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どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity

  • 0:10 - 0:13
    後ろの方の人
    ちゃんと聞こえますか?
  • 0:13 - 0:14
    大丈夫ですね
  • 0:15 - 0:21
    何かの疑問を あまりにも長く
    抱き続けたために
  • 0:21 - 0:25
    自分の思考パターンや
    人格の一部のようになってしまった
  • 0:25 - 0:29
    そんな経験はありませんか?
  • 0:29 - 0:33
    私は 実に長い間
    ある疑問を抱いてきました
  • 0:33 - 0:37
    「どうしたら学習を
    スピードアップできるか?」
  • 0:38 - 0:41
    興味深い疑問では
    ありませんか?
  • 0:41 - 0:44
    スピードアップできれば
    学校の時間を短縮できます
  • 0:45 - 0:49
    すごく早く学べたら たぶん
    学校に行かなくても済むでしょう
  • 0:50 - 0:54
    子供の頃 学校は
    嫌いではありませんでしたが
  • 0:54 - 0:58
    「学校は勉強の邪魔だ」
    と感じていました
  • 0:58 - 1:02
    だから思ったんです
    「どうしたら もっと早く学べるだろう?」
  • 1:02 - 1:06
    それも すごく小さな頃からです
  • 1:06 - 1:07
    11歳の時ですが
  • 1:07 - 1:12
    ソ連の研究者に手紙を書いて
    睡眠学習について聞いたことがあります
  • 1:12 - 1:17
    これは枕元に
    テープレコーダーを置いて
  • 1:17 - 1:20
    夜中 眠っている間に
    再生することで
  • 1:20 - 1:22
    眠りながら学習できる
    という話でした
  • 1:22 - 1:26
    良い発想ですが
    うまくはいきませんでした
  • 1:26 - 1:30
    でも それが他分野の研究へと
    扉を開くことになり
  • 1:30 - 1:35
    あの疑問に始まる学習に関する
    すごい発見へと繋がったのです
  • 1:36 - 1:39
    私はそれ以来 心理学に
    興味を持ち続け
  • 1:39 - 1:43
    今に至るまで
    様々な形で
  • 1:43 - 1:46
    心理学に関わってきました
  • 1:46 - 1:50
    1981年に 私は
    中国に行くことになり
  • 1:50 - 1:52
    その時 決心したんです
  • 1:52 - 1:57
    「2年以内に中国語で
    ネイティブ並になってやる!」
  • 1:57 - 2:01
    ここで1981年当時のことを
    考えてほしいんですが
  • 2:01 - 2:04
    中国語はとても難しく
    西洋人が習得するには10年以上かかり
  • 2:04 - 2:09
    しかも 大して上手くはなれないと
    考えられていました
  • 2:09 - 2:11
    また私は独自のアイデアを
    持っていました
  • 2:11 - 2:15
    心理学で蓄積されてきた
    研究成果を
  • 2:15 - 2:19
    語学学習プロセスに
    応用するということです
  • 2:20 - 2:24
    そうしたら たった半年で
    中国語を流暢に使えるようになりました
  • 2:24 - 2:27
    ネイティブ並になるには
    もう少し時間がかかりましたけど
  • 2:28 - 2:32
    でも周りを見ると
    様々な国から来た人達がみんな
  • 2:32 - 2:36
    中国語を学ぶのに
    ひどく苦労していました
  • 2:36 - 2:41
    中国の人達もまた 英語やその他の
    外国語を学ぶのにひどく苦労していました
  • 2:41 - 2:45
    そこで 私の疑問は
    より具体的なものになりました
  • 2:45 - 2:51
    「どうすれば 大人が外国語を
    早く・簡単・効率的に習得する手助けができるか?」
  • 2:51 - 2:54
    これは今日の世界において
    とても重要な課題です
  • 2:54 - 2:58
    環境問題や
    社会的混乱や 紛争など
  • 2:58 - 3:02
    世界にはあらゆる大きな問題が
    あふれています
  • 3:02 - 3:07
    もし互いに意思疎通できなかったら
    こうした問題の解決は困難でしょう
  • 3:07 - 3:10
    だから お互いの言語を
    話せる必要があるんです
  • 3:10 - 3:12
    これは非常に重要なことです
  • 3:13 - 3:16
    でも どうすればできるのでしょう?
  • 3:16 - 3:21
    その答えは簡単です
    周りで既にできている人や
  • 3:21 - 3:24
    うまくいっている状況を
    見つけて観察し
  • 3:24 - 3:28
    その原理を突き止めて
    実践すればいいんです
  • 3:28 - 3:30
    この手法は「モデリング」と
    呼ばれていますが
  • 3:30 - 3:35
    私は このモデリングによる言語学習について
    20年近く研究してきました
  • 3:35 - 3:38
    そして ある結論に
    たどり着きました
  • 3:38 - 3:43
    「どんな大人でも 半年で
    外国語ペラペラになれる」
  • 3:44 - 3:49
    こう言うと 多くの人は思うでしょう
    「そんなわけない こいつ頭が変だ」と
  • 3:49 - 3:54
    そこでひとつ 私と一緒に
    人類の進歩の歴史を振り返ってみましょう
  • 3:54 - 3:56
    それは限界を押し広げていく
    過程でした
  • 3:57 - 4:03
    1950年には1マイルを4分で走ることは
    不可能とされていました
  • 4:03 - 4:08
    しかし ロジャー・バニスターが1956年に達成し
    それ以降 タイムはさらに短縮されています
  • 4:08 - 4:13
    100年前 重い物は
    空を飛べないと思われていましたが
  • 4:13 - 4:16
    そうでないことは
    今や誰でも知っています
  • 4:16 - 4:18
    重いものが
    どうやって空を飛ぶのか
  • 4:18 - 4:23
    自然界から学んだ原理を使って
    再構築するんです
  • 4:23 - 4:26
    飛行機の場合
    鳥がお手本です
  • 4:26 - 4:29
    そして現在では さらに —
  • 4:31 - 4:35
    車も空を飛べるようになりました
  • 4:35 - 4:37
    20万ドルほどで
    この空飛ぶ車を購入できます
  • 4:38 - 4:40
    今や 車が空を飛ぶ時代なんです
  • 4:40 - 4:43
    また ムササビに習って
    空を飛ぶ方法もあります
  • 4:43 - 4:46
    ムササビの飛び方を
    真似ればいいんです
  • 4:46 - 4:50
    ウィング・スーツを着れば
    ムササビのように飛べます
  • 4:50 - 4:55
    ところで 皆とは言いませんが
    多くの人は
  • 4:55 - 4:57
    自分は絵が描けないと
    思っています
  • 4:57 - 5:02
    しかし 絵を描くための
    5つの原則を実践すれば
  • 5:02 - 5:05
    絵は5日で
    描けるようになります
  • 5:05 - 5:12
    はじめは こんな絵を描いていた人も
    5つの原則を学ぶと
  • 5:12 - 5:15
    5日でこんなに上達します
  • 5:15 - 5:17
    本当の話ですよ
  • 5:17 - 5:20
    私自身 最初はこんな絵だったのが
    原則に従って練習すると
  • 5:20 - 5:22
    5日で これくらい
    描けるようになりました
  • 5:22 - 5:24
    この絵を見た時に
    思いましたよ
  • 5:24 - 5:26
    「うわっ 自分はこんな顔してるんだ
  • 5:26 - 5:30
    頭が爆発しそうなくらい
    集中している時は」
  • 5:31 - 5:34
    誰でも5日で
    絵が描けるようになります
  • 5:36 - 5:38
    同様の方法 同様の理屈で
  • 5:38 - 5:42
    外国語を 誰でも半年で
    身につけられます
  • 5:43 - 5:46
    その方法が
    「5つの原則と7つの実践」です
  • 5:46 - 5:49
    他にもあるでしょうが
    これが基本です
  • 5:49 - 5:53
    それを説明する前に
    よくある2つの誤解を
  • 5:53 - 5:55
    解いておこうと思います
  • 5:55 - 5:57
    一つは 才能が必要
    という誤解です
  • 5:57 - 5:59
    ゾーイの話をしましょう
  • 5:59 - 6:03
    オーストラリア出身のゾーイは
    オランダでオランダ語を学んでいましたが
  • 6:03 - 6:07
    言葉の習得に
    ものすごく苦労していました
  • 6:07 - 6:09
    周りの人も見限って
    「君には無理だよ」
  • 6:09 - 6:11
    「才能がないんだ」「諦めたら」
  • 6:11 - 6:14
    「時間の無駄だよ」
    などと言う始末でした
  • 6:14 - 6:15
    彼女は落ちこみました
  • 6:15 - 6:18
    しかし その後 彼女は
    この5つの原則に出会い
  • 6:18 - 6:20
    ブラジルに渡って
    それを実践しました
  • 6:20 - 6:22
    すると半年で
    ポルトガル語を習得できたんです
  • 6:22 - 6:24
    才能は関係ないんです
  • 6:24 - 6:29
    もう一つの誤解は 外国語を習得するには
    その国に行って外国語漬けで暮らす必要があるというものです
  • 6:29 - 6:31
    でも 香港にいる西洋人を
    ご覧なさい
  • 6:31 - 6:35
    10年住んでいても いっこうに
    中国語が話せるようになりません
  • 6:35 - 6:39
    アメリカやイギリス オーストラリア カナダに
    住んでいる中国人をご覧なさい
  • 6:39 - 6:43
    10年 20年住んでいても
    英語が話せるようになりません
  • 6:43 - 6:46
    環境に浸るだけでは
    駄目なんです
  • 6:46 - 6:49
    溺れている人は
    泳ぎ方を学びはしません
  • 6:49 - 6:52
    外国語に関しては
    大人も赤ん坊と一緒です
  • 6:52 - 6:54
    もし 周りの大人が
    赤ん坊に対し
  • 6:54 - 6:58
    全然分からない難しい話ばかりしていたら
    言葉の習得はできないでしょう
  • 6:59 - 7:02
    それでは 心がけるべき5つ原則を
    説明しましょう
  • 7:02 - 7:04
    第1は この4つの言葉 —
  • 7:04 - 7:07
    注意力・意味・関連性・記憶
  • 7:07 - 7:10
    この4つには
    とても密接な関係があって
  • 7:10 - 7:12
    学習においては
    特に重要になります
  • 7:12 - 7:15
    森でハイキングしていると
    想像してください
  • 7:15 - 7:17
    森の中を散策していると
  • 7:17 - 7:21
    こんなものを目にします
    木にある小さなしるしのようなものです
  • 7:21 - 7:24
    別に注意を払わない
    かもしれません
  • 7:24 - 7:26
    もう50メートル進むと
    何か大きな足跡があります
  • 7:26 - 7:29
    これには
    注意を払うべきでしょう
  • 7:29 - 7:33
    もし注意を払わずに
    さらに50メートル進むと—
  • 7:33 - 7:36
    こうなると
    全力で注意を払うことでしょう
  • 7:37 - 7:40
    あの木にあった傷は
    恐ろしい熊を示すので
  • 7:40 - 7:43
    自分に関わり 重要なものなんだと
    学ぶわけです
  • 7:43 - 7:47
    どんな情報でも
    自分の生命に関わるなら
  • 7:48 - 7:50
    注意を払うでしょうし
  • 7:50 - 7:52
    記憶にも残るのです
  • 7:52 - 7:55
    同様に 自分の目標達成に
    役立つ情報なら
  • 7:55 - 7:57
    注意を払うし
  • 7:57 - 7:59
    記憶にも残るのです
  • 7:59 - 8:02
    これが外国語習得のための
    第1の原則です
  • 8:02 - 8:04
    言語の自分に関わる部分に
    集中すること
  • 8:04 - 8:06
    これは次の原則である
    「道具」にも関連します
  • 8:07 - 8:10
    道具というのは
    使うことによって学ぶものであり
  • 8:10 - 8:14
    必要な道具ほど
    早く覚えるものです
  • 8:14 - 8:16
    1つ例を紹介しましょう
  • 8:16 - 8:18
    キーボードというのも
    一種の道具です
  • 8:18 - 8:22
    中国語の入力には特殊な方法があり
    この道具の使い方を覚える必要があります
  • 8:22 - 8:25
    だいぶ昔のことですが
    同僚がこれを学ぼうと
  • 8:25 - 8:28
    火曜と木曜に
    夜間学校で2時間ずつ
  • 8:28 - 8:30
    それに家でも
    練習していました
  • 8:30 - 8:34
    しかし 9カ月経っても
    中国語が打てるようになりませんでした
  • 8:34 - 8:36
    それが ある夜
    ちょっとした問題があって
  • 8:36 - 8:41
    48時間で中国語の研修マニュアルを
    完成させることになり
  • 8:41 - 8:42
    彼女にその仕事が
    託されたのです
  • 8:42 - 8:45
    彼女はその48時間で
    中国語を打てるようになりました
  • 8:45 - 8:47
    関連と 意味と 重要性が
    あったからです
  • 8:47 - 8:50
    彼女は価値を生み出すために
    道具を使ったのです
  • 8:50 - 8:54
    というわけで
    外国語習得の第2の原則は
  • 8:54 - 8:58
    その言語を最初の最初から
    「コミュニケーションの道具」として使うことです
  • 8:58 - 8:59
    子供がするように
  • 9:00 - 9:03
    初めて中国に行った時 私は
    中国語がまるでできませんでした
  • 9:04 - 9:08
    到着して2週目に
    夜行列車に乗ることになったんですが
  • 9:08 - 9:12
    食堂車で8時間にわたって
    警備員とおしゃべりしました
  • 9:12 - 9:14
    どいうわけか 私に
    興味を持ったみたいです
  • 9:14 - 9:17
    一晩中 中国語で
    話していたんですが
  • 9:17 - 9:20
    彼は絵を描いたり
    身振り手振りや
  • 9:20 - 9:23
    顔の表情を使って
    伝えようとしたので
  • 9:23 - 9:25
    私は徐々に
    分かるようになりました
  • 9:25 - 9:28
    その2週間後に
    素晴らしいことが起きました
  • 9:28 - 9:31
    周りで中国語が
    話されていた時に
  • 9:31 - 9:32
    部分的に理解できたのです
  • 9:32 - 9:35
    中国語を学ぶ努力すら
    していなかったのに
  • 9:35 - 9:38
    あの夜 列車で
    中国語を吸収していたんです
  • 9:38 - 9:40
    これが3番目の原則となります
  • 9:40 - 9:43
    「伝達内容を
    前もって理解していれば
  • 9:43 - 9:48
    言語は無意識のうちに身に付く」
    ということです
  • 9:48 - 9:51
    このことに関しては
    多くの報告があります
  • 9:51 - 9:53
    「理解によるインプット」
    と呼ばれていて
  • 9:53 - 9:55
    20〜30年に渡り
    研究されています
  • 9:55 - 9:58
    先駆者のスティーブン・
    クラッシェンは
  • 9:58 - 10:00
    関連する様々な研究成果を
    発表していますが
  • 10:00 - 10:02
    この図もその1つです
  • 10:02 - 10:07
    この棒グラフは 様々な
    外国語テストの点数を表しています
  • 10:09 - 10:14
    紫の棒は学校で
    文法中心に習ったグループの成績
  • 10:14 - 10:18
    緑の棒は理解可能なインプットで
    学習したグループの成績です
  • 10:18 - 10:21
    つまり 実践的な理解が
    習得の鍵になるということです
  • 10:22 - 10:28
    外国語の学習というのは
    知識の蓄積とは違います
  • 10:29 - 10:33
    多くの点で 外国語学習はむしろ
    肉体的トレーニングに近いのです
  • 10:34 - 10:37
    私が知っている台湾の女性は
    学校で英語の成績が優秀で
  • 10:37 - 10:39
    常にAを取っていました
  • 10:39 - 10:42
    優秀な成績で台湾の大学を卒業し
    アメリカに渡りましたが
  • 10:42 - 10:45
    彼女は周りの人の話す英語が
    全く分かりませんでした
  • 10:45 - 10:49
    ついには「耳が聞こえないの?」と
    聞かれるくらいでした
  • 10:49 - 10:52
    彼女には英語が
    「聞こえなかった」のです
  • 10:53 - 10:56
    私たちの頭には
    フィルターがあって
  • 10:56 - 10:59
    なじみのある音だけを通し
  • 10:59 - 11:02
    なじみのない音は
    通さないのです
  • 11:03 - 11:05
    言葉が聞こえなければ
    理解もできず
  • 11:05 - 11:08
    理解できなければ
    学べもしません
  • 11:08 - 11:10
    音を聞き取れなければ
    始まらないのです
  • 11:10 - 11:13
    聞き取れるようになる方法は
    肉体的トレーニングです
  • 11:13 - 11:17
    話すという行為は
    筋肉を使います
  • 11:18 - 11:21
    顔には43もの筋肉があり
  • 11:21 - 11:24
    それらを連動させて
    使うことで
  • 11:24 - 11:27
    他の人が理解できる
    音声を作り出すのです
  • 11:27 - 11:31
    新しいスポーツをやり始めて
    何日目かに
  • 11:31 - 11:34
    体はどうなりますか?
    筋肉痛になりますよね
  • 11:34 - 11:37
    外国語学習も同じで
    顔が痛くなるようでなきゃいけません
  • 11:38 - 11:43
    そして最後の原則は 外国語を学ぶ時は
    心理状態が重要ということです
  • 11:43 - 11:47
    もし 悲しみ 怒り 不安などネガティブな感情があると
    学習はうまくいきません
  • 11:48 - 11:52
    一方 楽しく リラックスし
    脳からアルファ波が出て 好奇心を感じるなら
  • 11:52 - 11:54
    言語を素早く学べるでしょう
  • 11:54 - 11:57
    特に不完全なことに対する
    寛容が必要です
  • 11:57 - 12:01
    100%理解しないと
    気がすまないというタイプなら
  • 12:01 - 12:03
    外国語を聞くのは
    耐え難いものでしょう
  • 12:03 - 12:07
    完璧に理解できないことに
    始終苛立つことになるからです
  • 12:08 - 12:11
    逆に 分からないところが
    あっても気にせず
  • 12:11 - 12:13
    分かる部分に
    注意を傾けるなら
  • 12:13 - 12:16
    リラックスして
    速やかに学べるでしょう
  • 12:16 - 12:21
    次に これら5つの原則に基づいた
    7つの実践法を説明します
  • 12:21 - 12:23
    1番目は たくさん聞くこと
  • 12:24 - 12:26
    私は「脳を浸せ」
    と言っていますが
  • 12:26 - 12:31
    学習している外国語をとにかく
    たくさん聞くことになる環境を整えて下さい
  • 12:31 - 12:34
    理解できるかどうかは
    問題でありません
  • 12:34 - 12:36
    言葉のリズムや
    繰り返されるパターン
  • 12:36 - 12:38
    目立つ部分に
    耳を傾けるのです
  • 12:38 - 12:40
    (中国語) 泡脑子
  • 12:40 - 12:42
    その言語に
    脳を浸すんです
  • 12:43 - 12:49
    2番目の実践は
    言葉より先に意味を知ること
  • 12:49 - 12:51
    単語も分からずにどうやってか?
  • 12:51 - 12:55
    こういった身振りが何を意味するかは
    分かりますよね
  • 12:55 - 13:00
    人間のコミュニケーションは
    多くの部分 身振りで行われます
  • 13:00 - 13:03
    ボディー・ランゲージから
    多くのことが分かります
  • 13:03 - 13:08
    理解可能なインプットによって
    理解しているのです
  • 13:08 - 13:12
    また すでに知っているパターンを
    利用することもできます
  • 13:12 - 13:16
    もし標準中国語と広東語のできる人が
    ベトナムに行ったなら
  • 13:16 - 13:22
    ベトナム語日常会話の
    6割は理解できるでしょう
  • 13:22 - 13:27
    なぜなら ベトナム語の3割は標準中国語で
    3割は広東語だからです
  • 13:29 - 13:32
    3番目の実践は
    単語を組み合わせること
  • 13:32 - 13:33
    考えたことないかも
    しれませんが
  • 13:33 - 13:36
    動詞10個と 名詞10個と
    形容詞10個だけで
  • 13:36 - 13:39
    1,000の異なる文章が
    作れるんです
  • 13:40 - 13:43
    言語を使うというのは
    創造的な行為です
  • 13:43 - 13:48
    赤ん坊はどうやって話しますか
    「ボク オフロ スグ」などと言います
  • 13:48 - 13:49
    そうやって意思伝達するんです
  • 13:49 - 13:52
    組み合わせ 創造的になり
    楽しみましょう
  • 13:52 - 13:54
    完璧でなくとも
    伝わればいいんです
  • 13:55 - 13:58
    4番目の実践は
    核の部分に集中すること
  • 13:58 - 14:00
    どういうことか?
  • 14:00 - 14:03
    頻繁に使われる部分を
    覚えるということです
  • 14:03 - 14:05
    英語の場合 1,000語で
  • 14:05 - 14:09
    日常会話の
    85%をカバーできます
  • 14:09 - 14:10
    3,000語あれば
  • 14:10 - 14:15
    日常会話の
    98%をカバーできます
  • 14:15 - 14:20
    3,000語知っていれば 英語は話せるということです
    それ以外は おまけのようなものです
  • 14:21 - 14:25
    外国語を習い始める時は
    「道具箱」から始め —
  • 14:25 - 14:26
    1週目には
  • 14:26 - 14:29
    学ぶ上で必要な言い回しを
    覚えてください
  • 14:29 - 14:31
    「それはどう言うんですか?」
    「分かりません」
  • 14:31 - 14:33
    「もう一度言ってください」
    「どういう意味ですか?」
  • 14:33 - 14:38
    学ぶ言語で言えるようにし
    それを役立つ道具として使って
  • 14:38 - 14:41
    その他のことを
    学んでいくんです
  • 14:41 - 14:44
    2週目には こんなことを
    言えるようになって下さい
  • 14:44 - 14:48
    「わたし」 「これ」 「あれ」
    「あなた」 「あげる」 「あつい」
  • 14:48 - 14:54
    簡単な 名詞 代名詞 動詞 形容詞を使って
    幼児のようにコミュニケーションするんです
  • 14:54 - 14:58
    そして3、4週目には
    「繋ぎ言葉」を練習します
  • 14:59 - 15:02
    「だけど」 「しかし」 「だから」 等
  • 15:02 - 15:08
    文をつなげて より複雑な意味を
    表せるようにするものです
  • 15:08 - 15:10
    その時点で
    「話している」と言えるでしょう
  • 15:11 - 15:14
    また このとき「外国語の親」を
    見つけておいてください
  • 15:16 - 15:20
    子供と親のやり取りを見たことがあれば
    私の言う意味が分かるでしょう
  • 15:20 - 15:25
    小さな子供が話す時は
    簡単な単語の簡単な組み合わせで話します
  • 15:25 - 15:29
    文法や発音が
    変なこともあります
  • 15:29 - 15:32
    家族以外の人には
    意味不明かもしれませんが
  • 15:32 - 15:35
    親は理解します
  • 15:35 - 15:39
    だから子供は安心できる環境で話し
    自信を持つことができます
  • 15:39 - 15:42
    親は身振り
    手振りを使い
  • 15:42 - 15:45
    子供に分かる
    やさしい言葉で話します
  • 15:45 - 15:49
    理解可能なインプットのある
    安心できる環境を手に入れるんです
  • 15:49 - 15:52
    この方法はうまくいきます
    でなければ 誰も母国語を身につけられないでしょう
  • 15:53 - 15:57
    「外国語の親」となる人は
    あなた個人に関心があり
  • 15:57 - 16:00
    対等な立場で接し
  • 16:00 - 16:04
    あなたが理解できるよう
    気を遣ってくれるような人です
  • 16:04 - 16:09
    「外国語の親」の条件が4つあります
    配偶者はあまり適格とは言えません
  • 16:09 - 16:10
    その4つの条件というのは
  • 16:10 - 16:15
    第1に あなたの言うことが全然変であっても
    理解しようと努力すること
  • 16:15 - 16:18
    第2に あなたの間違いを
    無理に訂正しないこと
  • 16:19 - 16:22
    第3に あなたが言ったことを どう理解したか
    フィードバックを返し
  • 16:22 - 16:26
    あなたが 適切な受け答えや
    正しい言い方が分かるようにすること
  • 16:26 - 16:29
    そして第4に あなたに分かる
    単語を使うこと
  • 16:30 - 16:33
    6番目の実践は
    顔の動かし方を真似ることです
  • 16:33 - 16:35
    筋肉を正しく動かす
    必要があります
  • 16:35 - 16:39
    その外国語の話者に分かる
    発音ができるようになります
  • 16:39 - 16:41
    ここで心がけるのは
  • 16:41 - 16:44
    顔の動きに対する音を聞き
    聞いた音で顔の動きを直すということ
  • 16:44 - 16:48
    これで顔を使った
    フィードバックループができます
  • 16:48 - 16:53
    ネイティブ話者を見る機会があるなら
    顔の動きをよく観察して下さい
  • 16:53 - 16:58
    ルールというのは 無意識が吸収すれば
    自然に使えるようになります
  • 16:58 - 17:01
    もし ネイティブが身近にいなければ
    こんな教材を使うこともできます
  • 17:02 - 17:12
    (英語教材の女性の発音)
    sing song king stung hung
  • 17:13 - 17:16
    取り組むべき
    7番目の実践は
  • 17:16 - 17:18
    私が「直結」と
    呼んでいるものです
  • 17:18 - 17:21
    外国語学習者の多くがやるのは
  • 17:21 - 17:25
    母国語の単語と
    外国語の単語を対応づけて
  • 17:25 - 17:29
    記憶するまで何度も繰り返すということで
    非常に非効率です
  • 17:29 - 17:34
    知っているものにはすべて 心の中に
    イメージや感覚があることに気付いてください
  • 17:34 - 17:39
    例えば「火」について話す時
    煙の臭いがし パチパチと音が聞こえ 炎が見えるでしょう
  • 17:39 - 17:43
    つまりイメージや
    それに関する記憶から入って
  • 17:43 - 17:47
    別の経路から出るんです
    「同じ箱 別の道」と私が呼ぶゆえんです
  • 17:47 - 17:50
    この経路は
    時間をかけて形成されます
  • 17:50 - 17:54
    新しい音を
    元からある自分の内部イメージに
  • 17:54 - 17:58
    関連づけるのが
    だんだん上手くなっていきます
  • 17:59 - 18:03
    何度も繰り返すうちに この作業に上達し
    無意識にできるようになります
  • 18:03 - 18:08
    以上 外国語を習得するための
    5つの原則と7つの実践でした
  • 18:08 - 18:11
    1つやるだけでも
    皆さんの外国語は上達するでしょう
  • 18:11 - 18:14
    これは外国語学習者が
    自分で自由にできることです
  • 18:14 - 18:18
    全てを実践したら
    半年で外国語を使いこなせるようになります
  • 18:18 - 18:20
    ありがとうございました
  • 18:20 - 18:23
    (拍手)
Title:
どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TEDxLingnanUniversity
Description:

「どんな大人でも半年以内に外国語を流暢に使えるようになる」と言ったらどう思いますか? 心理学研究に基づく5つの原則を守り7つの実践を行うことでそれは可能だとクリス・ロンズデールは言います。才能も現地生活も必要ありません。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
18:27

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