を進んでみてはいかがでしょうか。
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その道の先には真の自由が
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あなたを待っているかもしれません。
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というわけで、宮本武蔵
[五輪書]以上でございます。
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いかがでしたでしょうか。
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日本の古典は主に
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「人間同士の絡み」や
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その中で生まれる
心の「繊細な動き」に
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注目した作品が多いのですが、
[五輪書]のように
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ただ、勝つことのみを追求した
ひとりの人間の
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生き方・考え方が解かれた古典は
極めて珍しく
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貴重な作品だと言われています。
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ご興味を持たれた方は
是非チェックしてみてください。
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また、途中で紹介しました
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[銃・病原菌・鉄]については、
動画概要欄に貼っておきます。
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是非こちらも、併せて
ご覧いただければと思います。
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面白かった、参考になったという方は、
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高評価・コメントなどいただけますと嬉しいです。
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また、チャンネル登録も
よろしくお願い致します。
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それでは、また次の動画で
お会いしましょう。
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ありがとうございました。