インドの豊潤の女神、アンナプルナの伝説 ― アンタラ・レイチャウデューリとイーサルト・ギレスピー
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0:08 - 0:14原初の神であるシヴァ神は
悪の破壊者 悪魔の抹殺者 -
0:14 - 0:17守護者でもあり
この世界の全てを見通します -
0:17 - 0:20彼は妻の忍耐を試していました
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0:20 - 0:25歴史的にみれば シヴァ神と
パールバティーの合体は見事なものでした -
0:25 - 0:29彼らはこの世の幸福の拠り所となる
思索と行動の均衡を -
0:29 - 0:32維持していました
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0:32 - 0:38この世界のエネルギー 成長そして
変身を司るパールバティーなしでは -
0:38 - 0:43シヴァ神は外からただ見守るばかりで
世界は静止し続けたことでしょう -
0:43 - 0:48しかし2人は合体し
アルダナーリーシュヴァラという神となって -
0:48 - 0:50神聖なる融和を遂げたのです
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0:50 - 0:54融和は全ての生き物に
豊沃さと繋がりをもたらしました -
0:54 - 0:58これらの理由でパールバティーは
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0:58 - 1:00自然界の母として
そして ― -
1:00 - 1:05物質を創り出す シヴァの力を補う
不可欠な存在として広く崇拝されました -
1:05 - 1:08彼女は人間の物質的快適さを監督し
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1:08 - 1:12この世に住む人々の
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1:12 - 1:16身体的 感情的 精神的なつながりを
確かにしました -
1:16 - 1:20それでもこの2つの恐るべき力の間には
亀裂が生じていました -
1:20 - 1:24パールバティーが日常生活に注意を払い
管理しているあいだに -
1:24 - 1:28シヴァ神は妻のとても大切な作業を
見くびるようになり -
1:28 - 1:32強情を張って この世界における
彼らの役割について物言いをつけました -
1:32 - 1:35彼は世界の創造者である
梵天(ぼんてん)が -
1:35 - 1:40シヴァのためだけに物質的なものを
創造したのだと思っていたのです -
1:40 - 1:45よって 全ての物質的なものは
マーヤーという 気を散らすものにすぎず -
1:45 - 1:47宇宙的な幻影にほかならないのです
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1:47 - 1:51パールバティーが育んだものをシヴァ神が
終わらせようとしている数千年の間 -
1:51 - 1:54彼女は ただ心得顔に微笑んでいました
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1:54 - 1:56しかし 最後にシヴァ神の叱責を受けると
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1:56 - 2:01すぐさまに彼女は自分の仕事の重要性を
きっぱりと示す必要があると感じました -
2:01 - 2:03彼女はその世界から逃げ出し
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2:03 - 2:08世界を動かし続けていた彼女の
宇宙的なエネルギーを半分に減じました -
2:08 - 2:13彼女の失踪により あらゆるものが
突如 恐ろしいまでに欠乏し -
2:13 - 2:16世界は不気味な静寂に包まれました
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2:16 - 2:20パールバティーがいなくなり
土地は乾燥し 不毛になりました -
2:20 - 2:23川の流れは細くなり
田畑では作物がしなびると -
2:23 - 2:25人間界に飢餓が押しよせました
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2:25 - 2:28親たちは自らお腹をすかせながらも
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2:28 - 2:30苦労しながら
飢える子どもたちを慰めました -
2:30 - 2:34何も食べるものがない中で
人々は器一杯に盛られた白飯を囲むこともなく -
2:34 - 2:38世界が暗くなっていく中
引きこもり 身を縮めました -
2:38 - 2:40妻の不在がもたらした深い虚しさが
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2:40 - 2:45シヴァ神をも襲ったことが
彼にとって衝撃となり 畏れとなりました -
2:45 - 2:47神の絶大な力があってもなお
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2:47 - 2:51生命維持に絶対必要なものがあると悟り
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2:51 - 2:55彼の切望は底知れぬほど
耐え難いものとなったのです -
2:55 - 2:58シヴァ神が荒れ果てたこの世界に
絶望を感じるにつれて -
2:58 - 3:00彼は物質的な世界を
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3:00 - 3:03そうも安易に捨て去ってはならないと
気付きました -
3:03 - 3:05彼女の夫が気付いたことで
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3:05 - 3:08哀れみ深いパールバティーは
自分に帰依する者たちが -
3:08 - 3:11これ以上やせ衰えていくのを
傍観できませんした -
3:11 - 3:14歩んで人々の中に入っていき
健康を回復させるために -
3:14 - 3:16新たな化身の姿になって
黄金の器に入ったおかゆと -
3:16 - 3:22宝石で飾られたひしゃくを運びました
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3:22 - 3:25希望を持たせるような彼女の姿が
噂となって広がるにつれて -
3:25 - 3:29彼女は食の女神アンナプルナとして
崇拝されました -
3:29 - 3:34アンナプルナの現れで
世界は再び栄えました -
3:34 - 3:39人々は豊潤さと食物を喜び
感謝の意を表すために集いました -
3:39 - 3:44聖なる都市のカーシー すなわち
ガンジス川のほとりにある「自由の地」こそ -
3:44 - 3:47アンナプルナが初めて出現した場所で
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3:47 - 3:50そこで彼女は調理場を開き
人々はお腹がはちきれそうになるまで -
3:50 - 3:52お腹を満たしたのだと
信じる人もいます -
3:52 - 3:56しかし 彼女のごちそうにあやかったのは
人間だけではありませんでした -
3:56 - 4:01この世の楽しみが咲き誇る光景を目にして
謙虚になったシヴァ神は -
4:01 - 4:05空の器を持って女神に近づき
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4:05 - 4:07食べ物と許しを乞いました
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4:07 - 4:12この理由で 最高神シヴァは
アンナプルナのなすがままにされる ― -
4:12 - 4:14哀れな物乞いとして
描かれることがあります -
4:14 - 4:19彼女は 左手に黄金の器を持ち
一方 右手は安全と請負を示す ― -
4:19 - 4:22「アバヤ・ムドラー」のしぐさを
とっています -
4:22 - 4:26巨大な力を持った化身は
この象徴的なしぐさにより -
4:26 - 4:30物質的な世界は 決して幻想ではないことを
明らかにしています -
4:30 - 4:33むしろ 音を立てて腹をすかせ
口を開ける人々に食事を与えることから -
4:33 - 4:36この世界の均衡を保つことまでのことが
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4:36 - 4:40維持すべき
生命のサイクルなのです
- Title:
- インドの豊潤の女神、アンナプルナの伝説 ― アンタラ・レイチャウデューリとイーサルト・ギレスピー
- Speaker:
- アンタラ・レイチャウデューリとイーサルト・ギレスピー
- Description:
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歴史的にみれば、シヴァ神とパールバティーの合体は見事なものでした。その神聖なる融和が全ての生き物に豊沃さと繋がりをもたらしました。それでもこの2つの恐るべき力の間には亀裂が生じていました。パールバティーは自分の仕事の重要性の証明を行うため、この世界から身を潜め、この世を闇に突き落としました。アンタラ・レイチャウデューリとイーサルト・ギレスピーが女神、アンナプルナの物語を語ります。
*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/the-legend-of-annapurna-hindu-goddess-of-nourishment-antara-raychaudhuri-and-iseult-gillespie
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:40
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