ニック・マークスが語る「地球幸福度指数」
-
0:02 - 0:04マーティン ルーサー キングは
-
0:04 - 0:06公民権運動を鼓舞する際に
-
0:06 - 0:08「私には悪夢がある」とは
-
0:08 - 0:11言いませんでした
-
0:11 - 0:14「私には夢がある」と言ったのです
-
0:14 - 0:16そして私にも夢があります
-
0:16 - 0:18未来に悪夢が待ち受けているなんてことを
-
0:18 - 0:21考えなくてすむようになりたいという夢です
-
0:21 - 0:23これは大きな挑戦です
-
0:23 - 0:25近年の大作映画を見れば
-
0:25 - 0:29そのほとんど全てが
-
0:29 - 0:32終末論的な見方で
-
0:32 - 0:34人類を描いています
-
0:34 - 0:36「ザ ロード」は 最近の映画の中で
-
0:36 - 0:39観るのが最もつらい作品の一つです
-
0:39 - 0:41美しい映画ですが
-
0:41 - 0:43全てが荒廃して
-
0:43 - 0:46死に絶えています
-
0:46 - 0:48一組の父親と息子だけが
-
0:48 - 0:51生き延びようと道を歩いていきます
-
0:51 - 0:53私も関わっている
-
0:53 - 0:55環境運動は
-
0:55 - 0:57この終末論的な未来を描くことに
-
0:57 - 0:59加担してきました
-
0:59 - 1:01あまりに長い間
-
1:01 - 1:03何が起きるのか 悪夢のような見通しを
-
1:03 - 1:05広めてきたのです
-
1:05 - 1:08最悪のシナリオや問題に
-
1:08 - 1:10焦点を当て
-
1:10 - 1:12十分に解決策を
-
1:12 - 1:14考えてきませんでした
-
1:14 - 1:16言うなれば 恐れを使って
-
1:16 - 1:19人々の関心を引いてきたのです
-
1:19 - 1:22心理学者なら
-
1:22 - 1:24恐怖は逃走に結びついていると
-
1:24 - 1:26言うでしょう
-
1:26 - 1:29動物は怯えた時
-
1:29 - 1:31争ったり逃げたりします
-
1:31 - 1:33例えば鹿は
-
1:33 - 1:36いつでも逃げ出せる準備をして
-
1:36 - 1:38じっと動きを止めます
-
1:38 - 1:40私たちも同じことをしています
-
1:40 - 1:43人々に環境悪化や気候変動といった
-
1:43 - 1:46課題に関わるよう求めると
-
1:46 - 1:49固まって逃げ出してしまいます
-
1:49 - 1:51恐れに訴えかけているからです
-
1:51 - 1:54環境運動は自らを見直して
-
1:54 - 1:56前進とは何かを
-
1:56 - 1:58考えるべきです
-
1:58 - 2:01人々の運命を好転させるとはどういうことなのでしょう?
-
2:01 - 2:03我々が直面する問題の一つは
-
2:03 - 2:06前進という意味で
-
2:06 - 2:08市場を追い詰めたのが
-
2:08 - 2:11金融的、経済的な意味での
-
2:11 - 2:14前進だということです
-
2:14 - 2:16つまり
-
2:16 - 2:18株価でもGDPでも
-
2:18 - 2:21経済成長でも
-
2:21 - 2:23数値の上昇が
-
2:23 - 2:25豊かさとより良い暮らしに
-
2:25 - 2:27つながると
-
2:27 - 2:29考えられているのです
-
2:29 - 2:32多いことは良いことだというのは
-
2:32 - 2:34人間の恐れではなく
-
2:34 - 2:36欲望に訴えかけます
-
2:36 - 2:39でも待って下さい 西洋にいる我々はもう十分豊かです
-
2:39 - 2:42世界には豊かでない地域もありますが 我々は違います
-
2:42 - 2:45それにこうした数字で国の繁栄ぶりが
-
2:45 - 2:47測れるわけではないことも知っています
-
2:47 - 2:50実際 アメリカの会計システムを設計した
-
2:50 - 2:53サイモン クズネッツは1930年代に
-
2:53 - 2:55言いました
-
2:55 - 2:58「国の繁栄は国民所得ではほとんど測れない」と
-
2:58 - 3:00でも我々は生産と製造に基づく
-
3:00 - 3:02国の会計システムを
-
3:02 - 3:04作り上げました
-
3:04 - 3:07時流に合っていたのでしょう
-
3:07 - 3:10第二次大戦中 多くの物を生産しなければなりませんでした
-
3:10 - 3:13実際 ある種のものを作るのがあまりに上手かったため
-
3:13 - 3:16ヨーロッパを大きく破壊し 後に再建しなければなりませんでした
-
3:16 - 3:18それで国の会計システムは
-
3:18 - 3:21生産にこだわるようになったのです
-
3:21 - 3:24でも1968年には
-
3:24 - 3:27先見の明のあるロバート ケネディが
-
3:27 - 3:30不運にも暗殺で終わる
-
3:30 - 3:33大統領選キャンペーンの初期に
-
3:33 - 3:35国民総生産を
-
3:35 - 3:37かつてないほど雄弁に否定しています
-
3:37 - 3:40彼は演説の終わりにこう述べました
-
3:40 - 3:42「国民総生産は
-
3:42 - 3:45全てを測ることができる
-
3:45 - 3:47人生の価値を高めるもの以外は」
-
3:47 - 3:50何ということでしょう
-
3:50 - 3:53我々が社会の進歩を計測する指標は
-
3:53 - 3:55あらゆるものを測りますが
-
3:55 - 3:58人生を価値あるものとするものは測れないのです
-
3:58 - 4:01もしケネディが生きていたら
-
4:01 - 4:04私のような統計学者に
-
4:04 - 4:06何が人生を価値あるものとするのかを
-
4:06 - 4:08見つけ出し
-
4:08 - 4:10国の会計システムを
-
4:10 - 4:12社会正義や
-
4:12 - 4:14持続可能性
-
4:14 - 4:17人々の福利といった
-
4:17 - 4:19重要な指標に基づくものに
-
4:19 - 4:21作り直そうと言うでしょう
-
4:21 - 4:23実際 社会科学者たちは
-
4:23 - 4:25世界各地でこうした質問をしています
-
4:25 - 4:27これは ある世界調査の結果です
-
4:27 - 4:30人々の望むものを聞いています
-
4:30 - 4:33驚くことでもありませんが
-
4:33 - 4:35世界中で人々は
-
4:35 - 4:37自分自身や子ども
-
4:37 - 4:39家族やコミュニティの
-
4:39 - 4:41幸せを望んでいます
-
4:41 - 4:43お金はほとんど重要でないと考えています
-
4:43 - 4:46お金のことも考えていますが
-
4:46 - 4:49幸福や愛ほど重要ではありません
-
4:49 - 4:52我々は皆 愛し愛されることを望んでいるのです
-
4:52 - 4:54お金はまた健康ほど重要でもありません
-
4:54 - 4:57皆 健康で充実した暮らしを送りたいのです
-
4:57 - 5:00これらは人間が自然に持つ願望です
-
5:00 - 5:03ではなぜ統計学者はこれらを計測しないのでしょう?
-
5:03 - 5:06なぜ我々は 国の進歩を測るのに
-
5:06 - 5:09モノの豊かさではなくこれらの指標を使わないのでしょう?
-
5:09 - 5:12私は 大人になってから
-
5:12 - 5:14幸福の測り方を考えてきました
-
5:14 - 5:16環境的な制約を考慮に入れながら
-
5:16 - 5:18幸福を測る方法です
-
5:18 - 5:20そして今の職場である
-
5:20 - 5:22新経済財団で 地球幸福度指数という
-
5:22 - 5:25指標を作り上げました
-
5:25 - 5:28人間も地球も幸せであるべきだと私は思います
-
5:28 - 5:31だから 両者を組み合わせた指標がいるのです
-
5:31 - 5:33私たちは
-
5:33 - 5:35国が生み出す最終的な成果とは
-
5:35 - 5:37市民が幸せで健康な暮らしを送れるように
-
5:37 - 5:40することであると考えました
-
5:40 - 5:42地球上にある全ての国は
-
5:42 - 5:44それを目指すべきです
-
5:44 - 5:46でもその際に忘れてはならないのは
-
5:46 - 5:49我々は地球の資源を
-
5:49 - 5:52どれ程使っているのかということです
-
5:52 - 5:55地球は一つです 皆で共有しなければいけません
-
5:55 - 5:58皆で共有するたった一つの地球 -
-
5:58 - 6:01これは究極の希少資源です
-
6:01 - 6:04経済学では希少性に注目します
-
6:04 - 6:06希少な資源から
-
6:06 - 6:08望ましい結果を
-
6:08 - 6:10生み出したいのであれば
-
6:10 - 6:13効率を考えなければなりません
-
6:13 - 6:16投資に対する見返りを考えないといけないのです
-
6:16 - 6:18このようにして 地球資源の利用に対する
-
6:18 - 6:21幸福の産出量を測るのです
-
6:21 - 6:23効率を測るということです
-
6:23 - 6:26このグラフを見るのが
-
6:26 - 6:28一番わかりやすいでしょう
-
6:28 - 6:31グラフの横軸は
-
6:31 - 6:33「エコロジカル フットプリント」です
-
6:33 - 6:36資源の使用量と
-
6:36 - 6:38地球への負荷を示しています
-
6:38 - 6:40数値が大きいのは望ましくありません
-
6:40 - 6:42縦軸は
-
6:42 - 6:44「幸せに生きられる年数」を示しています
-
6:44 - 6:46国の福利に関することです
-
6:46 - 6:49「幸せ」をかけ合わせた平均余命のようなものです
-
6:49 - 6:52国における人生の量と質を示したものだとも言えます
-
6:52 - 6:55黄色い点が世界の平均値です
-
6:55 - 6:57平均値の周辺に
-
6:57 - 6:59多くの国があります
-
6:59 - 7:02グラフの右上にあるのは
-
7:02 - 7:05上手くやっていて幸福を生み出しているけれど
-
7:05 - 7:07そのために大量の資源を使っている国々です
-
7:07 - 7:09アメリカやヨーロッパ諸国
-
7:09 - 7:12一部の湾岸諸国などが
-
7:12 - 7:14ここにあります
-
7:14 - 7:17それとは反対に グラフの左下は
-
7:17 - 7:20幸福をあまり生み出していない国 -
-
7:20 - 7:23サハラ以南のアフリカ諸国などです
-
7:23 - 7:25ホッブズの言葉を借りれば
-
7:25 - 7:27人生が短く過酷な地域です
-
7:27 - 7:30これらの国々の多くでは
-
7:30 - 7:33平均寿命がたったの40歳です
-
7:33 - 7:35マラリアやエイズが
-
7:35 - 7:37大勢の人々の
-
7:37 - 7:39命を奪っています
-
7:39 - 7:41でも良い知らせもあります!
-
7:41 - 7:43黄色い三角形で示された国々は
-
7:43 - 7:45世界平均よりも上手くやっていて
-
7:45 - 7:47グラフの左上に来ています
-
7:47 - 7:49これは野心的なグラフです
-
7:49 - 7:52左上では地球を犠牲にせず良い暮しが行われています
-
7:52 - 7:54ラテンアメリカです
-
7:54 - 7:56一番上にある国には
-
7:56 - 7:58私は行ったことがありません
-
7:58 - 8:00皆さんの中には行かれた方もいるでしょう
-
8:00 - 8:02コスタリカです
-
8:04 - 8:06コスタリカでは
-
8:06 - 8:09平均寿命は78.5歳 -
-
8:09 - 8:12アメリカよりも長く
-
8:13 - 8:16最近のギャラップの世界調査によれば
-
8:16 - 8:19地球上で一番幸せな国です
-
8:19 - 8:22スイスよりもデンマークよりも幸せなのです
-
8:22 - 8:24しかもそれを
-
8:24 - 8:26ヨーロッパ諸国が使う資源の
-
8:26 - 8:28四分の一の量しか使わずに
-
8:28 - 8:31実現しています
-
8:31 - 8:34四分の一ですよ
-
8:34 - 8:37コスタリカでは
-
8:37 - 8:39何が起きているのでしょう?
-
8:39 - 8:41いくらかデータがあります
-
8:41 - 8:4499%のエネルギーは再生可能な資源から生み出されています
-
8:44 - 8:462021年までにカーボンニュートラルを実現すると
-
8:46 - 8:49約束した最初の国の一つでもあります
-
8:49 - 8:521949年には
-
8:52 - 8:54軍隊を廃止しました
-
8:54 - 8:561949年です
-
8:56 - 8:58そして健康や教育といった
-
8:58 - 9:00社会プログラムにお金を使っています
-
9:00 - 9:03コスタリカの識字率は
-
9:03 - 9:05世界最高の水準です
-
9:05 - 9:07しかもラテンの気質を持ち
-
9:07 - 9:09社会とつながっています
-
9:09 - 9:11(笑)
-
9:11 - 9:14我々はよく考えなければなりません
-
9:14 - 9:16未来に向けて目指すべきは
-
9:16 - 9:18北米や西欧型の社会ではなく
-
9:18 - 9:20ラテンアメリカのような
-
9:20 - 9:23社会かもしれないのです
-
9:23 - 9:25大変なのは
-
9:25 - 9:28世界の平均を
-
9:28 - 9:30ここに引き上げることです
-
9:30 - 9:32そのためには
-
9:32 - 9:35グラフの下方にある国々を引き上げ
-
9:35 - 9:38右側の国々を左に引き寄せなければなりません
-
9:38 - 9:41そうすれば幸せな地球作りを始められます
-
9:41 - 9:43それが一つの見方です
-
9:43 - 9:45もう一つの見方は 時間ごとの変化を追うことです
-
9:45 - 9:48全ての国の過去データがある訳ではありませんが
-
9:48 - 9:51OECD諸国の豊かな国についてはあります
-
9:51 - 9:54幸福度は
-
9:54 - 9:56少し上昇しましたが
-
9:56 - 9:58エコロジカル フットプリントはもっと増えています
-
9:58 - 10:01地球幸福度の手法からわかるのは
-
10:01 - 10:03我々は究極の希少資源を使って
-
10:03 - 10:05望ましい結果を引き出す活動を
-
10:05 - 10:08より非効率にしか行えないようになっているということです
-
10:08 - 10:11重要な点は
-
10:11 - 10:13恐らくここにいる誰もが
-
10:13 - 10:15終末論的な何かが起こることなく
-
10:15 - 10:18西暦2050年の社会を
-
10:18 - 10:20迎えたいだろうということです
-
10:20 - 10:22はるか遠くのことではありません
-
10:22 - 10:24人の半生分の長さです
-
10:24 - 10:26今年小学校に入る子どもが
-
10:26 - 10:28私の年齢になるのが2050年です
-
10:28 - 10:31遠い未来の話ではありません
-
10:31 - 10:34イギリス政府の温室効果ガス削減策は
-
10:34 - 10:37これぐらいの期間で考えられています
-
10:38 - 10:41つまり通常のビジネスとは違います
-
10:41 - 10:432050年を視野に入れると
-
10:43 - 10:46ビジネスや組織作り 政策や
-
10:46 - 10:49自分たちの生活のあり方が変わるのです
-
10:49 - 10:51大切なのは
-
10:51 - 10:53幸福を増やしていかなければならないことです
-
10:53 - 10:55選挙で 暮らしの質が下がってもよい
-
10:55 - 10:58なんて言える人はいません
-
10:58 - 11:00人類の進歩が止まってもよいと
-
11:00 - 11:02考えている人もいないでしょう
-
11:02 - 11:04先に進みたい
-
11:04 - 11:06もっと豊かになりたいと思っているはずです
-
11:06 - 11:09ここに気候変動の懐疑論者が入り込んできます
-
11:09 - 11:12暮らしをさらに高めて行きたいと考え
-
11:12 - 11:15得たものは失うまいとしているのです
-
11:15 - 11:17我々はそうした人々とも
-
11:17 - 11:19上手くやっていかねばなりません
-
11:19 - 11:22そのためにはさらに効率を高める必要があります
-
11:22 - 11:25グラフを描いたりするのは簡単ですが
-
11:25 - 11:28大切なのは曲線の向きを変えねばならないということです
-
11:28 - 11:30そこで参考にできるのが
-
11:30 - 11:33システム理論やシステム技術者が考え出した
-
11:33 - 11:35正しい情報を正しい時に使う
-
11:35 - 11:38フィードバック ループです
-
11:38 - 11:41人間は「今」に動機づけられるものです
-
11:41 - 11:43家に小さなメーターを取り付けて
-
11:43 - 11:45今どれほどの電気を使っているのか
-
11:45 - 11:47電気代がいくらなのかが見えたなら
-
11:47 - 11:50子どもたちはすぐに電気を消しに行くでしょう
-
11:50 - 11:53それを社会全体で考えたらどうなるでしょう?
-
11:53 - 11:55ラジオのニュースでは毎晩
-
11:55 - 11:58株価や為替の情報が流れていますが
-
11:58 - 12:01私にはポンド高とポンド安どちらが良いのかさえわかりません
-
12:01 - 12:03私にはそんなニュースは要りません
-
12:03 - 12:06イギリスやアメリカでの昨日のエネルギー使用量についての
-
12:06 - 12:08ニュースを聞きたいものです
-
12:08 - 12:10炭酸ガスの排出を毎年3%削減するという
-
12:10 - 12:12目標は達成されたのか といったニュースです
-
12:12 - 12:14そうすれば集合的な目標を作ることができます
-
12:14 - 12:17それをメディアに載せて考えるのです
-
12:17 - 12:20一方で 幸福度を向上させるには
-
12:20 - 12:22プラスに働くフィードバック ループが必要です
-
12:22 - 12:25政府レベルでは福利の国家会計システムの構築などです
-
12:25 - 12:28ビジネスでは従業員の福利を考えるのです
-
12:28 - 12:30それは創造性とイノベーションに
-
12:30 - 12:32深く結びついています
-
12:32 - 12:35そして環境問題に取り組むためにはさまざまなイノベーションが必要です
-
12:35 - 12:38それらは個人レベルでも必要とされています
-
12:39 - 12:42データというよりもリマインダーが大事です
-
12:42 - 12:45イギリスでは公衆衛生に関する強力なキャンペーンがあります
-
12:45 - 12:471日に野菜と果物5種類を というものです
-
12:47 - 12:50必要な運動量も示されていますが - 私はあまり出来ていません
-
12:50 - 12:53これらは幸せとどう関係しているのでしょう
-
12:53 - 12:55より幸せになるために毎日すべき
-
12:55 - 12:575つのこととは何でしょう?
-
12:57 - 13:00数年前 政府の科学庁とともに
-
13:00 - 13:03展望プログラムという大規模な調査をしました
-
13:03 - 13:05多数の専門家を含む大量の人々が参加し
-
13:05 - 13:08証拠に基づいた巨大な報告書ができました
-
13:08 - 13:11「幸福度の向上につながる5つの行動とは何か?」
-
13:11 - 13:13というのが我々のテーマでした
-
13:13 - 13:15重要なのは
-
13:15 - 13:175つの行動は幸せの秘密という訳ではなく
-
13:17 - 13:20それらを通じて幸せが生み出されてくるのだということです
-
13:20 - 13:23まず最初はつながること
-
13:23 - 13:25つまり社会での関係が
-
13:25 - 13:28暮らしの中で最も重要な基礎になるということです
-
13:28 - 13:30時間やエネルギーを
-
13:30 - 13:32愛する人とともに使っていますか?
-
13:32 - 13:34これからもそうして下さい
-
13:34 - 13:362番目は活動的であること
-
13:36 - 13:39悪い雰囲気から抜け出す最速の方法です
-
13:39 - 13:42外に出て 散歩をし ラジオをつけて 踊るのです
-
13:42 - 13:45活動的であるとポジティブな気分につながります
-
13:45 - 13:483番目は注意を払うことです
-
13:48 - 13:51世界で起きていることや季節の移り変わり
-
13:51 - 13:54周りの人々などをどれほど気にかけていますか?
-
13:54 - 13:57自らの中で泡立ち現れようとしているものに気づいていますか?
-
13:57 - 13:59いくつもの証拠から考えて
-
13:59 - 14:01注意深さや認知行動療法は
-
14:01 - 14:04幸福と強く結びついています
-
14:04 - 14:064番目は学び続けることです
-
14:06 - 14:08続けるというのが重要です
-
14:08 - 14:10一生を通して学び続けるのです
-
14:10 - 14:13好奇心を持ち学び続ける高齢者は
-
14:13 - 14:16人生の幕引きをはじめた人よりもずっと健康です
-
14:16 - 14:18正規の学習である必要はありません
-
14:18 - 14:20知識ベースではなく好奇心によるものです
-
14:20 - 14:23新しい料理を覚えるということでもいいし
-
14:23 - 14:25子どもの頃できなかった楽器に取り組んでもいいのです
-
14:25 - 14:27学び続けてください
-
14:27 - 14:29そして最後の一つは
-
14:29 - 14:31最も非経済的な行動ですが
-
14:31 - 14:33与えることです
-
14:33 - 14:35寛大さや利他主義
-
14:35 - 14:37そして同情など これらは全て
-
14:37 - 14:39脳内の報償のメカニズムと
-
14:39 - 14:41深く結びついています
-
14:41 - 14:43与えると良い気分になります
-
14:43 - 14:452つのグループに100ドルずつあげるという
-
14:45 - 14:48実験があります
-
14:48 - 14:51片方には自分たちのために
-
14:51 - 14:53もう一方には他人のために使うよう言うのです
-
14:53 - 14:55その日の終わりに彼らの幸福度を測ると
-
14:55 - 14:57他人のために使った方が自らのために使ったよりも
-
14:57 - 15:00ずっと幸せを感じています
-
15:00 - 15:02この便利なカードに記した
-
15:02 - 15:055つの方法は
-
15:05 - 15:08地球を犠牲にすることはありません
-
15:08 - 15:10炭素も含んでいないし
-
15:10 - 15:13満足を得るために大量の物質を必要をすることもありません
-
15:14 - 15:16地球を犠牲にすることなく
-
15:16 - 15:18幸せになることは可能なのです
-
15:18 - 15:20マーティン ルーサー キングは
-
15:20 - 15:22死の間際に
-
15:22 - 15:24素晴らしい演説をしました
-
15:24 - 15:27「目の前には困難や
-
15:27 - 15:29問題が待ち受けているが
-
15:29 - 15:31私は何も恐れないし気にもしない
-
15:31 - 15:34私は山の頂上に立ち
-
15:34 - 15:36約束の地を見たのだから」
-
15:36 - 15:38彼は牧師でしたが
-
15:38 - 15:40環境運動や
-
15:40 - 15:43ビジネス社会 そして政府も
-
15:43 - 15:46山の頂上に行き
-
15:46 - 15:48遠くを眺め
-
15:48 - 15:50約束の地を
-
15:50 - 15:52見る必要があります
-
15:52 - 15:54そして皆が望む世界についての
-
15:54 - 15:57構想を抱かねばなりません
-
15:57 - 15:59そしてそのために
-
15:59 - 16:01大いなる変革を生み出し
-
16:01 - 16:04良い方向に切り開くのです
-
16:04 - 16:07人間は幸せを求める生き物です
-
16:07 - 16:095つの方法で幸せを切り開いて下さい
-
16:09 - 16:11そのためには
-
16:11 - 16:13人々を結びつけ方向を指し示す
-
16:13 - 16:15地球幸福度指数のような道標が必要です
-
16:15 - 16:17そうすれば
-
16:17 - 16:19皆が望む
-
16:19 - 16:22幸せが地球を破壊しない世界を作れるはずです
-
16:22 - 16:28(拍手)
- Title:
- ニック・マークスが語る「地球幸福度指数」
- Speaker:
- Nic Marks
- Description:
-
統計学者のニック・マークスが、なぜ我々は国の成功を「国民の幸福と福利」ではなく「国の生産性」で語るのかと問いかけ、地球幸福度指数(ハッピー・プラネット・インデックス、HPI)を紹介します。これは、国の幸福度を資源の使用量との兼ね合いで測るものです(幸せな生活は、地球を犠牲にするものではないのです)。HPIで最上位に来るのはどんな国でしょう?驚くかもしれませんよ。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:29