どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity
-
0:10 - 0:13後ろの方の人
ちゃんと聞こえますか? -
0:13 - 0:14大丈夫ですね
-
0:15 - 0:21何かの疑問を あまりにも長く
抱き続けたために -
0:21 - 0:25自分の思考パターンや
人格の一部のようになってしまった -
0:25 - 0:29そんな経験はありませんか?
-
0:29 - 0:33私は 実に長い間
ある疑問を抱いてきました -
0:33 - 0:37「どうしたら学習を
スピードアップできるか?」 -
0:38 - 0:41興味深い疑問では
ありませんか? -
0:41 - 0:44スピードアップできれば
学校の時間を短縮できます -
0:45 - 0:49すごく早く学べたら たぶん
学校に行かなくても済むでしょう -
0:50 - 0:54子供の頃 学校は
嫌いではありませんでしたが -
0:54 - 0:58「学校は勉強の邪魔だ」
と感じていました -
0:58 - 1:02だから思ったんです
「どうしたら もっと早く学べるだろう?」 -
1:02 - 1:06それも すごく小さな頃からです
-
1:06 - 1:0711歳の時ですが
-
1:07 - 1:12ソ連の研究者に手紙を書いて
睡眠学習について聞いたことがあります -
1:12 - 1:17これは枕元に
テープレコーダーを置いて -
1:17 - 1:20夜中 眠っている間に
再生することで -
1:20 - 1:22眠りながら学習できる
という話でした -
1:22 - 1:26良い発想ですが
うまくはいきませんでした -
1:26 - 1:30でも それが他分野の研究へと
扉を開くことになり -
1:30 - 1:35あの疑問に始まる学習に関する
すごい発見へと繋がったのです -
1:36 - 1:39私はそれ以来 心理学に
興味を持ち続け -
1:39 - 1:43今に至るまで
様々な形で -
1:43 - 1:46心理学に関わってきました
-
1:46 - 1:501981年に 私は
中国に行くことになり -
1:50 - 1:52その時 決心したんです
-
1:52 - 1:57「2年以内に中国語で
ネイティブ並になってやる!」 -
1:57 - 2:01ここで1981年当時のことを
考えてほしいんですが -
2:01 - 2:04中国語はとても難しく
西洋人が習得するには10年以上かかり -
2:04 - 2:09しかも 大して上手くはなれないと
考えられていました -
2:09 - 2:11また私は独自のアイデアを
持っていました -
2:11 - 2:15心理学で蓄積されてきた
研究成果を -
2:15 - 2:19語学学習プロセスに
応用するということです -
2:20 - 2:24そうしたら たった半年で
中国語を流暢に使えるようになりました -
2:24 - 2:27ネイティブ並になるには
もう少し時間がかかりましたけど -
2:28 - 2:32でも周りを見ると
様々な国から来た人達がみんな -
2:32 - 2:36中国語を学ぶのに
ひどく苦労していました -
2:36 - 2:41中国の人達もまた 英語やその他の
外国語を学ぶのにひどく苦労していました -
2:41 - 2:45そこで 私の疑問は
より具体的なものになりました -
2:45 - 2:51「どうすれば 大人が外国語を
早く・簡単・効率的に習得する手助けができるか?」 -
2:51 - 2:54これは今日の世界において
とても重要な課題です -
2:54 - 2:58環境問題や
社会的混乱や 紛争など -
2:58 - 3:02世界にはあらゆる大きな問題が
あふれています -
3:02 - 3:07もし互いに意思疎通できなかったら
こうした問題の解決は困難でしょう -
3:07 - 3:10だから お互いの言語を
話せる必要があるんです -
3:10 - 3:12これは非常に重要なことです
-
3:13 - 3:16でも どうすればできるのでしょう?
-
3:16 - 3:21その答えは簡単です
周りで既にできている人や -
3:21 - 3:24うまくいっている状況を
見つけて観察し -
3:24 - 3:28その原理を突き止めて
実践すればいいんです -
3:28 - 3:30この手法は「モデリング」と
呼ばれていますが -
3:30 - 3:35私は このモデリングによる言語学習について
20年近く研究してきました -
3:35 - 3:38そして ある結論に
たどり着きました -
3:38 - 3:43「どんな大人でも 半年で
外国語ペラペラになれる」 -
3:44 - 3:49こう言うと 多くの人は思うでしょう
「そんなわけない こいつ頭が変だ」と -
3:49 - 3:54そこでひとつ 私と一緒に
人類の進歩の歴史を振り返ってみましょう -
3:54 - 3:56それは限界を押し広げていく
過程でした -
3:57 - 4:031950年には1マイルを4分で走ることは
不可能とされていました -
4:03 - 4:08しかし ロジャー・バニスターが1956年に達成し
それ以降 タイムはさらに短縮されています -
4:08 - 4:13100年前 重い物は
空を飛べないと思われていましたが -
4:13 - 4:16そうでないことは
今や誰でも知っています -
4:16 - 4:18重いものが
どうやって空を飛ぶのか -
4:18 - 4:23自然界から学んだ原理を使って
再構築するんです -
4:23 - 4:26飛行機の場合
鳥がお手本です -
4:26 - 4:29そして現在では さらに —
-
4:31 - 4:35車も空を飛べるようになりました
-
4:35 - 4:3720万ドルほどで
この空飛ぶ車を購入できます -
4:38 - 4:40今や 車が空を飛ぶ時代なんです
-
4:40 - 4:43また ムササビに習って
空を飛ぶ方法もあります -
4:43 - 4:46ムササビの飛び方を
真似ればいいんです -
4:46 - 4:50ウィング・スーツを着れば
ムササビのように飛べます -
4:50 - 4:55ところで 皆とは言いませんが
多くの人は -
4:55 - 4:57自分は絵が描けないと
思っています -
4:57 - 5:02しかし 絵を描くための
5つの原則を実践すれば -
5:02 - 5:05絵は5日で
描けるようになります -
5:05 - 5:12はじめは こんな絵を描いていた人も
5つの原則を学ぶと -
5:12 - 5:155日でこんなに上達します
-
5:15 - 5:17本当の話ですよ
-
5:17 - 5:20私自身 最初はこんな絵だったのが
原則に従って練習すると -
5:20 - 5:225日で これくらい
描けるようになりました -
5:22 - 5:24この絵を見た時に
思いましたよ -
5:24 - 5:26「うわっ 自分はこんな顔してるんだ
-
5:26 - 5:30頭が爆発しそうなくらい
集中している時は」 -
5:31 - 5:34誰でも5日で
絵が描けるようになります -
5:36 - 5:38同様の方法 同様の理屈で
-
5:38 - 5:42外国語を 誰でも半年で
身につけられます -
5:43 - 5:46その方法が
「5つの原則と7つの実践」です -
5:46 - 5:49他にもあるでしょうが
これが基本です -
5:49 - 5:53それを説明する前に
よくある2つの誤解を -
5:53 - 5:55解いておこうと思います
-
5:55 - 5:57一つは 才能が必要
という誤解です -
5:57 - 5:59ゾーイの話をしましょう
-
5:59 - 6:03オーストラリア出身のゾーイは
オランダでオランダ語を学んでいましたが -
6:03 - 6:07言葉の習得に
ものすごく苦労していました -
6:07 - 6:09周りの人も見限って
「君には無理だよ」 -
6:09 - 6:11「才能がないんだ」「諦めたら」
-
6:11 - 6:14「時間の無駄だよ」
などと言う始末でした -
6:14 - 6:15彼女は落ちこみました
-
6:15 - 6:18しかし その後 彼女は
この5つの原則に出会い -
6:18 - 6:20ブラジルに渡って
それを実践しました -
6:20 - 6:22すると半年で
ポルトガル語を習得できたんです -
6:22 - 6:24才能は関係ないんです
-
6:24 - 6:29もう一つの誤解は 外国語を習得するには
その国に行って外国語漬けで暮らす必要があるというものです -
6:29 - 6:31でも 香港にいる西洋人を
ご覧なさい -
6:31 - 6:3510年住んでいても いっこうに
中国語が話せるようになりません -
6:35 - 6:39アメリカやイギリス オーストラリア カナダに
住んでいる中国人をご覧なさい -
6:39 - 6:4310年 20年住んでいても
英語が話せるようになりません -
6:43 - 6:46環境に浸るだけでは
駄目なんです -
6:46 - 6:49溺れている人は
泳ぎ方を学びはしません -
6:49 - 6:52外国語に関しては
大人も赤ん坊と一緒です -
6:52 - 6:54もし 周りの大人が
赤ん坊に対し -
6:54 - 6:58全然分からない難しい話ばかりしていたら
言葉の習得はできないでしょう -
6:59 - 7:02それでは 心がけるべき5つ原則を
説明しましょう -
7:02 - 7:04第1は この4つの言葉 —
-
7:04 - 7:07注意力・意味・関連性・記憶
-
7:07 - 7:10この4つには
とても密接な関係があって -
7:10 - 7:12学習においては
特に重要になります -
7:12 - 7:15森でハイキングしていると
想像してください -
7:15 - 7:17森の中を散策していると
-
7:17 - 7:21こんなものを目にします
木にある小さなしるしのようなものです -
7:21 - 7:24別に注意を払わない
かもしれません -
7:24 - 7:26もう50メートル進むと
何か大きな足跡があります -
7:26 - 7:29これには
注意を払うべきでしょう -
7:29 - 7:33もし注意を払わずに
さらに50メートル進むと— -
7:33 - 7:36こうなると
全力で注意を払うことでしょう -
7:37 - 7:40あの木にあった傷は
恐ろしい熊を示すので -
7:40 - 7:43自分に関わり 重要なものなんだと
学ぶわけです -
7:43 - 7:47どんな情報でも
自分の生命に関わるなら -
7:48 - 7:50注意を払うでしょうし
-
7:50 - 7:52記憶にも残るのです
-
7:52 - 7:55同様に 自分の目標達成に
役立つ情報なら -
7:55 - 7:57注意を払うし
-
7:57 - 7:59記憶にも残るのです
-
7:59 - 8:02これが外国語習得のための
第1の原則です -
8:02 - 8:04言語の自分に関わる部分に
集中すること -
8:04 - 8:06これは次の原則である
「道具」にも関連します -
8:07 - 8:10道具というのは
使うことによって学ぶものであり -
8:10 - 8:14必要な道具ほど
早く覚えるものです -
8:14 - 8:161つ例を紹介しましょう
-
8:16 - 8:18キーボードというのも
一種の道具です -
8:18 - 8:22中国語の入力には特殊な方法があり
この道具の使い方を覚える必要があります -
8:22 - 8:25だいぶ昔のことですが
同僚がこれを学ぼうと -
8:25 - 8:28火曜と木曜に
夜間学校で2時間ずつ -
8:28 - 8:30それに家でも
練習していました -
8:30 - 8:34しかし 9カ月経っても
中国語が打てるようになりませんでした -
8:34 - 8:36それが ある夜
ちょっとした問題があって -
8:36 - 8:4148時間で中国語の研修マニュアルを
完成させることになり -
8:41 - 8:42彼女にその仕事が
託されたのです -
8:42 - 8:45彼女はその48時間で
中国語を打てるようになりました -
8:45 - 8:47関連と 意味と 重要性が
あったからです -
8:47 - 8:50彼女は価値を生み出すために
道具を使ったのです -
8:50 - 8:54というわけで
外国語習得の第2の原則は -
8:54 - 8:58その言語を最初の最初から
「コミュニケーションの道具」として使うことです -
8:58 - 8:59子供がするように
-
9:00 - 9:03初めて中国に行った時 私は
中国語がまるでできませんでした -
9:04 - 9:08到着して2週目に
夜行列車に乗ることになったんですが -
9:08 - 9:12食堂車で8時間にわたって
警備員とおしゃべりしました -
9:12 - 9:14どいうわけか 私に
興味を持ったみたいです -
9:14 - 9:17一晩中 中国語で
話していたんですが -
9:17 - 9:20彼は絵を描いたり
身振り手振りや -
9:20 - 9:23顔の表情を使って
伝えようとしたので -
9:23 - 9:25私は徐々に
分かるようになりました -
9:25 - 9:28その2週間後に
素晴らしいことが起きました -
9:28 - 9:31周りで中国語が
話されていた時に -
9:31 - 9:32部分的に理解できたのです
-
9:32 - 9:35中国語を学ぶ努力すら
していなかったのに -
9:35 - 9:38あの夜 列車で
中国語を吸収していたんです -
9:38 - 9:40これが3番目の原則となります
-
9:40 - 9:43「伝達内容を
前もって理解していれば -
9:43 - 9:48言語は無意識のうちに身に付く」
ということです -
9:48 - 9:51このことに関しては
多くの報告があります -
9:51 - 9:53「理解によるインプット」
と呼ばれていて -
9:53 - 9:5520〜30年に渡り
研究されています -
9:55 - 9:58先駆者のスティーブン・
クラッシェンは -
9:58 - 10:00関連する様々な研究成果を
発表していますが -
10:00 - 10:02この図もその1つです
-
10:02 - 10:07この棒グラフは 様々な
外国語テストの点数を表しています -
10:09 - 10:14紫の棒は学校で
文法中心に習ったグループの成績 -
10:14 - 10:18緑の棒は理解可能なインプットで
学習したグループの成績です -
10:18 - 10:21つまり 実践的な理解が
習得の鍵になるということです -
10:22 - 10:28外国語の学習というのは
知識の蓄積とは違います -
10:29 - 10:33多くの点で 外国語学習はむしろ
肉体的トレーニングに近いのです -
10:34 - 10:37私が知っている台湾の女性は
学校で英語の成績が優秀で -
10:37 - 10:39常にAを取っていました
-
10:39 - 10:42優秀な成績で台湾の大学を卒業し
アメリカに渡りましたが -
10:42 - 10:45彼女は周りの人の話す英語が
全く分かりませんでした -
10:45 - 10:49ついには「耳が聞こえないの?」と
聞かれるくらいでした -
10:49 - 10:52彼女には英語が
「聞こえなかった」のです -
10:53 - 10:56私たちの頭には
フィルターがあって -
10:56 - 10:59なじみのある音だけを通し
-
10:59 - 11:02なじみのない音は
通さないのです -
11:03 - 11:05言葉が聞こえなければ
理解もできず -
11:05 - 11:08理解できなければ
学べもしません -
11:08 - 11:10音を聞き取れなければ
始まらないのです -
11:10 - 11:13聞き取れるようになる方法は
肉体的トレーニングです -
11:13 - 11:17話すという行為は
筋肉を使います -
11:18 - 11:21顔には43もの筋肉があり
-
11:21 - 11:24それらを連動させて
使うことで -
11:24 - 11:27他の人が理解できる
音声を作り出すのです -
11:27 - 11:31新しいスポーツをやり始めて
何日目かに -
11:31 - 11:34体はどうなりますか?
筋肉痛になりますよね -
11:34 - 11:37外国語学習も同じで
顔が痛くなるようでなきゃいけません -
11:38 - 11:43そして最後の原則は 外国語を学ぶ時は
心理状態が重要ということです -
11:43 - 11:47もし 悲しみ 怒り 不安などネガティブな感情があると
学習はうまくいきません -
11:48 - 11:52一方 楽しく リラックスし
脳からアルファ波が出て 好奇心を感じるなら -
11:52 - 11:54言語を素早く学べるでしょう
-
11:54 - 11:57特に不完全なことに対する
寛容が必要です -
11:57 - 12:01100%理解しないと
気がすまないというタイプなら -
12:01 - 12:03外国語を聞くのは
耐え難いものでしょう -
12:03 - 12:07完璧に理解できないことに
始終苛立つことになるからです -
12:08 - 12:11逆に 分からないところが
あっても気にせず -
12:11 - 12:13分かる部分に
注意を傾けるなら -
12:13 - 12:16リラックスして
速やかに学べるでしょう -
12:16 - 12:21次に これら5つの原則に基づいた
7つの実践法を説明します -
12:21 - 12:231番目は たくさん聞くこと
-
12:24 - 12:26私は「脳を浸せ」
と言っていますが -
12:26 - 12:31学習している外国語をとにかく
たくさん聞くことになる環境を整えて下さい -
12:31 - 12:34理解できるかどうかは
問題でありません -
12:34 - 12:36言葉のリズムや
繰り返されるパターン -
12:36 - 12:38目立つ部分に
耳を傾けるのです -
12:38 - 12:40(中国語) 泡脑子
-
12:40 - 12:42その言語に
脳を浸すんです -
12:43 - 12:492番目の実践は
言葉より先に意味を知ること -
12:49 - 12:51単語も分からずにどうやってか?
-
12:51 - 12:55こういった身振りが何を意味するかは
分かりますよね -
12:55 - 13:00人間のコミュニケーションは
多くの部分 身振りで行われます -
13:00 - 13:03ボディー・ランゲージから
多くのことが分かります -
13:03 - 13:08理解可能なインプットによって
理解しているのです -
13:08 - 13:12また すでに知っているパターンを
利用することもできます -
13:12 - 13:16もし標準中国語と広東語のできる人が
ベトナムに行ったなら -
13:16 - 13:22ベトナム語日常会話の
6割は理解できるでしょう -
13:22 - 13:27なぜなら ベトナム語の3割は標準中国語で
3割は広東語だからです -
13:29 - 13:323番目の実践は
単語を組み合わせること -
13:32 - 13:33考えたことないかも
しれませんが -
13:33 - 13:36動詞10個と 名詞10個と
形容詞10個だけで -
13:36 - 13:391,000の異なる文章が
作れるんです -
13:40 - 13:43言語を使うというのは
創造的な行為です -
13:43 - 13:48赤ん坊はどうやって話しますか
「ボク オフロ スグ」などと言います -
13:48 - 13:49そうやって意思伝達するんです
-
13:49 - 13:52組み合わせ 創造的になり
楽しみましょう -
13:52 - 13:54完璧でなくとも
伝わればいいんです -
13:55 - 13:584番目の実践は
核の部分に集中すること -
13:58 - 14:00どういうことか?
-
14:00 - 14:03頻繁に使われる部分を
覚えるということです -
14:03 - 14:05英語の場合 1,000語で
-
14:05 - 14:09日常会話の
85%をカバーできます -
14:09 - 14:103,000語あれば
-
14:10 - 14:15日常会話の
98%をカバーできます -
14:15 - 14:203,000語知っていれば 英語は話せるということです
それ以外は おまけのようなものです -
14:21 - 14:25外国語を習い始める時は
「道具箱」から始め — -
14:25 - 14:261週目には
-
14:26 - 14:29学ぶ上で必要な言い回しを
覚えてください -
14:29 - 14:31「それはどう言うんですか?」
「分かりません」 -
14:31 - 14:33「もう一度言ってください」
「どういう意味ですか?」 -
14:33 - 14:38学ぶ言語で言えるようにし
それを役立つ道具として使って -
14:38 - 14:41その他のことを
学んでいくんです -
14:41 - 14:442週目には こんなことを
言えるようになって下さい -
14:44 - 14:48「わたし」 「これ」 「あれ」
「あなた」 「あげる」 「あつい」 -
14:48 - 14:54簡単な 名詞 代名詞 動詞 形容詞を使って
幼児のようにコミュニケーションするんです -
14:54 - 14:58そして3、4週目には
「繋ぎ言葉」を練習します -
14:59 - 15:02「だけど」 「しかし」 「だから」 等
-
15:02 - 15:08文をつなげて より複雑な意味を
表せるようにするものです -
15:08 - 15:10その時点で
「話している」と言えるでしょう -
15:11 - 15:14また このとき「外国語の親」を
見つけておいてください -
15:16 - 15:20子供と親のやり取りを見たことがあれば
私の言う意味が分かるでしょう -
15:20 - 15:25小さな子供が話す時は
簡単な単語の簡単な組み合わせで話します -
15:25 - 15:29文法や発音が
変なこともあります -
15:29 - 15:32家族以外の人には
意味不明かもしれませんが -
15:32 - 15:35親は理解します
-
15:35 - 15:39だから子供は安心できる環境で話し
自信を持つことができます -
15:39 - 15:42親は身振り
手振りを使い -
15:42 - 15:45子供に分かる
やさしい言葉で話します -
15:45 - 15:49理解可能なインプットのある
安心できる環境を手に入れるんです -
15:49 - 15:52この方法はうまくいきます
でなければ 誰も母国語を身につけられないでしょう -
15:53 - 15:57「外国語の親」となる人は
あなた個人に関心があり -
15:57 - 16:00対等な立場で接し
-
16:00 - 16:04あなたが理解できるよう
気を遣ってくれるような人です -
16:04 - 16:09「外国語の親」の条件が4つあります
配偶者はあまり適格とは言えません -
16:09 - 16:10その4つの条件というのは
-
16:10 - 16:15第1に あなたの言うことが全然変であっても
理解しようと努力すること -
16:15 - 16:18第2に あなたの間違いを
無理に訂正しないこと -
16:19 - 16:22第3に あなたが言ったことを どう理解したか
フィードバックを返し -
16:22 - 16:26あなたが 適切な受け答えや
正しい言い方が分かるようにすること -
16:26 - 16:29そして第4に あなたに分かる
単語を使うこと -
16:30 - 16:336番目の実践は
顔の動かし方を真似ることです -
16:33 - 16:35筋肉を正しく動かす
必要があります -
16:35 - 16:39その外国語の話者に分かる
発音ができるようになります -
16:39 - 16:41ここで心がけるのは
-
16:41 - 16:44顔の動きに対する音を聞き
聞いた音で顔の動きを直すということ -
16:44 - 16:48これで顔を使った
フィードバックループができます -
16:48 - 16:53ネイティブ話者を見る機会があるなら
顔の動きをよく観察して下さい -
16:53 - 16:58ルールというのは 無意識が吸収すれば
自然に使えるようになります -
16:58 - 17:01もし ネイティブが身近にいなければ
こんな教材を使うこともできます -
17:02 - 17:12(英語教材の女性の発音)
sing song king stung hung -
17:13 - 17:16取り組むべき
7番目の実践は -
17:16 - 17:18私が「直結」と
呼んでいるものです -
17:18 - 17:21外国語学習者の多くがやるのは
-
17:21 - 17:25母国語の単語と
外国語の単語を対応づけて -
17:25 - 17:29記憶するまで何度も繰り返すということで
非常に非効率です -
17:29 - 17:34知っているものにはすべて 心の中に
イメージや感覚があることに気付いてください -
17:34 - 17:39例えば「火」について話す時
煙の臭いがし パチパチと音が聞こえ 炎が見えるでしょう -
17:39 - 17:43つまりイメージや
それに関する記憶から入って -
17:43 - 17:47別の経路から出るんです
「同じ箱 別の道」と私が呼ぶゆえんです -
17:47 - 17:50この経路は
時間をかけて形成されます -
17:50 - 17:54新しい音を
元からある自分の内部イメージに -
17:54 - 17:58関連づけるのが
だんだん上手くなっていきます -
17:59 - 18:03何度も繰り返すうちに この作業に上達し
無意識にできるようになります -
18:03 - 18:08以上 外国語を習得するための
5つの原則と7つの実践でした -
18:08 - 18:111つやるだけでも
皆さんの外国語は上達するでしょう -
18:11 - 18:14これは外国語学習者が
自分で自由にできることです -
18:14 - 18:18全てを実践したら
半年で外国語を使いこなせるようになります -
18:18 - 18:20ありがとうございました
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18:20 - 18:23(拍手)
- Title:
- どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity
- Description:
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「どんな大人でも半年以内に外国語を流暢に使えるようになる」と言ったらどう思いますか? 心理学研究に基づく5つの原則を守り7つの実践を行うことでそれは可能だとクリス・ロンズデールは言います。才能も現地生活も必要ありません。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 18:27