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視覚を使った遠距離通信の発展 (コインの言語 5/9)

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    のろしは間違いなく、情報伝達の技術としては最も古いもので、
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    おそらく火が初めて使われた時代にさかのぼる。
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    のろしは、遠く離れた人間の知識状態に影響を与えることができる。
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    何かが存在「する」か「しない」かに気づくことができれば、
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    2つの知識状態のうち1つに切り替えることができるからだ。
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    1つの違いが、2つの状態に。
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    歴史を振り返れば、
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    軍事は効率的な意思疎通に強く依存するため、
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    この技術が大きく貢献したのが分かる。
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    きっかけは、ギリシャ神話に登場するカドモスだ。
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    フェニキア人の王子である彼は、ギリシャに表音文字をもたらした。
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    ギリシャ文字の起源であるフェニキア文字が、
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    軽くて安価なパピルスにより伝えられ、
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    その伝達力の強さは、聖職者から軍事階級まで影響を与えた。
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    ギリシャの軍事史には、のろしを始めとした意思伝達の、
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    初期の進歩の証拠が見られる。
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    ポリュビオスは紀元前200年生まれのギリシャの歴史家だ。
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    彼の著書『歴史』には、
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    当時の意思伝達技術についての発見が詳細に記されている。
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    本にはこうある:「適切な瞬間に行動する力が、
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    事業の成功にとって極めて重要である。
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    そして のろしは、それを促進するための最も効率的な装置である。」
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    しかし、彼はのろしの限界についても記していた。
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    「伝える情報を次のように事前に取り決めれば、のろしは有効だ。
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    例えば『船隊が到来』など。
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    しかし次の場合は伝えようがない:
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    ある市民が反逆罪であるとか、
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    町で大虐殺が起きているとか、
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    よくあるけれども全てを予測できない場合には、
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    全く太刀打ちできないのだ。」
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    のろしは、生じ得るメッセージ空間が小さい時に有効だ。
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    例えば敵が来たか来ないかなど。
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    しかし、生じ得るメッセージの総数が増え、メッセージ空間が大きくなると、
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    様々に違ったやり取りをする必要がある。
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    そして、ポリュビオスは次の技術も歴史書に記した。
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    発明者はアイネイアス・タクティコス、
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    最も初期の兵法の作家の1人で、
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    紀元前4世紀に生まれた。
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    彼の技術は次のように記載されている:
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    「のろしを用いて緊急の知らせをお互いにやり取りするためには、
  • 2:38 - 2:43
    まず全く同じ幅と深さの容器を2つ用意する。
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    そして真ん中に棒を通す。
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    棒には等間隔で目盛りを付け、
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    目盛りを区別するため、横にギリシャ文字を表示する。
  • 2:52 - 2:57
    各文字は、対応表の中の1つのメッセージに対応する。
  • 2:57 - 3:01
    戦争でよく起こる出来事を、メッセージとして割り振っておくのだ。
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    通信は次の手順で行う:
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    まず送信者は松明を掲げ、メッセージがあることを知らせる。
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    次に受信者も松明を掲げ、受信する準備ができたことを知らせる。
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    そして送信者が松明を下ろすと同時に、
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    容器の底にあけられた同じ大きさの穴から、双方が排水を始める。
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    伝えたいところに達した時点で、送信者は松明を掲げ、
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    それを合図に双方が排水を止める。
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    双方の水位は等しくなり、
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    これが共有されたメッセージとなる。
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    この巧妙な手法では、メッセージを伝えるために時間差を用いた。
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    しかし これには時間がかかり、伝達能力は限られていた。
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    ポリュビオスはさらに新しい手法について記していた。
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    発案者のデモクリトスが言うには「私の論こそ完ペキだ」とのことで、
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    その手法は明確かつ伝達性に優れ、
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    あらゆる種類の緊急メッセージを正確に伝えることができる。
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    「ポリュビオスの換字表」として知られるその手法とは、次のようなものだ:
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    遠く離れた2人がそれぞれ松明を10本持ち、
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    それを5本のグループ2つに分ける。
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    始めに、送信者は松明を掲げ、受信者の応答を待つ。
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    次に、各グループの松明のうち特定の数だけを灯し、それを掲げる。
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    受信者は次に、1番目のグループで灯された松明の数を数える。
  • 4:37 - 4:42
    この数は、共有のアルファベット表の、ある行番号を表す。
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    そして2番目のグループの松明は、この表の列番号を表す。
  • 4:47 - 4:52
    行・列番号の交点が、送信された文字となる。
  • 4:52 - 4:57
    さてこの手法は、2文字のやり取りとみなせるのだ。
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    松明5本のグループが1文字で、5種類のみの文字とみなす。
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    1から5本で5種類だ。
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    これらの文字を2つ合わせると、
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    掛け合わせて 5 × 5 = 25種 になる。
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    5 + 5 ではないのだ。
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    この掛け算が意味することは、
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    この話の中で重要な、組み合わせに関する理解があったことだ。
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    このことは紀元前6世紀のインドで書かれた、
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    ススルタ著の医学書にはっきり示されている。
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    古代インドの賢人ススルタは、次のように記した:
  • 5:32 - 5:35
    「6種類の異なるスパイスがあるとき、
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    異なる味を何種類つくることができるか?」
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    さて、スパイスの混ぜ方は、
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    次の6つの質問に分解することができる。:
  • 5:44 - 5:47
    Aを加えるか? はい/いいえ
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    Bを加えるか?
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    Cは?
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    Dは?
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    Eは?
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    そしてFは?
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    こうして回答列のパターン数が、
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    木のように倍々に増えていくのがポイントだ。
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    2 x 2 x 2 x 2 x 2 x 2 = 64 より、
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    64通りの異なる回答列を作ることができる。
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    イエスorノー形式の質問が n 個あるとき、
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    考えられる回答パターンは 2のn乗 個になるのが分かるだろう。
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    さて 1605年、フランシス・ベーコンは、
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    この着想をもとに、たった2通りの違いからー
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    全種類のアルファベットを送信できることをはっきり説明した。
  • 6:31 - 6:35
    ベーコンの「バイラテラル暗号」の説明が遺っている:
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    「2種類の文字を5つ並べれば、
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    32種を表すのに事足りる。
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    この技を用いると、2種類の状態を持つ物体を用意するだけで、
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    距離に関係なく、ある人の心の中の意図をー
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    表明する方法ができたことになる。」
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    全種類のアルファベットをやり取りするために2種のものを利用するというー
  • 6:58 - 7:02
    単純な考えは、17世紀に大きな飛翔を遂げた。
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    きっかけは、1608年のリッペルスハイと1609年のガリレオが望遠鏡を作ったことだ。
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    人間の視覚の及ぶ範囲が急激に伸び、
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    3倍、8倍、33倍…と増えていったのだ。
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    そのため、はるかに遠い距離間でも、2種類の差異を観測できるようになった。
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    イギリスの博学者であるロバート・フックはー
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    レンズを使った人間の視覚の拡張に興味を持ち、
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    1684年に王立協会でこう語って議論に火を付けた。
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    「理論の実現があと少し進めば、
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    ロンドンで文字を掲げた直後に、
  • 7:41 - 7:46
    同じ文字をパリで見ることができるだろう。」
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    それからというもの、状態の違いをより遠くへー
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    効率的に伝達するための発明が、あふれるように生まれた。
  • 7:54 - 7:57
    1795年に生まれたある技術によって、
  • 7:57 - 8:02
    2種類の違いのみで全てのことをやり取りできると完璧に示された。
  • 8:02 - 8:06
    ジョージ・マレー卿の「腕木通信」が、
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    イングランドの脅威「ボナパルト家支持者」に対するイギリスの対応に用いられた。
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    これは回転する6つのシャッターからなり、
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    それぞれ「開」か「閉」どちらかにセットできる。
  • 8:17 - 8:20
    ここでは、シャッターそれぞれを「2種の違い」とみなせる。
  • 8:20 - 8:24
    6つのシャッターは、6つの質問に該当する。「開」か「閉」か?
  • 8:24 - 8:29
    その違いは 2の6乗 = 64通りあり、
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    全ての文字と数字を割り当てても余るほどだ。
  • 8:34 - 8:38
    さて、 この標識塔を観測するのは、
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    64通りある決定木の経路のうち、1つを観測することでもあるのだ。
  • 8:52 - 8:55
    これと望遠鏡があれば、複数の標識塔を通してー
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    とてつもない距離へ文字を送信できるようになった。
  • 8:59 - 9:04
    しかし1820年の発見が、革命的な技術につながった。
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    通信機間で2種の文字を通信できる距離において、
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    後世まで影響をもたらした技術だ。
  • 9:10 - 9:16
    その新しい着想は、私達の「情報化時代」への道しるべとなったのだ。
Title:
視覚を使った遠距離通信の発展 (コインの言語 5/9)
Description:

シンプルな「のろし」から18世紀の腕木通信まで、視覚を使った遠距離通信の歴史について。このビデオではポリュビオス、 アイネイアス、 ススルタ、 フランシス・ベーコン、ロバート・フックなどの発明を追う。

情報元:
Communications: An International History of the Formative Years (Burns)
Understanding Media (McLuhan)
The Mathematical Theory of Communication (Shannon)
The Histories (Polybius)
本の翻訳文のリンク: http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Roman/Texts/Polybius/home.html)

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Video Language:
English
Duration:
09:20

Japanese subtitles

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