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個人情報を守る新たな方法

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    IDについてお話します
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    私には 大変興味深いトピックです
  • 0:04 - 0:07
    その理由は この依頼を受けた時に
  • 0:07 - 0:11
    ある論文を読み終えたばかりでした
    詳細は忘れたものの
  • 0:11 - 0:14
    Facebook社の誰かが
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    「実名公開の義務化」を提案しました
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    そうすれば基本的に
    全てが解決するそうです
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    しかし それは間違っています
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    この本人確認に対する
    保守的な見解のせいで
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    あらゆるトラブルに
    巻き込まれるのです
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    そういう訳で
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    4つの問題点を説明し
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    その解決方法を提案したいと思います
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    ご興味を持っていただければ幸いです
  • 0:36 - 0:38
    問題を捉えるためにはまず
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    そもそも 本物とは何でしょうか?
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    これは私が絵を見ているところを
    携帯カメラで
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    撮影したものです
  • 0:46 - 0:47
    [それで?]
  • 0:47 - 0:48
    実はこの絵は悪名高い
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    贋作家が描いた作品なのです
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    ― 私はプレゼンが苦手なので
  • 0:52 - 0:54
    カードにある
    名前をすっかり忘れてしまいました ―
  • 0:54 - 0:59
    その画家はフランスの印象派といったような
    名作を模倣したかどで
  • 0:59 - 1:02
    ウェイクフィールド刑務所に入れられました
  • 1:02 - 1:05
    彼は腕が良かったので
    刑務所にいる時に
  • 1:05 - 1:07
    刑務所の所長や誰もが
  • 1:07 - 1:10
    壁に飾る名画を
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    描いてもらいたがりました
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    これは名作ではありますが
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    名作の贋作であり
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    キャンバスには
    真正の贋作と表示されているわけです
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    お分かりいただけたでしょうか?
  • 1:22 - 1:24
    (笑)
  • 1:24 - 1:26
    私達が本物について語る時
  • 1:26 - 1:31
    見た目よりもフラクタルだとわかる
    良い見本だと思います
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    4つの適切な例を示したいと
    思います
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    最初の問題は
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    チップとPINについてですね
  • 1:38 - 1:40
    [銀行とシステム崩壊を招くレガシー ]
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    [オフライン解決策]
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    皆さん IC付きカードをお持ちですよね
  • 1:43 - 1:45
    なぜ 例として挙げるのでしょうか?
  • 1:45 - 1:49
    これは本人確認の従来の考え方が
    システム構築のセキュリティを
  • 1:49 - 1:52
    いかに破壊しているかを示す好例だからです
  • 1:52 - 1:54
    お手元にある
    このIC付きカードには
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    何百万ポンドもかけて開発した
    小さな IC が載っていて
  • 1:58 - 1:59
    安全そのものです
  • 1:59 - 2:01
    電子顕微鏡で調べたり
  • 2:01 - 2:04
    バラバラにすることはできても
  • 2:04 - 2:07
    新聞で読む限り
    このチップは解読されたことがありません
  • 2:07 - 2:10
    これは冗談ですが
    私達はこの非常に安全なチップを
  • 2:10 - 2:14
    わざわざ偽造が容易な
    磁力テープに貼り付け
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    ナマケモノの犯罪者のために
    エンボス加工しています
  • 2:18 - 2:21
    つまり 犯罪者が大急ぎで
    誰かのカードをコピーしようとする場合
  • 2:21 - 2:23
    カードに紙を乗せて
    鉛筆でこすればいいのです
  • 2:23 - 2:25
    そういった類のスピード技です
  • 2:25 - 2:28
    これは興味深いことに
    私のデビットカードも同様です
  • 2:28 - 2:31
    名前やSALTコードなどが
    表面に書かれています
  • 2:31 - 2:34
    なぜでしょうか?
  • 2:34 - 2:38
    IC 付きカードに名前を記すのに
    現実的な理由はありません
  • 2:38 - 2:40
    そう考えてみると
  • 2:40 - 2:43
    これは予想より
    はるかに根が深い問題です
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    カードの記名で得するのは
  • 2:45 - 2:47
    犯罪者だけだからです
  • 2:47 - 2:49
    だって自分の名はご存知ですよね?
  • 2:49 - 2:50
    (笑)
  • 2:50 - 2:52
    出かけていって
    買い物をした時に
  • 2:52 - 2:55
    重要なのはPINであって
    名前ではないでしょう
  • 2:55 - 2:58
    カードの裏に名前が必須なのは
  • 2:58 - 2:59
    今のところアメリカだけです
  • 2:59 - 3:00
    私はアメリカに行って
  • 3:00 - 3:02
    磁気ストライプのカードで払う時は
  • 3:02 - 3:04
    カルロス・テザーズとサインしています
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    単なるセキュリティ対策ですが
  • 3:05 - 3:08
    デイブ・バーチというサインがあれば
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    カードの不正使用になります
  • 3:10 - 3:11
    私はデイブ・バーチと
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    サインしないので犯罪者だと分かります
  • 3:14 - 3:16
    (笑)
  • 3:16 - 3:18
    もし カードを道に落としてしまい
  • 3:18 - 3:20
    それを犯罪者が拾えば
    読めるのです
  • 3:20 - 3:20
    名前が分かれば
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    そこから住所を探して
  • 3:22 - 3:24
    ウェブで買い物をできるわけです
  • 3:24 - 3:27
    ではなぜ カードに名前を入れるのでしょうか?
  • 3:27 - 3:30
    個人認証は名前と関係していると考えているからで
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    IDカードの概念に捕らわれ
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    逃れられないからです
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    それは数年前におじゃんになりましたが
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    もし あなたが政治家や個人事業主であり
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    IDを考えるなら
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    カードに書かれた名前だけで
    個人認証を考えるのは
  • 3:47 - 3:50
    現在ではとても致命的です
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    2番目の例は
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    チャットルームです
  • 3:55 - 3:55
    [チャットと子供]
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    自慢の息子の写真です
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    友達とバンドの最初のギグを
    行っているところで
  • 4:02 - 4:04
    お金を稼いでいるところです
  • 4:04 - 4:04
    (笑)
  • 4:04 - 4:06
    この写真は気に入っています
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    これで医学部に
    遥かに入りやすくなるでしょうからね
  • 4:09 - 4:10
    (笑)
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    さしあたり この写真は気に入っているのです
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    なぜそれを使うのか?
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    保護者の立場から
    この経験をみると興味深いからです
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    息子と友人達は集まって
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    教会のホールなどの部屋を予約して
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    バンドを組んでいる友人を
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    かき集めるといったことを
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    facebookで行うのです
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    チケットを売り
    「メニュー」なるものに最初のバンドが載ります
  • 4:31 - 4:32
    メニューは相応しい
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    言い回しではありませんが
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    最上位のバンドは
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    公の場所で演奏したこともあるようなバンドでしたが
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    チケット20枚分の売上をもらえます
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    次のバンドは次の20枚の売上を
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    受けとるわけです
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    メニューの下位の5番目で
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    息子たちに機会はないと思いましたが
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    実際は20ポンド稼ぎました
    凄いでしょう?
  • 4:51 - 4:53
    要するにウェプ以外は
  • 4:53 - 4:56
    うまくいったのです
  • 4:56 - 4:58
    子供達はFacebookで
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    メッセージをやり取りして
    あれこれアレンジしましたが
  • 5:01 - 5:03
    相手は誰だかわからないわけですね?
  • 5:03 - 5:05
    これが解決したい問題なのです
  • 5:05 - 5:07
    誰もが本名を使うとすれば
  • 5:07 - 5:09
    インターネットで心配する事は
    ありません
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    だから息子が私に
  • 5:10 - 5:15
    「ギターの話をチャットルームでしたいんだ」と
    言ったときは
  • 5:15 - 5:18
    「だめだ チャットルームで
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    ギターの話をするのはいかん
    メンバーは友達だけじゃないからな
  • 5:22 - 5:24
    変質者や教師や牧師も
  • 5:24 - 5:28
    いるかもしれないんだからな
  • 5:28 - 5:29
    (笑)
  • 5:29 - 5:32
    こういったことを新聞でよく
    読みますよね?
  • 5:32 - 5:35
    私はチャットルームにいるのが
    誰かを知りたい
  • 5:35 - 5:37
    チャットルームに行ってもいいのは
  • 5:37 - 5:39
    誰もが本名を使っていて
  • 5:39 - 5:45
    犯罪歴も公開した時だけだ
  • 5:45 - 5:47
    もちろん そこで息子が誰かに本名を聞かれたら
  • 5:47 - 5:50
    私はダメだと言います
    本名なんて明かせません
  • 5:50 - 5:53
    もし 相手が変質者や
  • 5:53 - 5:55
    先生だったりしたら
    どうなるでしょうか
  • 5:55 - 5:57
    奇妙なパラドックスなのです
  • 5:57 - 5:59
    その場にいるのが
    誰かが分かっていれば
  • 5:59 - 6:01
    息子にチャットルームを利用させますが
  • 6:01 - 6:04
    子供に本名は明かしてほしくないのです
  • 6:04 - 6:06
    誰と話しているのかは知りたいのに
  • 6:06 - 6:07
    自分のことは伏せておく-
  • 6:07 - 6:09
    個人認証の限界なのです
  • 6:09 - 6:11
    ここには進展はなく
    行き詰ります
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    チャットルームはうまくいかないし
  • 6:13 - 6:17
    個人認証を考える上では
    良くない方法です
  • 6:17 - 6:20
    RSSフィードについて
  • 6:20 - 6:23
    私は批判的なことを言いましたが
  • 6:23 - 6:25
    そういうことは止めるべきです
  • 6:25 - 6:26
    どういう訳だかわかりませんが
  • 6:26 - 6:28
    受信トレイにチアリーダーに関するものがあり
  • 6:28 - 6:30
    それで読んでみたわけです
  • 6:30 - 6:32
    実に興味深い話でした
  • 6:32 - 6:34
    2年前に米国で起こったことでした
  • 6:34 - 6:37
    米国の高校のチアリーダー達が
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    チアリーディングコーチの
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    悪口を言いました
  • 6:41 - 6:43
    子供はよく先生の悪口を言いますよね
  • 6:43 - 6:44
    子供はよく先生の悪口を言いますよね
  • 6:44 - 6:46
    コーチはそれを見つけて
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    非常に腹を立てました
  • 6:48 - 6:50
    そこで生徒の一人に
    「Facebookの
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    パスワードを
    渡しなさい」と言ったのです
  • 6:52 - 6:56
    教育現場で-
    大学でさえ起こります
  • 6:56 - 6:57
    教育現場で-
    大学でさえ起こります
  • 6:57 - 6:59
    facebookのパスワードを
  • 6:59 - 7:01
    子供達は渡すしかなかったのです
  • 7:01 - 7:02
    子供ですからね!
  • 7:02 - 7:03
    本当に言うべきだったのは
  • 7:03 - 7:05
    「朝一番で弁護士が
  • 7:05 - 7:05
    電話します
  • 7:05 - 7:08
    これは修正案4条の
    明らかな侵害です
  • 7:08 - 7:09
    私のプライバシーの権利の侵害です
  • 7:09 - 7:10
    賠償請求します」
  • 7:10 - 7:11
    賠償請求します」
  • 7:11 - 7:12
    こう言うべきでした
  • 7:12 - 7:13
    でも子供ですから
  • 7:13 - 7:15
    パスワードを渡したのです
  • 7:15 - 7:17
    その先生は学校からはログインできません
  • 7:17 - 7:20
    学校はfacebookを
    ブロックしているからです
  • 7:20 - 7:22
    家に帰るまでは
    ログインできません
  • 7:22 - 7:23
    その少女は友達に呼びかけ
  • 7:23 - 7:24
    どうしたか?
  • 7:24 - 7:25
    先生がログインする前に
  • 7:25 - 7:27
    自分たちの携帯でログインして
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    プロファイルを削除したのです
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    先生がログインした時には
    何も残っていませんでした
  • 7:32 - 7:38
    要するにIDに対する考え方の違いです
  • 7:38 - 7:42
    特に十代の子達にとって
    IDは流動的であり
  • 7:42 - 7:43
    幾つもあるものです
  • 7:43 - 7:45
    ひとつでは満足しません
  • 7:45 - 7:48
    気に入らなくなったり
    危険だったり 不適切になれば
  • 7:48 - 7:51
    削除して新しいのを
    手に入れればいいのです
  • 7:51 - 7:55
    お仕着せの政府などが発行したIDを
  • 7:55 - 7:57
    どこでも使用するという考え方は
  • 7:57 - 7:59
    完全に間違っています
  • 7:59 - 8:02
    Facebookにいる人が
    誰かなんて
  • 8:02 - 8:05
    嫌がらせをするわけでなければ
    どうでもいいことです
  • 8:05 - 8:08
    これではうまくいきません
  • 8:08 - 8:10
    4つめの事例は
    きっと皆さんが関心を持つでしょう
  • 8:10 - 8:12
    4つめの事例は
    きっと皆さんが関心を持つでしょう
  • 8:12 - 8:16
    G20の抗議デモのときの私の写真です
    [スライド上]
  • 8:16 - 8:20
    実際はデモに参加したのではなく
    G20デモの日に銀行で
  • 8:20 - 8:23
    会議があったんです
    銀行からメールが届きました
  • 8:23 - 8:28
    デモ参加者を刺激しないよう
    スーツを着用しないでということでした
  • 8:28 - 8:29
    でも私はスーツ姿の方が映えます
  • 8:29 - 8:31
    何がデモ参加者を反資本主義の狂気に
  • 8:31 - 8:32
    駆り立てるのが分かります
  • 8:32 - 8:33
    (笑)
  • 8:33 - 8:34
    そこで考えました
  • 8:34 - 8:37
    デモ参加者を刺激したくなければ
  • 8:37 - 8:38
    すべきことは
  • 8:38 - 8:39
    周りと同じ服装をすることです
  • 8:39 - 8:41
    黒ずくめの服装-
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    黒の目出し帽に
  • 8:43 - 8:44
    手袋をしました
  • 8:44 - 8:46
    訪問者帳を書く時は外しますけど
  • 8:46 - 8:46
    (笑)
  • 8:46 - 8:49
    黒いズボンとブーツで
  • 8:49 - 8:50
    完全に黒ずくめの格好です
  • 8:50 - 8:51
    10時に銀行に行って
  • 8:51 - 8:52
    「デイブ・バーチですが
  • 8:52 - 8:53
    3時に約束しています」
  • 8:53 - 8:55
    受付で記帳して
  • 8:55 - 8:58
    訪問者バッジをもらいました
  • 8:58 - 8:58
    (笑)
  • 8:58 - 9:00
    Facebook で本名を
  • 9:00 - 9:02
    名乗らせようというナンセンスの先に
  • 9:02 - 9:04
    こういったセキュリティがあるのです
  • 9:04 - 9:09
    見せかけのセキュリティであり
    本物ではありません
  • 9:09 - 9:12
    でもこういったことを
    セキュリティ面で演じているのです
  • 9:12 - 9:13
    セリフを覚えていれば
  • 9:13 - 9:15
    皆安泰です
  • 9:15 - 9:17
    でもこれは本当のセキュリティでは
    ありません
  • 9:17 - 9:21
    特に私は銀行側で働いているので
    G20デモ参加者よりも
  • 9:21 - 9:22
    銀行を嫌っています
  • 9:22 - 9:25
    実際 銀行側の考えている事の方が
    よっぽどひどいですよ
  • 9:25 - 9:26
    (笑)
  • 9:28 - 9:33
    しかし 銀行で何かをしている人の隣で
    働いているとします
  • 9:33 - 9:36
    しかし 銀行で何かをしている人の隣で
    働いているとます
  • 9:43 - 9:45
    悪いトレーダーの隣にいるとします
  • 9:45 - 9:47
    銀行の上司にそのことを
    報告したいと思って
  • 9:47 - 9:49
    内部告発のためログオンして
  • 9:49 - 9:51
    こいつは悪いトレーダーだと
    メッセージを送信しても
  • 9:51 - 9:53
    私がこの銀行のトレーダーだと
  • 9:53 - 9:56
    分からなければ
    このメッセージは意味がありません
  • 9:56 - 9:58
    差出人不明のメッセージが届いても
  • 9:58 - 10:01
    その情報価値はゼロですから
  • 10:01 - 10:03
    メッセージを送信する意味がありません
  • 10:05 - 10:07
    しかし自分が誰であるかを
    証明しなければならないとしたら
  • 10:07 - 10:09
    メッセージは送りませんね
  • 10:09 - 10:13
    病院の看護士が酔っぱらいの外科医を
    告発するのと同じです
  • 10:13 - 10:16
    匿名であればメッセージを
    送るでしょう
  • 10:16 - 10:20
    ですから システムが
    匿名性を与えなくては
  • 10:20 - 10:22
    必要なことは得られないのです
  • 10:22 - 10:25
    これが4つの問題ですが
    どう対処したらよいのでしょうか?
  • 10:25 - 10:30
    ここでやりがちなことは
  • 10:30 - 10:32
    オーウェルの世界を思い浮かべることです
  • 10:32 - 10:36
    1953年に廃止したIDカードの
  • 10:36 - 10:38
    その電子版を試してみましょう
  • 10:38 - 10:41
    カードを持っていたとすると
  • 10:41 - 10:42
    facebookログインで
  • 10:42 - 10:43
    身元を証明します
  • 10:43 - 10:45
    それを常に携帯すれば
  • 10:45 - 10:46
    問題は解決です
  • 10:46 - 10:48
    もちろん私が今お話ししたこと全てを
  • 10:48 - 10:49
    解決するわけではなく
  • 10:49 - 10:50
    状況悪化も有り得ます
  • 10:50 - 10:53
    トランザクションで
    自分のIDを使うよう
  • 10:53 - 10:55
    強制されることが多くなれば
  • 10:55 - 10:58
    個人情報を盗まれる
    可能性は増します
  • 10:58 - 11:00
    トランザクションでは
    本当は必要のない
  • 11:00 - 11:03
    IDを使わなくするのが目的です
  • 11:03 - 11:05
    トランザクションの大半はそうです
  • 11:05 - 11:07
    大半のトランザクションで
    自分の個人情報を
  • 11:07 - 11:09
    明かすことはないのです
  • 11:09 - 11:11
    必要なときは
    自動車の運転許可とか
  • 11:11 - 11:12
    ビルへの入館許可とか
  • 11:12 - 11:13
    18才以上の証明
  • 11:13 - 11:16
    などの場合ですね
  • 11:16 - 11:18
    ここで私の提案は
    ジェームズのように
  • 11:18 - 11:21
    R&Dへの興味の復活であり
  • 11:21 - 11:22
    解決できるのです
  • 11:22 - 11:23
    私達に可能なことです
  • 11:23 - 11:25
    この状況ですから 当然
  • 11:25 - 11:27
    ドクター・フーに頼ります
  • 11:27 - 11:29
    なぜなら この中では
  • 11:29 - 11:30
    様々な職業で
  • 11:30 - 11:33
    ドクター・フーが既に答えを
    教えてくれていますからね
  • 11:33 - 11:34
    そうですね
  • 11:34 - 11:37
    海外から来られた方のために言うと
  • 11:37 - 11:40
    ドクター・フーは英国一の科学者です
  • 11:40 - 11:42
    (笑)
  • 11:42 - 11:45
    真実と啓蒙の担い手でもあります
  • 11:45 - 11:49
    これがドクターフーと
    サイキックペーパーです
  • 11:49 - 11:51
    サイキックペーパーは
    ご存じでしょう
  • 11:51 - 11:53
    イエスでも
    おたくではありませんよ
  • 11:53 - 11:55
    サイキックペーパーを見たことある人は?
  • 11:55 - 11:58
    いつも図書館で勉強ばかり
    しているんだね
  • 11:58 - 12:00
    今から説明しますよ
  • 12:00 - 12:01
    サイキックペーパーは
  • 12:01 - 12:03
    この紙を人にかざすと
  • 12:03 - 12:05
    その人の脳に働きかけて
  • 12:05 - 12:07
    必要な物のように見せるのです
  • 12:07 - 12:09
    英国パスポートが必要な場合
  • 12:09 - 12:10
    サイキックペーパーが
  • 12:10 - 12:12
    君にはパスポートに見えるんだ
  • 12:12 - 12:14
    パーティに行きたければ
  • 12:14 - 12:15
    サイキックペーパーを示せば
  • 12:15 - 12:17
    それが招待状に見えるわけだ
  • 12:17 - 12:19
    見せたい物に見えるんだ
  • 12:19 - 12:22
    この電子版が必要だという訳です
  • 12:22 - 12:24
    ほんの少し変更を加えて
  • 12:24 - 12:26
    本当に持っているなら
  • 12:26 - 12:28
    英国パスポートに見せればよい
  • 12:28 - 12:29
    実際に持っていれば
  • 12:29 - 12:31
    パーティの招待状に見せるだけ
  • 12:31 - 12:33
    私が18才以上ならば
    それを証明するだけです
  • 12:33 - 12:36
    それだけでいいんです
  • 12:36 - 12:41
    パブの警備員が
    年齢が18才以上だと確認する場合
  • 12:41 - 12:42
    私が運転免許を見せると
  • 12:42 - 12:45
    運転ができることと
  • 12:45 - 12:47
    名前や住所などまで分かりますが
  • 12:47 - 12:49
    サイキックペーパーならば
  • 12:49 - 12:52
    私が18才以上かどうかだけを
    示すわけです
  • 12:52 - 12:53
    そういったことです
  • 12:53 - 12:55
    空想的な考えでしょうか?
  • 12:55 - 12:56
    いいえ
    だからお話ししたのです
  • 12:56 - 12:59
    それをうまく機能させるためには
  • 12:59 - 13:02
    詳しくは触れませんが
    これから挙げていきます
  • 13:02 - 13:03
    あらゆる問題を解決する
  • 13:03 - 13:05
    皆が使えるインフラとして
  • 13:05 - 13:07
    構築していく計画が必要です
  • 13:07 - 13:08
    構築していく計画が必要です
  • 13:08 - 13:11
    私たちはユーティリティを作るつもりです
  • 13:11 - 13:12
    誰でも どこでも使用可能なものです
  • 13:12 - 13:13
    誰でも どこでも使用可能なものです
  • 13:13 - 13:16
    ちょっとその一例を
    お見せしましょう
  • 13:16 - 13:18
    これは日本のATMで
  • 13:18 - 13:21
    携帯の内部に指紋の情報が
    保存されています
  • 13:21 - 13:22
    お金を引き出す時は
  • 13:22 - 13:23
    ATMに携帯をかざして
  • 13:23 - 13:24
    指で触れれば
  • 13:24 - 13:26
    あなたの指紋が電話へ
    取り込まれ
  • 13:26 - 13:28
    携帯が認証等を行い 誰でも
  • 13:28 - 13:30
    ATMでお金を出せます
  • 13:30 - 13:33
    どこでも使える
    ユーティリティでなくてはなりません
  • 13:33 - 13:35
    たいへん便利で
  • 13:35 - 13:38
    パブにも持って行けるものです
  • 13:38 - 13:41
    パブの入口で必要なのは
  • 13:41 - 13:45
    18才以上でパブに入れるかを
    確認する装置です
  • 13:45 - 13:48
    アイディアとしては
    IDカードを戸口でタッチして
  • 13:48 - 13:50
    認証されれば
    私の写真が示され
  • 13:50 - 13:52
    だめなら
    赤いバツ印が現れる
  • 13:52 - 13:53
    それ以外の情報は公開しません
  • 13:53 - 13:55
    特別なツールはいりません
  • 13:55 - 13:57
    私も賛同している
  • 13:57 - 13:58
    ロスの発言に続けば
  • 13:58 - 14:00
    答えは一つです
  • 14:00 - 14:01
    特殊なツールは不要で
  • 14:01 - 14:02
    携帯上で機能させればいい
  • 14:02 - 14:04
    それが唯一の選択です
  • 14:04 - 14:05
    携帯で機能させればいい
  • 14:05 - 14:06
    66億台の携帯が
  • 14:06 - 14:07
    利用されています
  • 14:07 - 14:09
    私のお気に入りの統計によると
  • 14:09 - 14:11
    歯ブラシを使うのはたったの40億人です
  • 14:11 - 14:12
    これが意味する事は
  • 14:12 - 14:14
    何だかわかりませんが
  • 14:14 - 14:14
    (笑)
  • 14:14 - 14:17
    私は未来主義者が
    拡張型ユーティリティについて
  • 14:17 - 14:19
    教えてくれるのを頼りにしています
  • 14:19 - 14:20
    既存のユーティリティの上に
  • 14:20 - 14:22
    誰でも構築できるものです
  • 14:22 - 14:24
    誰でもこのインフラを使えて
  • 14:24 - 14:26
    許可やライセンス等は不要であり
  • 14:26 - 14:30
    誰でもそのコーディングができることです
  • 14:31 - 14:33
    対称性は有名ですから
  • 14:33 - 14:35
    図解は必要はありませんね
  • 14:35 - 14:36
    この方法をとりましょう
  • 14:36 - 14:37
    近接型ICカード代わりに
  • 14:37 - 14:38
    携帯を使って
  • 14:38 - 14:39
    実現するのです
  • 14:39 - 14:40
    実装すべきテクノロジーを
  • 14:40 - 14:41
    ご提案しています
  • 14:41 - 14:43
    サイキックペーパーは
  • 14:43 - 14:44
    既に現実です
  • 14:44 - 14:47
    バークレイ銀行の新しい非接触型の
  • 14:47 - 14:48
    デビットカードがあれば
  • 14:48 - 14:49
    既にこの技術を手にしています
  • 14:49 - 14:52
    大都市に行って
  • 14:52 - 14:53
    オイスターカードを使うといえば
  • 14:53 - 14:55
    ピンとくるでしょう?
  • 14:55 - 14:56
    技術はあります
  • 14:56 - 14:57
    この技術を組み込んだ
  • 14:57 - 14:58
    最初の携帯は
  • 14:58 - 15:00
    Google NexusやS2
  • 15:00 - 15:01
    サムスンWifi 7.9です
  • 15:01 - 15:03
    この技術を組み込んだ
  • 15:03 - 15:04
    最初の携帯は既に
  • 15:04 - 15:04
    販売されています
  • 15:04 - 15:06
    ガスの検査員が
  • 15:06 - 15:08
    私の母の家を訪問して
  • 15:08 - 15:11
    携帯を母に示して
  • 15:11 - 15:12
    母の携帯でタップした時
  • 15:12 - 15:14
    ブリティッシュガスの社員なら
    青信号がともり
  • 15:14 - 15:15
    承認されますが
  • 15:15 - 15:17
    赤信号なら
  • 15:17 - 15:18
    終わりです
  • 15:18 - 15:20
    この技術は存在しています
  • 15:20 - 15:21
    それ以上に
  • 15:21 - 15:23
    いくつかの例は直観に反して
    聞こえますが
  • 15:23 - 15:26
    個人情報を明かすことなく
    18才以上と証明することは
  • 15:26 - 15:28
    暗号技術として存在するだけでなく
  • 15:28 - 15:30
    よく知られ 浸透しています
  • 15:30 - 15:33
    デジタル署名や公開鍵証明による
    匿名化です
  • 15:33 - 15:35
    技術は普及していたものの
  • 15:35 - 15:36
    それをまとめる方法がなかったのです
  • 15:36 - 15:39
    この技術は既に存在しています
  • 15:39 - 15:43
    実際に機能しています
  • 15:43 - 15:45
    この技術が実験的に使われたことが
  • 15:45 - 15:46
    数例あります
  • 15:46 - 15:48
    これはハイド・パークの
  • 15:48 - 15:50
    ワイヤレス・フェスティバルで
  • 15:50 - 15:52
    Q2システム搭載したロンドン・ファッションウィークです
  • 15:52 - 15:54
    ご覧のように人々が
  • 15:54 - 15:55
    VIPバンドを着けて入場します
  • 15:55 - 15:56
    ノキアの携帯で
  • 15:56 - 15:57
    読取り チェックします
  • 15:57 - 15:59
    お見せするためだけに
    入れています
  • 15:59 - 16:00
    珍しいものではなく
  • 16:00 - 16:02
    あらゆる環境で機能しています
  • 16:02 - 16:03
    特別なことではありません
  • 16:03 - 16:09
    これが実現可能なことがわかるのは
  • 16:10 - 16:13
    ドクター・フーのエピソードですが
  • 16:13 - 16:15
    イースター特番では
  • 16:15 - 16:18
    彼はバスで火星に行きました
  • 16:18 - 16:20
    留学生のために繰り返しますが
  • 16:20 - 16:21
    いつもの事ではありません
  • 16:21 - 16:23
    これは特殊なケースです
  • 16:23 - 16:26
    ロンドンバスで火星に
    行くエピソードですが
  • 16:26 - 16:28
    このクリップはお見せできません
  • 16:28 - 16:31
    BBCによるアン女王式の
  • 16:31 - 16:33
    厳しい著作権保護のためです
  • 16:33 - 16:35
    ロンドンバスで火星に行く
    このエピソードでは
  • 16:35 - 16:40
    ドクター・フーは明らかに
  • 16:40 - 16:41
    オイスターカード対応バスで
  • 16:41 - 16:42
    サイキックペーパーを使っています
  • 16:42 - 16:45
    これで MSEインターフェイスを
  • 16:45 - 16:46
    搭載していることが分かります
  • 16:46 - 16:48
    ありがとうございました
Title:
個人情報を守る新たな方法
Speaker:
デイビッド・バーチ
Description:

バーテンダーにはあなたの年齢が、小売店ではあなたのPIN(個人認証番号)が必要ですが、名前はそうではありません。名前が必要なのはなりすまし犯だけです。 IDの専門家デイビッド・バーチが、断片化することで個人名を必要としない、より安全な個人認証方法を提案します。

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English
Team:
closed TED
Project:
TEDTalks
Duration:
17:01

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