寛容さを育むため、観光に出かけよう!
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0:01 - 0:04私は 観光事業をしながら
平和構築に取り組んでいます -
0:04 - 0:07でも 始めから
そうだったわけではありません -
0:07 - 0:107歳のとき テレビで
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0:10 - 0:12皆が石を投げているのを見て
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0:12 - 0:16「これは面白そうだ」と思いました
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0:16 - 0:18そこで 私は表に出て
石を投げました -
0:18 - 0:23本来 イスラエルの車に向けて
石を投げるべきだったのですが -
0:23 - 0:27近所の車に
石をぶつけてしまいました(笑) -
0:27 - 0:31私の愛国主義は
感心されませんでした -
0:31 - 0:33これは 兄と私の写真です
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0:33 - 0:36小さい方が私です
きっと こうお思いでしょう -
0:36 - 0:39「昔はかわいかったのに
どうしちゃったんだい?」 -
0:39 - 0:41私のこの兄は
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0:41 - 0:4318歳のときに逮捕され
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0:43 - 0:46投石の罪で刑務所に入れられました
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0:46 - 0:50石を投げたことを認めなかったため
彼は暴行を受け -
0:50 - 0:52内臓に損傷を負い
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0:52 - 0:57そのことが原因で
出所後すぐに亡くなりました -
0:57 - 1:00私は怒りに駆られ 憤慨し
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1:00 - 1:04復讐を心に誓いました
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1:04 - 1:07でも18歳のとき転機が訪れます
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1:07 - 1:10就職のため ヘブライ語を学ぼうと
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1:10 - 1:13ヘブライ語の学校に通い
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1:13 - 1:18そこで 初めて
兵士ではないユダヤ人に会いました -
1:18 - 1:23本当にささやかなことですが
パレスチナ人には珍しく -
1:23 - 1:27カントリー音楽好きなことなどもあり
私たちは仲良くなりました -
1:27 - 1:31ただ そのとき初めて
二人の間には壁があることに気付きました -
1:31 - 1:37怒り 憎悪 無知という壁が
私たちを隔てているのです -
1:37 - 1:41でも 私は思いました
自分の身に何が起こるかは重要ではなく -
1:41 - 1:44本当に大事なのは
私が それにどう向き合うかだと -
1:44 - 1:47ですから
私は人生をかけて -
1:47 - 1:52人々を隔てるこの壁を
崩そうと決めました -
1:52 - 1:54以来 様々な方法で
取り組んでいます -
1:54 - 1:57観光も その一つですし
メディアや教育もあります -
1:57 - 2:01きっと こうお思いでしょう
「観光で何かを変えられるのか? -
2:01 - 2:02壁が崩せるのか?」
―答えはイエスです -
2:02 - 2:07観光こそ 最も安定して
これらの壁を打ち崩し -
2:07 - 2:11お互いを結びつけて友情を培う
持続可能な方法を -
2:11 - 2:14創れるものなのです
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2:14 - 2:182009年 私はMejdi Toursを
共同設立しました -
2:18 - 2:21人々を結びつけることを目的とした
社会事業で -
2:21 - 2:24ユダヤ人の友だち二人と作りました
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2:24 - 2:26私たちがしようとしているのは―
具体例で言えば -
2:26 - 2:30エルサレムで
イスラエル人とパレスチナ人各1名の -
2:30 - 2:33ツアーガイド2名で
一緒に観光案内をするというものです -
2:33 - 2:36二人は 全く異なる観点から
歴史や言い伝え -
2:36 - 2:39考古学や紛争を語ります
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2:39 - 2:43以前に コビーという友人と
一緒にツアーをしました -
2:43 - 2:46シカゴからのユダヤ人の方々を
エルサレムで案内したのですが -
2:46 - 2:49皆さんを パレスチナの
難民キャンプにお連れし -
2:49 - 2:51そこで このような
ご馳走を食べました -
2:51 - 2:54ちなみに こちらは母です
素敵でしょう -
2:54 - 2:56これは パレスチナの料理
「マクルーバ」です -
2:56 - 2:58「ひっくり返す」という意味で
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2:58 - 3:01お米と鶏肉を調理し
最後にひっくり返すのです -
3:01 - 3:02最高の料理で
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3:02 - 3:04皆で一緒に食べます
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3:04 - 3:07そして イスラエルとパレスチナの
合同バンドが演奏し -
3:07 - 3:08ベリーダンスをしました
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3:08 - 3:12ご存知のない方
あとで教えて差し上げますよ -
3:12 - 3:15そして 私たちが帰る日には
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3:15 - 3:17双方とも泣いていました
離れたくなかったのです -
3:17 - 3:213年経っても
まだこの関係は続いています -
3:21 - 3:24想像してください
毎年 海外旅行をする― -
3:24 - 3:2810億人の人たちが
こんな風に旅をするんです -
3:28 - 3:31ただ バスに乗って
名所をまわり -
3:31 - 3:33ホテルを移動し
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3:33 - 3:37車窓から 人々や文化の
写真を撮るのではなく -
3:37 - 3:40実際に人と結びつくのです
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3:40 - 3:44以前 イギリスからの
イスラム教徒のグループを -
3:44 - 3:47正統派ユダヤ教徒の家に
お連れして -
3:47 - 3:51そこの家族と
安息日の夕食を共にしました -
3:51 - 3:55ハミンというユダヤ料理のシチューを
一緒に食べました -
3:55 - 3:58しばらくして
100年前 彼らの祖先もまた -
3:58 - 4:01北アフリカの同じ地方から
やって来たのだと気づき -
4:01 - 4:04絆を深めたのでした
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4:04 - 4:07これは Facebookの
プロフィール用写真にするのでも -
4:07 - 4:09単なる被災地旅行でもありません
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4:09 - 4:11これは 旅行の「未来」です
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4:11 - 4:14皆さんも 私と一緒に
旅を変えてください -
4:14 - 4:16私たちは 世界中で
この取組みをしています -
4:16 - 4:19アイルランドから
イラン トルコまで -
4:19 - 4:21皆で あちこちに出かけ
世界を変えていきましょう -
4:21 - 4:23ありがとうございました
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4:23 - 4:25(拍手)
- Title:
- 寛容さを育むため、観光に出かけよう!
- Speaker:
- アジズ・アブ・サラ
- Description:
-
TEDフェローのアジズ・アブ・サラは、パレスチナ人の活動家で、平和構築のために変わったアプローチを推奨しています―それは観光旅行です。異文化の人たちが交流するだけで、何十年にもわたる憎悪がどのように解けゆくのかを紹介します。まずは、パレスチナ人がイスラエル人を訪問し、一歩前進する様子から。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 04:37
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