危機におけるリーダーのあり方とは
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0:00 - 0:02偉大なリーダーといえば
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0:02 - 0:06困難や苦境の中を導いてくれる
不屈のキャプテンという印象があります -
0:06 - 0:11データと豊富な経験を備え
自信と気概にあふれるリーダーは -
0:11 - 0:15経営と政治において
常々 重んじられてきました -
0:15 - 0:17しかし時折 特に近頃顕著なのですが
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0:17 - 0:20あまりに急を要する
前代未聞の危機が発生し -
0:20 - 0:23あらゆる常識がひっくり返される
という事態になります -
0:23 - 0:25[シリーズ 働き方]
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0:25 - 0:27[協賛 Dropbox]
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0:27 - 0:29ひとつ確実に言えるのは
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0:29 - 0:30今後も激動は続くということです
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0:30 - 0:33あらゆるものが繋がり合う時代では
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0:33 - 0:35政変ひとつや
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0:35 - 0:38爆発的に拡散した動画ひとつや
遠方で起きた津波ひとつや -
0:38 - 0:42小さなウィルスひとつが
世界中を震撼させることもあります -
0:42 - 0:44波乱は恐怖を生み
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0:44 - 0:46その真っ只中では
人々は安心を求めるため -
0:46 - 0:48リーダーたちは
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0:48 - 0:53強さ、自信、不変を連想させる
常套句を使いがちですが -
0:53 - 0:54効果はありません
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0:55 - 0:57戦略を改めなければなりません
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0:57 - 0:591つめ この種のリーダーシップには
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0:59 - 1:03率直で頻繁なコミュニケーションが必要です
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1:03 - 1:07では 確実性や明確性が乏しい時勢において
リーダーはどうすればいいのでしょう -
1:07 - 1:10CEOであれ 首相であれ
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1:10 - 1:13中間管理職であれ
あるいは校長先生であれ -
1:13 - 1:16激動の時こそ
いっそうの謙虚さが必要です -
1:16 - 1:17十分な知識もないのに
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1:17 - 1:20答えを知っているふりをしたところで
何にもなりません -
1:20 - 1:24波乱の中においては
知っていることは共有し -
1:24 - 1:26知らないことは知らないと認めるのです
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1:26 - 1:30不思議なことに このような正直さは
人々の心理的な安心感を高めはしても -
1:30 - 1:32弱めはしません
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1:32 - 1:37例えば パンデミックで 航空業界が
まさに一夜にして大打撃を受けた際 -
1:37 - 1:39デルタ航空のCEO エド・バスティアンは
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1:39 - 1:41従業員とのコミュニケーションを
いっそう密にしました -
1:41 - 1:45壊滅的な事態に直面する中で
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1:45 - 1:47先行きの不透明さにもかかわらずです
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1:47 - 1:482020年の一時期は
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1:48 - 1:511日に1億ドル以上の損失を出しており
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1:51 - 1:55もっと情報を集めてから
行動に移したほうが -
1:55 - 1:56よほど楽だったはずです
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1:56 - 1:58しかし できるリーダーは激動の中でも
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1:58 - 2:00逃げ隠れしないものです
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2:00 - 2:02むしろ バスティアンの言葉を借りれば
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2:02 - 2:04圧倒的にコミュニケーションが重要なのは
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2:04 - 2:07答えを知っている時よりも
答えを知らない時なのです -
2:07 - 2:112つめは 情報が不完全であっても
至急 行動することです -
2:11 - 2:13正解を知らないと認めることは
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2:13 - 2:15何もしないでいいということではありません
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2:15 - 2:18情報がもっと欲しいと思うのは
もっともなことですが -
2:18 - 2:22迅速な行動こそが 情報をさらに得る
唯一の方法であることも多いのです -
2:22 - 2:25手をこまねいていては 周りは
どうすればいいか分からず不安になります -
2:25 - 2:28ニュージーランドの首相
ジャシンダ・アーダーンが -
2:28 - 2:33コロナ危機の際に いち早く
4段階の警戒システムを導入した時 -
2:33 - 2:36何を基準とするかという情報が
不足していました -
2:36 - 2:37答えが出ていないのにもかかわらず
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2:37 - 2:41アーダーン首相は ためらわずに
国民に危険を知らせました -
2:41 - 2:43当初はレベル2の設定でしたが
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2:43 - 2:47わずか2日後 件数増加を受けて
レベル4に引き上げました -
2:48 - 2:50これで全国規模のロックダウンが発動し
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2:50 - 2:53おかげで数えきれないほどの命が
守られたはずです -
2:53 - 2:56後に 件数が落ち着き始めると
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2:56 - 3:00首相は この新たな情報を元に
次の決断を下したのでした -
3:00 - 3:033つめ リーダーたる者
理念や信条が揺らいではなりません -
3:03 - 3:06目標や状況が変わったとしてもです
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3:06 - 3:09信条は まったく先が見えない時に
道を照らす光となります -
3:09 - 3:11顧客満足を心がけているのなら
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3:11 - 3:14激動の時も 守り通しましょう
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3:14 - 3:16安全と衛生を価値観の中心に据えているのなら
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3:17 - 3:19それを あらゆる決断の礎にしましょう
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3:19 - 3:24そのためには 自分の価値観について
徹底的に正直である必要があります -
3:24 - 3:27そうすれば あなたの一貫性が
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3:27 - 3:30計画にではなく 価値観に表れます
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3:30 - 3:33アーダーン首相が
首尾一貫して見せた明確な理念は -
3:33 - 3:34人命を守ることでした
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3:34 - 3:40当面の目標が 疾病予防から
医療制度の整備に変わり -
3:40 - 3:42最終的に経済活性化へと移っても
変わりませんでした -
3:42 - 3:45最後 4つめは
力を分け与えることです -
3:45 - 3:49激動の時は 本能的に よりいっそう
手綱を握りたくなるものですが -
3:49 - 3:50それでは逆効果です
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3:50 - 3:53リーダーシップを見せる
もっとも効果的な方法のひとつは -
3:53 - 3:55直感には反しますが
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3:55 - 3:57権力を周りの人間と分け合うことです
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3:57 - 3:58実践するためには
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3:58 - 4:02一人では無理だと明確に意思表示し
助けを求める必要があります -
4:02 - 4:04これは 人々に目的意識を与え
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4:04 - 4:06革新が起こるきっかけにもなります
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4:06 - 4:07危機においては
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4:07 - 4:11自分には何もできないという無力感ほど
恐ろしいものはないからです -
4:11 - 4:14激変の中では このような
新しいタイプのリーダーが支持されます -
4:14 - 4:19人々はリーダーの地図ではなく
コンパスを信頼するからです -
4:19 - 4:22リーダーは 最新の情報を元に
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4:22 - 4:24正しい進路を選んだ そして
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4:24 - 4:26今後も情報共有を続けてくれるだろう
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4:26 - 4:28何よりも 人として信頼できる
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4:28 - 4:32何度でも 進むべき道を見つける
力になりたいと -
4:32 - 4:34思うのです
- Title:
- 危機におけるリーダーのあり方とは
- Speaker:
- エイミー・C・エドモンドソン
- Description:
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謙虚さ、透明性そして迅速さは、組織の大小に関係なく、立ちはだかる困難を上手く乗り越えていくための舵取りには不可欠な要素です。リーダーシップの専門家であるエイミー・C・エドモンドソンが、難局を乗り切ろうとするリーダーに向け、明確なアドバイスと実例を紹介していきます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 04:34
Riaki Ponist approved Japanese subtitles for How to lead in a crisis | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for How to lead in a crisis | ||
Hiroshi Yasuda accepted Japanese subtitles for How to lead in a crisis | ||
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