ボストン茶会事件の真相 / ベン・ラバレー
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0:15 - 0:18「ボストン茶会事件」
聞いたことがありますね -
0:18 - 0:19ネイティブアメリカンに扮した
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0:19 - 0:21怒り狂う大勢のアメリカ入植者が
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0:21 - 0:23紅茶箱を海に投げ捨てた事件です
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0:23 - 0:25ただ 事情はもっと複雑で
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0:25 - 0:26大英帝国の陰謀や
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0:26 - 0:27ある会社の危機に
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0:27 - 0:28密輸 そして
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0:28 - 0:32アメリカ独立革命の発端などが
絡み合っています -
0:32 - 0:35まず知っておくべきは
18世紀の紅茶事情です -
0:35 - 0:37当時 紅茶は
本当に本当に人気でした -
0:37 - 0:39イギリスでの紅茶の消費量は
1人あたり -
0:39 - 0:421年にカップ300杯相当に
達していました -
0:42 - 0:45そして イギリスの植民地となった
アメリカでも -
0:45 - 0:47紅茶は大変な人気でした
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0:47 - 0:491760年代までの
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0:49 - 0:51年間消費量は450トンを
越えていました -
0:51 - 0:53ですから イギリス側の
アメリカでの茶税の引き上げには -
0:53 - 0:55ですから イギリス側の
アメリカでの茶税の引き上げには -
0:55 - 0:56人々は不満を感じました
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0:56 - 0:58ロンドンで一方的に下される
税に関する決定への -
0:58 - 1:00発言権がなかったためです
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1:00 - 1:01あの有名なフレーズがありましたね
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1:01 - 1:03「代表なくして課税なし」
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1:03 - 1:05アメリカの入植者たちは
代表も立てていない -
1:05 - 1:08英国議会が決めた課税の
対象などにはならないと -
1:08 - 1:10長いこと信じていました
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1:10 - 1:11実際には税を納めずに
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1:11 - 1:14単に税務署の目を
逃れただけですけどね -
1:14 - 1:17アメリカの東海岸は
何百キロにも渡っていることや -
1:17 - 1:19帝国側の徴税が
徹底されていなかったりで -
1:19 - 1:21アメリカで飲まれた紅茶の3/4は
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1:21 - 1:23密輸もので
大抵 オランダからのものです -
1:23 - 1:25しかし 帝国側は
議会が入植者に対しても -
1:25 - 1:27税を課す権限があると言い張ります
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1:27 - 1:29特に 当時はフランスと
七年戦争を闘った後で -
1:29 - 1:31深刻な負債を抱えていました
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1:31 - 1:32さて この予算埋め合わせのため
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1:32 - 1:34ロンドンは アメリカに目を向けたのです
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1:34 - 1:381767年には様々な輸入品に
新税が課され -
1:38 - 1:41アメリカ人が愛する紅茶も
この対象でした -
1:41 - 1:42アメリカ側の反応は
「結構です!」 -
1:42 - 1:44彼らはイギリスからの
紅茶輸入をボイコットして -
1:44 - 1:46自分らの茶を沸かし始めます
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1:46 - 1:49イギリスの新しい税関長たちが
徴税を徹底させるべく -
1:49 - 1:51ロンドンからの派兵を呼びかけた際
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1:51 - 1:52市民は反発を強め
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1:52 - 1:55ボストンにいた暴徒に英国兵が発砲し
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1:55 - 1:56数名の死者を出します
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1:56 - 1:58この事件は後に
ボストン虐殺事件と呼ばれます -
1:58 - 2:01英国議会は
1773年に茶法を制定することで -
2:01 - 2:03新たな戦略を企てます
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2:03 - 2:05東インド会社が在庫の茶を
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2:05 - 2:09自らが選んだ業者を通して
売ることになりました -
2:09 - 2:10これにより販売価格が下がり
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2:10 - 2:13イギリスの紅茶の競争力が増し
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2:13 - 2:15更に税もキープできる
という仕組みです -
2:15 - 2:16しかし 入植者はこの陰謀を見破り
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2:16 - 2:18「市場独占だ!」声を上げます
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2:18 - 2:22さて時は冷たい雨の降る
1773年12月16日 -
2:22 - 2:24およそ5千のボストン市民が
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2:24 - 2:25オールド・サウス集会場に
集まりました -
2:25 - 2:27港に着いたばかりの紅茶が
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2:27 - 2:29販売の為に荷下ろしされるのかを
確かめに来たのです -
2:29 - 2:30販売の為に荷下ろしされるのかを
確かめに来たのです -
2:30 - 2:32船長の一人が貨物を乗せたままでは
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2:32 - 2:34出航できないと報告をした その時
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2:34 - 2:36サミュエル・アダムズが叫びます
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2:36 - 2:39「こんな集会では この国を救えん!」
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2:39 - 2:42「今夜 ボストン港をティーポットに!」
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2:42 - 2:43群衆から飛び出してきた
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2:43 - 2:44およそ50人の男どもの中には
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2:44 - 2:46ネイティブアメリカンに
扮したものもいて -
2:46 - 2:48グリフィン埠頭に詰め寄り
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2:48 - 2:493隻の船に駆け上がり
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2:49 - 2:53340もの茶箱を海に投げ捨てました
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2:53 - 2:55これに激怒した
イギリス政府は -
2:55 - 2:57翌年 耐え難き諸法の制定で
報復します -
2:57 - 2:59とりわけ
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2:59 - 3:02東インド会社が地元住民から
破棄された茶の弁償を受けるまで -
3:02 - 3:04ボストン港は
封鎖するというものでした -
3:04 - 3:05そんなことは
起こりませんでしたけどね -
3:05 - 3:07入植者の代表団体が
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3:07 - 3:08フィラデルフィアに集まり
検討会を開きます -
3:08 - 3:12止まないイギリスからの圧力には
どう応じるのがベストだろうか? -
3:12 - 3:15この第一回大陸会議は
ボストン茶会事件を支持して -
3:15 - 3:17ボイコットを継続することを誓いました
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3:17 - 3:201774年10月末 各地へと戻った
入植者たちは -
3:20 - 3:22彼らの権利と自由を守る為の
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3:22 - 3:24団結力と決意を更に強くしたのです
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3:24 - 3:27ボストン茶会事件を皮切りに
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3:27 - 3:28歴史の連鎖反応が生まれ
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3:28 - 3:30アメリカ独立宣言の公布
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3:30 - 3:31そして血にまみれた革命が起こります
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3:31 - 3:34その後 アメリカ人も
平和に そして自由に -
3:34 - 3:36お茶を飲めるようになりました
- Title:
- ボストン茶会事件の真相 / ベン・ラバレー
- Description:
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アメリカ独立戦争の前、アメリカ入植者たちはイギリスからの輸入茶に対して法外な徴税を受けていました。「代表者なしの課税」を良く思っていなかった入植者たちは、ボストン港で茶を捨てることで抗議します、これが有名なボストン茶会事件です。ベン・ラバレーがこの歴史を動かした事件の真相に迫ります。
(先生 ベン・ラバレー、アニメーション Nick Fox-Gieg Animation)
※このビデオの教材がed.ted.comにあります
http://ed.ted.com/lessons/the-story-behind-the-boston-tea-party-ben-labaree - Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 03:48
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TED Translators admin edited Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Akiko Hicks approved Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Akiko Hicks edited Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Mari Arimitsu edited Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Mari Arimitsu accepted Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree | |
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Takahiro Shimpo edited Japanese subtitles for The story behind the Boston Tea Party - Ben Labaree |