レイチェル・ボッツマン「新しい経済の通貨:信頼」
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0:00 - 0:02もし誰かから―
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0:02 - 0:05あなたの周りからの評価を
3つの言葉にまとめてと -
0:05 - 0:09言われたら
あなたは何と答えますか? -
0:09 - 0:11さまざまな状況での
あなたの判断や行動 知識は -
0:11 - 0:15どのように評価されるでしょうか
-
0:15 - 0:17今日は皆さんと一緒に
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0:17 - 0:19この質問の答えがなぜ
-
0:19 - 0:21今後 大変重要なものとなるのか
考えていきます -
0:21 - 0:26これからは 世評が最も貴重な
資産となる時代です -
0:26 - 0:28まずはある人物を紹介します
-
0:28 - 0:32この人物は信頼で成り立っている
市場によって -
0:32 - 0:34人生が変わりました
-
0:34 - 0:37セバスチャンは
2008年からAirbnb で -
0:37 - 0:40朝食付きの宿を提供しています
-
0:40 - 0:42最近 彼に会う機会がありました
-
0:42 - 0:45一緒にお茶を飲みながら
彼は世界中からやってくる -
0:45 - 0:48宿泊客が 人生を豊かにしてくれたという
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0:48 - 0:49話をしてくれました
-
0:49 - 0:53彼は18世紀に建てられた
番人小屋に住んでいます -
0:53 - 0:56これまでに50人以上が
彼の家に泊まりました -
0:56 - 1:00実は この家にはスクィークという
猫がいるのですが -
1:00 - 1:04一番最初の宿泊客が
台所で大きなネズミと遭遇し -
1:04 - 1:07猫を飼えばレビューに悪いことは書かないと
-
1:07 - 1:10約束したため
宿の評価を守るために -
1:10 - 1:14スクィークを飼うことになったそうです
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1:14 - 1:17ご存じのように AirbnbはP2Pのサービスで
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1:17 - 1:21空きスペースを貸したい人と
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1:21 - 1:24宿泊場所を探している人を
つなぐサイトです -
1:24 - 1:27世界192カ国に利用者がいます
-
1:27 - 1:29貸すスペースというと
皆さんは -
1:29 - 1:32空き部屋や別荘のようなものを
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1:32 - 1:35想像するしれませんが
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1:35 - 1:39中にはツリーハウスやテント小屋
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1:39 - 1:41飛行機の格納庫に
イグルーまであります -
1:41 - 1:44もし普通のホテルが嫌なら
近くに1泊5千ドルで -
1:44 - 1:47泊まれるお城まであるんです
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1:47 - 1:50今まで市場が無かったところに
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1:50 - 1:52テクノロジーが市場を生み出した
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1:52 - 1:55好例といえます
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1:55 - 1:58こちらはパリ市内のヒートマップです
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1:58 - 2:00異常な速さで
ホストの宿が増えています -
2:00 - 2:03これは2008年の図です
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2:03 - 2:07ピンク色の点が ホストの宿を表します
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2:07 - 2:11わずか4年前は
見ず知らずの人を家に泊めるのは -
2:11 - 2:13狂ったアイデアのように思われました
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2:13 - 2:152010 年の同じ地域の図です
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2:15 - 2:18そしてこれが2012年です
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2:18 - 2:23ほぼ全ての大通りに
Airbnbのホスト宿があります -
2:23 - 2:28この図からわかるのは
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2:28 - 2:32テクノロジーの力で
特技から空間や所有物にいたる -
2:32 - 2:35あらゆる資産の価値を
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2:35 - 2:39存分に発揮させられるように
なったことに -
2:39 - 2:42人々が気づき始めたのです
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2:42 - 2:45これが「コラボ消費」です
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2:45 - 2:48それを利用して
セバスチャンのような人が -
2:48 - 2:50マイクロ起業家になっています
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2:50 - 2:53彼らは既存の資産からお金を稼ぎ
-
2:53 - 2:56またお金を節約しているのです
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2:56 - 2:58しかし Airbnb のような
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2:58 - 3:01コラボ消費を可能にするのは
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3:01 - 3:04資産でもお金でもありません
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3:04 - 3:07テクノロジーの力で
見ず知らずの人同士が -
3:07 - 3:09信頼を構築することです
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3:09 - 3:122011年のロンドン暴動中に
セバスチャンはこのことを -
3:12 - 3:13実感しました
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3:13 - 3:169時に起床して
メールをチェックすると -
3:16 - 3:19彼の安否を気遣う大量のメールが
-
3:19 - 3:21届いていました
-
3:21 - 3:23彼の家に以前宿泊した
世界中のゲストが -
3:23 - 3:25すぐ近くで
暴動が起きていると知り -
3:25 - 3:27心配してメールをくれたのでした
-
3:27 - 3:31セバスチャンによれば
「ゲスト13人から連絡があった -
3:31 - 3:35母親からの電話よりも 早かった」そうです(笑)
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3:35 - 3:39この逸話は なぜ私がコラボ消費を
愛しているのか -
3:39 - 3:42なぜ本を執筆するに飽き足らず
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3:42 - 3:45この動きを世界に広めようとしているのか
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3:45 - 3:48その理由をずばり示しています
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3:48 - 3:52その理由とは エンパワメントです
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3:52 - 3:56空虚な取引ではなく
人と人との関係に基づいた -
3:56 - 3:59AirbnbやKickstarter
Etsyのような市場を通じて -
3:59 - 4:02私たちがどこかで
失ってしまった人間らしさを -
4:02 - 4:07また見つけられるように
-
4:07 - 4:10有意義な人間同士の
関係を作れるように -
4:10 - 4:13人びとを力づけるものです
-
4:13 - 4:16皮肉なことに
これらのアイデアは私たちを -
4:16 - 4:20おなじみの市場原理と
人間に固有の協調性に -
4:20 - 4:21立ち返らせます
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4:21 - 4:24昔からある考え方を新たな時代に
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4:24 - 4:26合わせただけなのです
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4:26 - 4:29私たちの世界は 文字通り
繋がり始めています -
4:29 - 4:33共有や交換 賃貸に物々交換
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4:33 - 4:37どんな商品でも可能です
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4:37 - 4:40WhipCar では車を
Spinlisterでは自転車を -
4:40 - 4:43Loosecubesではオフィスを
Landshareでは庭を共有できます -
4:43 - 4:46Zopa やLending Clubで
他人とのお金の貸し借りも可能です -
4:46 - 4:49寿司作りからプログラミングまで
あらゆる講座を -
4:49 - 4:50Skillshareで受けることができます
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4:50 - 4:54DogVacayを使えば
ペットまでも共有できます -
4:54 - 4:59素晴らしいコラボ消費の世界にようこそ
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4:59 - 5:02ここでは自分が持っているものと
欲しいものを -
5:02 - 5:04民主的に交換できます
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5:04 - 5:08コラボ消費は需要と供給の概念を
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5:08 - 5:11変革しようとしているのです
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5:11 - 5:15一方で これは現在進行中の
大きな価値観の変化の一貫でもあります -
5:15 - 5:18その変化とは 周りの人に合わせるために
消費するのではなく -
5:18 - 5:22周りの人と親しくなるために消費する
という行動です -
5:22 - 5:26しかし これほどコラボ消費が
進行している主な理由は -
5:26 - 5:29テクノロジーの進歩のおかげで
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5:29 - 5:33効率性が高まり
信頼が簡単に築けるため -
5:33 - 5:36シェアすることが 容易になったのです
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5:36 - 5:39このような市場 どれを見ても
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5:39 - 5:44信用と効率は
常に重要な役割を担っています -
5:44 - 5:46例えば この方を見てみましょう
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5:46 - 5:5046歳のクリスは
この会場の皆さんがうらやむような -
5:50 - 5:54「SuperRabbit 」という肩書きを持っています
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5:54 - 5:584年前 クリスは
美術品のバイヤーの職を -
5:58 - 6:02失ってしまいました
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6:02 - 6:05不況のなか新しい仕事を見つけるのに―
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6:05 - 6:08苦労していた頃
TaskRabbitに関する投稿に -
6:08 - 6:10偶然出会ったのでした
-
6:10 - 6:13さてこのTaskRabbit ですが
設立には こんな経緯があります -
6:13 - 6:17この話には コービーという名の
かわいい犬が登場します -
6:17 - 6:202008 年 2 月のことでした
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6:20 - 6:23リアと夫のケビンは
食事に行くため 家を出ようとすると -
6:23 - 6:26コービーがよだれだらけの顔で
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6:26 - 6:29駆け寄ってきました
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6:29 - 6:31二人はドッグフードが
切れていたことに気づきました -
6:31 - 6:35そこで外食はキャンセルし
雪の中 買い物に行くはめになりました -
6:35 - 6:38その夜
自称ハイテクオタクの2人は -
6:38 - 6:42もしeBayのようなサイトで
誰かに雑用を頼めたら -
6:42 - 6:44どんなに良いかと話していました
-
6:44 - 6:466か月後 リアは仕事を辞め
-
6:46 - 6:49TaskRabbit が誕生しました
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6:49 - 6:53当時の彼女には
思いもよりませんでしたが -
6:53 - 6:57このアイデアは後に
サービス・ネットワークというものに成長します -
6:57 - 7:01これは私たちが現実の世界で
物事を成し遂げるために -
7:01 - 7:04ネット上の関係を
いかに活用するかということです -
7:04 - 7:07TaskRabbit の仕組みは
委託したい用事に -
7:07 - 7:09希望価格をつけ
ホームページに掲載すると -
7:09 - 7:12審査にパスした登録者がそれを見て
-
7:12 - 7:14名乗りを挙げるという流れです
-
7:14 - 7:18登録者になるには
厳しい採用プロセスが設けられています -
7:18 - 7:20素晴らしい人材を採用し
-
7:20 - 7:24信用できない人を不採用とするためです
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7:24 - 7:29現在アメリカ合衆国全体で
4,000以上の登録者がいます -
7:29 - 7:32さらに5,000 人以上が
補欠リストに載っています -
7:32 - 7:34ご推察の通り 掲載されている用事は
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7:34 - 7:38家事や―
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7:38 - 7:40スーパーへの買出しなどです
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7:40 - 7:43先日知ったのですが TaskRabbit登録者が
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7:43 - 7:46これまでに洗濯した衣類の総数は
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7:46 - 7:47のべ12,500枚にも上るとのことです
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7:47 - 7:51しかし 私は1日100回以上掲載される―
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7:51 - 7:55人気No.1の用事が気に入っています
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7:55 - 7:57私たちの多くが労力を要すると
考えている仕事― -
7:57 - 8:04そうです
イケアの家具の組立です(笑)(拍手) -
8:04 - 8:07素晴らしいでしょう
お笑いになるかもしれませんが― -
8:07 - 8:10クリスは こういった雑用で
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8:10 - 8:13月に 5,000 ドルを稼いでいます
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8:13 - 8:16この新しい労働力の 70 %が
-
8:16 - 8:20以前は長期の失業者や
不完全雇用者でした -
8:20 - 8:23TaskRabbitやその他のコラボ消費は
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8:23 - 8:27お小遣い稼ぎを
パワーアップしたようなものです -
8:27 - 8:31考えてもみてください
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8:31 - 8:34過去 20 年の間に
ネット上の人々を信頼して― -
8:34 - 8:37情報を提供したり
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8:37 - 8:40クレジットカードの情報を入力するまでに
進歩したのです -
8:40 - 8:44そして現在
私たち は信頼の第3波にいます -
8:44 - 8:47つまり 見知らぬ人同士を信頼がつなぎ
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8:47 - 8:50人々の力による市場を開拓できるのです
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8:50 - 8:52ピュー・センターの研究によれば
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8:52 - 8:54Facebookをよく使う人は
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8:54 - 8:58インターネットをしない人よりも3倍も
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8:58 - 9:03他人を信頼していることが分かりました
-
9:03 - 9:07バーチャルな信頼は
私たちが対面で築くような信頼関係を -
9:07 - 9:08変えていくでしょう
-
9:08 - 9:12さて 私は楽観的なことを述べましたが
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9:12 - 9:15まだ十分 注意を要することがあります
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9:15 - 9:20複雑で難しい問題です
緊急に対処する必要があります -
9:20 - 9:22その問題とはネット上と現実の
アイデンティティを一致させることです -
9:22 - 9:26その問題とはネット上と現実の
アイデンティティを一致させることです -
9:26 - 9:30対面で構築されるような信頼関係を
ネット上でどう構築しますか? -
9:30 - 9:31他のサイトを悪用した人が
-
9:31 - 9:35違う名前で同じことを繰り返すのを
どう阻止しますか? -
9:35 - 9:38企業が信用格付けを用いて
-
9:38 - 9:42携帯電話の料金プランや
ローンの利率を決めるように -
9:42 - 9:45他人同士の取引に依存する
ネット上の市場にも -
9:45 - 9:47例えばセバスチャンやクリスが
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9:47 - 9:50信頼できる人間かどうかを伝える
-
9:50 - 9:52何らかの手段が必要です
-
9:52 - 9:55その手段が 評価なのです
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9:55 - 10:00評価はコミュニティ内での
あなたの信頼度を表します -
10:00 - 10:02クリスの場合は
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10:02 - 10:05200 人以上の人が
5点中平均4.99点以上で -
10:05 - 10:09彼を評価していることがわかります
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10:09 - 10:11彼に対するレビューは
20ページ以上に及び― -
10:11 - 10:13「フレンドリー」「仕事が速い」
等のコメントがあります -
10:13 - 10:17彼は最高レベルの25に達し
「SupperRabbit」の称号を得ています -
10:17 - 10:19彼は最高レベルの25に達し
「SupperRabbit」の称号を得ています -
10:19 - 10:22(笑)
「SupperRabbit」 なんて良い称号ですね -
10:22 - 10:26興味深いことに彼の評価が上がるにつれ
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10:26 - 10:29仕事を勝ち取るチャンスが増えていき―
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10:29 - 10:31さらに値段も上げられるのです
-
10:31 - 10:33つまり「SuperRabbit」にとって
-
10:33 - 10:35ネット上の評価は
現実に価値があるのです -
10:35 - 10:38別に目新しいものではないと
-
10:38 - 10:40考える人もいるかも知れません
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10:40 - 10:44Amazonの星評価と同じことです
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10:44 - 10:47違いはといえば
私たちが取引を行うたび― -
10:47 - 10:50コメントを入力するたび
バッジを獲得するたびに -
10:50 - 10:52いろいろな所に信頼度を示す
-
10:52 - 10:56評価の手がかりを残していることです
-
10:56 - 10:58この評価のデータが
驚異的であるのは -
10:58 - 11:01範囲が幅広いだけでなく
量も膨大であるからです -
11:01 - 11:04考えてみてください 過去半年の間に
-
11:04 - 11:07のべ500 万泊分の予約が
Airbnb 経由で行われ -
11:07 - 11:11Carpooling.com での車の
利用回数は3000万回にのぼるのです -
11:11 - 11:14今年度 P2Pのプラットフォームを介した
お金の貸し借りの総額は -
11:14 - 11:1620 億ドルにのぼる見込みだそうです
-
11:16 - 11:21これらのデータが積み重なって
-
11:21 - 11:24私たちの振る舞いを記録した
無数の評判のデータになるのです -
11:24 - 11:28異なるサイトに残した情報を
集め関連づけることは -
11:28 - 11:31非常に難しい課題ですが―
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11:31 - 11:33その解決こそが
私たちに求められています -
11:33 - 11:37セバスチャンのような人たちは
当然の権利として -
11:37 - 11:40評価データを自分で所有することを
求め始めています -
11:40 - 11:43彼が個人的にAirbnb上で
築いてきた評判データは -
11:43 - 11:461つのコミュニティから
他のコミュニティへと -
11:46 - 11:48彼と共に移動すべきでは
ないでしょうか? -
11:48 - 11:51例えば彼がAmazonで
中古本の販売を始めたとして -
11:51 - 11:55ゼロから始める必要があるでしょうか?
-
11:55 - 11:58私がニューヨークからシドニーに
引っ越した時と少し似ています -
11:58 - 12:01おかしなことに
私は携帯電話を契約できなかったのです -
12:01 - 12:05私の信用情報は
引っ越していなかったからです -
12:05 - 12:08私はシステム上で
存在しない人間になってしまったのです -
12:08 - 12:11私が提案しているのは
評価経済の次の段階として -
12:11 - 12:13複数の格付けを足し合わせて
-
12:13 - 12:17何らかの無意味な点数を
つけることではありません -
12:17 - 12:21ただでさえ生活が複雑なのに
誰がそれを望むでしょう? -
12:21 - 12:23同様に明確にしておきたいのは
-
12:23 - 12:27ツイートやいいね! 友達の数も
無関係だと言うことです -
12:27 - 12:30ツイートやいいね!が示すのは
影響力であって -
12:30 - 12:32その人の信頼度には
関係ありません -
12:32 - 12:36しかし最も大切な事は
-
12:36 - 12:40評価は場合により
異なるということです -
12:40 - 12:42セバスチャンは泊まり客には
人気があっても -
12:42 - 12:46イケアの家具の組立が
できるとは限りません -
12:46 - 12:50どのようなデータを集めるべきか
見極めることが― -
12:50 - 12:52大きな課題です
未来は単一のアルゴリズムではなく -
12:52 - 12:56評価を上手く集めることによって
-
12:56 - 12:59もたらされるはずだからです
-
12:59 - 13:02Facebook やGoogle のような
検索により -
13:02 - 13:05様々な状況下での長期に渡る
-
13:05 - 13:08誰かの行動の全体像を
見られるようになるのも -
13:08 - 13:11時間の問題です
-
13:11 - 13:14誰がいつ どこで なぜ
あなたを信頼しているのか -
13:14 - 13:18あなたのTaskrabbitとしての評価
-
13:18 - 13:20Airbnbで宿を綺麗に使ったか
-
13:20 - 13:24Quoraでどんな知識を披露したか
-
13:24 - 13:26リアルタイムで入ってくる情報は全て
一箇所に集められ -
13:26 - 13:30ある種の評価のダッシュボードに表示され
-
13:30 - 13:34あなたの評価資本が
一目でわかるようになるでしょう -
13:34 - 13:37評価資本とは
私が現在研究している概念で― -
13:37 - 13:40私の次の本のテーマです
-
13:40 - 13:44評価資本の定義は
複数のコミュニティや市場にわたる -
13:44 - 13:48あなたの評判 態度
能力や価値のことです -
13:48 - 13:51何も遥か彼方の
最先端の話ではありません -
13:51 - 13:54実際にConnect.Me やLegit
-
13:54 - 13:57TrustCloud といったサービスが
ネット上の評判を -
13:57 - 14:02集約 監視し使用する
方法を解明し始めています -
14:02 - 14:06この構想は 行動を常に誰かに見られている
-
14:06 - 14:10感じを与えるかもしれません
確かに透明性やプライバシーについて -
14:10 - 14:13解決すべき問題はたくさんあります
-
14:13 - 14:17しかし最終的に個人の評価を
集約することができて -
14:17 - 14:20うまく制御できるようになれば
そこから生じる -
14:20 - 14:23膨大な価値を引き出すことができます
-
14:23 - 14:25また 信用情報よりもずっと楽に
-
14:25 - 14:28自分たちの評価を形作ることができます
-
14:28 - 14:29セバスチャンを思い出してください
-
14:29 - 14:32彼が自分の評判のために猫を買ったことを
-
14:32 - 14:37プライバシー問題とは別に
他にも大変興味深い事柄があります -
14:37 - 14:39ネット難民を
エンパワメントする方法です -
14:39 - 14:43彼らの中には何らかの理由で
ネット上では活動していないが -
14:43 - 14:46この世で最も信頼できる人々が
含まれています -
14:46 - 14:49彼らの仕事やコミュニティ
家族への貢献度を -
14:49 - 14:51どのように集め
-
14:51 - 14:55その価値を評価資本にできるでしょうか?
-
14:55 - 14:59もし これが上手くできれば
評価資本を利用して -
14:59 - 15:01権力 信頼性 影響力のある人を見極める方法が
-
15:01 - 15:05良い意味で大きく
変わるかもしれません -
15:05 - 15:09従来の個人の信用情報は
3桁のスコアで表されていますが -
15:09 - 15:12その意味を理解できる人は3割しかいません
-
15:12 - 15:15そんなスコアで 商品の値段や
-
15:15 - 15:18何にアクセスできるかや
生活全般での制約が -
15:18 - 15:21決まる時代は終わるかもしれません
-
15:21 - 15:25評価は信用情報より強力な
-
15:25 - 15:3021世紀の通貨となると
私は信じています -
15:30 - 15:33評価が「信頼」という価値を持つ
-
15:33 - 15:35通貨になるのです
-
15:35 - 15:39面白いことに評価は―
-
15:39 - 15:41コラボ消費活動と規模を発展させる
-
15:41 - 15:45社会経済の潤滑油となり得ますが
-
15:45 - 15:47評価の源や 評価の応用は
-
15:47 - 15:52ずっと幅広く使われる可能性を
持っているのです -
15:52 - 15:55求人業界から 例を1つ挙げましょう
-
15:55 - 15:59評価データによって
-
15:59 - 16:03履歴書が時代遅れの
遺物となるかもしれません -
16:03 - 16:074年前 テックブロガーで
起業家でもある -
16:07 - 16:12スポルスキ氏とアトウッド氏は
「Stack Overflow」を -
16:12 - 16:14始めることを決意しました
-
16:14 - 16:18Stack Overflowは
基本的に経験豊富なプログラマーが -
16:18 - 16:20他の優秀なプログラマーに
-
16:20 - 16:25非常に技術的で専門的な質問―
-
16:25 - 16:29例えばピクセルや chrome の拡張機能に関する
質問をできる場でした -
16:29 - 16:33このサイトでは 1日の質問数が
5,500にも及びます -
16:33 - 16:36そして質問の80%は
的確な回答を得ています -
16:36 - 16:39ユーザーはあらゆる方法で
評価を獲得することができますが -
16:39 - 16:42基本的には
自分に知識があることを -
16:42 - 16:44他のプログラマーに
認めてもらって 評判を得ます -
16:44 - 16:47サイトを立ち上げた数か月後
創設者たちは -
16:47 - 16:50面白い話を耳にし
-
16:50 - 16:51なるほどと思ったそうです
-
16:51 - 16:55ユーザーがこのサイトで得た
自分の評価を― -
16:55 - 16:58履歴書の最初に
記載しているということでした -
16:58 - 17:01さらに 採用担当者が
ユニークな才能の発掘のために -
17:01 - 17:03サイト内を
検索しているとのことでした -
17:03 - 17:06現在この方法で
たくさんのプログラマーが -
17:06 - 17:10より良い仕事を見つけています
-
17:10 - 17:13Stack Overflowと
その評価ダッシュボードは -
17:13 - 17:16貴重な窓となっています
この窓を通して その人の行動や -
17:16 - 17:18他の同業者の評価を
垣間見る事ができるのです -
17:18 - 17:20しかしStack Overflowの背後で起こってい
さらに大きな概念こそ -
17:20 - 17:23非常にエキサイティングなものです
-
17:23 - 17:261つのコミュニティで
得られた評価が― -
17:26 - 17:30その場を超えて 価値を持つことに
-
17:30 - 17:32人々は気づき始めています
-
17:32 - 17:34非常に興味深いことです
-
17:34 - 17:37スーパーユーザーと話すと
それが SuperRabbits であるか -
17:37 - 17:42Stack OverflowやUberhostsの
スーパーユーザーであるかに関わらず― -
17:42 - 17:45皆 高い評価を得たことで―
-
17:45 - 17:48自分が持っている隠された力に
気づいたと言います -
17:48 - 17:51Stack Overflowは
公平な競争の場を作り -
17:51 - 17:54本当に能力のある人が
頂上に登ることを可能にしました -
17:54 - 17:57Airbnb では宿よりも
ホストである人が重要でした -
17:57 - 18:00TaskRabbit では
-
18:00 - 18:03人々は自分の経済活動を
コントロールする術を得ました -
18:03 - 18:06セバスチャンは別れ際に
-
18:06 - 18:10こう言いました
-
18:10 - 18:13彼の書店に客が来ない
ついてない憂鬱な雨の日には -
18:13 - 18:16世界中の人々が彼に
言ってくれた素敵なこと― -
18:16 - 18:19彼の人間としての評価を
思い出すそうです -
18:19 - 18:22彼は今年50歳になります
Airbnbで築き上げた― -
18:22 - 18:26評価の豊かなタペストリーが
-
18:26 - 18:29残りの人生を
何か面白い活動へと導いてくれると -
18:29 - 18:31彼は固く信じています
-
18:31 - 18:35社会経済システムを変える―
-
18:35 - 18:38可能性を持つ出来事は
-
18:38 - 18:42歴史上ほんの一握りしかありません
-
18:42 - 18:44私たちはそんな時を生きているのです
-
18:44 - 18:48私は信じています
このコラボ消費革命の始まりは -
18:48 - 18:52産業革命と同じくらい重要であると
-
18:52 - 18:5520 世紀に考案された信用情報は
-
18:55 - 18:58消費のシステムを変え
様々な方法で -
18:58 - 19:01誰が何を手に入れられるかを
支配してきました -
19:01 - 19:0421 世紀には
新しい信頼ネットワークが確立され― -
19:04 - 19:08そこでつくられた評価資本が
想像もつかない方法で -
19:08 - 19:12富や市場 力
個人のアイデンティティに関する― -
19:12 - 19:16考え方を変えていくでしょう
-
19:16 - 19:19ありがとうございました(拍手)
-
19:19 - 19:25(拍手)
- Title:
- レイチェル・ボッツマン「新しい経済の通貨:信頼」
- Speaker:
- Rachel Botsman
- Description:
-
「コラボ消費」が最近 爆発的な広がりを見せています。ウェブを通じて、車、住居、スキルまでもが共有されています。レイチェル・ボッツマンは、AirbnbやTaskrabbitのようなシステムを可能にする通貨を探索し、信頼、影響力などの「評価資本」が 新しい通貨であると説明します。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:46
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