諜報国家のやましい秘密
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0:01 - 0:02今年 ドイツでは
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0:02 - 0:06東ドイツの平和革命の
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0:06 - 0:0725周年を祝っています
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0:07 - 0:121989年 共産党政権が倒れ
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0:12 - 0:15ベルリンの壁が崩壊し
その1年後に -
0:15 - 0:19東ドイツである
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0:19 - 0:21ドイツ民主共和国と
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0:21 - 0:24西ドイツである
ドイツ連邦共和国が統一し -
0:24 - 0:27今日のドイツが成立しました
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0:27 - 0:31ドイツは東ドイツから
様々なものを継承しましたが -
0:31 - 0:35その中には東ドイツの旧制度である
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0:35 - 0:38シュタージという秘密警察の
文書保管庫もありました -
0:38 - 0:41シュタージが解散してからわずか2年後に
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0:41 - 0:45その保有文書が公開され
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0:45 - 0:48私のような歴史学者は
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0:48 - 0:49東ドイツの諜報活動について
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0:49 - 0:54より詳しく知るため
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0:54 - 0:56これらの文書の研究を始めました
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0:56 - 0:58おそらく みなさんは
『善き人のためのソナタ』 -
0:58 - 1:00という映画を観たことがあるでしょう
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1:00 - 1:05この映画によりシュタージは
世界中に知られるところとなりました -
1:05 - 1:08私たちは「諜報」とか「盗聴」という言葉を
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1:08 - 1:11新聞の一面記事で扱うような
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1:11 - 1:14時代に生きているので
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1:14 - 1:17シュタージが実際に
どの様な活動をしたのかについて -
1:17 - 1:19お話ししたいと思います
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1:19 - 1:22始めに シュタージの歴史を
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1:22 - 1:24簡単に説明します
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1:24 - 1:26というのも その自己概念を理解することは
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1:26 - 1:30とても重要だからです
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1:30 - 1:32その起源はロシアに発します
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1:32 - 1:351917年 ロシア共産党は
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1:35 - 1:37反革命・サボタージュ取締
全ロシア非常委員会 -
1:37 - 1:40通称チェーカーという
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1:40 - 1:42組織を設立しました
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1:42 - 1:45これはフェリックス・ジェルジンスキーが
率いていました -
1:45 - 1:48チェーカーは共産党が
支配体制を築くために -
1:48 - 1:52人々を恐怖に陥れ
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1:52 - 1:54敵を処刑する手段として利用しました
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1:54 - 2:00後に良く知られたKGBへと発展しました
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2:00 - 2:04シュタージの役人たちは
チェーカーを崇拝し -
2:04 - 2:07自らをチェキストと称し
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2:07 - 2:10ご覧の通り
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2:10 - 2:13記章もそっくりでした
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2:13 - 2:16実際 ロシアの秘密警察が
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2:16 - 2:20シュタージを作り上げたのであり
その指導を行っていました -
2:20 - 2:23赤軍が1945年に東ドイツを占領した時
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2:23 - 2:25組織は直ちに拡大し
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2:25 - 2:29ドイツ人共産党員の訓練をすぐに始め
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2:29 - 2:32自ら秘密警察を作り上げました
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2:32 - 2:36さて 我々がいるこのホールで
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2:36 - 2:421946年に東ドイツの与党が設立されました
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2:42 - 2:45その5年後にシュタージが組織され
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2:45 - 2:48抑圧という汚い仕事を
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2:48 - 2:50徐々に担っていきます
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2:50 - 2:53たとえばロシアによって作られた
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2:53 - 2:54政治犯を収容する
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2:54 - 2:57中央刑務所は
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2:57 - 2:59シュタージの手に管理が渡り
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2:59 - 3:02共産主義が終焉するまで
使われていました -
3:02 - 3:04こちらをご覧ください
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3:04 - 3:07初めのころは すべての重要な手続きが
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3:07 - 3:11ロシア人が同席する中で
行なわれました -
3:11 - 3:14しかしとても効率的なことで知られる
ドイツ人なので -
3:14 - 3:18シュタージは急速に成長し
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3:18 - 3:21すでに1953年には
ナチの秘密警察の -
3:21 - 3:23ドイツのゲシュタポよりも
-
3:23 - 3:26多くの構成員を抱えていました
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3:26 - 3:2810年ごとにその数は倍になり
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3:28 - 3:321989年にはシュタージには
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3:32 - 3:339万人以上の構成員が働いていました
-
3:33 - 3:36つまり1人あたり
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3:36 - 3:39180人の住民を監視するという
-
3:39 - 3:43他国で例を見ないものでした
-
3:43 - 3:45このとてつもない組織の
トップに立っていたのが -
3:45 - 3:49エーリッヒ・ミールケという人物です
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3:49 - 3:51彼は30年以上もの間
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3:51 - 3:54国家安全省を支配下に置いていました
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3:54 - 3:56彼は用心深い役人でした -
-
3:56 - 3:59ここからさほど遠くない場所で
-
3:59 - 4:01警察官を2人を殺害し
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4:01 - 4:05シュタージを私物化していた人物です
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4:05 - 4:10しかし シュタージの何が
特別なのでしょう? -
4:10 - 4:13先ず何よりも
とてつもない権力を有していました -
4:13 - 4:16というのも いくつかの異なる役割を
1つの組織に -
4:16 - 4:18集約したものだったからです
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4:18 - 4:20第1にシュタージは
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4:20 - 4:24諜報機関でした
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4:24 - 4:26情報を密かに収集するために
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4:26 - 4:28想像し得る限りのあらゆる手段を
用いました -
4:28 - 4:32たとえば 密告や電話の盗聴などです
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4:32 - 4:35こんな写真も残されています
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4:35 - 4:38東ドイツだけでなく
-
4:38 - 4:41世界中で活動していました
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4:41 - 4:45第2に シュタージは秘密警察でした
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4:45 - 4:47街角で人々の前に立ちはだかり
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4:47 - 4:51逮捕し 私設の牢獄に
投獄することができました -
4:51 - 4:53第3にシュタージには
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4:53 - 4:55検察のような役割もありました
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4:55 - 4:59仮の調査を開始し
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4:59 - 5:02公式に人々を尋問する権利がありました
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5:02 - 5:04最後に といっても大事なことですが
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5:04 - 5:08シュタージは自ら軍備を備え
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5:08 - 5:1011,000人以上の兵士が
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5:10 - 5:14「衛兵連隊」として務めていました
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5:14 - 5:18抗議運動や反乱を鎮圧するために
設立されたのです -
5:18 - 5:21このように権力が集中していたので
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5:21 - 5:26シュタージは「国家の中にある国家」と
呼ばれていました -
5:26 - 5:28シュタージが用いたツールを
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5:28 - 5:31もっと詳しく見てみましょう
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5:31 - 5:32覚えておいて頂きたいのは
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5:32 - 5:36当時はインターネットもスマートフォーンも
発明されていなかった時代です -
5:36 - 5:40シュタージは人々を調査するために
もちろん -
5:40 - 5:43ありとあらゆる
技術的な道具を用いました -
5:43 - 5:45電話には盗聴器が仕掛けられました
-
5:45 - 5:49西ドイツの首相の電話も対象でした
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5:49 - 5:52またアパートも盗聴していました
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5:52 - 5:55毎日 9万通の手紙が
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5:55 - 5:59この器械で開封されました
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5:59 - 6:02シュタージは特訓を受けたスパイや
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6:02 - 6:05隠しカメラで何万人もの人々の
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6:05 - 6:09行動を逐一記録していました
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6:09 - 6:12この写真には私たちが今ここにいる
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6:12 - 6:15建物の前に立っている
若者としての私をご覧になれますが -
6:15 - 6:19これはシュタージのスパイによって
撮影されたものです -
6:19 - 6:23シュタージは人々の臭いですら
収集していました -
6:23 - 6:27密閉した瓶に保存されたサンプルが
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6:27 - 6:31平和革命の後に発見されました
-
6:31 - 6:35このような各任務は
非常に専門家された部署によって -
6:35 - 6:38行なわれていました
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6:38 - 6:40電話の盗聴は
-
6:40 - 6:42手紙を検閲する部署とは
-
6:42 - 6:44完全に独立していました
-
6:44 - 6:46これには理由がありました
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6:46 - 6:50あるスパイがシュタージをやめても
彼の知る情報を -
6:50 - 6:52僅かなものに限定できるからです
-
6:52 - 6:56これは例えば スノーデンのケースと
対照的です -
6:56 - 6:59一方 組織の縦の役割を
特殊化することも -
6:59 - 7:02観察の対象に
-
7:02 - 7:04いかなる感情移入をも
防ぐ意味で重要でした -
7:04 - 7:07私を追尾していたスパイは
-
7:07 - 7:09私が誰であり 何のために
-
7:09 - 7:11追尾するのか知りませんでした
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7:11 - 7:12実際 私は西側から東ドイツへ
-
7:12 - 7:15禁書を持ち込みました
-
7:15 - 7:18しかしシュタージはとりわけ
-
7:18 - 7:21スパイ つまり
組織に密かに通報する人間を -
7:21 - 7:26重視した点が特徴的でした
-
7:26 - 7:27国家安全省大臣にとって
-
7:27 - 7:30いわゆる非公式要員が
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7:30 - 7:33最も重要でした
-
7:33 - 7:391975年以降 20万人
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7:39 - 7:41つまり人口の1%以上の人々が
-
7:41 - 7:46シュタージと常時 協力していました
-
7:46 - 7:49ある意味 大臣のやり方は
理が適っていました -
7:49 - 7:51技術的な装置は
-
7:51 - 7:54人々の行動を記録することしかできませんが
-
7:54 - 7:58密告者やスパイは
-
7:58 - 7:59人々が企んでいることや
-
7:59 - 8:02考えていることを報告できるからです
-
8:02 - 8:07それが故に シュタージはこれほど多くの
密告者を雇っていました -
8:07 - 8:09彼らを雇い
-
8:09 - 8:12「教育」する方法は
-そのように言われていましたが- -
8:12 - 8:15とても洗練されたものでした
-
8:15 - 8:18ここから遠くない場所に
-
8:18 - 8:20シュタージの大学がありました
-
8:20 - 8:22そこでは役人を対象とした
-
8:22 - 8:24方法論が考え出され
教えられました -
8:24 - 8:28このガイドラインには
-
8:28 - 8:31知り合いを裏切らせるための
-
8:31 - 8:33知り合いを裏切らせるための
-
8:33 - 8:37一つ一つのステップが
詳細に書かれています -
8:37 - 8:40圧力をかけられ密告者になったと
-
8:40 - 8:42よく耳にしますが
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8:42 - 8:44それは多くの場合正しくありません
-
8:44 - 8:48無理強いされた密告者の働きは
芳しくありません -
8:48 - 8:51求められている情報を
教えたがる者こそ -
8:51 - 8:54効率的な密告者なのです
-
8:54 - 8:59シュタージに協力した者達には大抵
-
8:59 - 9:04政治的信念や報奨がありました
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9:04 - 9:07役人たちは密告者たちとの
-
9:07 - 9:11個人的なつながりを作ろうとしており
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9:11 - 9:16正直いえば
シュタージの例が示すように -
9:16 - 9:19他人を裏切らせることは
-
9:19 - 9:23難しいことではありません
-
9:23 - 9:27イブラヒム・ベーメのように
東ドイツの反体制派の -
9:27 - 9:28トップでありながら
-
9:28 - 9:32シュタージに協力するものもいました
-
9:32 - 9:35彼は1989年の平和革命の
リーダーであり -
9:35 - 9:39彼が密告者であったことが
明らかになるまで -
9:39 - 9:44自由体制になって初の東ドイツ首相に
選ばれようとされていたのです -
9:44 - 9:48スパイのネットワークは実に
広範囲でした -
9:48 - 9:50ほとんどすべての組織に
-
9:50 - 9:53教会や 西ドイツにさえも
-
9:53 - 9:56多くの密告者がいました
-
9:56 - 9:59こんな事がありました
シュタージのリーダー的な役人に -
9:59 - 10:02「私に密告者を送っても
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10:02 - 10:05きっと気が付くさ」と言いました
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10:05 - 10:07すると彼はこう答えました
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10:07 - 10:08「誰も送りつけてはいないね
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10:08 - 10:11君の周りの人間を利用しただけさ」
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10:11 - 10:14実際 私の2人の親友が
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10:14 - 10:18シュタージに密告していたのでした
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10:18 - 10:21私の場合に限らず
密告者はとても近くにいたのです -
10:21 - 10:25たとえば 別の反体制派のリーダー
ヴェラ・ラングスフェルドの場合 -
10:25 - 10:29夫が彼女をスパイしていました
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10:29 - 10:32有名な作家が兄弟に裏切られていた
ケースもあります -
10:32 - 10:36これはジョージ・オーウェルの小説
『1984』を思い起こさせます -
10:36 - 10:39この話では 一見 唯一の信頼に足ると
思われた人物が -
10:39 - 10:42密告者でした
-
10:42 - 10:46ではなぜシュタージは全ての情報を
-
10:46 - 10:48資料保管庫に保存したのでしょうか
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10:48 - 10:52主な目的は社会を管理することでした
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10:52 - 10:54シュタージの長官はことあるごとに
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10:54 - 10:57「誰が何者か確かめろ」
と言っていました -
10:57 - 11:00つまり「誰が何を考えているか調べろ」
ということです -
11:00 - 11:02彼は誰かが反体制ののろしを上げるまで
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11:02 - 11:04待つことをしませんでした
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11:04 - 11:06誰が何を考え 企んでいるのか
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11:06 - 11:09予め知りたがっていたのです
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11:09 - 11:12東ドイツの国民は
不信感と -
11:12 - 11:15恐怖の広まった状態を作りだす
全体主義体制において -
11:15 - 11:19周りは密告者だらけであることを
-
11:19 - 11:22もちろん知っていました
-
11:22 - 11:26これはいかなる独裁政権においても
人々を抑圧する -
11:26 - 11:28最も重要な手段であったのです
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11:28 - 11:31それゆえに 共産党体制に
-
11:31 - 11:35立ち向かおうとする東ドイツの人々は
あまりいませんでした -
11:35 - 11:39そういう者に対し シュタージはしばしば
-
11:39 - 11:42実に残虐な手段をとりました
-
11:42 - 11:44「チェルゼッツン」と呼ばれたもので
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11:44 - 11:48もう1つのガイドラインに
記述されていました -
11:48 - 11:51この意味を正確に訳すことは
難しいのですが -
11:51 - 11:55「生物分解」という意味からきています
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11:55 - 11:58しかし これは実際のところ
意味をとても正確に表しています -
11:58 - 12:02目的は人々のもつ自信を
-
12:02 - 12:04密かにぶち壊すことです
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12:04 - 12:08例えば 評判を貶めたり
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12:08 - 12:11仕事で失敗するように仕向けたり
-
12:11 - 12:16人間関係を壊すのです
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12:16 - 12:21東ドイツは とても現代的な
専制政治だったともいえるでしょう -
12:21 - 12:25シュタージは反体制派の人々を
全員逮捕しようとはしませんでした -
12:25 - 12:28彼らを麻痺させることを優先したのです
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12:28 - 12:31大量の個人情報を有し
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12:31 - 12:34多くの組織に通じていたことから
-
12:34 - 12:38成し得たことです
-
12:38 - 12:41人々を拘束することは
-
12:41 - 12:43あくまで最終手段でした
-
12:43 - 12:46拘束のために
シュタージは各州に1つずつ -
12:46 - 12:4917の再拘束のための牢獄を
有していました -
12:49 - 12:52ここでは シュタージは
-
12:52 - 12:56とても現代的な拘束手段すら
開発しました -
12:56 - 12:58尋問する役人は たいてい
-
12:58 - 13:01囚人を拷問にかけたりせず
-
13:01 - 13:04かわりに 洗練された方法で
-
13:04 - 13:06精神的な圧力をかけました
-
13:06 - 13:10中心となるのは完全な隔離です
-
13:10 - 13:12ほとんど全ての囚人が
-
13:12 - 13:16証言へと追いやられました
-
13:16 - 13:18ベルリンにある
-
13:18 - 13:21旧シュタージの牢獄を訪れて
-
13:21 - 13:25元政治犯の囚人による
ガイドツアーに参加すれば -
13:25 - 13:28これがどのように行われたか
説明してくれるでしょう -
13:28 - 13:31もう1つ答えるべき問題があります
-
13:31 - 13:33シュタージがそれほどまでに上手く
-
13:33 - 13:37機能していたのならば
なぜ共産党体制は崩壊したのでしょうか? -
13:37 - 13:42まず第1に
1989年 東ドイツの首脳部は -
13:42 - 13:44広がる抗議運動に
-
13:44 - 13:47どう対処したらいいか分りませんでした
-
13:47 - 13:49特に 社会主義の生みの親である
-
13:49 - 13:52ソビエト連合で
-
13:52 - 13:53より自由な政策が
-
13:53 - 13:57とられたことから困惑しました
-
13:57 - 13:59それに加え 体制は
-
13:59 - 14:03西ドイツからの借款に依存していました
-
14:03 - 14:05それゆえ 反乱を鎮圧せよという命令が
-
14:05 - 14:08シュタージに出されませんでした
-
14:08 - 14:12第2に
共産主義者のイデオロギーに対し -
14:12 - 14:15批判することはできませんでした
-
14:15 - 14:17逆に指導者たちは
-
14:17 - 14:20社会主義は完全であるという
信条に縛られ -
14:20 - 14:24もちろんシュタージも
これに倣わなければなりませんでした -
14:24 - 14:26その結果
-
14:26 - 14:29体制側はせっかく収集したデータから
-
14:29 - 14:33真の問題を洗い出すことができず
-
14:33 - 14:36よって 問題を解決することが
できませんでした -
14:36 - 14:38そしてついに シュタージは
-
14:38 - 14:40自らを防御する
-
14:40 - 14:44組織体制が原因となって死に至りました
-
14:44 - 14:46シュタージの最期は
-
14:46 - 14:48悲劇的でした
-
14:48 - 14:50役人たちは
-
14:50 - 14:53平和革命が進行する中で
たった1つのことに -
14:53 - 14:55専念しなければ ならなかったからです
-
14:55 - 14:58数十年間の間に
-
14:58 - 15:01書き続けてきた文書を破棄することです
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15:01 - 15:03幸いにも
-
15:03 - 15:07人権擁護者たちに
これは阻止されました -
15:07 - 15:10そのおかげで今日
ファイルを調べることにより -
15:10 - 15:11諜報国家がどう機能するのか
-
15:11 - 15:14より良く理解することが出来ます
-
15:14 - 15:16有難うございました
-
15:16 - 15:20(拍手)
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15:25 - 15:31ブルーノ・ジュッサーニ:
有難う 本当に有難うございます -
15:31 - 15:33フバタスさん
いくつか質問があります -
15:33 - 15:36先週から (元シュタージの)
スピーゲル氏がここに来ていて -
15:36 - 15:41「NSAはシュタージの同類」
と発言しています -
15:41 - 15:44先ほど私の祖国(スイス)の隣国である
-
15:44 - 15:47東ドイツのスパイと密告者について
語られましたが -
15:47 - 15:49この2つの話に直接的な関連が
ありますか -
15:49 - 15:51それとも ありませんか?
-
15:51 - 15:53これを見て歴史家として
どう思われましたか? -
15:53 - 15:55クナーベ: 私は様々な観点から
-
15:55 - 15:57述べる必要があると思いますが
-
15:57 - 16:00まず最初に
同じくデータを収集する行為であっても -
16:00 - 16:04目的が異なっていると思います
-
16:04 - 16:06テロリストの攻撃から
-
16:06 - 16:08国民を守るためなのか
-
16:08 - 16:11それとも国民を抑圧するためなのか?
-
16:11 - 16:13これは根本的に異なっています
-
16:13 - 16:15しかし一方で
-
16:15 - 16:19民主主義社会においても
こういった手段が濫用される可能性があり -
16:19 - 16:21注意を払ってこれを
-
16:21 - 16:23阻止しなければなりません
-
16:23 - 16:26また諜報機関は
-
16:26 - 16:29ルールを守らなければなりません
-
16:29 - 16:303つ目のポイントは
-
16:30 - 16:34我々は民主主義の国にいて
とても幸せで有り得ることです -
16:34 - 16:37一方 ロシアや中国はともに
きっと同じようなこと(諜報)を -
16:37 - 16:39行なっているのですから
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16:39 - 16:40でも誰もそれを語ったりしません
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16:40 - 16:43そんな(危険な)ことは
出来ないのですから -
16:43 - 16:48(拍手)
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16:49 - 16:51昨年7月に
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16:51 - 16:54シュタージの件が初めて暴露された時
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16:54 - 16:56あなたはドイツ法廷で
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16:56 - 16:59刑事告訴しましたね
どうしてですか? -
16:59 - 17:03先ほど申し上げた
2つ目のポイントにあります -
17:03 - 17:06とりわけ民主主義において
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17:06 - 17:09ルールは皆のためにあると
考えています -
17:09 - 17:11皆のためのルールですから
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17:11 - 17:15いかなる組織もこれを破ってはなりません
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17:15 - 17:17ドイツの刑法には
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17:17 - 17:19裁判所の許可がない限り
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17:19 - 17:21盗聴してはならないと書かれています
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17:21 - 17:25幸いにもドイツの刑法に
明記されているのですから -
17:25 - 17:29これが守られていないのならば
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17:29 - 17:31捜査されるべきでしょう
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17:31 - 17:33ドイツの検察官が
本件の捜査を始めるまで -
17:33 - 17:35かなりの時間がかかり
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17:35 - 17:39アンゲラ・メルケル首相の件が
初の事例となりましたが -
17:39 - 17:42国内に住む他の人々の
捜査は始まっていません -
17:42 - 17:44驚きはしませんよ
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17:44 - 17:46(拍手)-
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17:46 - 17:50お話を伺った後ですからね
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17:50 - 17:52外部から見れば
ドイツに住んでいない者から見れば -
17:52 - 17:54ドイツ人は
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17:54 - 17:57もっと力強く 迅速に行動すべきでしょう
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17:57 - 18:00しかし メルケル首相が
盗聴されていると発覚して -
18:00 - 18:02初めて人々は反応しました
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18:02 - 18:05なぜでしょうか?
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18:05 - 18:07国民がドイツの民主主義を
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18:07 - 18:11安全だと感じている証拠です
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18:11 - 18:14逮捕されるのだと恐れることもなく
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18:14 - 18:17このカンファレンスの後
ホールを後にする時 -
18:17 - 18:19秘密警察が立ちはだかって
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18:19 - 18:22自分を逮捕するなどと
誰も思っていないでしょう -
18:22 - 18:23ですから良い兆候だと思います
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18:23 - 18:26国民は以前の様に恐れていません
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18:26 - 18:31しかし勿論のこと 公共機関は
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18:31 - 18:33ドイツ国内であれどこであれ
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18:33 - 18:36不法な行動を抑止する義務があるでしょう
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18:36 - 18:39個人的な質問ですが
これで最後にします -
18:39 - 18:42ドイツでは エドワード・スノーデンの亡命を
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18:42 - 18:43認めようという議論がありました
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18:43 - 18:46これに賛成ですか それとも反対ですか?
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18:46 - 18:48これは難しい質問ですね
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18:48 - 18:49でも質問されたので
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18:49 - 18:51正直に答えますと
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18:51 - 18:53亡命を認めて良いと思います
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18:53 - 18:55というのも 彼はとても勇敢で
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18:55 - 18:58自分の人生や家族 そして全てを
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18:58 - 18:59犠牲にしたからです
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18:59 - 19:02このような人々のために
何かをすべきだと考えます -
19:02 - 19:07とりわけ ドイツの歴史を振り返ってみると
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19:07 - 19:09多くの人々が国外に脱出し
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19:09 - 19:11亡命を求めましたが
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19:11 - 19:13これは叶いませんでした
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19:13 - 19:16ですからスノーデンの亡命を認めることは
良いことなのです -
19:16 - 19:17(拍手)
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19:17 - 19:24フベタスさん どうも有難うございました
- Title:
- 諜報国家のやましい秘密
- Speaker:
- フバタス・クナーベ
- Description:
-
シュタージとして知られている、東ドイツの国家安全保障機関の深い闇の世界へとご案内します。1989年にベルリンの壁が崩壊するまで、シュタージは独特かつ強力な方法で市民を偵察し、検閲システムと精神的な圧力をかけることによって、国を数十年間巧妙に管理しました。フバタス・クナベは彼を偵察したシュタージについて研究しています。彼は検閲国家の崩壊に関する驚きの事実を詳細に語り、人々がいとも簡単に隣人の敵と成り得たことを紹介します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:38
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Masako Kigami edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Masako Kigami edited Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state | ||
Masako Kigami accepted Japanese subtitles for The dark secrets of a surveillance state |