赤い惑星へ行く夢 | アリッサ・カーソン | TEDxBucharest
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0:21 - 0:25空が澄んだ夜には
私は空を見上げて -
0:25 - 0:28ある惑星を探すのが大好きです
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0:29 - 0:31その惑星は 小さな点のように見え
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0:31 - 0:36赤い惑星 または
火星と呼ばれていますが -
0:36 - 0:38私は故郷と呼んでいます
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0:39 - 0:41私の一番古い記憶は
3歳の頃のものです -
0:42 - 0:44私は アニメを見ていて
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0:44 - 0:48登場キャラクターたちが
裏庭で冒険を繰り広げる話でした -
0:48 - 0:52それが とても面白かったので
父親のところへ駆け寄り -
0:52 - 0:56人類は火星に行ったことがあるのか
聞いてみました -
0:56 - 1:00父親は「月には行ったけど
火星にはまだ行ってないんだ -
1:01 - 1:03でも 君たちの世代がそこに行って
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1:03 - 1:06火星世代になるんだよ」と言いました
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1:07 - 1:08その瞬間
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1:09 - 1:11私の心の中で何かが目覚めました
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1:12 - 1:14まだ3歳でしたが
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1:14 - 1:17私が地球に生まれたのは
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1:17 - 1:22赤い惑星に降り立つ第1陣となる
使命があるからなのだと悟りました -
1:22 - 1:24私の故郷です
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1:24 - 1:30その時から 私は訓練、学習、指導に
人生を捧げてきました -
1:31 - 1:34私はこの夢を実現すべく
必要なことはすべてこなし -
1:34 - 1:39日々努力を重ねてきました
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1:39 - 1:46直近では 弾道飛行認定書を
取得しました -
1:46 - 1:48これにより
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1:48 - 1:52私は地球を飛び出し
宇宙に行くことができるのです -
1:52 - 1:55では これを取得するのに
具体的に何をしたでしょう? -
1:55 - 1:59様々な訓練を受けました
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1:59 - 2:02例えば 微小重力状態での訓練
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2:02 - 2:04宇宙服での訓練
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2:04 - 2:05減圧訓練
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2:06 - 2:07着水サバイバル訓練
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2:08 - 2:10様々な調査ミッション
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2:11 - 2:16宇宙環境の授業
宇宙生理学の授業 -
2:16 - 2:20全調査機材の操作方法などを
学びました -
2:20 - 2:24この素晴らしい体験を
私は市民科学プログラムの -
2:24 - 2:28「プロジェクト・
ポッサム(PoSSUM)」でしました -
2:28 - 2:31PoSSUMとは頭字語で
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2:31 - 2:34上部中間圏での極軌道科学
という意味です -
2:34 - 2:36とても難しいのですが
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2:36 - 2:38最終的な目標は
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2:38 - 2:43中間圏の上部における
雲の研究をすることです -
2:43 - 2:46だから 必ずしも
宇宙や火星に行くための -
2:46 - 2:48訓練ではありませんが
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2:49 - 2:52それでも 非常に素晴らしい
宇宙関連の訓練を受けています -
2:52 - 2:55例えば 雲を研究する調査で
お役に立てるのです -
2:55 - 2:57例えば 雲を研究する調査で
お役に立てるのです -
2:57 - 3:02また 宇宙服の会社が より着心地のよい
製品の開発・製造するために -
3:02 - 3:04また 宇宙服の会社が より着心地のよい
製品の開発・製造するために -
3:04 - 3:06例えば 水中では
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3:06 - 3:08どのくらいの水が染み込むのかを
調べることによってお手伝いします -
3:08 - 3:10そんなようなことです
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3:10 - 3:14このような過程の中で
私はたくさんの素晴らしい体験を得られ -
3:14 - 3:18それにより
私の夢をもっと遠くへ飛ばせるのです -
3:18 - 3:25現在の計画は 15年後を見据え
人類による火星移住を始めることです -
3:25 - 3:30オランダのマーズワンのように
片道だけの計画もあれば -
3:30 - 3:33往復する計画もあります
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3:34 - 3:36現在の技術では
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3:36 - 3:40火星に行くのに半年かかることが
わかっています -
3:40 - 3:46宇宙飛行士は
1年ちょっと火星に滞在して -
3:46 - 3:499か月かけて 地球に戻ってきます
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3:49 - 3:54つまり これは人類が行って来た
宇宙への旅やミッションの中では -
3:54 - 3:56間違いなく最長となるでしょう
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3:57 - 3:59では 火星に行って
具体的に何をするのか? -
3:59 - 4:02なぜ火星に行きたいのか?
本当に重要なのか? -
4:02 - 4:05その理由をお話しします
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4:05 - 4:08宇宙飛行士が火星に滞在する間
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4:08 - 4:11火星での生活という
新しい環境に適応しながら -
4:11 - 4:16火星での生活という
新しい環境に適応しながら -
4:16 - 4:19科学的研究を行ったり
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4:19 - 4:22他に 何が見つかるか
調査したりします -
4:22 - 4:23火星に行くために
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4:23 - 4:29新しいロケットや 最先端の技術を
開発しています -
4:29 - 4:33SLS(スペース・ローンチ・システム)
ロケットや -
4:33 - 4:35オリオン宇宙船などです
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4:35 - 4:38これら2つは現在開発中であり
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4:38 - 4:442030年初頭のミッションの準備段階として
まもなく試運転が始まります -
4:44 - 4:49火星での生活は
地球のものとは 全く異なります -
4:49 - 4:532つの惑星には
大きな違いがいくつかあります -
4:54 - 4:56考えてみてください
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4:56 - 4:59酸素がないので 外出するたびに
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4:59 - 5:01宇宙服の着用が必要です
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5:01 - 5:05手に入る食物は
現地で栽培するものに限られ -
5:05 - 5:09それが食料供給源となるため
問題が生じないよう願うことになります -
5:09 - 5:11それが食料供給源となるため
問題が生じないよう願うことになります -
5:11 - 5:12全く異なる世界です
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5:12 - 5:17外に出ても 海や草木など地球にあるものは
火星には存在せず -
5:17 - 5:20かわりに岩や土があり
そのすべてが赤いのです -
5:20 - 5:23そのため 全く違う趣の美しさがあります
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5:23 - 5:25また 火星に行くには
多くのリスクも伴います -
5:25 - 5:29リスクについてご存知ですか?
正気の沙汰ではありません -
5:29 - 5:34地球から火星へ行く道中に浴びる
放射線量 -
5:34 - 5:39火星滞在時に生じる酸素不足
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5:39 - 5:45微小重力が与える人体への影響
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5:45 - 5:47骨密度が低下しますし
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5:48 - 5:51重力に抗うこともないので
筋力が衰えます -
5:51 - 5:56地球では 日長一日
非常に快適な椅子に座っている時でさえ -
5:56 - 5:59筋肉は重力に抗っているのです
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5:59 - 6:03そうすることで 筋肉は強く
丈夫なままに保てますが -
6:03 - 6:05宇宙空間では
ただ体が宙に浮いているだけですから -
6:05 - 6:08「もう運動しなくていいのだ
これはいい」という感じで -
6:08 - 6:10筋肉は衰え始めます
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6:11 - 6:16また ご存じのとおり 技術を使って
火星をテラフォーミングすることで -
6:16 - 6:20人類の居住が可能な もう一つの惑星にして
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6:20 - 6:24そこからさらに遠くまで
宇宙探索をする拠点とすることができます -
6:25 - 6:28火星のテラフォーミングには
膨大な時間がかかると思われがちですが -
6:28 - 6:32これまでの宇宙計画を
考えてみてください -
6:32 - 6:34ユーリ・ガガーリンを
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6:34 - 6:39最初の有人宇宙飛行に
送り出してから 今日まで -
6:39 - 6:4155年しか経っていませんが
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6:41 - 6:43その間に 人類は月面歩行し
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6:43 - 6:46太陽系に衛星を打ち上げ
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6:46 - 6:51太陽系全体に 惑星探査機や
宇宙探査機を送り込み -
6:51 - 6:54火星も含め 他の惑星に着陸しました
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6:54 - 6:57だから 技術が進歩し続ければ
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6:57 - 7:0020年後にはどうなっているのかを
考えてみてください -
7:00 - 7:05火星へのミッションは SFめいて
達成不可能な目標に思われますが -
7:05 - 7:08達成できたなら 宇宙は開拓され
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7:08 - 7:11他の世界へ探検が始まるのです
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7:11 - 7:16あらゆる変わった訓練を受け
宇宙について学んできましたが -
7:16 - 7:20私が最も誇れる瞬間は
12歳の時にアメリカ航空宇宙局の -
7:20 - 7:23マーズ・エクスプロレーション・
ローバー 10 のパネリストとして -
7:23 - 7:282030年初頭における未来の火星の
ミッションについて話し合ったことです -
7:28 - 7:32他のパネリストは
博士号取得者や宇宙飛行士など -
7:32 - 7:34錚々たる顔ぶれでした
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7:35 - 7:38私がしてきた旅や
火星へ行く夢や -
7:39 - 7:41具体的に私がしたことを
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7:41 - 7:45聞いてもらえ
とても光栄でした -
7:45 - 7:49この体験は 私の夢をより高みに
導いてくれました -
7:49 - 7:52それ以来 多くのことを
学んできましたが -
7:52 - 7:56今日皆さんと そのうちの3つを
お話ししたいと思います -
7:56 - 7:581つ目
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7:59 - 8:01ところで これはバネルの写真です
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8:01 - 8:051つ目:皆さんは 枠にとらわれない
夢をお持ちですか? -
8:05 - 8:09私たちは皆 生まれてくる時
特別な才能や -
8:09 - 8:12独自の夢や願望を抱いています
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8:12 - 8:16恐れや不安から 夢を妨げたり
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8:16 - 8:20諦めたりする人々のことを聞くたび
私は驚かされます -
8:21 - 8:26また 人生を振り返ったときに
幼い頃の夢を追い続ければ良かったと -
8:26 - 8:30ひたすら後悔するばかりの大人が
多いことにも驚かされます -
8:30 - 8:37私はというと 2033年に火星に行く
ミッションを達成するのが夢です -
8:37 - 8:40私の夢は 文字通り
この世界の枠を超えたものです -
8:40 - 8:42皆さんはどうですか?
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8:42 - 8:44皆さんの枠にとらわれない夢は
何ですか? -
8:44 - 8:48ミッションを開始するために
何をされますか? -
8:49 - 8:522つ目:すべては1つなのです
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8:52 - 8:53訓練の一環として
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8:53 - 8:57私は21か国を旅する機会がありました
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8:57 - 9:02バトンルージュ・インターナショナル・
スクールにも在籍し -
9:02 - 9:064か国語で 全教科を学んでいます
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9:06 - 9:10私は 世界中から集まった教師陣から
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9:10 - 9:14母国語による
教科の指導を受けています -
9:14 - 9:16訓練により
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9:16 - 9:21私たちは皆 同じ希望や夢を抱き
挑戦しているのが分かりました -
9:21 - 9:25出身国や経歴
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9:25 - 9:27話す言語など気にしなくて良いのです
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9:27 - 9:29私たちはニーズを一致させ
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9:29 - 9:33家族に健康で幸福であって欲しいと
願っているのです -
9:34 - 9:38訓練を通じて
私地は皆 地球市民なのだと学びました -
9:38 - 9:42私たちは人類であり
私たちは1つなのです -
9:43 - 9:443つ目
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9:44 - 9:48信頼と助け合いの重要性です
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9:49 - 9:50父親は私が火星に行く夢を
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9:50 - 9:54当初 どう思ったのだろうと
思うことが時々あります -
9:54 - 9:59父親は 私が他の子と同じように
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9:59 - 10:01宇宙服を着て 裏庭に出て
テレビで見たような -
10:01 - 10:05探検ごっこを夢見る子供だと
思ったのでしょうか? -
10:06 - 10:09ある日 父親が涙するのを見ました
-
10:09 - 10:13私が「ライト・スタッフ賞」を
受賞した時で -
10:13 - 10:17スペース・キャンプでの最優秀賞です
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10:17 - 10:20父親は その時
火星に行きたいという私の探求心を -
10:20 - 10:24止められるものはないと悟ったと
言いました -
10:25 - 10:29私が物心ついてから
父親は 最大の理解者で -
10:29 - 10:33どんな時にも
私のそばにいてくれました -
10:33 - 10:38父親が私を信じてくれたので
今日ここに 皆さんの前に立て -
10:38 - 10:41私はとても感謝しています
-
10:41 - 10:46全面的に私を信じてくれる人が
1人いれば十分でした -
10:46 - 10:50そのおかげで 私の人生にとり
素晴らしい人々の元へ導かれ -
10:50 - 10:54それが 人類にとって
大きな一歩につながるのです -
10:54 - 10:57皆さんの生き方をずっと
サポートしてくれるのは誰ですか? -
10:57 - 11:00皆さんは どのように
他人をサポートしますか? -
11:00 - 11:04私たちは 夢を探求するとき
サポートしてくれる誰かが必要で -
11:04 - 11:07お返しに 別の誰かの夢を
サポートするのです -
11:08 - 11:12たとえそれが 火星へ行くミッションと
同じくらい大きなものであってもです -
11:12 - 11:15宇宙に宇宙飛行士を1人送るには
数万人の労力を要します -
11:15 - 11:18宇宙に宇宙飛行士を1人送るには
数万人の労力を要します -
11:18 - 11:22私たち全員が共通の目標や夢を
持っていますが -
11:22 - 11:27実際 夢を実現させるには
みんなで協力しなければなりません -
11:27 - 11:29最後に一言
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11:30 - 11:34今日から15年後
私は故郷にいるでしょう -
11:34 - 11:38赤い砂の上に立って
澄んだ空を見上げ -
11:38 - 11:41小さな青白い点である
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11:41 - 11:43地球を探しているでしょう
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11:44 - 11:46私は皆さん全員のことを
考えているでしょう -
11:46 - 11:50願わくは 皆さんには
ずっと境界を越えていって欲しいです -
11:50 - 11:52自分の夢を信じ
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11:52 - 11:56人類の一体性を理解し
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11:56 - 11:58他人をサポートし続けてください
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11:58 - 12:00決して夢を見ることを止めず
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12:00 - 12:01決してあきらめず
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12:01 - 12:05他人に自分の夢を
奪われないでください -
12:05 - 12:07今が 変化の時
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12:07 - 12:09探検の時
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12:09 - 12:11進化の時
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12:11 - 12:15未来の世代のために
自分の限界を超える時なのです -
12:15 - 12:17私はアリッサ・カーソンで
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12:17 - 12:19コールサインは「ブルーベリー」です
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12:19 - 12:22私たちは火星世代です
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12:22 - 12:24ありがとうございました
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12:24 - 12:25(拍手)(喝采)
- Title:
- 赤い惑星へ行く夢 | アリッサ・カーソン | TEDxBucharest
- Description:
-
アリッサは17歳の少女で、赤い惑星に情熱を抱いています。彼女は、幼い頃この情熱が芽生えたきっかけや、15年後には赤い惑星がどのようにして彼女の故郷となるのかについて話します。「赤い惑星、または火星と呼ばれていますが、私は故郷と呼んでいます。」宇宙飛行士になるために必要なものと、彼女を待ち受ける旅についてお話しします。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 12:31
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TED Translators admin approved Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner accepted Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest | |
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Yoko Faulkner edited Japanese subtitles for Dreaming of the red planet | Alyssa Carson | TEDxBucharest |