夢は決してあきらめるな
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0:05 - 0:10この海岸に立つのは5回目になります
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0:10 - 0:12キューバの海岸で
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0:12 - 0:16遠くの地平線を見ながら
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0:16 - 0:20再び確信しています
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0:20 - 0:21この広大で
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0:21 - 0:24危険に満ちている大海原を
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0:24 - 0:27泳いで渡りきれることを
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0:27 - 0:29私自身の4回の試みだけでなく
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0:29 - 0:31世界中のトップクラスの泳者が
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0:31 - 0:341950年以来挑み続けているにもかかわらず
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0:34 - 0:37まだ誰も達成できていません
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0:37 - 0:41私のチームは
4回の試みを誇りに思っており -
0:41 - 0:4430人ほどの支援チームです
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0:44 - 0:48リーダーは
親友のボニーで -
0:48 - 0:51私を力づけてくれます
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0:51 - 0:55失ってしまったかと思われる
かすかに残った闘志を -
0:55 - 0:58何時間 何日間も泳ぎ続けたあの海で
呼び覚ましてくれるのです -
0:58 - 1:01チームのサメ専門家は世界一です
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1:01 - 1:05サメは水面下で私を狙っています
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1:05 - 1:08世界一強力な毒を持つハコクラゲは
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1:08 - 1:11この海域を棲みかとしており
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1:11 - 1:13前回の試みでは
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1:13 - 1:16危うく命を落とすところでした
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1:16 - 1:18環境自体も苛酷です
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1:18 - 1:21160キロ以上もある距離は
もちろんのことですが -
1:21 - 1:24海を渡るということは
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1:24 - 1:26潮の流れや 渦巻き
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1:26 - 1:29そして地球上で最も予測の難しい
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1:29 - 1:33メキシコ湾流もあります
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1:33 - 1:37ところで 面白いことに
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1:37 - 1:40このような挑戦の前になると
記者とか他の人に -
1:40 - 1:42よく こんな質問をされるんです
-
1:42 - 1:44「ボートとか 支援者とか
-
1:44 - 1:47一緒について行くの?」って
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1:47 - 1:49いったい何を
想像しているのでしょう? -
1:49 - 1:54一人で星を見ながら泳ぐ方向を修正し
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1:54 - 1:57格闘用ナイフを口にくわえ
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1:57 - 2:01魚を捕まえ 皮を剥いで
その肉を食べ -
2:01 - 2:04脱塩造水装置でも引っ張って泳ぎ
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2:04 - 2:05飲み水を作ると思うのでしょうか
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2:05 - 2:10(笑)
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2:10 - 2:14もちろんチームを連れて行きます(笑)
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2:14 - 2:18チームはプロの勇敢な仲間たちで
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2:18 - 2:21問題に画期的に取り組み
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2:21 - 2:23科学的な発見をしています
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2:23 - 2:28世界の どの有名な探検とも同じです
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2:28 - 2:31彼らとは共に長い道のりを歩んできました
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2:31 - 2:33古代ギリシア時代から常に
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2:33 - 2:34冒険の意味は何か
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2:34 - 2:37討論されてきました
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2:37 - 2:39人生の目的はゴールではなく
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2:39 - 2:42その道のりではないでしょうか?
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2:42 - 2:44この道のりは
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2:44 - 2:46本当に スリルに満ちています
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2:46 - 2:48まだ 対岸には着いていませんが
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2:48 - 2:52それに対する誇りと決意は
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2:52 - 2:54断固としたものです
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2:54 - 2:5860歳になっても
夢を失いませんでした -
2:58 - 3:0020代のときにチャレンジし
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3:00 - 3:04夢に見、心に描いていました
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3:04 - 3:07今日 世界で最も注目されている
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3:07 - 3:11キューバとフロリダ間の海峡を
思い浮かべました -
3:11 - 3:15とても深く 私の心に根付いているんです
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3:15 - 3:1760歳になったとき
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3:17 - 3:20スポーツ界で偉業を成し遂げたいとか
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3:20 - 3:23誰よりも先に渡ることを
自慢したくてやったのではありません -
3:23 - 3:26もちろん それもありましたが
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3:26 - 3:30それよりも深い目的があり
残っている人生を考えたのです -
3:30 - 3:33事実 私たちは皆
人生の終わりに向かって進んでいます -
3:33 - 3:35そこで 何をするか?
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3:35 - 3:37一体何をして進めば
-
3:37 - 3:40後で振り返った時に後悔しないか?
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3:40 - 3:43去年 トレーニング中に
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3:43 - 3:45これにぴったりな
セオドア・ルーズベルトの言葉を -
3:45 - 3:48いつも思い出していました
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3:48 - 3:49こんな言葉です
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3:49 - 3:53「心地良い椅子に座って 人のやることを
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3:53 - 3:57批判したり 傍観するだけでも良いが
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3:57 - 4:01勇気のあるものは
実際に参加し -
4:01 - 4:03傷つき 泥まみれになり
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4:03 - 4:05幾度となく失敗しても
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4:05 - 4:08恐れず 迷わずに
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4:08 - 4:11勇敢に生きるものだ」
-
4:11 - 4:13もちろん
向こう岸まで泳ぎきりたかった -
4:13 - 4:17それが目的ですから
実の所 ― -
4:17 - 4:21今年は道のりより
目的地に到達したことが -
4:21 - 4:22もっとステキでした
-
4:22 - 4:27(笑)(拍手)
-
4:27 - 4:31でも その旅自体も
とても価値があったのです -
4:31 - 4:33この時点で 今年の夏のことですが
-
4:33 - 4:37科学者 スポーツ科学者
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4:37 - 4:41トレーニングの専門家
脳神経学の医者 -
4:41 - 4:46それに 私のチームのボニーにも
-
4:46 - 4:47これは無理だと言われました
-
4:47 - 4:50とても不可能だと
でもボニーは こう言いました -
4:50 - 4:52「この旅に出ると決めたら
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4:52 - 4:54私も最後まで付き合うわ
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4:54 - 4:55一緒にやろう」
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4:55 - 5:00そしてスタート地点に立ったのです
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5:00 - 5:03沖を眺めると
まるで別世界にいるようでした -
5:03 - 5:04最初の1かきを始める前に
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5:04 - 5:07マリナ・ヘミングウェイの岩の上から
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5:07 - 5:09キューバの国旗が風に揺れ
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5:09 - 5:12チーム全員がそれぞれのボートの上で
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5:12 - 5:19拳を上げて「ここにいるよ 一緒に行くよ」
と言ってくれているのが見えました -
5:19 - 5:21ボニーと目を合わせて口にしたのは
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5:21 - 5:23今年の目標として
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5:23 - 5:25トレーニング中に繰り返してきた言葉です
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5:25 - 5:27「目標に向かって道をみつけよう」
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5:27 - 5:30夢があれば
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5:30 - 5:33誰しも 前途に
立ちはばかるものがあります -
5:33 - 5:36人生には必ず
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5:36 - 5:40悲しみや戸惑いが
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5:40 - 5:42あるものです
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5:42 - 5:45でも自分を信じて 希望を失わず
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5:45 - 5:47打ちのめされても
立ち上がることができ -
5:47 - 5:50忍耐とは私たちに与えられた
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5:50 - 5:54素晴らしい特性であると思えれば
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5:54 - 5:57道はみつかるのです
ボニーは私の肩をぐっと掴むと -
5:57 - 6:01「フロリダまでの道を
一緒にみつけよう」と言いました -
6:01 - 6:04そしてスタートしました
そこから始まった53時間は -
6:04 - 6:09強烈で 忘れる事が出来ない経験でした
-
6:09 - 6:12素晴らしいものは
本当にすごいんです -
6:12 - 6:14宗教は信じないタイプなのですが
-
6:14 - 6:18メキシコ湾流の真っ青な海を泳ぎ
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6:18 - 6:19息継ぎしながら
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6:19 - 6:24永遠に続く景観を眺めると
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6:24 - 6:29青い地球への畏敬の念を
抱かずにはいられません -
6:29 - 6:32本当に素晴らしいものです
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6:32 - 6:35頭の中のプレイリストには85曲ほどあって
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6:35 - 6:37特に真夜中になると
-
6:37 - 6:39明かりは全く使わないので ―
-
6:39 - 6:42明かりにはクラゲが集まるし
サメもやってきます -
6:42 - 6:44サメは明かりに集まる
魚が目当てです -
6:44 - 6:47だから 真っ暗な闇の中を進みます
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6:47 - 6:50こんな真っ暗な闇は
誰も経験がないと思います -
6:50 - 6:52自分の指先も見えなければ
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6:52 - 6:53ボートの仲間も見えません
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6:53 - 6:55ボートにいる ボニーとチームの仲間は
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6:55 - 6:57私の腕が水面を叩く音から
-
6:57 - 6:58私の位置がわかるのです
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6:58 - 7:00見えるものは何もありません
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7:00 - 7:03そんな中で自分のプレイリストに
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7:03 - 7:05陶酔していました
-
7:05 - 7:07(笑)
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7:07 - 7:09きついゴム製の水泳帽を被っているので
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7:09 - 7:10何も聞こえません
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7:10 - 7:13ゴーグルをつけ
頭を1分間に50回ひねりながら -
7:13 - 7:15歌をうたっています
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7:15 - 7:19♪ 想像してごらん 天国なんてないと ♪
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7:19 - 7:21♪ ルルルルルー ♪
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7:21 - 7:24♪ やってみれば 簡単だよ ♪
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7:24 - 7:25♪ ルルルルルー ♪
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7:25 - 7:28これは千回でも続けて歌えます
-
7:28 - 7:30(笑)
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7:30 - 7:33これも才能でしょうね
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7:33 - 7:37(笑)(拍手)
-
7:37 - 7:40いつもこの部分を歌い終えると
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7:40 - 7:47♪ ああ 僕を夢想家だと思うかもしれないが
僕だけじゃない ♪ -
7:47 - 7:49222回目
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7:49 - 7:54♪ 想像してごらん 天国なんてないと ♪
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7:54 - 7:56そして ジョン・レノンの『イマジン』を
千回を歌い終わると -
7:56 - 7:58そして ジョン・レノンの『イマジン』を
千回を歌い終わると -
7:58 - 8:019時間45分泳いだところでした
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8:01 - 8:04きっかりです
-
8:04 - 8:08そこで問題がやってきました
必ずやってくるものです -
8:08 - 8:11まず吐き気に襲われ
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8:11 - 8:12海水のせいで 気分が悪くなり
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8:12 - 8:16クラゲから完全防護するための
マスクを頭から被るので -
8:16 - 8:17泳ぎにくいんです
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8:17 - 8:20口の中は擦れて痛いのですが
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8:20 - 8:22クラゲの触手にはやられません
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8:22 - 8:25それに体温が下がります
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8:25 - 8:29水温は29度
それでも体重が減り -
8:29 - 8:31カロリーを消耗しています
ボートに近づいても -
8:31 - 8:33ボートに触れてはいけません
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8:33 - 8:34上がることもできませんが
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8:34 - 8:37ボニーと支援チームは
食料を手渡し -
8:37 - 8:40私の具合を確認してくれます
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8:40 - 8:46実は目の前に
タージ・マハルが見えていたんです -
8:46 - 8:51精神的に全く違うゾーンにいて
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8:51 - 8:54スゴイ なんて思っていたんです
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8:54 - 8:57こんな所でタージ・マハルに出くわすなんて
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8:57 - 8:59すばらしい景観です
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8:59 - 9:02あの建設には何年かかったのだろう?
-
9:02 - 9:08ちょっと 頭がおかしいですね(笑)
-
9:10 - 9:12鉄則のようなものですが
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9:12 - 9:15この先どれくらいかかるとかは
知らされません -
9:15 - 9:16実際 誰にもわかりませんし
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9:16 - 9:17この先 何が起こるかもわかりません
-
9:17 - 9:19この先 何が起こるかもわかりません
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9:19 - 9:20天候や潮の流れ
-
9:20 - 9:24それに 絶対あってはならないのが
クラゲにやられることです -
9:24 - 9:27これだけ体をカバーしていても
刺されるかもしれません -
9:27 - 9:29でもボニーの決断で
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9:29 - 9:333日目の朝のことですが
-
9:33 - 9:35私が苦しんで
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9:35 - 9:38やっとの思いで泳いでいるのを見て
-
9:38 - 9:40私をボートの側に呼び寄せると
-
9:40 - 9:41私をボートの側に呼び寄せると
-
9:41 - 9:43「あそこを見てごらん」と言ったのです
-
9:43 - 9:46明かりが見えました
夜より 日中の方が楽なので -
9:46 - 9:47朝になるのを嬉しく思いました
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9:47 - 9:50一列に並んだ白っぽい光が
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9:50 - 9:51水平線上に見えました
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9:51 - 9:54「もうすぐ夜が明けるね」と言うと
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9:54 - 9:59ボニーは答えました
「違う あれはキー・ウェストの明かりよ」 -
9:59 - 10:01あと15時間でフロリダに到着するのです
-
10:01 - 10:04普通の泳者にとっては
長い時間でしょうが -
10:04 - 10:10(笑)(拍手)
-
10:10 - 10:1515時間の水泳トレーニングなら
慣れっこです -
10:15 - 10:18もうすぐです
なぜか無意識のうちに -
10:18 - 10:21水をかく回数を数えるのを止め
-
10:21 - 10:25歌うのも スティーヴン・ホーキングの
言葉や -
10:25 - 10:27宇宙のパラメータを考えるのもやめました
-
10:27 - 10:30この夢について考え始め
-
10:30 - 10:33なぜ どうやって夢を追ったのかが
頭に浮かびました -
10:33 - 10:36ことの始まりは60歳になった時だと
お話ししましたが -
10:36 - 10:41「できるだろうか」という
単純なものではありません -
10:41 - 10:43日々の計画と
-
10:43 - 10:46自制心 それに準備
-
10:46 - 10:48それに対する誇りもあります
-
10:48 - 10:53でも 次第に
こう考えようと思いました -
10:53 - 10:56「星まで届け」という言葉がありますが
-
10:56 - 10:59私の場合「地平線まで届け」だったのです
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10:59 - 11:01そして 私のように「地平線に届いた」とき
-
11:01 - 11:04届かない人もいるかもしれませんが
-
11:04 - 11:10その過程で人間的にも精神的にも
-
11:10 - 11:12ものすごく成長するんです
-
11:12 - 11:15地平線を目指しながら築く
-
11:15 - 11:18人間としての土台は 計り知れないものです
-
11:18 - 11:20対岸が迫ってきました
-
11:20 - 11:23少しだけ悲しい気持ちにもなりました
-
11:23 - 11:26壮大な旅が終わってしまうんです
-
11:26 - 11:27今ではいろんな人に言われます
-
11:27 - 11:33「次は何?あれはすごかった!」
-
11:33 - 11:35コンピューターで
私の泳ぎを追っていた人でしょうか? -
11:35 - 11:38「今度はどこを泳ぐの?
次の挑戦も応援するのが楽しみ」 -
11:38 - 11:41この方たちが参加したのは53時間だけ
-
11:41 - 11:43私は何年間もかけて挑戦したんです
-
11:43 - 11:47もう海を渡るような
壮大な旅はないでしょう -
11:47 - 11:50でも大切なのは
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11:50 - 11:55人生 1日1日が壮大だということです
-
11:55 - 11:58あの海岸に上がった時
-
11:58 - 12:00というか 這い上がった時
-
12:00 - 12:02以前から何回も
-
12:02 - 12:06偉そうなスピーチを
-
12:06 - 12:11練習して準備してありました
-
12:11 - 12:12ボートで並走していたボニーが
-
12:12 - 12:14私の喉の奥が腫れてきたと心配した時
-
12:14 - 12:16医療チームをボートに呼んで
-
12:16 - 12:19呼吸に支障が出始めていると
-
12:19 - 12:21相談していました
-
12:21 - 12:24あと半日 か1日 海にいたら
-
12:24 - 12:25喉全体が腫れて
-
12:25 - 12:30「気管切開」だなんて
ボーっとしながら聞いた覚えがあります -
12:30 - 12:32(笑)
-
12:32 - 12:34でも そこでボニーが医者に言ったのは
-
12:34 - 12:36「呼吸が出来るかは心配じゃないけど
-
12:36 - 12:38岸についてスピーチができなかったら
-
12:38 - 12:40彼女 カンカンになるわ」でした
-
12:40 - 12:43(笑)
-
12:45 - 12:48でも実際 用意したスピーチは
-
12:48 - 12:50遠泳のトレーニングの
モチベーションになったのですが -
12:50 - 12:53遠泳のトレーニングの
モチベーションになったのですが -
12:53 - 12:54本番は全く違いました
-
12:54 - 12:57とても感動的な瞬間でした
-
12:57 - 12:59沢山の人やチームもいました
-
12:59 - 13:02成功したんです 私の成功ではなく
皆の成功です -
13:02 - 13:05忘れる事はありません
永遠に私たちの一部となるでしょう -
13:05 - 13:08岸に着いた時 なんとか口から出たのは
3つの言葉です -
13:08 - 13:12まず1つ目は
「決して あきらめるな」 -
13:12 - 13:18私のモットーです
ソクラテスも言っていましたね -
13:18 - 13:19「存在は行動なり」
-
13:19 - 13:22皆さんに「決してあきらめるな」と
口で言うだけではなく -
13:22 - 13:26実際あきらめず
行動で示せたと思います -
13:26 - 13:292つ目は「夢を追いかけるのは
-
13:29 - 13:31何歳になっても遅くない」です
-
13:31 - 13:3564歳が 年齢・性別を問わず
誰にも達成されなかったことを -
13:35 - 13:37やり遂げたんです
-
13:37 - 13:39今こそが 人生の盛りだと確信しています
-
13:39 - 13:42今こそが 人生の盛りだと確信しています
-
13:42 - 13:44(拍手)
-
13:44 - 13:47そうです
-
13:50 - 13:52ありがとう
-
13:52 - 13:543つ目に岸に着いたとき言ったのは
-
13:54 - 13:57「こんな孤独な挑戦は
他に例がないように見えるでしょう -
13:57 - 13:59いろいろな意味で そうなんですが
-
13:59 - 14:03別の意味 ―
最も大切な意味では -
14:03 - 14:05これはチームの勝利です
私がすごいと思うなら -
14:05 - 14:07ボニーを見て下さい」
-
14:07 - 14:08(笑)
-
14:08 - 14:11ボニー どこですか?
-
14:11 - 14:13どこにいますか?
-
14:13 - 14:17彼女が ボニー・ストールです(拍手)
-
14:17 - 14:19大切な親友です
-
14:21 - 14:24ヘンリー・デイヴィッド・ソローが
こう言いました -
14:24 - 14:27夢を達成するとき大切なのは
何を手に入れるかではなく -
14:27 - 14:30その過程でどのような人間に
なったかということだ -
14:30 - 14:32私は こんな風に皆さんの前に立っています
-
14:32 - 14:33遠泳を達成してから
3ヶ月のうちに -
14:33 - 14:35オプラの番組に出演し
-
14:35 - 14:39オバマ大統領の
ホワイトハウスの執務室にも招かれました -
14:39 - 14:43皆さんのような方々の前で
話す機会にも恵まれ -
14:43 - 14:45大手の出版社と
本の契約も結びました -
14:45 - 14:48これらは全てすばらしく
軽視するわけではありません -
14:48 - 14:50全てうれしく思いますが
-
14:50 - 14:53でも こうやって胸をはっていられるのは
-
14:53 - 14:57あの勇敢に物事に立ち向かう
生き方で -
14:57 - 15:01毎日を生きているからです
-
15:01 - 15:04ありがとう
カンファレンスを楽しんでください -
15:04 - 15:08ありがとう
(拍手) -
15:08 - 15:11どうもありがとうございます
-
15:11 - 15:13ありがとう
-
15:15 - 15:19皆さんも道をみつけて下さい(拍手)
- Title:
- 夢は決してあきらめるな
- Speaker:
- ダイアナ・ナイアド
- Description:
-
真っ暗な闇の中、クラゲに刺され海水にむせても、歌を口ずさみ、幻覚を見ながらダイアナ・ナイアドは泳ぎ続けました。こうしてやっと遠泳競技者としての夢をかなえたのです。64歳でキューバからフロリダまで177キロを泳ぎ切った彼女のストーリーをお楽しみ下さい。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:35
![]() |
Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for Never, ever give up | |
![]() |
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for Never, ever give up | |
![]() |
Akiko Hicks edited Japanese subtitles for Never, ever give up | |
![]() |
Akiko Hicks approved Japanese subtitles for Never, ever give up | |
![]() |
Mari Arimitsu accepted Japanese subtitles for Never, ever give up | |
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Akiko Hicks edited Japanese subtitles for Never, ever give up | |
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Akiko Hicks edited Japanese subtitles for Never, ever give up | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for Never, ever give up |