学び方を学ぶ | バーバラ・オークリー | TEDxOaklandUniversity
-
0:12 - 0:16私は引越の多い家で育ちました
-
0:16 - 0:21高校生になるまでに
10ヶ所を転々としたんです -
0:21 - 0:24数学は 習った内容の積み重ねが
特に大切です -
0:24 - 0:29小学3年生になる頃には
算数で落ちこぼれてしまいました -
0:29 - 0:32小学校、中学、高校を通じて
-
0:32 - 0:36数学と理科は
ずっと赤点ばかりでした -
0:37 - 0:40振り返ると おかしな話です
-
0:40 - 0:44というのも今や私は工学部の教授で
-
0:44 - 0:46自分の仕事に
情熱を傾けているんですからね -
0:47 - 0:51ある日 私の経歴を知った学生に
尋ねられました -
0:51 - 0:55「秘訣を教えてください
どうやって脳を変えたんですか?」 -
0:56 - 0:59私も「何をしたんだろう?」と思いました
-
0:59 - 1:02子どもの頃の私は
-
1:02 - 1:06とにかく言語と文化が大好きで
-
1:06 - 1:09大きくなったら それだけを学ぼうと
思っていました -
1:09 - 1:11でも大学に行くお金がなかったので
-
1:11 - 1:14高校卒業後すぐに軍隊に入りました
-
1:15 - 1:16言語を学ぶためです
-
1:16 - 1:19ご覧ください
手りゅう弾を投げようとして -
1:19 - 1:21ガチガチに緊張している私です
-
1:21 - 1:23(笑)
-
1:24 - 1:25実際に言語を学びました
-
1:25 - 1:26ロシア語を学び
-
1:26 - 1:30ロシア語の通訳として
トロール漁船に乗って -
1:30 - 1:32ベーリング海まで行ったんですよ
-
1:33 - 1:38冒険をして新たな視点を得ることが
大好きなんです -
1:39 - 1:43南極大陸にある南極点の基地にも
行きました -
1:43 - 1:46そこで夫と出会いました
-
1:46 - 1:48いつも言うんですが―
-
1:48 - 1:50(笑)
-
1:50 - 1:53地球の果てまで行って
やっと出会えたんです -
1:53 - 1:55(笑)
-
1:55 - 1:58しかし その頃 私は
あることに気づき始めます -
1:59 - 2:03いろんな冒険をして
新しい視点に触れてきたけれど -
2:03 - 2:06どれも自分の外側にあるものでした
-
2:06 - 2:11自分の内側ではないのです
中身は変わっていませんでした -
2:12 - 2:14軍隊にいた時
-
2:14 - 2:17陸軍士官学校の技師たちと
一緒に仕事をしました -
2:17 - 2:22彼らは問題を解決するために
有効な手段を持っていました -
2:22 - 2:24考えさせられました
-
2:24 - 2:27彼らの仕事っぷりを
見せてもらう機会がありましたが -
2:27 - 2:32彼らが使っていた微積分や物理学の本は
-
2:32 - 2:36私の目には象形文字に見えました
-
2:36 - 2:40でも思ったのです
「これが理解できたら どうなるだろう?」 -
2:40 - 2:43「あの言語が分かったら
どうなるだろう?」 -
2:43 - 2:45世界は発展を続けています
-
2:45 - 2:48言語や文化は大切ですが
-
2:48 - 2:52数学や科学やテクノロジーも大切です
-
2:52 - 2:53これらの新しい分野を学び
-
2:53 - 2:58私がすでに身につけ愛してきた分野と
合わせたら何が起きるでしょう? -
2:58 - 3:02それで私は
26歳で軍を除隊したとき -
3:02 - 3:05自分の脳を変えてみようと決意しました
-
3:06 - 3:08簡単ではありませんでした
-
3:08 - 3:13もし今の私が知っている学び方を
当時の私が知っていたら -
3:13 - 3:17もっと簡単に もっと効果的に
学べただろうと思います -
3:18 - 3:19数年前のことです
-
3:19 - 3:21「どうやって脳を変えたか」という
-
3:21 - 3:25例の学生の質問に対して
答えを出そうと思い立ち -
3:25 - 3:29私は世界中のトップクラスの教授たちに
連絡を取りました -
3:29 - 3:35それぞれ難解な分野の
専門知識があるのは当然ですが -
3:35 - 3:38効果的に教える能力もある人たちです
-
3:38 - 3:39私は尋ねました
-
3:39 - 3:42「どうやって学んだんですか?」
-
3:42 - 3:45「どう教えることで
他の人が学べるようにしていますか?」 -
3:45 - 3:48彼らの学び方や教え方は
-
3:48 - 3:54私の学び方や教え方と
よく似ていることがわかりました -
3:54 - 3:58同志としてお互いに
がっちり握手するような感じでした -
3:59 - 4:03ただ私たちが なぜそうしてきたか
理由は分かりませんでした -
4:03 - 4:08そこで私は神経科学や認知心理学を
調べることにしました -
4:08 - 4:13そして この分野でトップの専門家に
たどり着きました -
4:14 - 4:19話を聞いて効果的な学習のカギが
わかりました -
4:20 - 4:26ご存じのとおり 脳は
大変複雑なものですが -
4:26 - 4:32その働きを単純化すると ある2つの
根本的に異なるモードに分けられます -
4:32 - 4:351つめを「集中モード」と呼びましょう
-
4:35 - 4:38「集中モード」は その名の通り―
-
4:38 - 4:42何かに注意を向ければ ハイ!
集中モードになります -
4:42 - 4:452つめは これとは異なり
-
4:45 - 4:51神経系がリラックスした状態です
「拡散モード」と呼びましょう -
4:51 - 4:54大部分が静止状態にあります
-
4:54 - 4:56皆さんは学習している間
-
4:56 - 5:00この2つのモードを
行ったり来たりしているのです -
5:00 - 5:03こうしたモードを
より詳しく理解するために -
5:03 - 5:05比喩を使いましょう
-
5:05 - 5:09ピンボール機に たとえますよ
-
5:09 - 5:11ピンボールの遊び方はご存じでしょう
-
5:11 - 5:13プランジャーを引いて
-
5:13 - 5:16発射されたボールが
ゴムのバンパーで跳ね返って弾み -
5:16 - 5:18得点が入るというものです
-
5:19 - 5:21このピンボールを そのまま
-
5:21 - 5:25皆さんの脳に当てはめます
-
5:25 - 5:27こんな感じです
-
5:27 - 5:30脳にピンボール機が入りました
-
5:30 - 5:35こちらは「集中モード」です
-
5:35 - 5:38学習している間は
思考の目が詰まっています -
5:38 - 5:40集中していますからね
-
5:40 - 5:44そこには お馴染みのタイプの
思考が関わっています -
5:44 - 5:47以前に使ったパターンや
-
5:47 - 5:50九九の表などの見慣れたものです
-
5:50 - 5:55ここに思考が発射されると
-
5:55 - 5:59おおむね すでに敷かれた順路に従って
するする進みます -
5:59 - 6:01では 今までに考えたことのない
-
6:01 - 6:06新しい思考、新しい概念
-
6:06 - 6:09新しいテクニックの場合はどうでしょう?
-
6:09 - 6:12これをピンボール機の下の方に現れた
-
6:12 - 6:15新しいパターンとしましょう
-
6:15 - 6:20この新しい場所に到達するために―
比喩的な意味でですが -
6:20 - 6:22行く手を阻むゴムのバンパーに
目を向けます -
6:22 - 6:24どうやって到達しましょう?
-
6:24 - 6:30考え方を変える必要があります
いわば新しい視点が求められます -
6:30 - 6:33それが この「拡散モード」です
-
6:33 - 6:36ゴムのバンパーの間隔が
-
6:36 - 6:38広くなっていますね
-
6:38 - 6:43ここに思考を発射すると
かなり広範囲を動き回ります -
6:43 - 6:47こうして新しいアイデアを
生み出そうとするわけです -
6:47 - 6:49ここでは「集中モード」でやるような
-
6:49 - 6:52注意深く集中した思考はできませんが
-
6:52 - 6:56少なくとも
行くべき場所へ到達して -
6:56 - 6:59新しいアイデアに
取り組むことができます -
6:59 - 7:04私たちにとって有益なのは
つまり こういうことです -
7:04 - 7:06学んでいる間
-
7:06 - 7:10この2つのモードを
行ったり来たりするのが良いのです -
7:10 - 7:14新しい概念を理解しようとしたり
問題の解決策を探ったりして -
7:14 - 7:17何かに集中していく過程で
もし自分が -
7:17 - 7:19行き詰ったことに気づいたら
-
7:19 - 7:23その問題に注目することは止めて
距離を置き -
7:23 - 7:27静止状態の「拡散モード」にして
-
7:27 - 7:29バックグラウンドで稼動させましょう
-
7:31 - 7:35このアイデアを実生活で利用するには
どうすればよいでしょう? -
7:35 - 7:39こちらの人物は
サルバドール・ダリです -
7:39 - 7:4420世紀の最も才能あふれる
シュルレアリズムの画家の1人です -
7:45 - 7:49ダリと言えば奇人変人の代名詞です
-
7:49 - 7:50ご覧のとおり
-
7:50 - 7:53バブーという名の山猫を飼っていました
-
7:53 - 7:57絵画に関する問題を
解決する過程で行き詰った時 -
7:57 - 8:00ダリはこんなことをしていました
-
8:00 - 8:04彼はゆったりと椅子に腰かけ
-
8:04 - 8:06手にはカギを持っていました
-
8:06 - 8:12カギを手に 気を緩め
脳を自由に遊ばせておきました -
8:12 - 8:16すっかりリラックスして
眠りに落ちると -
8:16 - 8:19手からカギが滑り落ち
ガチャンという音で目が覚めるのです -
8:19 - 8:21さあ この時です
彼はアイデアを -
8:21 - 8:24拡散モードから集中モードへと移し
-
8:24 - 8:25作業に取りかかるのです
-
8:25 - 8:28集中モードでアイデアに磨きをかけ
作品に生かします -
8:29 - 8:33こう思うかもしれませんね
「素晴らしい!芸術家には良いだろう -
8:33 - 8:35でもエンジニアの私が
-
8:35 - 8:38そのアイデアを
どう活用できるんだ?」 -
8:38 - 8:42では こちらの人物をご覧ください
トーマス・エジソンです -
8:42 - 8:46歴史上 最も才能あふれる
発明家の1人です -
8:46 - 8:50少なくとも伝説によれば
エジソンが好んでやっていたのは -
8:50 - 8:54玉軸受を手に
椅子に腰掛けることでした -
8:54 - 8:59リラックスしながら
発明に関して解決しようとしている -
8:59 - 9:03問題のことを ぼんやりと
なんとなく考えていたのです -
9:03 - 9:05眠りに落ちると
-
9:05 - 9:07手から玉軸受が滑り落ちます
-
9:07 - 9:09さあ その時です
エジソンは目を覚まし -
9:09 - 9:11アイデアを取り上げ
拡散モードから -
9:11 - 9:13集中モードに戻すのです
-
9:13 - 9:17そのアイデアに磨きをかけ
エジソンは発明品を完成させました -
9:17 - 9:22私たちにとって有益なのは
つまり こういうことです -
9:22 - 9:23皆さんが新たな問題の解決や
-
9:23 - 9:28新たなアイデアの分析に
じっくり取り組んでいる間というのは -
9:28 - 9:31たとえ同じ問題に考えを巡らせた人や
解決に至った人が -
9:31 - 9:33他に大勢いたとしても
-
9:33 - 9:36皆さんにとっては
創造力を要する作業なのです -
9:36 - 9:40それはダリやエジソンなどの
有名人がやったのと同じです -
9:40 - 9:43ですから やはり創造的なアプローチを
とる必要があります -
9:45 - 9:49こうおっしゃるかもしれませんね
「わかるよ でも問題があるんだ -
9:49 - 9:53つい先延ばしに
したくなっちゃうんだよね -
9:54 - 9:572つのモードを行き来できたら
素晴らしいけど 時間がないよ -
9:57 - 10:00ギリギリの一夜漬け
わかっちゃいるんだけど」 -
10:00 - 10:03では ここで少し先延ばし癖について
お話ししましょう -
10:04 - 10:08先延ばしにしている時には
こんなことが起きているようです -
10:08 - 10:12やりたくない対象に
対峙することによって -
10:12 - 10:15脳内の痛みを分析する場所に
-
10:15 - 10:19実際に物理的な痛みが生じます
-
10:19 - 10:22これに対処するためには
2つの方法があります -
10:22 - 10:271つめの方法は
とにかくやり通すことです -
10:28 - 10:29研究によれば
-
10:29 - 10:32先延ばしにしたい気持ちは
数分のうちに消えてしまいます -
10:32 - 10:382つめの方法は気を紛らわせることです
すると どうでしょう -
10:38 - 10:41あっと言う間に 気分が良くなります
-
10:41 - 10:42(笑)
-
10:42 - 10:481回や2回 そうするのは
別に構いません -
10:48 - 10:53ただし 頻繁にとなると
これは中毒のようになってきます -
10:53 - 10:58実際 人生において
問題を起こすことにも なり得ます -
10:58 - 11:00では どう対処すればいいでしょう?
-
11:01 - 11:05とてもシンプルな方法があります
「ポモドーロ・テクニック」を使います -
11:06 - 11:11「ポモドーロ・テクニック」に必要なのは
タイマーだけです -
11:11 - 11:13どんなタイマーでも大丈夫です
-
11:13 - 11:17タイマーを25分にセットして
-
11:17 - 11:19他のものは すべてオフにします
-
11:19 - 11:22インスタントメッセンジャーの類も
全部ダメですよ -
11:22 - 11:27それで25分間 しっかり集中して
仕事をします -
11:27 - 11:3125分なら ほぼ誰でもできます
-
11:31 - 11:35終わったら 何か楽しいことをします
-
11:35 - 11:38数分間 気を抜いて
ちょっとした楽しみを持ちます -
11:38 - 11:41それには こんな効果があります
-
11:41 - 11:44自分で自分の集中力を高めます
-
11:44 - 11:48集中力を磨くようなものです
-
11:48 - 11:52同時に ちょっと気を緩める技も
磨くことになります -
11:52 - 11:55学習プロセスにおいて
-
11:55 - 11:59リラックスも重要だと
ご理解いただけたでしょう -
11:59 - 12:02バックグラウンドで稼動中の
事柄もありますしね -
12:02 - 12:051つだけ注意してください
ポモドーロをやる際に -
12:05 - 12:10こんなふうに言っちゃダメですよ
-
12:10 - 12:13「今から25分で宿題を全部
片づけるぞ」 -
12:13 - 12:15これは間違いです
-
12:15 - 12:20「25分間しっかり集中してやるぞ」
と言うようにしましょう -
12:20 - 12:21そこがポイントです
-
12:22 - 12:25学生たちは
考え違いをしている場合があります -
12:25 - 12:31自分の最大で最高の長所を
-
12:31 - 12:33最大の短所と思っているのです
-
12:33 - 12:35どういうことでしょう?
-
12:35 - 12:38「記憶」を軸に考えてみましょう
-
12:38 - 12:42たとえば あなたの作業記憶が
乏しいとしますね -
12:42 - 12:46物事を頭に留めておくことが
得意じゃないとします -
12:46 - 12:48周りの学生を見ると
-
12:48 - 12:51皆アイデアをすっかり理解して
利用できているのに -
12:51 - 12:53あなたには できません
-
12:53 - 12:59それは意外なことに あなたの創造性が
他の人より豊かだということです -
12:59 - 13:04アイデアをしっかり頭に
留めておけないからこそ -
13:04 - 13:07別のアイデアが
すぐ忍び込んでくるのです -
13:07 - 13:09緊張感が続かないタイプの人は
-
13:09 - 13:14考えがコロコロ変わってしまいますが
これも似たようなもので -
13:14 - 13:16創造性が豊かな場合が多いです
-
13:16 - 13:20新しいアイデアが
次々に入ってくるからです -
13:20 - 13:24もう1つ関連していることがあります
「遅い思考」です -
13:24 - 13:27学生の中には自分と他の学生を比べて
-
13:27 - 13:30こう言う人がいます
「他と比較して自分は実に遅い -
13:30 - 13:34他の学生は言ってみれば
カーレーサーだ -
13:34 - 13:37すごい速度で通り過ぎていく」
-
13:37 - 13:41でもハイキングと考えてみてください
-
13:41 - 13:46確かにカーレーサーはハイカーより
ずっと速く目標に到達できますが -
13:46 - 13:49ハイカーはレーサーと
まったく違う経験をしています -
13:49 - 13:55ハイカーは松の香りを嗅ぎ
手を伸ばして葉に触れることができます -
13:55 - 13:57細い回り道に出会うこともあります
-
13:57 - 14:02いろいろな意味でハイカーは
より深い経験をします -
14:02 - 14:05結論を急ぐことはありません
-
14:05 - 14:07ですから「遅い思考」の人は
-
14:07 - 14:12確かに内容を理解するため 他の人より
頑張らなくてはならないかもしれませんが -
14:12 - 14:16その見返りは多くの場合
十分に価値があるのです -
14:16 - 14:19勉強したことを
確かな熟達の域にまで高めます -
14:20 - 14:25「学習能力に対する幻想」と
呼ばれるものがあります -
14:26 - 14:29どういうことかと言えば
一日中 勉強しても -
14:29 - 14:32無駄になることがあるという意味です
-
14:32 - 14:35効果的な学習法を使っていないからです
-
14:36 - 14:40「テスト不安」というのがありますが
-
14:40 - 14:43驚くほど多くの場合
それが起きるのは -
14:43 - 14:48恐ろしい熊と直面したような
感覚になるせいです -
14:48 - 14:49(笑)
-
14:49 - 14:55自分が内容を熟知していないと
自覚したからなんです -
14:56 - 14:59研究者は動物および人間を調査し
-
14:59 - 15:04学習効果を最大にする方法に関して
有力な知見を示しています -
15:04 - 15:09その1つはシンプルに
運動することです -
15:09 - 15:12運動すると 数日もしないうちに
-
15:12 - 15:17学習と記憶の どちらの能力も
向上させることができます -
15:17 - 15:19これを可能にしているのは
-
15:19 - 15:23神経生理学的な経路であることが
研究によって解明されつつあります -
15:24 - 15:27別の方法は「テスト」です
テストは最高ですよ -
15:27 - 15:31常に自分をテストしてください
自分に小テストを課すのです -
15:31 - 15:34暗記カードを作ります
数学や理科でも構いません -
15:34 - 15:37カードを混ぜて勉強します
場所も変えましょう -
15:37 - 15:40これが次の方法―
「宿題」につながります -
15:40 - 15:46宿題に取り組む時
一気に片づけてはいけません -
15:46 - 15:521回 歌っただけで歌が覚えられますか?
無理でしょう -
15:53 - 15:57自分をテストして
宿題は数日かけて数回やるのです -
15:57 - 16:01歌と同じように頭から
解答が自然に出てくるまでやります -
16:02 - 16:03「思い出すこと」
-
16:04 - 16:06本のページを開いて
-
16:06 - 16:09そこに書いてあることを
覚えようとする時 -
16:09 - 16:12マーカーで色を付ける人が
多いですよね -
16:12 - 16:15ページの上をペンが動くことによって
-
16:15 - 16:18それが頭に入るような気に
させられるのですが -
16:18 - 16:20大抵の場合 そうは行きません
-
16:22 - 16:24だいたいは
また読み直すことになりますが -
16:24 - 16:28それもまた効果がなく
無駄になります -
16:28 - 16:33最も効果の高い方法は
ページを見てから -
16:33 - 16:36目をそらし 思い出せるか
確かめることです -
16:36 - 16:42これによって脳の神経細胞を
しっかりつなぐことになり -
16:42 - 16:47結果的に内容が
よりよく理解できるようになります -
16:47 - 16:52最後に
誤った考え方に騙されないでください -
16:52 - 16:57内容を理解しただけで
熟達に至るという考えは間違いです -
16:57 - 17:00もちろん理解は重要です
-
17:00 - 17:04しかし それは様々な環境で
理解が練習や繰り返しと -
17:04 - 17:06組み合わせられた場合に限ります
-
17:06 - 17:10そうなると学んだことが身に付き
本当の意味で熟達に至るのです -
17:11 - 17:15結びの言葉として申し上げます
-
17:15 - 17:18学び方を学ぶというのは
-
17:18 - 17:22皆さんが手に入れられる道具のうち
最も有力なものです -
17:22 - 17:25自らの情熱に従うだけではダメです
-
17:25 - 17:31その情熱を広げるのです
すると人生は限りなく豊かになります -
17:32 - 17:34(拍手)
- Title:
- 学び方を学ぶ | バーバラ・オークリー | TEDxOaklandUniversity
- Description:
-
工学部の教授バーバラ・オークリーは自らの体験から、数学に苦労する感覚を知っています。彼女は高校の数学や理科では赤点を繰り返し、卒業後すぐに米陸軍に入隊しました。軍隊で昇進するにしろ他のキャリアを探すにしろ、数学の能力やテクノロジーへの理解が欠けているせいで、選択肢が大いに狭められていることに気づいた彼女は、新たな決意を胸に学問の世界へ戻ります。自分がずっと悩まされてきた、まさにその課題を極めるため、自分の脳を鍛え直すことにしたのです。
このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 17:51
![]() |
Emi Kamiya approved Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Mai O accepted Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Mai O edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Mai O edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Mai O edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Emi Kamiya edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Emi Kamiya edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity | |
![]() |
Emi Kamiya edited Japanese subtitles for Learning how to learn | Barbara Oakley | TEDxOaklandUniversity |