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誰もが先生なのです あなたも含めて ― アシヤ・クマリ

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    私が9歳の頃 先生とは
    肩書であると思っていました
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    教室の前に立ち
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    聞いている生徒に向かって
    授業をする人だと
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    私は低所得の家の子の為の
    私立校に5年間通いました
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    多くの友達は勉強に興味を失っていました
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    授業を聞かない生徒もいれば
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    何日も学校に来ない
    生徒もいました
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    先生にとって プレッシャーやストレスに
    なっていることに気づきました
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    そこで 疑問に思いました
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    40人の生徒をたった一人で教えることの
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    難しさとは どんなものだろうと
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    なぜ生徒は一人の先生に
    頼る必要があるのか疑問に思いました
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    いつになったら 自分たちには
    「一人」の先生がいることに気づくのだろうと
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    この状況を何とかしたかったのです
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    そこで いつでも どんなやり方であろうと
    可能な限り 先生の手助けをすることにしました
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    毎日 先生の代わりに出席をとり
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    黒板に日程を書きました
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    課題が出たら
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    問題を解くのに手間取っている
    生徒達に教えてあげました
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    先生が休んだ日は
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    何をするべきかを
    電話で聞きました
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    そして言われたとおり クラスの様子を見て
    学ぶべき重要な語句を示したり
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    算数の問題を与えたり
    時には宿題を出すこともありました
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    時が経つにつれて 手伝う
    クラスメートが増えていきました
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    少しづつ 自主的に学ぶことが
    身についてきたのです
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    しばらく この状況が続きました
    でも もっと何かしたかったのです
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    多くの友達はリーディングと
    文章読解に手助けが必要でした
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    友達のピンキーと私は
    読書が大好きだったので
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    読書クラブをつくりました
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    このクラブには4、5、6年生の
    生徒がいて
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    ほとんどの生徒のリーディングの
    レベルは低かったです
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    絵が多く字数の少ない本から
    ゆっくりと始めていきました
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    それが読めるようになったら
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    字数の多い本を読んでもらい
    難易度を上げていきました
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    登場人物や性格
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    主な出来事やストーリーの主題などについて
    ディスカッションしました
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    何度かやったあと 先生がテストをしたら
    点数が上がっていたのです
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    たった1ヶ月で リーディングの
    レベルが1.5 伸びている子もいました
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    やがて
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    お年寄りと読書サークルを開く
    機会に恵まれました
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    こういった経験の後
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    自分の年齢や
    自分が在籍していたクラスに関わらず
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    ほんの短い間でも
    自分が先生になったことを誇りに思いました
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    皆さんに質問があります
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    皆さんは何かに情熱を持っていますか?
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    もちろんイエスですね
    私にもたくさんあります
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    料理 編み物 ガーデニング
    絵を描くことなどです
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    こういった情熱を持てるのは人生で
    出会ったいろいろな先生達のおかげです
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    私の先生であるファラーンさんは
    学校の庭師です
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    パーマカルチャー(環境重視の持続型農業)
    について教わりました
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    最近は新しいガーデニング手法
    アクアポニックスについて教わっています
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    他には 母に料理を
    教わりました
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    母が留守の時に
    自分の事が自分でできるようにと
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    どちらも先生という肩書は
    ついていないことにお気づきですね
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    しかしそれぞれの分野では
    先生なのです
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    考えてみて下さい あなたの人生に
    そういった先生はいますか
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    もちろんいますよね
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    私のコミュニティーでは
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    いろいろな人々から異なる事を
    学ぶことができます
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    たとえばゴミ収集の組織のあり方
    清掃人からは掃除の仕方
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    大工さんからは数学
    主婦からは料理
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    お店の経営者からは商売について
    学ぶことができます
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    しかし 私たちは こういった人々から
    学べるなどと 考えることはあるでしょうか?
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    いいえ 私たちは その人たちの
    年齢 性別 職業をみて 教わることは
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    何も無いと
    決め付けてしまいます
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    しかし実際は彼らから多くの
    異なる事を教わることができます
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    私は誰しもが先生だと
    信じています
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    あなたも先生であり 私も先生なのです
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    年齢 性別 職業に関わらずです
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    私たちのまわりにいる人々を
    先生として見ることが出来たなら
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    いつの日か先生と生徒の割合が
    完全に1:1になると信じています
  • 4:12 - 4:14
    ありがとうございました
Title:
誰もが先生なのです あなたも含めて ― アシヤ・クマリ
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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
04:19

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