WEBVTT 00:00:04.016 --> 00:00:07.663 line:1 MuseScore 4では、多くの機能やインターフェイスが改良され 00:00:07.703 --> 00:00:11.366 line:1 全体的に使いやすく、よりパワフルになりました。 00:00:11.400 --> 00:00:14.149 この動画では、すぐに使い始められるように 00:00:14.183 --> 00:00:18.166 主要な変更点について簡単に概要を説明します。 00:00:18.200 --> 00:00:22.766 まず、MuseScoreの見た目は環境設定から変更できます。 00:00:22.800 --> 00:00:25.966 ここでは、全体のテーマとアクセントカラーを変更できます。 00:00:26.000 --> 00:00:29.549 また、さまざまな種類の視覚障害に対応するために 00:00:29.583 --> 00:00:32.499 カスタマイズ可能なハイコントラストモードを導入しました。 00:00:32.533 --> 00:00:37.116 最も重要な変更の1つは、楽器とパート譜の管理方法です。 00:00:37.150 --> 00:00:39.146 新しいスコアを作成すると 00:00:39.180 --> 00:00:42.666 楽器のリストが新しい楽器パネルに表示されます。 00:00:42.700 --> 00:00:44.416 このパネルでは、いつでも楽器の再配置や 00:00:44.450 --> 00:00:47.166 非表示、カスタマイズができます。 00:00:47.200 --> 00:00:49.566 次に、パート譜はいつでも 00:00:49.600 --> 00:00:51.966 トップバーのこのボタンをクリックするとアクセスでき 00:00:52.000 --> 00:00:54.949 好きなときに開いたり閉じたりできます。 00:00:54.983 --> 00:00:56.749 パート譜に変更を加えたい場合 00:00:56.783 --> 00:01:00.149 例えばこのバイオリンパートにピアノを表示させたい場合は 00:01:00.183 --> 00:01:02.349 楽器パネルで表示できます。 00:01:02.383 --> 00:01:05.482 パート譜での楽器の並び順は自由に決められ 00:01:05.516 --> 00:01:08.049 フルスコアには影響を与えません。 00:01:08.083 --> 00:01:09.966 MuseScore 3では 00:01:10.000 --> 00:01:13.316 譜表の追加と削除、リンク譜表の作成のオプションは 00:01:13.350 --> 00:01:16.566 楽器の追加と削除のポップアップにありましたが 00:01:16.600 --> 00:01:19.016 新しい楽器パネルに移動し 00:01:19.050 --> 00:01:21.782 結果を見ながら変更できるようになりました。 00:01:21.816 --> 00:01:25.516 プレイバックの改善は、MuseScore 4での最大の変更点です。 00:01:25.550 --> 00:01:27.516 新しいオーケストラライブラリのほかに 00:01:27.550 --> 00:01:29.816 VST楽器プラグインにも対応し 00:01:29.850 --> 00:01:32.966 新しいミキサーパネルで楽器に適用できます。 00:01:33.000 --> 00:01:38.566 このパネルでは、VSTi、サウンドフォント、新しいオーケストラライブラリの切り替えも簡単に行えます。 00:01:38.600 --> 00:01:41.116 また、VSTエフェクトの適用もここで行えます。 00:01:41.150 --> 00:01:45.516 VST楽器のサポートはまだ始まったばかりで 00:01:45.550 --> 00:01:49.549 今後数回のリリースで機能を大幅に拡張する予定です。 00:01:49.583 --> 00:01:52.349 SFZのプレイバックの問題のため 00:01:52.383 --> 00:01:55.449 Zerberusシンセサイザーを削除することを決定しました。 00:01:55.483 --> 00:01:59.599 MuseScore 3でSFZファイルをプレイバックに利用していた方は 00:01:59.633 --> 00:02:04.949 SfizzやSforzandoなどの無料のVSTサンプラーの使用をお勧めします。 00:02:04.983 --> 00:02:08.939 また、カスタムプレイバックプロファイルを作成する機能は 00:02:08.980 --> 00:02:10.666 今後のリリースで追加される予定です。 00:02:10.700 --> 00:02:12.799 楽譜の操作方法も一部変更されました。 00:02:12.833 --> 00:02:16.699 特に、小節をダブルクリックすると音符入力モードになります。 00:02:16.733 --> 00:02:20.016 また、小節を選択して再生ボタンを押すことで 00:02:20.050 --> 00:02:22.749 選択した楽器だけを再生することができます。 00:02:22.783 --> 00:02:27.516 また、複数の楽器の小節を選択して再生すると、選択したすべての楽器が再生されます。 00:02:27.550 --> 00:02:32.566 これにより、ミキサーでソロやミュートを何度も切り替える手間が省けます。 00:02:32.600 --> 00:02:34.816 任意の位置からすべての楽器を再生したい場合は 00:02:34.850 --> 00:02:39.382 小節ではなく楽譜上の要素を選択して再生ボタンを押します。 00:02:39.416 --> 00:02:41.966 インスペクタパネルも一新され 00:02:42.000 --> 00:02:43.716 名称がプロパティに変わりました。 00:02:43.750 --> 00:02:47.716 このパネルは、デフォルトでは左側にドックされています。 00:02:47.750 --> 00:02:51.066 位置を変更したい場合は、タブをドラッグして 00:02:51.100 --> 00:02:54.382 他のパネルの隣やスクリーンの反対側に移動できます。 00:02:54.416 --> 00:02:57.266 このパネルのオプションは、少し再構成されました。 00:02:57.300 --> 00:02:58.586 何も選択されていないときは 00:02:58.624 --> 00:03:05.149 空の譜表や楽譜記号の表示/非表示など、複数の便利なオプションが表示されます。 00:03:05.183 --> 00:03:06.243 また、小節を選択すると 00:03:06.263 --> 00:03:10.166 小節の追加や削除がすばやくできる便利なオプションが表示されます。 00:03:11.800 --> 00:03:12.766 MuseScore 3では 00:03:12.800 --> 00:03:16.266 1つの種類の要素だけを選択しないと変更を行えませんでしたが 00:03:16.300 --> 00:03:18.716 MuseScore 4では、何種類の要素が選択されていても 00:03:18.750 --> 00:03:21.266 関連する設定が常に表示されます。 00:03:21.833 --> 00:03:24.266 プロパティパネルには、2つの一般的なオプション 00:03:24.300 --> 00:03:26.016 「プレイバック」と「見た目」があります。 00:03:26.050 --> 00:03:32.366 見た目オプションでは、先頭のスペース、最小距離、オフセットなどを正確に変更できます。 00:03:32.400 --> 00:03:36.799 プレイバックオプションは、選択された要素に関連する再生設定を表示します。 00:03:36.833 --> 00:03:40.949 なお、要素に再生設定が含まれていない場合、このオプションは無効になります。 00:03:40.983 --> 00:03:44.149 例えば、新しいテンポラインを楽譜に追加した場合 00:03:44.183 --> 00:03:47.749 テンポの変化率をここで設定できます。 00:03:47.783 --> 00:03:50.949 プレイバックと見た目のポップアップはどちらも 00:03:50.983 --> 00:03:53.599 別の要素へ移動しても開いたままになるので 00:03:53.633 --> 00:03:56.199 何度も開き直す必要がありません。 00:03:56.233 --> 00:03:57.899 なお、今後のリリースでは 00:03:57.933 --> 00:04:02.899 プレイバック編集のより洗練されたツールを含む新しいパネルの作成を予定しているので 00:04:02.933 --> 00:04:08.499 プロパティパネルのこの領域は変更途中であり、時間をかけてさらに改善される予定です。 00:04:08.933 --> 00:04:11.049 テキストの入力と編集については 00:04:11.083 --> 00:04:14.349 すべてのオプションをプロパティパネルの1箇所にまとめました。 00:04:14.383 --> 00:04:18.399 特殊文字の挿入ボタンもここにあります。 00:04:20.333 --> 00:04:21.399 その他 00:04:21.433 --> 00:04:25.782 MuseScore 3にあった2つのプレイバックパネルは1つにまとめられ 00:04:25.816 --> 00:04:28.349 右上に配置されました。 00:04:28.383 --> 00:04:32.182 このパネルをアンドックすると、シークバーが表示されます。 00:04:32.216 --> 00:04:36.116 この他にも、いくつかの重要なオプションが別の位置に変更されています。 00:04:36.150 --> 00:04:38.866 ワークスペースとコンサートピッチのトグルボタンは 00:04:38.900 --> 00:04:44.216 ビューの切り替えオプションと一緒にボトムバーに表示されるようになりました。 00:04:44.250 --> 00:04:47.166 また、いくつかの機能は 00:04:47.200 --> 00:04:49.666 MuseScore 4と技術的に互換性がありませんが 00:04:49.700 --> 00:04:52.899 これらは今後のリリースで再構築して再導入する予定です。 00:04:52.933 --> 00:04:55.566 特に、楽譜を並べて表示する機能と 00:04:55.600 --> 00:04:57.382 イメージキャプチャツールです。 00:04:57.850 --> 00:05:01.016 最後に、オーディオエンジンの変更により 00:05:01.050 --> 00:05:05.166 異なるスコアの再生の切り替えの効率化のために 00:05:05.200 --> 00:05:08.782 各プロジェクトが別のウィンドウで表示されるようになりました。 00:05:08.816 --> 00:05:11.616 以上、簡単ではありますが、変更点をご紹介しました。 00:05:11.650 --> 00:05:13.016 この他にも 00:05:13.050 --> 00:05:16.216 新しいオーケストラライブラリのダウンロードとセットアップ方法や 00:05:16.250 --> 00:05:18.916 大規模な譜面作成機能の改善点など 00:05:18.950 --> 00:05:21.166 さまざまな動画でご紹介しています。 00:05:21.200 --> 00:05:23.116 MuseScore 4の開発を行った理由のひとつは 00:05:23.150 --> 00:05:25.216 将来的な改良をより迅速に行うために 00:05:25.250 --> 00:05:28.066 適切な技術的土台を得ることでした。 00:05:28.100 --> 00:05:31.316 そのため、近日中に多くのアップデートが行われる予定です。 00:05:31.350 --> 00:05:33.816 もし、これらのアップデートに興味があれば 00:05:33.850 --> 00:05:35.216 チャンネル登録をよろしくお願いします。 00:05:35.600 --> 00:05:37.049 ありがとうございました。