< Return to Video

Is The Swindle the First Great Heist Game? | Game Mechanics Explained

  • 0:01 - 0:08
    マーク・ブラウンのGame Maker's Toolkitへようこそ
    ゲームデザインについてのシリーズだ
  • 0:08 - 0:12
    アンチャーテッド3にはネイサン・ドレイクが
    船から船に飛び移るシーンがある
  • 0:12 - 0:14
    そこでのセリフがこうだ
  • 0:14 - 0:18
    「よし、あそこにハシゴがある
    チャンスは一度だけだぞ」
  • 0:18 - 0:23
    こう言われると、チャンスはまあ
    一度しかないと思うかもしれない
  • 0:23 - 0:27
    でも失敗して転落死すると
    そこはビデオゲームなので
  • 0:27 - 0:32
    すぐに復活して
    10秒もするとまたドレイクの
  • 0:32 - 0:33
    このセリフだ
  • 0:33 - 0:35
    「チャンスは一度だけだぞ」
  • 0:36 - 0:40
    ゲームは重い決断をさせるのが
    あまりうまくない
  • 0:40 - 0:46
    良質の強盗ゲームが少ないのはそのせいかもしれない
    特に1人用のゲームでは稀だ
  • 0:46 - 0:50
    警備員に見つかって殺されても
    最後のチェックポイントに戻されるだけなら
  • 0:50 - 0:54
    命がけの強盗をやってのける
    ゲームなんて作れないだろう
  • 0:55 - 0:58
    そこでThe Swindleだ
  • 1:00 - 1:05
    これは本物のプレッシャーを感じられるゲームだ
    失敗すれば大きな後退を強いられる
  • 1:05 - 1:08
    だから結果には重みがある
  • 1:08 - 1:13
    だが緊張感が強盗の全てではない
    盗賊にはなるべく欲張って
  • 1:13 - 1:18
    大金を稼ぐため危険に
    身をさらしてもらわなければならない
  • 1:18 - 1:22
    そこから面白い物語が生まれるからだ
    The Swindleはそれも達成している
  • 1:22 - 1:27
    ではこのゲームが強盗をマスターするよう
    仕向ける方法を見ていこう
  • 1:30 - 1:34
    The Swindleは横スクロールのジャンプアクションだ
    ごく簡単なステルスシステムがある
  • 1:34 - 1:40
    敵の後頭部を殴る、地雷を解除する
    監視カメラをすり抜ける
  • 1:40 - 1:42
    端末をハックする、といった具合だ
  • 1:42 - 1:47
    ランダム生成される各ステージで
    プレイヤーは可能な限り金を稼いで
  • 1:47 - 1:49
    出口から脱出する
  • 1:50 - 1:53
    成功すれば、稼いだ金で
    特殊能力を購入できる
  • 1:53 - 1:58
    三段ジャンプ、爆弾、移動時の音軽減、視界拡張など
  • 1:58 - 2:04
    それに後半ステージへの入場権も買う必要がある
    これには最後の犯罪「スウィンドル」も含まれる
  • 2:04 - 2:07
    しかし、はした金は無視して
    大金を狙うようプレイヤーを仕向ける
  • 2:07 - 2:10
    二つのシステムがある
  • 2:10 - 2:17
    まず、100日のタイムリミットだ
    強盗1回は成功・失敗に関わらず1日とカウントされる
  • 2:17 - 2:22
    100日以内に最終ミッションを終えなければ
    ゲームオーバーだ
  • 2:22 - 2:26
    それからボーナスがある
    発覚せずに建物内の現金をすべて拾えば
  • 2:26 - 2:30
    ゴーストボーナスがもらえる
    金の大部分を盗むことができれば
  • 2:30 - 2:36
    盗賊の経験値が上昇する 長期間生存させれば
    強盗のたびに大量のボーナスが得られる
  • 2:36 - 2:42
    この二つのシステムはプレッシャーを生む
    盗賊は一撃死なので、強盗は簡単に失敗する
  • 2:42 - 2:45
    そして失敗すれば獲得金額はゼロだ
    さらに盗賊も失ってしまう
  • 2:45 - 2:49
    また最初から経験値をためなければ
    いけないということだ
  • 2:49 - 2:56
    これにより、もっと金を稼ぐために
    より大きなリスクを取るプレッシャーが生じる
  • 2:56 - 2:59
    日々できるだけ大金を稼ぎたいし
    経験値とゴーストボーナスもほしい
  • 2:59 - 3:04
    これは見事な仕掛けだ このゲームは
    プレイヤーが危険な状況にある時に
  • 3:04 - 3:06
    最も輝くからだ
  • 3:06 - 3:11
    大きなリスクを取った際の結末は三つだ
  • 3:11 - 3:15
    賭けに勝利して忍者のごとく金を手にする
    これは気分がいい
  • 3:15 - 3:19
    ヘマをして警報が作動してしまうが
    ステージはクリアする
  • 3:19 - 3:23
    背景ではサイレンが鳴っている
    これもまた達成感がある
  • 3:23 - 3:26
    あるいは完全に失敗して、金を失う
    いい気分ではないが
  • 3:26 - 3:28
    長期的には挽回可能かもしれない
  • 3:28 - 3:33
    失敗するたびに、100日の期限に
    間に合わない可能性が高くなる
  • 3:33 - 3:37
    さらに緊張感が高まり、もっと欲張って
    リスクを取る必要が出る
  • 3:37 - 3:43
    そうするとさらに失敗が増えるが
    壮大な強盗物語も生まれるかもしれない
  • 3:43 - 3:47
    失敗がそこまで痛くないことも重要だ
    最終ミッションに備えるゲームは他にもある
  • 3:47 - 3:53
    例えば宇宙サバイバルゲームのFTL
    サイバーパンクのスパイ物Invisible Inc.など
  • 3:53 - 3:59
    だがこれらのゲームで失敗は
    ゲームオーバーか、でなくとも大幅な不利になる
  • 3:59 - 4:04
    The Swindleは意図的に余裕を持たせているのだろう
    プレイヤーにリスクを取るよう誘導するためだ
  • 4:04 - 4:07
    たとえ最後の犯罪に失敗しても再挑戦可能だ
  • 4:07 - 4:12
    しかし再挑戦には4万ポンド支払う必要があるので
  • 4:12 - 4:16
    やはり強盗で大きいリスクを取る動機になる
  • 4:17 - 4:23
    The Swindleはデザインによってプレイヤーを
    特定の行動へ誘導している範例だ
  • 4:23 - 4:28
    100日のタイムリミットや他のシステムがなければ
    このゲームへの取り組み方は
  • 4:28 - 4:31
    大きく変わっていただろう
    それは事実としてわかっている
  • 4:31 - 4:35
    僕はThe Swindleのデザイナー
    ダン・マーシャルと話したが、彼が言うには
  • 4:35 - 4:39
    ある時点まで100日の期限はなかった
    だが記者に早期ビルドを見せた時
  • 4:39 - 4:44
    その記者はちょっとだけ盗んで脱出し
    それを何回も繰り返す方が
  • 4:44 - 4:47
    大金を狙うよりも安全だと気づいた
  • 4:47 - 4:50
    その記者を責めることはできない
    これは支配的戦略という、ゲームデザインでは
  • 4:50 - 4:55
    よく知られた現象だ
    プレイヤーがシステムの穴を突いて
  • 4:55 - 4:59
    楽に勝てる場合、ほとんどの
    プレイヤーはそれを利用する
  • 4:59 - 5:01
    どれだけ退屈であってもだ
  • 5:02 - 5:06
    一番楽しい遊び方はこの場合
    危険を冒して大金を狙うことだが
  • 5:06 - 5:11
    プレイヤーが勝手にそうすると期待してはいけない
    適切な動機や報酬がなければ
  • 5:11 - 5:15
    開発者が意図した仕方では
    遊んでくれないかもしれない
  • 5:15 - 5:19
    デザイナーの仕事は適切なプレッシャーを
    与え、適切なシステムを作成して
  • 5:19 - 5:23
    プレイヤーの行動を促すことだ
    The Swindleだとそれは
  • 5:23 - 5:28
    お菓子の万引きと
    世紀の大強盗との違いになる
  • 5:41 - 5:46
    視聴をありがとう 楽しんでくれたなら
    「いいね!」とチャンネル登録をよろしく
  • 5:46 - 5:50
    それからPatreonの支援も
    考えてみてほしい
Title:
Is The Swindle the First Great Heist Game? | Game Mechanics Explained
Description:

more » « less
Duration:
05:53

Japanese subtitles

Revisions