何でもネットで学ぶ方法
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0:01 - 0:05これはジェネラル・ドラフティング社が
1937年に発行した -
0:05 - 0:06ニューヨーク州の地図です
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0:06 - 0:10この地図は 地図マニアの間では
とても有名なんです -
0:10 - 0:13ここキャッツキル山脈の麓に
-
0:13 - 0:15ロスコーという小さな町があって —
-
0:15 - 0:17スクリーンに映した方が
見やすいですね -
0:17 - 0:21ロスコーの町があり
そのすぐ上にロックランドがあって -
0:21 - 0:25そのすぐ上にアグローという
小さな町があります -
0:25 - 0:28アグローは 地図の専門家の間では
よく知られているんですが -
0:28 - 0:30それは「ペーパータウン」だからです
-
0:30 - 0:32これは「著作権トラップ」とも呼ばれています
-
0:32 - 0:36ニューヨークの地図は
誰が作ろうと -
0:36 - 0:39似通ったものになります
-
0:39 - 0:42それで地図出版社は
著作権を守るために -
0:42 - 0:46地図に実在しない場所を
紛れ込ませておくんです -
0:46 - 0:49その架空の場所が
他社の地図に出ていたなら -
0:49 - 0:52コピーされたと分かります
-
0:52 - 0:57アグロー(Agloe)という名前は
この地図の作者のアーネスト・アルパースと -
0:57 - 1:00オットー・リンドバーグの
イニシャルを並び替えたものです -
1:00 - 1:03彼らの地図は
1937年に発行されました -
1:03 - 1:07何十年か後にランドマクナリー社が
-
1:07 - 1:09このアグローの町が載っている
地図を出版しました -
1:09 - 1:14舗装もされていない道が交差しているだけの
何もない場所です -
1:14 - 1:17ジェネラル・ドラフティング社は
これを見てしてやったりと思い -
1:17 - 1:20すぐランドマクナリー社に
電話したことでしょう -
1:20 - 1:22「おい パクっただろ?
-
1:22 - 1:26アグローはうちででっち上げた町で
実在しないペーパータウンだ -
1:26 - 1:29訴えてやるから覚悟しておけ!」
-
1:29 - 1:33するとランドマクナリー社は言います
「いやいや アグローは実在しますよ」 -
1:35 - 1:37みんなアグローという町が
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1:37 - 1:39そこにあるものと期待して
-
1:39 - 1:44あの何もない未舗装道の交差点に
行くものだから -
1:44 - 1:48誰かがアグローという場所を
作ってしまったんです -
1:48 - 1:49(笑)
-
1:49 - 1:53最盛期にはガソリンスタンドと
雑貨屋と2軒の家がありました -
1:53 - 1:55(笑)
-
1:56 - 2:00これは作家にとっては
抗しがたい魅力のある話です -
2:00 - 2:03作家は自分が紙に書いた作り話が
-
2:03 - 2:07我々の住む世界を実際に変えられると
思いたいものです -
2:07 - 2:10それで私は3番目に出した本を
「ペーパータウン」という題にしたんです -
2:10 - 2:15しかしそのようなことが起きるメディア以上に
私の興味を引きつけるのは -
2:15 - 2:17その現象そのものです
-
2:18 - 2:22世界の姿が地図を形作るというのは
当たり前のことです -
2:22 - 2:26世界の形が地図の形を決めます
-
2:27 - 2:29しかしさらに興味深いのは
-
2:29 - 2:33どう地図を作るかで
世界は変わるということです -
2:34 - 2:38というのも もし北が下だったとしたら
世界は違った場所になるでしょう -
2:38 - 2:42もしアラスカとロシアが
反対側にあるのでなければ -
2:42 - 2:44世界は違った場所になるでしょう
-
2:44 - 2:47もしヨーロッパを
実際に応じたサイズで示したら -
2:47 - 2:49世界は違った場所になるでしょう
-
2:50 - 2:54世界地図によって世界は変わるのです
-
2:54 - 2:59地図の作り方に
どのようなものを選ぶかで -
2:59 - 3:02我々の人生の地図の形は変わり
-
3:02 - 3:04それにより人生の形も変わります
-
3:04 - 3:09何を地図に描くかで
人生のたどる道は変わるのです -
3:09 - 3:13私が言っているのは
オプラ・エンジェル・ネットワークのような -
3:13 - 3:16「思いによってガンは克服できる」
みたいな話ではありません -
3:16 - 3:23地図は将来自分がどこにいるかを
示しはしませんが -
3:23 - 3:25いる可能性のある場所は示します
-
3:25 - 3:29個人的な地図に載っていない場所には
なかなか行かないものです -
3:30 - 3:33子供のころ私は
できの悪い生徒でした -
3:33 - 3:36平均成績が5段階で
2に近いものでした -
3:37 - 3:39私がそんなに成績が悪かったのは
-
3:39 - 3:42学校教育というのが
-
3:42 - 3:44大人になるために設定された
-
3:44 - 3:48単なるハードルのように
感じていたからです -
3:48 - 3:51私はそんな恣意的なハードルを
別に越えたいと思わず -
3:51 - 3:54実際越えないこともよくありました
-
3:54 - 3:56するとみんな脅しはじめます
-
3:56 - 3:59この記録は一生ついてまわるんだとか
-
3:59 - 4:01将来良い仕事に就けないぞとか
-
4:01 - 4:03でも良い仕事になんかに
就きたくはありませんでした -
4:03 - 4:0611、12歳頃の私に言わせるなら
-
4:06 - 4:09良い仕事に就いている人たちというのは
朝すごく早く起きなければならず -
4:09 - 4:11(笑)
-
4:11 - 4:15彼らが朝一番にするのが
何かと言えば -
4:15 - 4:19首つり縄みたいなものを
首に巻くということです -
4:20 - 4:22文字通り自分の首に
首つり縄をかけて -
4:22 - 4:25何か知りませんが
仕事に出かけていくんです -
4:25 - 4:28それが幸せな人生のためのレシピとは
到底思えません -
4:28 - 4:32象徴に魅了された
12歳の子供の想像力からすると -
4:32 - 4:34毎朝最初にするのが
-
4:34 - 4:37自分の首を締めることだ
なんて人たちが -
4:37 - 4:39幸せなんかではあり得ません
-
4:39 - 4:40そんな結末を迎えるために
-
4:40 - 4:43努力してハードルを越えようなんて
どうして思うでしょう? -
4:43 - 4:45酷い結末です
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4:45 - 4:48それから高校1年になって
-
4:48 - 4:51このインディアン・スプリングス・
スクールに移りました -
4:51 - 4:54アラバマ州バーミングハム近郊の
小さな寄宿学校です -
4:54 - 4:57そして私は突如として
学ぶ者へと変わりました -
4:57 - 4:58そうなったのは
-
4:58 - 5:01学ぶ人々のコミュニティに
入ったためです -
5:01 - 5:04そこでは
知の追求や取り組みを -
5:04 - 5:06尊ぶ人たちに
囲まれていました -
5:06 - 5:10それまで私がかっこいいと思っていた
斜に構えて真剣に取り組まない姿勢は -
5:10 - 5:12そこでは賢明でも面白くもなく
-
5:12 - 5:15挑み甲斐ある難しい問題に対する
-
5:15 - 5:19愚かで凡庸な反応でしか
なかったのです -
5:19 - 5:21学ぶのは素敵なことだと知った私は
学び始め -
5:21 - 5:25無限集合にも大小があることを
知りました -
5:25 - 5:29弱強五歩格とは何で
なぜそれが耳に心地良いのかを知りました -
5:29 - 5:32南北戦争とは国有化の争いだったことを学び
-
5:32 - 5:33物理の初歩を学び
-
5:33 - 5:36因果と相関を混同してはならないことを
学びました -
5:36 - 5:38このような知識は
-
5:38 - 5:43文字通り私の日々を
豊かにしています -
5:43 - 5:46その多くを「仕事」で
使わないのは確かですが -
5:46 - 5:48それは要点ではなく
-
5:48 - 5:50知とは地図作りに
関わることなんです -
5:50 - 5:52地図作りの過程とは
どんなものでしょう? -
5:52 - 5:56どこかの地へと航海して行って
-
5:56 - 5:58「この場所の地図を作ろう」と思い
-
5:58 - 6:01それから「地図にすべき場所が
もっとあるかもしれない」と思う -
6:01 - 6:03学びが本当に始まるのは
そこなんです -
6:03 - 6:06私を見捨てずにいてくれた
教師がいたのは確かで -
6:06 - 6:08それは私にとって
幸運なことでした -
6:08 - 6:13私なんかに投資するのは無駄だと思わせるようなことを
たびたびしていましたから -
6:13 - 6:16しかし私が中学高校時代に
学んだことの多くは -
6:16 - 6:19教室の中ではなく
-
6:19 - 6:21教室の外で学んだものでした
-
6:21 - 6:23たとえば私は今でも暗唱できます
-
6:23 - 6:26「傾いた日の光のある冬の午後
-
6:26 - 6:28荘厳な聖堂の音のように重苦しく・・・」
-
6:28 - 6:31エミリー・ディキンソンの詩を
-
6:31 - 6:33学校で習ったからではなく
-
6:33 - 6:35高校生の時 学校にいた
-
6:35 - 6:38アマンダという子を好きになって
-
6:38 - 6:41その子がエミリー・ディキンソンを
好きだったからです -
6:41 - 6:43「機会費用」について学んだのもそうです
-
6:43 - 6:47私が部屋でスーパー・マリオ・
カートで遊んでいると -
6:47 - 6:49友達のエメットが入ってきて
-
6:49 - 6:51「何時間やってるんだ?」と聞くので
-
6:51 - 6:54「さあ 6時間くらいかな」と答えると
-
6:54 - 6:58彼は「その6時間にサーティワン・
アイスクリームでバイトしていたら -
6:58 - 7:0030ドル稼げたんだぞ
それはつまり — -
7:00 - 7:03スーパー・マリオ・カートをやるために
30ドル払っているようなものだ」と言うので -
7:03 - 7:06「それくらい払ってやるさ」
と返しました -
7:06 - 7:08(笑)
-
7:08 - 7:12しかし私はそれで
機会費用というものを学び -
7:13 - 7:18それによって私の人生の地図は
より良く より大きくなり -
7:18 - 7:20より多くの場所を
含むようになったんです -
7:20 - 7:22起こりえることが増え
-
7:22 - 7:24可能な未来が広がりました
-
7:25 - 7:27これが系統立った
-
7:27 - 7:30正式な学習過程でないのは確かです
-
7:30 - 7:33穴だらけで 整合性がなく
知らないことも沢山あります -
7:33 - 7:34カントールが発見した
-
7:34 - 7:38「ある無限集合は別の無限集合よりも大きい」
という話は知っていましたが -
7:38 - 7:41その背後にある解析学を
ちゃんと理解していたわけではありません -
7:41 - 7:43機会費用の考えは
分かっていましたが -
7:43 - 7:45収穫逓減の法則は知りませんでした
-
7:45 - 7:46しかし学習を
-
7:46 - 7:49越えなければならない
恣意的なハードルではなく -
7:49 - 7:52地図作りだと考えることの良い点は
-
7:52 - 7:55海岸線が少し見えると
もっと見たいと思うようになることです -
7:55 - 7:58今では背後にある解析学についても
-
7:58 - 7:59ある程度分かるようになりました
-
7:59 - 8:02だから中高時代には
周りに学ぶコミュニティがあって -
8:02 - 8:04大学でも別のコミュニティがあり
-
8:04 - 8:06就職すると
また別のコミュニティがありました -
8:06 - 8:09雑誌「ブックリスト」の
編集アシスタントになったんですが -
8:09 - 8:11周りにいるのはみんな
ものすごく博識な人たちです -
8:11 - 8:13それから私は本を書いて
-
8:13 - 8:15作家が誰でも夢見ることをしました
-
8:15 - 8:17すっぱり仕事を辞めたんです
-
8:17 - 8:18(笑)
-
8:18 - 8:24高校以来初めて
私は学ぶコミュニティを失いました -
8:24 - 8:25それは惨めで
-
8:25 - 8:27嫌なものでした
-
8:27 - 8:30その2年ほどの間に
沢山の本を読みました -
8:30 - 8:32スターリンについての本を読み
-
8:32 - 8:35ウズベクの人々がイスラム教徒になった
経緯を書いた本を読み -
8:35 - 8:38原子爆弾の製造方法についての
本を読みました -
8:38 - 8:41しかしそれは自分で作ったハードルを
自分で飛び越えているようで -
8:41 - 8:45学ぶコミュニティに属している
ワクワク感はありませんでした -
8:45 - 8:48周りの世界を
より良く知ろうという -
8:48 - 8:52壮大な地図作成の企図に
共に取り組む人々の輪の中にいる -
8:52 - 8:55興奮はありませんでした
-
8:55 - 8:57それから2006年に
-
8:57 - 8:59この人物 ゼイ・フランクに出会いました
-
8:59 - 9:02直接会ったわけではなく
ネットで見つけたんです -
9:02 - 9:07ゼイ・フランクは当時
「ゼイ・フランク・ショー」という -
9:07 - 9:09ビデオシリーズをやっていて
-
9:09 - 9:12私はそこで再び学ぶコミュニティに
戻ることができたんです -
9:12 - 9:15これは彼がラスベガスについて
語っているくだりです -
9:16 - 9:19(ナレーション) ラスベガスは
大きく暑い砂漠の真ん中に作られました -
9:19 - 9:22ここにあるものは大概
どっかよそから持ってきたものです -
9:22 - 9:24岩あり 木あり 滝あり
-
9:24 - 9:28この魚なんか私の空飛ぶ豚と
同じくらいに場違いでしょう -
9:28 - 9:30周りの焼けるように熱い砂漠と比べたなら
-
9:30 - 9:31この人たちもそう
-
9:31 - 9:33世界中のあらゆるものが
ここに再現されています -
9:33 - 9:36元々の歴史や それを体験した人々からは
切り離されて -
9:36 - 9:40時には改善さえされています
スフィンクスにもちゃんと鼻があります -
9:40 - 9:43ここでは何か欠けていると
感じることがありません -
9:43 - 9:46このニューヨークが持つ意味は
誰にとっても同じです -
9:46 - 9:50すべてが文脈を欠いています
それは文脈が何でもありということでもあります -
9:50 - 9:52セルフ・パーキング イベントセンター
シャークリーフ -
9:52 - 9:55この場所のでっち上げは
世界最大の偉業の1つと言えるかもしれません -
9:55 - 9:58ここに属する人は誰もおらず
誰もがここに属しているからです -
9:58 - 10:00朝歩き回っていると
-
10:00 - 10:03多くの建物は太陽を砂漠へと反射する
巨大な鏡であることに気付きました -
10:03 - 10:05しかしこの鏡は
普通の鏡とは違い -
10:05 - 10:08それが映すのは
周りに埋め込まれた自分の姿ではなく -
10:08 - 10:09空虚です
-
10:09 - 10:11(ジョン・グリーン) ピクセルが目に付く
オンラインビデオを見ると -
10:11 - 10:13なんか懐かしい思いがしますね
-
10:13 - 10:15(笑)
-
10:15 - 10:20彼は優れた知識人というだけでなく
優れたコミュニティの作り手でもあります -
10:20 - 10:22そして彼のビデオを巡るコミュニティは
-
10:22 - 10:25多くの点で学ぶコミュニティでもありました
-
10:25 - 10:28みんなで協力してゼイ・フランクと
チェスで対戦して打ち負かしたり -
10:28 - 10:33ある若者がアメリカ横断旅行するのを
みんなで助けたり -
10:33 - 10:35地球を具にサンドイッチを作ったり—
-
10:35 - 10:381人が地球のある地点で
パンを持ち -
10:38 - 10:41もう1人が
地球の反対側の地点で -
10:41 - 10:43パンを持つんです
-
10:44 - 10:50馬鹿げたアイデアではありますが
その中に学びの要素があり -
10:50 - 10:52それが私を夢中にさせたんです
-
10:52 - 10:55インターネットを探せば そのようなコミュニティを
至る所で見つけられます -
10:55 - 10:57Tumblrで解析学の
タグをフォローすれば -
10:57 - 11:00多くの人が不平を言っているのを
見るでしょうが -
11:00 - 11:02そういった不平を
リブログして -
11:02 - 11:06解析学は面白くて
美しいんだと言い -
11:06 - 11:10相手が解けないと思った問題は
どう見るべきかを示す人がいます -
11:10 - 11:12Redditのサイトには
「歴史学者に聞く」とか -
11:12 - 11:15「科学質問箱」のような
サブカテゴリがあり -
11:15 - 11:17専門家に
-
11:17 - 11:19様々な質問をすることができて
-
11:19 - 11:22真剣な質問もあれば
馬鹿げた質問もあります -
11:22 - 11:24しかし学ぶ者にとって
-
11:24 - 11:28現在最も興味深いコミュニティが
見られるのはYouTubeです -
11:28 - 11:29異論は認めます
-
11:29 - 11:34YouTubeのページというのは
教室を思わせます -
11:34 - 11:36たとえば「ミニット・フィジックス」では
-
11:36 - 11:39ある男が物理の世界のことを
教えています -
11:39 - 11:40(ナレーション) 本題に入ろう
-
11:40 - 11:442012年7月4日時点で ヒッグス粒子は
素粒子物理学の標準モデルにおいて -
11:44 - 11:47実験的に確認されていない
最後の基本要素だった -
11:47 - 11:50しかし標準モデルができた
1970年代に未発見だったのなら -
11:50 - 11:52なんでヒッグス粒子は
他のよく知られた -
11:52 - 11:54電子や光子やクォークのような
粒子と並んで -
11:54 - 11:56標準モデルに含められたのかと
疑問に思うかもしれない -
11:56 - 11:58良い質問だね
大きな理由は2つある -
11:58 - 12:02第1に 電子が電場の励起であるのと同様に
-
12:02 - 12:05ヒッグス粒子は
どこでも浸透するヒッグス場の -
12:05 - 12:07励起の粒子であるということ
-
12:07 - 12:09ヒッグス場は
弱い相互作用のモデルにおいて -
12:09 - 12:11重要な役割を果たす
-
12:11 - 12:14特にその弱さの理由を
ヒッグス場が説明してくれる -
12:14 - 12:16この点については
後のビデオでもっと詳しく話そう -
12:16 - 12:19弱い核力の理論は
1980年代に確認されたものの -
12:19 - 12:23方程式においてヒッグス場は
弱い核力と複雑に絡み合っていて -
12:23 - 12:27それが独立して実在するものであることを
確認することはできなかった -
12:27 - 12:30(グリーン) 次のビデオは
私が「速修講座」シリーズの1つとして -
12:30 - 12:32第一次世界大戦について
話したものです -
12:32 - 12:35(ナレーション) 戦争の直接の原因は
1914年6月28日にサラエボで -
12:35 - 12:38オーストリアの
フランツ・フェルディナント大公が -
12:38 - 12:42ボスニア系セルビア人の国粋主義者
ガヴリロ・プリンツィプにより暗殺されたことです -
12:42 - 12:4420世紀最初の大きな戦争が
-
12:44 - 12:46テロで始まったということに
-
12:46 - 12:47注意しておきましょう
-
12:47 - 12:50フランツ・フェルディナント大公は
伯父である皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に -
12:50 - 12:53さほど好かれていたわけではありません
この髭男ね -
12:53 - 12:57しかしそれでも暗殺によってオーストリアは
セルビアに最後通牒を出すことになり -
12:57 - 13:00セルビアはオーストリアの要求の
一部しか飲まなかったため -
13:00 - 13:03オーストリアがセルビアに
宣戦布告することになりました -
13:03 - 13:06ロシアはセルビアと同盟関係にあったので
軍を動員しました -
13:06 - 13:08オーストリアと同盟関係にあったドイツは
-
13:08 - 13:10軍の動員をやめるように
ロシアに求めましたが -
13:10 - 13:13ロシアが従わなかったため
ドイツも軍を動員して -
13:13 - 13:16ロシアに宣戦布告し
オスマン帝国との同盟を固め -
13:16 - 13:20さらにフランスにも宣戦布告しました —
だってフランスだから -
13:20 - 13:23(笑)
-
13:23 - 13:26みんながYouTubeで学んでいるのは
-
13:26 - 13:29物理や歴史ばかりではありません
-
13:29 - 13:31次は数学のビデオです
-
13:34 - 13:36(ナレーション) また数学の授業だね
-
13:36 - 13:38数学は毎日あるから
-
13:38 - 13:41それで何かを学ぶ
無限級数の和とか -
13:41 - 13:42高校で習うよね?
-
13:42 - 13:46こんな面白い話を高校でやるのは変な話だけど
連中はどうにか台無しにしてしまうので -
13:46 - 13:50それがカリキュラムに無限級数が入っている
理由だと思う -
13:50 - 13:53分かることながら 気を紛らわそうと
落書きをしつつ -
13:53 - 13:56当の問題について考えるよりは
series (級数) の複数形って何だろうと考え始める -
13:56 - 13:59serieses? seriese?
seriesen? serii? -
13:59 - 14:03それとも単数形を serie とか
serum に変えるべきなのかも -
14:03 - 14:06sheep の単数形が
shoop であるべきなのと同じように -
14:06 - 14:08でも 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + ・・・という和が
-
14:08 - 14:111に近づくというのは有用だ
たとえば — -
14:11 - 14:13それぞれ隣のゾウのしっぽを
鼻で掴んでいる -
14:13 - 14:15ゾウの列を描きたいときなんかには
-
14:15 - 14:18大人のゾウ 子ゾウ
赤ちゃんゾウ 犬サイズのゾウ -
14:18 - 14:21子犬サイズのゾウ という具合に
小さなタスクスさんを越えて続けていける -
14:21 - 14:23これは少なくとも
微妙にすごいことで -
14:23 - 14:261本の線の上に
無数のゾウを描きながら -
14:26 - 14:28ノートの1ページ内に
収めることができるんだから -
14:28 - 14:30(グリーン) 最後は
「スマート・エブリデイ」のデスティンで -
14:30 - 14:32角運動量保存について
話していますが -
14:32 - 14:35YouTubeのことなので
ネコを使っています -
14:35 - 14:37(ナレーション) デスティンです
「スマート・エブリデイ」にようこそ -
14:37 - 14:41ネコがいつも脚を下にして着地するのには
気付いていると思う -
14:41 - 14:43今日の疑問は
それはなぜかということ -
14:43 - 14:46多くのシンプルな疑問と同様
答えはすごく込み入っている -
14:46 - 14:48この疑問をきちんと言い換えるなら
-
14:48 - 14:52「ネコはいかにして脚を上にした状態から
脚を下にした状態へと -
14:52 - 14:56落下中の基準座標系において 角運動量保存則を
破ることなく 遷移するのか?」 -
14:56 - 14:57(笑)
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14:57 - 15:01(グリーン) 紹介した4本のビデオに
共通しているのは -
15:01 - 15:05YouTubeで50万回以上
再生されていることです -
15:05 - 15:08見ている人々は
授業で見ているのではなく -
15:08 - 15:11それぞれのYouTubeチャンネルにできた
-
15:11 - 15:14学ぶコミュニティの一員として
見ているのです -
15:14 - 15:16YouTubeは教室のようだと言いましたが
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15:16 - 15:18色々な点でその通りであり
-
15:18 - 15:21本当に昔ながらの教室のようです
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15:21 - 15:25先生がいて
その元に生徒がいて -
15:25 - 15:27みんなで対話しています
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15:27 - 15:29YouTubeのコメント欄は
-
15:29 - 15:32一般に評判が悪いですが
-
15:32 - 15:35これらのチャンネルの
コメント欄を見たなら -
15:35 - 15:39そこにあるのは取り上げられているテーマに
取り組む人々の姿で -
15:39 - 15:42込み入った難しい質問をし
-
15:42 - 15:45他の人がその質問に答えています
-
15:45 - 15:50YouTubeにおいては
先生がビデオで説明するのと -
15:50 - 15:53みんながコメントするのは
-
15:53 - 15:55同じページの上です
-
15:55 - 16:01そうやって生の活発な本物の議論に
参加できるのです -
16:01 - 16:05私も自分のビデオのコメント欄で
議論に参加しています -
16:05 - 16:08このことは歴史であれ
数学であれ科学であれ -
16:08 - 16:10同じです
-
16:10 - 16:16そして若い人々がネットにある
このようなツールやジャンルを使って -
16:16 - 16:19知に取り組む場を作り出しています
-
16:19 - 16:21インターネットのミームなどに
通常見られる -
16:21 - 16:25皮肉で無関心な態度とは
違っています -
16:25 - 16:28あの「神は退屈して解析学を作った」みたいな
-
16:28 - 16:31こちらではハニー・ブー・ブーが
産業資本主義を批判しています -
16:31 - 16:34[自由資本主義は
人類の良き面などではない -
16:34 - 16:37まったく逆で それは残忍で破壊的
なニヒリズムの手段なのだ] -
16:37 - 16:39スライドの字が
見えないかもしれませんけど -
16:40 - 16:42私はこのようなコミュニティが
-
16:42 - 16:49新しい世代の学びの場となっていると
信じています -
16:49 - 16:54私が中高時代に持っていて
大学で再び得たような -
16:54 - 16:58地図を作るコミュニティです
-
16:58 - 17:00そして大人になってから
-
17:00 - 17:05このような学ぶコミュニティに再び出会い
-
17:05 - 17:10大人になっても学び続けるようにと
力づけられています -
17:10 - 17:14私はもはや学びが若者だけのものとは
感じません -
17:14 - 17:16ヴァイ・ハートや
「ミニット・フィジックス」は -
17:16 - 17:20以前は知らなかったようなことを
教えてくれました -
17:20 - 17:22みんな啓蒙時代のパリのサロンや
-
17:22 - 17:25アルゴンキン・ラウンド・テーブルに
-
17:25 - 17:27思いをはせて
-
17:27 - 17:28「ああ そんな場にいられたら
-
17:28 - 17:32ドロシー・パーカーの冗談に笑うことができたなら
素敵なのに」と思いますが -
17:32 - 17:36そのような場は
今でも存在しているのです -
17:36 - 17:41年寄りが恐れて近づかない
インターネットの片隅にあるのです -
17:41 - 17:42(笑)
-
17:42 - 17:491960年代にアグローが
現実に作られた時 -
17:49 - 17:53私たちは歩み始めたのです
-
17:53 - 17:54ありがとうございました
-
17:54 - 17:57(拍手)
- Title:
- 何でもネットで学ぶ方法
- Speaker:
- ジョン・グリーン
- Description:
-
教室で学ぶのが得意な人もいればそうでない人もいますが、いずれにせよ私たちは学び、新しいことを発見し、自分の頭を試すのが好きです。ただそのための自分に合った場所と、共に学ぶコミュニティを見つける必要があるのです。この魅力的な講演では作家のジョン・グリーンがオンライン・ビデオに見出した学びの場について話してくれます。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 18:10
Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The nerd's guide to learning everything online | ||
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Misaki Sato accepted Japanese subtitles for The nerd's guide to learning everything online |