思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo
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0:05 - 0:09(拍手)
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0:13 - 0:14はい では みなさん
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0:14 - 0:16改めまして こんにちは
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0:16 - 0:17(こんにちは)
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0:17 - 0:19緊張が ほぐれました
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0:20 - 0:22今から みなさんに 時間を借りて
お話を 聞いてもらいます -
0:22 - 0:24それは 「思うは招く」 っちゅう お話です
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0:24 - 0:27僕の母さんが 中学生のときに
教えてくれた言葉です -
0:27 - 0:29思ったら そうなるよ って意味です
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0:29 - 0:31思い続けるって 大事です
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0:32 - 0:34僕は 今日のお話で
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0:34 - 0:36みなさんの中から 仲間が見つかったら
いいや と思ってしますので -
0:36 - 0:39ぜひね 仲間になってほしいです
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0:39 - 0:43僕は 今から47年前に生まれました
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0:43 - 0:44植松 努って いいます
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0:44 - 0:48僕は 今 北海道の真ん中へんにある
赤平っていう町で -
0:48 - 0:51生まれて初めて 会社を経営しています
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0:51 - 0:54僕たちは そこで 本当は
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0:54 - 0:57リサイクルに使われる
マグネットっていう 機械をつくっています -
0:57 - 1:00でも そのかたわらで ロケットをつくります
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1:00 - 1:03僕たちは 宇宙開発ができて
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1:03 - 1:06丸ごとロケットをつくれて
打ち上げできるようになって -
1:06 - 1:10そして 人工衛星も
丸ごと 飛ばせるようになって -
1:10 - 1:13そして 世界で3つしかない
日本には僕の会社にしかない -
1:13 - 1:16宇宙と同じ 無重力状態をつくる
実験装置も 持っています -
1:17 - 1:20どれも 売っていないから
買うことができません -
1:20 - 1:22でも 自分たちでがんばって つくりました
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1:22 - 1:27でも 僕にとって 宇宙開発は
僕の夢じゃないんです -
1:27 - 1:30僕にとって 宇宙開発は
僕の 手段にすぎません -
1:31 - 1:35僕は 今から47年前に生まれました
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1:35 - 1:39小さかった僕に ばあちゃんが
大事なことを 教えてくれました -
1:39 - 1:43僕のばあちゃんは
北海道の北にある 樺太という島で -
1:43 - 1:45昔から 自動車の会社をやっていて
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1:45 - 1:48がんばって働いて お金を貯めて
豊かに暮らしたそうです -
1:48 - 1:53でも 樺太は 1945年
突然 ソビエト軍が攻めてきて -
1:53 - 1:54たくさんの人が 殺されて
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1:54 - 1:56ばあちゃんは 自分が貯金したお金が
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1:56 - 1:59全部 紙くずになったことを 知ったそうです
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1:59 - 2:02だから ばあちゃんは
小さい僕に 教えてくれました -
2:02 - 2:04お金は 値打ちが変わってしまうもんだよ
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2:04 - 2:06だから くだらない
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2:06 - 2:08お金があったら 貯金なんかしないで
本を買いなさい -
2:08 - 2:10頭に入れなさい
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2:10 - 2:12それは 誰にもとられないし
新しいことを 生み出すんだよ -
2:12 - 2:14と 教えてくれました
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2:14 - 2:17だから僕は
本屋が大好きな子どもになりました -
2:17 - 2:20また 僕には
大好きな じいちゃんがいました -
2:20 - 2:22おっきくて 優しい じいちゃんです
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2:22 - 2:24僕とじいちゃんとの 一番の思い出は
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2:24 - 2:26アポロの月着陸です
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2:26 - 2:27一緒に テレビ 見ました
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2:27 - 2:29僕が覚えてるのは
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2:29 - 2:31じいちゃんが 見たこともないほど
喜んでいる姿です -
2:32 - 2:33ほら見れ~ ほら見れ~ って
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2:33 - 2:35人が 月へ行ったぞ って
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2:35 - 2:37お前も 月行けるぞって 喜んでるんです
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2:37 - 2:40僕は そんな喜んでる じいちゃん
見たことなかったです -
2:40 - 2:42だから 僕は その笑顔が
もっかい 見たかったです -
2:42 - 2:44だから 本屋に行ったら 僕は
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2:44 - 2:46飛行機 ロケットの本を 手に取ったんです
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2:46 - 2:49そしたら じいちゃんは でっかい手で
僕の頭を なぜてくれるんです -
2:49 - 2:51ほめてくれるんです
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2:51 - 2:53僕は きっと じいちゃんの笑顔が見たくって
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2:53 - 2:56きっと 飛行機 ロケットが
好きになっちゃたんだろうって 思います -
2:57 - 3:00僕はそのあとも
いろんな 素晴らしい本に 出会います -
3:00 - 3:04そして 中学生になった頃には
僕の夢というものは -
3:04 - 3:07飛行機や ロケットの仕事を
することに なっていました -
3:07 - 3:10自分なりに 一生懸命 勉強していました
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3:10 - 3:13でも 中学校の先生が
僕に 教えてくれました -
3:14 - 3:18そんな 夢みたいなことを 言ってないで
テスト勉強をしなさいと 言われました -
3:18 - 3:20確かに僕は
飛行機 ロケットの勉強はしたけど -
3:20 - 3:23学校の勉強は ほったらかしだったんです
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3:23 - 3:24なんにも していませんでした
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3:24 - 3:27そして 先生は さらに教えてくれます
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3:27 - 3:31そもそも 宇宙なんちゅうものは
よほど頭が良くないと 無理だ -
3:31 - 3:32すごく お金がかかるんだぞ
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3:32 - 3:34だからそれは 別世界の話だ
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3:34 - 3:37お前なんかに できるわけがないって
教えてくれました -
3:37 - 3:40僕は とっても悲しくなりました
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3:40 - 3:42そして 考えたんです
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3:42 - 3:44夢って なんだろう? って
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3:46 - 3:48できそうな夢しか
見ちゃダメなんでしょうか? -
3:48 - 3:50でも できるかできないかは
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3:50 - 3:53いったい誰が 決めるんだろうって
思いました -
3:53 - 3:55やってみなきゃ わかんないはずなのに
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3:55 - 3:58やったこともない人が決めるのは
変じゃないのかなと 思いました -
3:59 - 4:02そして僕は
今 できないことを 追いかけることが -
4:02 - 4:04夢っていうんじゃないのかなって
思ったんです -
4:05 - 4:06ところが そうじゃないみたいです
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4:06 - 4:09なぜならば 僕は
いろんな大人に 脅されたんです -
4:10 - 4:13ちゃんと 勉強をしなければ
いい学校に行けなくて -
4:13 - 4:15いい会社に入れなくて 大変だよって
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4:15 - 4:17僕は あんまり成績 良くないです
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4:17 - 4:19だから 心配になって 質問をしました
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4:19 - 4:21いい会社って なんだろう? って
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4:21 - 4:24そしたら 大人が 教えてくれました
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4:24 - 4:27安定していて 楽をして お金をもらえるのが
いい会社だと 言われました -
4:28 - 4:30僕は 納得できませんでした
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4:30 - 4:35なぜならば 勉強すればするほど
能力が 身につくはずです -
4:35 - 4:38ところが せっかく身につけた その能力を
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4:38 - 4:41なるべく使わないで 楽をするために
勉強するんだって 言われたんです -
4:41 - 4:44そんなら 勉強しなくていいんじゃないの?
と 思ってしまったんです -
4:46 - 4:48でも お金があると いいことが
いっぱいあるかもしれません -
4:49 - 4:49たとえば この
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4:50 - 4:51(笑)
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4:51 - 4:52すっごい車!
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4:53 - 4:55(拍手)
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4:55 - 4:56僕んじゃないです
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4:57 - 4:58僕んじゃないです これは
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4:58 - 5:01(笑)
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5:01 - 5:05この車が 手に入るのは
金持ちだからでしょうか? -
5:06 - 5:08全然 違いますね?
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5:08 - 5:11この車が手に入るのは
お金で 買うことができるのは -
5:11 - 5:15どっかで 誰かが がんばって
つくっているからなんです -
5:15 - 5:16もっといいものをつくろうと思って
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5:16 - 5:19一生懸命研究して
努力している人たちがいるから -
5:19 - 5:22売ってもらえてるから
買うことができてるだけの話なんです -
5:22 - 5:25実は お金って たいしたこと ないんです
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5:25 - 5:27だって お金が必要な夢とか
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5:27 - 5:30お金がないと 無理だぁ!っていう夢
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5:30 - 5:34それは 実は 誰かがしてくれる
サービスに すぎないんです -
5:34 - 5:36これを 待ってるだけの 話なんです
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5:36 - 5:41そして 自分が できなければできないほど
してもらうしかありません -
5:41 - 5:44ってことは 生きてくために どんどん
お金が かかってしまう ということなんです -
5:45 - 5:48ところが 自分ができると
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5:48 - 5:50できることが あればあるほど
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5:50 - 5:51それは してあげられるから
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5:51 - 5:53仕事になるかもしれない
っちゅうことなんです -
5:53 - 5:57ってことは 人間が生きてく上で
大事なことは -
5:57 - 6:00できなかったことが
できるようになること なのかもしれません -
6:00 - 6:03それが もしかしたら 人間にとって
素晴らしいことかもしれません -
6:03 - 6:06だとしたら 僕が考えた
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6:06 - 6:08今 できないことを 追いかけるのが
夢 なんじゃないの? -
6:08 - 6:11っていうのは
正しいのかもしれないんです -
6:12 - 6:15ところが 僕は一生懸命
自分の大好きなことを 追いかけたんです -
6:16 - 6:19でも それは まわりの人に
理解されなくなりました -
6:19 - 6:20友達からも 先生からも
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6:20 - 6:22そして 親からも
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6:22 - 6:24そんなことしてて 大丈夫なのか?
と 言われるんです -
6:24 - 6:25意味なくね?と
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6:25 - 6:27なにそれ 自慢?って言われて
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6:27 - 6:29僕は どんどん
ひとりぼっちになっていくんです -
6:29 - 6:33自分の好きなことを ひとに喋ることが
できなくなってしまうんです -
6:33 - 6:36でも そんな僕を
助けてくれた人たちがいました -
6:36 - 6:39その人たちは 本の中の人たちです
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6:39 - 6:42僕を助けてくれたのは ライト兄弟だったり
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6:42 - 6:44エジソンだったり
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6:44 - 6:47彼らも 誰にも信じてもらえない人たちでした
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6:47 - 6:48応援も してもらえなかったんです
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6:48 - 6:51でも 彼らは 一生懸命がんばったんです
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6:51 - 6:54その人たちが 僕を助けてくれました
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6:54 - 6:56だから 僕は がんばったんです
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6:56 - 6:58自分の好きなことを
もっと 好きになったんです -
6:58 - 7:00もっと 伸ばしていったんです
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7:00 - 7:02僕は 紙切りが 得意でした
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7:02 - 7:04でも それが どんどん発展していって
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7:04 - 7:06どんどん 物がつくれるようになって
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7:06 - 7:09そして 僕は 自分の会社をつくって
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7:09 - 7:12リサイクルのマグネットをつくることが
できるようになったんです -
7:12 - 7:15僕は 会社を経営することに
なってしまいました -
7:15 - 7:18僕は 生まれて初めて
会社経営したんですが -
7:18 - 7:21びっくりするぐらい いきなり大成功です
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7:21 - 7:23(笑)
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7:23 - 7:27(拍手)
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7:27 - 7:29もうね 年商がね
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7:29 - 7:3110倍ぐらいに なっちゃったんですよ
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7:31 - 7:33それで いい気になって 大失敗です
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7:33 - 7:34(笑)
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7:35 - 7:372億円 借金つくりました
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7:37 - 7:39自分のせいだと 思いました
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7:39 - 7:43全部 自分で なんとかしなきゃと思って
ひとりで 抱え込みました -
7:43 - 7:44自分を責めました
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7:44 - 7:46そして 日本中 飛び込み営業に歩いたら
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7:46 - 7:47ひどい目にばっかり 遭います
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7:47 - 7:49だから 飛行機 乗るたんびに
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7:49 - 7:50今日こそ この飛行機 落ちてくれって
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7:50 - 7:52一生懸命 祈りました
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7:52 - 7:53でも 飛行機 落ちませんでした
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7:53 - 7:55やがて 僕は成長して
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7:55 - 7:58えげつないことも 冷酷なことも
できるようになって -
7:58 - 8:01競争相手を やっつけたり
陥れたり できるようになりました -
8:01 - 8:05でも その人に どんな家族がいるかなんて
ひとつも考えませんでした -
8:05 - 8:07やがて 売り上げが増えていくと
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8:07 - 8:09銀行の人が ほめてくれました
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8:09 - 8:12でも 僕の心は すっかりおかしくなっていて
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8:12 - 8:14誰も 信じることができません
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8:14 - 8:15ひとりぼっちなんです
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8:15 - 8:19そして なにもかも
合理でしか 考えられないんです -
8:19 - 8:20やがては 自分の大切なものも
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8:20 - 8:23全部 捨ててしまおうとまで 思ったんです
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8:23 - 8:25でも そんなときに僕は
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8:25 - 8:26会社が苦しかったもんだから
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8:26 - 8:29日本中歩いていて いろんな人に
アドバイスされたんです -
8:29 - 8:32それは 青年会議所に 入ったらいいよ って
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8:32 - 8:34売り上げにつながるよって 言われました
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8:34 - 8:36僕は よこしまな気持ちで
青年会議所に入りました -
8:36 - 8:38(笑)
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8:38 - 8:40ところが 売り上げには
つながりませんでした -
8:40 - 8:41(笑)
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8:41 - 8:42でも そこで僕は
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8:42 - 8:46かけがえのない 知らなかった人たちと
出逢うチャンスを もらったんです -
8:47 - 8:49僕は そこで 友達をつくりました
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8:49 - 8:51その友達が 僕を誘ってくれました
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8:51 - 8:56児童施設に 僕が ボランティアに
手伝いに行くことに なったんです -
8:56 - 8:59ところが 一生懸命 準備して行ってみた
その 児童養護施設の 子どもたちは -
8:59 - 9:02親から ひどい目に遭った 子どもたちでした
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9:02 - 9:05最初は 誰も 近寄ってきませんでした
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9:05 - 9:06でも 一生懸命 かかわっていたら
帰る頃には -
9:06 - 9:08帰らないでって 言ってくれました
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9:08 - 9:10スキンシップ 求めてくれました
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9:10 - 9:13友達と一緒に
やぁ いいことしたよね って -
9:13 - 9:15今日 打ち上げ どこでやろうか?なんて
帰ろうと思ったらば -
9:15 - 9:18男の子が 自分の夢を 聞かせてくれました
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9:18 - 9:19その子の夢は
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9:19 - 9:21親と もう一度 暮らすことだそうです
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9:21 - 9:23信じられん と思いました
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9:23 - 9:27なんで ひどい目に遭わせた 親のことを
まだ 愛してんの?って 思いました -
9:27 - 9:30そして なんも いいことできてないわ
と 思いました -
9:30 - 9:32だって いくらお金を寄付したとしても
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9:32 - 9:34その子を連れて帰って
うちの子にしたとしても -
9:34 - 9:35何の解決にも なりません
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9:35 - 9:38なぜならば その子は
まだ 親を愛してるからです -
9:38 - 9:41なんで こんなことが起きるんだろう?
って 思いました -
9:41 - 9:43そして 自分は何のために
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9:43 - 9:46ひとをやっつけてまで
金 稼いでんだろうって 思いました -
9:46 - 9:48いろんなことが わかんなくなっちゃいました
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9:48 - 9:50ぐるんぐるん してしまいました
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9:50 - 9:53そしたら 封印した記憶が
よみがえって しまいました -
9:54 - 9:56僕は 小学校に上がってすぐに
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9:56 - 9:59担任の先生に ものすごい 嫌われたんです
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9:59 - 10:03僕が 信じていたことや
ばあちゃんが 教えてくれたことは -
10:03 - 10:06全部 否定されました
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10:06 - 10:07僕の夢は
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10:07 - 10:08お前なんかに できるわけがない って
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10:08 - 10:10さんざん 言われました
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10:10 - 10:12じいちゃんが なぜてくれた頭は
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10:12 - 10:15先生に さんざん 殴られました
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10:15 - 10:16とっても つらかったです
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10:16 - 10:19でも それを 助けてくれる大人は
いなかったです -
10:20 - 10:24僕は その先生が言っていた言葉を
忘れてませんでした -
10:24 - 10:28その先生は 「どーせ無理」
という言葉を よく使っていたんです -
10:28 - 10:32この 「どーせ無理」 という言葉が
おそろしい言葉なんだなと 思いました -
10:32 - 10:37これは 人間の自信と可能性を
奪ってしまう 最悪の言葉です -
10:37 - 10:40でも とっても簡単な 言葉なんです
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10:40 - 10:43これを 唱えるだけで
何もしなくて 済んでしまうから -
10:43 - 10:46とっても 楽チンになれる
おそろしい言葉でも あるんです -
10:47 - 10:50こんな言葉で
未来を 諦めさせられてしまった人たちは -
10:50 - 10:52自信を失ってしまうんです
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10:52 - 10:54でも 人間は 生きてくためには
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10:54 - 10:56どうしても 自信が必要なんです
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10:56 - 10:59だから 自信を無くしてしまった人の中には
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10:59 - 11:01お金で自信を買うようになって
-
11:01 - 11:03身を飾るようになったり
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11:03 - 11:05また それを自慢しなければ
いけなくなったり -
11:05 - 11:08そのために ひとを 見下さなければ
いけなくなってしまったり -
11:08 - 11:10また 他の人が がんばったら困るから
-
11:10 - 11:13努力を 邪魔するように
なってしまう人もいるんです -
11:13 - 11:15こういう人が みなさんの身のまわりにも
-
11:15 - 11:16もしかしたら いるかもしれません
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11:16 - 11:18でも その人たちは
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11:18 - 11:21自信をなくしてしまった
かわいそうな人たち なんです -
11:21 - 11:24その人たちが 自分の自信を守りたくって
-
11:24 - 11:28しょうがなく 他のひとの自信を
奪ってしまってるのかもしれません -
11:28 - 11:32さらには 僕の会社に
アフリカの人たちが 来てくれました -
11:32 - 11:36彼らが 僕の話を聞いてくれた後で
教えてくれました -
11:36 - 11:37今 アフリカでは
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11:37 - 11:40自分なんて 勉強したって ムダだぁ
-
11:40 - 11:41努力したって ムダだぁ って
-
11:41 - 11:45自分の未来や可能性を
諦めてしまった人たちが -
11:45 - 11:49最後には 人を殺して
奪うようになるんだそうです -
11:49 - 11:51なぜならば がんばれないから
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11:51 - 11:52生み出せないから
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11:52 - 11:53奪うしか ないんです
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11:53 - 11:55暴力で 奪うこともできます
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11:55 - 11:57でも 他にも 嘘をついたり
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11:57 - 12:00弱いふりをしたり だましたりして
奪うこともできるんです -
12:00 - 12:01でも みんなが奪ってしまったら
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12:01 - 12:03社会なんか 成立しないんです
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12:04 - 12:09僕は この 「どーせ無理」 という言葉の
おそろしさを 知ることができました -
12:09 - 12:14僕は この 「どーせ無理」
人間は 最初から 知らなかったはずだ -
12:14 - 12:17いつ 僕たちは こんな言葉を
覚えちゃうんだろうって 考えたんです -
12:17 - 12:20それが 宇宙かなって 思ったんです
-
12:20 - 12:22宇宙は 美しいです
-
12:22 - 12:25だから 誰もが ちっちゃい頃に
一回は 憧れるんです -
12:25 - 12:29でも みなさんは 自分が
宇宙開発できると 思ってますか? -
12:29 - 12:32宇宙なんて よっぽど頭が良くないと
-
12:32 - 12:34すごく お金がかかるって
思い込んでませんか? -
12:34 - 12:36国家事業だって 思ってませんか?
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12:36 - 12:38誰が それを 教えてくれましたか?
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12:38 - 12:40それは こんなことを 教えてくれるのは
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12:41 - 12:43やったことがない人 なんです
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12:43 - 12:44やったことがない人が
-
12:44 - 12:46適当な やらない言い訳を
教えてくれるんです -
12:46 - 12:50そのせいで 僕たちは
何をしていいのか わからなくなるんです -
12:50 - 12:52何ができるのかも
わからなくなってしまうんです -
12:52 - 12:57だからこそ 僕は 「どーせ無理」 という
言葉を なくそうと思いました -
12:57 - 13:00これがなくなったら いじめや 暴力や
戦争が なくなるかもしれない -
13:00 - 13:03児童虐待も なくなるかもしれない
って 思いました -
13:03 - 13:05だから 僕は
-
13:05 - 13:08誰もが 「どーせ無理」 だと思われてる
宇宙開発を してみようと 思ったんです -
13:09 - 13:11ところが 僕は
ロケットは危ないから -
13:11 - 13:12つくっちゃいけないということを
知っていました -
13:12 - 13:14だから 諦めてました
-
13:14 - 13:15でも 神様がいたんです
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13:15 - 13:19神様が 北海道大学の永田教授に
会わせてくれました -
13:19 - 13:22永田教授は 奇跡的に
安全なロケット 研究してました -
13:22 - 13:25そして 奇跡的に
お金がなくて 諦めようとしていました -
13:25 - 13:28僕は お金がないけど
物が つくれるんです -
13:28 - 13:30そんなふたりが 出逢っちゃったんです
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13:30 - 13:34以来 僕は 人の出逢いには
意味があるんだなと 思うようになりました -
13:34 - 13:35神様が あんたとあんた 逢いなさいって
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13:35 - 13:37逢わせてくれてるんです
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13:37 - 13:38今日 みなさんと逢えてるのも
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13:38 - 13:40神様が そろそろ逢っときなって
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13:40 - 13:42言ってくれたんだと 思います
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13:42 - 13:44僕と 永田先生は 助け合えたんです
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13:44 - 13:46なぜならば ふたりとも
足りなかったからなんです -
13:46 - 13:50実は 人は 足りないから
助け合うことが できるんです -
13:50 - 13:53足りてたら ひとの助けなんか
必要ないじゃないですか -
13:53 - 13:55人は 足りないから 助け合えるんです
-
13:55 - 13:58だからこそ 足りないことを
バカにしちゃ いけないんです -
13:58 - 14:00恥ずかしいって 思う必要もないんです
-
14:00 - 14:02大事なことは
-
14:02 - 14:04自分は 何やっても
中途半端だなぁ だなんて -
14:04 - 14:07自分を責める必要なんか
まったく なかったんです -
14:07 - 14:09実は 中途半端っちゅうのは
-
14:09 - 14:12何もしないよりも 何もできないよりも
全然いいんです -
14:12 - 14:14ちょっとできてるだけ マシなんです
-
14:14 - 14:16だから 自分を責めることなく
-
14:16 - 14:18足りない自分を マイナスに思う必要なく
-
14:18 - 14:21一生懸命 できることを
すれば よかったんです -
14:22 - 14:23そんな僕たちは 助け合って
-
14:23 - 14:26今では 宇宙開発が できるようになりました
-
14:26 - 14:30いろんな研究者が 僕の会社に
実験や研究に 来てくれるように なりました -
14:30 - 14:33そして 今では 年に1万人もの子どもたちが
-
14:33 - 14:36修学旅行や 見学旅行で
僕の会社に 来てくれるように なりました -
14:37 - 14:39正直言うと 会社 17人しかいないです
-
14:39 - 14:41(笑)
-
14:41 - 14:43ちょっと 大変です
-
14:43 - 14:45だけども ひとりでも多くの子どもたちが
-
14:45 - 14:48可能性を 奪われなくなったら いいなぁと
僕は 思っています -
14:49 - 14:51僕は 信じてるんです
-
14:51 - 14:54「どーせ無理」 をなくせば
いい社会が 来ると 思ってます -
14:54 - 14:56でも 僕ひとりで できることに
限りがあるから -
14:56 - 14:58どうしても 仲間が ほしいんです
-
14:58 - 15:01これは 僕の代で終わらない
夢なのかも しれないんです -
15:01 - 15:04だからこそ みなさんの力を
貸してほしいんです -
15:04 - 15:05みなさんが 今日から
-
15:05 - 15:08「どーせ無理」 っちゅう言葉に
出会ってしまったときに -
15:08 - 15:11「だったら こうしてみたら?」 って
言ってくれたら -
15:11 - 15:13ただ それだけで いつか
「どーせ無理」 がなくなって -
15:13 - 15:15この世から いじめも
虐待も なくなるんです -
15:15 - 15:19だから ぜひ みなさんの力を
貸してほしいです -
15:20 - 15:22学問というものがあります
-
15:22 - 15:24僕らは 学問を 一生懸命 学んできました
-
15:24 - 15:27では 学問っちゅうのは 誰かに 評価される
ためのものだったんでしょうか? -
15:27 - 15:29とんでもない 間違いですね
-
15:29 - 15:33学問っちゅうのは
社会の問題を 解決するために -
15:33 - 15:34人類が 生み出したものなんです
-
15:34 - 15:36必死になって 築き上げたものなんです
-
15:36 - 15:38じゃぁ 教育って なんでしょうか?
-
15:38 - 15:39教育っていうのは
-
15:39 - 15:42失敗の避け方とか 責任の避け方っちゅう
-
15:42 - 15:44要領いい 生き方を教えるための
ハウツーでしょうか? -
15:44 - 15:46全然 違いますね
-
15:46 - 15:49教育というものは 死に至らない失敗を
-
15:49 - 15:51安全に 経験させるためのものだったんです
-
15:51 - 15:53でも それが すっかり
おかしくなってしまったんです -
15:53 - 15:55なぜかというと
-
15:55 - 15:58失敗を マイナスだと思っている大人が
たくさん いたからなんです -
15:58 - 16:02その人たちが みんなの可能性と
自信を 奪ってきたんです -
16:03 - 16:05でも 大丈夫です
-
16:05 - 16:07これからの 日本を 良くしていくためには
-
16:07 - 16:08世界を 良くしていくためには
-
16:08 - 16:10やったことないことやりたがる人
-
16:10 - 16:12諦めない人 工夫する人が
増えればいいんです -
16:13 - 16:15どーせ無理 に負けない人が
増えればいいんです -
16:15 - 16:17じゃぁ その人たちは
いったい どこにいるのか -
16:17 - 16:19それは みんなです
-
16:19 - 16:21すべての人が そうなんです
-
16:21 - 16:25なぜならば 僕ら人間は 必ず
小さい頃を 経験するからなんです -
16:25 - 16:27みなさんも 思い出してみてください
-
16:27 - 16:28小さい頃は
-
16:28 - 16:30ボタンあったら 押してみたかったんです
-
16:30 - 16:32ハンドルあったら 回してみたかったんです
-
16:32 - 16:35そして 余計なことすんじゃないって
怒られるもんだったんです -
16:35 - 16:39実は 生まれたときから
諦め方を知ってる人間なんて -
16:39 - 16:41この世に ひとりもいないんです
-
16:41 - 16:43みなさんは 全員 諦め方を知らないで
-
16:43 - 16:45輝いて 生まれてきたんです
-
16:45 - 16:49でも 僕たちは 諦め方を
ちょっと 習っちゃってるかも しれません -
16:49 - 16:52そんな自分たちの 自信を取り戻すための
-
16:52 - 16:54とてもいい方法が ひとつだけあります
-
16:54 - 16:57それは やったことがないこと
やってみる なんです -
16:57 - 16:59やったことないこと やったら
-
16:59 - 17:01それだけで ちっこい自信が
わいてきますから -
17:01 - 17:05ぜひ みなさんは やったことがないことに
挑んでみてほしいって 思います -
17:06 - 17:08でも やったことないことやると
失敗するんです -
17:08 - 17:09これは 実験映像です
-
17:09 - 17:11ロケットが 火吹いて 飛びました
-
17:11 - 17:12飛びませんでした
-
17:12 - 17:13火吹いて 落っこっちゃってきました
-
17:14 - 17:15どうすりゃいいのか?
-
17:15 - 17:16コントローラーを 捨てて
-
17:17 - 17:18逃げる
-
17:18 - 17:20(笑)
-
17:21 - 17:24今どき こんな 昭和な逃げ方する人
なかなか いないんですけどね -
17:26 - 17:30この 実験映像が示していることは
-
17:30 - 17:32マズイと思ったら 逃げるもアリ
ということなんです -
17:32 - 17:33(笑)
-
17:33 - 17:38(拍手)
-
17:40 - 17:42そうねぇ 僕が知ってる限り
-
17:42 - 17:45まじめで 優しくて 責任感のある人ばっかり
死んでしまうんです -
17:45 - 17:46死なないでほしいんです
-
17:46 - 17:48生き延びてほしいんです
-
17:48 - 17:49だから マズイと思ったら
-
17:49 - 17:51逃げるのも 絶対アリなんです
-
17:51 - 17:53でも そのときに
-
17:53 - 17:54失敗した自分を
-
17:54 - 17:56逃げた自分を 諦めた自分を
-
17:56 - 17:57責めないでください
-
17:57 - 17:58へこまないでください
-
17:58 - 18:00そんなことする必要ないです
-
18:00 - 18:02でも こんなとき 自分の心の中は
-
18:02 - 18:04苦しいとか つらいとか 申し訳ないとか
-
18:04 - 18:06くやしいとか 悲しいとか 恥ずかしいが
-
18:06 - 18:08ぐるんぐるんして 大変なことになるんです
-
18:08 - 18:10でも これが ぐるんぐるんしてる最中は
-
18:11 - 18:12「ただいま成長中!」
-
18:12 - 18:13って 言えばいいんです
-
18:13 - 18:15そしたら ぷりっと ひと皮むけるんです
-
18:15 - 18:19だから ぜひね 「ただいま成長中!」 って
言ってみてください -
18:19 - 18:20そんな僕らは今 生まれて初めての
-
18:20 - 18:24一回きりの人生を
ぶっつけ本番で 生きてるんです -
18:24 - 18:26そんな僕らは
何のために 生まれてきたのか -
18:27 - 18:29僕らにとって 失敗というものは
-
18:29 - 18:32より良くするための
データにすぎませんから -
18:32 - 18:34ぶっつけ本番だからね
失敗して 当たり前です -
18:34 - 18:37でも 失敗は より良くするための
データだと思って -
18:37 - 18:38乗り越えてほしいです
-
18:38 - 18:39そして 僕たちは
-
18:39 - 18:43してもらうためや 諦めるために
生まれてきたんじゃないです -
18:43 - 18:44そんなことのために
生まれたんじゃないです -
18:44 - 18:48僕たちは 世界を救うために 生まれました
-
18:48 - 18:49世界を救うの 簡単です
-
18:49 - 18:52世界を構成する すべての人間が
-
18:52 - 18:54「自分なんて…」 って 思わなくなるだけで
-
18:54 - 18:56世界は 救われてしまいます
-
18:56 - 18:58今日から ひとりひとりができる
世界の救い方です -
18:58 - 19:00だからぜひ 今日から 救ってください
-
19:00 - 19:02自分なんて…って 思わないでください
-
19:02 - 19:06そして これから先
僕らが やってくべきことは -
19:06 - 19:08できない理由を 探すことでは ありません
-
19:08 - 19:10できる理由を 考えることです
-
19:10 - 19:13ただ それだけで 世界は
きっと あっという間に 良くなるんです -
19:13 - 19:15僕の長い話が やっとこ 終わります
-
19:15 - 19:18僕は 小さい頃から
飛行機 ロケット 好きでした -
19:18 - 19:20でも やったことない人は
できるわけないって さんざん言いました -
19:20 - 19:23でも 母さんは
「思うは招く」 って 教えてくれました -
19:23 - 19:25思い続けたら できるようになりました
-
19:25 - 19:28だから 思い続けるって きっと 大事です
-
19:28 - 19:32そして 最後に この ひと言があれば
どんな夢も 叶っちゃうよ って言葉を -
19:32 - 19:34プレゼントして 終わりにしたいと 思います
-
19:34 - 19:35それは
-
19:35 - 19:37「だったらこうしてみたら?で 夢は叶う」
なんです -
19:37 - 19:39考えてみてください
-
19:39 - 19:40自分の夢を 誰かに 喋ったときに
-
19:40 - 19:42「いや それ 無理だわ~」
って 言われたら -
19:42 - 19:44元気なんか なくなります
-
19:44 - 19:48でも 「だったらこうしてみたら?
こないだ本屋に こんな本 売ってたよ」 -
19:48 - 19:51「こないだテレビで こんな番組やってたよ」
って 言われたら -
19:51 - 19:52もっと 元気が わくじゃないですか
-
19:52 - 19:54その方が 絶対 楽しいです
-
19:54 - 19:56だから お互いに夢を喋って
-
19:56 - 19:58お互いに 「だったらこうしてみたら?」
って 言ってたら -
19:58 - 20:00全員の夢が 叶ってしまいます
-
20:00 - 20:02全員 有名人に なっちゃいます
-
20:02 - 20:03素晴らしいですね
-
20:03 - 20:05だからぜひ この
「だったらこうしてみたら?」 が -
20:06 - 20:08世界中で はやったら いいなぁって
-
20:08 - 20:10そしたら 「どーせ無理」 が
なくなるなと 思ってますので -
20:10 - 20:12ぜひみんなで
「だったらこうしてみたら?」 を -
20:12 - 20:13はやらせて いきたいと 思います
-
20:13 - 20:16それがきっと 僕たちが 出逢えた
-
20:16 - 20:17意味かもしれませんから
-
20:17 - 20:19お互いに 助け合っていきたいと 思います
-
20:19 - 20:22ということで 僕も
これからも がんばりますんでね -
20:22 - 20:23これからも せっかく 出逢えましたからね
-
20:23 - 20:25仲良くして ほしいと 思います
-
20:25 - 20:27今日は ほんとにどうも
ありがとうございました -
20:27 - 20:31(拍手)
-
20:31 - 20:34ありがとうございます
- Title:
- 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo
- Description:
-
北海道で町工場を営む植松 努さん。誰かの夢や希望を一瞬で奪ってしまう「どーせ無理」という言葉を、撲滅したいと言います。ひとつの出会いから、子供の頃の夢を叶えるまでを、植松さんが語ります。
- Video Language:
- Japanese
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 20:43
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Kyohei Kawada edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Kyohei Kawada edited Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo | ||
Kyohei Kawada accepted Japanese subtitles for 思うは招く | 植松 努 | TEDxSapporo |