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Born Sexy Yesterday

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    『トロン:レガシー』
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    ネオンが眩しいこのディズニー作品は
    1982年の名作『トロン』の続編だ
  • 0:13 - 0:19
    この作品には、私を長年悩ませている
    かなり厄介なトロープ(描写方法)の例が盛り込まれている
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    クオラ:私はクオラ!
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    SFファンにはすぐに分かる、
    一方の性に偏った手法だ
  • 0:27 - 0:32
    それは何度も何度も
    スペキュレイティブ作品に現れるが
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    名前が付いていなかったので
    私はこう呼ぶことにする
  • 0:37 - 0:41
    "Born Sexy Yesterday"(純粋で無知でセクシーな女性)と
  • 0:43 - 0:45
    サム:彼女はISOなのか
  • 0:45 - 0:50
    クオラというキャラクターは
    同型アルゴリズム、アイソー(ISO)だ
  • 0:50 - 0:54
    つまり彼女は女性の形をした、
    感情を持つコンピュータプログラムなのだ
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    ケヴィン:彼女は奇跡だ
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    これまで全てをかけた
  • 1:00 - 1:03
    人間のありようを作り変える
    デジタルの最先端だ
  • 1:04 - 1:06
    最後のISOとして
  • 1:06 - 1:09
    クオラはこう言い表されている
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    ケヴィン:非常に純粋で
  • 1:13 - 1:15
    想像できないほど賢い
  • 1:15 - 1:20
    もしこれが何となく、子どもについて
    言っているように聞こえるなら
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    それは決して偶然ではない
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    なぜなら『トロン:レガシー』は
    クオラをまさしくそのように表現しているからだ
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    クオラ:でも、ここだけの話
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    ジュール・ヴェルヌが好きなの
  • 1:32 - 1:33
    ジュール・ヴェルヌを知ってる?
  • 1:33 - 1:34
    サム:もちろん
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    クオラ:どんな人なの?
  • 1:37 - 1:39
    彼女は無邪気だが
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    非常に腕の立つ子どもの心を持っている
  • 1:41 - 1:45
    しかし、それは成熟した性的魅力のある女性の
    肉体の中にある
  • 1:46 - 1:49
    彼女は男性主人公の
    恋愛対象としての役割も果たす
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    「非常に純粋だが、想像できないほど賢い」は
    このトロープの本質を捉えている
  • 2:00 - 2:07
    "Born Yesterday"というイディオムは
    極めて純粋で未熟で無知という意味だ
  • 2:07 - 2:09
    ビリー:彼はアタシをバカだと思ってるのね?
  • 2:09 - 2:13
    ポール:そんなこと…
    ビリー:そうよ アタシってバカだしそれでいいの
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    ポール:そうなのかい
    ビリー:ええ、アタシ幸せ!
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    欲しいもの全部持ってる
    ミンクのコート2着 全部よ
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    "Born Sexy Yesterday"というトロープは
  • 2:27 - 2:32
    比喩的な意味と、多くの場合
    文字通りの意味を持っている
  • 2:35 - 2:38
    1997年のSFカルト傑作
  • 2:38 - 2:40
    『フィフス・エレメント』はおそらく
  • 2:40 - 2:45
    Born Sexy Yesterdayの最も典型的な例だろう
  • 2:46 - 2:48
    MACTILBURGH:言ったでしょう……完璧だ!
  • 2:50 - 2:54
    クオラのように
    リー・ルーは風変わりで無邪気だが
  • 2:58 - 3:02
    彼女は意図的に性的に表現されている
  • 3:02 - 3:05
    デイビッド:彼女は本当に…
    コーネリアス神父:完璧、だろ
  • 3:05 - 3:10
    このトロープで描かれる
    女性キャラクターは特徴として
  • 3:10 - 3:13
    無知で世間のことに疎い
  • 3:13 - 3:14
    マディソン:キレイ!
  • 3:14 - 3:20
    特にセックスや恋愛や
    基本的な社会的交流において
  • 3:20 - 3:22
    スティーヴ:キスしてもいいかい?
  • 3:23 - 3:24
    セレステ:それ痛い?
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    このSFの手法によって
  • 3:27 - 3:31
    彼女らは既に完全に形成され、
    人間界に連れてこられる
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    子どもの心が
  • 3:33 - 3:36
    成熟した女性の肉体に現れる
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    彼女はアンドロイドやコンピュータプログラム
  • 3:40 - 3:44
    人魚、エイリアン、
    不思議な生き物だったりする
  • 3:44 - 3:49
    そうでなければ、他の人間社会から
    隔離された環境で育てられた
  • 3:50 - 3:54
    これら女性キャラクターの多くには
    非常に明確な共通点が一つある
  • 3:55 - 3:59
    自分たちの性的魅力に全く気付いていない
    というように意図的に書かれている
  • 4:02 - 4:05
    すると、これにより映画製作者には
    口実が与えられる
  • 4:05 - 4:08
    少なくともワンシーン、
    彼女が男たちの前で服を脱ぐが
  • 4:08 - 4:13
    彼女はとても純粋だから、この行動の意味合いを
    理解しないという場面を入れるというものだ
  • 4:16 - 4:19
    アルティア:おはよう、こっちに来て!
  • 4:19 - 4:21
    ジョン:水着を持ってこなかった
  • 4:21 - 4:22
    アルティア:水着って何?
  • 4:23 - 4:25
    ジョン:勘弁してくれ
  • 4:25 - 4:26
    想像できることだが、
  • 4:26 - 4:32
    マニック・ピクシー・ドリーム・ガールという
    トロープとかなりの共通点がある
  • 4:32 - 4:34
    ジゼル:魔法の部屋ね!
  • 4:35 - 4:37
    水はどこから来るの?
  • 4:37 - 4:41
    ロバート:えーっと、水はこのパイプから来てる
  • 4:41 - 4:43
    ジゼル:パイプはどこで水をもらうの?
  • 4:43 - 4:46
    Born Sexy Yesterdayのキャラクターは
  • 4:46 - 4:50
    男性が尊敬する高度な技術を
    持っている場合が多いが
  • 4:51 - 4:54
    それは大抵、戦闘だ
  • 4:57 - 5:02
    さてこれまで、このトロープに関連した
    女性キャラクターに注目してきたが
  • 5:02 - 5:05
    これは、実のところ
    彼女たちについての話ではない
  • 5:05 - 5:07
    アラン:ドアが回転するんだ
  • 5:07 - 5:13
    ハリウッドの大抵のものと同様に
    Born Sexy Yesterdayは男性のために書かれている
  • 5:13 - 5:16
    そして結局、これは関係のトロープなのだ
  • 5:16 - 5:20
    コーベン:175cm、青い目
  • 5:20 - 5:22
    長い脚、綺麗な肌……
  • 5:22 - 5:24
    完璧なんだ!
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    つまり、この方程式の反対側について
    話す必要があるということだ
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    男性の主人公に
  • 5:32 - 5:37
    典型的に、彼は異性愛者の勇ましい男性で
    様々な理由により
  • 5:37 - 5:40
    恋愛において孤独か
    満たされていない
  • 5:44 - 5:49
    社会から取り残されるか
    方向性を見失った状態だ
  • 5:50 - 5:55
    自分のいる世界では女性を見つけられない
  • 5:55 - 6:00
    愛と性において、自分と対等である女性を
  • 6:00 - 6:03
    彼には一つ有利なことがある
  • 6:04 - 6:08
    普通の人間として生活することは
    全て知っている
  • 6:08 - 6:09
    スティーヴ:食べ物を口にしないなんて残念だね
  • 6:10 - 6:12
    すごく楽しいって思うかもよ
  • 6:13 - 6:14
    セレスタ:食べ物で楽しみを得るの?
  • 6:14 - 6:16
    スティーヴ:ほら
    セレスタ:いいえ、要らない
  • 6:16 - 6:19
    スティーヴ:俺の秘密が知りたいなら、
    サンドウィッチを食べるんだ
  • 6:19 - 6:22
    もちろん、地球上の他の男も同じだから
  • 6:22 - 6:25
    彼には特筆すべき点はない
  • 6:25 - 6:26
    スティーヴ:噛め!噛め!
  • 6:27 - 6:30
    Born Yesterdayの女性を除いては
  • 6:30 - 6:34
    彼女はおそらく他の男性を知らないため
  • 6:34 - 6:36
    彼は全宇宙で一番賢く
  • 6:36 - 6:39
    素晴らしい男性に見えるだろう
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    セレスタ:楽しい!
  • 6:42 - 6:43
    これは何?
  • 6:45 - 6:47
    スティーヴ:ライ麦パンに
    ハムとチーズとマヨネーズ
  • 6:48 - 6:53
    このトロープが男性の空想として
    構築されているのが見えてくる
  • 6:53 - 6:56
    まさに純粋さと無知によって
  • 6:56 - 6:59
    彼女は彼に、特別な何かを見出せるのだ
  • 6:59 - 7:05
    それほど無知でなく
    経験豊かな女性が見出さないことを
  • 7:05 - 7:09
    機械:システム ノーマル
    推定蘇生時間 600秒
  • 7:09 - 7:10
    カウントダウン開始
  • 7:11 - 7:13
    詳しく論じる時間はないが
  • 7:13 - 7:18
    日本のアニメには、実にあらゆるところに
    Born Sexy Yesterdayがある
  • 7:20 - 7:25
    Born Sexy Yesterdayは現代のトロープではないと
    述べておかねばならない
  • 7:25 - 7:29
    それどころか
    ハリウッドのSF映画ではずっと定番だ
  • 7:29 - 7:31
    このジャンルの初めから
  • 7:32 - 7:33
    実に面白い
  • 7:34 - 7:37
    女性はどの程度まで
    許してくれるだろうか?
  • 7:38 - 7:42
    ジョン:そんなに個人的なことじゃない
    ただのキスだ
  • 7:43 - 7:45
    アルティア:どうしてお互い
    キスしたいって思うの?
  • 7:45 - 7:49
    ジョン:古い習慣だよ
    高度な文明では皆やっている
  • 7:50 - 7:51
    アルティア:でも馬鹿げてる
  • 7:51 - 7:55
    ジョン:でも体にいい
    体全体が活性化する
  • 7:55 - 7:58
    実を言うと、それ無しでは
    健康ではいられないよ
  • 7:58 - 8:01
    アルティア:本当?知らなかった
  • 8:01 - 8:03
    ジョン:喜んでお見せするよ
  • 8:04 - 8:05
    アルティア:どうもありがとう
  • 8:06 - 8:08
    ジョン:全く構わないさ
  • 8:08 - 8:13
    1956年の『禁断の惑星』はその一例だ
  • 8:15 - 8:19
    1960年『タイム・マシン 80万年後の世界へ』は
    また別の例だ
  • 8:21 - 8:23
    アレクサンダー:名前は?
  • 8:24 - 8:27
    女性:ウィーナ
    アレクサンダー:ウィーナ?
  • 8:28 - 8:30
    どういうスペル?
  • 8:32 - 8:34
    女性:スペル?
  • 8:34 - 8:36
    アレクサンダー:スペル、書く
    書けないのか?
  • 8:37 - 8:40
    そして『猿の惑星』の
    ノヴァというキャラクターがいる
  • 8:41 - 8:43
    テイラー:見てごらん
  • 8:44 - 8:46
    君に笑顔を教えた
  • 8:47 - 8:52
    言語の概念を理解しないにも関わらず
    主人公の恋愛対象だ
  • 8:57 - 8:59
    このトロープは普通は白人女性を含むが
  • 8:59 - 9:04
    Born Sexy Yesterdayはもっと古い
    メディア手法から派生している
  • 9:09 - 9:14
    白人冒険家が先住民の女性を
    "発見"するというものだ
  • 9:15 - 9:19
    ただこの場合、SFは植民地主義に取って代わり
  • 9:19 - 9:22
    メカニズムが物語を動かすのだ
  • 9:22 - 9:25
    リー・ルー:[判読不能の古代の言葉]
  • 9:25 - 9:28
    リー・ルー:ブーン!
    コーベン:うん、ビッグ バダ ブーン!
  • 9:28 - 9:32
    リー・ルー:バダ ブーン!
    コーベン:ビッグ ブーン、ビッグ バダ ブーン!
  • 9:34 - 9:38
    両方が少しずつ混ざっていることもある
  • 9:39 - 9:44
    Born Sexy Yesterdayは
    より賢く経験豊かな男と
  • 9:44 - 9:49
    世間知らずで未熟な女性の間にある
    明確な力の不均衡への執着なのだ
  • 9:50 - 9:53
    究極の「先生と生徒」の力関係だ
  • 9:54 - 9:59
    カーク:困ったら助け合うのがしきたりだ
  • 9:59 - 10:03
    『スタートレック』は頻繁に
    このトロープを用いることで"有名"だ
  • 10:07 - 10:09
    "悪名高い"の方が適切かもしれない
  • 10:09 - 10:15
    このトロープはオリジナルのシリーズと
    その後のシリーズ全てに登場するからだ
  • 10:17 - 10:22
    エイリアン:じゃあ、これも助けてる?
  • 10:25 - 10:27
    カーク:そうとも言える
  • 10:29 - 10:32
    エイリアン:お願い、もう一度助けて
  • 10:39 - 10:40
    ドクター:髪型をどうにかすることから始めよう
  • 10:40 - 10:46
    『スタートレック:ヴォイジャー』の
    セブン・オブ・ナインとドクターの関係は顕著な例だ
  • 10:46 - 10:50
    特に『誰かが君に恋してる』という
    エピソードにおいて
  • 10:50 - 10:53
    ドクター:ちょっと頭を振ってごらん
  • 10:54 - 10:56
    セブン:これでいい?
  • 10:56 - 11:00
    このシリーズのファンは覚えているだろう
    ドクターの純情さは
  • 11:00 - 11:04
    作品内で決してセクシーなものとして
    表現されていない
  • 11:04 - 11:09
    セブン:どうやって選べばいいの
    ドクター:これがとても似合うと思う
  • 11:11 - 11:14
    セブン:こういう服はどうやって
    着るのかさっぱり
  • 11:14 - 11:15
    手伝って
  • 11:16 - 11:17
    ドクター:きっと自分でできる
  • 11:18 - 11:21
    私は準備に取り掛かる
    覚えておいて、今夜は楽しむことだよ
  • 11:21 - 11:23
    朝には詳しいレポートを期待している
  • 11:24 - 11:29
    少なくとも当初、Born Sexy Yesterdayは
    セブンの特徴の大部分を占めていたが
  • 11:30 - 11:33
    最終的に彼女は、それ以上になった
  • 11:33 - 11:36
    一部の気味の悪いエピソード以外では
  • 11:37 - 11:41
    セブンの物語は主に自己実現と自己発見だ
  • 11:42 - 11:45
    トロープの制約を見事に越えたのだ
  • 11:47 - 11:52
    これは『クラウド アトラス』のソンミ451のような
    キャラクターにも大いに当てはまる
  • 11:52 - 11:55
    セブンのように、彼女の恋愛は重要視されず
  • 11:55 - 11:58
    人物形成が中心に置かれる
  • 11:58 - 12:02
    ソンミ:知識は鏡
    生まれて初めて
  • 12:02 - 12:07
    私は自分が何者で
    誰になれるかを見ることを許された
  • 12:07 - 12:09
    つまりこういうことだ
  • 12:09 - 12:14
    このトロープの問題は
    必ずしも女性キャラクター自身ではない
  • 12:15 - 12:17
    ただ単に、純朴な地球外の女性が
  • 12:18 - 12:23
    愛や人間性について学んだ物語なら
    それは問題ではない
  • 12:24 - 12:30
    同様に、男性側も未熟で、
    二人の主人公が一緒に愛やセックスを見つける
  • 12:30 - 12:34
    それなら、厄介な力関係問題の大半は避けられる
  • 12:34 - 12:35
    ジョン:どうしたの
  • 12:36 - 12:38
    キャメロン:仕組みを理解しないと
  • 12:40 - 12:41
    ジョン:何?
  • 12:41 - 12:44
    キャメロン:このチップ この体
  • 12:44 - 12:50
    例えば『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』の
    キャメロンはこのトロープに当てはまる
  • 12:50 - 12:56
    だが彼女とジョン・コナーとの関係は
    もっと相互的なものとして表現されている
  • 12:57 - 13:02
    Born Sexy Yesterdayは
    偏った力関係によるものなので
  • 13:02 - 13:05
    逆方向に描かれることはほとんどない
  • 13:06 - 13:13
    経験豊富な女性キャラが、純朴な男性に
    セックスについて教えるのは非常に珍しい
  • 13:13 - 13:15
    スキップ:家に帰らないと、メアリー・スー
  • 13:16 - 13:17
    メアリー・スー:どうして?
  • 13:17 - 13:19
    スキップ:病気に……なるかもしれない
  • 13:21 - 13:23
    何か起こってるんだ
  • 13:24 - 13:26
    メアリー・スー:そういうもの
  • 13:27 - 13:28
    スキップ:そうなの?
  • 13:30 - 13:31
    メアリー・スー:ええ、信じて
  • 13:33 - 13:35
    ジェニー:ちょっとダメ、待って
  • 13:35 - 13:37
    それはデザート
  • 13:37 - 13:39
    フォークで食べるの
  • 13:39 - 13:43
    おそらく、多くの成人女性は
    世間知らずで子どもっぽい少年と付き合うのは
  • 13:44 - 13:48
    それほど魅力的ではないと
    感じるからだろう
  • 13:48 - 13:51
    ジェニー:違う違う 最後に食べるの
  • 13:51 - 13:54
    サンドイッチが先 デザートが最後
  • 13:56 - 14:03
    稀に性別が逆になった場合
    男性の場違いな行動は笑いの的になる
  • 14:03 - 14:05
    イヴ:野球カードの店の者だけど
    覚えてる?
  • 14:06 - 14:08
    アダム:あぁ勿論、やあ!
  • 14:08 - 14:11
    こんにちは、こいつはいいね!
  • 14:11 - 14:13
    電話かけてくれてありがとう
  • 14:16 - 14:18
    最終的に彼女は彼を
    好きになるかもしれないが
  • 14:18 - 14:24
    彼女は彼の未熟さにも関わらず惚れるのであり
    彼が未熟だから惚れるのではない
  • 14:28 - 14:32
    ごめんよ、オートウォッシュを忘れていた
  • 14:33 - 14:37
    Born Sexy Yesterdayは
    不均衡な関係に関連するが
  • 14:37 - 14:41
    男らしさにも非常に関連が深い
  • 14:43 - 14:50
    このトロープが暗に示すのは、男性が根強く持つ
    セックスとセクシュアリティについての不安感だ
  • 14:51 - 14:55
    このトロープの核心は
    男性優位への執着なのだ
  • 14:55 - 14:59
    純粋な少女を支配することへの執着
  • 14:59 - 15:02
    しかしそれを社会的に
    受け入れられるようにするため
  • 15:02 - 15:05
    その少女の心を、性的魅力のある
    大人の女性の体に入れるという
  • 15:05 - 15:08
    SFが使われている
  • 15:09 - 15:12
    これは不安をベースにした空想だ
  • 15:12 - 15:17
    性体験や恋愛経験において
    男性と対等な女性への不安
  • 15:17 - 15:22
    そして知性で女性に負けることへの不安
  • 15:25 - 15:28
    1973年製作 ウディ・アレンのコメディ映画
    『スリーパー』では
  • 15:28 - 15:31
    主人公は冷凍保存され、
    彼が未来で目覚めたときには
  • 15:32 - 15:34
    突然、非常に都合のいいことに
  • 15:34 - 15:39
    地球上に残された、セックスの方法を
    覚えている唯一の男なのだ
  • 15:41 - 15:46
    全く同じことが『デモリションマン』の
    スタローンのキャラクターにも起こる
  • 15:48 - 15:53
    ハックスリー:すごい!
    いつもあんな感じ?
  • 15:53 - 15:55
    スパルタン:もっといい
    ハックスリー:もっと?
  • 15:57 - 15:59
    つまりBorn Sexy Yesterdayとは
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    男性主人公が必然的に、女性の人生で
    一番素晴らしい男性となるように
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    特別に作られたSFトロープなのだ
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    繰り返しになるが、つまり彼らは
    彼女の人生における唯一の男だ
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    したがってこのトロープは
    女性の純潔と処女性について
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    厄介な家父長制の考えに基づいている
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    当然のことながら
    Born Sexy Yesterdayのキャラクターたちは
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    過去の恋人も性体験もない
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    彼女は性にも恋愛にも
    純潔でうぶで
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    他の男性への関心によって
    変わったり堕落したりしない
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    そのため男性主人公は
    基準に達していないことを比べられたり
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    評価されたりする可能性すら免れる
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    結局のところ
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    これは拒否される屈辱からの逃避
    という男性の空想なのだ
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    彼は女性の人生における
    初めてで唯一の男性なので
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    最初から最高の存在になれるのだ
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    それは、良いパートナー
    良い彼氏、良い恋人に
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    なろうと努力しなくていいことを
    意味する
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    Peabody:これがキスというものだよ
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    もちろん実際には、人生経験は
    恋愛関係においてプラスでありマイナスではない
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    それを反映するメディアが
    もっと必要だ
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    男性が自分と対等な女性を
    心から受け入れるメディアが
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    全てが対等
    愛やセックスに関しても
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    SF作家志望の方々にこう言っておく
  • 17:48 - 17:51
    無知はセクシーではない
  • 17:51 - 17:57
    一方で、知識や経験はものすごくセクシーだ
  • 18:00 - 18:03
    メディアと男らしさについての動画を
    もっと見たいなら
  • 18:04 - 18:06
    私のPatreonのページへ行って
  • 18:06 - 18:09
    Pop Culture Detective Agencyへの
    クラウドファンディングにご協力ください
Title:
Born Sexy Yesterday
Description:

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Video Language:
English
Duration:
18:14

Japanese subtitles

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