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MuseScore 4では、多くの機能やインターフェイスが改良され
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全体的に使いやすく、よりパワフルになりました。
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この動画では、すぐに使い始められるように
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主要な変更点について簡単に概要を説明します。
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まず、MuseScoreの見た目は環境設定から変更できます。
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ここでは、全体のテーマとアクセントカラーを変更できます。
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また、さまざまな種類の視覚障害に対応するために
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カスタマイズ可能なハイコントラストモードを導入しました。
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最も重要な変更の1つは、楽器とパート譜の管理方法です。
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新しいスコアを作成すると
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楽器のリストが新しい楽器パネルに表示されます。
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このパネルでは、いつでも楽器の再配置や
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非表示、カスタマイズができます。
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次に、パート譜はいつでも
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トップバーのこのボタンをクリックするとアクセスでき
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好きなときに開いたり閉じたりできます。
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パート譜に変更を加えたい場合
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例えばこのバイオリンパートにピアノを表示させたい場合は
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楽器パネルで表示できます。
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パート譜での楽器の並び順は自由に決められ
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フルスコアには影響を与えません。
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MuseScore 3では
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譜表の追加と削除、リンク譜表の作成のオプションは
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楽器の追加と削除のポップアップにありましたが
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新しい楽器パネルに移動し
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結果を見ながら変更できるようになりました。
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プレイバックの改善は、MuseScore 4での最大の変更点です。
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新しいオーケストラライブラリのほかに
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VST楽器プラグインにも対応し
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新しいミキサーパネルで楽器に適用できます。
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このパネルでは、VSTi、サウンドフォント、新しいオーケストラライブラリの切り替えも簡単に行えます。
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また、VSTエフェクトの適用もここで行えます。
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VST楽器のサポートはまだ始まったばかりで
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今後数回のリリースで機能を大幅に拡張する予定です。
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SFZのプレイバックの問題のため
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Zerberusシンセサイザーを削除することを決定しました。
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MuseScore 3でSFZファイルをプレイバックに利用していた方は
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SfizzやSforzandoなどの無料のVSTサンプラーの使用をお勧めします。
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また、カスタムプレイバックプロファイルを作成する機能は
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今後のリリースで追加される予定です。
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楽譜の操作方法も一部変更されました。
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特に、小節をダブルクリックすると音符入力モードになります。
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また、小節を選択して再生ボタンを押すことで
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選択した楽器だけを再生することができます。
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また、複数の楽器の小節を選択して再生すると、選択したすべての楽器が再生されます。
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これにより、ミキサーでソロやミュートを何度も切り替える手間が省けます。
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任意の位置からすべての楽器を再生したい場合は
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小節ではなく楽譜上の要素を選択して再生ボタンを押します。
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インスペクタパネルも一新され
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名称がプロパティに変わりました。
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このパネルは、デフォルトでは左側にドックされています。
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位置を変更したい場合は、タブをドラッグして
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他のパネルの隣やスクリーンの反対側に移動できます。
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このパネルのオプションは、少し再構成されました。
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何も選択されていないときは
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空の譜表や楽譜記号の表示/非表示など、複数の便利なオプションが表示されます。
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また、小節を選択すると
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小節の追加や削除がすばやくできる便利なオプションが表示されます。
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MuseScore 3では
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1つの種類の要素だけを選択しないと変更を行えませんでしたが
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MuseScore 4では、何種類の要素が選択されていても
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関連する設定が常に表示されます。
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プロパティパネルには、2つの一般的なオプション
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「プレイバック」と「見た目」があります。
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見た目オプションでは、先頭のスペース、最小距離、オフセットなどを正確に変更できます。
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プレイバックオプションは、選択された要素に関連する再生設定を表示します。
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なお、要素に再生設定が含まれていない場合、このオプションは無効になります。
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例えば、新しいテンポラインを楽譜に追加した場合
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テンポの変化率をここで設定できます。
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プレイバックと見た目のポップアップはどちらも
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別の要素へ移動しても開いたままになるので
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何度も開き直す必要がありません。
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なお、今後のリリースでは
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プレイバック編集のより洗練されたツールを含む新しいパネルの作成を予定しているので
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プロパティパネルのこの領域は変更途中であり、時間をかけてさらに改善される予定です。
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テキストの入力と編集については
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すべてのオプションをプロパティパネルの1箇所にまとめました。
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特殊文字の挿入ボタンもここにあります。
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その他
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MuseScore 3にあった2つのプレイバックパネルは1つにまとめられ
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右上に配置されました。
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このパネルをアンドックすると、シークバーが表示されます。
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この他にも、いくつかの重要なオプションが別の位置に変更されています。
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ワークスペースとコンサートピッチのトグルボタンは
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ビューの切り替えオプションと一緒にボトムバーに表示されるようになりました。
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また、いくつかの機能は
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MuseScore 4と技術的に互換性がありませんが
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これらは今後のリリースで再構築して再導入する予定です。
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特に、楽譜を並べて表示する機能と
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イメージキャプチャツールです。
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最後に、オーディオエンジンの変更により
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異なるスコアの再生の切り替えの効率化のために
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各プロジェクトが別のウィンドウで表示されるようになりました。
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以上、簡単ではありますが、変更点をご紹介しました。
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この他にも
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新しいオーケストラライブラリのダウンロードとセットアップ方法や
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大規模な譜面作成機能の改善点など
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さまざまな動画でご紹介しています。
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MuseScore 4の開発を行った理由のひとつは
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将来的な改良をより迅速に行うために
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適切な技術的土台を得ることでした。
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そのため、近日中に多くのアップデートが行われる予定です。
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もし、これらのアップデートに興味があれば
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チャンネル登録をよろしくお願いします。
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ありがとうございました。