スーパーヒーローは何でできている? | スタン・リー | TEDxGateway
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0:11 - 0:17まず インドでのTEDxGatewayで
スーパーヒーローをテーマに -
0:17 - 0:20お話させていただく機会を頂き
心から感謝します -
0:20 - 0:25実際に登壇できないのが残念ですが
こういう形も良いものです -
0:25 - 0:30私がこれまで長い間かけて
学んできたことから いくつか -
0:30 - 0:35これからスーパーヒーローや
スーパーヒーローの冒険物語を -
0:35 - 0:38書いてみたいと考えている
インドの芸術家や作家の皆さんに -
0:38 - 0:41ぜひ お伝えしたいと思います
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0:41 - 0:45近頃 インドをとても意識しています
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0:45 - 0:51親しくしているシュラード・デヴァージャンや
グラフィック・インディアと共同で -
0:51 - 0:56ムンバイのスーパーヒーロー
「チャクラ・ジ・インヴィンシブル」を -
0:56 - 0:58制作中だからです
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0:58 - 1:01この作品でのゴールは
非常にシンプルで -
1:01 - 1:05「チャクラ」といった東洋の概念を
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1:06 - 1:09西洋らしいスーパーヒーローの世界に
持ち込むことでした -
1:09 - 1:15スーパーヒーローとは どんなときも
見る人の生い立ちに関係なく -
1:15 - 1:19世界中の人々の想像力を
掻き立てるものだと考えています -
1:19 - 1:23人は常々 自分にとっての
理想的な人間や -
1:23 - 1:29理想のシーンを具現化した
何かを求めているものだからです -
1:31 - 1:36私たちみんな 小さい頃
おとぎ話が大好きでしたね -
1:36 - 1:38思い出してみてください
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1:38 - 1:42巨人に魔女に
魔法使いに怪物に -
1:42 - 1:47現実離れしていて
生き生きとした色々な物事を -
1:47 - 1:52でも 少し大きくなると おとぎ話は
子供っぽすぎるから と読まなくなります -
1:52 - 1:58しかし こういうタイプの物語を愛する心は
成長しても消えることはありません -
1:59 - 2:01考えてみれば
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2:01 - 2:07スーパーヒーローの物語とは
大人向けのおとぎ話なのです -
2:07 - 2:11登場するキャラクターは
おとぎ話同様 現実離れしていて -
2:11 - 2:15おとぎ話に登場するような
超人的な能力を持っています -
2:15 - 2:19空を飛べたり 怪力の持ち主だったり
透明人間になれたり -
2:20 - 2:26視聴者や読者が小さい頃感じた
ワクワクする気持ちを -
2:26 - 2:29もう一度体験させてくれるのです
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2:30 - 2:34大人になった今 スーパーヒーローものを
見たり読んだりすることは -
2:34 - 2:38大人向けのおとぎ話を
読んでいるのと同じことであり -
2:38 - 2:41だから私はスーパーヒーローが
大好きなんです -
2:42 - 2:45私は ヒーローたちの
人間らしい側面を -
2:45 - 2:49これまで常に
最も重視してきました -
2:49 - 2:54何を言いたいかというと
あるスーパーヒーローが -
2:54 - 3:00ものすごく強かったり 空を飛べたり
彗星のような速さで走れるとしても -
3:00 - 3:04読者がヒーロー個人の人生に
興味を持っていないかぎり -
3:04 - 3:07読んでいる物語に深みが出ません
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3:07 - 3:11超人的な能力を持っている人だって
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3:11 - 3:15あなたや私が抱えるような
個人的な問題を抱えていても -
3:15 - 3:17おかしくないのです
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3:17 - 3:20お金がないとか
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3:20 - 3:22家庭に問題があるとか
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3:22 - 3:24恋する相手が
思いに応えてくれなかったり -
3:24 - 3:28スーパーヒーローと関わるのを
嫌がっていたりとかです -
3:28 - 3:31特定の能力が注目される
一、二次元的な存在におさまらないように -
3:31 - 3:36人柄や人格に
肉付けしてくれる要素は -
3:36 - 3:40考え出したら
本当に色々あります -
3:40 - 3:44欲しいのは三次元的なヒーローですから
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3:44 - 3:47私や皆さんと同じように
生きて 息をして -
3:47 - 3:51同じような心配事したり
同じように物事を経験する人物です -
3:51 - 3:55唯一の違いは 超人的な能力を
持っているということだけ -
3:55 - 3:581つ気になるのは—
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3:58 - 4:01残念な点でもあるのですが—
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4:01 - 4:02作家のほとんどは
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4:02 - 4:07想定した読者が好きそうな作品を
作ろうとします -
4:07 - 4:09私にはできないことです
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4:09 - 4:14他人がどう思うかなんて
私にはわからないからです -
4:14 - 4:17私には自分が好きなことしか
わかりません -
4:17 - 4:20だから私が書いてきた物語は
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4:20 - 4:23どれもが 自分自身が読んだときに
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4:23 - 4:26楽しめるように
書いたものばかりです -
4:26 - 4:30書きながら 自分自身も
興味をそそられ -
4:30 - 4:33次に何が起こるのか
自分でも気になる話です -
4:33 - 4:38他人がどう思うかは
私が知るよしもないのですが -
4:38 - 4:41自分がどう思うかはわかりますし
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4:41 - 4:43そんなに変わった人間では
ないと思うので -
4:43 - 4:46自分があるタイプの物語を好きなら
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4:46 - 4:51同じタイプの物語を好きな人は
たくさんいるはずです -
4:51 - 4:56そういうわけで 私は常に
自分を楽しませるために書いてきました -
4:56 - 5:00想定した読者を
楽しませるためではありません -
5:00 - 5:06読者について 自分のこと以上に
知ることはできないからです -
5:06 - 5:10それに 書きながら楽しめるような
物語を書いていて -
5:10 - 5:14次に何が起こるか
自分でも待てないほどなら -
5:14 - 5:18世間一般の人々の中にも
同じ気持ちで楽しんでくれる人が -
5:18 - 5:21たくさんいるだろうと思うのです
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5:21 - 5:23まとめると
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5:23 - 5:28私は常に 他人ではなく自分を
楽しませるために書いてきました -
5:28 - 5:31それでもどういうわけか
うまくいったのは -
5:31 - 5:35私自身が他の人々と さほど
違わないからなのでしょう -
5:36 - 5:38では 最後に一言
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5:38 - 5:42私からのアドバイスは
想像力をふくらませ -
5:42 - 5:47途方もない突飛なアイデアでも
恐れずに出すこと -
5:47 - 5:51あなたの創作が 本当に
ユニークで生き生きとしたもので -
5:51 - 5:55上手く書かれていれば
みんな楽しんでくれます -
5:55 - 5:57「上手く書かれている」とは
何かというと -
5:57 - 6:01世界一面白いコンセプトを
考えついた人でも— -
6:01 - 6:06例えば光速を超えるスピードで飛べる
男の話がひらめいたとしましょう— -
6:06 - 6:08面白いかもしれないけど
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6:08 - 6:10信憑性を持たせなければ
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6:10 - 6:13つまり 本当にその能力を持っていると
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6:13 - 6:18読者や視聴者が信じるような
何らかの理由を与えなければなりません -
6:18 - 6:20その能力を手にした経緯です
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6:20 - 6:24超人的な能力の源とは
誰にとっても非常に興味深いものです -
6:24 - 6:27能力の源として
もっともらしいものなら— -
6:27 - 6:32例えば スパイダーマンなら
放射性に汚染されたクモに咬まれたとか— -
6:32 - 6:36視聴者に何かしらの根拠を
与えられるのです -
6:36 - 6:40「確かにありそうな話だ
よし 楽しもう」ってね -
6:40 - 6:42だから あなたの作品が
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6:42 - 6:46大人向けのおとぎ話に
あたるようなものであっても -
6:46 - 6:49事実をある程度
盛り込むようにして -
6:49 - 6:52細部も十分に作り込みましょう
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6:52 - 6:57「確かに起こってもおかしくないな」と
読者や視聴者が言えるようにね -
6:57 - 7:01そうすれば世間は
その話の面白さを受け入れてくれます -
7:02 - 7:04でも 話が奇抜すぎる場合
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7:04 - 7:09なぜそんなに奇抜なのかという
理由を示さないと -
7:09 - 7:12行き過ぎになってしまうこともあります
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7:13 - 7:18私が言いたいのは つまり
想像力の赴くままに創作しつつ -
7:18 - 7:23必ず 根拠のある事実を元に
物語を展開させようということ -
7:23 - 7:27そうすれば 読者や視聴者が
受け入れてくれ -
7:27 - 7:31書いている自分と同じくらい
楽しんでくれるでしょう -
7:31 - 7:32では 頑張って!
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7:32 - 7:36聞いてくれてありがとう
本当に楽しくお話しできました -
7:37 - 7:39エグセルシオール!
(さらなる高みへ)
- Title:
- スーパーヒーローは何でできている? | スタン・リー | TEDxGateway
- Description:
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数々のスーパーヒーローを創作し、マーベル社をマンガ業界でも突出した地位に押し上げた人物として非常にたくさんの人に知られる、故・スタン・リー。
氏が共同創作を手がけた中には、世界史上最大の知名度と人気を誇るスーパーヒーローであるスパイダーマン™、アベンジャーズ™、X-Men™、アイアンマン™、インクレディブル・ハルク™、ファンタスティック・フォー™他、何百というスーパーヒーローたちが挙げられます。スタン・リーはマンガ業界にて1994年にアイズナー賞、1995年にジャック・カービー賞で殿堂入りしています。このトークは2013年、自身初のインド向けオリジナル・スーパーヒーローもの『チャクラ・ジ・インヴィンシブル』をカートゥーン・ネットワークで発表する直前に撮影されました。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 07:55
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