キャサリン・シュルツ: 間違えるという事
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0:00 - 0:031995年の事でした
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0:03 - 0:05大学生だった私は
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0:05 - 0:08友人と車の旅に出ました
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0:08 - 0:10ロードアイランド州のプロビデンスから
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0:10 - 0:12オレゴン州のポートランドまでです
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0:12 - 0:15二人とも若く 職にも就いていなかったので
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0:15 - 0:17一般道を使って遠回りをしました
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0:17 - 0:19州立公園や
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0:19 - 0:22国有林を通って
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0:22 - 0:25できる限り長い距離を走りました
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0:26 - 0:29サウスダコタ州の真ん中あたりで
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0:29 - 0:32私は友人に
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0:32 - 0:34質問をしました
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0:34 - 0:362000マイルのドライブの間
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0:36 - 0:39ずっと気になっていた事です
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0:40 - 0:44"道の脇に見える漢字は どういう意味?"
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0:47 - 0:51友人はポカンとして私を見つめました
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0:51 - 0:53最前列にお座りの男性が
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0:53 - 0:56その時の彼女とまさに同じ表情をしています
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0:56 - 0:59(観衆 笑)
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0:59 - 1:01“だから
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1:01 - 1:03さっきから出てる
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1:03 - 1:06漢字の標識よ”
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1:07 - 1:10友人はしばらく私を見つめ
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1:10 - 1:13そして大笑いしました
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1:13 - 1:15私の質問を理解したのです
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1:15 - 1:18この標識のことです
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1:18 - 1:24(観衆 笑)
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1:24 - 1:28ピクニック場を示す有名な漢字です
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1:28 - 1:30(観衆 笑)
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1:30 - 1:34私はこの5年間ずっと
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1:34 - 1:36似たような状況について
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1:36 - 1:39考えてきました
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1:39 - 1:41なぜ時々人は 標識の意味を
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1:41 - 1:43間違えるのか?
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1:43 - 1:46間違えた時 人はどう反応するのか?
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1:46 - 1:50これは人間の本質の何を示すのか?
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1:50 - 1:52言い換えると クリスさんが言ったように
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1:52 - 1:54私はこの5年間
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1:54 - 1:57間違えるという事について考えてきました
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1:57 - 2:00変わったキャリア転換と思われるでしょう
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2:00 - 2:03でも良い所もあります
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2:03 - 2:05仕事の競争はありません
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2:05 - 2:07(観衆 笑)
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2:07 - 2:10実際 多くの人々は間違いを避けるために
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2:10 - 2:13できる限りの事をします
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2:13 - 2:15少なくとも 自分が間違えるという
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2:15 - 2:17可能性は考えません
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2:17 - 2:19理論の上では
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2:19 - 2:21ここにいる全員が間違いをすると理解しています
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2:22 - 2:25一般的に 人間は間違いをしがちな生き物です
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2:26 - 2:29でも私自身について言えば
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2:29 - 2:31自分の信念にかけて
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2:31 - 2:34今この瞬間には
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2:34 - 2:38間違いをしがちな性質への理論上の理解は
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2:38 - 2:41完全に消え失せています
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2:41 - 2:44自分が間違っているとは思いもしません
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2:45 - 2:48つまり私たちは現在時制で生きているのです
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2:48 - 2:51現在時制で会議に出席し
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2:51 - 2:53現在時制で家族と休暇に出かけ
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2:53 - 2:57現在時制で投票します
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2:57 - 3:00事実上 私たちは一生
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3:00 - 3:02常に正しいという感情に捕らわれて
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3:02 - 3:05過ごす羽目になるのです
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3:06 - 3:08これこそが問題です
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3:08 - 3:11仕事やプライベートを問わず
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3:11 - 3:14私たち個人レベルの問題であり
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3:14 - 3:17人類全体の文化上の問題でもあります
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3:17 - 3:19今日は最初に
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3:19 - 3:22正しいという感情に
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3:22 - 3:24陥る理由をお話します
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3:24 - 3:27次に なぜそれが問題なのか
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3:27 - 3:29そして最後に 正しいという感情から
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3:29 - 3:31抜け出す事は可能だと
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3:31 - 3:33皆さんにご理解いただきたいのです
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3:33 - 3:35正しいという感情から
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3:35 - 3:37抜け出す事は
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3:37 - 3:40道徳的で知的で創造的な素晴らしい飛躍です
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3:42 - 3:44なぜ私たちは
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3:44 - 3:46正しいという感情に陥ってしまうのでしょう
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3:46 - 3:49理由の一つは 間違える時の感情に起因します
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3:49 - 3:51皆さんにお尋ねします―
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3:51 - 3:55そちらの方々に伺いましょう 近くですから
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3:55 - 3:58間違えるという事について 気持ちの上では
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3:58 - 4:01どのように感じますか?
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4:01 - 4:04嫌悪 不満
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4:04 - 4:06羞恥 良い回答です
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4:06 - 4:08嫌悪 不満 羞恥
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4:08 - 4:11ありがとう 素晴らしい回答です
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4:11 - 4:14でも質問を取り違えています
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4:14 - 4:16皆さんの回答は
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4:16 - 4:19“間違いを認識した時どう感じるか?”です
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4:19 - 4:23(観衆 笑)
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4:23 - 4:26間違いを認識した時 回答の通りに感じます
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4:26 - 4:29つまり 破壊的であり 啓示的
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4:29 - 4:31私の漢字の間違いのように
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4:31 - 4:34冗談に聞こえるかもしれません
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4:34 - 4:37しかし 間違える行為には
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4:37 - 4:39何の感情も伴わないのです
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4:39 - 4:421つ例をご紹介します
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4:42 - 4:44アニメのルーニー・テューンズを覚えていますか?
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4:44 - 4:46哀れなコヨーテは
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4:46 - 4:48ロードランナーを追いかけますが 失敗します
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4:48 - 4:51毎回のように登場するエピソードです
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4:51 - 4:53コヨーテがロードランナーを追いかけて
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4:53 - 4:55ロードランナーは崖の先に逃げます
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4:55 - 4:58ロードランナーは大丈夫 鳥なので飛べます
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4:58 - 5:02でもコヨーテが 崖より先に追いかけると
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5:02 - 5:04面白い事に
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5:04 - 5:06子供なら面白いはずですが
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5:06 - 5:08コヨーテも大丈夫な事です
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5:08 - 5:10コヨーテは走り続けます
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5:10 - 5:12足元を見るまでずっと
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5:12 - 5:15自分が空中にいると気付いたら
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5:15 - 5:18その時 落下が始まるのです
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5:19 - 5:21私たちが間違える時―
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5:21 - 5:24間違いを認識する直前は―
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5:24 - 5:27コヨーテそのものです
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5:27 - 5:30崖の先に行った後 下を見るまでの瞬間です
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5:31 - 5:34もう間違っているのに
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5:34 - 5:36ピンチに立っているのに
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5:36 - 5:39地面の上に居るかのように感じる
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5:40 - 5:43先ほどの言葉を訂正します
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5:43 - 5:46違う感情が起きるのです
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5:46 - 5:49つまり正しいと感じます
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5:49 - 5:52(観衆 笑)
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5:52 - 5:55これが正しさに固執する
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5:55 - 5:57構造上の1つの理由です
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5:57 - 5:59間違いの盲目性と私は呼んでいます
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5:59 - 6:01多くの場合
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6:01 - 6:04何か間違いをした時
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6:04 - 6:06それには全く気がつきません
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6:06 - 6:09手遅れなのです
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6:09 - 6:12正しいという感情に陥る 2つ目の理由は
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6:12 - 6:14文化的なものです
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6:15 - 6:18小学生の頃を思い出してください
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6:18 - 6:20あなたは教室に居て
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6:20 - 6:23先生がテストを返却します
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6:23 - 6:25生徒の中にはこんな表情の子もいます
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6:25 - 6:27私ではありませんよ
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6:27 - 6:29(観衆 笑)
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6:29 - 6:32あなたが小学校に居て
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6:32 - 6:34採点されたテストを受け取る時
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6:34 - 6:37こんな評価を受ける子は
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6:37 - 6:40頭の悪い トラブルメーカーと思いますよね
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6:40 - 6:43宿題は絶対やらない子です
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6:43 - 6:46つまり 9歳になる頃には
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6:46 - 6:48すでに学習しているのです
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6:48 - 6:50間違いをする人間は
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6:50 - 6:53怠け者で 無責任で 愚か者であると
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6:53 - 6:55そして
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6:55 - 6:57人生で成功する方法は
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6:57 - 7:00間違いをしない事だと
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7:01 - 7:05この悪い教訓をしっかりと学びます
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7:06 - 7:08多くの人々は―
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7:08 - 7:12特にこの会場の大多数の方は
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7:12 - 7:14この教訓をもとに
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7:14 - 7:16完璧な優等生になるのです
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7:16 - 7:19完璧主義者 頑張り屋さん
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7:19 - 7:21そうです
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7:21 - 7:25CFO兼宇宙物理学者で 熱心なマラソン選手の方のように
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7:25 - 7:32(観衆 笑)
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7:32 - 7:36皆さんはCFO兼宇宙物理学者で 熱心なマラソン選手ですね
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7:36 - 7:38いいでしょう
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7:38 - 7:41間違いをする可能性に
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7:41 - 7:43恐れる事を除けば
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7:43 - 7:46間違いの盲目性によると
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7:46 - 7:48間違いをする事は
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7:48 - 7:51何か自分に間違いがあると意味します
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7:51 - 7:53だから人は正しいと主張するのです
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7:53 - 7:55自分は賢くて信頼を得る高潔で
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7:55 - 7:58安全な人間と感じるためです
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7:59 - 8:01ある女性の話をしましょう
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8:01 - 8:03数年前
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8:03 - 8:06ベス・イスラエル・ディアコネス・メディカルセンターで手術を受けました
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8:06 - 8:08ボストンのベス・イスラエルは
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8:08 - 8:10ハーバードの教育病院で―
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8:10 - 8:12全米屈指の病院です
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8:12 - 8:15その女性は手術室に運ばれ
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8:15 - 8:17麻酔をかけられ 手術を受け
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8:17 - 8:20縫合され 術後回復室に入りました
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8:20 - 8:23すべてが順調に見えました
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8:23 - 8:26彼女は眼を覚まし 自分の姿を見て言いました
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8:26 - 8:30“なぜ違う側が包帯されているのかしら?”
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8:30 - 8:33間違った側面に包帯が巻かれていたのです
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8:33 - 8:35外科医が手術したのは
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8:35 - 8:38手術すべき右足ではなく 左足だったのです
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8:39 - 8:42ベス・イスラエルの医療機能評価機構の副会長が
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8:42 - 8:45この出来事について
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8:45 - 8:48非常に興味深い発言をしました
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8:48 - 8:51“どんな理由にせよ
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8:51 - 8:53外科医は純粋に
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8:53 - 8:55患者の正しい側面を手術していると思っていた”
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8:55 - 8:58(観衆 笑)
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9:00 - 9:02この話の要点は
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9:02 - 9:05いかなる場合でも 正しいという感覚に
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9:05 - 9:08頼りすぎると
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9:08 - 9:11危険だという事です
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9:11 - 9:14直感的に正しいと思う事は
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9:14 - 9:16頻繁にありますが
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9:16 - 9:18外界の現実の出来事の
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9:18 - 9:21指針としては信頼できません
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9:21 - 9:23正しさの内部感覚を信頼し
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9:23 - 9:27間違いをする可能性を楽しむ事を
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9:27 - 9:29やめてしまうと
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9:29 - 9:33メキシコ湾に2億ガロンの石油を投棄したり
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9:33 - 9:36世界経済を粉砕したりする事態に陥ります
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9:37 - 9:40とても現実的な問題なのです
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9:40 - 9:43同時に 社会的な問題です
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9:43 - 9:47正しく感じる瞬間とは
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9:47 - 9:49あなたの信念が
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9:49 - 9:52そのまま現実に反映された時です
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9:52 - 9:54正しいと感じるている時
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9:54 - 9:56仮に何か解決すべき問題があって
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9:56 - 9:58周囲の全員があなたに反対している時
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9:58 - 10:01彼らに どう説明しますか?
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10:01 - 10:04多くの人は 残念な仮説に基づき
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10:04 - 10:07同じ方法を使って説明します
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10:08 - 10:11周囲に反対されたら まず最初に
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10:11 - 10:14彼らが無知だと思います
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10:14 - 10:16同じ情報を持たないため
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10:16 - 10:19親切に情報を共有してあげれば
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10:19 - 10:22彼らは真理を知り 自分の側につくだろうと
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10:22 - 10:25この考えが違った場合
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10:25 - 10:27つまり 同じ事実を共有していても
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10:27 - 10:29彼らに反対されたら
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10:29 - 10:312つ目の仮説を立てます
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10:31 - 10:33彼らは間抜け
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10:33 - 10:35(観衆 笑)
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10:35 - 10:37パズルのピースが全て揃っても
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10:37 - 10:40愚かさ故に 正しくピースを合わせられない
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10:40 - 10:42さらにその仮説が正しくない場合
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10:42 - 10:45つまり 彼らは反対し
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10:45 - 10:47同じ事実を共有し
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10:47 - 10:50彼らは優秀である
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10:50 - 10:53そこで3つ目の仮説に移ります
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10:53 - 10:56彼らは真実を知っていて
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10:56 - 10:58悪意を持って
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10:58 - 11:01意図的に歪めているのだと
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11:02 - 11:04これは大惨事です
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11:04 - 11:07自身の正しさへの愛着は
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11:07 - 11:09最も大事な時でも
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11:09 - 11:11間違いの防止には役立ちません
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11:11 - 11:14酷い態度で接し合う事態を招きます
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11:15 - 11:17私にとって 最も不可解で
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11:17 - 11:20悲劇的な事は
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11:20 - 11:24人間である意味を失う事です
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11:24 - 11:26例えて言うと
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11:26 - 11:29私たちの考えが半透明な窓で
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11:29 - 11:31ぼんやりと その窓を眺めるだけで
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11:31 - 11:34それが全世界だと評し
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11:34 - 11:36皆が同じ窓から眺める景色が
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11:36 - 11:38全く同じである事なんて
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11:38 - 11:40望みませんよね
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11:40 - 11:43仮にそれが真実なら 人生はなんと退屈でしょう
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11:43 - 11:46精神の奇跡は
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11:46 - 11:49世界をそのままに見られる事ではなく
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11:50 - 11:53世界を違う角度から見られる事です
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11:54 - 11:56過去を思い出したり
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11:56 - 11:59未来のことを考えたり
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11:59 - 12:01別の場所で別の人物としての生活を
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12:01 - 12:04想像する事も可能です
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12:04 - 12:06人は それぞれ違う視点を持つのです
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12:06 - 12:08同じ夜空を見上げて
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12:08 - 12:10夜空がこのように見えたり
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12:10 - 12:12またはこんな風に
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12:12 - 12:15こう見えるのと同じです
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12:15 - 12:18そうです 違う視点も 間違いの要因です
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12:19 - 12:211200年前 デカルトは有名な言葉を残しました
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12:21 - 12:23“我思う 故に我あり”
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12:23 - 12:25聖アウグスティヌスも 座り込み
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12:25 - 12:28“ファーラー エルゴ スム”と書き残しました
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12:28 - 12:32“我誤る 故に我あり”
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12:32 - 12:34アウグスティヌスは
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12:34 - 12:36失敗する能力は
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12:36 - 12:38人間の仕組みの中の
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12:38 - 12:40恥ずべき欠点ではなく
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12:40 - 12:43克服し 乗り越えらえるものと考えました
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12:43 - 12:46人間の在り方の根本です
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12:46 - 12:48なぜなら 神と違って人間は
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12:48 - 12:51すべての出来事を把握はできません
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12:51 - 12:54また 他の動物と違って
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12:54 - 12:58その出来事を理解することに執着します
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12:58 - 13:00私にとって この執着こそが
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13:00 - 13:02生産や創造の
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13:02 - 13:05すべての根源です
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13:05 - 13:08昨年 諸般の事情から
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13:08 - 13:10公営ラジオをよく聴きました
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13:10 - 13:12アメリカン・ライフという名前の番組を
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13:12 - 13:15ずっと聴いているうちに
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13:15 - 13:18ある時
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13:18 - 13:21番組は全て 間違いに関する話だと考え始めました
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13:22 - 13:24最初は思いました
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13:24 - 13:26私は頭がおかしくなってしまった
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13:26 - 13:28正気じゃないおばさんだ
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13:28 - 13:30常にそう感じていました
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13:30 - 13:32本当の話です
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13:32 - 13:34でも数ヵ月後
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13:34 - 13:36番組司会者のアイラ・グラスにインタビューする機会があり
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13:36 - 13:38彼にこの事を話すと
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13:38 - 13:41彼は言いました
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13:41 - 13:43“別におかしくない 本当だよ
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13:43 - 13:45スタッフは
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13:45 - 13:47番組のエピソードには
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13:47 - 13:50共通の秘密のテーマがあるって笑うよ
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13:50 - 13:52秘密のテーマとは
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13:52 - 13:55『最初に予測していた事と
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13:55 - 13:58別の事が代わりに起こる』”
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13:58 - 14:01“実のところ
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14:01 - 14:03驚きや逆転
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14:03 - 14:05誤りの瞬間が
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14:05 - 14:07ストーリーを成立させる為に必要だ”
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14:07 - 14:09他の人や観客
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14:09 - 14:12リスナーや読者たちは
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14:12 - 14:14もう夢中です
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14:14 - 14:17ひねりの効いたプロットや
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14:17 - 14:20ひっかけや 意外な結末が好きなのです
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14:20 - 14:23ストーリーに関して言えば
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14:23 - 14:26間違える事は大好きです
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14:26 - 14:28ストーリーと同じ事が
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14:28 - 14:31人生にも当てはまります
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14:31 - 14:34最初に起こると思った事と
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14:34 - 14:37違う事が起こる
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14:37 - 14:39ジョージ・ブッシュ元大統領はイラクに侵攻し
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14:39 - 14:41大量破壊兵器を沢山発見するだろうと考えました
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14:41 - 14:44人々を解放し 中東に民主主義をもたらすと
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14:45 - 14:47でも代わりに別の事が起きました
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14:48 - 14:50ホスニ・ムバラク元大統領は
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14:50 - 14:52生涯 エジプトの独裁者として
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14:52 - 14:54老衰か病気になるまで地位に留まり
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14:54 - 14:57息子に支配権を譲ると考えていました
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14:57 - 15:00でも代わりに別の事が起きました
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15:01 - 15:03きっとあなたも昔は
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15:03 - 15:05大人になって 高校時代の恋人と結婚し
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15:05 - 15:08故郷に帰り 子育てをする姿を想像したでしょう
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15:09 - 15:12でも代わりに別の事が起きました
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15:12 - 15:14それから私は
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15:14 - 15:16途方もなく間抜けな本を書いていると思っていました
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15:16 - 15:18人が嫌うテーマについて
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15:18 - 15:21存在しない観客のために
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15:21 - 15:23でも代わりに別の事が起きました
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15:23 - 15:25(観衆 笑)
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15:25 - 15:27つまり これが人生です
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15:27 - 15:29良くも悪くも
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15:29 - 15:32このような素晴らしいストーリーは
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15:32 - 15:34世界中で作り出されています
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15:34 - 15:37地球は回り 私たちを驚かせます
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15:40 - 15:43悪く思わないでください この会議はすべて
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15:43 - 15:45私達の持つ 間違える性質のための
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15:45 - 15:47素晴らしいモニュメントなのです
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15:47 - 15:49この一週間
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15:49 - 15:51革新や進歩について
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15:51 - 15:53そして 改善について話をしました
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15:53 - 15:56なぜ革新 進歩 改善が
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15:56 - 15:58必要なのでしょう?
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15:58 - 16:00その理由の半分は
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16:00 - 16:03小難しくて 世界を変えると言った―
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16:03 - 16:05TED 1998です―
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16:05 - 16:07
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16:07 - 16:11(観衆 笑)
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16:11 - 16:13そんなに上手くいきませんでしたよね
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16:13 - 16:15(観衆 笑)
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16:15 - 16:18早めに会場から脱出した方が良さそうです
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16:18 - 16:22(観衆 笑)
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16:22 - 16:27(観衆 拍手)
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16:27 - 16:30つまり
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16:30 - 16:32こういう事です
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16:32 - 16:34アイデアを思いつき
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16:34 - 16:37話をして
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16:37 - 16:40会議を開催する
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16:40 - 16:42テーマは
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16:42 - 16:44もう何百万回も聞かされた
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16:44 - 16:46驚きの再発見です
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16:46 - 16:48私にとって
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16:48 - 16:51驚きを再発見することは
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16:51 - 16:53自分を解放し 正しさという名の
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16:53 - 16:59小さくて恐ろしい殻から抜け出すことです
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16:59 - 17:02お互いを見つめ
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17:02 - 17:05この広大で
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17:05 - 17:08複雑で神秘的な
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17:08 - 17:11宇宙を仰ぎ
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17:11 - 17:14こう呟く事です
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17:14 - 17:18ああ 何だろう
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17:18 - 17:20きっと自分は間違っている'
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17:20 - 17:22ありがとうございます
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17:22 - 17:25(観衆 拍手)
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17:25 - 17:27皆さんありがとう
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17:27 - 17:30(観衆 拍手)
- Title:
- キャサリン・シュルツ: 間違えるという事
- Speaker:
- Kathryn Schulz
- Description:
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多くの人々は、間違いを避けようとします。でも、それ自体が間違いだとしたら?“間違い主義者”のキャサリン・シュルツが、人間の持つ、間違いをしがちな性質を受容するための事例をご紹介します。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 17:31