汚染物質を餌にするRow-bot|ジョナサン・ロシター|TEDxWarwick
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0:24 - 0:25こんにちは 私はエンジニアで
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0:25 - 0:27ロボットを製作しています
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0:27 - 0:31もちろん皆さんはロボットが
どんなものかお分かりですね -
0:31 - 0:33分からなければ検索してみると
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0:33 - 0:35はっきりします
-
0:35 - 0:36ではやってみます
-
0:37 - 0:39検索するとこんな感じです
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0:39 - 0:43色んな種類の
ロボットがあるのですが -
0:43 - 0:46これらは主に構造上
人型ロボットになっています -
0:46 - 0:48いかにもロボットという感じです
-
0:48 - 0:51プラスチックや金属で出来ており
-
0:51 - 0:53モーターやギア等を
備えていますからね -
0:53 - 0:54中には結構
親しみの湧く物もあり -
0:55 - 0:57抱えて抱きしめたり
出来そうです -
0:57 - 0:58そうでないものもあり
-
0:58 - 1:00『ターミネーター』から
そのまま出てきたようです -
1:01 - 1:03実際『ターミネーター』
そのものでしょう -
1:03 - 1:06このロボットで
ワクワクするような凄い事が -
1:06 - 1:07沢山出来るのです
-
1:07 - 1:10しかし私は
違う種類のロボットに着目し -
1:10 - 1:12そんな物を作ってみたいと
思っています -
1:12 - 1:16そこで私は人ではなく
ある物から -
1:16 - 1:17ヒントを得ました
-
1:18 - 1:20それは自然の中に
存在する生き物で -
1:20 - 1:23私達には出来ない
実に凄い事をするのです -
1:23 - 1:25現在あるロボットにも
出来ない事を― -
1:26 - 1:29色々な事―床を這い回ったり
-
1:29 - 1:31菜園に入り作物を食べたり
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1:32 - 1:33木に登ったり
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1:33 - 1:35水に出入りしたり
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1:35 - 1:38虫を捕まえて
消化したりするのです -
1:38 - 1:39実に興味深い事をします
-
1:39 - 1:43彼らは生き、呼吸をし、死に
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1:43 - 1:45自然の中にある物を食します
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1:45 - 1:47現存するロボットは実際
そんな事をしません -
1:47 - 1:49こんな特性をいくらか
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1:49 - 1:52未来のロボットに取り込めたら
大いに関心を集める課題を -
1:52 - 1:55解決する手助けになるかも
しれませんよね? -
1:55 - 1:58現在の環境が抱える
2つの問題を見てみましょう -
1:58 - 2:01その環境の下では
これらの動植物から見出した -
2:01 - 2:03テクノロジーや技術を使う事ができ
-
2:03 - 2:04問題解決の為には
-
2:04 - 2:06ロボットが使えるのです
-
2:07 - 2:092つの環境問題を
検討してみましょう -
2:10 - 2:11両方共 私達が作り出した物で
-
2:11 - 2:13人が環境と関わる中で
かなり不快な事態を -
2:14 - 2:16引き起こしたと言える物です
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2:16 - 2:201つ目は人口の増加と
関連しています -
2:20 - 2:22世界中の人口が急増する中で
-
2:23 - 2:27農家や農場は より多くの作物の生産を
求められるようになりました -
2:27 - 2:28その為に農家は
-
2:28 - 2:30農地により多くの化学物質を
使うようになりました -
2:30 - 2:33化学肥料や硝酸塩
殺虫剤等です -
2:33 - 2:37それらは全て
穀物の生育を促す物ですが -
2:37 - 2:39悪影響もあります
-
2:39 - 2:42その一例として
農地に化学肥料を与え過ぎると -
2:43 - 2:45その全てが作物には行き届かず
-
2:45 - 2:48多くが土に留まり
-
2:48 - 2:49雨が降ると
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2:49 - 2:52肥料は地下水面に流れ込み
-
2:52 - 2:53流水となって湖や川に流れ込み
海へと流れて行くのです -
2:53 - 2:56流水となって湖や川に流れ込み
海へと流れて行くのです -
2:56 - 2:58湖や川に流れ込み
海へと流れて行くのです -
2:58 - 3:01この化学肥料(硝酸塩)の全てが
-
3:01 - 3:02そうした環境に流れ込むと
-
3:02 - 3:06それに影響を受ける
生物がいるのです -
3:06 - 3:08例えば藻類です
-
3:08 - 3:10藻類は硝酸塩や
化学肥料が好物なので -
3:10 - 3:12そうした物質を
取り込み -
3:12 - 3:15条件が整えば 繁殖し
-
3:15 - 3:18大量の新しい藻類が
増えるでしょう -
3:18 - 3:19これをブルームと言います
-
3:19 - 3:22困った事に藻類が
こうした形で繁殖すると -
3:22 - 3:25水中の酸素が不足するのです
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3:25 - 3:26この事態に陥ると即座に
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3:26 - 3:29他の水中の生物は
生き残れなくなるのです -
3:30 - 3:32では私達は何をすべきでしょう?
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3:32 - 3:36藻類を食べ、それを消費し
安全な物にするロボットを -
3:36 - 3:38試作しています
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3:38 - 3:39さてこれは大きな問題です
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3:39 - 3:41ここでスライドをご覧ください
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3:41 - 3:441999年にコーンウォールの海岸沖で
藻類のブルームが起きました -
3:44 - 3:451999年にコーンウォールの海岸沖で
藻類のブルームが起きました -
3:45 - 3:48それは50キロの長さに及びました
-
3:48 - 3:49大きな問題です
-
3:49 - 3:52これは魚介類に
影響を与えるのです -
3:52 - 3:54それが1つ目の問題です
-
3:54 - 3:572つ目の問題も
やはり人が生み出した物で -
3:57 - 3:59石油による汚染と
関わりがあります -
3:59 - 4:03石油は私達が使用する
エンジンやボートから -
4:03 - 4:04流出します
-
4:04 - 4:07時折 タンカーのオイルタンクから
海中にドッと漏れ出し -
4:07 - 4:10石油が海に流れ込みます
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4:10 - 4:12いくつかの大惨事が起こりました―
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4:12 - 4:15パイプラインの災害や
油田の災害等 -
4:15 - 4:202010年に
メキシコ湾で原油流出事故があり -
4:20 - 4:24衛星映像から見ると
大量の原油が漏れているのが分かります -
4:24 - 4:27これは鳥、魚、湾岸の環境に
壊滅的な影響を及ぼします -
4:27 - 4:31これは鳥、魚、湾岸の環境に
壊滅的な影響を及ぼします -
4:31 - 4:34油田からの汚染を食べてしまう
ロボットを使って -
4:34 - 4:39この問題を
処理できれば良いですよね? -
4:39 - 4:41これが私達の仕事です
-
4:41 - 4:43汚染物質を食べる
ロボットを作るのです -
4:44 - 4:45実際そのロボットを作る為に
-
4:45 - 4:482つの生物から ヒントを得ました
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4:48 - 4:51右側にウバザメが見えます
-
4:51 - 4:53ウバザメは
大きな体つきをしています -
4:53 - 4:56肉食ではないので
一緒に泳ぐ事が出来ます -
4:56 - 4:57ご覧の通りです
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4:57 - 4:59サメは口を大きく開けて
-
4:59 - 5:02水中を泳ぎ
プランクトンを集めています -
5:03 - 5:05そうしながら食べ物を消化し
-
5:05 - 5:09動き回り続ける為にその体内で
エネルギーを使っているのです -
5:09 - 5:11そんなロボットが
私達に作れないものか -
5:11 - 5:14海を泳ぎながら
汚染物質を食べ尽くす -
5:14 - 5:15ウバザメのような―
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5:16 - 5:18出来るかどうかやってみましょう
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5:18 - 5:21別の生物からも
ヒントを得ました -
5:21 - 5:23ここにマツモムシの
写真があります -
5:23 - 5:25本当に可愛らしい虫です
-
5:25 - 5:27水中で泳ぐ時
-
5:27 - 5:29ぺダルのような脚で
前に進みます -
5:30 - 5:32私達はこれら
2つの生物をヒントにして -
5:32 - 5:35その両方を繋げ新種の
ロボットを作ったのです -
5:35 - 5:39実際この虫からヒントを得て
作ったので -
5:39 - 5:41このロボットは水面に浮かび
-
5:41 - 5:43水面を漕ぎます
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5:43 - 5:45"Row(漕ぐ)-bot(ロボット)"
という名前です -
5:45 - 5:49漕ぐロボットなのです
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5:49 - 5:52どんなものでしょう?
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5:52 - 5:53ここに何枚か
Row-botの写真があります -
5:53 - 5:55お見せしましょう
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5:55 - 5:58最初に見たロボットとは
全く違っていますね -
5:58 - 6:00グーグルは間違っています
ロボットは -
6:00 - 6:01むしろ こんな感じです
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6:01 - 6:03ここにRow-botを持って来ました
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6:03 - 6:05お見せしますね
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6:05 - 6:06大きさが分かるでしょうし
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6:06 - 6:08他のロボットとは
違っていると分かるでしょう -
6:08 - 6:10これはプラスチックで出来ています
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6:10 - 6:12Row-botを構成しているパーツー
-
6:12 - 6:13これが何故特別なのか
-
6:13 - 6:15見てみましょう
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6:16 - 6:19Row-botは
3つのパーツから出来ていて -
6:19 - 6:22それら3つは本当に
生物の一部のようです -
6:22 - 6:24脳があり
-
6:24 - 6:25体があり
-
6:25 - 6:27胃があります
-
6:27 - 6:30エネルギーを生み出す為には
胃が必要なのです -
6:30 - 6:32どのRow-botにも
これら3つのパーツがありますが -
6:32 - 6:34それはどんな生物も同様です
-
6:34 - 6:36では1つずつ見て行きましょう
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6:36 - 6:38プラスチックで出来た
-
6:38 - 6:39体があり それは
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6:39 - 6:42水面に浮かぶのです
-
6:42 - 6:45その側面に水かきがあります
-
6:45 - 6:46動く手助けとなるオールです
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6:46 - 6:48まるでマツモムシのようです
-
6:48 - 6:50体はプラスチックですが
-
6:50 - 6:53ここには柔らかい
ゴム製の口がこことここにあり -
6:53 - 6:54その口は2つです
-
6:54 - 6:56何故口が2つあるのでしょう?
-
6:56 - 6:581つは食べ物を取り入れ
-
6:58 - 7:00もう片方は
食べ物を排出するのです -
7:00 - 7:03つまり口とお尻が
ある事が分かります -
7:03 - 7:04お尻と言うかー
-
7:04 - 7:05(笑)
-
7:05 - 7:07物が出て行く場所で
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7:07 - 7:09正に本物の生物のようです
-
7:09 - 7:12ウバザメにも似てきました
-
7:12 - 7:13それは体です
-
7:13 - 7:162つ目のパーツは
胃かもしれません -
7:16 - 7:20ロボットにエネルギーを供給し
汚染物質を処理する必要があるので -
7:20 - 7:22汚染物質が中に入り
-
7:22 - 7:23何かを行います
-
7:23 - 7:27真ん中の この部分には
微生物燃料電池という電池があります -
7:27 - 7:30これを置いて
燃料電池をお見せします -
7:30 - 7:32これはバッテリーを
装備する代わりとなり -
7:32 - 7:34従来の電力装置の
代わりとなるものです -
7:34 - 7:361つお見せしましょう
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7:36 - 7:37これはロボットの胃です
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7:37 - 7:38本当に胃の働きをします
-
7:38 - 7:42こちらの側から汚染物質という形で
エネルギーを入れる事が出来るからで -
7:42 - 7:43それが電気を生み出すのです
-
7:43 - 7:45これは何でしょう?
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7:45 - 7:46微生物燃料電池と
呼ばれるものです -
7:46 - 7:48少しだけ
化学燃料電池に似ています -
7:48 - 7:50それを学校で
見かけたかもしれないし -
7:50 - 7:52ニュースで見たかもしれません
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7:52 - 7:54化学燃料電池は
水素と酸素を取り込み -
7:54 - 7:57反応させて
電気を生み出します -
7:57 - 8:00技術は十分に確立されたもので
アポロ宇宙計画で使われました -
8:00 - 8:0240〜50年前の事です
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8:03 - 8:04それより少しだけ新しいのが
-
8:04 - 8:05微生物燃料電池です
-
8:05 - 8:07原理は同じです
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8:07 - 8:08片側に酸素を入れますが
-
8:08 - 8:10もう片側には
水素を入れる代わりに -
8:10 - 8:11スープを少量入れます
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8:11 - 8:14そのスープの中には
生きた微生物が入っています -
8:14 - 8:17少し有機物質を入れると―
それは廃棄物や -
8:17 - 8:19サンドイッチの残りといった
-
8:19 - 8:21残飯かもしれませんが―
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8:21 - 8:24そこに入れると
微生物がそれを食べ -
8:24 - 8:26それが電気に変わるのです
-
8:26 - 8:30そればかりか
適切な微生物を選べば -
8:30 - 8:34汚染物質を処理する為に
微生物燃料電池が使えるのです -
8:34 - 8:36適切な微生物を選べば
-
8:36 - 8:39微生物は藻類を食べます
-
8:39 - 8:41別の種類の微生物を選べば
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8:41 - 8:45石油溶剤や原油を
食べるでしょう -
8:45 - 8:48この胃がどうやって
汚染物質を処理する為に -
8:48 - 8:51使われているか だけでなく
どうやって汚染から電気を -
8:51 - 8:54生み出すのに使われているかが
分かるでしょう -
8:54 - 8:57ロボットは
食べ物を胃の中に入れ -
8:57 - 8:59消化して電気を作り
-
8:59 - 9:02自然環境の中で動き回る為に
-
9:02 - 9:04電気を使う行為を
繰り返すのです -
9:04 - 9:06電気を使う行為を
繰り返すのです -
9:06 - 9:09Row-botを作動させると
何が起こるか見てみましょう -
9:09 - 9:11水を漕ぐとどうなるか―
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9:11 - 9:12ビデオを2つお見せします
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9:12 - 9:15最初にお見せするのは
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9:15 - 9:16開いた口です
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9:16 - 9:19前方と後方の口が開き
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9:19 - 9:21十分に開ききると
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9:21 - 9:23ロボットは
前方に漕ぎ始めます -
9:23 - 9:24食べ物を取り込み
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9:24 - 9:27処理物を排出する為に
水中をかき分けています -
9:27 - 9:29ひとしきり動き終えると
-
9:29 - 9:32止まり 口を閉じますー
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9:32 - 9:34ゆっくりと口を閉じるのです
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9:34 - 9:36そしてそこに留まり
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9:36 - 9:37食べ物を消化します
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9:38 - 9:41もちろんこれは
微生物燃料電池で -
9:41 - 9:42微生物を含んでいます
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9:42 - 9:44本当は出来るだけ早く
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9:44 - 9:47沢山のエネルギーを
微生物から出したいのですが -
9:47 - 9:48微生物に無理は利かず
-
9:48 - 9:51毎秒ミリワット又は
マイクロワットといった -
9:51 - 9:55ごく少量の電気しか
作り出せません -
9:55 - 9:56これを分かりやすく説明すると
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9:56 - 9:58例えばあなたのスマホは
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9:58 - 9:59特に新型のものでは
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9:59 - 10:02約1ワットが必要です
-
10:02 - 10:05それは微生物燃料電池と比較すると
千倍、百万倍の -
10:05 - 10:07エネルギーとなります
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10:08 - 10:10それをどう使えるのでしょうか?
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10:10 - 10:13Row-botが消化を完了し
-
10:13 - 10:14食べ物を取り入れると
-
10:14 - 10:18すべての食物を消化するまで
じっと待ちます -
10:18 - 10:21それには数時間
時には数日かかります -
10:21 - 10:25典型的なRow-botのサイクルは
次のようなものです -
10:25 - 10:26口を開け
-
10:26 - 10:27動き
-
10:27 - 10:28口を閉じ
-
10:28 - 10:30その場にじっとして待つのです
-
10:30 - 10:32一旦食べ物を消化すると
-
10:32 - 10:35再び同じ事をして
動き回るのです -
10:35 - 10:38しかし本当の
生物のようだと思いませんか? -
10:38 - 10:39まるで私達が
行なっている事のようです -
10:39 - 10:41土曜日の夜に
外出して口を開け -
10:41 - 10:43腹を満たし
-
10:43 - 10:46テレビの前に座って消化をします
-
10:46 - 10:48十分消化したら
同じ事を繰り返します -
10:48 - 10:51このサイクルを繰り返すと
-
10:51 - 10:55最後には他の事が出来る程の
余分なエネルギーが得られます -
10:55 - 10:57最後には他の事が出来る程の
余分なエネルギーが得られます -
10:57 - 10:59例えばメッセージを送ります
-
10:59 - 11:01こんなメッセージです
-
11:01 - 11:03「最近これだけ汚染物質を食べたよ」
とか -
11:03 - 11:06「こんな食べ物に出くわしたよ」
とか -
11:06 - 11:07「僕はここにいるよ」
-
11:08 - 11:11「僕はここにいるよ」
とメッセージを送る能力は -
11:11 - 11:13非常に重要なものです
-
11:13 - 11:16以前目にした油膜の事や
-
11:16 - 11:17藻類の過剰繁殖を考えると
-
11:17 - 11:20求められるのは
自然の中でRow-botを浮かべて -
11:20 - 11:22全ての汚染物質を食べ尽くし
-
11:22 - 11:24その後 回収する事です
-
11:24 - 11:25何故でしょう?
-
11:25 - 11:27今のロボット―
-
11:27 - 11:28私がここに
持って来たRow-botは -
11:28 - 11:30モーターやワイヤーがあり
-
11:30 - 11:34それ自体が生物分解性でない
パーツで出来ています -
11:34 - 11:37現在のRow-botは
有害な電池のような物が付いています -
11:37 - 11:39それを自然の中に
放置する事は出来ないので -
11:39 - 11:40それを探知する必要があり
-
11:40 - 11:42仕事を終えてしまったら
-
11:42 - 11:44回収する必要があるのです
-
11:44 - 11:46従って使用出来る
Row-botの数は制限されます -
11:46 - 11:47一方で
-
11:47 - 11:51少しばかり生物のような
ロボットであるなら -
11:51 - 11:53命の終焉となり
-
11:53 - 11:55朽ち果てます
-
11:55 - 11:58だから こんなロボットが
-
11:58 - 12:00プラスチック製ではなく
そこらに捨てておくと -
12:00 - 12:01生分解する別の素材で
-
12:01 - 12:03出来ていたら良いですよね?
-
12:03 - 12:05出来ていたら良いですよね?
-
12:05 - 12:07そうなったら
ロボットの使い方が変わります -
12:07 - 12:1010〜100個のロボットを
自然に放ち -
12:10 - 12:11それらを追跡し ロボットが
-
12:11 - 12:13死んだ時 回収するのでなく
-
12:13 - 12:14死んだ時 回収するのでなく
-
12:14 - 12:16千、百万、十億個の
-
12:16 - 12:18ロボットを自然環境に
放つ事が出来ます -
12:18 - 12:20ばら撒くだけで良いのです
-
12:20 - 12:24命の終わりには ロボットが
朽ち果てるのが分かっているので -
12:24 - 12:26心配には及びません
-
12:26 - 12:28これはロボットに関する概念と
-
12:28 - 12:30その使い方を変えます
-
12:30 - 12:32問題は そんな事が
可能かということです -
12:32 - 12:34可能だと私達は実証しました
-
12:34 - 12:36生物分解性のロボットを
作る事は可能です -
12:36 - 12:39実に興味深い事に
このロボットを作るには -
12:39 - 12:40ありふれた素材が使えるのです
-
12:40 - 12:43いくつかご紹介しましょう
驚きですよ -
12:44 - 12:47ゼリーから
ロボットが作れるのです -
12:47 - 12:49現在あるモーターを
付ける代わりに -
12:49 - 12:52人工筋肉と呼ばれる物が
使えるのです -
12:52 - 12:54人工筋肉はスマート素材で
-
12:54 - 12:56電気をその素材に通すと
-
12:56 - 12:58収縮したり 曲がったり
捻れたりします -
12:58 - 13:00本物の筋肉のようです
-
13:00 - 13:03モーターを取り付ける代わりに
この人工筋肉を付けるのです -
13:03 - 13:06人工筋肉は
ゼリーから作れるのです -
13:06 - 13:08ゼリー少しと塩少々を用意し
-
13:08 - 13:10少しばかり細工をすると
-
13:10 - 13:11人工筋肉が出来上がるのです
-
13:11 - 13:14天然ゴムのラテックスでも
同じ事が出来ます -
13:15 - 13:17それで風船から
ロボットが作れるのです -
13:17 - 13:20ゴム手袋からもロボットが作れます
-
13:20 - 13:22紙からさえロボットが
出来るのです -
13:22 - 13:25紙から
電気で物を動かす -
13:25 - 13:27駆動装置が作れます
-
13:27 - 13:31先程 紙から微生物燃料電池の胃も
作れると言いました -
13:31 - 13:32先程 紙から微生物燃料電池の胃も
作れると言いました -
13:32 - 13:36生物分解性の素材から
ロボットの全体が出来るのです -
13:36 - 13:39野外に放置すると
その後 朽ち果てます -
13:40 - 13:42心の底からワクワクします
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13:42 - 13:45これは私達のロボットに対する概念を
全く変えてしまいそうです -
13:45 - 13:48それだけでなく
これらのロボットを使って -
13:48 - 13:51出来る事への考え方が 実に
クリエイティブな物にもなるのです -
13:51 - 13:52一例をご紹介しましょう
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13:52 - 13:55ロボットを作るのに
ゼリーが使えたらー -
13:55 - 13:57ゼリーを食べますよね?
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13:57 - 13:59こんなものを作っては
如何でしょう? -
13:59 - 14:01グミベアー・ロボットです
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14:02 - 14:05ここにいくつか
予め用意しておきました -
14:05 - 14:06さあここに
グミの小袋があります -
14:07 - 14:09レモン味です
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14:10 - 14:13グミベアーを食べます
この熊はロボットっぽくないですね? -
14:13 - 14:14でもそういうふりをします
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14:14 - 14:171つ口の中に放り込みます
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14:17 - 14:19レモン味 美味いですね
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14:19 - 14:22あまり噛まないように気をつけます
ロボットですから 嫌でしょうし -
14:23 - 14:26そして飲み込みます
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14:26 - 14:27胃の中に入ります
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14:27 - 14:31そこでロボットは動き、思考し
曲ったりくねったりします -
14:31 - 14:33何かをするのです
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14:33 - 14:35更に腸の方まで移動して
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14:35 - 14:37潰瘍やがんが
あるかどうかを見極め -
14:37 - 14:39注射のような事を
するかも知れません -
14:39 - 14:42一旦その仕事を終えたら
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14:42 - 14:44ロボットは胃で消化されたり
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14:44 - 14:46それを望まなければ
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14:46 - 14:48そのまま消化器官を通り
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14:48 - 14:49トイレに流され
-
14:49 - 14:51環境の中で安全に分解されます
-
14:51 - 14:54これは又 私達の
ロボットへの概念を変えます -
14:55 - 15:00はじめに汚染物質を食べるロボットを
ご紹介しました -
15:00 - 15:02次に私達が食べられる
ロボットでした -
15:02 - 15:04これが将来のロボットとの
-
15:04 - 15:06関わりのヒントを
与えてくれると思います -
15:08 - 15:10ご清聴有難うございました
-
15:10 - 15:14(拍手)
- Title:
- 汚染物質を餌にするRow-bot|ジョナサン・ロシター|TEDxWarwick
- Description:
-
生物に見られる過程を改良したものをロボット工学に当てはめる重要性を強調しながら、ジョナサンのトークはRow-botを通した考え方の一例を取り上げています。藻類や枯れた植物を餌とする水生昆虫であるマツモムシを基にして作られたRow-botは汚水を飲み込む事によってその体を動かす小さなロボットです。ジョナサンはロボット工学を専門とする教授でブリストルロボティクス研究所のソフトロボティクス部門の部長です。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。 - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 15:19
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Shoko Takaki commented on Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Shoko Takaki edited Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick | ||
Shoko Takaki edited Japanese subtitles for The row-bot that feeds on pollution | Jonathan Rossiter | TEDxWarwick |
Shoko Takaki
このトークにはTEDtalk版もあります。併せてレビューをお願いします。
http://amara.org/en/videos/nga8lEUdRtSG/ja/1792356/?tab=subtitles