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脳を休めて集中力と創造力を高めよう|クリス・ベイリー| TEDxManchester

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    数年前
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    自分の行動を観察し始めました
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    その結果は 少し
    困ったものでした
  • 0:17 - 0:23
    観察したのは
    起きてから寝るまでの時間です
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    私の生活はスクリーンを見ることの
    連続だったのです
  • 0:26 - 0:27
    まず 朝 起こしてくれるもの
  • 0:27 - 0:30
    それは スマホです
    スマホとともに一日が始まります
  • 0:30 - 0:34
    そのままベッドに座って
    インスタグラムで料理の動画を見
  • 0:34 - 0:37
    さらに 他のアプリをいくつか
    チェックします
  • 0:37 - 0:42
    そこで ベッドから出て
    朝食を用意する時間になります
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    そして その時 意識が向いているのは
  • 0:44 - 0:46
    フライパンのオムレツだけでなく
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    オーブンの横にあるiPadです
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    そして 他のことをする時間になり
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    別のスクリーンに移ります
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    それはまた 別のスクリーンと
    つながっています
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    その間ずっと
  • 0:57 - 0:59
    私の手首にくっついている
    小さい厄介物は
  • 0:59 - 1:03
    ピーピー ブーブーと雑音を出して
    私の気を散らします
  • 1:03 - 1:06
    大事なことを
    片付けようとしているというのに
  • 1:08 - 1:14
    そして これらのデバイスの中で
    特に酷いものがありました
  • 1:14 - 1:18
    これに一番
    時間を浪費していました
  • 1:18 - 1:21
    それは 邪悪なもの スマホです
  • 1:21 - 1:25
    私はこんなものに毎日
    何時間も費やすことさえありました
  • 1:25 - 1:28
    ですから 事実上
    1か月間 スマホを自分の生活から
  • 1:28 - 1:30
    追い出すことにしたのです
  • 1:30 - 1:32
    実験として
  • 1:32 - 1:37
    「スマホに触る時間を一日
    30分に制限する」と決めました
  • 1:37 - 1:40
    ですから この時間内で
    場所を検索したり
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    母親に電話したり
  • 1:42 - 1:43
    そして この制限時間内で
  • 1:43 - 1:45
    その他にしたいこと
  • 1:45 - 1:48
    音楽やポッドキャストを聞いたりしました
  • 1:48 - 1:52
    それで その期間 何が起るかを
    観察しました
  • 1:53 - 1:55
    この新しい 刺激の少ない生活に
    慣れるのに
  • 1:55 - 2:00
    1週間ほどかかりました
  • 2:00 - 2:02
    しかし これをやってみると
  • 2:02 - 2:08
    おもしろいことが3つ
    起こり始めました
  • 2:08 - 2:11
    1つ目は 集中力が
    前より続くようになったのです
  • 2:11 - 2:13
    実験前と比べると
  • 2:13 - 2:15
    楽々とはいいませんが
  • 2:15 - 2:20
    もっと集中しやすくなった
    と感じました
  • 2:20 - 2:24
    それだけではなく
    日常生活を送っていて
  • 2:24 - 2:26
    特に 思考が
    さまよっている時には
  • 2:26 - 2:29
    もっとアイデアが
    ひらめくようになり
  • 2:29 - 2:31
    そしてさらには
  • 2:31 - 2:36
    将来の計画や考えが
    もっと思い浮かぶようになりました
  • 2:36 - 2:41
    単なる1つのデバイスから距離をおくことで
    3つもの効果が得られたのです
  • 2:42 - 2:43
    なぜでしょうか?
  • 2:45 - 2:50
    数年前にこの事実に気づいた私は
    気が散ることの多いこの現代で
  • 2:50 - 2:55
    集中力をつけるには何が必要なのか
    その真相を探る長い旅に導かれたのです
  • 2:55 - 3:00
    自分の事務所に何百もの論文を集め
    ぎっしりと並べました
  • 3:00 - 3:03
    刑事ドラマでこういう場面を
    見たことがあるかもしれません
  • 3:03 - 3:05
    殺人事件の謎解きをしているとき
  • 3:05 - 3:07
    大きいブリストル紙があって
  • 3:07 - 3:08
    ひもがついていて
  • 3:08 - 3:11
    それに メモや新聞の切り抜きが
    貼られている ―
  • 3:11 - 3:13
    私の事務所は まさにそんな感じでした
  • 3:13 - 3:16
    世界中の集中力の専門家に
    会いに行きました
  • 3:16 - 3:18
    なぜこんなことが起こったか
  • 3:18 - 3:22
    その理由について調べるため
    自らを実験台にして さらに実験を重ね
  • 3:22 - 3:25
    25,000語の研究ノートが
    できあがりました
  • 3:25 - 3:31
    テクノロジーは人の注意力や集中力に
    どのように影響を及ぼすのでしょうか?
  • 3:32 - 3:34
    まず
  • 3:34 - 3:37
    集中力の持続について
    お話したいと思います
  • 3:37 - 3:40
    どのように 人は周りの世界に意識を向け
  • 3:40 - 3:43
    その意識をどのくらい
    コントロールできるかについてです
  • 3:43 - 3:47
    興味深い研究分野です
  • 3:47 - 3:51
    次のようなことが
    明らかになっています
  • 3:51 - 3:53
    コンピュータでの作業中
    特にスマホが近くにある場合
  • 3:53 - 4:01
    一つのことに集中していて 気がそれて
    別のことをするまで たったの40秒
  • 4:01 - 4:04
    そして さらにSlackなどを
    開いている場合
  • 4:04 - 4:08
    それが 35秒になります
  • 4:09 - 4:13
    研究結果を調査してみると
    このようなことが起こっている原因は
  • 4:13 - 4:14
    思いもよらないところにありました
  • 4:14 - 4:19
    私たちは 気が散ることが
    問題であると考えていますが
  • 4:19 - 4:21
    研究結果を調べてみると
  • 4:21 - 4:25
    実は もっと根深いところに問題があり
    気が散ることは そこからくる症状で
  • 4:25 - 4:30
    その問題こそが気の散る原因だと
    分かりました
  • 4:30 - 4:35
    問題は気が散ることではなく
    脳が過剰な興奮状態にあることです
  • 4:35 - 4:39
    つまり そもそも脳が気を散らすものを
    欲しがっていることが問題なのです
  • 4:39 - 4:42
    脳はちょっとした
    おもしろい情報が大好物です
  • 4:42 - 4:46
    ソーシャルメディアや
    メールなどからの情報です
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    こういったことは みんな
    一日中していることですよね
  • 4:49 - 4:53
    「目新しいものへの偏好」という
    脳のメカニズムもあります
  • 4:53 - 4:56
    つまり 脳は 素晴らしい
    快楽の化学物質である
  • 4:56 - 4:58
    ドーパミンという報酬をくれます
  • 4:58 - 5:04
    これは ドミノでMサイズのピザを
    食べたり注文したりしたときや
  • 5:04 - 5:07
    それに…セックス中に
    分泌されるのと同じ化学物質です
  • 5:07 - 5:10
    フェイスブックをチェックするときにも
    同じ種類の刺激を受けます
  • 5:10 - 5:12
    つまり 脳の中をドーパミンが
    駆けめぐるのです
  • 5:12 - 5:15
    自ら気をそらそうと
    しているだけでなく
  • 5:15 - 5:16
    気をそらすものを探し
  • 5:16 - 5:22
    それを見つけると 脳が報酬をくれる
    仕組みが元々備わっているのです
  • 5:24 - 5:28
    現代人の脳は
    このような状態にあります
  • 5:28 - 5:31
    過剰な興奮状態にあり
  • 5:31 - 5:34
    とても刺激的で気を引くものの間を
  • 5:34 - 5:38
    思考は行ったり来たりしているのです
  • 5:38 - 5:42
    私は思いました「スマホが
    集中力にこんなに影響を及ぼすのなら
  • 5:42 - 5:48
    さらに興奮度を下げたら
    どうなるだろう」
  • 5:48 - 5:52
    皆さんご存知のように
  • 5:52 - 5:55
    興奮度が高い状態から
    低い状態に移る時に
  • 5:55 - 5:57
    人が感じる気持ち
  • 5:57 - 5:58
    それには名前がありますね
  • 5:58 - 6:01
    「退屈」です
  • 6:01 - 6:02
    (笑)
  • 6:02 - 6:06
    とても忙しく落ち着かない
    1週間を終え
  • 6:06 - 6:09
    日曜の午後にソファーに横になると
    人はこう考えます
  • 6:09 - 6:11
    「あれ 今 自分は何をしてるんだろう?」
  • 6:11 - 6:16
    そこで 私のブログの読者に
    質問し意見を募ってみました
  • 6:16 - 6:20
    「あなたにとって 最も退屈な
    時間の過ごし方は?
  • 6:20 - 6:23
    1ヶ月間 毎日1時間
    退屈なことをしようと思います」
  • 6:23 - 6:28
    そして ー今でもまだムカつくことですがー
    読者の意見をもとに実行してみました
  • 6:28 - 6:32
    1日目 iTunesの利用規約を
    1時間読みました
  • 6:32 - 6:33
    (笑)
  • 6:33 - 6:36
    ご想像以上に 短くて
    読みやすかったですよ
  • 6:36 - 6:40
    4日目:エア・カナダの手荷物取扱い部門に
    電話をかけ 保留状態で待つ
  • 6:40 - 6:42
    簡単です
  • 6:42 - 6:43
    ただ コツがあります
  • 6:43 - 6:44
    退屈な時間を過ごしたいなら
  • 6:44 - 6:47
    予約部門ではなく手荷物取扱い部門に
    電話することです
  • 6:47 - 6:51
    なぜなら つながるまで
    何時間も待たないといけませんから
  • 6:51 - 6:56
    19日目:円周率の最初の1万桁の
    ゼロの数をすべて数えました
  • 6:58 - 6:59
    はあ
  • 6:59 - 7:01
    24日目:時計をただ じっと見ていました
  • 7:02 - 7:04
    チックタック
  • 7:04 - 7:07
    1時間です
  • 7:07 - 7:11
    そして 今月は その他に27
    退屈なことをしました
  • 7:11 - 7:12
    はあ
  • 7:12 - 7:13
    まだ 考察中ですが
  • 7:13 - 7:15
    おもしろいことに
  • 7:15 - 7:21
    例のスマホ実験と
    まったく同じ効果がみられたのです
  • 7:21 - 7:25
    脳を新たな 低い興奮レベルに
    もっていくのに
  • 7:25 - 7:28
    約1週間かかりました
  • 7:28 - 7:30
    ということはですよ
  • 7:30 - 7:32
    私達がバカンスを
    取るのと ちょうど同じように
  • 7:32 - 7:35
    脳を十分に落ち着かせ 休ませるには
  • 7:35 - 7:38
    8日ほど必要なのですから
  • 7:38 - 7:41
    現代では もっと長いバカンスが
    必要だと分かったのです
  • 7:41 - 7:45
    さらに 集中力も
    より長く持続すると気づきました
  • 7:45 - 7:48
    前よりもさらに楽に
    集中できるようになりました
  • 7:48 - 7:53
    しかし それは周りに気を散らすものが
    減ったからではなく
  • 7:53 - 7:55
    そもそも脳の興奮レベルが下がっていて
  • 7:55 - 7:59
    気晴らしを探そうと
    しなかったからなのです
  • 7:59 - 8:03
    しかし おもしろいのは
    以前は思いつかなかったアイデアや計画が
  • 8:03 - 8:05
    思いつくようになったことです
  • 8:05 - 8:07
    なぜなら
  • 8:07 - 8:11
    思考をさまよわせる機会が
    より増えたからです
  • 8:12 - 8:15
    私の好きな言葉があります
    ご存知かもしれませんが
  • 8:15 - 8:17
    J.R.R. トールキンの言葉です
  • 8:17 - 8:21
    「彷徨うものすべてが
    道に迷っているわけではない」
  • 8:21 - 8:29
    集中力や注意力についても
    まさに同じことがいえるのです
  • 8:29 - 8:35
    最高のアイデアが浮かんだのは
    いつだったか思い出してみましょう
  • 8:35 - 8:38
    それは集中していなかった時だと思います
  • 8:38 - 8:41
    例えば 今朝 シャワーを浴びていた時
  • 8:41 - 8:43
    もっと昔の
    朝だったかもしれません
  • 8:43 - 8:50
    脳は頭の中に渦巻いている
    アイデアの集合体をつなげ
  • 8:50 - 8:54
    実現可能なアイデアに創り上げる
    ことができたのです
  • 8:54 - 9:00
    それはスマホなどに気が散っていたら
    できなかったことです
  • 9:00 - 9:01
    これは一つのモードといえます
  • 9:01 - 9:05
    特に 意識的に思考を
    さまよわせるときです
  • 9:05 - 9:07
    このモードを「分散集中」と
    名付けました
  • 9:07 - 9:08
    この研究でわかったことは
  • 9:08 - 9:11
    思考をさまよわせることにより
  • 9:11 - 9:15
    アイデアが浮かび 計画を立てることが
    できるということです
  • 9:15 - 9:17
    興味深いです
  • 9:17 - 9:20
    こういうこともわかっています
    集中することを休むと
  • 9:20 - 9:24
    意識は主に
    3つの場所に向けられます
  • 9:24 - 9:27
    過去について考え
    現在について考え
  • 9:27 - 9:30
    そして未来について考えます
  • 9:30 - 9:33
    しかし 過去のことは案外
    考えていないものです
  • 9:33 - 9:36
    全体の時間の
    おおよそ12%だけです
  • 9:36 - 9:41
    過去に思考をさまよわせていると
    昔の考えを思い出すことがよくあります
  • 9:42 - 9:47
    現在について考えを巡らす方が
    ずっと生産的なのですがー
  • 9:47 - 9:50
    その現在について考えている割合は
    おおよそ28%です
  • 9:50 - 9:54
    例えば こういう場合です
    メールを書いていて
  • 9:54 - 9:57
    それがとても扱いにくい要件だったり
  • 9:57 - 9:59
    政治的な要件だったりして
    いい言い回しが思いつかず
  • 9:59 - 10:02
    自宅またはオフィスで
    違う部屋に行ったり来たりして
  • 10:02 - 10:04
    その間 脳は別の方向から
  • 10:04 - 10:06
    その問題について
    考え 取り組み
  • 10:06 - 10:09
    解決策がひらめくような場合です
  • 10:10 - 10:12
    しかし ここがポイントです
  • 10:12 - 10:14
    脳が未来について考えている時間は
  • 10:14 - 10:17
    過去と現在を合計した時間
    よりも長いのです
  • 10:18 - 10:23
    思考をさまよわせるとき その
    約48%の時間は未来についてです
  • 10:23 - 10:27
    ですから 人はシャワー中に
    まだ始まってもいない1日のことを
  • 10:27 - 10:30
    計画したりするのです
  • 10:31 - 10:33
    これを「脳の未来への偏好」
    といいます
  • 10:33 - 10:36
    意識がさまようときに起こります
  • 10:37 - 10:38
    数学(math)が得意な方
  • 10:38 - 10:41
    ああ 数学(maths)というべきですね
  • 10:41 - 10:42
    ーカナダではもう こう言いませんがー
  • 10:42 - 10:44
    さっきの数字を合計しても
    100になりません
  • 10:44 - 10:47
    なぜなら それ以外の時間は
    頭の中は鈍く 空っぽで
  • 10:47 - 10:52
    時間に限定された
    考えはありません
  • 10:52 - 10:55
    何でもいいのです
    意識がさまよえる余地があり
  • 10:55 - 11:00
    全神経を集中しなくても
    簡単にできること
  • 11:00 - 11:01
    私の場合は
  • 11:01 - 11:07
    私の年齢層や男性にとっては
    珍しいのですが
  • 11:07 - 11:09
    編み物が好きです
  • 11:09 - 11:11
    編み物は私のお気に入りの
    趣味の一つです
  • 11:11 - 11:15
    飛行機でも 電車でも
    ホテルの部屋でも編み物をします
  • 11:15 - 11:19
    今日も このトークに来る前に
    ホテルの部屋で編んでました
  • 11:19 - 11:22
    編んでいると 気分が落ち着き
    神経が整えられるからです
  • 11:22 - 11:27
    編んでいるときは 多くの考えが浮かぶので
    メモ帳をそばに置いています
  • 11:27 - 11:29
    自分に合うものなら何でもいいのです
  • 11:29 - 11:32
    長目のシャワーでも
    湯船につかることでも
  • 11:32 - 11:34
    いつものシャワーを
    お風呂にしてもいいですし
  • 11:34 - 11:37
    そうすると 湯に浸かっている間に
    いいアイデアが浮かびます
  • 11:39 - 11:40
    実行するのは簡単です
  • 11:40 - 11:44
    例えば 仕事中に事務所の
    ある部屋から別の部屋へと歩いていきます
  • 11:44 - 11:46
    ーとても簡単な変化ですー
  • 11:46 - 11:49
    ただし スマホなしで歩いてください
  • 11:49 - 11:53
    あなたの脳は
    これから出席する会議のことや
  • 11:53 - 11:55
    さっき終えた
    電話でのやりとりについて考え
  • 11:55 - 11:58
    頭の中で回っているアイデアを
    さまよいます
  • 11:58 - 12:01
    このような方法で
    より創造的になれるのです
  • 12:02 - 12:05
    ただ列に並ぶのと
    同じくらい簡単なことです
  • 12:05 - 12:08
    そう ただ列に並ぶのと同じです
  • 12:08 - 12:10
    マッサージなんかでもいいし
  • 12:10 - 12:12
    思考がさまよえるようなことなら
    何でもいいんです
  • 12:12 - 12:14
    ーこれ お気に入りの写真ですー
  • 12:14 - 12:16
    (笑)
  • 12:16 - 12:18
    好きなことなら 何でもかまいません
  • 12:18 - 12:19
    プロのコツは:
  • 12:19 - 12:23
    メモ帳を携帯したいと
    マッサージ師にいってください
  • 12:23 - 12:26
    アイデアは絶えず生まれるので
    メモしておけば
  • 12:26 - 12:29
    後で活用できるからです
  • 12:30 - 12:34
    この研究を深く掘り下げ
    私はこう考えました
  • 12:34 - 12:40
    集中力についての考え方を
    2点根本的に変える必要があります
  • 12:41 - 12:43
    ついつい 私達は
  • 12:43 - 12:46
    世の中の「頑張る」風潮にもっと
    合わせないと と思っています
  • 12:46 - 12:48
    私は頑張ることに反対です
  • 12:48 - 12:50
    世の中で
    最も怠け者の部類に入ります
  • 12:50 - 12:54
    しかし だからこそ 私には 伝えたい
    アイデアがたくさんあるのです
  • 12:54 - 12:55
    より風潮に合わせる必要はありません
  • 12:55 - 12:58
    私達は 十分にやっています
    やりすぎているぐらいです
  • 12:58 - 13:02
    忙しすぎて もはや思考を自由に
    さまよわせることができていません
  • 13:02 - 13:03
    嘆かわしいことです
  • 13:03 - 13:06
    思考が自由になってはじめて
    最高の考えや計画が生まれるというのに
  • 13:06 - 13:09
    私達にはもっと余裕が必要なのです
  • 13:09 - 13:15
    高速道路では交通がスムーズに流れる
    理由を考えてみます
  • 13:15 - 13:18
    それは車が走れる速度のおかげと
    思うかもしれませんが
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    それは違います
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    交通がスムーズに流れているのは
    車間距離があるからです
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    仕事や日常生活においても
    同じことがいえます
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    2つ目:
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    「気を散らすことこそが集中を邪魔している」
    という誤解があります
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    しかし それは違います
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    集中を困難にさせている原因があり
    気が散るのは そこからくる症状です
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    その原因は脳が
    過剰な興奮状態にあることです
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    皆さんに試してほしいことがあります
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    2週間のチャレンジです
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    脳の興奮レベルを少し下げ
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    その気づきを
    得るためのチャレンジです
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    集中力に何が起こるか?
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    アイデアをいくつ思いつくか?
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    意識の焦点はどう変化するか?
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    計画をいくつ立てられるか?
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    2週間 脳の興奮レベルを
    下げてみてください
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    スマホやデバイスには
    いい機能がたくさんあります
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    デバイスでの時間浪費を
    防ぐための機能です
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    そういった機能を使ってください
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    デバイスでの時間の使い方だけでなく
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    使用時間の減らし方を意識することで
    さらにアイデアが浮かんできます
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    ネットから離れるための
    毎晩の決め事を作ってください
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    私のお気に入りの毎日の決め事は
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    夜8時から朝8時まで
  • 14:25 - 14:27
    インターネットを完全に遮断します
  • 14:28 - 14:32
    私とフィアンセには
    週ごとの決め事もあります
  • 14:32 - 14:35
    毎週日曜日は
    テクノロジーの休息日としています
  • 14:35 - 14:37
    つまり デジタル世界を遮断し
  • 14:37 - 14:42
    物質世界 現実の世界に
    再びつながることができます
  • 14:43 - 14:46
    退屈な時間を再発見しましょう
    1時間も費やせとはいいません
  • 14:46 - 14:49
    エア・カナダに電話しないでくださいね
    くだらないですから
  • 14:49 - 14:51
    しかし 数分でいいので 退屈な時間を
    見つけてください
  • 14:51 - 14:54
    ソファーに寝転がると
    あなたの意識はどこに行くでしょう?
  • 14:54 - 14:57
    注意を
    あちこちに散らしてください
  • 14:57 - 15:01
    その意識のゾーンの中で
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    非常に実りのあるものを
    発見できるでしょう
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    これまで 集中力について
    深い探求をしてきましたが
  • 15:11 - 15:15
    これこそが真実だといえることが
    一つあります
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    それは 集中力が人生のあり方を
    左右するということです
  • 15:20 - 15:22
    絶えず気を散らしていたら
  • 15:22 - 15:25
    気が散っている時間や
    過剰に興奮している時間は
  • 15:25 - 15:26
    どんどんと蓄積され 増大し
  • 15:26 - 15:30
    ますます気が散り
    一杯一杯の生活になり
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    明確な人生の方向性を
    見失ってしまうことになるでしょう
  • 15:32 - 15:38
    しかし 刺激を減らし
    脳を落ち着けることで
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    生産性 集中力 創造性を高めるという
    恩恵を受けることができます
  • 15:41 - 15:45
    しかし 何より それによって私達は
    より良い人生を送ることができるのです
  • 15:46 - 15:48
    ありがとうございました
  • 15:48 - 15:50
    (拍手)
Title:
脳を休めて集中力と創造力を高めよう|クリス・ベイリー| TEDxManchester
Description:

最近の研究で明らかになったこと:「集中力が人生のあり方を決定する。」どうすれば、より深く集中し、気を散らされず、より創造的な考え方ができるでしょう?最近『Hyperfocus (超集中)』を著した、クリス・ベイリーが、生産性、創造性を高め、さらに充実した人生を送るために、集中力がどのように重要であるかを論じます。

クリスを@chris_baileyでフォローしてください。クリス・ベイリーはTEDが「会ってみたい最も生産的な人」であると評しています。彼は国際的なベストセラー作家であり、著書『Hyperfocus(超集中)』と『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』は16ヶ国語に翻訳されています。ストレスなく生産性が向上できる方法について、現在、世界中の団体と共に取り組んでいます。

これまで、クリスは生産性について何百もの記事を書き、多岐にわたるメディアに取り上げられています。ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・マガジン、ハフポスト、ハーバード・ビジネス・レビュー、TED、フォーチュン、ファースト・カンパニー、ライフハッカーなど。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
15:57

Japanese subtitles

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