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「音楽は言葉だ」 / ヴィクター・ウッテン

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    音楽は言葉だ
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    音楽も話し言葉も
    その役割は同じ
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    両方とも表現の手段
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    コミュニケーションの
    ための道具だ
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    音楽や言葉を
    人は読み書きできて
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    また それには
    人を笑わせたり
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    涙させたり 自問させたり
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    訴えかける力もある
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    もちろん 両方とも
    感動を生む
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    言葉よりも音楽の方が
    力を持つことだってある
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    感情に訴えるとき 音楽を
    頭で理解する必要はないから
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    音楽は言葉だという点には
    多くの音楽家が同意するが
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    音楽がそんな扱いを
    受けることは稀だ
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    優れた教師に付いて
    厳しい練習に耐え
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    初めて 習得できるものだと
    思われている
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    この指導方式は数百年に渡って
    成功を収めてきた
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    この指導方式は数百年に渡って
    成功を収めてきた
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    しかし…
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    時間が掛かり過ぎる
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    本当に時間が
    掛かり過ぎだ
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    子供の母国語習得を
    考えてみるといい
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    特に どう学んだかを
    よく考えてほしい
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    人は赤ん坊の時から
    しゃべり始める
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    言葉が完璧でなくても
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    ミスが許される
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    いくら間違えようと
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    親はただ
    微笑むばかりだ
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    話し方を学ぶため週２回
    お稽古に通うなんてことはしない
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    話す相手の多くは
    初心者ではなく
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    流暢な話者だ
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    十分上達するまでは
    他の赤ん坊とだけ話すよう
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    親に言われたとしたら
    どうなるか？
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    まともな会話が出来る前に
    大人になってしまうだろう
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    音楽の言い方をするなら
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    赤ん坊でもプロと
    ジャムセッションできるのだ
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    母国語を学ぶように音楽にも
    自然体で取り組めれば
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    母国語のように短期間で
    習得できる
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    そのことは
    音楽家のいる家庭に育った
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    子供を見ると分かる
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    音楽を教え学ぶ時の
    キーポイントを紹介しよう
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    １. 最初は間違っても
    構わず演奏させること
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    空想のギターで
    遊んでいる子供に
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    音を外すなんてことは
    ないんだから
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    ２. 日常的に 優れた音楽家と
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    一緒に演奏できる機会を
    設けること
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    ３. 「練習」ではなく
    「演奏」を楽しませること
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    演奏を重ねるにつれて
    自分から練習するようになる
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    音楽とは楽器からではなく
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    音楽家からわき出るものだ
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    忘れていけない大切なことは
    表現したいことがあるときにこそ
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    言葉は力を発揮するということだ
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    先生が何人いても生徒の
    表現したいものは分からない
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    指示されたことしか
    表現しなくなるだけだ
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    子供たちは書くことを
    習う前に話し始める
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    初めから規則ばかりだったら
    勢いを削がれてしまう
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    オレに言わせれば 音楽にも
    同じことが当てはまる
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    結局のところ 音楽もまた
    一種の言葉なんだ
Title:
「音楽は言葉だ」 / ヴィクター・ウッテン
Description:

音楽は人を笑わせ、涙させ、考えさせ、自問させる強力なコミュニケーションの手段です。グラミー賞を５回受賞した経歴のあるベーシストのヴィクター・ウッテンは、母国語の習得と同じように音楽に取り組むように薦めます。つまりミスを受け入れ、好きなだけ楽しむのです。
(先生: ヴィクター・ウッテン　製作: TED-Ed)
※このビデオの教材がed.ted.comにあります:
http://ed.ted.com/lessons/victor-wooten-music-as-a-language
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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
05:00

Japanese subtitles

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