飲んだ薬は体の中でどうなるか?― セリーヌ・ヴァレリー
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0:07 - 0:10イブプロフェンなどの鎮痛剤を飲むと
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0:10 - 0:12体の中でどう処理されるか
考えたことはありませんか? -
0:12 - 0:14薬が喉を滑り落ちていくと
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0:14 - 0:16頭痛や腰痛
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0:16 - 0:18ズキズキとする足首のねん挫の
痛みを和らげます -
0:18 - 0:21ただ そもそもどうやって
必要な場所に到達するのでしょうか? -
0:21 - 0:25その答えは 薬が血流にのって
体内を巡り -
0:25 - 0:27器官や分子が
体外からの物質を中和して -
0:27 - 0:31体外に排出しようとする前に
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0:31 - 0:34痛みの場所に作用するのです
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0:34 - 0:37このプロセスは消化器官から始まります
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0:37 - 0:41足首の痛みを抑えるため
イブプロフェン1錠を飲んだとします -
0:41 - 0:44数分でその錠剤は胃酸により
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0:44 - 0:46溶け始めます
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0:46 - 0:49溶けたイブプロフェンは小腸に到達し
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0:49 - 0:53小腸壁から血管のネットワークへと
運ばれます -
0:53 - 0:56これらの血管は静脈につながり
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0:56 - 1:00血液やその中にあるものはすべて
肝臓に運ばれます -
1:00 - 1:03次のステップは肝臓を通過することです
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1:03 - 1:08血液と薬の分子が
肝臓の血管に運ばれると -
1:08 - 1:11酵素がイブプロフェンの分子を
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1:11 - 1:13中和しようとします
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1:13 - 1:17分解されたイブプロフェンの分子は
代謝物と呼ばれ -
1:17 - 1:20鎮痛剤としての効果を失います
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1:20 - 1:24この段階では
イブプロフェンの大部分は分解されずに -
1:24 - 1:27肝臓を通り抜けて
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1:27 - 1:28静脈を通って
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1:28 - 1:30循環系に運ばれます
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1:30 - 1:32薬を飲んでから30分もすれば
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1:32 - 1:37服用した薬の一部が
血流システムに到達します -
1:37 - 1:40この血流ループは心臓 脳 腎臓を含む
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1:40 - 1:45体中に運ばれて肝臓に戻ってきます
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1:45 - 1:47イブプロフェン分子が
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1:47 - 1:50痛み反応が
まっ盛りの場所に到達すると -
1:50 - 1:55痛み反応の一部となっている
特定の標的分子に結合します -
1:55 - 1:58イブプロフェンなどの鎮痛剤は
こうして 痛みの信号を伝える分子の -
1:58 - 2:01生成を阻止するのです
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2:01 - 2:03鎮痛剤の分子が蓄積していくと
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2:03 - 2:05痛みを抑える効果が増して
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2:05 - 2:09約1、2時間で最大になります
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2:09 - 2:12すると体はイブプロフェンを効果的に
除去し始め -
2:12 - 2:16その血中濃度は
2時間ごとにおよそ半分になります -
2:16 - 2:19イブプロフェン分子が
標的組織から離れると -
2:19 - 2:23血流が再び分子を運び去ります
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2:23 - 2:26肝臓に戻ると薬の総量の一部が
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2:26 - 2:29代謝物へと変えられて
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2:29 - 2:33やがて腎臓によって尿へと
濾しとられます -
2:33 - 2:36肝臓から体内を巡り
腎臓に達するループは -
2:36 - 2:381分当たり1周の速さで
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2:38 - 2:42一巡するごとに薬が中和され
濾しとられていきます -
2:42 - 2:46経口薬の基本ステップは
どの薬でもほとんど同じです -
2:46 - 2:47ただし この過程のスピードや
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2:47 - 2:50血流に流れ込む薬の量は
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2:50 - 2:52薬ごとに異なり
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2:52 - 2:52人や
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2:52 - 2:55どのように体に入るかによっても
異なります -
2:55 - 2:57薬のラベルにある服用量が役立ちますが
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2:57 - 3:00これはサンプル被験者の平均値であり
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3:00 - 3:03薬の服用者全員に
当てはまるものではありません -
3:03 - 3:05正しい量を服用することは重要です
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3:05 - 3:08薬の量が少なすぎれば
効果は不十分ですし -
3:08 - 3:12もし 多過ぎれば毒にもなります
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3:12 - 3:14これはどんな薬にも当てはまります
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3:14 - 3:18正しい服用量を決めることが
難しいのが小児です -
3:18 - 3:23それは 薬を処理するプロセスが
成長と共に急速に変化するからです -
3:23 - 3:27例えば 薬を中和する
肝臓の酵素レベルが -
3:27 - 3:30乳幼児と小児の間は
非常に変動しやすいのです -
3:30 - 3:33これは数多い
影響要因のひとつに過ぎず -
3:33 - 3:33遺伝子
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3:33 - 3:34年齢
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3:34 - 3:35食事
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3:35 - 3:36病気
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3:36 - 3:41妊娠も体が持つ薬の処理効率に
影響を与えます -
3:41 - 3:46いつかは日常的なDNAテストにより
肝臓の処理能力など -
3:46 - 3:50ひとりひとりに合った服用量を
決めることができるでしょう -
3:50 - 3:51しかし それまでは
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3:51 - 3:52薬を飲むときにラベルを読んだり
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3:52 - 3:54医師や薬剤師に相談して
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3:54 - 3:58指示された服用量や
服用方法を守りましょう
- Title:
- 飲んだ薬は体の中でどうなるか?― セリーヌ・ヴァレリー
- Speaker:
- Céline Valéry
- Description:
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イブプロフェンなどの鎮痛剤をを飲むと体の中でどうなるかと考えたことはありませんか?薬が喉を滑り落ちていくと頭痛や腰痛、ねん挫した足首に作用します。しかし、まずどこに届くのでしょうか?セリーヌ・ヴァレリーが薬が体の中で処理される仕組みを説明します 。
講師:セリーヌ・ヴァレリー、アニメーション:ダニエル・グレイ
*このビデオの教材: http://ed.ted.com/lessons/how-does-your-body-process-medicine-celine-valery - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:13
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