本当に火星に住むことはできるの?―マリ・フォロータン
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0:09 - 0:12では 火星に移住されるのですね
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0:12 - 0:16新しい住まいの場所は選びましたか?
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0:16 - 0:19まだ? では お手伝いしましょう
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0:19 - 0:20まず最初に
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0:20 - 0:24赤い惑星に持ち込むべきものは
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0:24 - 0:29寒さ、孤独、放射線に対する
高い耐性です -
0:29 - 0:33さらに 一生分の新鮮な酸素と食べ物
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0:33 - 0:35数千億円の宇宙船
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0:35 - 0:38何もかもから逃げ出したいという熱望
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0:38 - 0:39そして水
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0:39 - 0:44水は絶対に必要になります
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0:44 - 0:46では どのような物件をお探しでしょう?
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0:46 - 0:50ノクチス・ラビリンサスのような迷路に
大邸宅を建てるというのは? -
0:50 - 0:53ハッピーフェイス・クレーターの閑静な住まい?
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0:53 - 0:56人面岩の上に要塞を建てるとか?
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0:56 - 0:58海の眺望が欲しい?
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0:58 - 1:01うーん 残念ながら 最後の要望については
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1:01 - 1:0440億年ほど遅かったようです
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1:04 - 1:08かつては火星にも海、湖、川など
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1:08 - 1:10全てがそろっていましたが
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1:10 - 1:14時が経つにつれ ほぼ全ての水が
地下で凍ったり -
1:14 - 1:17宇宙へ蒸発してしまいました
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1:17 - 1:19おそらく いくらかは
まだ残っているはずですが -
1:19 - 1:25季節によって溶けたり凍ったりする
二酸化炭素でできた極冠の下です -
1:25 - 1:29では もし地表に水があれば 今日の火星は
どのような姿だったでしょう? -
1:29 - 1:32もちろん どこまで仮説を
展開するかによりますが -
1:32 - 1:35おそらくこんな感じでしょう
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1:35 - 1:39比較的平坦な北半球は
平均的な標高よりもやや低めなので -
1:39 - 1:421つの巨大な海になっていたでしょう
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1:42 - 1:44一方 クレーターだらけの南半球は
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1:44 - 1:47標高が高く乾燥していたと考えられます
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1:47 - 1:50北半球と南半球の間で
このような差があることは少し奇妙ですが -
1:50 - 1:53その理由は解明されていません
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1:53 - 1:55南半球の方がより古くから
存在していたようです -
1:55 - 1:57クレーターの数などの特徴や
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1:57 - 2:03北半球に火山活動の痕跡が多いということから
こう考えられています -
2:03 - 2:04でも ひょっとしたら
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2:04 - 2:07いつか火星に 海ができるかも?
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2:07 - 2:12しかし今 火星にあるのは
巨大でほこりっぽい砂漠です -
2:12 - 2:15実際 地球上の砂漠と類似点があるので
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2:15 - 2:19地球にいながらして
火星について 多くを学ぶ事ができました -
2:19 - 2:22例えば 火星の砂丘は
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2:22 - 2:25地球の砂丘と同じように
形成され 作用します -
2:25 - 2:28しかし 火星には地球に比べて
重力が約3分の1しかないので -
2:28 - 2:33しばしば火星の砂丘は地球の
約2倍もの大きさになります -
2:33 - 2:36TARsのように地球では見られない
火星特有のものもあります -
2:36 - 2:41TARsは
頂上のない高さ最大15mの砂丘です -
2:41 - 2:45どのように形成されるかは
未だ解明されていません -
2:45 - 2:46こんな風にも思うでしょう
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2:46 - 2:49「惑星一帯に広がる砂漠と
地球のような大気が -
2:49 - 2:51組み合わさればどうなるか?
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2:51 - 2:56風が圧力の差を引き起こし
砂嵐が起こりやすくなるのでは?」 -
2:56 - 2:59これらは赤い惑星における
主要な気象災害です -
2:59 - 3:02地上や空気中に錆びた鉄の粒子を
分散することによって -
3:02 - 3:08砂嵐は赤い惑星を形成する大きな役割を
しています -
3:08 - 3:10低重力で湿度が欠如しているため
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3:10 - 3:15これらの砂嵐は何ヶ月も続き
惑星を砂で覆うのです -
3:15 - 3:20だから 家はできるだけ高いところに
建てたいと思うでしょう -
3:20 - 3:21でも 探さなくても大丈夫です
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3:21 - 3:27これはオリンポス山という
太陽系最大の火山です -
3:27 - 3:29たとえ火星の大気が吸えるとしても
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3:29 - 3:3525kmの頂点からの眺めに
息をのんでしまうでしょう -
3:35 - 3:36火山など興味はない?
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3:36 - 3:42それでは太陽系最大の峡谷
マリネリス峡谷はいかがでしょう? -
3:42 - 3:44幅が広いので一方の縁からでは
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3:44 - 3:48反対側の縁が地平線の曲線よりも
下に見えます -
3:48 - 3:54それでもなお 日中は赤い空に
青い夕日が沈む景観を楽しめます -
3:54 - 3:57空が赤い理由は 砂塵が青い光を吸収してしまい
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3:57 - 4:02赤い太陽光が 大気で散乱されるからです
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4:02 - 4:06やる気や好奇心が湧いてきましたか?
それとも指をくわえて待っているだけですか? -
4:06 - 4:11今日こそ さっさと火星への一歩を
踏み出しましょう -
4:11 - 4:14火星―未曾有の赤い惑星へ
- Title:
- 本当に火星に住むことはできるの?―マリ・フォロータン
- Description:
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近頃、火星への移住時期や方法について繰り返し議論がされています。しかし、実際に火星に住むというのはどんな感じなのでしょうか?マリ・フォロータンが非常に地球と似ている点、あるいはこの赤い惑星にのみ存在する火星の特徴を詳しく説明します。
講師:マリ・フォロータン アニメーション:ニック・ヒルディッチ
*このビデオの教材: https://ed.ted.com/lessons/could-we-actually-live-on-mars-mari-foroutan#watch - Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:30
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Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for Could we actually live on Mars? - Mari Foroutan | |
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Misaki Sato accepted Japanese subtitles for Could we actually live on Mars? - Mari Foroutan | |
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