The Bad Sleep Well (1960) - The Geometry of a Scene
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0:07 - 0:10どうもトニーです。
エブリー・フレーム・ア・ペインティングの始まりです。 -
0:10 - 0:14見てて退屈ですよね?こういうシーン
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0:14 - 0:18何の工夫もなく、ダラダラ写してるだけ
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0:18 - 0:21誰も動かず、一人ずつアップになる
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0:21 - 0:23たっぷり5分間はこの繰り返し
"博士と彼女のセオリー(2014)" -
0:24 - 0:27最近の映画はみんなこんな感じ
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0:27 - 0:30まるでしゃべる写真です
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0:30 - 0:33映画的技法とはとても言えませんね
"アルフレッド・ヒッチコック(1974年7月)" -
0:33 - 0:37そこで今日は黒澤明の技法を紹介しましょう
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0:37 - 0:41ダラダラ写すのではなく、
単純な図形を描くように撮影するのです -
0:46 - 0:49「悪い奴ほどよく眠る」のこのシーンは
四角形と三角形を意識しています -
0:49 - 0:53西が白井にカバンを渡して
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0:53 - 0:56イスに戻りました。
これでとても単純な三角形ができあがります -
0:56 - 0:58二人の目と盗まれた金の入ったカバンです
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1:01 - 1:03黒澤は二人が反応するカットを
個別に見せていません -
1:03 - 1:07観客は自然に二人の顔を見比べます
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1:07 - 1:09白井の恐れが高まるにつれ
この三角形は広がっていきます -
1:09 - 1:12観客は意識していませんが
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1:12 - 1:15ドアは常に画面に写っており
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1:18 - 1:21守山が近づくとカメラが移動して
白井を四角形の内側にとらえます -
1:24 - 1:26こうして小柄な男が追い詰められていくと
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1:26 - 1:29素晴らしい構図が生まれます。
3人の男、3つの視線 -
1:31 - 1:34立っている二人の間でしか会話は交わされませんが
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1:34 - 1:38フレームの中心は西の顔です。
西の反応とその行為がバレていないことを -
1:38 - 1:40観客は確かめたいからです
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1:42 - 1:45黒澤はこの三角形を一本の腕で崩します。
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1:47 - 1:48バレてしまいました
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1:48 - 1:52西は視線を動かしただけですが、
観客の注意は彼に向けられます -
1:52 - 1:54今や三角形は微妙に変化し
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1:54 - 1:56左手の二人は重なるように寄り
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1:56 - 1:58右手の一人が三角形を崩して金に集中します
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2:02 - 2:06弁解の余地はありません
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2:06 - 2:09白井は一瞬だけためらいますが
結局、場面は元に戻ります -
2:09 - 2:12一人の男が次の手を考えている場面です
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2:13 - 2:15三船敏郎は一言も言わずに
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2:15 - 2:19姿勢と視線だけで
この場面の主役となっています -
2:19 - 2:22黒澤は三角形と四角形の構図を用い
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2:22 - 2:24観客の視線をあちこちに操って
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2:24 - 2:262分半で話を片付けてしまいます
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2:27 - 2:29これには幾何学的な美すら覚えます
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2:29 - 2:35人が一人。二人。三、ニ、一。
視覚による物語りの傑作です -
2:35 - 2:39もっと知りたい方は
他の黒澤作品も研究してみましょう -
2:39 - 2:42どんな作品でも、大胆かつ単純な
視覚による物語りの技法が見つかります -
2:42 - 2:45七人の侍では円と集団
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2:46 - 2:48用心棒では水平線と斜線
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2:49 - 2:52隠し砦の三悪人では三角形に次ぐ三角形
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2:52 - 2:55一つのシーンに複数の人物を出すときは
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2:55 - 2:58陳腐なクローズアップはやめて
工夫をしてみましょう -
2:58 - 3:00どんな形が描けるか楽しみですね
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へけもこ edited Japanese subtitles for The Bad Sleep Well (1960) - The Geometry of a Scene | |
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