e-患者・デイブにこんにちは
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0:01 - 0:03このようにして私たちが集結し
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0:03 - 0:07患者たちが立ち上がることについて
話し合うのは 素晴らしいことです -
0:07 - 0:09今日 これまで患者達が
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0:09 - 0:12自分たちの病気をきちんとコントロールし
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0:12 - 0:13「治療の成功率は知っているけど
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0:13 - 0:15自分で色々な情報を検索してみよう
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0:15 - 0:19自分にとっての成功が
何を意味するかはっきりさせたい」 -
0:19 - 0:21と話すのを聞きました
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0:21 - 0:25私が4年前に死にそうになり
もうちょっとで息を引き取りそうになった -
0:25 - 0:28実体験についても
お話したいと思います -
0:28 - 0:30そして 私が知ることができた
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0:30 - 0:32e-患者運動についてご説明します
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0:32 - 0:34e-患者運動についてご説明します
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0:34 - 0:36このe-患者運動の存在を知った当時
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0:36 - 0:38「患者デイブ」というハンドルネームで
ブログをしていたのですが -
0:38 - 0:41すぐに「e-患者デイブ」に改名しました
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0:41 - 0:43「患者」という単語に関してですが
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0:43 - 0:45私が医療と関わりを持つようになり
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0:45 - 0:48見学者として数々のミーティングに
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0:48 - 0:50参加して気付いたのは
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0:50 - 0:53皆患者をこの部屋にはいない人たち
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0:53 - 0:55別のところの人たちのように
話すことです -
0:55 - 0:58今日の数々のトークの中でも
私達はまだそういう姿勢をとっています -
0:58 - 1:00しかし 私が今日みなさんに
お伝えしたいのは -
1:00 - 1:03「患者」とは3人称の言葉ではない
ということです -
1:03 - 1:04でしょ
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1:04 - 1:07あなた自身が
入院患者として横たわることもあれば -
1:07 - 1:10あなたの母親や子供がそういう状況に
置かれることもあるのです -
1:10 - 1:11「納得!そのとおり!」と
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1:11 - 1:13うんうんうなずいている人たちがいますね
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1:13 - 1:16今日 私がお話するにあたって
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1:16 - 1:18まず知っておいて頂きたいのは
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1:18 - 1:21私は 私が今まで出会ってきた患者たち
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1:21 - 1:24そして まだ会ったことがない全ての
患者たちを代表して話をすることです -
1:24 - 1:27これは患者さんたちにもっと
積極的な役割を与えること -
1:27 - 1:30医療改善の手助けをし
医療の誤りを正すためです -
1:30 - 1:32私の病院の上級医師のチャーリー・サフランと
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1:32 - 1:35彼の同僚ワーナー・スラックは
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1:35 - 1:36何十年に渡って
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1:36 - 1:40「医療でもっとも活用されていない資源は
患者だ」と -
1:40 - 1:42主張してきました
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1:42 - 1:44彼らは 1970年代頃から
この考えを主張してきました -
1:44 - 1:46さて ここで 歴史を
遡ってみたいと思います -
1:46 - 1:481969年7月のことでした
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1:48 - 1:50私は 当時大学一年生で
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1:50 - 1:53人類初の
月面着陸が行なわれた年です -
1:53 - 1:55私たちが今住んでいる地球を
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1:55 - 1:57地球以外の
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1:57 - 1:59他の場所から見たのは
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1:59 - 2:01この時が初めてでした
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2:01 - 2:03この時 世の中は目まぐるしく
変化していました -
2:03 - 2:05誰もが予知できぬ変化が待ち構えていました
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2:05 - 2:09数週間後 ウッドストックが
開催されました -
2:09 - 2:12楽しさと音楽がぎっしり
つまった3日間でした -
2:12 - 2:14歴史の証言として
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2:14 - 2:16私の写真もお見せしましょう
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2:16 - 2:19(笑)
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2:19 - 2:21このウェーブのかかった髪といい
青い瞳といい・・・ -
2:21 - 2:22なかなかイケてましたね
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2:22 - 2:241969年の秋
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2:24 - 2:26雑誌「ホール・アース・カタログ」が
発刊されました -
2:26 - 2:30自己充足のためのヒッピーな雑誌でした
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2:30 - 2:33一般的には ヒッピーは単に
快楽主義者だと思い込んでしまいがちですが -
2:33 - 2:36でもそこに明確な構成要素があります
私もその運動の一部でした -
2:36 - 2:39自分自身の責任を持つという
はっきりした構成要素 -
2:39 - 2:43この本の副題は
「ツールへのアクセス」です -
2:43 - 2:45自分の家の建て方
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2:45 - 2:48自分の食料の育て方 その他色々
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2:48 - 2:491980年代では
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2:49 - 2:52この若い医師トム・ファーガソンが
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2:52 - 2:55雑誌「ホール・アース・カタログ」の
医学編集を担当していました -
2:55 - 2:59医学・医療の中ですることの大半は
自己の健康管理だ -
2:59 - 3:01ということに 彼は気付いていました
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3:01 - 3:03彼曰く 私たちの健康管理如何で
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3:03 - 3:0670~80%の健康状態が決まるそうです
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3:06 - 3:08より深刻な病気のため
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3:08 - 3:12医療が高度な医学を必要とする時
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3:12 - 3:16足かせとなるのは
情報へのアクセスの難しさです -
3:16 - 3:19ウェブの登場により
情報の入手が可能になるだけでなく -
3:19 - 3:22ネット上で仲間を見つけ 集結し
-
3:22 - 3:24情報提供が可能になって
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3:24 - 3:27全てが変わりました
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3:27 - 3:30準備が整って 携わっていて
力が付与され 可能にされているという意味の -
3:30 - 3:32「e-患者」という造語が考案されました
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3:32 - 3:34当然のことながら この頃の彼は
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3:34 - 3:37もっと偉い立場の医師になっていました
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3:37 - 3:41私は「e-患者」という言葉を知る以前に
医療に携わる患者になっていました -
3:42 - 3:442006年に 身体検査を受けに行った時に
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3:45 - 3:47「肩が痛む」と訴えました
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3:47 - 3:48そして レントゲンを撮り
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3:48 - 3:50その翌日 ―
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3:50 - 3:54自分の医学的危機を経験した方なら
理解されるでしょう -
3:54 - 3:55皆さんもお気づきかもしれません
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3:55 - 3:58今朝の講演者の何人かは
ご自分の病気の -
3:58 - 4:01診断を聞いた日付を覚えていました
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4:01 - 4:03私の場合は 2007年1月3日の
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4:03 - 4:06午前9時でした
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4:06 - 4:08私は 机の片付いたオフィスにいて
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4:08 - 4:12青い布張りの壁に囲まれた部屋でした
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4:12 - 4:14電話が鳴り 医者からでした
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4:15 - 4:18「デイブ レントゲンを
自宅のコンピューターで -
4:18 - 4:20見たよ」と言いました
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4:20 - 4:22「肩は異常ないよしかし デイブ
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4:22 - 4:24肺に何かがあるんだ」と告げてきました
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4:24 - 4:27この赤い楕円形の中に見える影は
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4:27 - 4:29本来ないものです
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4:30 - 4:32手っ取り早く言うと
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4:32 - 4:34「今すぐ病院に戻るべきなんですね?」と
彼に言いました -
4:34 - 4:37「そう胸部CTスキャンが必要です」
と医者は返事しました -
4:37 - 4:40終わり際に「何かしておくべきことは
ありますか?」と尋ねると -
4:40 - 4:42こんなことを言われました
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4:42 - 4:44医者からのアドバイスです
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4:44 - 4:47「家に帰って 奥さんと
ゆっくりワインでも飲みなさい」 -
4:49 - 4:51CATスキャンを撮ったら
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4:52 - 4:55私の両方の肺にこういうものが
5つ見つかりました -
4:55 - 4:58この時点で 癌だと分かりました
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4:58 - 5:00しかし 肺癌ではありません
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5:00 - 5:02どこからか転移してきたものです
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5:03 - 5:05一体どこから?
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5:05 - 5:08調べるために 超音波検査をしました
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5:08 - 5:11よく女性がやる 腹部にゼリーを塗って
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5:11 - 5:14プローブを滑らせました
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5:14 - 5:16私の妻も一緒に来ました
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5:16 - 5:18彼女は獣医師なので
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5:18 - 5:19超音波検査はたくさん見てきました
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5:19 - 5:22もちろん 私が犬じゃないことも
ちゃんと理解していました -
5:22 - 5:23(笑)
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5:23 - 5:26これはMRI画像なのですが
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5:26 - 5:28超音波検査より
もっとはっきりとした画像です -
5:28 - 5:30腎臓の中に こんな
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5:31 - 5:33大きな塊が見つかりました
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5:33 - 5:36しかも 2つも見つかりました
一つは前方に飛び出て -
5:36 - 5:38既に破裂し
腸についていました -
5:38 - 5:41もう一つは後ろに出て
腰筋という -
5:41 - 5:44私が今までに聞いたことがなかった
大きな筋肉に接触していて -
5:44 - 5:46急に腰筋が気になり始めました
-
5:46 - 5:47(笑)
-
5:47 - 5:48私は帰宅しました
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5:48 - 5:501989年からコンピュサーブで
ネットを使っていましたが -
5:50 - 5:52今はグーグルを使っています
-
5:52 - 5:54私は帰宅しました細かくて詳細が
-
5:54 - 5:57読めないと思いますが
そこは重要ではありません -
5:57 - 6:00ジャンクサイトをフィルターし
-
6:00 - 6:02信頼のおける医学ウェブサイト
「ウェブMD」にたどり着きました -
6:02 - 6:05そうそう 実は妻もネットでみつけました
-
6:05 - 6:06彼女に出逢う前は
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6:06 - 6:09最適以下の検索結果の
女性達と会っていました -
6:09 - 6:10(笑)
-
6:10 - 6:14検索するにあたり 情報の質に注目しました
-
6:14 - 6:16信頼できるかどうかが問題です
-
6:16 - 6:18どの情報源が信頼できるのか?
-
6:18 - 6:23私の正常組織はどこで終わり
癌はどこから始まるのか? -
6:23 - 6:26癌 つまり腫瘍は
自分の組織からできるものです -
6:26 - 6:27どのようにしてできるのでしょう?
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6:27 - 6:31医学のできることは
どこからどこまででしょう? -
6:31 - 6:34ウェブMDで検索してみた結果
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6:34 - 6:39進行性の腎細胞癌の
予後は不良である -
6:39 - 6:42ほとんどの患者は治らない」と
書いてありました -
6:42 - 6:46長年ネットを使ってきた習慣で
最初の検索結果が気に入らない場合 -
6:46 - 6:47もっと情報を検索します
-
6:47 - 6:50他の検索したウェブサイトにも
-
6:50 - 6:52グーグルの検索ページ3ページ目でさえ
-
6:52 - 6:54「見通しは暗い」
-
6:54 - 6:57「予後は思わしくない」と書かれていました
-
6:57 - 6:59「それがどうした?」と思いました
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6:59 - 7:01私は元気そのものでした
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7:01 - 7:03夕方になると疲れが出ていましたが
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7:03 - 7:05私は56歳でした
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7:05 - 7:07ゆっくりと体重も減っていましたが
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7:07 - 7:11医師に言われたダイエットの結果だと
思っていました -
7:11 - 7:13ただ事ではありませんでした
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7:13 - 7:16そして これは薬の投与を始めた後の
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7:16 - 7:18ステージ4の腎臓癌の図です
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7:18 - 7:21偶然にも あの塊が肺にありました
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7:21 - 7:23左大腿骨にも もう一つありました
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7:23 - 7:26このせいで 後には足を骨折しました
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7:26 - 7:29失神し 地面についた時に折れました
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7:29 - 7:30頭蓋骨にもあります
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7:30 - 7:33その上 他にも腫瘍がありました
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7:33 - 7:35治療が始まった頃
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7:35 - 7:37舌にもありました
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7:37 - 7:39腎臓癌が舌にまで転移していました
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7:39 - 7:40情報をかき集めてみた結果
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7:40 - 7:43生存の中央値は24週間でした
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7:43 - 7:45最悪でした
-
7:45 - 7:47私は既に墓場に向かっていたのです
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7:47 - 7:50「母親はどんな顔をして
葬式に出席するのか?」 -
7:50 - 7:51と考えてしまいました
-
7:51 - 7:57娘にも話しました
「こういう状態だ」と -
7:57 - 7:58彼女の彼氏も一緒でした
-
7:58 - 8:01「私が生きている間にと
-
8:01 - 8:04結婚を焦ってはいけない」と言いました
-
8:05 - 8:07とても深刻でした
-
8:07 - 8:10なぜ患者がやる気になったり
人を助けようと思うか -
8:10 - 8:12これを考えて下さい
-
8:12 - 8:15医師が患者コミュニティー Acor.orgという
-
8:16 - 8:19癌患者や 多くの驚くことが紹介された
サイトを紹介してくれました -
8:19 - 8:21このコミュニティーが
即座に教えてくれたのは -
8:21 - 8:23「腎臓癌は普通見ない病気だ
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8:23 - 8:25専門治療センターに行った方が良い
-
8:25 - 8:28完治させる治療法はないけど
時に 効き目のあるもので -
8:28 - 8:29普通は効果がないが
-
8:29 - 8:31大量インターロイキン療法というのがある
-
8:31 - 8:33ほとんどの病院では行われないし
-
8:33 - 8:35この治療法があることすら
教えてくれない -
8:35 - 8:38初めに勧められる他の治療法を
受け入れない方がいい -
8:38 - 8:41ところで あなたの地域で
この治療法を行っている -
8:41 - 8:434人の医師と
電話番号を教えておくね」でした -
8:43 - 8:46なんて素晴らしいことでしょう
-
8:46 - 8:48(拍手)
-
8:48 - 8:49ここがポイントです
-
8:49 - 8:514年後
-
8:51 - 8:55こういう情報を患者に与えている
サイトはありません -
8:55 - 8:57政府が認証した アメリカ癌協会の
サイトには載っていませんが -
8:57 - 9:01患者同士はどういう情報を
欲しがっているかが分かります -
9:01 - 9:04これが患者ネットワークの力です
-
9:04 - 9:06この素晴らしい物質 ―
-
9:06 - 9:08再び 私の正常の身体は
どこまでか と問いました -
9:08 - 9:11最近 主治医の腫瘍専門医と
よく会話するのは -
9:11 - 9:13私のトークを
医学的に正確にしたいからです -
9:13 - 9:18腫瘍専門医は 「免疫システムは
侵入者を探知するのがすごく上手 -
9:18 - 9:21例えば外来の細菌
-
9:21 - 9:23しかし 自分の組織からできたものは
-
9:23 - 9:25全く別だ」と言いました
-
9:25 - 9:28自分で患者サポートコミュニティーの
-
9:28 - 9:32ウェブサイトを立ち上げたこともあり
気持ちの準備をしました -
9:32 - 9:35親戚でもある一人の友人が
-
9:35 - 9:38「デイブ 何をしているんだ?
あんまり一人で頑張りすぎたら -
9:39 - 9:43精神的に 自虐的になるぞ」
と言ってくれました -
9:43 - 9:45そんなことで 二人で取り組みました
-
9:45 - 9:47この話の詳細は本に書かれています
-
9:47 - 9:50それはさておき 数値は
このように展開していきました -
9:50 - 9:53自分の性格上 通院していた病院の
ウェブサイトから得た -
9:53 - 9:54自分の腫瘍のサイズを
-
9:54 - 9:55スプレッドシートにまとめました
-
9:55 - 9:57数自体は気にしないでください
-
9:57 - 9:59これが私の免疫システムです
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9:59 - 10:01この2つの黄色い線は
-
10:01 - 10:05私が2ヶ月間隔で受けた
2回のインターロイキンによる治療です -
10:05 - 10:08ご覧のとおり 投薬のおかげで
腫瘍の大きさが激減しました -
10:08 - 10:09本当に驚きです
-
10:09 - 10:13インターロイキンの使用が広まったら
もっと色々な使い方が見つかるかもしれません -
10:13 - 10:15この話のオチは 一年半後に私は
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10:15 - 10:19この美しい女性 私の娘の結婚式に
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10:19 - 10:21出席することができたことです
-
10:21 - 10:23彼女が階段を降りてきた時
-
10:23 - 10:26一瞬私と彼女だけになった時に
-
10:26 - 10:29彼女が母親に向かって
「パパにも出席してもらいたかった」と -
10:29 - 10:31言わせずに済んで
本当によかったと思ったのです -
10:31 - 10:35医療の改善により
こういうことが可能になるのです -
10:35 - 10:38ここで 医療改善のために全力を尽くしている
-
10:38 - 10:40他の患者たちの話もしたいと思います
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10:40 - 10:42この方は レジーナ・ホリデー
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10:42 - 10:45ワシントンDC在住の画家で
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10:45 - 10:48私が発症した翌年にご主人を
腎臓癌で亡くしました -
10:48 - 10:50これは 彼女がご主人の病院で過ごした
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10:50 - 10:53過酷な最後の一週間を壁画として
描いている姿です -
10:53 - 10:55彼女が知ったことの一つは
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10:55 - 10:58ご主人の医療記録が
-
10:58 - 11:01全く整理されていないことです
-
11:01 - 11:04「なぜ医療の場では
シリアルの箱に記されている -
11:04 - 11:06食品の栄養表示のように
-
11:06 - 11:09新しく入ってきた看護師や医師が
-
11:09 - 11:11主人の病気の基本情報に関して
-
11:11 - 11:12シンプルな医療記録がないのだろう?」
-
11:12 - 11:14と彼女は思いました
-
11:14 - 11:17そこで 彼女は栄養表示の
フォーマットを真似た -
11:17 - 11:20医療記録をこのようにして
-
11:20 - 11:22図表として描きました
-
11:22 - 11:25そして 去年 彼女は
この図表の絵を描きました -
11:25 - 11:27彼女は 私のように
医療についで勉強しました -
11:27 - 11:30沢山の人が
医学のカンファレンスでは全く聞かない -
11:30 - 11:31患者擁護の本を
-
11:31 - 11:34出版していることを知りました
-
11:34 - 11:37患者は 全く活用されていない
資源なのです -
11:38 - 11:39初めにも申しましたように
-
11:39 - 11:41患者は自分の医療データを
-
11:41 - 11:43入手できるべきだと主張してきました
-
11:43 - 11:46そして 実は数年前のカンファレンスで
私はこんな事を言いました: -
11:46 - 11:48「俺のデータをよこせ!
-
11:48 - 11:50お前らは俺のデータを
きちんと整理しておけない!」 -
11:50 - 11:53データがせき止められてしまったのだ
(DamnとDamをかけている)― -
11:53 - 11:54だじゃれです―
-
11:54 - 11:57しかし この絵でデータを表す水のように
データは少しずつ -
11:57 - 11:59入手できるようになってきているのです
-
11:59 - 12:00ここでちょっと
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12:00 - 12:03即興してみたいと思います
-
12:03 - 12:07ボストン郊外に住む ツイッター上で知り合った
医療IT技術者がいるのですが -
12:07 - 12:09彼が「e-患者ラップ」を作曲しました
-
12:09 - 12:11こんなです
-
12:11 - 12:13(笑)
-
12:13 - 12:17(ビートボックス)
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12:17 - 12:19(ラップ)♫俺のデータをよこせ♫
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12:19 - 12:21♫e-患者デイブみたいになりてぇ♫
-
12:21 - 12:24♫俺のデータをよこせ
救うのは俺の命だ♫ -
12:24 - 12:27ここらへんで止めておきます
-
12:27 - 12:33(拍手)(歓声)
-
12:41 - 12:44ありがとうございます
タイムオーバーしちゃいますね -
12:44 - 12:45(笑)
-
12:45 - 12:47可能性を考えてみて下さい
-
12:47 - 12:49なぜiPhoneやiPadの技術は
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12:49 - 12:53私たちが家族を救うために使える
医療ツールより -
12:53 - 12:55ずっと早く進むのでしょう
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12:55 - 13:00これは VisibleBody.comという
私がたまたま見つけたサイトです -
13:00 - 13:03「私の腰筋ってどこにあるんだろう?」と思い
検索してみました -
13:03 - 13:05クリックすると取り除けます
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13:05 - 13:08操作しているうちに
「おー これが腎臓でこれが腰筋か!」 -
13:08 - 13:11三次元で回転させて よく分かりました
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13:11 - 13:13このサイトから
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13:13 - 13:17何処へでも飛んで行ける
グーグルアースを連想しました -
13:17 - 13:22「このツールを使って 私の画像を取り込み
-
13:22 - 13:26自分の体のグーグルアースのような
ものがあればいいのに!」とひらめきました -
13:26 - 13:28グーグルは今年何を発表しましたか?
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13:28 - 13:30そう グーグルボディーブラウザーです
-
13:30 - 13:32しかし まだ汎用です
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13:32 - 13:34私のデータは取り込めません
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13:34 - 13:37でも 私たちが各自の医療データに
-
13:37 - 13:40アクセスできるようになり
ソフト開発者に渡せば -
13:40 - 13:43開発が好きな彼らなら
-
13:43 - 13:45きっと素晴らしいものを作るでしょう
-
13:45 - 13:46最後の話です
-
13:46 - 13:51この方は ケリー・ヤング
フロリダ在住の関節リウマチ患者です -
13:51 - 13:55この話はここ数週間
展開中のものです -
13:55 - 14:00自分達を「RA患者」と称する関節リウマチ患者たち―
彼女のブログの名前は「RA戦士」― -
14:00 - 14:02が抱える大きな問題は
-
14:02 - 14:0540%の患者に
はっきりした症状がないことです -
14:05 - 14:08病気がどう経過しているのかを
知ることも困難です -
14:08 - 14:11医師によっては「痛みがあるなんて...」と
信じてくれません -
14:11 - 14:14彼女はネット検索を通して
-
14:14 - 14:17よく癌患者が受ける
アイソトープ骨スキャンが -
14:17 - 14:20炎症も検出できると知りました
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14:20 - 14:22炎症がない場合は
-
14:22 - 14:26スキャンが一様の灰色になります
-
14:26 - 14:28そして 彼女はスキャンを受けました
-
14:28 - 14:32放射線科医の報告は
「癌は見当たらない」でした -
14:32 - 14:34しかし
その診断が目的ではありません -
14:34 - 14:37再度見てくれるよう頼んだのですが
-
14:37 - 14:39医師は却下しました
-
14:39 - 14:41彼女はCDを取り上げました
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14:41 - 14:45彼は「私の指示に逆らいたいなら
出て行け」と言いました -
14:45 - 14:48彼女が取り上げたCDのスキャン画像から
-
14:48 - 14:50陽性箇所を見つけました
-
14:50 - 14:53現在 彼女はブログを通して
-
14:53 - 14:56積極的により良い医療を受けるための
援助を探しています -
14:56 - 14:59彼女は 医学教育は受けていませんが
権限をフル活用している患者です -
14:59 - 15:01私たちは あなたも
-
15:01 - 15:04医療で最も活用されていない資源なのです
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15:04 - 15:05彼女が成し遂げられたのは
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15:05 - 15:08生データにアクセスできたからです
-
15:08 - 15:09これは どのぐらい重要なことなのか?
-
15:09 - 15:11実は TED2009で
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15:11 - 15:14ウェブの生みの親
ティム・バーナーズ=リーがトークで -
15:14 - 15:17次の革命は ブラウザーを使って
-
15:17 - 15:21そのデータに関して 他者の論文を
見つけることではなく -
15:21 - 15:23生データを入手することだ と言いました
-
15:23 - 15:26トークの最後には 彼は観衆とともに
-
15:26 - 15:30「今こそ 生データを!」と
繰り返し唱えました -
15:30 - 15:31みなさんにお願いです
-
15:31 - 15:35医療を改善するための
3つの単語を言ってください -
15:35 - 15:37患者達が 他の患者を助けられますように!
-
15:37 - 15:38患者達が 他の患者を助けられますように!
-
15:38 - 15:40患者達が 他の患者を助けられますように!
-
15:40 - 15:42患者達が 他の患者を助けられますように!
-
15:42 - 15:44ありがとうございました
-
15:44 - 15:50(拍手)
-
16:00 - 16:05世界中でこのウェブキャストをご覧の
患者さんに -
16:05 - 16:08神の恵みがありますように ―
「患者達が 他の患者を助けられますように!」 -
16:08 - 16:11司会者:あなたにも神の恵みがありますように
ありがとうございました
- Title:
- e-患者・デイブにこんにちは
- Speaker:
- デイブ・デブロンカート
- Description:
-
デイブ・デブロンカートさんが稀ながんの末期だと告知された時、彼はネット上で患者たちのコミュニティーに参加し、彼の主治医たちも知らなかった治療法についての情報を得ることができました。そして、なんとこの治療法こそが彼の命を救ったのです。この経験を機に、彼は、患者同士の交流、患者自身が自分の医療データをきちんと把握することの重要さ、そして、e-患者一人ひとりへの医療の改善を促しています。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 16:10
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Meet e-Patient Dave | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for Meet e-Patient Dave | |
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Lisa Akiyama added a translation |