独創的な人の驚くべき習慣
-
0:01 - 0:067年前 ある学生が会社への投資を求め
私のところへやってきて言いました -
0:06 - 0:08「友達と3人で会社を立ち上げて
-
0:08 - 0:11オンライン販売に参入して
業界を賑わせるつもりなんです」 -
0:12 - 0:15「じゃあ この夏をそれに捧げたんだな?」
と私が尋ねると -
0:15 - 0:18「いえ 失敗した場合に備え
全員インターンシップに行きました」 -
0:18 - 0:21「そうか でも卒業したら
フルタイムで働くんだよね?」 -
0:22 - 0:25「いえ そうでもなく
全員 念のため別の仕事にも就きます」 -
0:26 - 0:276ヶ月が過ぎ
-
0:27 - 0:29会社のローンチ前日になっても
-
0:29 - 0:31まともに使えるウェブサイトすら
ありません -
0:31 - 0:34「君らの会社にとって
ウェブサイトは生命線なんだぞ -
0:34 - 0:35サイトがなくちゃ話にならない」
-
0:37 - 0:40言うまでもなく
私は投資を断りました -
0:42 - 0:44後に付いた社名は
ワービーパーカーです -
0:44 - 0:46(笑)
-
0:46 - 0:47オンラインで眼鏡を売っています
-
0:48 - 0:52彼らは今や世界で最も革新的な会社として
認知されるようになり -
0:52 - 0:54その企業価値は10億ドルを越えました
-
0:54 - 0:57現在 うちの投資は
すべて妻に任せています -
0:59 - 1:01なぜ私は見抜けなかったのか
-
1:01 - 1:05それを探るべく 私は
「オリジナルな人」を研究しています -
1:05 - 1:07オリジナルな人は迎合せず
-
1:07 - 1:09新しいアイデアを持っているだけではなく
-
1:09 - 1:11アイデアを守るために行動します
-
1:12 - 1:14一歩抜け出て
声を上げる人々のことです -
1:14 - 1:17彼らは想像力を働かせ
世界に変化をもたらします -
1:17 - 1:20投資先として ふさわしい人々ですが
-
1:20 - 1:22私が思い描いていた人物像とは
まったく違います -
1:23 - 1:25今日は私が学んだ
3つの事をご紹介します -
1:25 - 1:27オリジナルな人を見抜き
-
1:27 - 1:30彼らの特徴を少しだけ取り入れる
コツです -
1:30 - 1:34私がワービーパーカーへの投資を
見送った第1の理由は -
1:34 - 1:37発足までに
時間が かかり過ぎていた点でした -
1:37 - 1:41「先延ばし魔」の精神については
皆さん 熟知しているでしょう -
1:43 - 1:47実を言うと 私はその逆で
「前倒し魔」です -
1:48 - 1:49ちゃんとした用語ですよ
-
1:49 - 1:52重大な締切が数時間後に迫り
まだ何もできていない時の -
1:52 - 1:54パニックをご存じですよね
-
1:55 - 1:57それを私は数ヶ月前に感じるのです
-
1:57 - 1:59(笑)
-
2:00 - 2:07事の始まりは子供の頃
任天堂のゲームに没頭した日々に遡ります -
2:07 - 2:09朝5時に起き
-
2:09 - 2:11ゲームを始めたら制覇するまで
休まずやり続けました -
2:12 - 2:16とうとう手に負えない状態になり
地元新聞が取材に来て -
2:16 - 2:20私を主人公に『任天堂のもたらした闇』
という記事を書きました -
2:20 - 2:23(笑)
-
2:23 - 2:25(拍手)
-
2:29 - 2:32あれから 歯は生え揃った代わりに
髪を失いました -
2:32 - 2:35(笑)
-
2:37 - 2:40しかしこの経験は
大学時代 非常に役立ちました -
2:40 - 2:45締め切り4ヶ月前に 卒業論文を
書き上げる事ができたからです -
2:46 - 2:50私はそれを誇りに思っていました
しかし数年前― -
2:50 - 2:54ある日ジヘという学生がやって来て
こう言ったのです -
2:54 - 2:57「先延ばしにしている時ほど
創造的なアイデアが浮かぶんです」 -
2:57 - 3:01「そりゃ結構だけど
レポート4本の提出はどうなった?」 -
3:01 - 3:02(笑)
-
3:02 - 3:04実際 彼女は最も創造性豊かな学生です
-
3:04 - 3:08そして これこそ組織心理学者として
私が探っている点ですから -
3:08 - 3:10彼女にデータを取るよう指示しました
-
3:10 - 3:12彼女は多くの会社へ赴き
-
3:12 - 3:15人々が先延ばしにする頻度について
アンケート調査を行いました -
3:15 - 3:19その後 回答者の創造性と独創性について
上司に評価してもらいます -
3:19 - 3:22案の定
私のように即座に物事に取り掛かり -
3:22 - 3:24課題をすぐ終わらせる前倒し魔は
-
3:24 - 3:26適度に先延ばしする人々よりも
-
3:26 - 3:28創造性に劣ると評価されました
-
3:28 - 3:32先延ばし常習者の結果はどうだったか
知りたくてジヘに聞くと -
3:32 - 3:35「まだ提出してくれていないから
わからない」 -
3:35 - 3:37(笑)
-
3:37 - 3:39冗談です
こんな結果になりました -
3:40 - 3:44ご覧のとおり 最後の最後まで
先延ばしにする人たちというのは -
3:44 - 3:48ひたすらサボっているので
新しいアイデアなど持てません -
3:49 - 3:52一方
即座に取りかかる人たちも -
3:52 - 3:56不安に駆られているので
独創的な考えを持てません -
3:57 - 4:01オリジナルな人たちの居場所は
そのどちらでもない所にあります -
4:02 - 4:03なぜなのでしょう
-
4:04 - 4:06独創的な人々は
作業の仕方が悪いのかもしれませんし -
4:06 - 4:10先延ばしは創造性を生まないのかも
しれません -
4:10 - 4:13それを明らかにする為に
私たちは実験をおこないました -
4:13 - 4:16参加者に新事業のアイデアを
生み出すという課題を与え -
4:16 - 4:18それを第三者に読んでもらって
-
4:18 - 4:21アイデアの独創性と有用性を
評価してもらいました -
4:21 - 4:25参加者の一部にはタスクに
すぐ取り掛かるよう求め -
4:25 - 4:27他は無作為に割り当て
先延ばしするよう -
4:27 - 4:29マインスイーパ(地雷ゲーム)に
-
4:30 - 4:325分または10分間 誘いこみました
-
4:32 - 4:35案の定
適度に課題を先延ばしした人々は -
4:35 - 4:39他の2つのグループよりも
16%も創造性に優れていたのです -
4:40 - 4:43ゲームの面白さは
この結果に影響していません -
4:43 - 4:46と言うのも ゲームをした後で
課題を知った場合には -
4:46 - 4:48創造性の上昇が見られないからです
-
4:48 - 4:51影響が出るのは
課題に取り組むと告げられてから -
4:51 - 4:53先延ばしした場合のみです
-
4:53 - 4:55先延ばしの間
課題は頭の片隅で動いており -
4:56 - 4:57アイデアが育っています
-
4:57 - 5:01先延ばしによって
様々なアイデアを巡らせる時間ができ -
5:01 - 5:04直線的でない思考や
予期せぬ飛躍が可能になるのです -
5:05 - 5:07これらの実験を終える頃
-
5:07 - 5:09私はオリジナルな人について
本を書き始め -
5:09 - 5:14ふと思いました「絶好の機会だ
先延ばしに関する章を書きながら -
5:14 - 5:16自ら先延ばしを学んでみよう」
-
5:17 - 5:18先延ばしを先延ばししました
-
5:20 - 5:23誇り高き前倒し魔なら
誰もがするように -
5:24 - 5:25翌朝は早起きして
-
5:25 - 5:28先延ばしの手順を書いた
「やることリスト」を作りました -
5:28 - 5:30(笑)
-
5:31 - 5:35「目標に向けて前進しない」という
目標に向けて -
5:35 - 5:39一生懸命 頑張りました
-
5:40 - 5:42先延ばしの章を書き始めて
-
5:42 - 5:44中盤に差しかかった ある日
私は -
5:44 - 5:46文字通り 文の途中で書くのを止め
-
5:46 - 5:48数ヶ月 放置しました
-
5:48 - 5:50死ぬほど苦しかったです
-
5:51 - 5:54しかし再開した時
様々な新しいアイデアが浮かびました -
5:55 - 5:56アーロン・ソーキンは言います
-
5:56 - 5:59「君が先延ばしと呼ぶものを
私は思考と呼ぶ」 -
6:00 - 6:02その過程で わかったのですが
-
6:02 - 6:05歴史上 オリジナルな偉人の多くは
先延ばし魔なのです -
6:06 - 6:07例えばレオナルド・ダ・ヴィンチは
-
6:07 - 6:11創作に打ち込んだり休んだりして
16年をかけ -
6:11 - 6:13『モナ・リザ』を描きました
-
6:13 - 6:14彼は自分を負け組と感じ
-
6:14 - 6:16手記にも幾度となく そう記しました
-
6:18 - 6:21しかし光学の世界に寄り道して
学んだことが -
6:21 - 6:23ダ・ヴィンチの光の描き方を一変させ
-
6:23 - 6:25画家として腕を上げることに
なりました -
6:26 - 6:28マーティン・ルーサー・キング・
ジュニアは -
6:28 - 6:32彼の人生で最も重要な演説をおこなった
ワシントン大行進の前夜 -
6:32 - 6:34午前3時すぎまで
台本に手を加えていました -
6:35 - 6:38観客席で聴衆とともに
自ら舞台に上がるのを待つ間も -
6:38 - 6:42彼はまだメモを書きつけ
セリフを削っていました -
6:43 - 6:45壇上で11分が過ぎた時
-
6:45 - 6:47彼は用意していた言葉を使わず
-
6:47 - 6:50歴史を変えた あの4語を発しました
-
6:50 - 6:52「I have a dream(私には夢がある)」
-
6:52 - 6:54台本にその言葉は なかったのです
-
6:55 - 7:00演説を完成させるというタスクを
最後の瞬間まで引き延ばす事によって -
7:00 - 7:03彼は自らの前に 使えるアイデアを
最大に広げておいたのです -
7:04 - 7:06文章が変更可能だったから
-
7:06 - 7:08彼は自由に即興ができたのです
-
7:09 - 7:12先延ばしは
生産性の面では悪徳ですが -
7:12 - 7:15創造性の面では美徳となり得るのです
-
7:15 - 7:17オリジナルな偉人の多くには
-
7:17 - 7:21素早く着手し 仕上げに時間が掛かる
という特徴があります -
7:21 - 7:23ワービーパーカーの件で
私が見誤ったのは それです -
7:24 - 7:26彼らが半年にも渡り
ぐずぐずしていた時 -
7:26 - 7:28私は彼らに言いました
-
7:28 - 7:31「多くの会社がオンラインで
眼鏡の販売を始めているんだぞ」 -
7:32 - 7:33彼らは先行者利益を逃しました
-
7:34 - 7:37しかし私は気づいていませんでした
彼らは その間 -
7:37 - 7:39オンラインで人々が安心して
-
7:39 - 7:41眼鏡の注文ができる方法を
探っていたのです -
7:41 - 7:44そもそも先行者利益は
ほぼ都市伝説です -
7:44 - 7:4850を超える製品カテゴリーを調査した
有名な研究があります -
7:48 - 7:50市場を開拓した先行企業と
-
7:50 - 7:54改良し 何か別の製品を売り出した
後発企業とを比較すると -
7:55 - 7:59先行企業の失敗率が
47%であるのに対して -
7:59 - 8:02後発企業は わずか8%で済んでいます
-
8:03 - 8:06Facebook(フェイスブック)が
ソーシャル・ネットワークを作ったのは -
8:06 - 8:09MyspaceやFriendsterが出るのを
待ってからでした -
8:09 - 8:13Google(グーグル)が出て来たのは
AltaVistaやYahooの何年も後です -
8:13 - 8:16誰かのアイデアの後
それを改良する方が -
8:16 - 8:18ゼロから生み出すよりも
ずっと簡単です -
8:19 - 8:23独創的になるために
一番乗りの必要はないのだと学びました -
8:23 - 8:25他と違いがあり
優れていれば良いのです -
8:26 - 8:29ただ 私がワービーパーカーを
見送った理由は他にもあります -
8:29 - 8:32彼らは不安で一杯でした
-
8:32 - 8:34念のため別の道を用意するなど
-
8:34 - 8:37先駆者としての勇気がないのではないかと
私は疑いました -
8:37 - 8:42私の思い描くオリジナルな人とは
こんな感じだったからです -
8:42 - 8:45[うまく言えないが私は大した人物だよ]
-
8:45 - 8:47(笑)
-
8:47 - 8:48確かに表面だけを見れば
-
8:48 - 8:50独創的な人の多くは自信に満ちています
-
8:50 - 8:52しかし その裏では
-
8:52 - 8:55彼らも我々と同じように不安や疑問、
恐怖を感じています -
8:55 - 8:56ただ 対応の仕方が違うのです
-
8:57 - 8:59ご覧ください
創造的な過程で -
8:59 - 9:01我々の多くは こんな考えをたどります
-
9:01 - 9:06[1:これ最高 2:微妙 3:ダメだ
4:自分はダメだ 5:大丈夫かも 6:最高] -
9:06 - 9:08(笑)
-
9:08 - 9:12そして私は研究によって
疑いにも2種類ある事を発見しました -
9:12 - 9:13自己への懐疑と
アイデアへの懐疑です -
9:13 - 9:15自己への懐疑は思考をマヒさせ
-
9:15 - 9:16動きを止めてしまいます
-
9:17 - 9:18一方 アイデアへの懐疑は力を与え
-
9:18 - 9:21挑戦や実験 そして洗練へと
自らを駆り立てます -
9:21 - 9:23まさにキング牧師がそうでした
-
9:23 - 9:26つまり オリジナルになる為のカギは
-
9:26 - 9:28とてもシンプルで
-
9:28 - 9:323番から4番への飛躍を
やめれば良いのです -
9:32 - 9:33「自分はダメな人間だ」と言う代わりに
-
9:33 - 9:36こう言うのです
「最初の何回かは いつもダメだけど -
9:37 - 9:38まだ到達していないだけだ」
-
9:39 - 9:41では どうすれば良いでしょう
-
9:41 - 9:42実は皆さんが普段 使っているー
-
9:42 - 9:44ウェブブラウザに
ヒントがあります -
9:45 - 9:48利用しているウェブブラウザを調べれば
-
9:48 - 9:50あなたの仕事の成果や貢献度が
予測できるんです -
9:51 - 9:55この検証結果が気に入らない人も
いるでしょう -
9:55 - 9:56(笑)
-
9:56 - 10:00FirefoxとChromeの利用者は
-
10:00 - 10:03Internet ExplorerとSafariの利用者より
はるかに優秀であると証明されました -
10:04 - 10:05やった!
-
10:05 - 10:07(拍手)
-
10:07 - 10:10ちなみに在職期間も
後者の方が15%長いです -
10:11 - 10:13理由は技術的なメリットではありません
-
10:13 - 10:17各ブラウザの利用者に
タイピング速度の差異は見られず -
10:17 - 10:20コンピュータの知識レベルも
似たようなものです -
10:20 - 10:22問題は そのブラウザを使うに至る
経緯です -
10:22 - 10:24Internet ExplorerとSafariを
使っている場合 -
10:24 - 10:27両者は元々コンピュータに
インストールされていますから -
10:27 - 10:30与えられた初期設定を
受け入れたというわけです -
10:31 - 10:34FirefoxとChromeを使うためには
初期設定を疑い -
10:34 - 10:36他の選択肢がないか調べ
いくらか機転を利かせて -
10:36 - 10:39新しいブラウザを
ダウンロードしなければなりません -
10:40 - 10:42この研究結果に対し
人々はこんな反応をします -
10:42 - 10:46「よし ブラウザをアップグレードすれば
仕事の効率が上がるんだな」 -
10:46 - 10:47(笑)
-
10:47 - 10:49違います
ポイントは 自ら率先して -
10:49 - 10:51既存のものを疑い
より良い選択肢を -
10:51 - 10:54探せる人になろう
ということです -
10:54 - 10:55それが上手くできる人は
-
10:55 - 10:58デジャブの対極に
自ら近づいて行きます -
10:59 - 11:02その名も「ブジャデ」です
-
11:02 - 11:04(笑)
-
11:05 - 11:08ブジャデとは それまでに何度も
見てきたものが -
11:08 - 11:11ある時 突然 新たな視点で
見えてくることです -
11:12 - 11:15ある映画の脚本に取り組んだ
脚本家の話です -
11:15 - 11:18その脚本は半世紀以上にも渡り
不採用になっていました -
11:18 - 11:22それまで どのバーションの脚本でも
主人公は悪い王女だったのですが -
11:22 - 11:25ジェニファー・リーが
それで筋が通るか疑問を呈しました -
11:25 - 11:27彼女が第1幕を書き直し
-
11:27 - 11:30悪役を悩める勇者に作り変えた結果
-
11:30 - 11:33『アナと雪の王女』は
史上最も成功したアニメ映画になりました -
11:34 - 11:36この逸話から得られる教訓は
シンプルです -
11:36 - 11:38疑問を感じたら
「ありのままに」しない -
11:39 - 11:41(笑)
-
11:42 - 11:43恐怖はどうでしょうか
-
11:43 - 11:45独創的な人々も恐怖を感じています
-
11:46 - 11:47失敗する事を怖れているのです
-
11:47 - 11:50しかし我々と違うのは
彼らが -
11:50 - 11:52挑戦し損なうことを
より怖れている点です -
11:52 - 11:55彼らは知っているのです
開業して破産するのも失敗ですが -
11:55 - 11:58開業にすら至らないというのも
失敗です -
11:58 - 12:02後々 最も深く後悔するのは
実行した事ではなく -
12:02 - 12:04実行しなかった事なのです
-
12:04 - 12:07やり直したい過去とは
科学で証明されている通り -
12:07 - 12:09逃したチャンスのことです
-
12:10 - 12:13イーロン・マスクに最近 聞いたのですが
彼はテスラが成功するとは思わず -
12:13 - 12:16スペースX社による打ち上げの
最初の何回かは -
12:16 - 12:19帰還はおろか 軌道に乗せるのも
失敗すると確信していたそうですが -
12:19 - 12:22その重要性から
挑戦せずには いられませんでした -
12:22 - 12:25私たちのほとんどは
重要なアイデアがあっても -
12:25 - 12:26挑戦しようとは思いません
-
12:27 - 12:29ここで良い事をお教えします
-
12:29 - 12:32まずいアイデアを基に評価されることは
ないんですよ -
12:32 - 12:33多くの人が誤解しています
-
12:33 - 12:35さまざまな業界を広く調査し
-
12:35 - 12:38人々に壮大なアイデアや
非常に重要な提案について尋ねると -
12:39 - 12:4385%の人は語らず
沈黙することを選びました -
12:43 - 12:47彼らは恥を怖れ
体裁を気にしていたのです -
12:47 - 12:50でも 実はオリジナルな人の頭の中って
まずいアイデアだらけで -
12:50 - 12:51駄作が山ほどあるんですよ
-
12:53 - 12:55たとえば これを発明した人です
-
12:55 - 12:58その発明家が
大人も子どもも怖がる 不気味な -
12:58 - 13:01おしゃべり人形を考案したことを
気にしますか? -
13:02 - 13:06しませんよね 電球の開発を根拠に
トーマス・エジソンを称えるでしょう -
13:06 - 13:08(笑)
-
13:09 - 13:11どの分野を見ても
-
13:11 - 13:14独創的で最も偉大な人たちは
最も多く失敗している人たちです -
13:14 - 13:16彼らは誰よりも多く挑戦するからです
-
13:16 - 13:19超一流のクラシック音楽の
作曲家たちを考えてみましょう -
13:19 - 13:23百科事典に載っている情報が
他の作曲家より多かったり -
13:23 - 13:26楽曲の再録音を重ねる回数が多い
作曲家がいるのは なぜでしょう? -
13:26 - 13:27最も有力な原因の1つは
-
13:27 - 13:30彼らの生み出した曲数が
膨大であることです -
13:31 - 13:34大量に作れば作るほど
その種類は豊富になり -
13:34 - 13:38本当に独創的なものを生み出す
可能性が高まるのです -
13:38 - 13:42バッハ、ベートーベン、モーツァルトという
クラシック音楽を代表する3人でさえ -
13:42 - 13:45ものすごい数の楽曲を作って
ようやく -
13:46 - 13:49数少ない傑作に
たどり着いたのです -
13:50 - 13:51だとすると不思議ですよね
-
13:51 - 13:55この人物は量産せずに
どうやって成功したのでしょう? -
13:56 - 13:57ワーグナーの成功の理由は
わかりません -
13:59 - 14:01しかし ほとんどの場合
より独創的になりたければ -
14:01 - 14:04より多くのアイデアを生み出す
必要があります -
14:05 - 14:08ワービーパーカーの創業者たちは
社名を考える中で -
14:08 - 14:12小売ブランドを確立するため
否定的なイメージがなく洗練された― -
14:12 - 14:13唯一無二の表現を探しました
-
14:13 - 14:162千以上の候補を試し
-
14:16 - 14:17ついに「ワービー」と「パーカー」を
-
14:17 - 14:19組み合わせました
-
14:20 - 14:23さて 話をすべて総合すると
オリジナルな人たちは 私たちと -
14:23 - 14:25さほど違わないことが分かります
-
14:26 - 14:29彼らも恐怖や疑問を感じます
先延ばしをします -
14:29 - 14:31アイデアには まずいのもあります
-
14:31 - 14:34そういう面が邪魔になるどころか
むしろ助けになって -
14:34 - 14:36彼らを成功に導くのです
-
14:36 - 14:39そういう面が見えたら
私と同じ間違いを犯さないでください -
14:39 - 14:40見限っては いけません
-
14:40 - 14:43それが自分自身の場合も
やはり切り捨ててはいけません -
14:43 - 14:46素早く着手し
仕上げに時間をかけることが -
14:46 - 14:47あなたの創造性を高めるのです
-
14:48 - 14:50自らのアイデアを疑い
挑戦し損なう恐怖を -
14:50 - 14:53受け止めることが
自らを奮い立たせるのです -
14:53 - 14:56少数の良いアイデアを生むために
多数のまずいアイデアが必要なのです -
14:57 - 14:59そうです
独創的になるのは簡単ではありません -
14:59 - 15:01しかし私は確信しています
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15:01 - 15:04私たちの世界を良くするのに
これ以上の方法はありません -
15:04 - 15:05ありがとうございました
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15:05 - 15:09(拍手)
- Title:
- 独創的な人の驚くべき習慣
- Speaker:
- アダム・グラント
- Description:
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創造的な人々はどのようにして素晴らしいアイデアを思いつくのでしょうか? 組織心理学者のアダム・グラントは「オリジナルな人」の研究をしています。新たなアイデアを空想し、行動によってそれらを現実に落とし込む人々のことです。この講演から、オリジナルな人が持つ3つの意外な習慣を学びましょう。そこには失敗を受け止めることも含まれます。グラントは言います。「オリジナルな人の中で最も偉大なのは、最も多くの失敗をした人です。なぜならそれは最も挑戦した証だから。多数のまずいアイデアがあるからこそ、少数の良いアイデアを生むことができるのです。」
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 15:25
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Emi Kamiya edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya approved Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya accepted Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
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Emi Kamiya edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers | |
| R Koyanagi edited Japanese subtitles for The surprising habits of original thinkers |
