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「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。

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    今日はエネルギーと気候について話そうと思います
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    少し驚かれるかもしれません
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    私の財団での主な仕事はワクチンとか農業といったものだからです
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    貧しい暮らしをしている20億の人々の生活を改善するため
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    投資や援助が必要な分野です
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    でも エネルギーや気象も 貧しい人々に大きな影響があります
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    最も影響を受けるのが貧しい人々なのです
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    気候が悪くなれば 何年も作物が育たなくなります
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    雨が降りすぎたり 足りなかったり
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    彼らの脆弱な環境の限界を越えて
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    様々な変化が起きるでしょう
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    飢餓が発生し 混乱や争乱が起こります
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    つまり 気候変動は貧しい人々への脅威となるのです
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    エネルギーの価格にも 大きな意味があります
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    何か一つだけ価格を下げて 貧困を減らせるとしたら
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    間違いなく エネルギーを選択することでしょう
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    エネルギーの価格は時代とともに低下してきています
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    まさに 先進文明はエネルギーの進歩をその基礎としています
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    石炭革命によって産業革命に火がつきました
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    また 1900年代にすでに 電力価格は急激に低下しています
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    だからこそ 冷蔵庫やエアコンを使い
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    新素材を創り出し いろいろなことが可能になっているのです
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    豊かな世界では 電力によって素晴らしい環境がもたらされています
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    しかし価格が低下すると - たとえば価格を半分としてみましょう -
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    別の制約に直面します
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    CO2に関する制限です
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    CO2は地球を暖めます
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    CO2の方程式は非常に分かりやすいものです
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    CO2排出の蓄積が
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    気温上昇につながります
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    気温が上昇すると 大変困ったことがいくつか起きます
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    気候はもちろん おそらく最悪の 直接目に見えない影響は
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    自然のエコシステムが急激な変化に対応できず
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    エコシステムを崩壊に追いやってしまうことです
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    一定量のCO2 の増加が
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    どれほどの温度上昇に相当するのか 正確な関係や
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    正のフィードバックがどう作用するのかに関して
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    不明点があるにしても ほぼ解明されています
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    どの程度の悪影響があるかは確かに不明なのですが
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    大きな影響であることは確かです
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    優秀な科学者になんどか尋ねてみました
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    本当にゼロにする必要があるのかどうか
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    半分とか1/4ではダメなのか?
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    ゼロに近づけるまでは
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    気温は上昇を続ける という答えでした
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    これは大きな課題です
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    12フィートのトラックが10フィートの橋の通り抜けるのとは違います
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    掘り下げればいいのですからね
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    ゼロにしなければなりません
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    毎年 我々は大量の炭酸ガスを排出しています
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    260億トン以上にもなります
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    アメリカ人一人あたり20トンです
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    貧困国では1トンにもなりません
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    地球全体を平均すればひとり5トンになります
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    なんとかして状況を変えなければなりません
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    ゼロに近づける必要があるのです
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    排出量は増え続けてきました
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    増加を抑えることができたのは 経済的要因のみでした
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    つまり 急上昇から
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    下降へ 下降を続けてゼロにまで下げなければならないのです
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    この方程式には4つの変数があります
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    掛け算が必要です
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    左側にゼロに減らしたいCO2があります
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    この量を決定するのは 人の数
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    一人当たりのサービス量
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    サービス当たりのエネルギー量
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    エネルギー単位あたりのCO2排出量です
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    それぞれの量を検討して
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    どうすればゼロにできるかを考えましょう
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    いずれかの数値をほぼゼロにすることが必要なはずです
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    高校の代数の授業のようですが
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    少し我慢してください
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    まずは人口です
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    現在 世界の人口は68億人です
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    90億人程度まで増加します
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    しかし 新ワクチンや保健医療
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    生殖関連で十分な成果を納めれば
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    おそらく 10%から15%抑えることができるかもしれません
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    しかし今は 増加率を1.3と見ています
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    二つ目の変数はサービスです
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    食べ物 衣料 テレビ 暖房
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    全ての物がサービスに含まれます
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    どれも素晴らしい物です
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    貧困からの脱出とは サービスを地上の全ての人々に
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    行き渡らせることなのです
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    この数値が増加するのは素晴らしいことです
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    豊かな国 おそらく上位の10億人については
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    利用するサービスを削減することが可能でしょう
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    しかし毎年 平均するとこの数値は上昇してゆくはずです
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    一人当たりに配分されるサービスの量は
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    二倍以上になることでしょう
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    基本的なサービスです
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    家に電灯があるからこそ 家で勉強をすることができます
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    しかしこの子たちは違います
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    外で街灯の明かりで宿題をするのです
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    次に効率(efficiency)Eはサービス当たりのエネルギー量です
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    この点に関しては良いニュースがあります
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    上昇していないのです
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    照明に関する多くの発明や 新しい照明方法
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    新タイプの自動車 従来とは異なる建築方法
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    必要なエネルギーを大幅に引き下げることができる
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    サービスがたくさんあります
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    中には90%も削減できるサービスもあります
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    しかし一方で 化学肥料の製造や
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    航空輸送のように
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    削減の余地がほとんど無いサービスもあります
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    しかし楽天的に考えれば
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    1/3 ないし おろらく 1/6 に削減できるはずです
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    しかし この最初の3つの変数だけでは
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    最良の場合でも260億トンを130億トンに削減できる程度でしょう
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    それ以上の削減は望めません
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    では4番目の変数を考えましょう
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    この変数が鍵になります
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    エネルギー量あたりのCO2排出量を示しています
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    問題はこの数値を実質ゼロに近づけることができるかです
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    石炭を燃やしたのでは ダメです
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    天然ガスを燃やしても ダメです
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    現在行われている発電の方法では
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    新しい再生可能エネルギーや原子力を除き CO2を排出します
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    従って 今必要なことは 地球規模で
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    新しいシステムを創り出すことです
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    つまり 「奇跡の」エネルギーが必要なのです
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    「奇跡」ではあっても 不可能ではありません
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    マイクロプロセッサは奇跡です パソコンも奇跡
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    インターネットやそのサービスも奇跡です
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    我々は数多くの奇跡をつくりだしてきました
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    通常は 締め切り日は設定されていません
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    いつまでに奇跡を起こさなければならない とは決まっていないのです
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    向上するもの しないものがあり それをじっと待つのが普通です
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    しかし このケースでは全速力で前進しなければなりません
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    厳しいスケジュールで奇跡を起こさなければならないのです
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    どうすればうまく表現できるでしょうか?
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    どんな 自然の風景や
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    デモをお見せすれば 人々のイマジネーションを刺激できるでしょうか?
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    一年前 蚊を持ってきたときのことを思い出しました
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    皆さん 喜んでくれましたね
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    (笑い)
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    蚊と共に暮らしている人々がいることを
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    よく考えていただけたと思います
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    エネルギーに関してはこれを持ってきました
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    ホタルを放すことを
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    環境に対する今年の貢献にしようと思ったのです
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    野生のホタルを持ってきました
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    噛まれることはないそうですが ビンから離れないかもしれません
  • 8:12 - 8:15
    (笑い)
  • 8:15 - 8:20
    様々の工夫をこらしたソリューションを集めてみました
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    しかし あまり納得できるものではありません
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    ソリューションは一つであるとは限りませんが
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    規模が非常に大きく
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    信頼性が非常に高くなくてはなりません
  • 8:32 - 8:35
    人々は様々な方向に進もうとしていますが
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    大きな成果を得ることができるのは5つだけだと思います
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    波 地熱 核融合 バイオ燃料は含めていません
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    ある程度の貢献は見込めるでしょう
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    期待を上回ってくれるのであれば それに超したことはありません
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    しかし ここでお話ししたいことは
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    この5つに注力せねばならないということなのです
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    手強そうだからといって 一つでも諦めることはできません
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    どれも大きな課題を有しているからです
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    まず 化石燃料の使用について考えましょう
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    石炭や天然ガスを燃焼させることです
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    行うべきことは単純に思えるかもしれませんが 単純ではないのです
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    煙突から出るCO2をすべて取り去り
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    与圧して液体化し どこかへ保管しなければなりません
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    じっとその場に留まってくれと祈ります
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    60%から80%のレベルで この処理を行う試験運用を行っています
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    しかし 100%を達成するには工夫が必要なのです
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    また 大量のCO2をどこに保管すべきかを合意することも難関となります
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    非常に長期にわたる課題であることが最も難しい点でしょう
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    誰が保証できるのでしょうか?
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    原子力やその他 従来の廃棄物と比較して何十億倍にもなる
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    廃棄物を誰が保証してくれるのでしょうか?
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    それほどの量なのです
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    非常に難しい挑戦です
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    次に原子力はどうでしょうか
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    原子力も3つの大きな問題を抱えています
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    規制の厳しい国においては特に コストが高くなります
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    安全性については 問題がなければ それに超したことはありません
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    監視員がいるにしても
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    燃料が兵器に使われないかどうかは安全上の問題なのです
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    廃棄物の処理はどうすればいいのでしょうか?
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    大量の廃棄物ではありませんが 懸念が大きい点となっています
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    この懸念を晴らす必要があります
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    この3つは難しい問題ですが解決可能なはずです
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    さらに努力を重ねなければなりません
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    残りの3つについては まとめてあります
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    よく 再生可能エネルギー源と呼ばれているものです
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    現実のところ これらは燃料を必要としない点では優れていますが
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    不利な点も持ち合わせているのです
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    ます こういった技術で収集できるエネルギー密度が
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    発電所に比べ著しく低い点です
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    エネルギー農場であり 広大な面積が必要になります
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    普通に思いつく発電所の何千倍もの面積が必要なのです
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    また 安定した供給源でもありません
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    お日様は毎日 一日中 照っている訳ではありません
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    風も常に吹いているわけではないのです
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    もし こういった供給源に頼るとすると
  • 11:08 - 11:11
    それを利用できない間 エネルギーを得る
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    別の手段を用意しなければなりません
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    コスト上の大きな問題となります
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    エネルギーを送信する上での課題もあります
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    例えば 供給源が国外にあるとすると
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    技術上の課題が発生するだけでなく
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    エネルギーを国外から得るリスクも考慮が必要になります
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    また 貯蔵に関する課題もあります
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    この問題を検討するために あらゆるタイプのバッテリを
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    チェックしてみました 自動車用 コンピュータ用 携帯用
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    フラッシュライト用など様々なバッテリを調査したのです
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    世界規模で必要になる電力量と比較してみました
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    現在入手できるバッテリをすべて集めても
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    必要なエネルギーを10分供給することができません
  • 11:54 - 11:57
    つまり劇的な技術革新が必要なのです
  • 11:57 - 12:01
    現在私たちが採っているアプローチに比べ
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    百倍単位で貯蔵能力を改善できるような技術革新です
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    不可能ではありませんが 容易なことではありません
  • 12:07 - 12:11
    不安定な供給源からエネルギーを得る場合
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    必要量の20%から30%が上限になるでしょう
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    100%頼るとなると
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    驚くべき「奇跡の」バッテリが必要になるのです
  • 12:23 - 12:26
    では どう進めてゆけばよいのでしょうか 正しいアプローチは何でしょうか?
  • 12:26 - 12:30
    マンハッタン計画でしょうか? どうすれば目的が達成できるのでしょうか?
  • 12:30 - 12:35
    この問題に取り組む企業が数多く必要です 数百でしょう
  • 12:35 - 12:38
    5つの方法にそれぞれに 最低でも100人が取り組む必要があります
  • 12:38 - 12:42
    多くはクレイジーだと言われるでしょう それで構いません
  • 12:42 - 12:45
    このTEDグループの中にも
  • 12:45 - 12:49
    既にこの方向に進んでいる多くの方々がいます
  • 12:49 - 12:53
    ビル=グロスが持っている会社の中に eSolarがあります
  • 12:53 - 12:55
    この会社は優れた太陽熱の技術を有しています
  • 12:55 - 12:59
    ビノッド=コースラは数十社に投資をしていますが
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    優れたビジネスを行っており 将来の可能性もあります
  • 13:03 - 13:05
    私も協力しています
  • 13:05 - 13:09
    ネイサン=ミアボルドと私は ある会社を支援しています
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    驚かれるでしょうが 原子力利用のアプローチを採っている会社です
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    モジュラー型や冷却型など 原子炉に関する技術革新がありました
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    この産業においては技術革新は以前からストップしています
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    従って 優れたアイデアが放置されているという考えは的外れではありません
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    ウランの一部分 つまり1%のU235を燃焼させる代わりに
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    残りの99%であるU238を燃焼させてみよう
  • 13:35 - 13:40
    というのが Terrapowerのアイデアでした
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    クレイジーなアイデアです
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    この方法は昔から考えられていました
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    しかし 上手く行くかどうか 正確にシミュレートできなかったのです
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    最新のスーパーコンピュータを利用できるようになったことで
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    シミュレートが可能になり 適切な燃料を使うアプローチで
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    上手く行きそうだと分かりました
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    99%を燃料として使用することで
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    コスト面で劇的な改善が得られます
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    燃やしているのは廃棄物であり 既存の原子炉でできる
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    すべての残留廃棄物を燃料とすることができるのです
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    廃棄物を懸念するのではなく 利用するのです 優れた方法です
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    ウランを取り込んで燃焼します ローソクのようなものです
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    丸太のようなものがあります 進行波炉と呼ばれています
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    燃料の面では これが解決策となります
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    ケンタッキー州で撮影した写真です
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    99%にあたる 残留物です
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    燃料として利用できる部分は取り去られていますので
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    劣化ウランと呼ばれます
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    アメリカに数百年間 エネルギーを供給できます
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    低価格の方法で海水を濾過するだけで
  • 14:46 - 14:51
    この惑星が未来永劫必要とする量の燃料を入手できるのです
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    課題も多く存在します
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    しかし これは数多く存在する 我々が推進すべき
  • 15:00 - 15:03
    アイデアの一例に過ぎません
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    自分をどうやって評価すべきでしょうか?
  • 15:06 - 15:09
    通信簿をどう作れば良いのでしょう?
  • 15:09 - 15:12
    まず最終目標について考えた後
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    その中間地点を振り返ってみることにしましょう
  • 15:14 - 15:19
    2050年に80%の削減という表現をよく聞きます
  • 15:19 - 15:23
    これは非常に重要で 我々が目指すところです
  • 15:23 - 15:27
    残りの20%は貧しい国々で使い切ることになるでしょう
  • 15:27 - 15:29
    農業もあります
  • 15:29 - 15:33
    林業やセメントの問題は片付いていると思います
  • 15:33 - 15:36
    ですから 80%を達成するには
  • 15:36 - 15:40
    中国のような国々を含む先進国は
  • 15:40 - 15:45
    発電の方法を完全に変えてしまわなければなりません
  • 15:45 - 15:51
    さらに成績を上げるため 排出量ゼロの技術を展開しています
  • 15:51 - 15:53
    すべての先進国での技術展開が完了し
  • 15:53 - 15:56
    その他の国々にも展開をしているとことです
  • 15:56 - 15:58
    これは非常に重要です
  • 15:58 - 16:02
    通信簿の観点となります
  • 16:02 - 16:07
    振り返って 2020年の通信簿はどうなっているべきでしょうか?
  • 16:07 - 16:09
    やはり二つの要素があるはずです
  • 16:09 - 16:13
    削減を進展させるためにはこれらのあらゆる効率化の手段が必要です
  • 16:13 - 16:16
    排出量を減らせば CO2排出量の合計も減らすことができ
  • 16:16 - 16:18
    気温も下がります
  • 16:18 - 16:21
    しかし 我々の評価において
  • 16:21 - 16:25
    大幅な削減にまで至らないことを行うことは
  • 16:25 - 16:29
    もう一方の評価ほど重要ではないのです
  • 16:29 - 16:33
    それはブレイクスルーに属する様々のイノベーションです
  • 16:33 - 16:36
    これらのブレイクスルーは全速力で推進しなければなりません
  • 16:36 - 16:39
    企業やテストプログラム 法規制などがどのように変わったか
  • 16:39 - 16:42
    によってその成果を測定することができるでしょう
  • 16:42 - 16:45
    これについては 素晴らしい本が沢山あります
  • 16:45 - 16:48
    アル=ゴアの「私たちの選択(Our Choice)」
  • 16:48 - 16:51
    デヴィッド=マッケイの''Sustainable Energy Without the Hot Air.''
  • 16:51 - 16:54
    彼等の真剣な取り組みから フレームワークが創られました
  • 16:54 - 16:56
    このフレームワークは広く議論されるべきです
  • 16:56 - 16:59
    幅広い支援が必要なのですから
  • 16:59 - 17:01
    やるべきことは沢山あります
  • 17:01 - 17:03
    願い事です
  • 17:03 - 17:07
    具体的な願い事をすることで このテクノロジーが生まれました
  • 17:07 - 17:10
    次の50年に 一つだけ願い事ができるとしたら
  • 17:10 - 17:12
    大統領の指名を選ぶでしょうか
  • 17:12 - 17:15
    私の天職である ワクチンを選ぶでしょうか
  • 17:15 - 17:17
    あるいは これを選ぶでしょうか
  • 17:17 - 17:21
    CO2を排出しない技術のコストを半減する発明を
  • 17:21 - 17:23
    私はこれを選ぶでしょう
  • 17:23 - 17:25
    非常に影響力の大きな選択肢です
  • 17:25 - 17:27
    これを願わなければ
  • 17:27 - 17:31
    短期を考える人 長期を考える人の溝は広がり続けます
  • 17:31 - 17:34
    アメリカと中国 貧しい国と豊かな国
  • 17:34 - 17:39
    20億人の暮らしはさらに悪化することでしょう
  • 17:39 - 17:41
    では何をすればいいのでしょうか?
  • 17:41 - 17:46
    何を推進してゆかなければならないのでしょうか?
  • 17:46 - 17:49
    さらに研究資金を得る必要があります
  • 17:49 - 17:51
    コペンハーゲンのような場で国々が集まった際には
  • 17:51 - 17:54
    CO2についてのみ議論してもだめなのです
  • 17:54 - 17:56
    イノベーションのアジェンダについて議論すべきです
  • 17:56 - 18:01
    革新的なアプローチに対する
  • 18:01 - 18:03
    支出があまりに低いことに愕然とすることでしょう
  • 18:03 - 18:07
    炭素税やキャップ=アンド=トレードのような市場に対するインセンティブが必要です
  • 18:07 - 18:10
    価格によって信号を発信すべきです
  • 18:10 - 18:12
    メッセージを発信しなければなりません
  • 18:12 - 18:15
    この対話をさらに合理的で 理解を得られるものにしなければなりません
  • 18:15 - 18:18
    それには政府が採るステップも含まれます
  • 18:18 - 18:22
    これは非常に重要な願い事であり 必ず成し遂げられると思っています
  • 18:22 - 18:24
    ありがとう
  • 18:24 - 18:35
    (拍手)
  • 18:35 - 18:37
    ありがとう
  • 18:37 - 18:39
    クリス=アンダーソン:ありがとう ありがとう
  • 18:39 - 18:44
    (拍手)
  • 18:44 - 18:50
    ありがとう Terrapowerについて理解を深めたいと思うのですが
  • 18:50 - 18:55
    まず 投資の規模としてはどのくらいなのでしょうか?
  • 18:55 - 18:59
    ビル=ゲイツ:ソフト開発やスパコンの購入
  • 18:59 - 19:01
    優秀な科学者の雇用は終わっています
  • 19:01 - 19:04
    数千万しか要していません
  • 19:04 - 19:07
    一度 ロシアの原子炉で資材のテストができれば
  • 19:07 - 19:11
    問題がないことがはっきりするはずです
  • 19:11 - 19:13
    それでも数億で済みます
  • 19:13 - 19:16
    難関は試験炉の建設です
  • 19:16 - 19:21
    数十億が必要で 監視機関や建設場所を探して
  • 19:21 - 19:23
    第一号を実際に建設することになります
  • 19:23 - 19:27
    第一号を建設し 宣伝文句通りであることが分かれば
  • 19:27 - 19:31
    明白になります なぜなら経済面 エネルギー密度が
  • 19:31 - 19:33
    既知の原子炉とは全く異なるからです
  • 19:33 - 19:37
    CA: 地中奥深くに 核燃料 使用済みウランの柱を
  • 19:37 - 19:41
    垂直に立てると理解していいでしょうか?
  • 19:41 - 19:43
    そして 上部からプロセスが始まり
  • 19:43 - 19:46
    下の方へ続いてゆくのでしょうか?
  • 19:46 - 19:49
    BG:そうです 現在の原子炉では常に燃料補給が必要です
  • 19:49 - 19:52
    多くの人が複雑な管理をしていて 間違いも起こります
  • 19:52 - 19:55
    容器を開けて 移動して 中身を出し入れするような
  • 19:55 - 19:57
    良くないことです
  • 19:57 - 20:02
    60年間使える安価な燃料があれば
  • 20:02 - 20:04
    丸太と同じだと思って下さい
  • 20:04 - 20:07
    置いておくだけで 従来の複雑さはないのです
  • 20:07 - 20:12
    60年間燃え続け 最後には無くなります
  • 20:12 - 20:16
    CA:廃棄物処理のソリューションとなる原子力発電所ですね
  • 20:16 - 20:18
    BG:そうです 廃棄物は
  • 20:18 - 20:23
    ずっと少なくなりますから そのまま置いておけます
  • 20:23 - 20:25
    実際には 廃棄物を取り出して
  • 20:25 - 20:28
    次の燃料と入れ替えて使うことになります
  • 20:28 - 20:32
    最初の燃料としては 既に存在している廃棄物
  • 20:32 - 20:36
    冷却プールやドライ・キャスク(貯蔵槽)にある廃棄物を利用します
  • 20:36 - 20:38
    最初の燃料となる訳です
  • 20:38 - 20:41
    従来の原子炉でずっと問題になっていた物が
  • 20:41 - 20:43
    我々の原子炉に送り込まれるのです
  • 20:43 - 20:46
    このプロセスによって 廃棄物を
  • 20:46 - 20:48
    劇的に削減することができるはずです
  • 20:48 - 20:50
    CA:このアプローチの可能性について 世界中の人々と
  • 20:50 - 20:52
    話されたと思いますが
  • 20:52 - 20:55
    実際にこれを行うことに最も関心を示した国はどこですか?
  • 20:55 - 20:58
    BG:まだ特定の場所を選択してはいません
  • 20:58 - 21:06
    核と名のつく物には奇妙な開示ルールがつきものです
  • 21:06 - 21:08
    多くの人が関心を示します
  • 21:08 - 21:12
    ロシア インド 中国の会社の人たちと会っています
  • 21:12 - 21:14
    こちらでエネルギー大臣ともお会いできたので
  • 21:14 - 21:18
    このアプローチがエネルギー計画に合致するかどうか話しました
  • 21:18 - 21:21
    ですから楽観しています 日仏の企業はすでに対応をしています
  • 21:21 - 21:25
    今までに行われてきたことの改良なのです
  • 21:25 - 21:29
    著しく進歩していますが 高速炉と同じです
  • 21:29 - 21:31
    高速炉は既に多くの国々で建設されています
  • 21:31 - 21:36
    高速炉の経験があれば 1号機を建設できる候補者です
  • 21:36 - 21:41
    CA: 実現までの期間と可能性を
  • 21:41 - 21:44
    どう見ていますか?
  • 21:44 - 21:49
    BG:高度な発電施設を すごく安く
  • 21:49 - 21:51
    建設しなければなりません
  • 21:51 - 21:55
    開発に 20 年 普及に 20 年かかります
  • 21:55 - 22:00
    環境モデルから導かれる その
  • 22:00 - 22:02
    デッドラインには間に合わせないといけません
  • 22:02 - 22:07
    Terrapowerがうまくゆけば 簡単なことでしょう
  • 22:07 - 22:09
    そう望んでいます
  • 22:09 - 22:12
    また現在 幸いにも数十の会社が取り組み
  • 22:12 - 22:14
    ― 数百社に増えて欲しいのですが ―
  • 22:14 - 22:16
    同様に その科学技術が成果を収め
  • 22:16 - 22:19
    試験施設の資金集めが順調に進めば
  • 22:19 - 22:21
    よい競合となるはずです
  • 22:21 - 22:23
    多くの会社が成功すれば
  • 22:23 - 22:26
    良い部分を取り入れて使うことができます
  • 22:26 - 22:28
    まず 一つが成功する必要があります
  • 22:28 - 22:31
    CA:長期間の間には状況が激変する可能性もあります
  • 22:31 - 22:34
    最も大きな関心事は他にあるのでしょうか?
  • 22:34 - 22:38
    BG:エネルギー革命は最も重要なことです
  • 22:38 - 22:40
    もし環境問題がなかったとしても それは変わりません
  • 22:40 - 22:45
    環境問題は単に エネルギー革命の重要性を大きくしているだけです
  • 22:45 - 22:48
    原子力の分野では他にもイノベータが存在します
  • 22:48 - 22:51
    我々と同じくらい良い仕事をしているかどうかは分かりませんが
  • 22:51 - 22:54
    モジュラー型で 別のアプローチを採っている人々もいます
  • 22:54 - 22:58
    冷却型もありますが 難しそうです
  • 22:58 - 23:00
    我々も難しそうと評価されるかもしれません
  • 23:00 - 23:03
    様々な型の原子炉がありますが
  • 23:03 - 23:06
    素晴らしい点は ウランの分子が 石炭などに比べて
  • 23:06 - 23:10
    百万倍ものエネルギーを有しており
  • 23:10 - 23:13
    もしマイナスの面を克服できれば
  • 23:13 - 23:16
    つまり放射能の問題ですが
  • 23:16 - 23:19
    環境への影響やコスト 土地の有効利用などの面での
  • 23:19 - 23:21
    効率といった観点から
  • 23:21 - 23:25
    他とは比較にならないでしょう
  • 23:25 - 23:29
    CA:うまく行かなかった場合は?
  • 23:29 - 23:33
    気温を安定させるための試みとして
  • 23:33 - 23:36
    なにか緊急手段を検討しなければならないでしょうか?
  • 23:36 - 23:38
    BG:そういう状況というのは
  • 23:38 - 23:43
    食べ過ぎて 心臓発作を起こしてしまったようなものです
  • 23:43 - 23:47
    どうしますか?心臓手術が必要かもしれません
  • 23:47 - 23:51
    地球工学と呼ばれる一連の研究があります
  • 23:51 - 23:54
    温熱効果を遅らせる様々な技術があり
  • 23:54 - 23:57
    20年か30年の時間的猶予を与えてくれるでしょう
  • 23:57 - 23:59
    これが一種の保険となります
  • 23:59 - 24:01
    必要なければ良いと思います
  • 24:01 - 24:03
    中には 保険なんて掛けない方が良いという人もいます
  • 24:03 - 24:05
    保険があるから 怠惰な生活を続け 食べ続けるのだ
  • 24:05 - 24:09
    心臓手術で助かるだろうと考えるからだ というのですが―
  • 24:09 - 24:12
    問題の重要性を考えれば 良い考えには思えません
  • 24:12 - 24:16
    しかし 地球工学についての議論も始めておくべきでしょう
  • 24:16 - 24:20
    状況が予想より早く悪化したり
  • 24:20 - 24:23
    技術改革が予想より遅い可能性もあるのですから
  • 24:25 - 24:30
    CA:気候変動に懐疑的な人々に話しておくことはありますか
  • 24:30 - 24:34
    彼らが間違っていると納得させることはできるでしょうか?
  • 24:35 - 24:39
    BG:残念ですが 懐疑論者とは全く立場が異なります
  • 24:39 - 24:43
    科学的な議論をしている人は僅かです
  • 24:43 - 24:46
    雲によって相殺が行われることに関する
  • 24:46 - 24:48
    負のフィードバック効果について言及しているのでしょうか?
  • 24:48 - 24:51
    百万分の一の確率でそういうことがある
  • 24:51 - 24:54
    というのも難しいのではないでしょうか
  • 24:54 - 24:57
    主要な問題はAIDSの場合と同じです
  • 24:57 - 25:01
    今間違いを犯せば 将来にツケを残します
  • 25:01 - 25:05
    緊急の課題がたくさんある場合
  • 25:05 - 25:08
    後で有利になるなら 今は我慢もしようという考えです
  • 25:08 - 25:11
    どれほどの我慢かはっきりしなくてもです
  • 25:11 - 25:17
    事実 IPCCのレポートは 最悪のケースを想定しているとは限りません
  • 25:17 - 25:19
    IPCCを知っているのは豊かな世界の人々です
  • 25:19 - 25:23
    大騒ぎすることはないよ と言えるのです
  • 25:23 - 25:27
    不明確な部分があるからこそ 私たちは行動をしています
  • 25:27 - 25:30
    私の夢は もし これを経済的にも合理的で
  • 25:30 - 25:32
    CO2 の制約もクリアしてしまえば
  • 25:32 - 25:34
    懐疑論者も こう言うでしょう
  • 25:34 - 25:36
    OK CO2を排出しないことは気にしない
  • 25:36 - 25:38
    少しくらい排出してもいいんだが
  • 25:38 - 25:42
    以前より値段が下がっているから 問題ないと思うよ
  • 25:42 - 25:46
    (拍手)
  • 25:46 - 25:50
    CA:ビヨルン=ロンボルグの論理に対する答えになると思いますが
  • 25:50 - 25:54
    つまり 彼は CO2の問題にすべての資源をつぎ込んでしまえば
  • 25:54 - 25:56
    貧困問題やマラリア対策など
  • 25:56 - 25:59
    他の目標をすべて達成することができなくなる という論理で
  • 25:59 - 26:03
    他に私たちができることがあるのに この問題にお金を出すのは
  • 26:03 - 26:05
    馬鹿げた無駄遣いだろうというのです
  • 26:05 - 26:08
    BG: 実際のところ R&Dに関する支出では
  • 26:08 - 26:12
    米国は現在より年間100億ドル多く支出するべきです
  • 26:12 - 26:14
    驚くような金額ではありません
  • 26:14 - 26:16
    他のことが犠牲になるわけではないのです
  • 26:16 - 26:19
    経済的に価値がないものに対して出資を行っている
  • 26:19 - 26:22
    それなら 分別のある人が反対するのも理解できます
  • 26:22 - 26:25
    私も無駄遣いだと思うでしょう
  • 26:25 - 26:28
    ゴールも間近で習熟曲線に従った投資が
  • 26:28 - 26:30
    価格を下げていくのです
  • 26:30 - 26:34
    可能性のあることに もっと挑戦して
  • 26:34 - 26:36
    価格を下げるべきだと信じています
  • 26:36 - 26:41
    このトレードオフで エネルギーの価格が上昇したとして
  • 26:41 - 26:43
    豊かな人々には問題にならないでしょう
  • 26:43 - 26:46
    ここにいる人は5倍を支払えるはずですし
  • 26:46 - 26:48
    それでもライフスタイルは変わりません
  • 26:48 - 26:50
    問題は20億の人々です
  • 26:50 - 26:52
    R&Dについての議論が高まらないという点に
  • 26:52 - 26:57
    ロンボルグは論点を変えています
  • 26:57 - 26:59
    彼の立場から
  • 26:59 - 27:01
    懐疑論に寄った意見をもっています
  • 27:01 - 27:04
    しかし 賛成が少ないことを理解して
  • 27:04 - 27:07
    R&Dを問題にしているのでしょう
  • 27:07 - 27:12
    私も適切だと思う点があります
  • 27:12 - 27:15
    R&Dに対して出資されている資金の少なさです
  • 27:15 - 27:18
    CA:ではビル みんなを代表して
  • 27:18 - 27:21
    願いが叶うことを期待しています ありがとう
  • 27:21 - 27:23
    BG:ありがとう
  • 27:23 - 27:26
    (拍手)
Title:
「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。
Speaker:
Bill Gates
Description:

TED2010において、ビル=ゲイツがエネルギーの将来についてのビジョンを明らかにしました。地球的規模の終末を避けるためには「奇跡」が必要であるとし、従来とは全く異なるタイプの原子炉をなぜサポートしている理由を説明します。必須の目標は?2050年には地球全体での炭酸ガス排出量をゼロにすることです。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
27:32
Kazuyuki Shimatani added a translation

Japanese subtitles

Revisions