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Predatory Romance in Harrison Ford Movies

  • 0:04 - 0:10
    ハリソン・フォードは映画史上
    最も象徴的な男性ヒーローを演じてきた
  • 0:11 - 0:17
    映画の文化的影響はとても大きい
  • 0:17 - 0:24
    若い男性の多くが彼の映画から
    男らしさの理想を学んだだろう
  • 0:24 - 0:30
    映画は男らしさの教育資源を提供した
  • 0:32 - 0:37
    ハン・ソロ インディアナ・ジョーンズ
    リック・デッカードには多くの共通点がある
  • 0:37 - 0:41
    自分の欲しいものは
    何としてでも手に入れる
  • 0:42 - 0:48
    自己中心的だが最終的には
    いい人と見られる
  • 0:50 - 0:54
    私は大人になってから
    ハリソン・フォードの映画を何十回と観た
  • 0:56 - 1:02
    大人になってもう一度見ると
    その共通点に驚いた
  • 1:02 - 1:04
    悪い点に
  • 1:06 - 1:10
    子供の頃は気づかなかった
  • 1:11 - 1:15
    あるいはそれを表す言葉を知らなかった
  • 1:16 - 1:20
    "なんだか よくない感じがする"
  • 1:20 - 1:22
    "ああ"
  • 1:23 - 1:29
    彼が演じる男性は 女性をひどく扱う
  • 1:29 - 1:35
    ここではその4つの
    象徴的なシーンを見ていこう
  • 1:35 - 1:39
    そこには危険なパターンがある
  • 1:39 - 1:44
    恋愛的でありながらも
    よく似た関係が存在する
  • 1:44 - 1:48
    捕食者と被捕食者の関係だ
  • 1:49 - 1:55
    批評家はスターウォーズ三部作では
    帝国の逆襲が一番いいと言う
  • 1:55 - 1:59
    暗いトーンの中に人物描写が光る
  • 1:59 - 2:03
    ハン・ソロとレイア姫の関係もそうだ
  • 2:04 - 2:10
    最初の時点で二人は恋愛関係にはなかった
  • 2:10 - 2:13
    むしろ緊張してもいた
  • 2:13 - 2:14
    "離して"
  • 2:16 - 2:17
    "離してよ"
  • 2:17 - 2:19
    "興奮するな"
  • 2:19 - 2:23
    "あなたに抱かれても興奮はしません"
  • 2:23 - 2:27
    "悪かったな 俺は忙しいんだ"
  • 2:28 - 2:35
    映画史上最もロマンチックと言われる
    次のシーンに焦点を当てたい
  • 2:36 - 2:44
    レイア姫が何回直接的または間接的に
    ハンに興味がないことを示したか数えよう
  • 2:48 - 2:51
    "おい姫様 手伝いたいだけだ"
  • 2:51 - 2:54
    "その呼び方やめてくれる?"
  • 2:54 - 2:55
    "いいぜレイア"
  • 2:56 - 2:58
    "ややこしい人"
  • 2:58 - 3:00
    "ああ その通りだ"
  • 3:00 - 3:03
    "でも厳しすぎないか"
  • 3:03 - 3:06
    "悪い奴だとは思ってないだろ?"
  • 3:08 - 3:10
    "時々は そうね"
  • 3:10 - 3:13
    "ろくでなしみたいじゃない時は"
  • 3:13 - 3:14
    "ろくでなし?"
  • 3:15 - 3:16
    "ろくでなし?"
  • 3:19 - 3:20
    "いい響きだ"
  • 3:21 - 3:22
    "やめて"
  • 3:22 - 3:24
    "何を?"
  • 3:24 - 3:26
    "やめて 手が汚れてる"
  • 3:26 - 3:29
    "俺の手もだ 何を怖がってる?"
  • 3:29 - 3:30
    "怖がる?"
  • 3:30 - 3:31
    "震えてる"
  • 3:32 - 3:33
    "震えてない"
  • 3:35 - 3:40
    "俺がろくでなしだから好きなんだ
    初めて会ったから"
  • 3:40 - 3:43
    "私はいい人が好き"
  • 3:43 - 3:44
    "俺はいい人だ"
  • 3:49 - 3:52
    "逆噴射の準備ができました"
  • 3:52 - 3:54
    話が進展するこのシーンには
  • 3:54 - 4:01
    男性性と男女の恋についての
    たくさんのメッセージが含まれている
  • 4:01 - 4:04
    シーンは1分半だが
  • 4:04 - 4:11
    女性は言語的にも非言語的にも
    8回に渡って男性を拒否し
  • 4:11 - 4:14
    男性はそれをすべて無視する
  • 4:15 - 4:18
    異論はあるだろう
  • 4:18 - 4:25
    彼女は表面では拒否しているが
    内心では望んでいるのだと
  • 4:25 - 4:29
    だから彼は無視していい
  • 4:29 - 4:33
    実際そう解釈するように
    作られているのだろう
  • 4:33 - 4:35
    そこに問題がある
  • 4:36 - 4:41
    女性がノーと言っていても
    本当はそういう意味じゃない
  • 4:41 - 4:48
    女性のノーは恋愛ゲームであり
    簡単には落ちない女を演じている
  • 4:48 - 4:54
    そう表現することで 落ちるまで
    圧力をかけ続けることを正当化する
  • 4:56 - 4:58
    次の映画も有名だ
  • 4:59 - 5:03
    ここでもハリソン・フォードは
    同じ行動を見せる
  • 5:03 - 5:10
    女性のノーを聞かないだけでなく
    力づくで手に入れにいく
  • 5:10 - 5:12
    "連れてきてやったんだ"
  • 5:13 - 5:16
    "少し口を閉じてろ"
  • 5:16 - 5:18
    "わかったか 嬢ちゃん"
  • 5:18 - 5:20
    "連れてきてやった?"
  • 5:20 - 5:24
    "あんたが私に夢中になってたんでしょ"
  • 5:24 - 5:25
    "そうか?"
  • 5:26 - 5:33
    「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で
    ラストで女性はうんざりしていた
  • 5:33 - 5:37
    何度も命の危険にさらされて
  • 5:38 - 5:44
    だから別の冒険に誘われた時
    明確な言葉で拒否した
  • 5:44 - 5:46
    "デリーまでは長い"
  • 5:46 - 5:50
    "結構よ もうあなたとは旅はしない"
  • 5:50 - 5:54
    "また二人で一緒に楽しもう"
  • 5:54 - 6:01
    "私がデリーでもどこでも
    またあなたと行くと思ってるの?"
  • 6:01 - 6:07
    "私はミズーリに帰る
    二度とヘビを食べないためにね"
  • 6:07 - 6:10
    "私は楽しかったと思ってない"
  • 6:10 - 6:14
    女性は明確に同行を拒否している
  • 6:14 - 6:15
    しかし彼は聞かない
  • 6:15 - 6:18
    "すみません デリーへガイドを…"
  • 6:20 - 6:26
    彼は女性を物理的に連れ戻し キスする
  • 6:26 - 6:33
    女性はその攻撃的行為にも関わらず
    肯定的な反応を見せたことに注意しよう
  • 6:36 - 6:41
    その反応が女性の神話を強化する
  • 6:41 - 6:45
    ノーと言っていても本当は違うと
  • 6:45 - 6:52
    このシーンには他にも危険なメッセージが
    含まれているが あとにしよう
  • 6:53 - 6:57
    次の映画は「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」
  • 6:57 - 7:04
    この時点ではまだ二人は恋愛関係にない
  • 7:04 - 7:07
    "怒ってはいないだろ?"
  • 7:07 - 7:08
    "いいえ"
  • 7:08 - 7:11
    "いいえ? 気に入ってるだろ"
  • 7:11 - 7:15
    "私が同じことしてたら
    あなたはまだ桟橋にいた"
  • 7:17 - 7:19
    "何が起きてる?"
  • 7:19 - 7:24
    "君に会ってから災難続きだ"
  • 7:24 - 7:30
    "おやじが何か重要なものを見つけたからだ"
  • 7:30 - 7:35
    "俺は俺のやり方でやるべきことをする"
  • 7:38 - 7:40
    "キスするなんて"
  • 7:40 - 7:45
    ここにはさらに危険な概念がある
  • 7:45 - 7:50
    ここで終われば男性がすべきではないことの
    教訓となったかもしれない
  • 7:51 - 7:57
    この女性キャラは今まで見てきた
    危険な神話を強化する
  • 7:57 - 8:01
    "気の早い女は好きじゃない"
  • 8:01 - 8:04
    "私も偉そうな男は嫌い"
  • 8:05 - 8:09
    女性は密かに男性に押し倒されたい
    と思っているという概念を
  • 8:13 - 8:19
    2つのシーンはどちらも面白いが
    どちらも有害な概念を強化する
  • 8:19 - 8:22
    女性の怒りは本物じゃない
  • 8:22 - 8:28
    女性の怒りは男性への誘いなのだと
  • 8:33 - 8:39
    私は長らく「ブレードランナー」が
    好きだと言ってきた
  • 8:39 - 8:41
    今では違う
  • 8:42 - 8:50
    リドリー・スコットの1982年の傑作は
    ハリソン史上最も有害なシーンを含んでいる
  • 8:50 - 8:57
    主人公の性的加害を恋愛として描いている
  • 8:59 - 9:01
    あらすじを説明しよう
  • 9:01 - 9:10
    主人公はある女性に彼女の記憶が偽物であり
    彼女が人間ではなく機械であることを告げる
  • 9:10 - 9:16
    主人公の仕事はそんな機械を殺すことだ
  • 9:17 - 9:21
    デッカードは酔っていて
    レイチェルは混乱している
  • 9:23 - 9:27
    彼はその隙を利用して彼女にキスをする
  • 9:32 - 9:37
    女性が何も反応しないともう一度する
  • 9:38 - 9:44
    女性は離れ 立ち上がってドアに向かう
  • 9:44 - 9:47
    だが見てきた通り
  • 9:47 - 9:50
    ヒーローはノーを認めない
  • 9:51 - 9:55
    ここが一線を越えたところだ
  • 9:59 - 10:04
    デッカードは拒絶に怒り 暴力的になる
  • 10:07 - 10:13
    ドアを閉め 女性を窓に叩きつけて
    そこから動けないようにする
  • 10:13 - 10:16
    女性にキスすると 音楽が変わり
  • 10:17 - 10:22
    観客にこれがロマンスであると
    示しているようだ
  • 10:25 - 10:30
    このシーンには暴力の暗示が
    のしかかっている
  • 10:31 - 10:33
    "キスしろ"
  • 10:33 - 10:38
    危険なメッセージが多く含まれている
  • 10:38 - 10:41
    女性に関する神話だ
  • 10:43 - 10:48
    ここでも女性は肯定的反応を示している
  • 10:49 - 10:51
    だが別の要素もある
  • 10:51 - 10:55
    ここで男性は卑劣な戦術を使っている
  • 10:56 - 11:01
    理解するためにもう一度見てみよう
  • 11:02 - 11:06
    女性を窓に押し付けながら
    キスをするよう要求する
  • 11:06 - 11:07
    "キスしろ"
  • 11:07 - 11:11
    女性が抵抗しても聞かない
  • 11:12 - 11:13
    "キスして と言え"
  • 11:13 - 11:16
    女性から頼むよう命令する
  • 11:17 - 11:18
    "キスして"
  • 11:19 - 11:22
    何が起きてるかは明白だ
  • 11:22 - 11:30
    デッカードは物理的攻撃をして脅しながら
    レイチェルに同意することを強制している
  • 11:40 - 11:48
    デッカードは責任をレイチェルに移している
  • 11:48 - 11:52
    この行為は彼女のせいだと
  • 11:52 - 11:56
    行為を求めるよう強制している
  • 11:59 - 12:07
    これはDVをする男性がよく使う
    特に卑劣な感情操作の形だ
  • 12:07 - 12:10
    「ブレードランナー」は
    危機にある男の話だ
  • 12:10 - 12:16
    仕事 世界 自分の人間性が揺らいでいる
  • 12:17 - 12:25
    しかし男は内面の葛藤に向き合う代わりに
    力を女性に行使することで自己を確認する
  • 12:29 - 12:35
    ハリソン・フォードはハリウッドでの
    男らしさの模範だと言えるだろう
  • 12:35 - 12:41
    長い間映画のお手本となっていた
  • 12:42 - 12:48
    彼の映画は男になる方法を教えてくれた
    いい男 いいヒーローになる方法を
  • 12:52 - 13:01
    しかしまた男の子が真似すべき
    性的な攻撃も教えている
  • 13:01 - 13:07
    女性の個人的領域に侵入し
    何度も積極的に攻め
  • 13:07 - 13:11
    不安な状況に追い込み 拒否させる
  • 13:11 - 13:15
    ナンパ師が教える戦略だ
  • 13:15 - 13:21
    性的加害文化の中心にあるのは
    捕食者的世界観だ
  • 13:21 - 13:30
    もちろん性的加害と恋愛の混同は
    ハリソン映画以外にも見られる
  • 13:34 - 13:42
    捕食者的男らしさは
    ハリウッドの長年の伝統の一部だ
  • 13:52 - 13:59
    「ブレードランナー」から30年間
    ほとんど何も変わっていない
  • 14:00 - 14:06
    2015年の「007 スペクター」もそうだ
  • 14:07 - 14:08
    "あなたね"
  • 14:09 - 14:12
    "あなたが夫を殺した"
  • 14:12 - 14:16
    "彼は殺し屋だった
    承知はしているさ"
  • 14:21 - 14:26
    動きが物語っている
  • 14:26 - 14:31
    男性は前に進み続け
    女性は後ろに下がり続ける
  • 14:31 - 14:34
    "信用できない"
  • 14:34 - 14:36
    "いい勘だ"
  • 14:36 - 14:38
    ジェームズ・ボンドは捕食者の役だ
  • 14:38 - 14:42
    ゆっくり追い詰めていく
  • 14:42 - 14:47
    ボンドの暴力の暗示が
    この作用を作り出している
  • 14:47 - 14:50
    「ブレードランナー」のように
  • 14:56 - 15:02
    ここでも攻撃的な性質が
    ロマンスとして描かれている
  • 15:02 - 15:06
    男性は女性の言葉を聞く必要がない
  • 15:06 - 15:10
    必要なら攻撃的になっていい
  • 15:10 - 15:17
    追い詰めて強く押せば
    女性はそうしたかったことを認める
  • 15:18 - 15:20
    たとえノーと言っていても
  • 15:21 - 15:24
    ここまでの映画で見たように
  • 15:24 - 15:30
    文化の中で男性は 女性に圧力をかけることは
    許されるのだと信じるよう仕向けられる
  • 15:31 - 15:32
    女性がノーと言っても
  • 15:33 - 15:37
    ハン・ソロ インディアナ・ジョーンズ
    リック・デッカードなら聞かない
  • 15:38 - 15:45
    話を聞かず 迫り続ける
  • 15:45 - 15:48
    ハリウッドが教えるものとは違い
  • 15:48 - 15:54
    現実の女性が示す拒絶は
    もっと続けろという意味では決してない
  • 15:54 - 15:59
    激しいノーがなければいいのではない
  • 15:59 - 16:05
    もしそれでいいなら強制へのドアが開く
  • 16:05 - 16:13
    言うまでもないが本当の恋愛に
    強制の居場所はない
  • 16:13 - 16:17
    探すべきなのは 積極的なイエスだ
  • 16:19 - 16:28
    肯定的な形での同意は
    互いの愛と尊敬を育むだろう
  • 16:28 - 16:29
    "好き?"
  • 16:29 - 16:30
    "好きだ"
  • 16:30 - 16:31
    "大好きだ"
  • 16:32 - 16:34
    "キスしたいくらい"
  • 16:35 - 16:40
    "できたら かもしれない
    僕が いや君から…?"
  • 16:41 - 16:42
    "二人で"
Title:
Predatory Romance in Harrison Ford Movies
Description:

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Video Language:
English
Duration:
17:00

Japanese subtitles

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