ヘキサフレクサゴン
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0:00 - 0:02そうキミはイギリスからアメリカに引っ越した
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0:02 - 0:04で、キミの手元にはイギリスの文具と
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0:04 - 0:06アメリカの文具がある
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0:06 - 0:08キミは学校の初日にクラスに行って
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0:08 - 0:10アメリカの紙はイギリスのバインダーには
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0:10 - 0:12合わないと気づく
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0:12 - 0:15紙は幅がありすぎて飛び出ている
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0:15 - 0:18だから余分な部分を切って、紙束ができる
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0:18 - 0:20で、数学の時間の暇つぶしに
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0:20 - 0:22紙束で遊んでみることにする
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0:22 - 0:23キミというのは、つまり
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0:23 - 0:25アーサー・H・ストーンが1939年に
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0:25 - 0:27ともかく、紙束でできるクールな
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0:27 - 0:29ことはいっぱいある。折って形にする
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0:29 - 0:30もっといろいろ
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0:30 - 0:32こんな風にひねってぴったり合わせてみたり
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0:32 - 0:34四角にしてみたり
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0:34 - 0:36巻いて六角形にして
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0:36 - 0:39かっこいい対称なサイクルにしたり
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0:39 - 0:42じつは紙束をあわせる余白があって
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0:42 - 0:43キミの六角形はとてもしっかりする
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0:43 - 0:44でキミは、「なんか六角形なんて大したことないし
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0:44 - 0:47でもこれは対称的な何かがある」
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0:47 - 0:51そしたら折りたたんでみたりする
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0:51 - 0:53ゆるい部分は下に、つながってる部分が上に
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0:53 - 0:54それが対称。3つの三角形にたたまれて、
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0:54 - 0:58ひとつの三角形になる。たためる六角形は、
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0:58 - 1:02たぶんちょっとは授業の暇つぶしになる程度にはクール
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1:02 - 1:04で、六角形というのは六方向に対称で、
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1:04 - 1:06キミは逆の方向も試してみようかなと思う
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1:06 - 1:09つながってない部分が上に、下に畳み込む
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1:09 - 1:11すると突然、キミの六角形の内側が開いてくる
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1:11 - 1:15何? キミは逆に閉じて戻してみる
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1:15 - 1:17何もかも前と同じっぽい
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1:17 - 1:18中心部分は開かない
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1:18 - 1:20でもこのやり方でもう一度折ってみると
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1:20 - 1:23ほら、ひっくり返せる。ヘンだ
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1:23 - 1:25今回は戻すかわりに
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1:25 - 1:27もう一度やってみる。もう一度、もう一度、もう一度
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1:27 - 1:30もう一つ、ちゃんとしたものを作りたいとキミは思う
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1:30 - 1:32別な紙束でもう一度、きちんとテープでとめて
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1:32 - 1:34捻ったループを作る。それでキミは
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1:34 - 1:36両面に色を塗ったらかっこいいかもとおもう
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1:36 - 1:38で、マーカーを手に片面を黄色にする
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1:38 - 1:40ひっくり返して黄色から白い面に
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1:40 - 1:42黄色、白、黄色、白
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1:42 - 1:45あれ、白? 何? 黄色はどこ行ったんだろ?
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1:45 - 1:48そこでいったん戻って、この白を緑に塗る
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1:48 - 1:50キミは紙が3つの面を持つことに気づく
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1:50 - 1:52黄色と白と緑に
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1:52 - 1:53これは間違いなくすごい
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1:53 - 1:55従って、これに名前をつけないといけない
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1:55 - 1:57六角形(ヘキサゴン)の形だし、折り曲げられる
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1:57 - 2:00折り曲げ(フレックス)と調子を取って、ヘキサフレクサゴン
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2:00 - 2:02その夜、キミは眠れない。というのもキミは
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2:02 - 2:03ヘキサフレクサゴンのことを考えているから
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2:03 - 2:05で次の日、数学の授業になるやいなや
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2:05 - 2:07キミは紙束を取り出す
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2:07 - 2:10キミは紙をこういうふうにひねっていた
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2:10 - 2:12これを折りたたんでいくと紙片みたいな形だ
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2:12 - 2:14そこでキミは考える
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2:14 - 2:17これを紙束として使ってヘキサフレクサゴンを作ろう
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2:17 - 2:19まったく同じどおりだし、もっと頑丈っぽい
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2:19 - 2:21余計に紙を使った分ね
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2:21 - 2:23でキミは3つの面に色を塗る。たとえば
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2:23 - 2:25オレンジと黄色とピンクに
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2:25 - 2:28でキミはある程度は授業に集中しようとする
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2:28 - 2:29数学。うん。オレンジ、黄色、ピンク
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2:29 - 2:32オレンジ、黄色……白? ちょっと待って
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2:32 - 2:33オーケー、それじゃ緑にしよう
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2:33 - 2:35今度はオレンジ、黄色、緑、オレンジ、黄色、緑
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2:35 - 2:37ピンクはどこ行っちゃったんだ?
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2:37 - 2:39ああ、あった。これで戻った。オレンジ、黄色、ピンク
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2:39 - 2:42オレンジ、黄色、ピンク、うーん、青
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2:42 - 2:47黄色、ピンク、青。黄色、ピンク、青。黄色、ピンク、あれれ
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2:47 - 2:49前のだと、折り畳み方はひと通りだけだった
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2:49 - 2:51ゆるい部分を上にするだけ
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2:51 - 2:53でも今度は、もっとある。どちら側にも折り畳める
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2:53 - 2:56そう、一方はピンクから青に
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2:56 - 2:58もう一方ではピンクからオレンジに
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2:58 - 3:01今度は、一方はオレンジから黄色に
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3:01 - 3:04で逆側はオレンジから……蛍光イエローに
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3:04 - 3:06お昼ごはんでキミはこれを、新しい
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3:06 - 3:08友達に見せる。ブライアン・タッカーマンに
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3:08 - 3:12最初の単純な3面のヘキサフレクサゴンから
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3:12 - 3:14これをトライヘキサフレクサゴンとキミは呼んでいる
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3:14 - 3:15で、友達はもう、うわーって感じ
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3:15 - 3:17どうやって作るのか知りたがる
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3:17 - 3:19でキミは、簡単さ!紙束を取って
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3:19 - 3:21正三角形に折っていく
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3:21 - 3:23三角形が9つ必要で、それをぐるりと折っていく
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3:23 - 3:26一周するように、そして対称的になるように
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3:26 - 3:28つながってる部分はひし形だ。そうでなけりゃ
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3:28 - 3:29やり方は間違っている
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3:29 - 3:31そしたら最初と最後の三角形をテープでとめる
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3:31 - 3:33ふちとふちを。これでいい
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3:33 - 3:35でもタッカーマンはテープを持ってない
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3:35 - 3:37そんなの10年前に発明されたばかりだし
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3:37 - 3:40なので9個じゃなく10個の三角形をつくって
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3:40 - 3:42最初と最後を糊付けする
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3:42 - 3:45それでキミはどうやって畳むのかを教える
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3:45 - 3:47ゆるい部分をつまんで、反対側を押し込んで
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3:47 - 3:50三角形に平たく、そうしたら中心を開く
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3:50 - 3:52キミたちはフレクサゴン委員会をつくることを決意する
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3:52 - 3:55フレックス現象の謎を解明するために
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3:55 - 3:58でもそれは次の機会まで待たないとね
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