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エンパシーとは何なのでしょう?
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シンパシーとはなぜ大幅に異なるのでしょう?
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エンパシーは繋がりを強めます。
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シンパシーは断絶を生み出します。
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エンパシーは大変興味深いものです。
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テリーザ・ワイズマンという看護学の学者は、
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エンパシーが関与してくる多種多様な職種を研究し、
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エンパシーを4つの資質に分類しました。
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視野の転換 -
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他者の視点に立つことのできる能力、
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ないしは他者のものの見方がその本人にとっては真実であるということを認識する力。
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評価の回避 -
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これは簡単なことではありません。
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我々の大半は他人に評価を下すことを嬉々として行いますからね。
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他者の中に存在する感情を認知すること、
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そしてその感情を伝達できること。
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つまりエンパシーとは、人と「共に」感じることなのです。
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そして私としては、このような隔離された場所としてエンパシーをイメージしています。
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誰かが深い穴の中に落ち込んでいて、底の方から叫んでいます。
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「この中に嵌り込んじゃった、暗いよ、飲み込まれそうだよ」ってね。
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そこで私たちは穴を覗き込み、
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「おーい!」って呼びかけ、降りて行きます。
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「僕はここに落ち込んでしまうのがどんな気持ちか知ってるよ。…
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君は一人じゃないよ」って。
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シンパシーはというと、
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「あらら!」
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「そりゃマズイねぇ」
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「うーんと…いや」
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「サンドイッチでも食べる?」
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エンパシーは意識的にする選択です。しかも自分を傷つけてしまうかもしれない選択です。
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なぜなら誰かと繋がろうとするならば、
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その感情と関連づけられた自分自身の内側にあるものと繋がらないといけないからです。
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殆どの場合、エンパシーな反応は「それでもさ…」なんてセリフで始まることはまずありません。
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そうなんです、
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私たちはこれをしょっちゅうしてしまいます。ご存知ですか?
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誰かが自分に物凄く辛い出来事を話してくれたとします。
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すると私たちはその話を「銀色に縁取り」しようとしてしまうのです。
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この言い回しは本来は動詞じゃないのでしょうけど、動詞的に使わせてください。
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私たちって、話に銀の縁取りをしたがるんです。
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例えばですね、「流産してしまったの」
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「だとしても、妊娠は可能な身体だって判明したじゃないか」
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「結婚生活が破綻しかけているんじゃないかと思うの」
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「だとしても、結婚自体はできたじゃないか」
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「ジョンが退学させられるの」
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「だとしても、サラちゃんの方は優秀な生徒じゃないか」
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大変辛い話に直面したとき、
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私たちが時として犯してしまうこととは、
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物事を好意的に作り替えようとすることです。
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もし私があなたに非常に辛い話をするとしたら、私がかけて欲しい言葉は
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「そうか…」
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「なんて言ってあげたらいいのかすら分からないよ。でも話してくれてありがとう」
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なぜなら実のところ、
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積極的な対応が状況を好転させることは稀だからです。
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状況を好転させられるのは、「繋がること」によってなのです。
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字幕:シャンティ・フーラ翻訳チーム