マシュー・チャイルドのロッククライミングから学んだ9つのこと
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0:00 - 0:03話は簡単です 35年間ロッククライミングして
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0:03 - 0:07見つけた9つのルールがあります
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0:07 - 0:11基本的なものばかりです
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0:11 - 0:141つ、放さない。
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0:14 - 0:16成功するためにかなり有効なことです
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0:16 - 0:19でも、確かに、頭が体よりも
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0:19 - 0:21先に諦めて手を放そうと考えだします
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0:21 - 0:23だから、放さなければ、
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0:23 - 0:27想像力に富んだ解決策が思い浮かぶものです
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0:27 - 0:292つ、ちゅうちょしないこと
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0:29 - 0:32これはヨセミテのトゥオルミ・メドウズでの
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0:32 - 0:34フリクションクライムです
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0:34 - 0:38フリクションクライムには確かなホールドはなく
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0:38 - 0:42粒のようなホールドや、岩のちょっとしたくぼみを使って登ります
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0:42 - 0:46一番フリクションがある時というのは岩に最初に足か
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0:46 - 0:49手をかけた時です
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0:49 - 0:53その後は基本的に落下状態にいます
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0:53 - 0:56勢いがあるのはよいことです ちゅうちょしないように
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0:56 - 0:583つ、計画を立てておくこと
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0:58 - 1:00これはボルダーの外にあるエルドラド渓谷の
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1:00 - 1:02ネイキッドエッジという名前のルートです
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1:02 - 1:05この写真のクライマーは最後のピッチを登っているところです
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1:05 - 1:07ちょうど私が落ちたところ辺りにいます
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1:07 - 1:10地上から約305m離れています
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1:10 - 1:13実は要となるピッチはすでに登り終えています
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1:13 - 1:15よくあるのが
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1:15 - 1:17難易度が高いポイントだけに
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1:17 - 1:20「どうしよう?」と考えすぎることです
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1:20 - 1:22そうしたらどうなるか?
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1:22 - 1:24最後のピッチに到達して、簡単なルートなのに
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1:24 - 1:27ここで完全に体力も気力も使い果たしている これではいけません
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1:27 - 1:30ゴールに到達するには先まで計画しておく必要があります
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1:30 - 1:33同時にムーブを一つ一つ達成していく
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1:33 - 1:35必要があることも忘れないように
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1:35 - 1:37これはダイクルートと名づけられていて
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1:37 - 1:41ヨセミテのビラドームにあるルートです
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1:41 - 1:44このルートの面白い点はあまり難しくないところです
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1:44 - 1:46でもリードしているとなると
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1:46 - 1:50一番難しいところで、なだらかな岩肌を30メートルくらい
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1:50 - 1:52転がり落ちることになります
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1:52 - 1:54なので集中することが重要です
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1:54 - 1:57コールリッジのクブラ・カーンのように
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1:57 - 1:59途中で止まらず
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1:59 - 2:01動き続けなければなりません
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2:01 - 2:035つ、休み方を知ること
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2:03 - 2:05すごいクライマーは
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2:05 - 2:08どんなに無理そうな状況でも体をうまく
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2:08 - 2:10配置することによりレストをとることのできる
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2:10 - 2:12場所を見つけ出し
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2:12 - 2:15落ち着きを取り戻して集中力をまた高め
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2:15 - 2:19登り続けます
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2:19 - 2:21カリフォルニアのニードルズにあるルートです
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2:21 - 2:23恐怖を感じている時にはやるべきことに
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2:23 - 2:26集中していないのでよくありません
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2:26 - 2:28どちらかというと失敗した時のことを
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2:28 - 2:31考えていると言うことになります
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2:31 - 2:33どのムーブを成功させるにも思考能力は
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2:33 - 2:38そのムーブをどのように達成するか
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2:38 - 2:40考えていなければなりません
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2:40 - 2:43クライミングをする時、ほとんどの人は
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2:43 - 2:47もっとも自然に思える方法で登りはじめます
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2:47 - 2:50これはワイオーミングのデビルズタワーです
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2:50 - 2:53玄武岩の岩頸で未知との遭遇に
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2:53 - 2:56出てきたので知っているかもしれません
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2:56 - 2:58ここではクラッククライマーは
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2:58 - 3:00手やつま先を岩の割れ目に入れて
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3:00 - 3:02登りはじめます
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3:02 - 3:05割れ目が小さ過ぎてつま先を入れることができないので、
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3:05 - 3:08指先を何とか割れ目に入れ
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3:08 - 3:10足を
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3:10 - 3:12突っ張って
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3:12 - 3:15自分を上に押し上げます
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3:15 - 3:188つ、力があればよいというわけではない
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3:18 - 3:20クライミングのガイドを35年間続けてきて
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3:20 - 3:22インドアにあるウォールなどで教えてきたのですが
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3:22 - 3:24その中でわかった一番重要なことは
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3:24 - 3:27男は必ず懸垂しようとするということです
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3:27 - 3:29初めて登る男はもがいて、もがいて、もがいて
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3:29 - 3:319メートルくらい登ります
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3:31 - 3:33で大体の人は懸垂を15回できますよね?
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3:33 - 3:35そこで完全に疲れきってしまいます
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3:35 - 3:37女性はもっとバランス感覚を使おうとします
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3:37 - 3:40というのはもとから100回も懸垂することが
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3:40 - 3:42できると想定していないからです
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3:42 - 3:45なるべく足に力をかけようとします
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3:45 - 3:48自然な考え方ですよね 足は一日中体を支え続けているわけですから
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3:48 - 3:50ですからバランス感覚は
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3:50 - 3:52一番力強い筋肉でできている足に
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3:52 - 3:54体重をかけるようにすることが重要です
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3:54 - 3:56そして9つ目
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3:56 - 3:589つ目のルールを発見したのは
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3:58 - 4:00落ちることを考えずに
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4:00 - 4:03いきなり12メートル落ちて肋骨にひびを入れた時でした
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4:03 - 4:06もう絶対に落ちるとわかった時点からどのように
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4:06 - 4:09落ちるか計画し始める必要があります
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4:09 - 4:12怪我をしないためにはこれが一番
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4:12 - 4:14重要だからです
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4:14 - 4:18ロープを使ってどのように落ちていくか
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4:18 - 4:20ロープが無ければ落下が制御できる
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4:20 - 4:24場所にどのように落ちていくか 最後までただただ
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4:24 - 4:27つかまっていることだけにこだわり続けるのは止めましょう
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4:27 - 4:29ありがとうございました
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4:29 - 4:31(拍手)
- Title:
- マシュー・チャイルドのロッククライミングから学んだ9つのこと
- Speaker:
- Matthew Childs
- Description:
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このトークはTED University 2009でベテランロッククライマーのマッシュー・チャイルズがロッククライミングがうまくなる9つのポイントについて話します。これらのポイントは海抜ゼロメートルでも役に立ちます。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 04:35