Who is allowed to go to school?

学生の皆さん
ユネスコの教育の権利ツアーへようこそ。

待って！こう考えていませんか？

”教育の権利？ それってどういう意味なの？"

私たちにとって教育は
明らかな事実の様に感じられるでしょう。

単純で、日常的なことの様に。

♪(音楽)♪

しかし、教育はいつも手に入るものではありません。

そして、過去のことだけでもありません。

世界の沢山の箇所で、

数百万の人が、特に女の子や女性たちが、

教室に入ることさえもできていません。

周りの女性を考えてみてください。

想像して下さい。母親や姉妹、先生、仲間が、

女性ということで、教育を受けられないことを。

♪(音楽)♪

「世界人権宣言」と

ユネスコは
教育を全ての男女や子供の基本的権利として

定義します。従って、全ての人に対して

教育の権利があるという声明は、事実を言うだけでなく

長年にわたる努力から生まれる誇りが詰まっています。

教育が基本的な人権となることを保証するために。

誰もが、そしてどんな人でも、

世界中で学ぶことを可能とするために。

この教育の権利が重要である、二つの理由があります。

一つ目：教育はあなたの社会的な境遇と

経済状況を超える唯一のものです。

貧富のどちらの家庭の生まれかは重要ではありません。

教育を受けることは、あなたの全ての可能性を

引き出す手助けになります。

二つ目：教育が権利であると認識することによって、

それが私たちを守り、安全を与えるものとなります。

これにより、ユネスコの様な機関が国際標準を

教育のために設定し、各国に説明責任を持たせ、

法によって、教育を受けさせることを約束させます。

世界は76億人が住む、広大な場所であり、

ユネスコがその人達の教育の権利を、

どのように守っているのでしょうか？

まず第一に、私たちは指導者が集まる会議を開き、

条約などの枠組みを作成し、

教育における差別に対する条項を定めています。

基準と規範を確立することで、

教育の平等な機会を確保し
教師の権利を守っています。

これらの会議は重要であり、
各国が同意したり、

出身によらず、人権のために教育がどうあるべきかを

述べたりすることに役立っています。

私たちは、各国がどのように

教育の権利を実施しているかを監視し、

必要な法律や政策を調査しています。
定期的に、ユネスコは加盟国に対して、

教育の権利を保証に関する情報を

共有するように依頼し、

推奨事項を提供しています。

ユネスコはオンラインでの観察の維持も行なっており、

これらに関する情報を広めています。

最後に、難民の教育の権利など、
重要な問題に関する

研究を通じて、教育の権利を主張し、

特定の国の教育法の施行事例も取り上げています。

地域レベルでは、私たちは各国に入り込み、

教育制度の強化に必要なすべてのツールを提供します。

また、国々が国内の教育改革を

国際基準に合わせることも支援しています。

これは彼らの法律と政策の枠組みが、

私たちが設定した基準に合致していることを

確認することを意味します。

これにより、国々は市民に対して堅固で包括的な

教育制度を提供できるようになります。

ユネスコは、多くの課題があります。
2億6300万人の子供や若者が

学校にアクセスできず、5つに1つもの国しか

12年間の無料教育を提供できません。

世界のある場所では、例えば女の子や、

移民、障害者などが、

教育の権利を行使するのが難しい状況があり、
これには

貧困、対立、災害など多くの因子が関係しています。

ですが、私たちユネスコは、
教育の権利が国際的な

優先事項である様に取り組み続けています。

そのために、私たちはこのような展示を行って、

何が行われ、何が必要なのかを思い出すのです。

世界中の人々が学び、夢を叶えられる様に。

ありがとうございました。引き続きをお楽しみ下さい。