退役軍人の自殺を阻止する試み | ロン・セルフ | TEDxSanQuentin
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0:09 - 0:10次の方も
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0:10 - 0:12私の良い友人の一人
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0:12 - 0:16アメリカ海兵隊の元兵士の彼は
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0:16 - 0:19苦悩を持つ退役軍人に
手を差し伸べることに情熱を捧げてます -
0:19 - 0:22皆さんにご紹介します
私の良い友人 ロン・セルフです -
0:22 - 0:25(拍手)
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0:27 - 0:29こんにちは
ありがとうございます -
0:31 - 0:32まずどうしても言いたいのが
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0:32 - 0:36たった今 19年ぶりに
犬を撫でてみました -
0:36 - 0:39そのことで 何か特別な思いに浸ってます
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0:40 - 0:42それでは初めます
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0:44 - 0:47それは2011年11月9日のことでした
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0:48 - 0:50いつもと変わらぬ普通の日
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0:50 - 0:52私は自分の独房に戻り
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0:53 - 0:54トイレの便器に立ち上がって
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0:55 - 0:56首に縄をくくりました
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0:57 - 0:59縄のもう片方を ロッカーに結ぶと
足を外しました -
1:02 - 1:04それから1時間半程たった頃
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1:04 - 1:06床に倒れた状態で
意識を取りもどしました -
1:07 - 1:09縄が切れたのです
そのこと自体驚きました -
1:11 - 1:12縄はシーツを結んで作りました
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1:12 - 1:14軍隊で習うグレード4の縄です
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1:14 - 1:17水に浸し 引張っても切れないはずです
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1:17 - 1:19海兵隊では多分百回ほど作り
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1:19 - 1:21この縄でハンヴィー(軍用車)も
引っ張りました -
1:21 - 1:23ところが こいつが切れたのです
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1:25 - 1:27目が覚めてまず2つのことを感じました
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1:27 - 1:30自殺を図った自分への罪悪感と
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1:31 - 1:32死ぬことができなかった羞恥心
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1:33 - 1:35私は宗教心を持つ人間ではありませんが
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1:35 - 1:37縄が切れたことに理由があると
何気なく悟りました -
1:37 - 1:39いや 縄が自分から切れたと
信じたかったのかも -
1:40 - 1:42そこで 時間をかけて
この事実を受け入れようとしました -
1:42 - 1:44それから約2週間後
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1:44 - 1:48拘置所内の大学ので受講している
「English 204」課題研究のクラスで -
1:48 - 1:50この科目の終了課題として
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1:50 - 1:5415から25ページ程の自由課題の
作文を提出することになりました -
1:54 - 1:57学期は始まったばかりで
誰かにある資料を手渡されました -
1:57 - 2:01覚えておいて欲しいのは 私の自殺未遂は
誰にも打ち明けておらず 誰も知りません -
2:02 - 2:04そこで誰かがこの資料を
私に手渡してくれました -
2:04 - 2:06それはある法的意見で
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2:06 - 2:09合衆国第9巡回区控訴裁判所の
ラインハート判事による -
2:09 - 2:13自殺で命を絶った退役軍人の
家族が起こした訴訟に対する -
2:13 - 2:172009年9月付の意見書でした
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2:17 - 2:21意見書の中で引用されていた「Katz suicide study
(キャッツ自殺調査)」には -
2:21 - 2:26当時の統計で 一日に18人の退役軍人が
自殺を図っていると書かれていました -
2:27 - 2:31学期の期間中ずっと
そして終わってから数ヶ月に渡り -
2:31 - 2:34私は他にも理解しがたい事実を
発見しました -
2:34 - 2:37イラク戦争の始まりから
アフガニスタン戦争も含む -
2:37 - 2:4114年間において
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2:41 - 2:466,855人のアメリカ人が戦死したのに対し
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2:47 - 2:52その同時期に
73,000人の退役軍人が自殺したことです -
2:53 - 2:56この統計を人に伝える度に
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2:56 - 2:58私の調査は間違っていると思われます
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2:58 - 3:01私は刑務所にいて
情報源も限られています -
3:01 - 3:03ところが 実際は
拘置所内の大学プログラムでは -
3:03 - 3:06調査をする上で沢山の文献に
十分アクセスすることができて -
3:06 - 3:09この統計は正確な数字です
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3:11 - 3:13それ以外にも解ったことが数点ありました
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3:14 - 3:17一つは この数字が何故こんなに大きいのか
私には理解できません -
3:17 - 3:19私がお話しできるのは
そのごく一部に過ぎませんが -
3:19 - 3:21そのことについてお話しします
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3:21 - 3:25私がこのことを説明し
皆さんにご理解いただきたいのは -
3:25 - 3:29戦闘中に育まれる仲間との絆は
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3:29 - 3:32親子の関係と似ていることです
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3:34 - 3:38退役軍人にとって戦友の戦死ほど
大きな損失はありません -
3:38 - 3:40戦友の死を実際に見ることです
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3:40 - 3:44人生の中で 自分に言い聞かせる最大の嘘 ―
一生言い続けるまやかしとは -
3:44 - 3:48違う行動をとったら
その結果を免れられたのに というもの -
3:48 - 3:50それはできなかったことです
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3:50 - 3:53そして彼らが死ぬのを目撃し
もうこの世に居ないと分かっていても -
3:55 - 3:57彼らは消えてはいません
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3:57 - 4:00毎晩 目を閉じると
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4:02 - 4:04夢の影に彼らの顔が浮かび上がり
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4:04 - 4:07仲間として 同士として 家族として
常に思い出し -
4:07 - 4:11一生探し求めますが
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4:11 - 4:14直観的には 見つかることがないのを
わかっているのです -
4:15 - 4:16友人や家族らは
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4:16 - 4:19その感情の隔たりに橋渡しして
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4:19 - 4:22溝を埋めようとします
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4:24 - 4:25でも無駄なことです
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4:25 - 4:28星を見上げながら
遠くの世界にいる人々に -
4:28 - 4:30話してみるほうが
意味あるかもわかりません -
4:30 - 4:34何故ならば 一緒に従軍し
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4:34 - 4:35自分の真横で
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4:35 - 4:38あるいは腕の中で死んだ仲間は
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4:39 - 4:41あなたにとっての真価を証明しているので
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4:41 - 4:44従軍前の家族や友人が
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4:44 - 4:47信用するに足りない 頼みにならない存在に
見えてしまいます -
4:48 - 4:52つまり―私たちの中に見知らぬ人がいて ―
それは退役軍人の私です -
4:53 - 4:55私の意見では
自殺の動機となる種は -
4:55 - 4:57すでに戦場で蒔かれています
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4:58 - 5:01戦場にいる間は
ほぼ休止状態でいます -
5:02 - 5:05ところが任務が終わり
帰還することが決まったり -
5:05 - 5:06又は負傷するとします
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5:06 - 5:10いずれにしても 家に帰る頃になって
芽生えてきます -
5:10 - 5:12飛行機に足を踏み入れ
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5:12 - 5:15我々の兄弟がベトナムから帰還して
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5:15 - 5:17到着したのと同じ飛行場に降り立ちます
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5:17 - 5:20ベトナム帰還兵たちには
「赤ん坊殺し」「殺人魔」「戦争犯罪者」 -
5:20 - 5:22「行ってしまえ」「この国には不要だ」と
叫ぶような人々が待ち受けていました -
5:22 - 5:25「行ってしまえ」「この国には不要だ」と
叫ぶような人々が待ち受けていました -
5:27 - 5:29アメリカはベトナム退役軍人に対しても
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5:29 - 5:32酷い扱いをしたと言わざるを得ません
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5:32 - 5:35それから45年も経った今
新しい世代の帰還兵 -
5:36 - 5:38湾岸戦争、イラク、アフガニスタンや
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5:38 - 5:40数十にも及ぶ 聞いたことも
ないような場所での戦争の -
5:40 - 5:43退役軍人が帰還し始め
先輩らと同じ飛行場に到着します -
5:43 - 5:45これは ベトナム帰還兵を
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5:45 - 5:47ひどい仕打ちで迎えた人々にとって
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5:47 - 5:50自分達の行為の償いをする機会なのです
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5:50 - 5:52アメリカ国家としての
退役軍人の扱いに対しての -
5:52 - 5:55過ちの償いをする機会でもあります
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5:56 - 5:58飛行機から降りると
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5:58 - 5:59迎えにきた人々が旗を振ってます
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5:59 - 6:03「お帰りなさい あなたは英雄よ
大切な存在よ 皆の誇りよ」 -
6:03 - 6:05ベトナム戦争の帰還兵の多くは
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6:05 - 6:07このような出迎えを
歓迎したかもわかりませんが -
6:07 - 6:10―ここが難しいのですが―
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6:10 - 6:15今の時代の退役軍人は解っています
ベトナム時代の侮辱には真実があることを -
6:15 - 6:18戦闘中に起きる出来事のうち多くは
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6:18 - 6:20英雄と呼ばれる人がとる行動に値しません
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6:20 - 6:24それにも拘らず 帰還兵は
「英雄だ 皆の誇りだ」と称えられます -
6:24 - 6:28家に帰ること
生きて帰ることだけが望みでした -
6:29 - 6:32ところがその望みがかなったにも拘らず
深い孤独感に襲われます -
6:32 - 6:35今まで感じたこのないような
罪悪感と羞恥心にも -
6:35 - 6:37戦地に戻りたい
そう思うようになります -
6:37 - 6:39任務に感謝を示す人々に
自分が感謝する -
6:39 - 6:41そんなことをしなくて済むからです
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6:41 - 6:45周りの気遣いを遠ざけていることに
ひけめを感じたりせずに済むから -
6:45 - 6:48実際そうして
周りの人を遠ざけているのには -
6:49 - 6:50理由があります
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6:50 - 6:53相手を受け入れ
近寄ることを許すと -
6:54 - 6:55失った時の不安を感じてしまいます
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6:55 - 6:58また 誰かを失くす可能性を考えることで
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6:58 - 7:01同志を戦闘で失くした
喪失感に戻ってしまうのです -
7:02 - 7:04退役軍人の多くの人は
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7:04 - 7:07もう戦争に戻ることはできません
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7:07 - 7:10未来に歩むこともできません
できないと思い込んでしまいます -
7:10 - 7:13そこで多くの者が 一番簡単な解決策として
銃に装弾し -
7:13 - 7:15発砲します
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7:15 - 7:17その選択を取る人が多いのです
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7:17 - 7:21もう一つの選択は―私がとった選択で
刑務所に入ること -
7:21 - 7:25入所するのは 違う道を通り
同じ行き先に向かうこと―死に向かうこと -
7:26 - 7:29ただもっとゆっくりと向かう道です
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7:29 - 7:31ところが私の場合
ご存知の通り縄が切れてしまいました -
7:31 - 7:35縄が切れたことにより
ある解決策が浮かびました -
7:35 - 7:39それが2012年に発足させた"Veterans
Healing Veterans From the Inside Out" -
7:39 - 7:41私は この活動の中に
退役軍人の高い自殺率の問題の -
7:41 - 7:44解決法があると思っています
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7:44 - 7:46人生のいくつかの場合そうであるように
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7:46 - 7:49実は簡単なことです
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7:49 - 7:50軍隊に入隊すると
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7:50 - 7:53新兵として入隊訓練を終了することは
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7:53 - 7:56軍組織の一員として
承認してもらう条件です -
7:56 - 8:01そこで社会が軍組織の一つだとすると
―実際そうなのですが -
8:01 - 8:03軍隊から戻る前に
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8:03 - 8:06脱退訓練"Boot Camp Out"を
終了することを条件にするのです -
8:06 - 8:08この脱退訓練を実践せずに
退役させることは -
8:08 - 8:11この脱退訓練を実践せずに
退役させることは -
8:11 - 8:1560トンのエイブラムス戦車を
戦場から引き上げ -
8:15 - 8:17黄色いペンキで塗り替え
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8:17 - 8:20シールを貼るだけで
スクールバスと呼ぶのと同じようなことです -
8:20 - 8:22それではまったく通用しません
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8:22 - 8:25黄色いエイブラムス戦車が
アスファルトを穴ぼこだらけにし -
8:25 - 8:29ペチャンコにつぶした車を後に残して
街を走る姿は想像できます? -
8:29 - 8:32そんなことをしようとする訳ではありせん
わざと破壊的な訳ではなく -
8:32 - 8:36戦車は 戦争の武器だから
必然的にそうなるのです -
8:36 - 8:40帰還兵も同じことです
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8:40 - 8:44戦車をスクールバスにするのには
明らかに変更を加えなければなりません -
8:44 - 8:47退役訓練"Boot Camp Out"は
正にその変化をさせる手段です -
8:48 - 8:49入隊訓練"Boot Camp In"では
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8:49 - 8:52起床してまず最初に
戦闘用のブーツを履き -
8:52 - 8:56リュックを背負い 武器を点検し
照準装置を付け 発砲できるよう整えます -
8:56 - 8:59"Boot Camp Out"ではその反対です
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8:59 - 9:02起床して サンダルを履き
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9:02 - 9:05サーファーショーツを履き 野球帽をかぶる
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9:05 - 9:09毎日の訓練はヨガと瞑想で始まり
場合によってはプールで何往復か泳ぐ -
9:09 - 9:11マウンテン・バイクで走る
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9:11 - 9:14もちろんM16ライフルをつけた
リュックは持ちません -
9:15 - 9:19プログラムの中心になるのが
ナレーション・セラピーです -
9:19 - 9:21私も含む多くの退役軍人は
こう言うでしょう -
9:21 - 9:25「自分の戦闘経験を書き残す
必要なんてない -
9:25 - 9:26まさに戦闘を生きてきたから
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9:26 - 9:29一生自分の魂に刻まれ
記憶に焼きつけられているから」と -
9:30 - 9:33ところが書き残すことには意味があります
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9:33 - 9:34そうすることで具体化するから
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9:34 - 9:35手に持ち 掲げて見る ―
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9:35 - 9:38想い出を ただ頭の中で考えるだけではなく
具体的に関連づけできるから -
9:39 - 9:41そしてその体験を
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9:41 - 9:44同じような経験をした退役軍人と
共有することで -
9:44 - 9:46あることが始まります
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9:46 - 9:49予期せぬこと
絶対に起きることがないと思っていたこと -
9:49 - 9:53連帯感を感じ 生きていると感じる
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9:53 - 9:55拒絶と憂うつ感の陰から
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9:55 - 9:58一歩外に出ても良いと知る
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9:58 - 10:02そして今までこらえていた
抑圧した記憶を話合っても良いと知る -
10:03 - 10:05それを行う度に
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10:05 - 10:08新たな退役軍人のグループと
繰り返して話し合う度に -
10:08 - 10:10少しづつ楽になる
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10:10 - 10:12私にとってはそうでした
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10:12 - 10:16このプログラムは
軍においてはこれまでなかった試みです -
10:16 - 10:18今まだ存在しません
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10:18 - 10:20"Boot Camp Out"はありません
今まで実施されていません -
10:20 - 10:23軍幹部たちは言うでしょう
「もう十分に対応してる -
10:23 - 10:26問題にはあたってる
いくつものプログラムをすでに実施してる」 -
10:26 - 10:30それに対して私が言いたいのが
73,000人の数字が表す高い自殺率は -
10:30 - 10:32現状のプログラムが無効であることを
裏付けていること -
10:32 - 10:35軍隊では指揮系統がすべてです
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10:35 - 10:37上意下達です
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10:37 - 10:40サン・クエンティン刑務所で服役中の私は
-
10:40 - 10:43指揮系統からは遠い存在です
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10:43 - 10:46だからこそみなさんの協力を
お願いしたいのです -
10:46 - 10:51力があり 影響力のある人々が
このプログラムを具体化するのに必要です -
10:52 - 10:56それらの人々の力なしでは
存在できません -
10:56 - 11:00アメリカは退役軍人を大切にし
サポートする国だと主張します -
11:00 - 11:02それが事実であれば
立証してみてください -
11:02 - 11:05みなさんの力と影響力を使い
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11:05 - 11:08退役軍人が社会に復帰する手段を
変えることを訴えてください -
11:08 - 11:11変革を訴えてください
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11:12 - 11:15"Veterans Healing Veterans From the
Inside Out"に連絡してみてください -
11:15 - 11:18あなたに何ができるか
もっとできないかと聞いてみてください -
11:18 - 11:21私達の兄弟や姉妹を守るために
手を貸してください -
11:21 - 11:23あなた達の兄弟や姉妹
あなた達の息子や娘 -
11:23 - 11:29国を守るために犠牲を払った彼らを
不当な運命から救うために -
11:29 - 11:31最後に一つ
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11:32 - 11:37様々な境遇の人達が一つとなり
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11:37 - 11:39歴史を変えることはまれなことです
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11:40 - 11:44これはそんな機会です―ここにいる全ての方
ブルーの着衣の方 -
11:44 - 11:47刑務所外から来られたすべての方
このメッセージを聞いたすべての方が -
11:47 - 11:51"Boot Camp Out"の実現に参加できる
機会です -
11:52 - 11:55ここサン・クエンティン刑務所では
この試みがすでに実践されています -
11:55 - 11:58もちろんまだ小さな 限られた試みです
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11:59 - 12:02刑務所長にプールを作ることは
納得してもらってません -
12:02 - 12:03(笑)
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12:03 - 12:07それでも有効なプログラムです
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12:08 - 12:10すでに数人の退役軍人が
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12:10 - 12:13サン・クエンティンから出所して
社会復帰を果たしてます -
12:13 - 12:16何を どのように実践するか
解るようになってきました -
12:16 - 12:18残されているのは
皆さんからの協力だけです -
12:19 - 12:21最後に一言
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12:24 - 12:26皆さん 手を差し伸べて下さい
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12:26 - 12:28ありがとうございました
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12:28 - 12:30(拍手)
- Title:
- 退役軍人の自殺を阻止する試み | ロン・セルフ | TEDxSanQuentin
- Description:
-
アメリカでは、基礎訓練を受けていない兵士を戦場に送り込むことは絶対考えられません。しかし、 何千人もの退役軍人を、戦争の後遺症によるひどい精神障害に対応できる準備のないまま復員させました。サン・クエンティン州立刑務所に服役中の元兵士、ロン・G・セルフが自らの苦悩を語り、同じように苦しむ退役軍人に手を差し伸べる試みを説明します。
ロンが始めたプログラム "Boot Camp Out"と、自殺や投獄のリスクの高い退役軍人らをトラウマから救う支援をする団体"Veterans Healing Veterans from Inside Out"による素晴らしい活動についてはこのリンクをご覧ください(http://www.veteranshealingveterans.com/about.html)
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。
- Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 12:47
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Masaki Yanagishita accepted Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Masaki Yanagishita edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin | ||
Chiyoko Tada edited Japanese subtitles for How to end veteran suicide | Ron Self | TEDxSanQuentin |