汚職に関する3つの神話
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0:00 - 0:03さて 今日お話したいのは
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0:03 - 0:06汚職問題についてです
-
0:06 - 0:08汚職とは 自身の利益のために
-
0:08 - 0:14地位を悪用すること
と定義されますが -
0:14 - 0:17時にその恩恵は
-
0:17 - 0:20友人や家族 そして
支援者にまで及びます -
0:20 - 0:24いいですか? 友人 家族 支援者たち
(拍手) -
0:24 - 0:28しかし私達は汚職について
もっと正しく理解し -
0:28 - 0:31これまで教わった誤解を
-
0:31 - 0:35捨てる必要があります
-
0:35 - 0:36自らの間違いを認める
勇気を持ち -
0:36 - 0:39汚職との闘い方を
考え直すべきです -
0:39 - 0:42まず汚職に対して
大きな神話があります -
0:42 - 0:44第1に 「汚職は実は犯罪ではない」
というものです -
0:44 - 0:46知り合いや家族と一緒にいる時
-
0:46 - 0:48自分の国で起こった犯罪や
-
0:48 - 0:51近所で起こった犯罪など
大事件の話はしますが -
0:51 - 0:53誰も汚職の話なんてしません
-
0:53 - 0:54これが現実です
-
0:54 - 0:57警視総監はテレビで
犯罪の話はしても -
0:57 - 0:59汚職は話題にしません
-
0:59 - 1:02ましてや 国防大臣でも
犯罪には言及しても -
1:02 - 1:05汚職には触れません
(笑) -
1:05 - 1:08私が言いたいのは
汚職は犯罪です -
1:08 - 1:13納税者の税金を
横領する経済犯罪です -
1:13 - 1:16行政や民間での汚職は
もはや現実です -
1:16 - 1:17民間企業出身者として
言えるのですが -
1:17 - 1:20政府と無関係の民間企業でも
-
1:20 - 1:23膨大な汚職があると
断言できます -
1:23 - 1:25お金をこっそり渡したり
する賄賂なんて -
1:25 - 1:28民間では日常茶飯事です
-
1:28 - 1:32今日は 民間企業も介入する
公共機関の汚職に -
1:32 - 1:35焦点を当ててお話しします
-
1:35 - 1:37第2の神話は 重要で
大きな誤解なのですが -
1:37 - 1:39私達はこれらの誤解を解いて
-
1:39 - 1:41汚職について 正しい
認識を持つべきで -
1:41 - 1:43第2の重要な神話は
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1:43 - 1:46「汚職が問題だとしても
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1:46 - 1:49それはささいな問題だ」
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1:49 - 1:51という神話です
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1:51 - 1:55たかが10-15%に過ぎず
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1:55 - 1:59汚職は昔からずっと
永遠に続くから -
1:59 - 2:03規制する法律は作っても無駄だ
何もできるわけないと -
2:03 - 2:05これはとても危険な
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2:05 - 2:07神話だと言えます
-
2:07 - 2:09世間に損害を与えます
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2:09 - 2:12ここで 30年前の ある出来事を
-
2:12 - 2:14お話したいと思います
-
2:14 - 2:16本日お集まりのここ
トリニダード・トバゴは -
2:16 - 2:19資源が豊かなカリブの小国で
-
2:19 - 2:241970年代始めに世界中の
石油価格が高騰した時 -
2:24 - 2:28国は大きな利益を得ました
-
2:28 - 2:31オイルマネーと呼ばれ
中央銀行はお金で溢れました -
2:31 - 2:35でも皮肉な事に
-
2:35 - 2:37私達は今 その中央銀行にいます
-
2:37 - 2:39そう 歴史には皮肉が
沢山あります -
2:39 - 2:41今からする話の多くは
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2:41 - 2:44中央銀行が大きく
関与しているのですが -
2:44 - 2:47役所は無責任だという話です
-
2:47 - 2:50実はこのテラスの向こうの
-
2:50 - 2:52隣の建物は財務省で
-
2:52 - 2:54これも深い関係があります
-
2:54 - 2:57つまり敵地でのスピーチ
ということです -
2:57 - 3:02(笑)(拍手)
-
3:02 - 3:04まずお話したいのは
-
3:04 - 3:0840年前にオイルマネーが
流れ込んできた時 -
3:08 - 3:10当時の政府は 経済成長を
加速するために -
3:10 - 3:12様々な政府間協定を結ぼうと
-
3:12 - 3:14手回しを始めました
-
3:14 - 3:16国内でもいくつかの
最大級のプロジェクトが -
3:16 - 3:19アメリカ 英国 フランス等々
-
3:19 - 3:21世界のいくつもの先進国と
-
3:21 - 3:24政府間協定に沿って
計画されていきました -
3:24 - 3:27この中央銀行でさえも
―これも皮肉ですが -
3:27 - 3:28そのプロジェクトの
一環で建てられ -
3:28 - 3:33「ツインタワー」と呼ばれています
-
3:33 - 3:36この過熱した状況に対して
危機感が持たれ -
3:36 - 3:38審議会が結成されました
-
3:38 - 3:42そして30年前の1982年に
-
3:42 - 3:45報告書が提出され
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3:45 - 3:49すぐに国家間の協定が
停止されました -
3:49 - 3:51当時の首相が国会で行った
-
3:51 - 3:54予算演説を 私は忘れられません
-
3:54 - 3:57まさにここでの演説は
まだ当時若かった私の -
3:57 - 3:58心に突き刺さったのです
-
3:58 - 4:03彼が話したことを
お見せします -
4:03 - 4:05こちらです
-
4:05 - 4:07彼はこう言いました
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4:07 - 4:11「実はオイルマネーや
-
4:11 - 4:14税金などの
-
4:14 - 4:17国家所得の3分の2が
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4:17 - 4:19無駄遣いあるいは盗まれたのでした」
-
4:19 - 4:2310-15% が純粋な被害額だなんて
言いますが -
4:23 - 4:25そんな作り話はやめましょう
-
4:25 - 4:27まるで子供だましです
私達は真実に目を向け -
4:27 - 4:29社会で起きている問題に
向き合おうとしています -
4:29 - 4:31問題はその規模です
-
4:31 - 4:343分の2もの予算が消えたのです
-
4:34 - 4:38この演説から30年たって
-
4:38 - 4:40何か変わりましたか?
-
4:40 - 4:42こんな恥ずかしい秘密は
-
4:42 - 4:44世界中に暴露したくない
でも あえてします -
4:44 - 4:484ヶ月前 この国で憲法を巡る
暴動が起こりました -
4:48 - 4:53これを「34項の失敗」
と呼んでいますが -
4:53 - 4:55この疑惑の法律が
-
4:55 - 4:57まさに疑惑と言える法律が
-
4:57 - 4:59不審な時期に
-
4:59 - 5:01異議なく可決されたのです
(笑) -
5:01 - 5:07この怪しい人達を
こう呼びます -
5:07 - 5:09「ピアコ空港の被告人」
-
5:09 - 5:12私の辞書にある造語です
(笑) -
5:12 - 5:14彼らはピアコ空港の被疑者です
-
5:14 - 5:17これは憲法を巡る
大きな暴動でした -
5:17 - 5:21まさに腐敗した国会の
陰謀だと言えました -
5:21 - 5:24国の最高機関が
腐敗していたのです -
5:24 - 5:26私達は経済や財政を巡る
-
5:26 - 5:27汚職と闘っているのです
-
5:27 - 5:29いかに深刻な問題か
解りましたか? -
5:29 - 5:31大きな抗議活動もありました
ここにいる皆さんの中にも -
5:31 - 5:34何らかの形で抗議した
人もいるでしょう -
5:34 - 5:37そこで最も重要なことに
アメリカ大使館の要求で -
5:37 - 5:39議会は方針を変えて
-
5:39 - 5:41この法律を廃止したのです
-
5:41 - 5:43法律用語でいえば 撤廃です
-
5:43 - 5:46実は議会は
-
5:46 - 5:50巧妙な方法を使って この法律を
可決させていたのです -
5:50 - 5:53実際には次のようなことが
起こっていました -
5:53 - 5:56法律が可決されるかどうか
危うかったので -
5:56 - 5:58議会はこの法律を
-
5:58 - 6:01我が国の50回目の独立記念日
つまり祝日に -
6:01 - 6:03成立させたのです
-
6:03 - 6:05だから市民は暴動を起こしたのです
-
6:05 - 6:08経済成長のためとはいえ
姑息な手段です -
6:08 - 6:10人々はこの不正を見抜き
-
6:10 - 6:12私の知る限りで初めて
-
6:12 - 6:15汚職に対する大規模な
抗議活動が行われました -
6:15 - 6:17これは私にとって大きな希望でした
-
6:17 - 6:19こういう活動をしていると
-
6:19 - 6:23自分の行動が無意味なのかと
感じてしまいますからね -
6:23 - 6:26この法律が可決され
撤廃される経緯を通じて -
6:26 - 6:30「ピアコ空港の犯罪者」の
悪事が明らかになりました -
6:30 - 6:35結果的に この法律が
裏目に出たのです -
6:35 - 6:37では 彼らは何を
したのでしょうか? -
6:37 - 6:38何が罰せられるべきなのでしょうか?
-
6:38 - 6:41状況は少し複雑ですからね
何が問題なのでしょうか? -
6:41 - 6:43それは既に古くなっていた空港を
-
6:43 - 6:46再建する大規模な
プロジェクトでした -
6:46 - 6:50総額で約2.5億米ドルの
-
6:50 - 6:52プロジェクトです
-
6:52 - 6:56そして 入札の過程で
-
6:56 - 6:59汚職や不正が起こりました
-
6:59 - 7:03何が行われていたのかを明らかにし
-
7:03 - 7:06「汚職は小さな問題だ」という神話と
-
7:06 - 7:08この話を関連付けるために
-
7:08 - 7:112枚目のスライドを見てみましょう
-
7:11 - 7:15これは私が言ったことではなく
-
7:15 - 7:19公訴局長官―検察のトップ―が
書面で語ったことです -
7:19 - 7:24彼は「このプロジェクトの2.5億米ドルの費用のうち
-
7:24 - 7:261.5億米ドルが 海外の口座へ
-
7:26 - 7:28移されていた」と報告しました
-
7:28 - 7:301.5億米ドルもの税金が
-
7:30 - 7:33海外の銀行口座へ
移されていたのです -
7:33 - 7:36私は疑り深い人間で
-
7:36 - 7:38この問題には腹が立ちます
ですが -
7:38 - 7:41ここで一旦この話を止めて 別の話をしましょう
-
7:41 - 7:43私が去年の11月にウォール・ストリートの
-
7:43 - 7:46ズコッティ公園で見た
ことについての話です -
7:46 - 7:51肌寒い秋の日で あたりは
暗くなってきていました -
7:51 - 7:52ワン・ウォール・ストリートビルを見ながら
-
7:52 - 7:57オキュパイ・ウォール・ストリートのデモで歩いていました
-
7:57 - 7:59ある女性が プラカードを持っていました
-
7:59 - 8:02見た目はぼろぼろでしたが
-
8:02 - 8:04彼女は厚紙で作られ
マーカーで文字が書かれた -
8:04 - 8:06シンプルなプラカードを持っていました
-
8:06 - 8:09そのプラカードの言葉は
私に衝撃を与えました -
8:09 - 8:13「怒らないのは 気にも留めないのと同じだ」
という言葉です -
8:13 - 8:16不正に怒らないのは
気にも留めていないのと同じなのです -
8:16 - 8:20このことを少し掘り下げて
考えてみましょう -
8:20 - 8:23私は考えました
-
8:23 - 8:25では もし―
-
8:25 - 8:29私はスパイ小説をたくさん読んでいたので
疑い深いのです― -
8:29 - 8:30(笑)
もし― -
8:30 - 8:33でもこういう間違いを正すためには
-
8:33 - 8:34スパイ小説みたいなもので
-
8:34 - 8:37勉強する必要があるでしょう?
(笑) -
8:37 - 8:42もしこれが初めてでは
なかったらどうでしょう? -
8:42 - 8:44誰かが逮捕されたのは
-
8:44 - 8:46初めてかもしれませんが
-
8:46 - 8:52同じようなことが以前にも
起きていたとしたら? -
8:52 - 8:54私がさきほど話した2つの例は
-
8:54 - 8:58建設業に関する汚職でしたね
-
8:58 - 9:00私は現在
-
9:00 - 9:04Joint Consultative Council という
NPOで代表をしています -
9:04 - 9:07jcc.org.tt で検索してもらえれば
わかるのですが 私達は -
9:07 - 9:10公共の資金のやりとりでの
新しい資金調達のシステムを -
9:10 - 9:13作ろうとしています
-
9:13 - 9:15もし興味があってもっと
詳しく知りたい方や -
9:15 - 9:19参加したい方 署名をして
くださる方は ぜひどうぞ -
9:19 - 9:21次に私がお話するのは
-
9:21 - 9:24私が3年半以上も関わってきた
CL Financialという -
9:24 - 9:26企業に対して行われた
-
9:26 - 9:29救済措置の
-
9:29 - 9:32透明性と説明責任についてです
-
9:32 - 9:37CL Financialというのは
カリブ最大の複合企業です -
9:37 - 9:40詳細は省きますが
この企業は -
9:40 - 9:432009年には既に
破綻していたんです -
9:43 - 9:462009年の1月なので
-
9:46 - 9:49もう4年も前になりますね
-
9:49 - 9:52ですが 政府はとても寛容で―
-
9:52 - 9:55とても怪しいですね―
(笑) -
9:55 - 9:57前代未聞なほどの寛容さを見せ
-
9:57 - 10:01当時の政府は
-
10:01 - 10:05全ての借金を肩代わりする
という書類に署名しました -
10:05 - 10:07自信を持って断言しますが
-
10:07 - 10:10これは世界の歴史で
初めてのことです -
10:10 - 10:12もう少し詳しく見て行きましょう
-
10:12 - 10:15ウォール・ストリートの出来事のようだと
言われますが 全く違います -
10:15 - 10:20トリニダード・トバゴは他の土地とは
全く違うのです (笑) -
10:20 - 10:25他の場所と一緒にしては
だめなのです(拍手) -
10:25 - 10:30これはトリニダード・トバゴの出来事なのです
-
10:30 - 10:33よそはよそ ウチはウチ です
-
10:33 - 10:34話を戻しましょう
-
10:34 - 10:37ウォール・ストリートでも
救済措置はされました -
10:37 - 10:39ロンドンでもされたように
-
10:39 - 10:41ヨーロッパでは救済措置がされていました
-
10:41 - 10:44アフリカでも 例えばナイジェリアでは
トリニダード・トバゴと同じように -
10:44 - 10:466つの主要な銀行が同時に破綻しました
-
10:46 - 10:48ナイジェリアの対応は
とても興味深いです -
10:48 - 10:51トリニダード・トバゴに比べると
とても上手に -
10:51 - 10:53危機に対処しました
-
10:53 - 10:55世界中を見てみても
-
10:55 - 10:57借金を全て肩代わりする救済措置を
-
10:57 - 11:00法の規定を超えて行った国なんて
一つもありません -
11:00 - 11:03私達の国だけです
なぜでしょうか? -
11:03 - 11:06政府がとても寛容だから?
そうかもしれません -
11:06 - 11:08もう少し詳しく見てみましょう
-
11:08 - 11:11私はこの出来事について 調査をして
-
11:11 - 11:13AfraRaymond.com というサイトで
-
11:13 - 11:16調査の結果を公表しています
-
11:16 - 11:19AfraRaymond.com は私のブログで
-
11:19 - 11:21人気はあまりないですがー
-
11:21 - 11:24(笑)
-
11:24 - 11:28そこで この「34項の失敗」という
-
11:28 - 11:31国会による陰謀ですが
-
11:31 - 11:34独立記念日という
-
11:34 - 11:37祝うべき日に行われた
姑息な出来事について -
11:37 - 11:41私は調査結果を手に入れ
-
11:41 - 11:43もう一度 見直して
-
11:43 - 11:46過去の調査にも目を通し
-
11:46 - 11:48役人の何人かとも意見を交換して
-
11:48 - 11:50真実を見極めようとしました
-
11:50 - 11:54「誰が何をしたのか」をです
-
11:54 - 11:56そのために調査結果を見直しました
-
11:56 - 11:58そして今年の5月に 財務省に対して
-
11:58 - 12:02情報公開を申請しました
-
12:02 - 12:04財務省はこの隣の建物ですね
-
12:04 - 12:06財務省は中央銀行とは違います
-
12:06 - 12:08財務省は 情報公開法の
-
12:08 - 12:12対象となるのです
-
12:12 - 12:15しかし 情報公開法の対象と
ならないものもあります -
12:15 - 12:18私達が今いる中央銀行は
-
12:18 - 12:22情報公開法の対象となりません
-
12:22 - 12:24なので 何も聞くことが出来ないし
-
12:24 - 12:25何も答えてはくれません
-
12:25 - 12:28これは1999年に成立した法律です
-
12:28 - 12:32私はこの法律を利用して
4つの質問をしました -
12:32 - 12:36その質問と返答を皆さんに説明して
-
12:36 - 12:38私達の国の状況を
把握してみましょう -
12:38 - 12:40トリニダード・トバゴは
他の国とは違うのです -
12:40 - 12:43まずはじめに
-
12:43 - 12:45CL Financialの会計情報を
見せるよう請求しました -
12:45 - 12:48もし「見せれない」なら
-
12:48 - 12:50財務省が作成する収支報告書や
-
12:50 - 12:52法律を可決する判断 演説などは
-
12:52 - 12:55どの数字を根拠に行われているのでしょうか?
-
12:55 - 12:57冗談を言っている
ようなものです -
12:57 - 12:59質問に対して質問で返してきたのです
-
12:59 - 13:01そして私の受け取った返事は
-
13:01 - 13:03「どういう意味ですか?」というものでした
-
13:03 - 13:06次に私は
-
13:06 - 13:10CL Financialへの借金の貸し手の
リストを請求しました -
13:10 - 13:12なぜなら 私達の税金の
-
13:12 - 13:15240億トリニダード・トバゴ ドルが
これに使われたのですから― -
13:15 - 13:18これは米ドルで約35億ドルです
-
13:18 - 13:21この大金が―かつては資源で潤いましたが―
この小さな国から -
13:21 - 13:24拠出されたのです
-
13:24 - 13:25さらに3つ目の質問で
-
13:25 - 13:29誰がその35億米ドルを
受け取ったかを尋ねました -
13:29 - 13:32ここで背景について
少し話をしましょう -
13:32 - 13:35この背景がこれを理解する
手がかりになります -
13:35 - 13:38政府の中に ある役人がいて―
-
13:38 - 13:39名前は言いませんが―
-
13:39 - 13:42その役人は
-
13:42 - 13:44情報公開法を使って
政治的主張を行い -
13:44 - 13:46キャリアを築きました
-
13:46 - 13:50名前は言いませんよ
(笑) -
13:50 - 13:52重要なのは名前ではないからです
-
13:52 - 13:54重要な事は その役人は
-
13:54 - 13:57情報公開法を政治的主張のために
使ったということです -
13:57 - 14:00最も有名なケースは
-
14:00 - 14:03私達が「裏奨学金事件」と呼ぶもので
-
14:03 - 14:05政府の資金のうちの 900万米ドルが
-
14:05 - 14:08全く公表されていない
-
14:08 - 14:11奨学金に使われ続けていたのです
-
14:11 - 14:14彼は情報公開法を利用して
-
14:14 - 14:16裁判所命令を手にし
-
14:16 - 14:18情報を公開させました
-
14:18 - 14:21私は大変結構なことだと思いました
-
14:21 - 14:24素晴らしいです
-
14:24 - 14:26しかし 問題は
-
14:26 - 14:30もし私達が情報公開法を利用して
-
14:30 - 14:34裁判所に
-
14:34 - 14:39900万米ドルの公的資金の情報を
公開させることができるなら -
14:39 - 14:4035億米ドルの行方について
-
14:40 - 14:45情報公開を請求することも
私達の権利ではないかということです -
14:45 - 14:47そうですよね? しかし財務省の
-
14:47 - 14:49事務次官は
-
14:49 - 14:52「この情報は例外だ」
と返答しました -
14:52 - 14:55私達はこうした「権力」と
闘っているのです -
14:55 - 14:573つ目に言いたいことは
-
14:57 - 15:00私が
-
15:00 - 15:03CL Financialの役員に尋ねた
-
15:03 - 15:07「公共福祉統合法に従って 申告を行ったか」
ということです -
15:07 - 15:09これはトリニダード・トバゴの法律で
-
15:09 - 15:14国益を守るためのものです
-
15:14 - 15:16これに基いて公務員は
-
15:16 - 15:22資産や負債の申告をする
必要があります -
15:22 - 15:25そしてもちろん 彼らは
申告をしていませんでした -
15:25 - 15:28財務省も 彼らに申告を行うよう
指示していなかったのです -
15:28 - 15:33これが現状なのです
-
15:33 - 15:38説明責任と透明性を
保障するはずの法律が -
15:38 - 15:40ないがしろにされているのです
-
15:40 - 15:42私は法律に従って
この質問をしたのですが -
15:42 - 15:44相手にされませんでした
-
15:44 - 15:47「34項の失敗」に対して
-
15:47 - 15:50私達は行動を起こし続け
関心を持ち続けるべきです -
15:50 - 15:54これは国家の歴史上で
最大の無駄遣いです -
15:54 - 15:56そして 次にお見せする
方程式によると -
15:56 - 16:01これは国家の汚職の
最たる例なのです -
16:01 - 16:04これがその方程式です
-
16:04 - 16:07国家の支出から
-
16:07 - 16:10説明責任と
-
16:10 - 16:11透明性を除いたものが
-
16:11 - 16:13汚職の度合いに等しくなります
-
16:13 - 16:17ロシア ナイジェリア アラスカでも
-
16:17 - 16:21この方程式は成り立ち
私達はこの汚職と闘っているのです -
16:21 - 16:23私はこれからも活動を続け
-
16:23 - 16:27財務省の問題に対する
-
16:27 - 16:29解決策を考えていきます
-
16:29 - 16:32もし個人的に裁判所へ出頭する
必要があれば そうします -
16:32 - 16:33私達は戦い続けます
-
16:33 - 16:35Joint Consultative Councilも同様です
-
16:35 - 16:38ここでトリニダード・トバゴ
から一歩引いて -
16:38 - 16:39新たな観点から
-
16:39 - 16:41国際的なお話をしましょう
-
16:41 - 16:44ヘザー・ ブルックという
ジャーナリストは -
16:44 - 16:47政府の汚職との闘いに
ついて報道していますが -
16:47 - 16:52彼女は私のことを [ Alaveteli.org ]
というサイトで紹介してくれました -
16:52 - 16:57[ Alaveteli.org ] によって私達は
-
16:57 - 16:59情報公開に関する
データベースを公開し -
16:59 - 17:02議論ができます
-
17:02 - 17:04他人が なにを申請したかを
知ることができ -
17:04 - 17:07どんな返事をもらったのかが
わかります -
17:07 - 17:10私達は互いに協力して
オープンデータベースを作り -
17:10 - 17:14これからどこに向かうべきなのか
理解を深めるべきなのです -
17:14 - 17:15汚職に関心を持つべきなのです
-
17:15 - 17:19最後に私がお話ししたいのは
-
17:19 - 17:21インドの素晴らしい
ウェブサイトである -
17:21 - 17:23IPaidABribe.com についてです
-
17:23 - 17:25似たようなものは他にもあるのですが
-
17:25 - 17:28私達はこのサイトに注目しています
-
17:28 - 17:30IPaidABribe.com はとても
素晴らしいので -
17:30 - 17:33ぜひ見てください
-
17:33 - 17:35話はここまでです
ぜひ神話を捨てる勇気を持ってください -
17:35 - 17:37汚職は犯罪です
-
17:37 - 17:40汚職は大きな問題です
-
17:40 - 17:42大きな問題で 経済犯罪なのです
-
17:42 - 17:44そして一緒に活動を続けて
-
17:44 - 17:46よりよい社会と
いつまでも繁栄する社会を -
17:46 - 17:50築きましょう
ありがとうございました
- Title:
- 汚職に関する3つの神話
- Speaker:
- アフラ・レイモンド
- Description:
-
トリニダード・トバゴは1970年代にオイルマネーによって巨万の富を蓄えましたが、1982年に衝撃的な事実が明らかになり―経済発展のための投資資金のうち、3分の2が汚職で消失していたのです。この問題に30年間、立ち向かい続けてきたアフラ・レイモンドは、政府の腐敗の歴史を紐解きながら、金融犯罪としての汚職の見方を示します。
(TEDxPortofSpainにて撮影) - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:09
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for Three myths about corruption | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Three myths about corruption | ||
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Yuko Shirakawa accepted Japanese subtitles for Three myths about corruption |