コスプレへの愛
-
0:01 - 0:03何かで読んで
気に入っている話なんですが -
0:03 - 0:06人類の種としての成功に
-
0:06 - 0:09貢献をした要因に
-
0:09 - 0:12体毛の欠如が
あると言うんです -
0:12 - 0:14我々に体毛がなく
裸であることが -
0:14 - 0:16服の発明と相まって
-
0:16 - 0:20体温を自由に
調整できるようにし -
0:20 - 0:23どのような気候条件下でも
生きられるようになったのだと -
0:23 - 0:27今では我々は服なしには
生きられないまでになりましたが -
0:27 - 0:29服には実用以上の
意味があり -
0:29 - 0:30一種のコミュニケーションツールです
-
0:30 - 0:34我々の身に付けるものすべてが
何かを物語っています -
0:34 - 0:35自分がどこにいて
-
0:35 - 0:36何をしていて
-
0:36 - 0:38何になりたいのか
-
0:39 - 0:41私は孤独な子供でした
-
0:41 - 0:44遊び友達をなかなか作れず
-
0:44 - 0:46一人で遊ぶ方法を
見つけていました -
0:46 - 0:49自分でおもちゃを
いろいろ作りましたが -
0:49 - 0:51はじまりはアイスクリームでした
-
0:51 - 0:54私の故郷の町には
サーティワンアイスクリームがあって -
0:54 - 0:57カウンターに並んだ
20Lの巨大な厚紙製の桶から -
0:57 - 0:59アイスを提供していました
-
0:59 - 1:018歳の時のことですが
誰かから聞いたんです -
1:01 - 1:03空になった桶は
-
1:03 - 1:05洗って裏に置いてあり
-
1:05 - 1:07頼めばもらえるんだと
-
1:07 - 1:10勇気を奮い起こすのに
2週間かかりましたが -
1:10 - 1:12頼んだら本当にもらえて
-
1:12 - 1:15その素敵な厚紙製の桶を
持ち帰りました -
1:15 - 1:18その魅惑的な素材で
いったい何ができるか考えました -
1:18 - 1:20上下に金属の輪がついています
-
1:20 - 1:22頭に被ってみて気付きました
-
1:22 - 1:25「おや 頭にピッタリの大きさだ」
-
1:25 - 1:27(笑)
-
1:27 - 1:29それで穴を開けて
-
1:29 - 1:30透明フィルムを張り
-
1:30 - 1:32宇宙ヘルメットを作りました
-
1:32 - 1:33(笑)
-
1:33 - 1:36そうすると宇宙ヘルメットを
被れる場所が必要です -
1:36 - 1:39家から2ブロック離れたところで
大きな段ボール箱を見つけ -
1:39 - 1:40それを家まで押してきて
-
1:40 - 1:43ゲストルームのクローゼットに入れ
-
1:43 - 1:45そこを宇宙船に変えました
-
1:45 - 1:47まずボール紙で
制御板を作り始めました -
1:47 - 1:50レーダー画面のための穴を開け
-
1:50 - 1:52下から懐中電灯で照らしました
-
1:52 - 1:55上には黒い壁に向けて
画面を付けます -
1:55 - 1:57すごく上手い考えだと
思ったんですが -
1:57 - 2:00両親の許可を得ずに
クローゼットの壁を黒く塗り -
2:00 - 2:04屋根裏で見つけた
クリスマスのランプで -
2:04 - 2:06星空を作りました
-
2:06 - 2:09そしてスペースミッションに
乗り出したのです -
2:09 - 2:10それから2年ほどして
-
2:10 - 2:12映画『ジョーズ』が公開されました
-
2:12 - 2:14私は小さすぎて
見られませんでしたが -
2:14 - 2:17当時のアメリカのみんなと同様
ジョーズ熱に浮かされました -
2:18 - 2:21町に『ジョーズ』のコスチュームを
飾っている店があって -
2:21 - 2:24それがすごくイカしていると
誰かに私が言ったのを -
2:24 - 2:26聞いたのに違いありません
-
2:26 - 2:28母がハロウィーンの数日前に
-
2:28 - 2:32そのジョーズのコスチュームをくれて
私を驚喜させました -
2:32 - 2:34「今時の子供は
-
2:34 - 2:37自分がどれほど恵まれているか
わかっていない」と -
2:37 - 2:40年寄りが愚痴るのは野暮だ
というのは分かってますが -
2:40 - 2:44近頃ネットで買える入門レベルの
子供用コスチュームがどんなものか -
2:44 - 2:46ちょっと見てください
-
2:46 - 2:50そしてこれが 私に母が買ってくれた
ジョーズのコスチュームです -
2:50 - 2:53(笑)
-
2:53 - 2:56ペラペラのサメの頭と
-
2:56 - 2:59ジョーズのポスターをプリントした
ビニールが貼り付けてあります -
2:59 - 3:01(笑)
-
3:01 - 3:02すごく気に入りましたよ
-
3:02 - 3:04さらに2年ほどして
-
3:04 - 3:07父が『エクスカリバー」という映画に
連れて行ってくれました -
3:07 - 3:092度も連れて行ってもらいましたが
-
3:09 - 3:13これは大したことでした
R指定の映画でしたから -
3:13 - 3:15でも私がまた
見たくなったのは -
3:15 - 3:17血や内臓やおっぱいの
ためではありません -
3:17 - 3:18それもなくはありませんが —
-
3:18 - 3:19(笑)
-
3:19 - 3:20鎧なんです
-
3:20 - 3:25『エクスカリバー』に出てくる鎧は
うっとりするほど素晴らしく見えました -
3:25 - 3:29文字通り鏡のように磨き上げられた
輝く鎧を身にまとった騎士達 — -
3:29 - 3:33しかも『エクスカリバー』の騎士達は
いつでも鎧を着ていました -
3:34 - 3:37夕食の時だろうと
寝る時だろうと -
3:37 - 3:38(笑)
-
3:38 - 3:40僕の気持ちが
分かるのかと思いました -
3:40 - 3:42「僕だってずっと
鎧を着ていたい!」 -
3:43 - 3:43(笑)
-
3:43 - 3:46それでまた
お気に入りの素材を手にしました -
3:46 - 3:48もの作りの入門薬物とも言うべき
-
3:48 - 3:49段ポールです
-
3:49 - 3:52それで鎧一式を作りました
-
3:52 - 3:55ネック・シールドと
白馬までつけて -
3:55 - 3:57ちょっと誇大表現だったかも
-
3:57 - 3:58これが私の作った鎧です
-
3:58 - 4:00(笑)
-
4:00 - 4:02(拍手)
-
4:04 - 4:07これは私が『エクスカリバー』に
刺激されて作った -
4:07 - 4:09鎧の第1号です
-
4:09 - 4:102年後
-
4:10 - 4:14ちゃんとした鎧を作るのを
手伝ってくれるよう父を説得しました -
4:14 - 4:161ヶ月以上費やし
-
4:16 - 4:20段ボールは卒業して 屋根に使うアルミ材の
フラッシングを使い -
4:20 - 4:22今でもお気に入りの留め具
-
4:22 - 4:24ポップリベットで留めました
-
4:24 - 4:261ヶ月以上かけて私たちは
-
4:26 - 4:29複合曲線で構成され関節のある
アルミ製の鎧一式を -
4:29 - 4:30入念に深く作り上げました
-
4:30 - 4:33ヘルメットには息が出来るよう
ドリルで穴を開けました -
4:33 - 4:36ちょうどハロウィーン前に完成させ
学校に着て行ったんです -
4:36 - 4:38お見せできるスライドが
-
4:38 - 4:40これだけはありません
-
4:40 - 4:42この鎧の写真がないからです
-
4:42 - 4:43私は学校に着ていき
-
4:43 - 4:46卒業アルバムのカメラマンが
廊下を歩き回っていましたが -
4:46 - 4:49後で述べる理由により
私を見かけることはなかったのです -
4:49 - 4:53アルミで出来た完全な鎧を
学校に着ていくことには -
4:53 - 4:56予期しなかった問題がありました
-
4:56 - 4:583時限目の数学の時
-
4:58 - 5:00私は教室の後ろに
立っていました -
5:00 - 5:03その鎧を着ていると
座れなかったものですから -
5:03 - 5:04(笑)
-
5:04 - 5:07これは私の予期して
いなかったことの1つです -
5:07 - 5:10先生が授業の途中に
心配して -
5:10 - 5:12「大丈夫?」と聞きました
-
5:12 - 5:14私は思いました
「何言ってるの? 大丈夫かだって? -
5:14 - 5:18鎧を着ているんだぞ!
人生最高の時と言っても・・・」 -
5:18 - 5:21自分がどんなにいい気分か
言おうとした矢先 -
5:21 - 5:23教室が左に傾きはじめ
-
5:23 - 5:26長いトンネルの向こうに
消えていきました -
5:26 - 5:29目を覚ますと
保健室にいました -
5:30 - 5:33鎧を着ていたために
熱中症になって -
5:33 - 5:35気を失ったのです
-
5:35 - 5:36目覚めたときに思ったのは
-
5:36 - 5:39教室で気を失って
恥ずかしいということではなく -
5:39 - 5:41「僕の鎧はどこなの?」
ということでした -
5:41 - 5:44それからずっと後のこと
-
5:44 - 5:46私達はディスカバリー
チャンネルで -
5:46 - 5:48『怪しい伝説』という番組を
やることになりました -
5:48 - 5:50この仕事を14年する中で
-
5:50 - 5:52実験方法の組み立て方や
-
5:52 - 5:56テレビでの伝え方について
多くを学びました -
5:56 - 5:58また早い時点で
ストーリーテリングにおいては -
5:58 - 6:01コスチュームが重要な役割を
果たしうることに気付きました -
6:01 - 6:05私はコスチュームを ユーモアを持たせるために
コメディとして 特色を与えるために -
6:05 - 6:08また語っている物語を
明快に示すために使います -
6:08 - 6:11それから『ゴミ箱ダイブ』
という回をやったとき -
6:11 - 6:13コスチュームは自分にとって
-
6:13 - 6:16もっと深い意味があることに
気付きました -
6:16 - 6:18この回で
答えようとした疑問は -
6:18 - 6:20「高いところから
ゴミ箱に飛び込むのは -
6:20 - 6:23映画が見せているように
本当に安全なのか?」 -
6:23 - 6:24ということです
-
6:24 - 6:26(笑)
-
6:26 - 6:28この回は2部に
分かれていました -
6:28 - 6:311つは建物からエアマットに
飛び降りるトレーニングを -
6:31 - 6:33スタントマンから
受けるというもの -
6:33 - 6:352つ目の部分で
実験へと進んで -
6:35 - 6:38ゴミ箱にものを詰め込んで
その中に飛び降ります -
6:38 - 6:40この2つの要素を視覚的に
はっきり分けたくて -
6:40 - 6:41考えました
-
6:41 - 6:45「1番目の部分はトレーニングだから
運動着を着るべきだろう -
6:45 - 6:49そうだ 服の背中に “スタント実習生” と
書いておくことにしよう -
6:49 - 6:50トレーニングだと
分かるように」 -
6:50 - 6:542番目の部分は視覚的に
インパクトのあるものにしたかったので -
6:54 - 6:56「よし “マトリックス” のネオの
格好で行くぞ!」と決めました -
6:56 - 6:57(笑)
-
6:57 - 6:59それでサンフランシスコの
ヘイト通りに行って -
6:59 - 7:01膝まである見事な
留め金付ブーツを買い -
7:01 - 7:04さらにeBayで
長いすらっとしたコートを買いました -
7:04 - 7:07サングラスも手に入れましたが
するとコンタクトにしなきゃいけません -
7:07 - 7:09実験パートの撮影の日
-
7:09 - 7:11このコスチュームで
車から降り立つと -
7:11 - 7:14それを見た番組スタッフが —
-
7:14 - 7:17必死に笑いを押し殺し
ているのがわかりました -
7:17 - 7:20「ウプッ」「プーッ」と
-
7:20 - 7:22この時同時に
2つの感情を覚えました -
7:22 - 7:24私がこのコスチュームに
-
7:24 - 7:27マジで入れ込んでいることが
スタッフの目に明かで -
7:27 - 7:30恥ずかしいというのが1つ
-
7:30 - 7:31(笑)
-
7:31 - 7:35しかしプロデューサーとしての私は
-
7:35 - 7:37高速度撮影のスロー再生で
-
7:37 - 7:40このコートは きれいに後ろへ
たなびくはずだとも思っていました -
7:40 - 7:42(笑)
-
7:42 - 7:44『怪しい伝説』の5年目に
-
7:44 - 7:47私たちはサンディエゴの
コミコンに招待されました -
7:47 - 7:50ずっと行きたいと思いながら
それまで行く機会がありませんでした -
7:50 - 7:54すごく大規模な
コスプレの祭典です -
7:54 - 7:57このサンディエゴの舞台で
自分の見事な創作物を見せようと -
7:57 - 7:59世界中から人が集まります
-
7:59 - 8:01自分も参戦したいと思いました
-
8:01 - 8:03凝ったコスチュームで
-
8:03 - 8:05全身をすっかり覆い
-
8:05 - 8:09人知れずコミコン会場を
歩き回ることにしました -
8:09 - 8:10私が選んだコスチュームは
-
8:10 - 8:11『ヘルボーイ』です
-
8:11 - 8:13これは私じゃありません
-
8:13 - 8:14本物です
-
8:14 - 8:15(笑)
-
8:15 - 8:18視覚的に可能な限り正確な
コスチュームを組み上げるために -
8:18 - 8:19何ヶ月もかけました
-
8:19 - 8:21ブーツからベルトにズボン
-
8:21 - 8:22そしてあの破滅の右腕まで
-
8:22 - 8:26ヘルボーイの頭部と胸部を
作ったという人を見つけ -
8:26 - 8:27それを使わせて
もらうことにし -
8:27 - 8:31度入りのカラーコンタクトまで
用意しました -
8:31 - 8:33コミコン会場で
これを着ましたが -
8:33 - 8:38このコスチュームの中が
どれだけクソ暑かったことか -
8:38 - 8:39(笑)
-
8:39 - 8:41汗だくです
忘れていましたけど -
8:41 - 8:44汗でびしょ濡れになって
コンタクトで目も痛くなりましたが -
8:44 - 8:47全然気になりませんでした
もうすっかり夢中になっていたので -
8:47 - 8:49(笑)
-
8:49 - 8:53このコスチュームを着て
会場を歩き回るというプロセスだけでなく -
8:53 - 8:56コスプレーヤーたちの
コミュニティが素晴らしいんです -
8:56 - 8:58コミコンでは「コスチューム」でなく
-
8:58 - 9:00「コスプレ」と呼んでいます
-
9:00 - 9:01コスプレというのは人々が
-
9:01 - 9:04映画やテレビやアニメの
お気に入りのキャラクタの姿に -
9:04 - 9:06着飾るということですが
-
9:06 - 9:09ここには それ以上のものがあります
-
9:09 - 9:12コスチュームを見つけて
着てみたというのではなく -
9:12 - 9:14自分で作り上げているんです
-
9:14 - 9:15自分の好みで変えています
-
9:15 - 9:19番組に登場して欲しいと思うキャラクターを
作り出しているんです -
9:19 - 9:21すごい創意工夫をしています
-
9:21 - 9:24オタク・パワーを全開にしていて
実に素晴らしいものです -
9:24 - 9:25(笑)
-
9:25 - 9:26それだけでなく
-
9:26 - 9:27良く稽古もしています
-
9:27 - 9:29コミコンや
その他のコスプレイベントでは -
9:29 - 9:32歩き回る人たちを
ただ撮ったりはしません -
9:32 - 9:33近づいて頼むんです
-
9:33 - 9:35「あなたのコスチュームいいですね
写真撮ってもいいですか?」 -
9:35 - 9:38それから相手が決めポーズを
取るのを待ちます -
9:38 - 9:41彼らはコスチュームが
最高に見えるポーズを見つけるために -
9:41 - 9:42大変努力しています
-
9:42 - 9:45見ていて実に感心します
-
9:45 - 9:47私もこのことを心に留めています
-
9:47 - 9:49その後のコンベンションのために
-
9:49 - 9:53私は『ダークナイト』でのヒース・レジャー扮する
ジョーカーの歩き方を練習しました -
9:53 - 9:56『ロード・オブ・ザ・リング』の指輪の幽鬼が
いかにも恐ろしげになるよう練習して -
9:56 - 9:58子供達を本当に怖がらせました
-
9:58 - 10:00あの「ホゥッ ホゥッ ホゥッ」という
-
10:00 - 10:02チューバッカの笑い方を練習しました
-
10:03 - 10:06それから『千と千尋の神隠し』の
カオナシの扮装をしました -
10:06 - 10:09もし宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』を
知らないなんて人がいたら -
10:09 - 10:11許しといてあげます
-
10:11 - 10:12(笑)
-
10:12 - 10:16全くの名作で
大好きな映画の1つです -
10:16 - 10:18日本のとある
廃れたテーマパークで -
10:18 - 10:22千尋という女の子が
霊の世界に迷い込むという話です -
10:22 - 10:25千尋は戻る道を探す中で
-
10:25 - 10:27そこで出来た友達の
助けを借ります -
10:27 - 10:28囚われの龍ハク
-
10:28 - 10:30孤独な化け物カオナシ
-
10:30 - 10:33孤独なカオナシは
友達がほしくて -
10:33 - 10:36手から金を作り出して
-
10:36 - 10:39気を引こうとします
-
10:39 - 10:40それがうまくいかなくて
-
10:40 - 10:43大暴れすることになりますが
-
10:43 - 10:45千尋に救われます
-
10:45 - 10:47千尋に救われます
-
10:47 - 10:50私はカオナシの
コスチュームを作り上げて -
10:51 - 10:53コミコンで着ました
-
10:53 - 10:58そしてカオナシらしい動きを
よく練習しました -
10:58 - 11:01このコスチュームを着ているときは
口を利かないと決めていました -
11:01 - 11:03写真を撮らせてと頼まれたら
-
11:03 - 11:05うなずいて
-
11:05 - 11:08内気そうに相手の横に立ちます
-
11:08 - 11:09写真を撮っている間に
-
11:09 - 11:11外套の中から
-
11:11 - 11:14密かにチョコレートの金貨を取り出し
-
11:14 - 11:17別れ際に差し出しました
-
11:17 - 11:20「ア・・・ア・・・」と
-
11:20 - 11:21みんな大喜びでした
-
11:21 - 11:24「カオナシが金をくれた! すごい!」
-
11:24 - 11:28私は上機嫌で会場を歩き回り
実に楽しかったです -
11:28 - 11:31それから15分くらいして
あることが起きました -
11:31 - 11:34誰かが私の手を掴んで
-
11:34 - 11:36金貨を返したんです
-
11:36 - 11:40お返しとして何かのコインを
くれたのかと思いましたが -
11:40 - 11:42違いました
私があげたものです -
11:42 - 11:44なぜなのか
分かりませんでした -
11:44 - 11:46引き続き写真を撮っていると
-
11:46 - 11:48それがまた起きました
-
11:48 - 11:51このコスチュームを着ていると
何も見えないんです -
11:51 - 11:53かろうじて口を通して
-
11:53 - 11:54相手の靴が見えるだけです
-
11:54 - 11:57相手の言っていることは聞こえ
足だけが見えます -
11:57 - 11:593度目に金貨を
突き返されたとき -
11:59 - 12:02いったい何なのか
知りたいと思いました -
12:02 - 12:05それでよく見えるよう
頭を上向けると -
12:05 - 12:09誰かが歩き去りながら
こんな身振りをするのが見えました -
12:10 - 12:12それで思い当たりました
-
12:13 - 12:16カオナシから金を受け取ると
不幸になるんです -
12:16 - 12:18『千と千尋』の映画の中で
-
12:18 - 12:22カオナシから金を受け取った人には
みんな不幸が訪れます -
12:22 - 12:29これは演ずる者と観客という関係ではなく
「コスプレ」なんです -
12:30 - 12:32その場にいるみんなが
-
12:32 - 12:36私たちにとって大切な物語の中に
身を置いていて -
12:36 - 12:38みんなそれを
自分のものにしています -
12:38 - 12:42私たちの中にある大切なもので
みんな繋がっているんです -
12:42 - 12:44そしてコスチュームは
-
12:44 - 12:48私たちが相手に
自分を見せる方法なんです -
12:48 - 12:49どうもありがとう
-
12:49 - 12:55(拍手)
- Title:
- コスプレへの愛
- Speaker:
- アダム・サヴェッジ
- Description:
-
アダム・サヴェッジはものを作り、実験を遂行し、コスチュームによってストーリーにユーモアや特色や明快さを付け加えます。子供の頃にアイスクリームの桶で作った宇宙ヘルメットからコミコンで着たカオナシのコスチュームまで、自らの生涯にわたるコスチュームへの愛をたどりながら、サヴェッジはコスプレの世界と、それがコミュニティに生み出している意味を探っていきます。彼は言います。「私たちの中にある大切なものでみんな繋がっているんです。そしてコスチュームは私たちが相手に自分を見せる方法なんです」
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 13:07
![]() |
Retired user edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Claire Ghyselen accepted Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay | |
![]() |
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for My love letter to cosplay |