五感の欲望を少しずつ減らす方法 | アジャン・ブラマリ(Ajahn Brahmali) | 2018年5月4日
-
0:00 - 0:08はい みなさん…
それでは… 始めましょう -
0:08 - 0:15で 今晩は五感の欲望についての
仏教の立場を話したいと思います -
0:15 - 0:22五感の悦びです
いつものように面白い事の一つに -
0:22 - 0:26仏教の教えは世の中の他の殆どのものとは
いつも少々違う見かたをする事です -
0:26 - 0:29仏教の教えは世の中の他の殆どのものとは
いつも少々違う見かたをする事です -
0:29 - 0:32これは五感の欲望と
悦びにも当てはまります -
0:32 - 0:37これらを理解する事は
仏教の道の中でも重要な点で -
0:37 - 0:42それゆえ 少なくともそれが
如何に道に沿っているか -
0:42 - 0:46また教えの実践にどうこれが融合されているかの
理解は興味深いものだと思います -
0:46 - 0:51また教えの実践にどうこれが融合されているかの
理解は興味深いものだと思います -
0:51 - 0:56でも最初に 仏教での
五感の悦びとは何でしょう? -
0:56 - 1:01もちろんそれへの欲望ですよね
欲望を話す時 -
1:01 - 1:05仏教で欲望といえば
五感に関する事全てです -
1:05 - 1:08世の中で見るもの 聞くもの 味わうもの 触るもの
匂いをかぐもの全てについてです -
1:08 - 1:12世の中で見るもの 聞くもの 味わうもの 触るもの
匂いをかぐもの全てについてです -
1:12 - 1:15これが世の中の
五感の欲望 悦びです -
1:15 - 1:18だから かなりすぐ
分かり始めますが -
1:18 - 1:22これが世の中で感じるものなら
ほとんど全てがそうで -
1:22 - 1:26私達の世界は一日中
五感攻めに遭っています -
1:26 - 1:31いや毎週毎週 年がら年中
普通は生涯を通じてで -
1:31 - 1:34ほんの時たま瞑想などを通して
この世界から少々逃げられますが -
1:34 - 1:37ほんの時たま瞑想などを通して
この世界から少々逃げられますが -
1:37 - 1:45基本的にこれが私達の人生 五感の人生で
五感の対象に取り囲まれています -
1:45 - 1:48もちろん欲望と嫌悪が
それから起こります -
1:48 - 1:52夜でさえも 何かの夢をみるのは
ある意味でまだ -
1:52 - 1:56五感の世界に絡まっているのです
なぜですか? -
1:56 - 2:02なぜなら夢やそれら全ても
またよく五感に関する事だからです -
2:02 - 2:06だから人生の非常に広い領域を
網羅しています -
2:06 - 2:09私達仏教徒はどう…
いかに考えますか? -
2:09 - 2:14ブッダはどう考えたか?
私はいつも彼の言葉に戻りたい -
2:14 - 2:17ブッダは私達の態度は
どうあるべきと言ったか -
2:17 - 2:20それを今晩話したいと思います
-
2:20 - 2:27まず 仏教が世界のほかのものと
五感の悦びへの考え方を異にする事は -
2:27 - 2:31最初に仏教は清教徒的な抑圧は
実際にはないという事です -
2:31 - 2:34最初に仏教は清教徒的な抑圧は
実際にはないという事です -
2:34 - 2:40仏教は五感の悦びはそれ自体が
悪いからダメとは言いません -
2:40 - 2:44仏教は世の中で楽しむ事自体
人間関係を持ち娯楽を楽しみ -
2:44 - 2:51美味しいものを食べる事等全て
それ自体が悪いとは仏教の観点からは言いません -
2:51 - 2:57仏教は社会の他のものに時に見られる
この清教徒的な圧力に欠けます -
2:57 - 3:00これはすでにかなり解放的ですね
-
3:00 - 3:04楽しむのは構わない
面白い一節が… -
3:04 - 3:07先程 考えてたのですが
パーリ経典に面白い一節があり -
3:07 - 3:09先程 考えてたのですが
パーリ経典に面白い一節があり -
3:09 - 3:12パーリ経典はブッダの言葉で
ブッダは僧侶達に言います -
3:12 - 3:14パーリ経典はブッダの言葉で
ブッダは僧侶達に言います -
3:14 - 3:17ある僧侶達はちゃんと
修行してなくて -
3:17 - 3:21しっかり瞑想していなかったのかも…
ブッダは彼らに言います -
3:21 - 3:26“宗教者の生活の幸せを
逃して経験し損ねている! -
3:26 - 3:30僧侶達の幸福は何ですか?
瞑想して内側の安らぎを得る -
3:30 - 3:34瞑想から来る楽しさと
幸せを得ることです -
3:34 - 3:37この幸せが得られないなら
宗教者の幸せを得ていない -
3:37 - 3:40この幸せが得られないなら
宗教者の幸せを得ていない -
3:40 - 3:43そして一般人の幸せも
逃していますね? -
3:43 - 3:46まあ これが要点では
ないと思いますが -
3:46 - 3:48要点は “お前たち 一般人に戻ったほうが
いい”という事ではないと思います -
3:48 - 3:51要点は “お前たち 一般人に戻ったほうが
いい”という事ではないと思います -
3:51 - 3:57要点は 人間は詳細に差はあるが
幸福感や悦びを欲望するもので -
3:57 - 4:00一般人の五感の悦びだろうと
瞑想からの心の悦びだろうと関係なく -
4:00 - 4:04一般人の五感の悦びだろうと
瞑想からの心の悦びだろうと関係なく -
4:04 - 4:09私達はいつもそれらを欲し
楽しさのない人生は意味がない -
4:09 - 4:15これが最初の点で つまり仏教は
悦びや幸せや楽しみに反対ではない -
4:15 - 4:18これは覚えておくべき
重要な点だと思います -
4:18 - 4:26なぜなら時にブッダの教えがある特定の様式で
説かれた時に誤解することがあります -
4:26 - 4:28これはコインの片方の面で
-
4:28 - 4:32しかしもう一方の面は
ブッダが言うには -
4:32 - 4:37五感の悦びには一種の危険性があります
どんな危険性でしょうか? -
4:37 - 4:41怖がるべきではないなら
なぜ同時に危険なのか? -
4:41 - 4:43もちろん危険性の一つは
-
4:43 - 4:47仏教の教えの主要な点の一つは
道徳的な生活をする -
4:47 - 4:50親切で思いやりの
ある人生を送る事です -
4:50 - 4:55そしてもちろん 五感の悦びのせいで
道徳の一線を超えた途端 -
4:55 - 4:58つまり不義をし始める時
例えば盗みや不倫等をし始める時 -
4:58 - 5:01つまり不義をし始める時
例えば盗みや不倫等をし始める時 -
5:01 - 5:03一度その道に入ったら
-
5:03 - 5:06五感に溺れた行為が
少し行き過ぎましたね -
5:06 - 5:10五感に溺れる…
多分溺れるじゃなくて -
5:10 - 5:14道徳の範囲内で
五感の悦びを楽しみましょうね -
5:14 - 5:17これが仏教の態度です
-
5:17 - 5:20他人や他の生き物を傷つけない
-
5:20 - 5:23そうしない時が私達の周りの世界を
楽しむ好ましい方法です -
5:23 - 5:26そうしない時が私達の周りの世界を
楽しむ好ましい方法です -
5:26 - 5:29これが最初の点で
かなり明確だと思います -
5:29 - 5:34今晩初めて来た人以外は
すでにみなさんご承知でしょう -
5:34 - 5:37これは仏教の基本ですからね
-
5:37 - 5:41でも五感の悦びが問題である別の理由は
これはやや深い所に入っていきますが -
5:41 - 5:44でも五感の悦びが問題である別の理由は
これはやや深い所に入っていきますが -
5:44 - 5:49理由の一つは五感の悦びはある程度
瞑想実践の反対であるからです -
5:49 - 5:52理由の一つは五感の悦びはある程度
瞑想実践の反対であるからです -
5:52 - 5:55もし真剣に瞑想を非常に深くしたいなら
単に金曜日の夜にここに来るだけでなく -
5:55 - 5:58もし真剣に瞑想を非常に深くしたいなら
単に金曜日の夜にここに来るだけでなく -
5:58 - 6:01あ 金曜夜に来るのは良い事です
少しくつろいて -
6:01 - 6:04良い友人関係を楽しみ いい時を過ごすのは
すでにとても良い事です -
6:04 - 6:06良い友人関係を楽しみ いい時を過ごすのは
すでにとても良い事です -
6:06 - 6:09でも瞑想をそれより
少々深く考えるなら -
6:09 - 6:14例えばジャーナ・グローブの
アジャン・ブラムの9日間の -
6:14 - 6:17瞑想合宿や他の瞑想センターで
-
6:17 - 6:21より深くしたいなら
より深くしたければそれだけ -
6:21 - 6:26世の中の五感の悦びと
五感に浸る事は妨げとなります -
6:26 - 6:29ある意味 両立しえない関係で
-
6:29 - 6:33より五感の世界を手放すと
瞑想がより深くなり -
6:33 - 6:35より五感の世界に執着すると
瞑想がより浅いものになります -
6:35 - 6:38より五感の世界に執着すると
瞑想がより浅いものになります -
6:38 - 6:40昔の大学時代の数学用語を使うと
殆ど反比例のような関係です -
6:40 - 6:44昔の大学時代の数学用語を使うと
殆ど反比例のような関係です -
6:44 - 6:48反比例の関係とは
とても数学的ですね -
6:48 - 6:51こんな数学的概念を物事がはっきり説明
出来るように仏教の本に使うべきですね -
6:51 - 6:55こんな数学的概念を物事がはっきり説明
出来るように仏教の本に使うべきですね -
6:55 - 7:01という訳でこれが問題である理由です
どうしてこうなる必要があるのでしょうか -
7:01 - 7:05かなりよく聞く意見はこうです
“世の中も楽しみたいが -
7:05 - 7:10“瞑想も楽しみたい 一方のために
もう片方を放棄したくない -
7:10 - 7:14“両方楽しみたい だから僧侶や尼僧に
なるのは理解出来ない -
7:14 - 7:18“本当におかしい 普通の生活を
楽しめないじゃないか!” -
7:18 - 7:22でも要点は両方を満喫は
出来ないという事です -
7:22 - 7:24常にこの二つは代償関係にあり
-
7:24 - 7:28思うに仏教界でも
多分特に西洋で多くの人が -
7:28 - 7:32仏教にまだあまり馴染みがないので
実際にこれらの概念をよく把握していません -
7:32 - 7:35仏教にまだあまり馴染みがないので
実際にこれらの概念をよく把握していません -
7:35 - 7:38理解するには実際にあなたが
-
7:38 - 7:42実際にブッダの法話を
見聞きする必要があります -
7:42 - 7:44これが事実であるのを
知るためにです -
7:44 - 7:47そして考えてみると
実はかなり明らかです -
7:47 - 7:50滅茶明らかと言おうとしたが
悪い表現 でもとても明らかですね -
7:50 - 7:52滅茶明らかと言おうとしたが
悪い表現 でもとても明らかですね -
7:52 - 7:56なぜそんなに明らかなのですか?
なぜなら -
7:56 - 8:00例えば特に五感の悦びに溺れたら
それを楽しみ過ぎたら -
8:00 - 8:03五感の悦びに執着するのです
-
8:03 - 8:08執着は常に五感への無節制と
楽しさのすぐ後ろにあります -
8:08 - 8:13とても楽しめば また欲しくなる
それが執着です あそこに行きたくなる -
8:13 - 8:17それを見れたら と欲する
“わー きれいな場所が本当にたくさん!” -
8:17 - 8:20音楽がとても素敵なので
聞きたいと思う -
8:20 - 8:24それらは事実だろうけど
でもそれに執着する -
8:24 - 8:27人間関係や食べ物その他を
楽しみたいと思う -
8:27 - 8:32その上にその楽しみに浸るから
執着するから -
8:32 - 8:36執着すると瞑想した時に
手放す事ができない -
8:36 - 8:40手放すのはまさに
五感に浸る事と正反対で -
8:40 - 8:44内側に行くのです
より内側に行きたければそれだけ -
8:44 - 8:47五感とその世界を
手放さなければなりません -
8:47 - 8:52そうですね?五感にしがみつくなら
ある程度までしか内側に行けない -
8:52 - 8:57五感にしがみつかないなら
それだけ内側へ深く行ける -
8:57 - 9:01これが理由です
ここに問題があります -
9:01 - 9:05五感の世界と深い瞑想は
同時には成立できません -
9:05 - 9:10五感の悦びは非道徳的ではない
悪くない 邪悪でもない -
9:10 - 9:13もちろん倫理の常識範囲ならばです
でも瞑想実践の妨げとなります -
9:13 - 9:17もちろん倫理の常識範囲ならばです
でも瞑想実践の妨げとなります -
9:17 - 9:19だから問題なのです
-
9:19 - 9:22ここで話している事が
勿論分かりますね -
9:22 - 9:28いつも外に行く事は内側へ行く反対だから
外側のものに執着すると -
9:28 - 9:32結果的にそれを手放して内側へ
行けない 片方は犠牲になる -
9:32 - 9:35だから一旦これを理解したら なぜ
僧侶生活があるかを理解し始めますね? -
9:35 - 9:38だから一旦これを理解したら なぜ
僧侶生活があるかを理解し始めますね? -
9:38 - 9:42これがまさしく理由です
なぜなら僧侶生活は -
9:42 - 9:48外側のものを手放す行為を
強化しようとし -
9:48 - 9:51同時に より内側に進もうと
します これこそが -
9:51 - 9:55これがまさしく
僧侶生活がある理由なのです -
9:55 - 9:58一般人の生活でこれらをするのは
-
9:58 - 10:02非常に難しいので
我々は僧侶生活をするのです -
10:02 - 10:07我々は世の中を否定していないし
また面白みのない人で -
10:07 - 10:11僧侶生活はひどいと森の中で
孤独に泣いている人達でもない -
10:11 - 10:13違う それが要点ではない
-
10:13 - 10:15要は 実際は…
我々は自虐的でもなんでもなく -
10:15 - 10:17要は 実際は…
我々は自虐的でもなんでもなく -
10:17 - 10:21僧侶生活には
まったく別の意義があるのです -
10:21 - 10:25これが理由です
実はこれはとても大切な理由です -
10:25 - 10:27もし瞑想を本当に楽しみたいのなら
ある程度 手放す事は実際に必要です -
10:27 - 10:30もし瞑想を本当に楽しみたいのなら
ある程度 手放す事は実際に必要です -
10:30 - 10:32多少はおわかりでしょう?
たとえ金曜夜にここに来るだけでも… -
10:32 - 10:35多少はおわかりでしょう?
たとえ金曜夜にここに来るだけでも… -
10:35 - 10:40でも五感の悦びが問題である
3つめの理由があります -
10:40 - 10:44さて 仏教のかなり深い部分に
やって来ました -
10:44 - 10:51深い意味で五感の悦び 欲求は
輪廻転生に私達を縛り付けます -
10:51 - 10:56これが本当に問題である理由です
輪廻 パーリ語でサムサーラですが -
10:56 - 11:01存在の巡回という意味で
あなたは続く ここで生まれ あそこで死んで -
11:01 - 11:06生まれ変わって死に変わる
死に変わりという言葉を聞いたことは? -
11:06 - 11:10“死に変わり”は本当にいい言葉だ
死は一回だけではなく -
11:10 - 11:14何回も死んでいるのです
生まれ変わったら死に変わる -
11:14 - 11:18思うに 仏教の教えで“死に変わり”を
使い始めるべきですね -
11:18 - 11:22これが何かという要点そのものに
到達しますからね -
11:22 - 11:26また生まれ また死んで
また生きて 全てを繰り返す -
11:26 - 11:28これがここでの問題なのです
-
11:28 - 11:32だから“また”を望まないなら
あ ただ“また”という表現は -
11:32 - 11:34シンプルでいいね
-
11:34 - 11:37もしこの“また”が
常に存在していなかったら -
11:37 - 11:42輪廻への束縛が真の問題だと
認識し始める時がきます -
11:42 - 11:45そして一番パワフルで強力な
束縛の縄は五感の悦びです -
11:45 - 11:49そして一番パワフルで強力な
束縛の縄は五感の悦びです -
11:49 - 11:53これが輪廻に束縛する なぜ?
五感の悦びはいつも未来についてで -
11:53 - 11:56渇望に関する事
どこか他へ移る事に関する -
11:56 - 11:59いつも何かに向かって動いている
決して現在に心から満足していない -
11:59 - 12:01いつも何かに向かって動いている
決して現在に心から満足していない -
12:01 - 12:06何かに向かって動くのは
未来に自分を投影するみたいです -
12:06 - 12:09だから永遠に
あ そうでないといいけど -
12:09 - 12:14しかし長い間 何度も何度も
未来に私達を束縛します -
12:14 - 12:16これらが理由です ここにも
仏教のバランスが見られますね -
12:16 - 12:19これらが理由です ここにも
仏教のバランスが見られますね -
12:19 - 12:22ある事に関する問題と
-
12:22 - 12:27楽しみと問題とのバランスを見て
ある中道を見つける -
12:27 - 12:30だから仏教の教えの
多くの事が中道です -
12:30 - 12:33五感の悦びにもあてはまります
-
12:33 - 12:37だから自然な成り行きで
瞑想が深まれば -
12:37 - 12:41自然と自分に
大切ではない物事を手放します -
12:41 - 12:46五感の悦びは大切ではなくなり
瞑想がより大切になります -
12:46 - 12:50無理やりでもなく 強いる事なく
自然に起こります -
12:50 - 12:55素晴らしい道のりです
そこに見られる素晴らしい道です -
12:55 - 13:00五感の悦びには問題があり
あなたが本当に -
13:00 - 13:06精神的な道に熱心なら… ここにいる全員が
たぶん度合いは違うがそうでしょう -
13:06 - 13:13100%熱心ではないからといって
まだ帰らないで下さい 面白い事があるかも -
13:13 - 13:16次のことを見てから…
面白いと約束します -
13:16 - 13:21私には面白いが 他の人は何を面白いと
思うのかよく分かりません -
13:21 - 13:23私の限られた能力です
-
13:23 - 13:27でもこれらの幾つかは実際にそうです
人生観や世界観です だから面白いのです -
13:27 - 13:30でもこれらの幾つかは実際にそうです
人生観や世界観です だから面白いのです -
13:30 - 13:37それではどうやって五感の悦びから
少々離れてこれらに対応しましょうか? -
13:37 - 13:40より精神的な幸せや瞑想に近くて
瞑想を深める方法は何ですか? -
13:40 - 13:43より精神的な幸せや瞑想に近くて
瞑想を深める方法は何ですか? -
13:43 - 13:47実際にどうやって簡単に 自然に
-
13:47 - 13:51強制等なしに出来るでしょうか?
-
13:51 - 13:55最初に 私が経典の中でいつも
とても面白いと思う一つは -
13:55 - 13:58ブッダが心の汚れや問題の
克服について話す時です -
13:58 - 14:01ブッダが心の汚れや問題の
克服について話す時です -
14:01 - 14:06心の汚れや問題は大抵2つの
主要なものに要約できます -
14:06 - 14:12一つは悪感情 怒りや苛立ち等
それらを全て含みます -
14:12 - 14:14もう一つは欲望です
-
14:14 - 14:18これらが 私達がよく対処する二つの
主要な汚れです -
14:18 - 14:22もちろん悪感情への対処が
実は一番重要です -
14:22 - 14:28もし人生で一つだけ問題となる心の
事象に取り組む事を勧めるなら -
14:28 - 14:31悪感情 嫌悪感 これが第一です
この道に真剣なら どうかこれに -
14:31 - 14:33悪感情 嫌悪感 これが第一です
この道に真剣なら どうかこれに -
14:33 - 14:39何か出来るか見て下さい
後にここで悪感情への対処方を話すかも -
14:39 - 14:42仏教の道に非常に重要な部分で
驚くのは -
14:42 - 14:45悪感情の排除は困難と
思うかもしれないが -
14:45 - 14:47実はそれ程難しくはなく 特に
適正な動機や適切な根気があれば -
14:47 - 14:51実はそれ程難しくはなく 特に
適正な動機や適切な根気があれば -
14:51 - 14:55誰でも悪感情は取り除けます
少なくとも かなりは -
14:55 - 15:01多分100%でないけど大部分
だから悪感情に焦点をおいて下さい -
15:01 - 15:04しかし五感の悦びも
またちょっと問題なので -
15:04 - 15:07今はこれに焦点を起きたいです
-
15:07 - 15:11ではブッダはこれらをどう扱うべきだと
言っているでしょう? -
15:11 - 15:14どんな方法でしょうか?
よく人々は -
15:14 - 15:18これらは瞑想時に
取り組むものと思っています -
15:18 - 15:23座って 安らぎ 落ち着く事でです
それも確かに含まれますが -
15:23 - 15:27私が経典を読んで驚いた事の一つに
-
15:27 - 15:32ブッダが瞑想では二つの力が
存在すると言った事です -
15:32 - 15:36精神的成長の道の
二つの力の一つ目は -
15:36 - 15:41省察する力です 分かりますか?
省察する力は何をしますか? -
15:41 - 15:45ブッダ曰く 省察する力がすることは
-
15:45 - 15:50体 言葉 及び心による
悪い行いの克服です -
15:50 - 15:54そしてそれは体 言葉及び心による
良い行いをさせます -
15:54 - 15:59つまり 体や言葉による道徳の実践の能力
-
15:59 - 16:03また悪感情や五感の欲求を含めた
瞑想の邪魔をしないような考え方の能力 -
16:03 - 16:07また悪感情や五感の欲求を含めた
瞑想の邪魔をしないような考え方の能力 -
16:07 - 16:10それは自分の世界を省みることです
-
16:10 - 16:15いかに物事を考えるか
単に座って安らぎを楽しむだけではない -
16:15 - 16:19それも少し入りますが
主に私達がどのように考えるかです -
16:19 - 16:25だから非常に面白い これはつまり
もし正しい方法で考えるようにすれば -
16:25 - 16:28これらの問題を実際に
克服できるのです -
16:28 - 16:31これが今晩私がしたいことです
したいのは -
16:31 - 16:34もう少し これらを減らすような
考え方を見ていきたいです -
16:34 - 16:36もう少し これらを減らすような
考え方を見ていきたいです -
16:36 - 16:39それで 省察する力がある時
-
16:39 - 16:43二つ目の力が出てきます
バーワナー バラーです -
16:43 - 16:47パーリ語は好きですか?
聞こえが良いですね なかなかですね -
16:47 - 16:51私はパーリ語が好きで
それに戻るのはいつも良いと感じます -
16:51 - 16:55ブッダの言葉である経典を
愛読しますから! -
16:55 - 16:59バーワナー バラーの意味は
瞑想の力 発達の力です -
16:59 - 17:04シンハラ語でバーワナは実際に
瞑想という意味に限定されて -
17:04 - 17:07これは経典でも
多くの場所で同じです -
17:07 - 17:11この瞑想が一度…
瞑想の力とは -
17:11 - 17:16八正道の非常に深い瞑想や
四つのジャーナ -
17:16 - 17:19七つの目覚めの要素等の
発達です -
17:19 - 17:23だからとても深い瞑想についてで
-
17:23 - 17:27あまり心の汚れの克服に
ついてではありません -
17:27 - 17:30でも瞑想で本当に深く行くことです
-
17:30 - 17:34だから正しい考え方を学ぶ事を
覚えておいて下さい -
17:34 - 17:37正しく考えると
人生が変わり始めます -
17:37 - 17:41あなたの人に対する考え方や
物事を省みる方法や -
17:41 - 17:44あなたの周りの捉え方が
実際に違ってくる -
17:44 - 17:48なぜなら正しい方法で
省察しているからです -
17:48 - 17:50では どうすれば
よいのでしょうか -
17:50 - 17:54これは私が通常する五感の悦びに
関する話し方で -
17:54 - 17:58あなた達の多くが
前に聞いた事があるでしょう -
17:58 - 18:02でもそれが理由でまだ帰らないで
これらは常に重要で -
18:02 - 18:04何度も聞く事は良いと思うし
私はここの誰よりもよく聞いたが -
18:04 - 18:07何度も聞く事は良いと思うし
私はここの誰よりもよく聞いたが -
18:07 - 18:12未だにこれらの教えの幾つかは
私に活気を与えてくれます -
18:12 - 18:17という訳で 要点を
はっきりさせると ブッダは -
18:17 - 18:22直接五感の悦びへの欲求に
つながる多くの喩えをあげます -
18:22 - 18:25その幾つかを話したいと思います
-
18:25 - 18:31覚えておいて下さい 喩えやちょっとした話を
ブッダは省みる道具として使います -
18:31 - 18:34世の中を考える時に使う道具で
-
18:34 - 18:38ある方向や別な方向に
強制させる道具ではなく -
18:38 - 18:43自然に省みて それらの
結果による心の成長のためです -
18:43 - 18:46さて ブッダが使う最初の喩えは…
最初でなく ブッダが使う喩えの一つは -
18:46 - 18:49さて ブッダが使う最初の喩えは…
最初でなく ブッダが使う喩えの一つは -
18:49 - 18:54たいまつの喩え
燃えているたいまつです -
18:54 - 18:59ブッダは言います
誰かが来ると想像して下さい -
18:59 - 19:04彼らはたいまつを持っている
たいまつは燃えていて -
19:04 - 19:06向かい風に進む
風が一方向からきて -
19:06 - 19:12たいまつは持つ人の前にある
何が起こるかというと たいまつは -
19:12 - 19:17もちろん燃えかすが出ます
燃えるもの全てに燃えかすは出ます -
19:17 - 19:20いつもです たいまつもそうで
向かい風だと -
19:20 - 19:25全てのもの 燃えかす全てが
持つ人にあたります -
19:25 - 19:29注意していないと 間もなく
持つ人にも着火する -
19:29 - 19:34着火する事は仏教では ドゥーカ
苦悩 と考えられています -
19:34 - 19:38着火を防ぎたいと思いますね
これが喩えです -
19:38 - 19:44どういう意味ですか? なぜこれが
世の中の五感の悦びの喩えなのですか? -
19:44 - 19:48これが喩えになるのは
たいまつを掴む事は -
19:48 - 19:53世の中の五感に関する物事と
悦びに執着する事ですね -
19:53 - 19:55恋愛関係を始めたり
ある娯楽を始めたり 何にしても -
19:55 - 19:58恋愛関係を始めたり
ある娯楽を始めたり 何にしても -
19:58 - 20:02それを掴むと あなたの生活は
それらを中心に展開します -
20:02 - 20:05世の中のこれらの物事に
執着すると -
20:05 - 20:10これらに執着するから
たいまつから少々光りが得られます -
20:10 - 20:13たいまつから得られる光りは
五感の悦びから来る幸せのようなものです -
20:13 - 20:15たいまつから得られる光りは
五感の悦びから来る幸せのようなものです -
20:15 - 20:20でもすぐにたいまつの
光からくる幸せは苦悩に変わる -
20:20 - 20:24あなたは向かい風にいるからです
この苦悩とは何ですか? -
20:24 - 20:28苦悩ですが
世の中の物事に執着したとたん -
20:28 - 20:34実質的に苦悩を求めているのと同じです
なぜ? なぜなら世の中全てのものは -
20:34 - 20:39世俗の物事は本質的に永続せず
常に変化する定めにあり -
20:39 - 20:45私達の制御外で あてにならず
基本的に確かなものではないからで -
20:45 - 20:51本質的に不確かで一時的なものを
掴んで執着しようとするなら -
20:51 - 20:55どうなりますか? 苦しみます
-
20:55 - 21:00ごく基本的な仏教的考えです
物事は永遠に続かないのなら -
21:00 - 21:06苦悩がその結果として起こります
考えてみて下さい -
21:06 - 21:09これは実に 本当に問題ですね
-
21:09 - 21:13時に人は
“良い仏教徒になりたかったら -
21:13 - 21:16単に何かへの執着を避けるべきだ”
と言います -
21:16 - 21:20本当?やってみて生活上
それが可能か見て下さい -
21:20 - 21:25執着を避ける事を!
答えは全ての執着を避けるのは不可能です -
21:25 - 21:30完全に悟ってるなら可能かも…
いつもこの時点で聞くのが -
21:30 - 21:32この中で完全解脱者が何人いるかで
大抵 そんなに沢山はいませんね? -
21:32 - 21:35この中で完全解脱者が何人いるかで
大抵 そんなに沢山はいませんね? -
21:35 - 21:38この集まりにはあまりいない
だから問題なのです -
21:38 - 21:41悟っていないから執着します
なぜ? -
21:41 - 21:45なぜならこれはすべて
自我から来るからです -
21:45 - 21:50恒久でいつもそこにある自分と
いう認識が内側にある時は -
21:50 - 21:54その自我が世の中のある物事を
取って所有しようとします -
21:54 - 21:59“これらは私のもの
私の制御下にある”等と考えます -
21:59 - 22:02自我は世界を
コントロールできると信じていて -
22:02 - 22:05物事の非永久性を忘れています
自我はこのような全ての物事に向きます -
22:05 - 22:08物事の非永久性を忘れています
自我はこのような全ての物事に向きます -
22:08 - 22:13というのも制御できると思うからです
制御しようとするが出来ない -
22:13 - 22:18世界はいつも独自の原因や条件に
基づいて動いています -
22:18 - 22:22私達の制御できる能力は
実は非常に限られています -
22:22 - 22:27で物事がだめになると悲しくなりますね
嘆いて 失望するのは -
22:27 - 22:30物事が計画どおりに
思うように行かなかったからで -
22:30 - 22:36仏教の無常 確実性の欠如を
本当には理解してなかったからです -
22:36 - 22:39これを受け入れて下さい
いいですか? -
22:39 - 22:44受け入れれば たいまつを
それほど強く掴むことはなくなり -
22:44 - 22:48たいまつは本質的に問題で
焼かれてしまうと認識します -
22:48 - 22:52着火すると焼かれてしまい
暫くすると死にます -
22:52 - 22:55焼けると死ぬので
本当に問題な訳です -
22:55 - 23:00だからもう少し軽く握るようになります
世の中の幸せや満足感を -
23:00 - 23:04少し別な所で
探すようになります -
23:04 - 23:07強く掴んで執着する必要が
あまりない場所です -
23:07 - 23:10これがたいまつの喩えですよ
-
23:10 - 23:15五感の世界の問題についての
一番基本的な喩えの一つです -
23:15 - 23:20内側に行けば少し違います
内側の心の状態をそれほど -
23:20 - 23:23強く掴みません もっと軽く
それらのものには触れます -
23:23 - 23:26強く掴みません もっと軽く
それらのものには触れます -
23:26 - 23:33さて 2番目の喩えです この喩えは
これはブッダが… 鳥について話します -
23:33 - 23:37ある鳥が一切れの肉を得ました
-
23:37 - 23:41もちろん鳥が肉を得たなら
とてもハッピーな鳥ですね -
23:41 - 23:46鳥は飛び立ちます 肉を小さな
かぎ爪で持って飛び立つ -
23:46 - 23:50でも もちろん 肉が欲しい鳥たちは
他にもたくさんいて -
23:50 - 23:54肉を持っている鳥は
ほっておかれる事はなく -
23:54 - 23:58他の鳥たちも欲しいので
その鳥が飛び立った途端 -
23:58 - 24:02他の鳥たちも飛び立ち
後を負い その鳥を掴んで -
24:02 - 24:05かぎ爪を使って
肉を奪おうとしますね -
24:05 - 24:09ブッダは言います
もし鳥が肉を早く手放さないと -
24:09 - 24:14どうなりますか? と
苦しむか死ぬかですよね -
24:14 - 24:17他の鳥たちと戦わなければ
ならないからですね -
24:17 - 24:21これが肉切れを掴んだ結果なのです
-
24:21 - 24:26お分かりの通り
肉切れはもちろんここでは -
24:26 - 24:33世の中の五感の悦び
五感の対象の喩えですね -
24:33 - 24:37これらの五感の対象を掴むからで
問題は 世の中では -
24:37 - 24:42他人もそれらの五感の対象が
欲しいわけですね -
24:42 - 24:45人生を共有したい素晴らしい人や
-
24:45 - 24:49関係を築きたいと思えるような人を
見つけた途端 -
24:49 - 24:53他人もその人に興味がありますね
問題だ! -
24:53 - 24:56たとえ実際に
良い関係があるとしても -
24:56 - 24:59一緒に住む人を見つけても
勿論 永久に少しは -
24:59 - 25:04相手が去ったり他の誰かを
見つけるかもという不安がある -
25:04 - 25:08いつも潜在的な懸念がある
将来は未知ですから -
25:08 - 25:11これは殆ど肉切れをめぐって
争うのと同じですね -
25:11 - 25:16世の中で物事をめぐって戦っている
世界はそれで溢れている -
25:16 - 25:22私達の暮らしや世界の出来事の殆どがこの
限られた資源をめぐっての争いです -
25:22 - 25:25みんながもっと欲しがる
-
25:25 - 25:29誰も決して完全に満足せず
渇望にいわゆる終わりはなく -
25:29 - 25:32終わりがないのは
私達みんなに当てはまるので -
25:32 - 25:34限られた資源をめぐって争い
-
25:34 - 25:37いつももっと欲しがり
どこか他へと行きたがる -
25:37 - 25:42素晴らしい話が… 経典で
「ラタパーラ経」というのがあり -
25:42 - 25:46とても良い経典で もし機会が
あれば読む事を勧めます -
25:46 - 25:49とても裕福な家に育った青年の話で
-
25:49 - 25:54彼はブッダの時代に出家します
人生で全てを持っていたが出家します -
25:54 - 25:56両親はとめようとします…
長いのでここで全ては話しませんが -
25:56 - 25:59両親はとめようとします…
長いのでここで全ては話しませんが -
25:59 - 26:04とてもよい話で結構おかしくて
楽しませてくれます -
26:04 - 26:06これがブッダの教えの良い所です
-
26:06 - 26:10少々エンタメの要素があって
同時に奥が深い -
26:10 - 26:12とても素晴らしい組み合わせです
-
26:12 - 26:15とにかく 両親の意に反して
彼は出家するのですね -
26:15 - 26:18両親は本当に反対しているが
彼は出家する -
26:18 - 26:22そして完全に悟ります
悟った後 帰ってくると -
26:22 - 26:25両親は彼を一般人の生活へ
誘惑しようとする -
26:25 - 26:28“さあこの金や品物を取りに来て”と
-
26:28 - 26:30彼が来ます
彼は完全に悟っていて -
26:30 - 26:34金やその類いには
もう興味がないので 誘いを断り -
26:34 - 26:39父親を“在家”と呼びます
これはこの経典で忘れがたい一つです -
26:39 - 26:41父親を在家と呼んだ
-
26:41 - 26:44私は一度も父をそう呼ぼうと
したことはありません -
26:44 - 26:49もしそうしたら 決して良くは
受け入れられませんから(笑) -
26:49 - 26:52“在家”なんて…んー…
-
26:52 - 26:57しかし… で父親は理解し
両親は諦めます -
26:57 - 27:00ラタパーラは森に行きます
彼が森に行くと -
27:00 - 27:05地元の君主が彼に会いに来ます
君主は来て 尋ねます -
27:05 - 27:09この時 君主はすでに老齢で
ラタパーラに尋ねます -
27:09 - 27:12“人が欲しがるもの全てを
持っているのに! -
27:12 - 27:15“教養があり良家の出身で
裕福で 友人もいて -
27:15 - 27:20“人生 全てを持つのに 一体なぜ
出家したのですか? 気が狂った?” -
27:20 - 27:23いや 君主はそう言わなかった
私が足した -
27:23 - 27:27経典に最後のはない
効果を出す為に補足した -
27:27 - 27:31高く尊敬していたので
そう尋ねませんでしたが -
27:31 - 27:34君主は聞きました
“なぜ出家したのですか?理由は… -
27:34 - 27:38“何が理由ですか?”
ラタパーラは言います -
27:38 - 27:43“なぜなら これら四つの
世間の原理を理解しているからです”と -
27:43 - 27:48これらの原理の一つは世界は
渇望の奴隷だという事です -
27:48 - 27:52世の中は満足することがない
渇望の奴隷である -
27:52 - 27:56あなたは管轄者でない
これが時に何かを欲しがる理由です -
27:56 - 27:59自分に管轄権があり
欲望は自分のだと思い -
27:59 - 28:02欲望を道具として
取得の為に使おうと思う -
28:02 - 28:07でも違う 正反対で ブッダは
また180度世界を回転させます -
28:07 - 28:10反対で あなたは奴隷で
渇望が管轄権を持つ -
28:10 - 28:15あなたは“ご主人様 貴方の思う所に
導いて下さい”と言っている -
28:15 - 28:17で主人の後を追う
渇望があなたのボス -
28:17 - 28:21それが見えますか?
見えない訳は自我があるからで -
28:21 - 28:25自我はあなたが管轄者で
これらの事をしている と言う -
28:25 - 28:29でも実はそれは偽りで
真実は渇望がボスです -
28:29 - 28:33愚かなつながれた犬のように
ついて行っていますね? -
28:33 - 28:35あっちに行ったり
こっちに行ったり -
28:35 - 28:38“はい ご主人様
次はどちらへ?” とね! -
28:38 - 28:41それが渇望なのです
考えると恐ろしい -
28:41 - 28:44これをラタパーラは
君主に言いました -
28:44 - 28:48君主の返事は “何の事を
言っているのか分かりません” -
28:48 - 28:52ラタパーラは答えます
“陛下 ある男がいたとして -
28:52 - 28:56“陛下はすでに裕福で
国家は非常に大きい -
28:56 - 29:00“金銀は巨大な蔵に山積みされ
穀物も豊富にあり -
29:00 - 29:05“陛下はこの大きな自分の
国家に全てを所有しています -
29:05 - 29:10“でもある男が西から来て言うとします
‘陛下の国の西に -
29:10 - 29:14‘別の国があり 金銀や宝物が豊富で
-
29:14 - 29:18‘象も馬もその類い全ても
豊富にあります’ と” -
29:18 - 29:22象 馬 牛などは当時 富を
表す代表的なものでしたね -
29:22 - 29:25象 馬 牛などは当時 富を
表す代表的なものでしたね -
29:25 - 29:29“ ‘この西の国はこれらを
所有していますが -
29:29 - 29:34‘軍隊は陛下のより弱いです
望むならその国を征服できるでしょう’と -
29:34 - 29:37“陛下 どうなされますか?”
-
29:37 - 29:41君主は “もちろん征服するとも”
と答えます -
29:41 - 29:46あたかも出来るなら征服すると
決まっているかのごとくです -
29:46 - 29:49ラタパーラは続けます
“もし北から男がやって来て -
29:49 - 29:52“同じ事を言います
どうされますか?” -
29:52 - 29:54“その国も征服するさ”
-
29:54 - 29:57“別の男が東から来たら?”
“それも征服するさ” -
29:57 - 30:01“別の男が南から 海外から来たら?”
“それも征服するさ” -
30:01 - 30:04“征服しない国はありますか?”
経典にない質問だが暗示されている -
30:04 - 30:07“征服しない国はありますか?”
経典にない質問だが暗示されている -
30:07 - 30:10“もちろんない! 私の国より
弱ければ全て征服する -
30:10 - 30:14“征服するとも”
さて 欲望はどこで終わるのですか? -
30:14 - 30:18終わりませんね?
ただ拡大する 膨張する -
30:18 - 30:23地球をまるごと入手したらすぐに
火星や金星に目をつけるでしょう -
30:23 - 30:26なぜなら満足していないからです
そして隣の太陽系 銀河系へと向かう -
30:26 - 30:29なぜなら満足していないからです
そして隣の太陽系 銀河系へと向かう -
30:29 - 30:33思うに物理学者達が
多元的宇宙の考えを持つのは… -
30:33 - 30:36あ 多元的宇宙を聞いたことが
ありますか? -
30:36 - 30:40天文学で宇宙は一つだけでなく
複数あるという考えで -
30:40 - 30:44思うに 渇望が出てきた時
宇宙全体がすでに所有下なら -
30:44 - 30:47渇望の行き先がない
“そうだ 創ろう -
30:47 - 30:53“多元的宇宙を作り上げれば
我々の渇望を満たす見込みが高くなる” -
30:53 - 30:57そこから多元的宇宙が来ていると思う
多分その類いの考え -
30:57 - 31:02秘密の意識下の渇望の動きが
この多元的宇宙を持ち出した -
31:02 - 31:08これはかなりの異説だから
どの天文学者にも言わないで下さい -
31:08 - 31:10彼らは 私はバカ
まぬけで 勿論 -
31:10 - 31:13天文学や物理学を
理解していない と言うでしょう -
31:13 - 31:15でも一理あるでしょう?
-
31:15 - 31:19なぜなら渇望は限界を知らない
上限がないから行き続けて -
31:19 - 31:23止まらない これが問題なのです
これがここの要点ですね -
31:23 - 31:28これがなぜ決してみんなを
満足させるのに十分でなく -
31:28 - 31:32私達が渇望 欲望を持つ理由です
これが理由の一つで今 -
31:32 - 31:36豪州では王立で銀行業務監査を
行っている -
31:36 - 31:41人はただ貪欲で不満足なので争う
職場は権力闘争であふれている -
31:41 - 31:44仕事場で争い
他人の位置を落とそうとし -
31:44 - 31:47自分をより素晴らしく見せて
昇進したり -
31:47 - 31:52ボーナスをもらったりする
これがこれらの問題です -
31:52 - 31:54何かを取り合い
いつも先を争う -
31:54 - 31:58もちろんその過程で
多くの惨事が起こります -
31:58 - 32:03これが私には五感の悦びが
とても問題な点です -
32:03 - 32:08五感の欲求は本質的に対立で満ちていて
暴力へとつながる -
32:08 - 32:13本質的に戦争や
あらゆる問題へとつながりますね -
32:13 - 32:15そして なぜそうなのかが見えます
-
32:15 - 32:20決してみんなを満足させられないからです
渇望には限りがなく -
32:20 - 32:24私達は同じものを欲しがり
最後にはそれをめぐって争う -
32:24 - 32:28遺産をめぐって争い
仕事では昇進をめぐって競い -
32:28 - 32:32最後の1切れのケーキを
子供ならおもちゃを奪い合う -
32:32 - 32:35何であっても世の中の五感の欲求は
対立や暴力につながる傾向がある -
32:35 - 32:39何であっても世の中の五感の欲求は
対立や暴力につながる傾向がある -
32:39 - 32:43これを考える事は ある意味
強い不快感がわきますね -
32:43 - 32:47真に平和な世界は五感の欲望が
ある限りは得られない -
32:47 - 32:51これが2つ目のブッダの喩えです
思うにとてもとてもパワフルです -
32:51 - 32:53これが2つ目のブッダの喩えです
思うにとてもとてもパワフルです -
32:53 - 33:003番目のブッダの喩えは…
いや別に3番目ではないけど 喩えの一つ -
33:00 - 33:04この法話の3つ目の喩えは
夢の喩えです -
33:04 - 33:08ブッダは五感の悦びは
夢のようだと言います -
33:08 - 33:12私達は世界は真実でなく
時に幻想のようだと話します -
33:12 - 33:17心を映写していて
錯覚のようだと話します -
33:17 - 33:21五感の悦びはまさにそれと似ていて
また考察してみると -
33:21 - 33:26この事はかなり明らかです
私はこれらの喩えは -
33:26 - 33:31とても簡単に分ると思います
なぜ? どうして夢なのか? -
33:31 - 33:34夢である理由は
私達の物事の考え方は -
33:34 - 33:38所有物への考え方や
新居を得たら… この車を得たら… -
33:38 - 33:40所有物への考え方や
新居を得たら… この車を得たら… -
33:40 - 33:43この関係が始まったら等ですが
心の中の像は現実とはかなり違いますね -
33:43 - 33:47この関係が始まったら等ですが
心の中の像は現実とはかなり違いますね -
33:47 - 33:51特に人間関係についてはお馴染みです
恋に落ちた時 -
33:51 - 33:56人生の完璧なパートナー像
みたいなものがありますね? -
33:56 - 33:59そして相手の欠点は全く見えません
-
33:59 - 34:04偏見があるからです パートナーの
一側面だけを見ているのです -
34:04 - 34:07でも現実はもちろん より幅広くて
-
34:07 - 34:10事実は空想とは
非常に違ったものになります -
34:10 - 34:14これは人生の些細な
物事でも同じで 新車を得ると -
34:14 - 34:17この車へのあらゆる夢があります
-
34:17 - 34:21全員ではないが ある人達には
このタイプの幻想があります -
34:21 - 34:25でも真実は 数週間 運転すると
大した事はなくなり -
34:25 - 34:28幻想が再発し また膨らみます
-
34:28 - 34:32覚えていますが
私が若い時 だいぶ昔です -
34:32 - 34:37まだ若かった頃(笑)
例えば大学時代 -
34:37 - 34:40それはかれこれ30年ほど前です
-
34:40 - 34:44将来について考えたのを
覚えています -
34:44 - 34:47すごくいい仕事を得て
お金を沢山儲けて -
34:47 - 34:52あらゆるかっこいい事をして
こんな感じの妻をもって -
34:52 - 34:56あの種の妻で これをして
いい生活をして これを持って -
34:56 - 35:00万事うまく行き 良い友人達や
あれらの事を持ち… -
35:00 - 35:04実際はまさにそのようではなく
少々作り上げたが -
35:04 - 35:06少しはあっている
将来についての夢だね -
35:06 - 35:10特に 分るでしょう
恋人や妻 そんな事です -
35:10 - 35:15いい家を持ったり… 本当に
時間の無駄だったのがわかりますね? -
35:15 - 35:19この姿を見たら
完全な間違いだった と! -
35:19 - 35:23夢が思いどうりに行かない話で
私の場合は最悪のタイプですね -
35:23 - 35:26全面的に失敗
でも現実はみんな一人残らず -
35:26 - 35:29これと少々似たようなものです
-
35:29 - 35:33何かを夢見る
ある事の将来の姿を想像するが -
35:33 - 35:35現実はいつも違いますね?
-
35:35 - 35:39人生は夢のよう 決して実際は
起こらない何かに向かって進み -
35:39 - 35:41それらのものを得ると
-
35:41 - 35:44夢のようには行かないことを
実感します -
35:44 - 35:47そして新しい事を考える
夢を少々変えてみる -
35:47 - 35:49でも夢は夢
決してそこへは行けない -
35:49 - 35:53私達は一つの物が
何かをもたらす世の中に -
35:53 - 35:57現実は決して同じ様には
いかない夢の中に住んでいる -
35:57 - 36:03人生の殆どがこのようで これが
マインドフルネスが難しい理由の一つです -
36:03 - 36:06夢や渇望や欲求の中に住むと
心はいつも何か別のものに向きます -
36:06 - 36:08夢や渇望や欲求の中に住むと
心はいつも何か別のものに向きます -
36:08 - 36:12決してこの今に
満足していないからです -
36:12 - 36:14だからこれらを手放すと 心が
今現在に すんなり落ち着きます -
36:14 - 36:17だからこれらを手放すと 心が
今現在に すんなり落ち着きます -
36:17 - 36:20これが夢の喩えです
-
36:20 - 36:24もう一つ 経典にある喩えで
私がとても好きなのは -
36:24 - 36:28借り物の喩えです
これについてブッダが話す時 -
36:28 - 36:33“裕福な人を想像しなさい”と言います
その時代 裕福な人とは -
36:33 - 36:37最近と比べたらかなり控えめです
で 裕福な人が… -
36:37 - 36:41あ 違う 裕福じゃない
何を話してるんだ 私は!普通の人で -
36:41 - 36:44裕福な人から物を借りた人
素敵な馬車に乗り -
36:44 - 36:48素敵なジュエリー
良いイヤリング等をしている -
36:48 - 36:51それが当時の裕福な人だと
されていました -
36:51 - 36:54素敵な馬車とイヤリング
-
36:54 - 36:58彼は馬車に乗り
素敵なイヤリングをつけている -
36:58 - 37:04町中を走りまわる とても控えめ
まあとにかく町で乗り回す -
37:04 - 37:07人々は彼を見て
“わー あの金持ちを見てご覧 -
37:07 - 37:11“本当に裕福だ これが裕福な者が
富を楽しむ姿だ” -
37:11 - 37:16このように人々が彼について言いますが
勿論 人があなたを指差し -
37:16 - 37:19“裕福ですね”と言うと
自我はすぐ膨らみ始めますね? -
37:19 - 37:23“ああ 私は重要 そうだ
金持ちだ お前達は私以下だ -
37:23 - 37:25“私はより裕福だから勝っている”
-
37:25 - 37:29裕福だと自分がより
重要だと思い始めますね? -
37:29 - 37:32これは単に富に不可欠な部分で
何でもない -
37:32 - 37:35残念ですが
ただの人間の現実の姿 -
37:35 - 37:38私達はこのようですね?
ただの物事の事実です -
37:38 - 37:41でも借り物なので
勿論 持ち主が戻って来て -
37:41 - 37:46馬車 イヤリングを取って行ったら
借り主はどう感じますか -
37:46 - 37:51裸のよう それらの物に
愛着がもう出来ていて -
37:51 - 37:55彼の自我がこれらの物に
属していたのに突然奪われた -
37:55 - 37:59彼の自我がこれらの物に
属していたのに突然奪われた -
37:59 - 38:01裸のよう
何かがなくなった感じです -
38:01 - 38:06“何? 私は結局裕福ではない!”
ショックを受けます -
38:06 - 38:11それらは実際は借り物だった事を
忘れていた これが問題なのです -
38:11 - 38:15そして事実は私達の生活は
借り物で満ちていますね? -
38:15 - 38:19何が人生で借り物ですか?
考え始めると -
38:19 - 38:23人生の殆ど全ての所有物が
実は借り物ですね -
38:23 - 38:26人生であなたが持つもの全て
世の中の人間関係 友人関係 -
38:26 - 38:30自分の体も究極的には借り物です
なぜ借り物なのですか? -
38:30 - 38:33自分の体も究極的には借り物です
なぜ借り物なのですか? -
38:33 - 38:39それは度々 自然の摂理 非永久性
不確実性が来て奪い返すからです -
38:39 - 38:44それを制御したり持ち続けるための
手立てが全くありません -
38:44 - 38:48一番遅くとも 死ぬ時には
取られてしまいます -
38:48 - 38:53人生の殆ど全ての物
特に五感の世界のものは借り物です -
38:53 - 38:58掴んでおくことは出来ない
別れる定めです -
38:58 - 39:02これはどういう意味ですか?
実はとても… んー -
39:02 - 39:05非常にパワフルですよね
この人生を考えて -
39:05 - 39:07何かを借りたとしたら
例えばアパートを数カ月借りたら -
39:07 - 39:10何かを借りたとしたら
例えばアパートを数カ月借りたら -
39:10 - 39:13どれだけのお金を他人から
借りたアパートに費やしますか -
39:13 - 39:15どれだけのお金を他人から
借りたアパートに費やしますか -
39:15 - 39:19多額ではない その出資を
あなたは満喫できないからです -
39:19 - 39:21持ち主には利益になりますがね
もし人生の全てのものが借り物なら -
39:21 - 39:23持ち主には利益になりますがね
もし人生の全てのものが借り物なら -
39:23 - 39:27この世の借り物への
投資を少なくし始める -
39:27 - 39:32その代わりに実際にこの人生を
超えるものに投資を始める -
39:32 - 39:37それはより高尚で深い意味と
満足感を持っている -
39:37 - 39:40それは何ですか?
そして 違いは もちろん -
39:40 - 39:45違いは 単に今の短い存在のみに
焦点を置くこと -
39:45 - 39:48今ここにいるという
ほんの一かけらの存在と -
39:48 - 39:52仏教の観点からみた
あなたの存在 -
39:52 - 39:57過去と未来の存在を考慮に
入れた果てしない期間の存在です -
39:57 - 40:03この人生で今気付いている現実より
壮大で非常に広い -
40:03 - 40:05これが 生まれ変わりの考えが
-
40:05 - 40:09再び存在し死ぬ事 全ての“再び”が
非常に大切な理由です -
40:09 - 40:14なにが大切なのか どう生きるかの
見積もりが変わるからです -
40:14 - 40:17自分の人生で何が大切なのか?
-
40:17 - 40:21この意味で
何が借り物でありませんか? -
40:21 - 40:24借り物でないのは心です
なぜですか? -
40:24 - 40:28あなたは心を現世の人生を超えて
未来へ持っていくからです -
40:28 - 40:30あなたは心を現世の人生を超えて
未来へ持っていくからです -
40:30 - 40:33この人生で素晴らしい心を築くと
-
40:33 - 40:37軽く明るく功徳や幸福感や
良質に満ちた心を築くと -
40:37 - 40:42それを未来へ持っていくのです
惑わされないで下さい -
40:42 - 40:46これは可能です 変えられます
あなたはより明るくなり -
40:46 - 40:48幸せになり得ます
これは段階的な工程で -
40:48 - 40:54粘り強さと献身が必要ですが
可能です どうやってするのでしょうか? -
40:54 - 40:59方法はこの人生の結果やゴールに
あまり注目しないで -
40:59 - 41:05方法はこの人生の結果やゴールに
あまり注目しないで -
41:05 - 41:09焦点をゴール自体よりもいかにこれらに
到達するかという過程に置くことです -
41:09 - 41:13焦点をゴール自体よりもいかにこれらに
到達するかという過程に置くことです -
41:13 - 41:15思うに これがやはり
-
41:15 - 41:19人生で重大なこと
重要な違いの一つです -
41:19 - 41:23私達は五感の世界や物に
興味があるので 殆どの人は -
41:23 - 41:28いつも人生の五感の悦びを
増大させたがります -
41:28 - 41:33これらのゴールにいかに到達するかに
焦点が置かれ それの問題は -
41:33 - 41:37ゴール が手段を 終点が方法を
正当化しますね? -
41:37 - 41:42昔の格言の一つで仏教の観点からは
全く意味をなさないものがあり -
41:42 - 41:45“それらのゴールに着きたいから
-
41:45 - 41:48“そこに着くための手段は
何であっても関係ない” -
41:48 - 41:50もちろんこれの問題は
-
41:50 - 41:54この人生で沢山のものを
築き上げているかもしれないが -
41:54 - 41:58この人生をとても素晴らしくして
あらゆる物を持っているが -
41:58 - 42:02これの主要な点として
あらゆる種類の近道を取る事です -
42:02 - 42:06他人へ悪いことをする
自分の人生が終わりに来た時 -
42:06 - 42:10どんな気持ちになるか想像して下さい
人生の終わりに来た -
42:10 - 42:12これらのものを築き上げた
-
42:12 - 42:15築き上げたこれら全ては
この世界に属している -
42:15 - 42:20借り物で 今これら全てを
手放さないといけない -
42:20 - 42:24一方で心を引きずり
落とす多くの悪い事をして -
42:24 - 42:28心をより暗くし不快なもの
より重たいものにした -
42:28 - 42:32死ぬ時にはこれのみが
残されています -
42:32 - 42:34どう感じますか?
-
42:34 - 42:37機会を見逃したと感じる
何も残っていない -
42:37 - 42:40空虚感と戸惑いを感じます
-
42:40 - 42:45“チャンスを無駄にした
この世界に属したものだけに -
42:45 - 42:49“焦点を置いて生きてきて
持っていけるのは -
42:49 - 42:52“その間にした悪事を
除いては何もない” -
42:52 - 42:56“それらは私を下落させた
未来は今非常に暗い” -
42:56 - 43:00これがこれらのものに
焦点を置いた時の問題です -
43:00 - 43:03だからゴールに 終点に
着目するより -
43:03 - 43:07仏教の考え方は過程に注目します
どうやって -
43:07 - 43:11いかにゴールに到達するか
そこにどう行くかです -
43:11 - 43:14それなら
もしゴールに着かなくても -
43:14 - 43:19人生で達成したい事を
成就しなくてもあまり重要ではない -
43:19 - 43:23なぜなら過程に注目することで
自分自身を上にあげた -
43:23 - 43:25自分自身により明るい心を作った
人生の最期に来た時にこう思える -
43:25 - 43:28自分自身により明るい心を作った
人生の最期に来た時にこう思える -
43:28 - 43:32“まあ この人生であまり
達成する事はなかったが関係ない -
43:32 - 43:36“最後には全て離れて行く定めだから…
唯一達成したのは -
43:36 - 43:40“自分の為により明るく幸せな心を作る事だ”
驚く事に この時点で -
43:40 - 43:44これが唯一の大事な事なのです
他の全ては無関係です -
43:44 - 43:48だから見積もりを変えます
借り物の喩えは -
43:48 - 43:51人生を全く違ったふうに
見るようにさせます -
43:51 - 43:54これは非常にパワフルで
素晴らしい事です -
43:54 - 43:58あの人達全て ほら
近道を取った人達は -
43:58 - 44:04すでに王立の銀行業務監査やその類いで
明らかになった幾つかの事例を -
44:04 - 44:06なぜしたのですか?
-
44:06 - 44:09ゴールに焦点を置き過程に注目しなかった
そしてそうする事で自分自身をだまして -
44:09 - 44:12ゴールに焦点を置き過程に注目しなかった
そしてそうする事で自分自身をだまして -
44:12 - 44:16過ちを犯し 自分の中に
悪を作ってしまった -
44:16 - 44:19同時に 世俗の物は本質的に一時的で
問題があるが それらを求めた -
44:19 - 44:24同時に 世俗の物は本質的に一時的で
問題があるが それらを求めた -
44:24 - 44:28という事で
さあ これが借り物の喩えです -
44:28 - 44:35次の喩え これはジャングル
又は 森の喩えです -
44:35 - 44:40ブッダは 村か町に住む二人を
想像するように言います -
44:40 - 44:43彼らは森へ行きます
-
44:43 - 44:45森へ行く時に
-
44:45 - 44:50最初の一人が森へ歩いて入り
見回します -
44:50 - 44:54森はとても暗く 茂って密集している
彼はどの方角も殆ど遠くまで見えないが -
44:54 - 44:57森はとても暗く 茂って密集している
彼はどの方角も殆ど遠くまで見えないが -
44:57 - 45:02でも森を歩き回り 何か幸福に
させてくれるものを探します -
45:02 - 45:04そしてマンゴーの木にやって来ます
-
45:04 - 45:09“わー!” 木には熟れたマンゴーが実り
彼は木に登ります -
45:09 - 45:13マンゴーの木の上に行き
座ってマンゴーを食べます -
45:13 - 45:17マンゴーを食べている間
マンゴーは本当においしいから -
45:17 - 45:19ここにマンゴーが
嫌いな人はいますか? -
45:19 - 45:23みんなよく熟れたマンゴーが
好きですね とても良い… -
45:23 - 45:26多分全員ではない
いつも少し違う人はいますから -
45:26 - 45:29でも殆どは
熟れたマンゴーが好きです -
45:29 - 45:34彼は木の上に行き 熟れたマンゴーに
夢中になっているので -
45:34 - 45:39注意深さを失い 周りに気付いていない
“あー マンゴーはほんと美味しい!” -
45:39 - 45:43そこに座り ただマンゴーに陶酔
マンゴーに酔っている -
45:43 - 45:45そこでもう一人が来る
-
45:45 - 45:49お酒は悪いと思うが マンゴーは
ある点ではそれよりも悪いかも -
45:49 - 45:51とにかく もう一人がやって来るが
木の登り方を知らないので考える -
45:51 - 45:54とにかく もう一人がやって来るが
木の登り方を知らないので考える -
45:54 - 45:59“あー あれらの良いマンゴーを
どうやって得られるか… んー そうだ” -
45:59 - 46:03彼は斧を取り出し
木を根元から切り出した -
46:03 - 46:07ブッダは言います
“もしマンゴーの木の上にいる男が -
46:07 - 46:11“彼が早く降りてこないと
どうなりますか?”と -
46:11 - 46:14彼は木から落ちますね
手足の骨折 或いは -
46:14 - 46:18高ければ死ぬ可能性もあります
それが起こりますね -
46:18 - 46:22だからこれは問題なのです
これの要点は何ですか? -
46:22 - 46:27要点はこれら二人の男性
ジャングルに 森に行った二人 -
46:27 - 46:31ジャングルはここでは
私が読むに -
46:31 - 46:34五感の世界の比喩ですね?
-
46:34 - 46:38私達は五感の世界にいる
多分 都市にいて 都市では -
46:38 - 46:42あらゆる五感の悦びを得られます
カフェがあり -
46:42 - 46:46エンタメ 娯楽の場があり
そこが いわゆる人生のパートナーや -
46:46 - 46:50その他諸々を見つけます
都市は五感の悦びの場です -
46:50 - 46:54都市を歩き回り 五感の悦びを
得られそうなものを見る -
46:54 - 46:57これがジャングルを
歩き回るの喩えです -
46:57 - 47:02でも 勿論 都市と同じ様に
ジャングルは遠くまで見えない場所 -
47:02 - 47:06そうですね?
五感の悦びの世界にいる時は -
47:06 - 47:08心は限られていて
-
47:08 - 47:12瞑想時にあり得るほど
心が広く 開放的ではない -
47:12 - 47:14限りがあり 縮んでいる
-
47:14 - 47:19遠くまで見えない 見通しがきかず
全景が分からない -
47:19 - 47:23何が起こっているか認識できない
それがジャングルでの問題点です -
47:23 - 47:27唯一しているのは
次の五感の悦び探しですね? -
47:27 - 47:28人生は少々そのようです
-
47:28 - 47:32次の悦びを 幸せを
次に出来ることを探している -
47:32 - 47:37休みにはどこに行こうか?
今晩はどのレストランに行こうか? -
47:37 - 47:40何をしようか?
いつも未来のある悦びを考えていて -
47:40 - 47:45それらの悦びにふけると
五感の幸せに浸ると -
47:45 - 47:50それに夢中になっているので
酔っているので -
47:50 - 47:52注意深さを失っています
-
47:52 - 47:56そして知らぬ間に
死ぬ時がやってきますね -
47:56 - 48:01気づく前に ほら 75 80 85…
近頃は何歳で死ぬのか知りませんが -
48:01 - 48:05差はありますが
ああ 終わりだ 人生おわり -
48:05 - 48:08死んでいきます
途中で酔っていたため -
48:08 - 48:12途中で欲望に溺れすぎたため
注意深さをなくした -
48:12 - 48:17人生で何が本当に重要かを
明確に考える能力をなくした -
48:17 - 48:20そして死があなたを驚かせる
勿論その時 死ぬ準備が出来ていない -
48:20 - 48:23そして死があなたを驚かせる
勿論その時 死ぬ準備が出来ていない -
48:23 - 48:26酔っていた
酔っていたので -
48:26 - 48:30道徳的に暮らすのが
大切という事を忘れていた -
48:30 - 48:33親切や思いやり
人生での安らぎを忘れた -
48:33 - 48:36これらは深い意味で
私達を真に幸せにするために -
48:36 - 48:41また 精神的な道を進むのに
非常に重要で それら全てを忘れたら -
48:41 - 48:45死ぬ時 何をしたのかと考えながら
悪い状態で死にます -
48:45 - 48:48さて 代わりは何ですか
代わりはこれです -
48:48 - 48:51それはまた経典に
あるちょっとした良い喩えで -
48:51 - 48:56喩えは二人の友人が
ジャングルの中を歩いていて -
48:56 - 49:02茂った五感のジャングルの中を歩いていて
どの方向もよく先が見えないが -
49:02 - 49:05高い丘 殆ど山のような丘に着いた
-
49:05 - 49:09一人がもう片方に言います
“丘の頂上に行こう” -
49:09 - 49:12“山頂に行こう” もう片方は
“いや いや 興味がない -
49:12 - 49:14“ここ ふもとにいるよ”
-
49:14 - 49:17友人は言います
“わかった 私は一人で行くよ” -
49:17 - 49:20と彼は山頂に行きます
彼が山頂に着いた時 言います -
49:20 - 49:23と彼は山頂に行きます
彼が山頂に着いた時 言います -
49:23 - 49:26“わー これは見るべきだよ
山頂に立ったら -
49:26 - 49:31“田畑が見え 村々が見え
道路が見える -
49:31 - 49:36“湖も庭も林も これら全てが見える
ありとあらゆるものが!” -
49:36 - 49:39そして友人に叫びます
“おーい この頂上から -
49:39 - 49:42“あらゆるものが見えるよ”
でも友人は -
49:42 - 49:45“そんな事ない 絶対に無理だ
山頂からそれらが見えるなんて” -
49:45 - 49:48頂上の友人は少々イライラします
これら全てが見えますからね -
49:48 - 49:50頂上の友人は少々イライラします
これら全てが見えますからね -
49:50 - 49:54彼は山の麓まで降り
友人の腕をつかんで -
49:54 - 49:57あまり強くではありません
仏教徒ですから でも少し -
49:57 - 50:01“よし 一緒に来なよ” と友人を
山頂まで引っ張り上げます -
50:01 - 50:04大切なものを見せる時
超人的な力が出ますね -
50:04 - 50:08山頂まで友人を引っ張り上げ 言います
“見なよ! さあ 何が見える?” -
50:08 - 50:13“わあ うん 田畑 庭 林 村々
道路 これら全てが見える” -
50:13 - 50:17“じゃあ なぜ山麓で ‘それらは
見えない’と言ったんだい?” -
50:17 - 50:22友人は答えます
“ふもとにいた時はこの山自体に -
50:22 - 50:25“それらのものを見ることを
はばまれていた” -
50:25 - 50:29ここで要点は五感を
味わっている最中には -
50:29 - 50:33世の中の五感の対象が
周りにある時は -
50:33 - 50:36総体的な見解がない
全景が分からない -
50:36 - 50:40水中の魚のようで
知っているのは水のみで -
50:40 - 50:45他のものは何も知らない
五感の悦びや欲望の理解は不可能です -
50:45 - 50:49精神的な道を実践する時
自分を上に上げる時 徐々に -
50:49 - 50:53五感の悦びから自分を持ち上げて
いつか深い瞑想に到達するまで -
50:53 - 50:57そして初めて深い瞑想に
到達する時 -
50:57 - 51:01五感の世界から初めて
自分を取り出して -
51:01 - 51:03鋭く全景 概観がつかめて 実際に
何が起こっているかが分かります -
51:03 - 51:06鋭く全景 概観がつかめて 実際に
何が起こっているかが分かります -
51:06 - 51:11そして五感の悦びや欲求を理解し
それらの問題点が分かります -
51:11 - 51:14これはジャングルに
森にいるのと逆です -
51:14 - 51:18そして問題がわかる
何が起こっているのかわかる -
51:18 - 51:23殆どいつも 私達は酔っていて
後を追うだけ このため -
51:23 - 51:28時にはブッダの教えに対する
信用や確信は多少は必要です -
51:28 - 51:32瞑想が実際に
出来る事についての約束 -
51:32 - 51:36約束は何ですか?
それは この最後の喩えにあります -
51:36 - 51:39実はもっと喩えがあって…
どうなるかな -
51:39 - 51:43あと数分しかないね
終了時間を超えてしまう -
51:43 - 51:47今晩話したい一番最後の喩えは
これは犬の喩えです -
51:47 - 51:49今晩話したい一番最後の喩えは
これは犬の喩えです -
51:49 - 51:52犬の喩えの犬は空腹です
インドで犬を見たことがあれば -
51:52 - 51:56犬の喩えの犬は空腹です
インドで犬を見たことがあれば -
51:56 - 51:59彼らはいつも空腹で
常時食べ物を探している -
51:59 - 52:02西洋の甘やかされた犬とは違う
-
52:02 - 52:05私達は面倒見るから
彼らは本当に幸せですが -
52:05 - 52:09インドでは犬達は実に
痩せこけ痛ましい -
52:09 - 52:13人間を恐れている 蹴る等
あらゆる事をされるのでね -
52:13 - 52:20インドではこれらの犬達は
肉屋から肉屋へと走り回っています -
52:20 - 52:24いつ肉屋に来ても
肉屋は肉を全く与えません -
52:24 - 52:27価値のある肉をたまに来る変で痩せこけた
危なそうな犬には与えません -
52:27 - 52:30価値のある肉をたまに来る変で痩せこけた
危なそうな犬には与えません -
52:30 - 52:33でも肉屋も少々哀れに思うので
肉全てを取った後の骨を -
52:33 - 52:36でも肉屋も少々哀れに思うので
肉全てを取った後の骨を -
52:36 - 52:40犬になげてやります
もちろんこの骨には -
52:40 - 52:43肉はなく
血が少々ついているだけ -
52:43 - 52:49犬はこの骨は無視して
得るのは血の味だけ -
52:49 - 52:55それは真の肉 真の食べ物への
渇望を増やすのみですね? -
52:55 - 52:59より大きい渇望です
犬が骨の血を舐め終わるとすぐ -
52:59 - 53:02次の肉屋へと走ります
まだ渇望している -
53:02 - 53:07まだ欲しがっている
何か別なものを得ようとする -
53:07 - 53:12次の肉屋に行くがまた同じ事が起こる
肉はない 栄養はない -
53:12 - 53:16内側を満足させるものがない
また同じ種の渇望 -
53:16 - 53:20血をなめて それ以外は
あまり得られない -
53:20 - 53:24そしてそれが続く
肉屋から肉屋へ 人家から人家へ -
53:24 - 53:30ある人生から次の人生へ 万代から
万代へ これは人間の喩えです -
53:30 - 53:33いつも五感の悦びを追っている喩え
決して真の満足感を与えない -
53:33 - 53:36いつも五感の悦びを追っている喩え
決して真の満足感を与えない -
53:36 - 53:39どんな達成 完了の感をも
決して与えない -
53:39 - 53:42決して真のゴール
真の人生の目的でない -
53:42 - 53:45実際に決してどこにも到達しない
-
53:45 - 53:49いつもただ同じ事を繰り返し
何回もやり続けるだけ -
53:49 - 53:53これがまさに五感の悦びへの
渇望の問題です -
53:53 - 53:57完結しない ゴールがない
どこにも到着しない -
53:57 - 53:59ただ同じ事を何回も
繰り返している -
53:59 - 54:04これが犬の喩えです
それではこの代わりは何ですか? -
54:04 - 54:06ここで仏教の道の登場です
-
54:06 - 54:09ブッダは言います
“別の幸せがあります” -
54:09 - 54:12真の満足感 成就につながり
-
54:12 - 54:16実際にそれ自体で本当に
完結する幸せがあります -
54:16 - 54:20その幸せは何ですか?
それは親切さ 寛大さ 思いやりを -
54:20 - 54:24この世界で実践することで始まります
そうすると… -
54:24 - 54:29私は本当にあなた達一人一人が
これを慎重に考える事を勧めます -
54:29 - 54:32親切な行動 寛大な行動をとる時
-
54:32 - 54:36自分自身をどのように感じますか?
確実に言える事は -
54:36 - 54:40親切な行動をとり
それに本当に心がこもっている時 -
54:40 - 54:44自分に満足すると気づく事です
どんな気持ちですか? -
54:44 - 54:48またそれは渇望を満たした時の満足感とは
大変違うものだと気付くでしょう -
54:48 - 54:51またそれは渇望を満たした時の満足感とは
大変違うものだと気付くでしょう -
54:51 - 54:55渇望して得られる満足感は
中身がない むなしい -
54:55 - 54:59満足感を得ている間も渇望し
渇望はまたすぐに起こる -
54:59 - 55:03得られる満足感は
非常に空虚な類いのものです -
55:03 - 55:07でも道徳的な生活
正しい事から得る幸福感は -
55:07 - 55:12渇望は伴わない満足感 幸せです
-
55:12 - 55:17渇望はなく
今この時に感じる幸せです -
55:17 - 55:21そのため 安らかで
素晴らしい類いの幸福感です -
55:21 - 55:26これは単に道徳的で 親切さ
思いやり 正直さをもって -
55:26 - 55:30生活し 世の中で
正しい事をするだけでいい -
55:30 - 55:33これを続けていくと
瞑想に興味を持ち -
55:33 - 55:39ダンマロカ・センターに金曜に来て
土曜の瞑想会にも来るかも -
55:39 - 55:43ジャーナ・グローブでの
瞑想合宿に来始めるかもしれない -
55:43 - 55:47こうして 瞑想を徐々に
時間をかけ深めて -
55:47 - 55:52瞑想が深まるにつれ
親切な生き方をし始めるだけで -
55:52 - 55:56得られ始める幸せは
どんどん自分に内在していき -
55:56 - 56:00瞑想時にただ自分の内側を見て
それに気づくでしょう -
56:00 - 56:03座るだけで
自分の内側にいるだけで -
56:03 - 56:07真の避難所を内側に
見つける事によってです -
56:07 - 56:12幸せ 喜びはより一層強くなり
益々この瞬間に存在し -
56:12 - 56:17更に統合し ついにはある日
完全な深い瞑想状態に -
56:17 - 56:22到達する 絶頂 非常に深い瞑想です
ある日 こうなったら -
56:22 - 56:26完璧な満足感を見つけたと
完全な達成感を実感したと認識します -
56:26 - 56:29完璧な満足感を見つけたと
完全な達成感を実感したと認識します -
56:29 - 56:34これ以上 先にゴールはなく
他に行く場所はありません -
56:34 - 56:39それまでは渇望 欲望に
いつも振り回されていた -
56:39 - 56:43いつも渇望が満足感を約束して
ましたね 考えてみると -
56:43 - 56:47人間関係や世の中の
どんな五感の対象でも -
56:47 - 56:51いつも必ずそこに満足感を
約束されたが長続きしない -
56:51 - 56:56満足しても渇望がまだそこにあり
あまり面白くはない -
56:56 - 57:00でも人生で初めて
絶対的な満足感を見つけた -
57:00 - 57:03渇望は完全に消えた
欲望はもはやない -
57:03 - 57:07どこかに行こうという意欲はない
どういう事ですか? -
57:07 - 57:11それは… これがとても
奥が深い理由なのですが -
57:11 - 57:14見つけたのは あなたが発見したのは
まさに人生の意味とは何かの答えです -
57:14 - 57:17見つけたのは あなたが発見したのは
まさに人生の意味とは何かの答えです -
57:17 - 57:21もはや活動の動因が
なくなった瞬間から意志はない -
57:21 - 57:24渇望はない どこにも行かない
-
57:24 - 57:28完全な充実感 満足感を
見つけられるものを発見した -
57:28 - 57:32内側全部が満たされて
衝動はもはやない -
57:32 - 57:35全てが消えた
完全な満足感のみ -
57:35 - 57:37これが “人生の意味は?”の答え
-
57:37 - 57:41まさに人生の意味そのものを
発見したのです -
57:41 - 57:43これが仏教の道が約束する事です
-
57:43 - 57:47これが なぜ極めて驚くほど
格別で奥が深い理由です -
57:47 - 57:51本当に人生の意味の答えを
与えてくれます -
57:51 - 57:54思うに ただそれを把握して
分かると -
57:54 - 57:59そこから仏教の道を
行く揺るぎない献身と忍耐がくる -
57:59 - 58:02なぜなら他に探すものはないと
理解しているから -
58:02 - 58:06これなのです これが実に
人生が何であるかです -
58:06 - 58:08もちろん深い瞑想状態に入って
-
58:08 - 58:11その後またその状態を
失うかもしれません -
58:11 - 58:16そこに識見の概念が当てはまります
最終的な分析が -
58:16 - 58:20得られる識見 理解で
過程全体を解体して -
58:20 - 58:22渇望を残すことなく止めます
-
58:22 - 58:27そこで最終的に人生の意味を
仏教実践から見出します -
58:27 - 58:33まさにこれが私達を真の意味での
人生の意義の発見に向けてくれます -
58:33 - 58:36そうなるように 徐々に
全ての五感の対象を放棄します -
58:36 - 58:38そうなるように 徐々に
全ての五感の対象を放棄します -
58:38 - 58:41この世の全ての
五感の欲望を捨てます -
58:41 - 58:46ある日 実際にここに
到達するまで徐々に放棄します -
58:46 - 58:49そして人生が一体
何なのかを理解します -
58:49 - 58:51これら全ての目的を理解し
-
58:51 - 58:56仏教の道でこれらの物事を
放棄する必要性を理解します -
58:56 - 59:01でも家に帰って 一度に全部の
五感の悦びを捨てるぞ と -
59:01 - 59:02思わないで下さい
-
59:02 - 59:06人生で素敵なもの全てを
投げ捨てないで下さいよ -
59:06 - 59:10ただこれらを考えてみて下さい
考察して下さい -
59:10 - 59:13うなずけるかどうか考えて
取り入れて下さい -
59:13 - 59:17ブッダや他人の英知でなく
自分の英知となるようにね -
59:17 - 59:20これらを内在化すると 徐々に
人生は自ずと違う経路をたどり出して -
59:20 - 59:23これらを内在化すると 徐々に
人生は自ずと違う経路をたどり出して -
59:23 - 59:27より満足感を感じ
人生がもっと意義あるもので -
59:27 - 59:32結果的に 全てがはるかに
奥深いものと感じ始めるでしょう -
59:32 - 59:35じゃあ 今晩はこれで終わりです
-
59:35 - 59:46(聴衆)サードゥ サードゥ サードゥ
(良い法話でした) -
59:46 - 59:50オッケー 誰か…
ありがとう -
59:50 - 60:04誰か質問やコメント
その類いをしたい人はいますか? -
60:04 - 60:10(質問者)“アジャン 涅槃への流れに
入った人が五感の悦びを楽しむ事に -
60:10 - 60:17“ついての経典ですが ほら… 私達の
(悟る)チャンスは?と 思って”(笑) -
60:17 - 60:22(アジャン) ええと 道は長いから
真実への完全な識見があっても -
60:22 - 60:26涅槃への流れに入っても
特に一般人なら -
60:26 - 60:30現実は瞑想を実践する時間が
全くない事がよくあり -
60:30 - 60:33時間がある時には
どこか他に幸せを探します -
60:33 - 60:37五感の対象に幸せを探す
これは普通です -
60:37 - 60:40でも涅槃への流れに
入った人の心は瞑想に傾き -
60:40 - 60:45いつもそこに戻りたいと思い
悦びに浸る手段は非常に基本的で -
60:45 - 60:48大半の人々と比べたら
程度は低いです -
60:48 - 60:53だから自分のチャンスは心配しないで下さい
実際 そのあるなしではなく -
60:53 - 60:56要は正しい方向に
向かっているかどうかで -
60:56 - 60:59自分が正しい方向に
向かっている限りは -
60:59 - 61:02自分の人生で変化が見られる限り
続けていけば -
61:02 - 61:06最終的にそこに着きます
変化が続く限りは -
61:06 - 61:11最後にはあなたが志したどんな
ゴールにでも到達する定めです -
61:11 - 61:15はい では他には?
恥ずかしがらないで下さい -
61:15 - 61:21以前に質問をしたことがなければ
チャンスです 初めてするのはいつも良い -
61:21 - 61:25みんなハッピー?
誰も質問したくないかな? -
61:25 - 61:30オッケー よし
これはみんなすっかり納得したのか -
61:30 - 61:34完全に疑っているのか わからないが
どちらでも構いません -
61:34 - 61:37それでは海外からの質問に行こう
-
61:37 - 61:42海外からは三つ
最初はドイツのヴォルフラムからで -
61:42 - 61:47彼の質問は “執着しない限りは
何を楽しむのも自由ですか? -
61:47 - 61:53“ただ欲望を手放したら
楽しみを拒否又は抑圧する事なく -
61:53 - 61:58“自然に徐々に興味がなくなりますか?”
-
61:58 - 62:07んー あなたは人生を楽しむべきで
それは重要な事だと思います -
62:07 - 62:11楽しみなしで人生を送るのが
可能という考えは… -
62:11 - 62:16その… 喜びなしで
仏教の道での全ての幸せに -
62:16 - 62:21入るのは不可能だと思うから
人生の普通の幸せを楽しむようにして -
62:21 - 62:26ゆっくり進んで下さい
徐々に五感からの幸せを減らして -
62:26 - 62:31そして徐々に仏教の道の実践で
得られる幸せを増やして下さい -
62:31 - 62:34それが本当に理想の方法です
-
62:34 - 62:38それなら人生の幸せや喜びを
奪われているとは感じません -
62:38 - 62:42同時にあなたが執着せずに
何かを楽しむ事ですが -
62:42 - 62:44それは本当は不可能ですね?
執着 愛着するものです 選べない -
62:44 - 62:47それは本当は不可能ですね?
執着 愛着するものです 選べない -
62:47 - 62:51執着は自我の自然な表現です
自我があるなら -
62:51 - 62:55涅槃の流れに入った人や
完全に悟った人は別として -
62:55 - 62:58普通は物事に執着します
自我はそうするもので -
62:58 - 63:02自我の一側面なので 執着しても
あまり気にしないで -
63:02 - 63:04少しの執着はあるものです
-
63:04 - 63:09より執着する価値があるものに
執着するようにしましょう -
63:09 - 63:14戒律に 親切さに 思いやりに
全てのこれら肯定的なものに -
63:14 - 63:19少々執着しましょう
肯定的なものにもっと執着したら -
63:19 - 63:22悪いものへの執着を
少々手放せますね? -
63:22 - 63:27“悪い”ものとはあまり高尚や
高潔でないもので -
63:27 - 63:30徐々にそうすると まあ
-
63:30 - 63:35はしごを登っていくようなもの
より上の段に到達する -
63:35 - 63:38より高い段に執着して
低い段を手放す -
63:38 - 63:41またより高い段に執着する
そうすると -
63:41 - 63:46はしごを上に登るほど
執着自体が実は軽いものとなる -
63:46 - 63:49五感の悦びへの執着は
堅固で厄介だが -
63:49 - 63:51登れば登るほどそれは軽くなり
-
63:51 - 63:55最終的に執着がなくなります
だから 大丈夫 -
63:55 - 64:01多少執着はあまり気にしないで
より高貴な執着に向かうようにして -
64:01 - 64:06低いものは手放したらいい
でも仏教の道を強制しないように -
64:06 - 64:10この道で非常に大切な事の
一つは思うに -
64:10 - 64:14楽しむ事 間違いなく愉快で
楽しいものとする事 -
64:14 - 64:18そうすれば仏教の道に
長くいる事が出来るでしょう -
64:18 - 64:23でも自分にとって惨めで苦しすぎ
難しすぎにしてしまうと -
64:23 - 64:26長期間それを持続するなんて
不可能です -
64:26 - 64:32お願いですからそうして下さい
それで 長い間いるでしょう そう期待します -
64:32 - 64:35とにかく質問をありがとう
ヴォルフラム -
64:35 - 64:39質問2 これはイスラエルの
ハディールから -
64:39 - 64:45“恋愛の相手への身体的な渇望を
どうすれば乗り越えられますか?” -
64:45 - 64:50んー 多分できませんね?
これが問題なのです -
64:50 - 64:54多分 おそらく出来ない
だからあまり気にせずに -
64:54 - 64:59それらは克服しようとせず 仏教の
道を出来る限り実践して下さい -
64:59 - 65:03恋愛関係にあるのなら
まあ それが理由です -
65:03 - 65:05それは理由の一部で でなければ
恋愛関係にはないでしょう -
65:05 - 65:07それは理由の一部で でなければ
恋愛関係にはないでしょう -
65:07 - 65:10恋愛関係にある時の一部だから
-
65:10 - 65:14ただこれらの喩えを考え 仏教の道を
実践し どこに着くか見て下さい -
65:14 - 65:18将来どこに導かれるかは
誰にも分かりません -
65:18 - 65:22でも恋愛関係にある間は
その渇望の真の克服は不可能です -
65:22 - 65:28だからただ実践して 結果を見て下さい
もしかすると 進む過程で将来 -
65:28 - 65:30何かが起こり 物事が変化するかも
でも今の所は まあそれは -
65:30 - 65:33何かが起こり 物事が変化するかも
でも今の所は まあそれは -
65:33 - 65:36そんな関係にいるなら
つきものだと考えて下さい -
65:36 - 65:42問3はアメリカのエヴィーから
“心の訓練のような有益なものへの執着も -
65:42 - 65:46“接し方を間違えると五感の悦びの
一つとなる可能性はありますか?” -
65:46 - 65:49“接し方を間違えると五感の悦びの
一つとなる可能性はありますか?” -
65:49 - 65:53うーん それは決して
五感の悦びとはなりません -
65:53 - 65:58精神的な訓練への執着は
五感のものではないですから -
65:58 - 66:01違う種類の執着で
さっき言ったように -
66:01 - 66:04精神的な訓練への
多少の執着はとても良い事です -
66:04 - 66:08もし戒律への執着がないと
どうなりますか? -
66:08 - 66:11守らないでしょう
基本的にそれが執着の役目です -
66:11 - 66:14戒律より優先したい欲望が
いつもあるのだから -
66:14 - 66:17だから執着がなければ
肩をすくめて -
66:17 - 66:20“まあ何でもいいや” と
好き放題をします -
66:20 - 66:24だから少々の執着は
少々の献身のほうがよい表現かも -
66:24 - 66:29これらの戒律に少々自分を
捧げるのは実はとても大切で -
66:29 - 66:31そうでないと決して
真に戒律を守らない -
66:31 - 66:36だから一般的に 仏教の道への
少々の執着は良いですね? -
66:36 - 66:39つまり 私は仏教徒であることを
誇りに思っていて -
66:39 - 66:42確かにこの道に執着しています
でなければ -
66:42 - 66:47もはや僧侶でなく 代わりに
様々な他の事をしているでしょう -
66:47 - 66:50だから少々の執着はいい
でも強すぎる執着や -
66:50 - 66:54間違った種類の執着
例えば 大勢と多くの論争に -
66:54 - 66:58導くような執着ではないもの
“生まれ変わりを私は信じてる” -
66:58 - 67:03“えっ?馬鹿! 生まれ変わりを信じてるとは”
“いいや 生まれ変わりは真実!” 等ね? -
67:03 - 67:06この類い これらのものに
関わったら問題です -
67:06 - 67:10また執着がどこにあるかにも
注意して下さい -
67:10 - 67:12個人にあまり執着しないように
-
67:12 - 67:16これが思うに 精神的な道での
一番危険なものの一つです -
67:16 - 67:20スピリチュアル関係で世界中
あちこちで見かけます -
67:20 - 67:24人々はグル(指導者)や
先生に執着し -
67:24 - 67:27それは多くの問題や
虐待に至ります -
67:27 - 67:30また 例えばその人が一般人に戻ると
決めたら多くの苦悩をもたらしますね -
67:30 - 67:33また 例えばその人が一般人に戻ると
決めたら多くの苦悩をもたらしますね -
67:33 - 67:36人が誰かに執着し
“うん あの人は解脱者だ”と思う -
67:36 - 67:38これを何回も見ました
-
67:38 - 67:40一般人が解脱者を見抜くのは
困難ですね? 執着人物に投影して -
67:40 - 67:43一般人が解脱者を見抜くのは
困難ですね? 執着人物に投影して -
67:43 - 67:46“うん 彼らは確かに
悟ってる” と思う -
67:46 - 67:50そして翌日彼らは結婚したりしますね?
“ちょっと待って! 何が起こったの?” -
67:50 - 67:53だからよく注意して下さい
時にとても難しいです -
67:53 - 67:56ある人はカリズマがあって
話上手で -
67:56 - 67:59彼らは人を惹き付ける等の
特徴を全て持ちえます -
67:59 - 68:01だから引き込まれる
丁度引き込まれた時に… バン! -
68:01 - 68:03だから引き込まれる
丁度引き込まれた時に… バン! -
68:03 - 68:08彼らはあらゆる如何わしい事をしている
それはいつも悪事です -
68:08 - 68:12だから正しく執着
注意を持って執着しましょう -
68:12 - 68:16いつもしっかり調べてからすると
執着は悪いものではない -
68:16 - 68:20実際 執着は自我とは
切っても切れない部分です -
68:20 - 68:25完全に悟らない 解脱しない限りは
本当に避ける事は出来ない -
68:25 - 68:30さあ これらが私の答えです
-
68:30 - 68:34誰か他に何か言いたいですか?
みんなハッピーかな -
68:34 - 68:38みなさんどう思ってるのか分からないが
まあ質問がないことだし -
68:38 - 68:43それではブッダ 教え
僧侶の一団に敬意を払いましょう -
68:43 - 68:48(アジャン 仏像に体を向ける)
-
68:48 - 68:53完全に悟りを得た尊い方…
(残りのお経 聞き取り不可) -
68:53 - 69:31(残りのお経 聞き取り不可)
(法話 終わり)
- Title:
- 五感の欲望を少しずつ減らす方法 | アジャン・ブラマリ(Ajahn Brahmali) | 2018年5月4日
- Description:
-
五感の悦びは時に手放す事が難しいものです。アジャン・ブラマリが、道徳的な生活を送り、親切にして、瞑想をすることで無理なく少しずつ私達の渇望を減らしていく方法を教えてくれます。
オンラインで無料で教えられるよう、西オーストラリア仏教協会へのご支援をPatreonを通してお願いします。
https://www.patreon.com/BuddhistSocietyWABSWAポッドキャストからこのビデオの音声ファイルの再生・ダウンロードができます。
https://www.podbean.com/ew/pb-shrvi-90af93
http://podcast.bswa.org/e/how-to-gradually-reduce-sensual-pleasures-ajahn-brahmavamso/西オーストラリア州パース市のダンマロカ仏教徒センターにて録音
コピーライト: 西オーストラリア仏教協会
www.bswa.org - Video Language:
- English
- Team:
- Buddhist Society of Western Australia
- Project:
- Friday Night Dhamma Talks
- Duration:
- 01:09:36
Eug approved Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Eug accepted Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 | ||
Kaz 一江 Takehara 竹原 edited Japanese subtitles for How to Gradually Reduce Sensual Desires | Ajahn Brahmali | 4 May 2018 |