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In Defense of Disney's Strange Solarpunk World

  • 0:08 - 0:16
    ディズニーの「ストレンジワールド」は
    カラフルで奇妙な世界を冒険する話だ
  • 0:17 - 0:26
    若い観客向けの映画だが
    それはメッセージが浅いことを意味しない
  • 0:26 - 0:30
    説明のために物語の中盤にジャンプしよう
  • 0:30 - 0:35
    主人公たちが開拓プライマルという
    ボードゲームをする場面だ
  • 0:35 - 0:37
    "開拓プライマルは?"
  • 0:37 - 0:41
    マジック・ザ・ギャザリングと
    カタンを混ぜたようなものだが
  • 0:42 - 0:45
    ゴールはモンスターを倒したり
    領土を広げることではなく
  • 0:45 - 0:47
    "悪魔のクモだ!"
  • 0:47 - 0:47
    "殺せ!"
  • 0:48 - 0:51
    "いや 殺すとかじゃないんだ"
  • 0:51 - 0:55
    協力してより良い世界を構築することだ
  • 0:55 - 1:00
    "環境と調和して暮らすのが
    ゲームの目的だ"
  • 1:01 - 1:05
    そのゴールは映画のメッセージでもある
  • 1:05 - 1:08
    倒すべき悪役はいない
  • 1:08 - 1:11
    代わりに社会を説得して
  • 1:11 - 1:16
    日常生活を支える便利な燃料を
    捨てさせる必要がある
  • 1:17 - 1:19
    それが世界を破壊する前に
  • 1:19 - 1:25
    生態学的寓話としては
    驚くほど過激な話だ
  • 1:26 - 1:31
    見た目はパルプマガジンから借りているが
  • 1:31 - 1:37
    テーマはソーラーパンクと
    多くの共通項がある
  • 1:40 - 1:45
    ソーラーパンクは最近の
    文学やメディアのトレンドで
  • 1:45 - 1:51
    SF的な枠組みで生態系を再生する物語であり
  • 1:52 - 2:00
    パーマカルチャー農業 相互扶助ネットワーク
    持続可能な都市生活などを描いている
  • 2:02 - 2:12
    テーマとビジュアル自体は数十年前からあり
    多くがスタジオジブリ作品に影響を受けている
  • 2:12 - 2:20
    特に「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」
    「風の谷のナウシカ」に
  • 2:22 - 2:29
    現時点ではソーラーパンクは
    ジャンルというより野心的アイディアだが
  • 2:29 - 2:33
    今はゲーム界にまで急速に成長している
  • 2:33 - 2:37
    "毒素洗浄装置を使い
    土壌と海を浄化しましょう"
  • 2:39 - 2:46
    "綺麗な水を必要な場所に送り
    草木を育てましょう"
  • 2:46 - 2:57
    ソーラーパンク系で私のお気に入りなのは
    「Monk and Robot」シリーズの小説だ
  • 2:58 - 3:06
    ソーラーパンクの核心は
    よくあるディストピアでの楽観的反応だ
  • 3:06 - 3:14
    そこではハイパー資本主義が
    世界をひどく破壊している
  • 3:14 - 3:26
    私たちは壮大な世界的大災害を数多く鑑賞し
    世界の終わりは不可避のように感じてしまう
  • 3:26 - 3:30
    "この町だけじゃない
    全部こうだ"
  • 3:30 - 3:40
    「The Seeds of Time」という本の次の言葉を
    どこかで聞いたことがあるかもしれない
  • 3:40 - 3:50
    "こんにちの私たちにとっては
    後期資本主義の崩壊より
    地球や自然の徹底的な荒廃を
    想像することの方が容易いように見える"
  • 3:50 - 3:54
    "おそらく私たちの想像力の弱さのせいで"
  • 3:55 - 4:00
    私は想像力の欠如は 少なくとも一部は
    エンターテイメント企業のせいだと主張したい
  • 4:01 - 4:06
    ネオンにあふれた企業系ディストピアと
  • 4:06 - 4:10
    終末風景を描き続けている
  • 4:10 - 4:15
    世界の運命は決まっているかのように
  • 4:15 - 4:21
    良いディストピア物語は
    私たちの世界についての警告となるかもしれない
  • 4:21 - 4:25
    "コロニーでの新しい人生が
    あなたを待っています"
  • 4:25 - 4:29
    "黄金の土地での再出発のチャンス…"
  • 4:30 - 4:36
    しかし未来の暗い見通しは多く蔓延し
    批評もされてないため
  • 4:36 - 4:44
    多くのジャンルが少ないスタイルの選択と
    お決まりの物語の中に閉じ込められている
  • 4:47 - 4:57
    私たちは時折 ディストピア的な世界の中で
    より良い未来の可能性を垣間見る
  • 5:00 - 5:01
    "本物の木?"
  • 5:01 - 5:05
    "クールだろ?
    初めて見た時ここだとわかった"
  • 5:06 - 5:09
    "種一つでこうなれる"
  • 5:09 - 5:17
    その生態学的持続性の見通しは
    遠い未来の一部にだけ存在するかのようだ
  • 5:17 - 5:23
    別の宇宙か 仮想空間の中に
  • 5:26 - 5:29
    ストレンジ・ワールドは
    このパターンを破る
  • 5:29 - 5:35
    環境は危機にあるが
    まだ救う時間があるからだ
  • 5:35 - 5:43
    オープニングでアヴァロニアは前近代社会から
    未来的技術社会に進歩したと説明される
  • 5:43 - 5:48
    パンドと呼ばれる燃料を発見したおかげで
  • 5:49 - 5:55
    野菜のように育つが
    パンドは明らかに化石燃料の比喩だ
  • 5:56 - 5:57
    "電池切れだ"
  • 5:57 - 6:01
    "そんなわけない
    1時間前に収穫したのに"
  • 6:01 - 6:08
    パンドに謎の異変が起こると
    彼らは生活を守るため探検に出る
  • 6:08 - 6:14
    "今回のミッションは根っこを追って
    パンドの中心に行き 病気を治すこと"
  • 6:14 - 6:17
    燃料を手に入れ続けようとする
  • 6:18 - 6:23
    たとえ外界生物と
    戦争することになったとしても
  • 6:27 - 6:37
    その後 気候変動の寓話そのままに
    パンド自体が世界を殺す寄生虫だと判明する
  • 6:38 - 6:41
    "この世界は生きてる 生き物なんだ!"
  • 6:41 - 6:47
    "つまり 僕らはずっと暮らしてた"
  • 6:47 - 6:50
    "巨大生物の上に"
  • 6:50 - 6:56
    息子のイーサンが最初に状況を理解した
  • 6:56 - 6:58
    "それをパンドが殺してる"
  • 6:58 - 7:04
    そして父親と一緒に変化を訴えようとする
  • 7:04 - 7:06
    "巨大生物なんだ!"
  • 7:06 - 7:08
    "巨大生物?"
  • 7:08 - 7:13
    "聞いてくれ
    この世界は全部生き物なんだ"
  • 7:13 - 7:15
    "パンドがそれを殺してる"
  • 7:15 - 7:18
    "生き残るにはパンドを捨てないと"
  • 7:18 - 7:20
    "パンドなしで生きろと?"
  • 7:20 - 7:22
    "信じられるか!"
  • 7:22 - 7:29
    しかしリーダーは現状を維持することを選び
    生態系に起きている真実を否定する
  • 7:29 - 7:30
    "カリスト?"
  • 7:30 - 7:31
    "離してよ"
  • 7:31 - 7:33
    "感情的にならないで"
  • 7:33 - 7:36
    "何を見たのかは知らない"
  • 7:36 - 7:39
    "でもここにはパンドのために来た"
  • 7:39 - 7:40
    "計画は変えない"
  • 7:40 - 7:42
    "君はわかってない"
  • 7:42 - 7:48
    イーサンたちは科学的事実を
    指摘したことで監禁される
  • 7:49 - 7:51
    "間違ってる!"
  • 7:51 - 7:55
    だがリーダーたちもすぐ気づくことになる
  • 7:55 - 7:59
    "これでわかった? 心臓よ"
  • 7:59 - 8:04
    このシナリオは私たちの現実世界の反映だ
  • 8:04 - 8:06
    "で…タイムアップ!"
  • 8:06 - 8:08
    "わかった死んだよ 殺した"
  • 8:08 - 8:10
    "そうこなきゃ"
  • 8:10 - 8:18
    ボードゲームの最中に見たように
    持続可能性というゴールは若者には自明だ
  • 8:18 - 8:20
    "27回目だ 悪者はいない"
  • 8:20 - 8:24
    "モンスターを殺したりしない"
  • 8:24 - 8:29
    "環境を活用して文明を築くんだ"
  • 8:30 - 8:34
    だが上の世代はそのアイディアに混乱する
  • 8:34 - 8:36
    "わからんな"
  • 8:36 - 8:37
    "僕も"
  • 8:37 - 8:39
    "そんなに難しくない!"
  • 8:40 - 8:42
    "悪者がいないって何だ?"
  • 8:42 - 8:44
    "設定がヘタなんだ"
  • 8:44 - 8:47
    "わかった 悪者がほしい?"
  • 8:47 - 8:48
    "二人が悪者だ!"
  • 8:49 - 8:58
    自分たちの生活にこだわり
    危機を解決するための犠牲を理解しない
  • 8:58 - 9:01
    本当の悪者は人ではない
  • 9:01 - 9:07
    変わる必要性を受け入れない
    凝り固まった価値観だ
  • 9:09 - 9:14
    最後には人々はパンドを壊すことを受け入れ
  • 9:14 - 9:20
    世界を救うために快適な暮らしを諦めた
  • 9:23 - 9:29
    あるレベルでは これはアニメ映画に期待する
    ハッピーエンドと言える
  • 9:29 - 9:36
    地球と生物たちがみな繋がっているという啓示は
    どこかで見たことはあるだろう
  • 9:36 - 9:41
    他との違いは 未来に到達する
    方法についてのメッセージだ
  • 9:41 - 9:45
    "さて 次に停まるのは
    冷たいコーヒーと怒れる群衆です"
  • 9:46 - 9:47
    "帰る準備はいい?"
  • 9:49 - 9:53
    環境がテーマの家族向け映画はよく
  • 9:53 - 9:56
    "珍しい鳥が住んでるの!"
  • 9:56 - 9:58
    "木を切らないで!"
  • 9:58 - 10:02
    変化というより保守の観点から描かれる
  • 10:02 - 10:06
    "これを植えることから始めよう!"
  • 10:06 - 10:12
    そして解決策は小さな個人的行動だ
  • 10:12 - 10:18
    ゴミを拾う 電気を消す 木を植えるなど
  • 10:19 - 10:21
    "ゴー!プラネット!"
  • 10:21 - 10:27
    "プラネティアーズは君に参加してほしい
    私たちの惑星を綺麗で美しく保つために"
  • 10:28 - 10:31
    "ポイ捨てはしないでください
    それは完全にかっこ悪いことです"
  • 10:31 - 10:34
    "パワーは君のもの"
  • 10:34 - 10:45
    この種のメッセージは変化の責任を
    問題のある仕組みから個人に転嫁する
  • 10:45 - 10:52
    ストレンジ・ワールドではそれと違い
    環境を救うのは個人の選択の結果ではなく
  • 10:52 - 10:59
    社会の仕組み全体の根本的な転換だ
  • 10:59 - 11:03
    パンドをやめる必要がある
  • 11:03 - 11:07
    現実世界の私たちへの寓話だ
  • 11:07 - 11:13
    私たちも化石燃料を使うのを
    やめなければならない
  • 11:13 - 11:17
    10年20年とかけてはいられない
  • 11:17 - 11:22
    グリーンエネルギーへの転換は急を要する
  • 11:24 - 11:33
    巨大エネルギー企業が宣伝するのとは反対に
    気候変動の簡単な技術的解決策は存在しない
  • 11:33 - 11:34
    "クリーンだね"
  • 11:34 - 11:37
    "普通の掃除でいいんですか?"
  • 11:37 - 11:45
    クリーンコールなどの誤った解決策は
    ただのグリーンウォッシュキャンペーンで
  • 11:45 - 11:50
    汚れたエネルギーへの投資を続けさせるものだ
  • 11:50 - 11:55
    "クリーンコールは最も信頼できる
    石炭産業によって提供されています"
  • 11:55 - 12:05
    本当に地球を救いたいなら
    今の持続不可能な生産消費行動は続けられない
  • 12:06 - 12:17
    もちろん有害な燃料に依存した社会の再構築は
    その期間中に多大な不便を強いるだろう
  • 12:17 - 12:23
    しかし時代の転換期は
    創造と革新を生み出すものだ
  • 12:23 - 12:29
    映画の人々も昔の生活に戻る必要はなかった
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    困難な時期を冷たいコーヒーを飲み
    コミュニティが一丸となって乗り越え
  • 12:35 - 12:45
    最終的には再利用可能な風力発電を開発し
    町の明かりと飛行船を取り戻した
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    生態学的調和という楽観的メッセージは
    映画をソーラーパンクの枠にぴったり置く
  • 12:55 - 12:59
    ソーラーパネルがなかったとしても
  • 12:59 - 13:06
    過激な環境保護の主張が
    ディズニーから出たというのは少し皮肉だ
  • 13:07 - 13:15
    映像製作者がメディア企業に向けて
    改革を呼びかけたのはこれが初めてではない
  • 13:16 - 13:24
    例えばこの美しいアニメは
    ヨーグルト企業のCMの一部だ
  • 13:24 - 13:28
    企業は長らく自身を
    未来と関連付けようとしてきた
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    ポジティブなメッセージはいいが
    理解すべきなのは 真によい世界に
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    地球を消滅の瀬戸際に追い込んだ
    企業やシステムは居場所がないということだ
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    映画は公開されると 反動的な批評家から
    ボイコットが呼びかけられた
  • 13:49 - 13:57
    多様性の押し付けや ゲイが普通のこととして
    描かれたことに怒ったようだ
  • 13:57 - 13:59
    "すごくうれしい"
  • 13:59 - 14:07
    中心人物に有色人種を選択したことは
    ソーラーパンクの世界を構成する上で重要だった
  • 14:07 - 14:15
    なぜなら持続可能な生態系のアイディアは
    遠い未来のSFから来たのではなく
  • 14:15 - 14:23
    ヨーロッパ人が入植する前の
    アフリカの伝統にルーツがあるからだ
  • 14:23 - 14:28
    自然のシステムを利用することで
    農耕し続けられました
  • 14:29 - 14:35
    同じ土地を何世紀も
    土壌を枯渇させることなしに
  • 14:36 - 14:40
    ソーラーパンクの流行は
    重要な真実を指し示している
  • 14:40 - 14:43
    "制限区域です"
  • 14:43 - 14:48
    差し迫る気候変動の危険を
    理解する必要がある一方で
  • 14:48 - 14:55
    破滅を強く警告するだけでは
    人々に行動させるには十分ではないということを
  • 14:55 - 15:05
    望む未来の形の想像を助けるような物語が
    楽しく 刺激的で そして批判的であると
  • 15:05 - 15:10
    より良い未来が私たちの
    手の中にあると感じられる
Title:
In Defense of Disney's Strange Solarpunk World
Description:

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Video Language:
English
Duration:
16:10

Japanese subtitles

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