自分の体のデータを持とう
-
0:01 - 0:04子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:04 - 0:06子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:06 - 0:09子供の頃 データや数値から
得られる情報が大好きでした -
0:09 - 0:11なので両親が数字を使って
嘘を言うのが嫌でした -
0:11 - 0:16なので両親が数字を使って
嘘を言うのが嫌でした -
0:16 - 0:21”タリシア 何回言えばわかるんだ
もう1000回目だぞ” -
0:21 - 0:25違うわパパ まだ17回目よ
-
0:25 - 0:282回は私のせいじゃないし(笑)
-
0:28 - 0:32これが統計学の道に進む
きっかけの一つになりました -
0:32 - 0:33人が数字を使って隠すものは
何なのか知りたかったのです -
0:33 - 0:36人が数字を使って隠すものは
何なのか知りたかったのです -
0:36 - 0:37統計学者として―
-
0:37 - 0:41自分が判断できるように
私にはデータを示してほしい -
0:41 - 0:43自分が判断できるように
私にはデータを示してほしい -
0:43 - 0:46主人のドナルドとの間に
3人目の子供を授かり -
0:46 - 0:49主人のドナルドとの間に
3人目の子供を授かり -
0:49 - 0:52妊娠41週半
予定日を過ぎていました -
0:52 - 0:54統計学的に言えば―
-
0:54 - 0:5795%の信頼区間内にある
と言えます(笑) -
0:57 - 0:5995%の信頼区間内にある
と言えます(笑) -
0:59 - 1:01この段階になると―
-
1:01 - 1:03数日おきに 胎児のストレステストを
受ける必要があります -
1:03 - 1:05数日おきに 胎児のストレステストを
受ける必要があります -
1:05 - 1:06これはあらかじめ決められた検査で―
-
1:06 - 1:11胎児が過度のストレスを
感じていないかを調べる検査です -
1:11 - 1:14受け持ちの医者に診察してもらうわけではなく
-
1:14 - 1:17たまたま勤務時間で病院にいる医者の
診察を受けます -
1:17 - 1:20ストレステストを始めて20分後
医者が来てこう言います -
1:20 - 1:24ストレステストを始めて20分後
医者が来てこう言います -
1:24 - 1:29”胎児はストレスにさらされています
誘発分娩が必要です” -
1:29 - 1:34さあ 統計学者として
私は何と答えたでしょう? -
1:34 - 1:37”データを見せください!”
-
1:37 - 1:40そこで医者が言うには
-
1:40 - 1:42胎児の心拍数は18分まで正常範囲だったが
-
1:42 - 1:44その後下降して
-
1:44 - 1:47最後の2分間はほとんど
-
1:47 - 1:51母体の心拍数みたいな値だと
-
1:51 - 1:53”これ実際に私の心拍数なのでは?
-
1:53 - 1:55私 少し動いてしまったので―
-
1:55 - 1:58ほら測定中じっと寝ていなきゃいけないけど
-
1:58 - 2:00妊娠41週目だと20分間でもきついんですよ
-
2:00 - 2:02赤ちゃんが動き回っていたのかも”
-
2:02 - 2:07でも医者は
”危険は冒したくない” -
2:07 - 2:09そこで私は言ったんです
-
2:09 - 2:10”もし私が妊娠36週で
同じデータが出たとしたら― -
2:10 - 2:12”もし私が妊娠36週で
同じデータが出たとしたら― -
2:12 - 2:16誘発分娩を勧めますか?”
-
2:16 - 2:20”いや 38週までは待つだろうね
-
2:20 - 2:22でもあなたはもうすぐ42週だ―
-
2:22 - 2:24胎児をお腹にとどめる理由はない
-
2:24 - 2:26病室の準備をしましょう”
-
2:26 - 2:32”じゃあもう一度測定してみるのはどうですか?
-
2:32 - 2:34より多くのデータが取れるし―
-
2:34 - 2:3620分間頑張ってじっとしていますので
-
2:36 - 2:39二回の平均を取って
-
2:39 - 2:42原因を調べられる”(笑)
-
2:42 - 2:45それでも医者は
-
2:45 - 2:52”奥さん 私はただ
流産してほしくないだけだ” -
2:52 - 2:56それは私たち夫婦も同感です
-
2:56 - 2:57そこで さらに医者は
-
2:57 - 3:01”予定日を過ぎた場合
流産する確率は倍になります -
3:01 - 3:05病室を取りましょう”
-
3:05 - 3:11こう言われたら
統計学者としての私は何と言うでしょう -
3:11 - 3:12”そのデータ見せてください!”
-
3:12 - 3:13確率の話をするっていうなら
-
3:13 - 3:16私は毎日毎日確率の研究ばっかしているんだから
-
3:16 - 3:18徹底的に議論してやろうじゃない(笑)
-
3:18 - 3:19徹底的に議論してやろうじゃない(笑)
-
3:19 - 3:21"わかりました 流産率が倍になるって
30%から60%に上がるってことですか? -
3:21 - 3:25"わかりました 流産率が倍になるって
30%から60%に上がるってことですか? -
3:25 - 3:27どのくらいの数値なんですか?”
-
3:27 - 3:30”そこまでじゃないけど
確率は倍になるんだよ― -
3:30 - 3:35我々はただ赤ちゃんのために
最善を尽くしたいだけだ” -
3:35 - 3:38私はひるまず 別の角度から攻めます
-
3:38 - 3:43”臨月の女性1000人のうち―
-
3:43 - 3:46何人が予定日の直前に
流産しますか?” -
3:46 - 3:47何人が予定日の直前に
流産しますか?” -
3:47 - 3:50医者は顔を上げて私たちを見て
-
3:50 - 3:55だいたい1000人に1人だと言う
-
3:55 - 3:58”では臨月の女性1000人のうち―
-
3:58 - 4:03何人が予定日の直後に
流産しますか?” -
4:03 - 4:06”2人ぐらいですね”(笑)
-
4:06 - 4:08”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:08 - 4:12”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:12 - 4:16”つまり私が流産する確率は
0.1から0.2%に上がるということですね” -
4:16 - 4:19このデータでは 現時点では
誘発分娩が必要だとは納得できない -
4:19 - 4:20このデータでは 現時点では
誘発分娩が必要だとは納得できない -
4:20 - 4:22そこで次に 誘発分娩によって
-
4:22 - 4:25帝王切開の必要性が高まるかどうか
話し合いました -
4:25 - 4:29できる限りそれは避けたいので
-
4:29 - 4:30とどめに私は言いました
-
4:30 - 4:33”本当言うと
私の予定日は正確だとは思えません” -
4:33 - 4:36(笑)
-
4:36 - 4:38これには医者もびっくりして
困った様子でした -
4:38 - 4:40これには医者もびっくりして
困った様子でした -
4:40 - 4:42私は
”ご存知じゃないかもしれないけど -
4:42 - 4:44通常 出産予定日は
-
4:44 - 4:46標準的な28日月経周期を前提に
計算されるんです -
4:46 - 4:48私の周期はある時は27日
長い時には38日もあるんですよ -
4:48 - 4:51私の周期はある時は27日
長い時には38日もあるんですよ -
4:51 - 4:54証拠のデータも集めています"
-
4:54 - 4:58(笑)
-
4:58 - 5:04結局 誘発分娩はやめて
その日は帰りましたが -
5:04 - 5:10権利放棄の書類に
サインしなければなりませんでした -
5:10 - 5:14何も医者の言うことを聞くなと
言っているわけではありません -
5:14 - 5:161人目の子供は
妊娠38週で誘発分娩でしたから -
5:16 - 5:20頸管粘液が少なかったので
-
5:20 - 5:22医療介入反対派ではないんですから
-
5:22 - 5:25ではどうしてその日私たちは
確信を持ってノーと言えたのでしょうか? -
5:25 - 5:28違う結果を示すデータを
持っていたからです -
5:28 - 5:33私と夫が6年間ずっと集めていた
私の体温変動の記録が -
5:33 - 5:36医者の判断とは異なる根拠を示したわけです
-
5:36 - 5:37医者の判断とは異なる根拠を示したわけです
-
5:37 - 5:44事実 受精した日までほぼ正確に
遡って推測できます -
5:44 - 5:46これ お子さんの結婚式の
スピーチにも役立ちますよ(笑) -
5:46 - 5:50これ お子さんの結婚式の
スピーチにも役立ちますよ(笑) -
5:50 - 5:53"ええ 昨日のことのように覚えているわ
-
5:53 - 5:57あの日あなたのお父さんと見つめあったとき
-
5:57 - 6:00私は37℃の高温期だったのよ・・・
なんてね"(笑) -
6:00 - 6:0722年後 こんな話をしてるかもしれません
-冗談はさておき -
6:07 - 6:10あの日自信を持って病院を出られたのは
データを集めていたからです -
6:10 - 6:12では このデータは何に見えますか?
-
6:12 - 6:14これは月経周期中の女性の―
-
6:14 - 6:18起床時の体温を記録した標準的なチャートです
-
6:18 - 6:19起床時の体温を記録した標準的なチャートです
-
6:19 - 6:21月経周期の初めから
次の周期の初めまで -
6:21 - 6:22月経周期の初めから
次の周期の初めまで -
6:22 - 6:25体温はランダムではないことが分かりますね
-
6:25 - 6:27明らかにパターンがあります
周期の初めは低かった体温が― -
6:27 - 6:29明らかにパターンがあります
周期の初めは低かった体温が― -
6:29 - 6:31ここでジャンプして
周期の終わりには高温になりますね -
6:31 - 6:34ここでジャンプして
周期の終わりには高温になりますね -
6:34 - 6:35ここでは何が起こっているのでしょうか?
-
6:35 - 6:38このデータは何を教えてくれますか?
-
6:38 - 6:40周期の初めには
-
6:40 - 6:44エストロゲンというホルモンが優勢です
-
6:44 - 6:48エストロゲンは体温を下げる効果があります
-
6:48 - 6:51排卵すると 卵子が放たれ
-
6:51 - 6:56プロゲステロンが増加し
-
6:56 - 6:58受精卵の受け入れに備え
体温が上昇します -
6:58 - 7:02受精卵の受け入れに備え
体温が上昇します -
7:02 - 7:05なぜ体温が上がるかというと―
-
7:05 - 7:09なぜ鳥が卵の上に座るのか
考えてみてください -
7:09 - 7:10なぜ鳥が卵の上に座るのか
考えてみてください -
7:10 - 7:12卵を温めるためです
-
7:12 - 7:14卵を温めるためです
-
7:14 - 7:16女性の体でもそれが
毎月毎月起きているのです -
7:16 - 7:18女性の体でもそれが
毎月毎月起きているのです -
7:18 - 7:21新しい命を温めるため
体温が上がるということです -
7:21 - 7:24もし妊娠していなければ―
-
7:24 - 7:29エストロゲンが再び増え
周期がまた最初から始まります -
7:29 - 7:31でも もし妊娠していれば
-
7:31 - 7:33時にはそこからさらに体温が上がり
-
7:33 - 7:369か月の間高温のままです
-
7:36 - 7:40だから妊婦は汗かきで熱がりなんです
(笑) -
7:40 - 7:43それだけ体温が高いのです
-
7:43 - 7:47これは3、4年前に作った図です
-
7:47 - 7:49この図には本当にわくわくしました
-
7:49 - 7:52体温の低い状態から
-
7:52 - 7:555日間ほど体温が上がります
-
7:55 - 7:575日というのは受精卵が卵管を通り
着床するのにかかる期間です -
7:57 - 8:005日というのは受精卵が卵管を通り
着床するのにかかる期間です -
8:00 - 8:04そしてその体温から更に少し上昇します
-
8:04 - 8:072度目の体温変化のとき―
-
8:07 - 8:11妊娠検査で第一子を授かったことが
確認できました すごく嬉しかったです -
8:11 - 8:14妊娠検査で第一子を授かったことが
確認できました すごく嬉しかったです -
8:14 - 8:16しかし 数日後
-
8:16 - 8:21少量の出血があり
さらに大量の出血したため -
8:21 - 8:25初期流産だとわかりました
-
8:25 - 8:29もし体温を取っていなければ―
-
8:29 - 8:33今月は生理が遅れたのね くらいにしか
思っていなかったでしょう -
8:33 - 8:35しかしデータをとっていたので
-
8:35 - 8:37流産だった ということがわかったのです
-
8:37 - 8:39このデータは 人生のイベントとしては
不幸な出来事を示すものでしたが -
8:39 - 8:41このデータは 人生のイベントとしては
不幸な出来事を示すものでしたが -
8:41 - 8:44医者に見せられる情報でもあります
-
8:44 - 8:46妊娠に関して問題があった場合に
使えるデータがあるわけです -
8:46 - 8:47妊娠に関して問題があった場合に
使えるデータがあるわけです -
8:47 - 8:50見てください 妊娠して体温が上がりました
でもどういうわけか流産してしまいました -
8:50 - 8:51見てください 妊娠して体温が上がりました
でもどういうわけか流産してしまいました -
8:51 - 8:55この問題を防ぐには
どうすればいいのか聞くことができます -
8:55 - 8:58そしてこれは ただ
体温や妊娠/出産だけの問題ではなく -
8:58 - 9:01そしてこれは ただ
体温や妊娠/出産だけの問題ではなく -
9:01 - 9:05データを見ると 体について
たくさんのことがわかります -
9:05 - 9:09例えば体温を測ることで
甲状腺の状態がわかります -
9:09 - 9:11例えば体温を測ることで
甲状腺の状態がわかります -
9:11 - 9:15甲状腺は温度調節器のように働くのです
-
9:15 - 9:17最適な家の温度に調節するには
-
9:17 - 9:19温度調節器をセットします
-
9:19 - 9:21家が寒くなりすぎたら作動して
-
9:21 - 9:24”暖房を入れて暖めなきゃ”となるし
-
9:24 - 9:26暑くなりすぎたら
-
9:26 - 9:30”エアコンを入れて冷やそう”
と動くわけです -
9:30 - 9:33これが体内での甲状腺の機能です
-
9:33 - 9:36甲状腺は最適な体温を維持しようとします
-
9:36 - 9:37甲状腺は最適な体温を維持しようとします
-
9:37 - 9:40気温が低いと甲状腺は
”体を温めるぞ”と頑張るし -
9:40 - 9:43気温が高くなると冷やしてくれます
-
9:43 - 9:47この甲状腺がうまく機能しないと
どうなるでしょうか? -
9:47 - 9:50機能しない場合
影響は体温に現れます -
9:50 - 9:51機能しない場合
影響は体温に現れます -
9:51 - 9:53正常よりも低いか
非常に不安定になります -
9:53 - 9:55だからデータを集めることによって
甲状腺に関する情報がわかります -
9:55 - 9:58だからデータを集めることによって
甲状腺に関する情報がわかります -
9:58 - 10:01甲状腺に問題があって
病院に行けば― -
10:01 - 10:04血中の甲状腺刺激ホルモン量が
調べられます -
10:04 - 10:07血中の甲状腺刺激ホルモン量が
調べられます -
10:07 - 10:11しかしこの検査の問題点は―
-
10:11 - 10:14体内のホルモンの活性度が
わからないことです -
10:14 - 10:16十分なホルモン量があっても
-
10:16 - 10:17実際に体温調整の
役に立ってないかもしれません -
10:17 - 10:19実際に体温調整の
役に立ってないかもしれません -
10:19 - 10:20つまり体温を毎日記録するだけで
甲状腺の状態に関する情報が得られます -
10:20 - 10:24つまり体温を毎日記録するだけで
甲状腺の状態に関する情報が得られます -
10:24 - 10:26毎日体温を測るのが嫌なときは
どうすればいいのでしょうか? -
10:26 - 10:28私個人としては測ってくださいとお薦めしますが
-
10:28 - 10:30嫌なら他にも取れるデータはたくさんあります
-
10:30 - 10:33血圧 体重
-
10:33 - 10:34誰も毎日体重を測りたくないとは思いますが
(笑) -
10:34 - 10:38誰も毎日体重を測りたくないとは思いますが
(笑) -
10:38 - 10:43新婚の頃
夫は鼻づまりがひどくて -
10:43 - 10:46かなりの数の薬をのんでいましたが
なかなか治りませんでした -
10:46 - 10:50かなりの数の薬をのんでいましたが
なかなか治りませんでした -
10:50 - 10:54ある日 夜中に夫に起こされました
-
10:54 - 10:58"ハニー 鼻から息ができないんだ"
-
10:58 - 11:03私は夫のほうに寝返って
"口からは息できるの?"と聞きました -
11:03 - 11:04(笑)
-
11:04 - 11:11"できるけど
でも鼻からは息ができないんだよ!" -
11:11 - 11:14そこで 私は良き妻ですので
-
11:14 - 11:16深夜2時に夫をERへ急いで連れていきました
-
11:16 - 11:18深夜2時に夫をERへ急いで連れていきました
-
11:18 - 11:22運転している間ずっと思っていました
-
11:22 - 11:25私を残して死なないで!
(笑) -
11:25 - 11:27結婚したばかりで死んだら
-
11:27 - 11:31私が殺したと思われるじゃない
(笑) -
11:31 - 11:35ERに着いて看護師が来ます
-
11:35 - 11:38鼻から息ができないということで
私達は奥に連れていかれ -
11:38 - 11:40鼻から息ができないということで
私達は奥に連れていかれ -
11:40 - 11:43医者は”どうされました?”
夫は”鼻から息ができないんです” -
11:43 - 11:45”鼻から息ができない?"
"はい" -
11:45 - 11:51"でも口から息ができるじゃないですか”
(笑) -
11:51 - 11:54医者は一歩下がって私達を見ました
-
11:54 - 11:57”問題がわかりました
心臓発作の危険性がありますね -
11:57 - 11:59”問題がわかりました
心臓発作の危険性がありますね -
11:59 - 12:01ただちに心電図とCATスキャンを行います”
-
12:01 - 12:04ただちに心電図とCATスキャンを行います”
-
12:04 - 12:06そう言われた私たちは
-
12:06 - 12:09いやいや 心臓発作じゃない
口でなら息ができているし -
12:09 - 12:14いやいや 心臓発作じゃない
口でなら息ができているし -
12:14 - 12:16この医者と堂々巡りになりました
-
12:16 - 12:19私は診断が間違っていると思ったからです
-
12:19 - 12:22医者が”大丈夫ですから落ち着いてください”
-
12:22 - 12:26落ち着けるわけないじゃない でも
心臓発作ではないと思っていました -
12:26 - 12:30幸いにも この医者はシフトの終わりで
-
12:30 - 12:33交代で新しい医者がやってきました
-
12:33 - 12:36私たちは取り乱していて
夫は息ができない状態です・・・ -
12:36 - 12:39・・・鼻から ですが (笑)
-
12:39 - 12:41医者は質問を始めました
-
12:41 - 12:46”お二人は運動されますか?”
-
12:46 - 12:53"自転車に乗ったり
ジムに行ったりしています -
12:53 - 12:55たまにだけど”
(笑) -
12:55 - 12:58体は動かしています と答えました
-
12:58 - 13:01すると医者は
”ここに来る直前何をしていましたか?” -
13:01 - 13:03寝てたに決まってるじゃないか
と思いましたが -
13:03 - 13:06”ご主人は直前に何をしていました?”
-
13:06 - 13:10飲んでいた数々の薬を説明をしました
-
13:10 - 13:13”鼻づまりの薬を飲んで
鼻腔用スプレーを使いました” -
13:13 - 13:15すると医者が突然ひらめいたように
-
13:15 - 13:18”ああ!鼻づまりの薬と鼻腔用スプレーを
一緒に使ってはダメですよ -
13:18 - 13:21逆に詰まってしまいます
代わりにこれを使ってください” -
13:21 - 13:23と別の薬を処方してくれました
-
13:23 - 13:25私達は顔を見合わせて
それから医者の顔を見ました -
13:25 - 13:28”なぜあなたは正確に夫を診断できたのに―
-
13:28 - 13:30”なぜあなたは正確に夫を診断できたのに―
-
13:30 - 13:32前のお医者さんは
心電図やCATスキャンを勧めたんですか?” -
13:32 - 13:35前のお医者さんは
心電図やCATスキャンを勧めたんですか?” -
13:35 - 13:37すると医者は私たちに
-
13:37 - 13:41”160 kgの男性がERに来て
息ができないとなれば― -
13:41 - 13:43心臓発作を疑いますよ
まずは行動に出たのです” -
13:43 - 13:47心臓発作を疑いますよ
まずは行動に出たのです” -
13:47 - 13:53ERの医者は迅速に判断するように
訓練されています -
13:53 - 13:55しかしいつも正確というわけではありません
-
13:55 - 13:58もし私たちが心臓に関するデータを持っていて
-
13:58 - 13:59それを共有できていたなら
-
13:59 - 14:03一人目の医者も誤診しなかった
かもしれません -
14:03 - 14:05この図を見てみてください
-
14:05 - 14:072010年10月から2012年7月までの
最高血圧の測定値です -
14:07 - 14:112010年10月から2012年7月までの
最高血圧の測定値です -
14:11 - 14:13測定値を見ると 最初は
-
14:13 - 14:16高血圧症前症または高血圧の領域ですが
-
14:16 - 14:19この1年半で
-
14:19 - 14:22正常値の域に入っています
-
14:22 - 14:26これは健康な16歳の心拍数です
-
14:26 - 14:30このデータが示すものは何でしょうか?
-
14:30 - 14:33明らかに これは
-
14:33 - 14:35急激な変化を経験した患者のデータです
-
14:35 - 14:40運のいいことに
その人は今ここに来てくれています -
14:40 - 14:45私がERに連れて行った160 kgの男性が
-
14:45 - 14:48今はさらにセクシーで健康的になりました
-
14:48 - 14:54体重も100 kg程度になり
血圧もこの通り -
14:54 - 14:58夫はこの1年半で食生活を変え
-
14:58 - 14:59夫はこの1年半で食生活を変え
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14:59 - 15:01運動方法も変えました
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15:01 - 15:04これによって心拍数が改善し
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15:04 - 15:06それに伴い血圧も改善しました
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15:06 - 15:08それに伴い血圧も改善しました
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15:08 - 15:10最後に 今日みなさんにここから
持ち帰っていただきたいことがあります -
15:10 - 15:14最後に 今日みなさんにここから
持ち帰っていただきたいことがあります -
15:14 - 15:18私たちのように 自分のデータに責任をもって
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15:18 - 15:22毎日の測定をするだけで―
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15:22 - 15:24自分の体について専門家になれます
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15:24 - 15:26自分で決断できるようになれるのです
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15:26 - 15:29難しい事ではありません
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15:29 - 15:31自分の体の専門家になるために
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15:31 - 15:32統計学の博士号を取る必要はありません
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15:32 - 15:34医学の学位も必要ありません
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15:34 - 15:36医学の学位も必要ありません
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15:36 - 15:39医者は 人体に関する専門家ですが
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15:39 - 15:41あなたはあなた自身の専門家です
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15:41 - 15:43この2人の専門家が協力したら
どうなるでしょうか -
15:43 - 15:45この2人の専門家が協力したら
どうなるでしょうか -
15:45 - 15:48医者だけに任せるよりも
より良い判断が選べるのではないでしょうか -
15:48 - 15:50医者だけに任せるよりも
より良い判断が選べるのではないでしょうか -
15:50 - 15:54では これでもう
情報の力を理解していただけましたね -
15:54 - 15:56ご自身のデータを集めることもできますね
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15:56 - 15:59みなさん 立ち上がって右手を挙げてください
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15:59 - 16:02(笑)
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16:02 - 16:04さあ 立ってください
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16:07 - 16:14今日をもって
あなた自身のデータに責任を持ってください -
16:14 - 16:17これをもって あなた方一人ひとりに
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16:17 - 16:22時間依存データ集積・解析専攻
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16:22 - 16:26関連する権利や特権も含めた
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16:26 - 16:30TED初等統計学準学士号を授与します
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16:30 - 16:33次に診察に行ったときは
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16:33 - 16:36新人統計学者として
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16:36 - 16:39何と言うのが正解ですか?
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16:39 - 16:41観客:データを見せて!
タリシア・ウィリアムズ:聞こえない! -
16:41 - 16:43観客:データを見せて!
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16:43 - 16:44タリシア・ウィリアムズ:もう一回!
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16:44 - 16:45観客:データを見せて!
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16:45 - 16:47タリシア・ウィリアムズ:データを見せて
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16:47 - 16:50ありがとうございました
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16:50 - 16:54(拍手)
- Title:
- 自分の体のデータを持とう
- Speaker:
- タリシア・ウィリアムズ
- Description:
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新種のハイテク自己測定器(心拍数、睡眠、一日の歩数などの測定)はアスリート向けだと思われるかもしれません。しかし、統計学者であるタリシア・ウィリアムズは、私たち全員が、自分の体について簡単なデータを毎日測定、記録すべきだと提言しています。なぜなら、私たち自身のデータは、医者が知っていること以上のものを明らかにしてくれるからです。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 17:07
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Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for Own your body's data | ||
Hidehito Sumitomo edited Japanese subtitles for Own your body's data |