言葉のアイロニー(皮肉)って何だろう? ― クリストファー・ウォーナー
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0:15 - 0:17とてもいい天気だね!
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0:17 - 0:19素晴らしいね!
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0:19 - 0:23すごいアスリートだね!
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0:23 - 0:25ほめ言葉だと思うよね?
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0:25 - 0:28さて どうだろう
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0:28 - 0:29これらの言葉の裏にある
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0:29 - 0:31態度や声の調子によっては
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0:31 - 0:34ほめ言葉であるかもしれない
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0:34 - 0:35でも 同じように
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0:35 - 0:38鋭い攻撃的な言葉でもありうるんだ
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0:38 - 0:41言葉の裏にある態度の
ほんの少しの違いで -
0:41 - 0:45言葉のアイロニー(皮肉)と
呼ばれるものがあらわになる -
0:45 - 0:49誰かが「とてもいい天気だね」
と言ったら -
0:49 - 0:52その人は本当に
そう思っているのかもしれない -
0:52 - 0:53太陽が輝き
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0:53 - 0:55鳥が歌い
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0:55 - 0:57風が穏やかならば
の話だけどね -
0:57 - 0:58もしも 実はひどい天気で
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0:58 - 0:59雲がかかって
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0:59 - 1:01風が嵐のように荒れ狂っているときに
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1:01 - 1:05誰かが「とてもいい天気だね」
と言ったとしたら -
1:05 - 1:08その人は実際は
そうは思っていないだろう -
1:08 - 1:11本当は ひどい天気だと言いたいのに
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1:11 - 1:13反対のことを言ったんだ
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1:13 - 1:15これが言葉のアイロニー(皮肉)
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1:15 - 1:18話し手が本当のことと
反対のことを言うことだ -
1:18 - 1:19こう思っているんだろう―
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1:19 - 1:20それって当てこすりじゃないの
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1:20 - 1:22話し手がいやみを言っているのでは?
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1:22 - 1:23その通り
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1:23 - 1:26話し手が本当のことと
反対のことを言うのは -
1:26 - 1:28言葉のアイロニー(皮肉)であり
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1:28 - 1:30話し手が さらに一歩進んで
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1:30 - 1:32反対のことを言って
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1:32 - 1:35少しばかり辛辣に
意地悪に -
1:35 - 1:37からかっているときには
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1:37 - 1:39当てこすりであると言える
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1:39 - 1:402つ目の例を見てみよう
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1:40 - 1:42「素晴らしいね!」
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1:42 - 1:44誰かが生涯かけた夢を
かなえたときに -
1:44 - 1:45「素晴らしい!」
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1:45 - 1:47誰かがスポーツの大会で
優勝したときに -
1:47 - 1:48「素晴らしい!」
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1:48 - 1:50誰かが車で後ろから
追突してきたときに -
1:50 - 1:53「素晴らしい」わけないよね
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1:53 - 1:56だから 乗っている人が
「素晴らしいね!」と言ったら -
1:56 - 1:58実際と反対のことを
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1:58 - 2:00少しふざけて言っているんだ
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2:00 - 2:04これは言葉のアイロニー(皮肉)であり
当てこすりでもある -
2:04 - 2:06「才能があるアスリートだね」と
オリンピック選手に言ったとしたら -
2:06 - 2:09本心だろうし
言葉のアイロニーは見られない -
2:09 - 2:12不器用な子が英語の授業に
やってくるなり -
2:12 - 2:14つまづいて 本や鉛筆を
部屋中にばらまいたら -
2:14 - 2:18辛辣な皮肉っぽい言葉になるんだ
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2:18 - 2:21だって本当はそう思っていないんだから
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2:21 - 2:24これは言葉のアイロニー(皮肉)
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2:24 - 2:25実際に思っていることと
反対のことを言うことだよ -
2:25 - 2:27さらに その気の毒な人を
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2:27 - 2:29からかおうという気持ちがあるので
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2:29 - 2:32皮肉めいているだけでなく
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2:32 - 2:34いやみでもある
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2:34 - 2:35でも 気を付けて
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2:35 - 2:39当てこすりは全て
言葉のアイロニーに含まれるけど -
2:39 - 2:42言葉のアイロニーが全て
当てこすりであるわけではないんだ -
2:42 - 2:44言葉のアイロニーは
思っていることが -
2:44 - 2:47言っていることの反対であること
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2:47 - 2:50一方 当てこすりには
態度がひねりを効かせている -
2:50 - 2:51もうひとつの意味合いがあっても
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2:51 - 2:54当てこすりのように
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2:54 - 2:57響かないこともある
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2:57 - 2:59さあ 実際に
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2:59 - 3:03言葉のアイロニーと当てこすりの
実例を探してごらん -
3:03 - 3:04がんばって!
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3:04 - 3:07いや 本当に 頑張ってね
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3:07 - 3:08いやいや 本当に
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3:08 - 3:11この難しい課題を
頑張ってほしいと思っているんだよ -
3:11 - 3:14うん わかった
心から頑張ってね -
3:14 - 3:15君ならできる!
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3:15 - 3:17ここには言葉のアイロニーは
ないからね
- Title:
- 言葉のアイロニー(皮肉)って何だろう? ― クリストファー・ウォーナー
- Speaker:
- Christopher Warner
- Description:
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額面通りでは、言葉のアイロニー(皮肉)と当てこすり、そしてほめ言葉を分ける境界線はぼんやりしていることがあります。つまり、「それはいいね」という言葉が状況によって、3通りの意味を持ちうるのです。アイロニー(皮肉)に関する三部作の最後であるこのレッスンで、クリストファー・ウォーナーが最もよく普段から使うアイロニー(皮肉)である、言葉のアイロニー(皮肉)について説明します。
講師:クリストファー・ウォーナー
アニメーション:ベン・ピアース*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/what-is-verbal-irony-christopher-warner
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 03:29
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Natsuhiko Mizutani
メモ書き
人名は ウォーナーと表記するケースの方が多いと思われる
企業名だとワーナーでブランディングされている模様